プロパー融資においても経営者保証を付く形での融資というふうになるので、まず最低限そこはクリアしておきたいよねということがあろうかと思います。
だから反対にやっておきたくないことをチョコピックするとどういったものが挙げられますか?
やっぱり一言で言っちゃうと財務リスクが高いということだと思うんですよね。
財務長官もそれに当たると思うんですけど、財務長官になっている状態だとなかなか金融機関が見えた時スタートラインがすごい後ろになっちゃうみたいな感じになるので、
例えばエクイティファイナンスをしてからちゃんと決算を挟んで融資の相談をするとか、そうするとエクイティが入っていることによって財務長官が例えば解消されるんだったら、
それから融資の相談をするというふうにしないとなかなかPLが良くても話を聞いてもらえないので、
そういったエクイティを挟んで決算みたいなことをタイミングとしてやるとかですね。
あるいは過度な借り入れですね。
例えば役員とかエンジェル投資家さんとか知人とかから借り入れをしてしのぐということもあろうかと思うんですけど、
こういった借り入れが肩になっていると、やっぱりそれがどこからだろうと基本的に追加の融資というのは難しくなっちゃう。
これは財務長官と同じ話なんですけど、これは良くないよねということだろうかと思います。
もし岡田さんが過去ご支援されてきたりとか、知っていらっしゃる事例みたいな中で、
あ、なんかめちゃくちゃ金融機関さんと上手に付き合ってるな、この事業主さんみたいなふうに感じた事例とかってあったりしますか?
これはですね、タイミーさんですね。
2024年に上場するまでの間に、CFOのヤギさんという方が3桁億円の融資、または融資の枠というのを獲得してるんですけど、
レーターステージに入ってですね、2021年のエクイティファイナンスを最後に上場までの数年間、もうデッドファイナンスだけで急成長してるんですよね。
ヤギさんがCFOに就任されてから、ヤギさんのお話ですと毎月、何なら月に数回ですね、金融機関の方とコミュニケーションを重ねて、
予実ですね、予算と実績というのをしっかり当ててますよね、しっかりクリアしてますよねということを伝え続けて、コミュニケーションし続けて、
関係性を構築して、だからこう、計画に信頼性がありますよねっていうところで理解してもらって、
非常に大きな融資を、しかも非常に高条件で獲得したっていう、それもやっぱり1年ぐらいかけてです。
コミュニケーションし続けた結果の、やっぱり大きな融資の調達という話なので、
これもヤギさんが元金融機関出身だから、じゃあ1ヶ月でできたかというとそういうことではないと、
やっぱり上手にコミュニケーションを取り続けて、結果ですね、やっぱり大型調達でできたと。
これはもちろんタイミンさんの成長とか事業モデルとかも大きく影響しているので、
皆さんが皆さん全部そうできるかというとそうじゃないんですけれども、
学べることがあるとすると、やっぱり密にコミュニケーションを取り続けたっていうところにあろうかなというふうに思います。
まさに前半で挙げていただいた、やっておきたいことを全てやっていらっしゃって、
案外その銀行さんとの関係をつくという、すごい泥臭いところが聞いていらっしゃったような、もう顕著な事例という感じですかね。
おっしゃる通りですね。
ありがとうございます。
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