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おはようございます。このチャンネルは農業の困りごとを解決する井澤商店井澤が、水稲栽培に特化した情報をお届けするチャンネルです。
今日は元肥の考え方、一発肥とかね、分肥とかあるんですけど、元肥の考え方についてお話をしていきます。
本題に入る前に一つお知らせです。
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元肥でね、みなさん最近こういわゆる一発肥っていうのをね、よく使われていると思うんですけど、この一発肥の考え方についてちょっとお話をしたいと思います。
これ一発肥って誰が言ったのかね、分からないんですけど、この一発肥さえ使っておけば、もうあとは何もいらないのかというふうにね、思うようなこの名前なんですけど、実際はそうではないんですね。
お米っていうのは、窒素、磷酸、カリっていう3つの肥料を使って、他にもね、微量要素とか駆動とか石灰とかいろいろあるんですけど、メインは窒素、磷酸、カリの入った肥料を使います。
あの肥料の裏を見るとね、数字が14、14、14とか、12、10、10とか、最近ですと20、10、10とか、25、10、10とかね、いろんな数字が書いてあると思うんですけど、あれ左から順番に窒素と磷酸とカリの順番で書いてあります。
で、その14っていうのは14%入ってますよと。20キロのうちの14%の窒素ですよ、磷酸ですよ、カリですよっていう、そういう形ですね。ですから、14、14、14の肥料であれば、窒素が20キロの14%の2.8キロ。で、カリも20キロの14%で2.8キロ。
ごめんなさい、磷酸ですね。窒素、磷酸、カリの順番で左から書いてあるので、磷酸も2.8キロ、カリも2.8キロ入ってるという、そういう肥料になってます。
で、この一発越えっていうのは、いわゆるコーティング肥料っていう風に言われるんですけど、コーティング肥料って何がコーティングされてるのかっていうと、その窒素、磷酸、カリのうちの窒素だけがコーティングされてます。
で、何をコーティングしてるのかっていうと、磷素っていう肥料ですね。磷素は水に溶けやすい肥料なんですけど、その磷素をプラスチックとか、最近はそのプラスチック、マイクロプラスチック問題とかいろいろあるので、硫黄とかいろんなものでコーティングっていうのをしてますね。
で、そのコーティングをして、その中の磷素が水温25度の状態で何日かけて80%以上溶出、溶けて外へ出てくるかっていうので、何日タイプっていう風な、そういう風に決まってます。
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ですから、14、14、14の100日タイプの一発越えっていうのは、磷素14%がすべて、その2.8キロですね、14%でしたら2.8キロの磷素のすべてが100日かけてダラダラ出てくるのかっていったらそうではなくてですね、その肥料の中に普通の化成肥料ですね。
コーティングのされてない、いわゆる普通の化成肥料が、例えば6割入ってます。で、その残りの4割が100日間かけて、磷素がちょろちょろ出てくるコーティングの肥料が入ってますっていうようなね、一般の化成とコーティングの肥料っていうのが混ざってます。
で、その一般の化成の部分にある磷酸カリが残りの14、14ですね。ですから、実際はどういう考え方かっていうと、化成肥料をもとごろに使って、あとは水肥を窒素だけでちょろちょろちょろちょろちょろちょろちょろこう追加していってるみたいな、そんなイメージの聞き方をしてます。
ですから、磷酸が同じように100日かけて出てるとか、カリが100日かけて出てるとかではないですし、14%の肥料全てが、14%の窒素全てが100日かけて出ていってるというものでもないんですね。
で、ということは、昔、分肥っていう、一発越えって言われるコーティング肥料がなかった時ですね、分肥っていう考え方でお米を作ってました。分肥っていうのは、もと越えを入れて、次調節越えを入れて、穂越えを入れて、実越えを入れてっていう、そういう考え方でした。
で、これをその一発越えって言われるコーティング肥料を使って、もと越えは化成の部分で補って、調節越えは入ってないです。で、穂越えの部分と実越えの部分に窒素だけが溶け出してくる、溶け出してくるという、ずっとその時期にも窒素肥料が効いているという、そういう考え方で作られているのが、このいわゆる一発越えと言われるものです。
で、この一発越えっていうのは、何回もお話をしてますけど、窒素成分だけが、もと越えの時期と穂越えの時期と実越えの時期に効いてくれるので、それ以外の林産狩りっていうのが、もう途中で切れてしまってるんですね。
ですから、なかなかそういう作り方では、昔のような高品質で食味の良いお米をたくさん取るっていうのは、正直難しいです。
でも、これ環境がね、そこそこ悪くなければっていうのは、分かりやすく言うと、誰が作っても上手にお米が作れるというような環境下では、この一発越えっていうのを使っても、まあまあそこそこ普通にお米は取れてたんですね。
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なんですけど、今問題になっている高温障害っていうやつですね。夏が暑すぎてお米の品質が落ちてくるという時には、やっぱり窒素だけを後で補うっていうのでは、ちょっとお米にとっては、人間で言うと朝はご飯とおかずがあるけど、昼ご飯と晩ご飯はお米だけみたいな、そんなイメージで考えていただくと、
どれぐらいお米にとって快適ではないかと、うれしい環境ではないかっていうのが想像していただけるかなというふうには思います。
伊沢商店、毎回お話をしてますけど、収量をただ取るだけではなくて、値段に見合った品質美味しいお米を取っていくっていうのが大前提になっています。
一発越えを否定しているわけではないんですけど、この一発越えっていう名前でね、それだけを入れれば他と変わらない、今までと変わらないお米が取れるっていうふうに誤解されている農家さんが結構いらっしゃるので、そこは考え方をちょっと改めていただけたらなというふうに思っています。
結局一発越えというのは窒素だけを後ろで効かすものですから、やっぱり美味しいお米をしっかりと収量を取っていこうっていう考え方であれば、調節越えの時期に林産とか刈りとか計算とかっていうのが入った肥料を使っていただいて、また穂越えの時期にはこの一発越えの窒素が効いているので、そこはそのまま入れなくてもいいですけど、
25度で何日っていうふうに先ほどお話をしたんですけど、今もその25度ってはるかに上回っているので、やっぱり100日タイプの肥料を使っても100日まで持たないんですよね。
ですから考え方でいくと、もと越えと穂越えの窒素は一発越えでカバーできるんですけど、実越えの部分の窒素がもう切れてないので、やっぱりその分は補ってやる方がいいお米、美味しいお米をしっかり取れますよというところで、一発越えを使ったとしても調節越えは入れた方がしっかり収量も取れますし品質も上がりますし、
あと見越えを入れた方がより高温障害を受けないきれいなお米がしっかりとたくさん取れますよというところで、ちょっと一発越えという名前に振り回されるのではなくて、しっかりといいお米を作るために必要な知識としてこういう考え方を持っていただけたらなというふうに思います。
最後にもう一つだけお知らせです。水道栽培で米作りを見直したい、もっと収量を増やしたいと考えている方へ向けてお得な情報を概要欄の公式LINEで不定期発信しておりますので、興味のある方は概要欄の公式LINEから追加してみてください。水道栽培のヒントが満載なので、ぜひ友達追加して受け取ってみてくださいね。
最後までお聞きいただきありがとうございました。次回も具体的で実践的な内容をお届けしていきますので、ぜひ楽しみにしていてください。伊沢翔天沢でした。