株間の選択肢
おはようございます。このチャンネルは、農業の困りごとを解決する井澤商店井澤が、水稲栽培に特化した情報をお届けするチャンネルです。
今日は、植付けの株間が広い方が良いのか狭い方が良いのか、というお話をしたいと思います。
最近、草食が流行っているので、皆さん広めに植えてらっしゃるんですけど、その広めに植えることのメリット・デメリットも含めてお話をしたいと思いますので、楽しみに聞いてください。
本題に入る前に一つお知らせです。水棟栽培で米作りを見直したい、もっと収量を増やしたいと考えている方へ向けて、具体的なノウハウやお得な情報を公式LINEの方でお届けいたしますので、概要欄のリンクからお友達追加していただけますと幸いです。
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それでは本題です。
植え付けの株数とか、例えば壺あたり37株というのが一番草食で、これ30センチ角で植えるサイズになります。
42株とか45株、50株、60株というふうな設定が田植え機でできるようになっているんですけど、
昔40年も前の田植え機は80、70、60の3つぐらいの切り替えがあったりしていました。
壺80株というと本当に狭くて、今でも寒冷地域、島根県とか、雪の降るような寒い地域はかなり狭く植えています。
これ狭く植える理由はいつもお話ししています。
壺あたりの有効分欠本数を確保するためです。
寒い地域の田植えというのは、やっぱり植えた時に気温が低いので分欠がどうしてもしにくいんですね。
なので、狭く植えて壺あたりの本数をたくさん取るというふうな対策を取っています。
逆に兵庫県の稲見町とかは、去年は田植えの時期に暑すぎて高温障害が出た。
高温障害で分欠が少なかった、みたいなことが起こるような地域です。
こういう地域は分欠がしっかり取りやすいので、広く植えてもそれほど問題はないんですが、
やっぱり壺あたりの有効分欠本数を確保するというところをしっかりと考えていくと、品種によっては、
狭く植えるメリットとデメリット
組織にすると全然本数が確保できないということがあります。
前回の投稿で、木の光は分欠しにくい品種なので、狭く太く植えた方が終了ゾーンにつながりますよというお話をさせていただいたんですが、
分欠のしやすいコシ光とか日の光であったとしても、あまり広く細く植えると、
田植えしてから、その生育転換というんですけど、
穂を作り始めるまでの期間に十分な分欠が取れない場合は、終了が少なくなってしまいます。
組織でしっかり分欠を取るやり方をしていくのもいいんですが、
今年は米価も高いので、少しでもしっかりと取っていこうということであれば、
以前にお話をしたように、炭あたり20枚とか18枚とかをしっかり植えていって、
9票10票というお米の収穫を狙っていくというのも、
十分、農業収益を上げていく上で、価値のあることじゃないかなと思いますので、
ここ数年は、特にちょっと粗食に走っていた方も、
もう少し狭く植えてみるという考え方を取り入れてみられたらいいかなと思います。
粗食のデメリットというのは、分欠が取れないときに、
壺あたりの有効係数が確保できずに、終了が少なくなってしまうというところにあります。
これを元栽培を増やすとか、早く植えるとか、いろんな対策はもちろんあるんですけど、
まずそういうデメリットがあるということを念頭に置いていただいて、
可能であれば、あまり粗食しすぎないということをお勧めします。
今度逆に、密食の場合のデメリットですね。
これは田植えしてから中干しに入るまでの間に、ちょうど梅雨の時期にあたるんですが、
どん天が続く梅雨の年というのは、やっぱり狭く植えると早くに葉っぱ同士が陰を作りあってしまって、
植物の高剛性で作れるエネルギーの量が減ってしまうことで、
結果として茎の細い稲になったりとか、粒数の少ない稲になったりとかということで、
狭く植えても逆に収量がそれほど思うほど増えないというような結果につながる場合があります。
広く植えるメリットとデメリット
狭く植えてたくさん取るからということで、肥料をたくさん入れる。
そういう場合にどん天が続くと、肥料が多すぎて、かつ日当たりが悪くて、かつ湿気が多くて、
温度だけが高くなってくるというような病気の出やすい環境を作ってしまうことになります。
ですからおすすめとしては、4月、5月に今でしたらインターネットで3ヶ月予報とか、
ちょっと長期予報を見ていただいて、雨の多い梅雨なのか、雨の少ない梅雨なのか、
温度の高い1ヶ月、田植え後の1ヶ月ぐらいが温度が高いのか低いのかという、
ちょっとそこを田植えの前にネットで長期予報で確認をしていただいて、晴れが続くような年であれば、
思い切ってもっと狭く植えられても、全然お米の品質に影響なく収量をしっかり狙っていけるのでおすすめします。
逆に、どん天続き長雨の梅雨という予報でしたら、ちょっと収量を狙っていくよりも、
むしろ少し広めに植えてでも病気にかかりにくいお米作りというのを選択されるといいのではないでしょうか。
広く植えるデメリット、狭く植えるデメリットというのをお話ししたのですが、
広く植えるメリットで何かというと、
単純にお米の品質とか動向というよりも、田植えで使用する稲の苗の枚数が極端に少なくできるので、
特に大面積の方で、稲の苗を300枚とか500枚とか1000枚とかというふうな田植えをされる方の場合は、
やはり一旦あたりに使う苗の枚数が少ないというのは、
作業性もアップしますし、後の片付けとか、苗箱を洗ったりとか、
そういう人手が必要になってくるような作業的なものも軽減できるので、
そういう意味では、草植で苗の枚数を減らすというのはメリットにつながります。
どちらを取るかですね、収量を取る代わりに手間が増えるか、
手間を増やさない代わりに収量を狙わないかという、そういう選択になるかと思います。
逆に狭く植える、狭くと言ってもマックス60株ぐらいかなと、今の時代はね。
50株とかぐらいで植えられるといいかなと思うんですけど、
狭く植えるメリットは、単純に収量が取りやすいということと、
天候が良ければ品質を落とさずに、収量をしっかりと取っていくことができる。
この天候というのは、植えてから1ヶ月ぐらいの間の天候ですけどね。
ということで、この広く植えるか、狭く植えるかということのメリット、デメリットを
天秤にかけて、ご自身の今年の稲作の最終の着地点をどういうところに持っていくのか、
というところをしっかりと考えていただくと、より良いお米づくりにつながると思いますので、参考にしてください。
最後にもう一度だけお知らせです。
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最後までお聞きいただきありがとうございました。
次回も具体的で実践的な内容をお届けしていきますので、ぜひ楽しみにしていてください。
伊沢翔天、伊沢でした。