村田沙耶香の衝撃的な作品
おはようございます、りこです。このラジオでは、AIとSNSで働き方を変えた元社畜ママが、AI時代をしなやかに生きるAI活用術やマインドについてお届けしております。
はい、ということで皆さんおはようございます。1月の3日ですね。もう仕事を始められた方2日目、体調大丈夫でしょうか。
私はですね、ちょっと今ごめんなさい、まだお布団の中にいるんですけど、今日ですね、佐賀から大阪に帰るので、そろそろ起きなきゃなと思っているところでございます。
11時くらいかな、新幹線の時間あるんですけど、ただね、昨日まだ夜寝ちゃってですね。
昨日ちょっと夜、中高生さんの添削とかが終わって、まだ11時半くらいかな、まではやってたんですけど、寝まして。
朝4時半くらいに目が覚めちゃって、そこからちょっと本をね、聞いてたんですけど、その本がね、やっぱね、すっごいね、ほんまにすごかったんで、朝からノートをね。
これはちょっとAIを使わずに、自分の言葉で書こうかなと思って、手でスマホで布団の中で書いて、さっき公開して、それのお話をしようかなと思います。
村田沙耶香さんというか、女性の作家さんが書かれた、世界99という本を皆様ご存知でしょうか。
信じられないくらい長い本ですね。信じられないくらい長いんですけど、上下巻で、上巻が多分2400円くらいするのかな、Kindleでも。
死ぬほど長いですね。私オディブルって聞いてたんですけど、めっちゃめっちゃ長かった。
ずっとね、夜寝る前とかに聞いてたから、全部が全部あれなんですけど、ただですね、衝撃的すぎて。
結論があると言うとね、久々に本を読んでね、気持ち悪いと思いましたね。
ピョコルンの描写
それは、その作品を非難してるわけではなくて、村田さんって、私あんまり読んだことなかったんですけど、すごいんですよ。
しかも文章じゃなくて、オディブルで耳で聞いてるだけで、目の前に本当にありありと情景が浮かぶんですよ。
で、その文章力の高さ、表現力の精密さっていうんですか、っていうのが本当に素晴らしくて、それが素晴らしいがゆえにですね、あまりに生々しくて、めちゃめちゃ気持ち悪いんですよ。
いや本当にね、なんていうのかな。でね、これなんで気持ち悪いのかなとか、怖いなとか、ザワザワするというか、ショックみたいな感じのオンパレードなんですけど、これでもね、なんでかなと思ったんですよ。
で、なんで私がこんなにショックを受けてるかっていうのが、世界99のあらすじがわからないと、多分皆様も伝わらないと思うので。
ノートはね、ちょっとネタバレを含みますっていう形で書いてるんですけど、この放送ではなるべくネタバレを含まない程度にちょっとあらすじをね、ご紹介しようかなと思いますが。
そらこというですね、女性が主人公です。で、全部ネタバレしないのは無理なんですけど、そらこさんって人によって、自分のなんていうのかな。
最初は人によって、相手によって、相手が望むような世界というか、理想像みたいなものを感知してトレースして、それにうまく交互させていくような、そういう逆に空気がものすごい読めるみたいな感じの女性っていう物語でね、進んでいくのかなって思ってたんですよ。
そらこの主人公なんですけど、で、ピョコルンっていう生き物が出てくるんです。ピョコルンっていう生き物が何かというと、毛並みが白い毛並みで目がクリッと大きくて、で、手足が6本あるんですね。
で、四足歩行で歩くんですけど、首のアルパカみたいな感じですかね。作者さんがイメージ書いてあるやつ見たんですけど、アルパカみたいな感じの首がそんなに長くないんですけど、アルパカみたいな感じで首元にもう一個手がブランって、こうなんていうのがある感じと思っていただけたらいいかなと思うんですけど。
ピョコルンっていう動物、生き物と人間が共存しているような世界なんですね。
そのピョコルンがですね、ただ単に家事とかも手伝える、そういう生き物なのかなって思ってたんですけど、物語が進むにつれてそいつが、もうなんていうのかな。
もうね、すごいんですよ。ピョコルンなんですよ。世界が。世界が。これで読んでほしいんですけど。
え?ピョコルンって、え?みたいな感じに最後なっていくんですけどね。
でね、このピョコルンの描写がすごい気持ち悪いんですよ。
でね、なんで気持ち悪いのかなって思ったんですけど、ピョコルンが何者かっていうのだけ、ちょっとこれがわからないとこの話ができないので、それだけちょっとお話しさせていただきます。
絶対知りたくない人はもうここで放送止めてほしいんですけど、ピョコルンはですね、まず家事をします。
家事もするんですけど、要は性の吐け口なんですよ。男女問わず。
対男性対女性に対しても性的な対応ができるんです。ピョコルンって。
そしてかつ妊娠出産を女性の代わりにするんです。そいつが。人間の子を産むんです。ピョコルンが。
っていう世界なんです。もうそれだけでちょっとでもさ、気持ち悪いと思うじゃん。
でもね、これなんて気持ち悪いのかなと思ったら結局、人間のエゴみたいなものを全部そいつが受け止めてるんですよ。
生きていく上に必要な家事とか、家を整えるとか、特に女性が今まで引き受けてきているもの。
家事という労働力、性欲の吐け口、そして命がけで行う妊娠出産。
そういうのを全部ね、ピョコルンに押し付けてるんですよ。
それで成り立ってる世界なのね。それがさ、めちゃめちゃ気持ち悪いんですよ。
でもこれってさ、なんて言うのかな。それが気持ち悪い、それが成り立ってるのを見てるっていうのが、
同族敬語じゃないんだけど、でも結局それってさ、ピョコルンが受け負ってることを、
もしそれを一人の人間として見たら、それって私たちがやってることと一緒なんですよね。
で、それってこんな風に世界で見えてるのかっていう感じの描写で進んでいくんですよ。
すごくショックなのね。別にそれが全世界がもちろん全員そうじゃないって思ってるんだけど、
そうなんだけど、でもあれでもさ、もしかしてそうな、みたいな感じで。
すごいショックだった。
それは別に村田さんがそう思ってるとかじゃなくて、たぶんね、そうじゃなくて、
ある種問題地域というか、人間のエゴって凝縮するとこんな感じなんかみたいな。
家事も育児もしてくれて、性欲の吐き口も異常とか、尋常じゃない、自分が受けたくもないような性欲の吐き口を受けて、
そして痛みを伴わないけど、自分の子供が生まれてほしいみたいな。
そういうのを全部一つに凝縮しちゃうような生き物なんですよ。
娯楽としての悲しみ
だからさ、すっごい怖くて。
でもさ、なんか、技術が進歩して倫理観が塗り替えられたら、これが良しとされるのかみたいな。
っていうのが、それが本当にありありとリアルに描かれてるんですよ。
すごい怖くて。
それが怖くて、ありえないことでもないから気持ち悪いんですよね、たぶん。
いや、すっごい良かったよ。
それがまずめちゃめちゃ気持ち悪かったのと、これは別にほんまに言葉にはなってないかもしれないけど、
村田さんの文章力が本当にすごいですね、作品として。
めちゃめちゃすごいよ。
描けないって、あれ。
私も今このなんと見えない感情を何とかして言葉にしようとしたんですけど、出てこない。
本当に。
よう描けるな、あんなものって思いました。
すごい。
でもね、もう一個はね、本当にショックだった。
ショックっていうか、そうかと思ったのが、あのね、かわいそうは娯楽っていう表現が出てくるんですよ。
かわいそうは娯楽。
これはね、終盤で出てきてちゃんと聞いてたからっていうのもあるかもしれないですけど、
結構痺れた。
痺れたっていうか、脳天ガーンって突き破られたというか、
要は、私多分すごい幸せなんですよ、今。
めちゃめちゃ。
仕事もね、大変だけど上手くいってて、かわいい子供たちがいて、
遠くに離れてるけど、まあ、他者でというか元気な主人がいて優しくてね。
ご両親もね、今沢のご両親も本当に優しい人たちで、
ご両親も健在で、
友人たちの恵まれて温かい家もあって、かわいい猫もいて、
絵に描いたような幸せな人生を送ってるんですけど、
そういう時に疲れたりすると、ものすごく泣きたくなる瞬間がある。
で、その泣く時の、
要は、悲しい、かわいそう、なんていい話なんだろう、
幸せになってほしいみたいな、
そういう感情から涙を流すという、
それって娯楽なんだっていうことに、
はっ!って気づかされたというか、
要は惜しんから始まり、
私たちって実は自分以外の自分よりも弱くて、
傷つきやすくて、
悲しんでいて、不幸だと思っている、
そういう普段は見えてない存在に対する物語に、
感動させられてるんですよね。
そして泣いてるんですよ。
それってね、娯楽になると思うんですよっていう表現が出てくるんですよね。
それは将来的に、
みんながみんな同じような人間になっていく世界がやってくるんですけどね、
詳細はすごく衝撃的なので、
ぜひ聞いていただきたいから詳細は割愛しますが、
感情の葛藤
みんながみんな同じような感じになっていくんですよ、世界が。
そうすると汚い言葉とか、不の感情、
要は今みたいな気持ち悪いとか、
妬み、嫉妬、悲しみ、憎悪、怒り、
そういうのが哀れみとか、
そういう感情がなくなっていく。
だからこそ、でも、
そういうものに触れて、
涙を流して感動するっていうのって、
心がすっきりするじゃないですか。
だから娯楽になっていくと、
かわいそうって娯楽になっていくと思うんですよっていうシーンが出てくるんですけど、
これはね、
なんていうのかな、
こうみんなが、
気づかないフリをしてて、
言葉にしたことも、
多分言語化したこともない、
だけど、思ってるよねっていう、
なんていうか、こう突きつけられたというか、
見ないように蓋を閉めてたのに、
ガンって目の前に突きつけられたかのような衝撃を受けましたね。
ああ、
うん、そうかもしれないね。
感動の暴力っていうんですか、
お涙ちょうだいじゃないけど、
あなたたちこういうの好きでしょ。
ほら、泣きなよ、感動しなよ。
で、すっきりしたらいいじゃん、みたいな。
そういうのを目の当たりにした時に、
まんまとハマって涙を流しているのというのは、
娯楽なのかと。
もうなかなか衝撃的な表現でしたけど、
でもこれ結構みんなもちょっとぐさっとくるんじゃないかな。
だから、
そういうみんなが予定調和的に、
同じような思考で、
同じような生活をして、
同じような感情しか持たない世界がやってきた時に、
きっとそんな中でも、
かわいそうという存在、
弱い存在って生み出してくるんですよ、人間って。
それが本作では私はピョコルンみたいなもので、
生み出されているのかなって思った時に、
それもめちゃめちゃ怖かったんですよ。
ありえそうじゃないですか。
世界がもしそんな風になった時に、
この憎しみと憎悪と悲しみとネタミトで、
日本は平和だけど、
でも日本の中でも、
ちょっと目をやったら見たくないような現実があって、
世界を見渡せれば、
今もネブネズラの方が大変ですけど、
もう今日も人が死んでて、
みたいな世界に人が飽き飽きした時に、
もうみんな一緒になってしまえばいいじゃんみたいな、
科学とテクノロジーの力で、
そんなことが起きたら、
でもそれでもきっと、
かわいそう、弱い、
自分よりも、
下というか、
哀れみを持てるような存在っていうのが、
必ず生み出されるような気がしていて、
それって怖ぇな。
結局ずっと変わらないんやなっていうのが、
めちゃめちゃ怖かったです。
作品の影響
もう朝からずっと怖かったです。
1時間半、2時間くらい聞いてたんですけど、
怖かったです。
だからこれね、あのですね、
今まであんまり人に対して、
いわゆるいじめられたりとかなくて、
人間という存在に対して、
失望とか、
そういうものを感じたことがない人、
生というものに対して、
すごくピュアに生きてきた人は、
絶対読まない方がいいです。
多分吐くと思う、普通に。
本当に。リアルに。
ただ、いじめみたいなこととかに触れたりとかして、
人間のそういうダークなとこというか、
そういうものにも失望したりしたこともありつつ、
生というものに対して、
ある意味楽観的で、
ある意味協楽的で、
だけどどこかで、
諦めてたというか、
結局はこんなもんだよねみたいな、
自分の体をちゃんと大切に扱えなかったというか、
ちょっとどうでもいいでもないけど、
そんなもんだよねっていう風に、
思ったことがある人は、
気持ち悪いと思いながらも、
でもきっと読み進めてしまうような、
そんな作品なのではないかなと思います。
概要欄にリンク貼っておきますので、
Kindleでも。
文章で読むとまたより生々しいかもな。
逆に耳取ったからよかったかもしれませんね。
テキストだとちょっと読めないかもしれない。
耳で聞いてたから、
まだなんとかなった感はあるかもしれません。
文章だとあまりに文字が暴力的だと思うんですよね。
っていうくらい、
非常にですね、
リアルで生々しい作品になっておりますので、
怖いもの見たさといいますか、
それでも懸命に生きてきた方、
よかったら手に取っていただければなと思います。
この本を読んでね、
あんまり教訓、
教訓というか、
背中痛くなって寝返り打ったんですけど。
なんというか、
でも、
私にもこういう感情があったんだっていうことに、
気づけたのはよかったかもしれません。
よかったら皆さん手に取って見てください。
ただ、ピュアに生きてきた方、
性に対してピュアに生きてきた方は、
絶対やめた方がいいです。
なので、絶対読まないでください。
私はあんまりピュアじゃない時もあったんで、
全然大丈夫でしたけど、
世の中綺麗なことばかりじゃないってことですね。
最後まで聞いてくれてありがとうございました。
今日大阪に帰ったら、また明日から頑張っていきたいと思います。
じゃ、またねー。さよなら。