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こんにちは、薬剤師ももです。
キクダケヘルスケアで心と体が整う暮らし、薬嫌いな薬剤師のひとりごと聞いてくださりありがとうございます。
この放送は、薬に頼らず健康で美しくありたいあなたにメッセージをお届けしています。
移動中や家事しながらなど、流れ気味で結構ですので、今日も最後までお付き合いくださると嬉しいです。
ぜひフォローして、キクダケヘルスケアで一緒に自分メンテナンスしていきましょう。
前回ですね、163回目の放送で、世界一不妊治療が多い国は日本ですということで、
なんでそうなってしまっているのかとか、日本の不妊治療の現状とか、そういったお話をしたんですが、
今日はですね、それに引き続き、不妊治療だけじゃなくて、糖尿病とかホケタツとか、心臓病とか脳の病気とか、そういったことが多くて、
日本は結構こう、お医者さんがなんとかしてくれるっていう風に思っている文化なんですね。
そういったことについて、今日はそういったテーマでお話をしていこうと思います。
そのお医者さんがなんとかしてくれるっていうのを、医療依存、医療に依存しているということで言うんですけど、
それがなんでかっていうと、まず理由が5つぐらいあって、
理由の一つ目としては、国民解保険制度で医療が受けやすいことですね。
外国とかだと自費診療になるので、貧しい人は病院に行きたくてもいけないっていう感じなんですね。
だけど、日本というこの国はありがたいことに、どんだけ貧しくても誰でも病院に行くことができます。
日本は世界的に見ても、医療費の自己負担がすごい低いですよね。
例えばお薬だったら、指定の病気があったりだとか、障害があったりだとか、一人親とかの家庭ではお薬代かからないとか、子どももお薬代かからないとか、そういう感じですよね。
やっぱりそうなると、病気になっても病院に行けばなんとかなるしっていうふうな感じで、安心してしまうことが問題かなと思います。
それで結果として、予防よりも治療してもらえばいいか、病院に行けばいいかっていう意識が定着しやすくなってしまったのかなというふうに思います。
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それから、医療依存になりやすい理由の2つ目が、教育不足ですね。
学校で病気を防ぐための生活習慣っていうのを学ぶ機会がすごい少ないなって思います。
マネーリテラシーって最近聞かれる言葉だと思うんですけど、もっと健康リテラシーも流行ってほしいなって思ってますね。
予防とか健康リテラシー、健康を守るための情報収集っていうのがすごい欠如してるなっていうふうに感じます。
糖尿病とか、コケたつとか、心臓の病気とか脳の病気とか、がんとか、それこそ不妊もそうですし、生活習慣が関与してるんですね、そういった病気って。
だけど、病院に行って薬を飲めばいいし、みたいな感じで、病気についての知識が広がってないんですよ。
なんでこの病気になってしまうのか、みたいな。
欧米ではですね、自己管理は自己責任っていう教育が徹底してるんですよ。
だから、聞いたことあるのは、太ってると面接で脅されるとか、
太っている人って、肥満だと自己管理ができてないっていうふうに欧米では見なされるんですね。
だけど日本ではそういったことはないじゃないですか。
日本はやっぱりお医者さんに任せる文化っていうのはすごい根強いんだなっていうふうに思います。
で、医療依存になりやすい理由の3つ目が、やっぱり短期的成果を求める文化が日本にはあることが問題ですね。
どうしてもね、やっぱ生活習慣の改善っていうのは効果が出るまでに時間がかかるんですよ。
だけど薬っていうのはすぐに高いものだったら低くっていうのができるので、
そうやってすぐに結果を求める傾向っていうのがお薬の依存にも繋がってしまってるのかなというふうに思います。
理由の4つ目、医療者側のアプローチ。
これは薬剤師である私にも問題、私にもっていうか、私だけの問題ではないんですけど、医療者として問題があるなっていうふうに反省をしてるんですけど、
ドクターも忙しいと思うんですけどね。
医師の診察時間が短いからどうしても食事とか運動指導に十分な時間を取れないです。
だからこそ薬局でやるべきだと思うんですけど、薬局でもあんまりできてないところが多いなっていうふうに感じます。
私はですね、ちょっと話されるんですけど、転勤族の夫がいるので、転勤とかもあって、いろんな事情で、今薬剤師を10年目なんですけど、薬局は5社目なんですね。
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だけどやっぱりお薬を渡す時に食事指導をしましょうっていうことが全然できてないなというふうに感じますし、
薬学部ですね、大学時代にも薬のことは勉強するけど、食事指導とか運動指導ということについては詳しくは勉強しないんですよ。
だから患者さんに伝えられないんですよね、そもそも。
私がこうやってラジオで話してる話も薬剤師でも知らない話ってたくさんあると思うし、正直勉強しないと知らないことだと思うんですね。
勉強しないと知らないことなんですよね。
だから私も薬学部で勉強してるのに自分の食生活がめちゃくちゃっていう過去もありますし、薬剤師はもうちょっと食事とか運動についてもっと勉強するべきだと思います。
話を逸れたんですけど。
食事指導とか生活改善のサポート体制が十分にされてないっていうのがすごい問題だなって思います。
薬を出す方が早いし、確実っていう現場の事情もあったりするんですけど、それでは病気は減っていかないと思うので、
もっと薬に頼らず健康で元気な人を増やしたいなと思います。
だからこうして発信をしています。
日本が医療依存になりやすい理由の5つ目が社会環境の問題ですね。
薬渡しててもすごいこれは問題だなと思うんですけど、やっぱり長時間労働とかストレスとかコンビニの食事に頼っているとか、
生活習慣を整えるのがすごい難しい環境だなと思います。
それでなんとかなっちゃってるんですよね。
野球に来るからね、病気があるから来てるんですけど、薬飲んでて、コンビニ食でも薬飲んでたらなんとかなるしみたいな。
やりたいと思ってるけど、そんなにすごい悩んでるわけじゃないから、今すぐやらなくてもいいとか、
やりたくても自分ではわからないからできないっていうので、結局は薬とか治療に頼る流れになってしまってるなというふうに思います。
日本がそうやって医療、お医者さんがなんとかしてくれるというふうに思っていて、医療依存になりやすいっていうのは、
まとめると、医療制度が良すぎるのが逆にあだになってるっていうこと。
あと、予防するっていう教育がちゃんとなってない。
で、情報が不足してる。
で、薬飲んだらすぐに結果が出るっていうことで、短期的な結果を求めてしまってる文化がある。
それから医療現場で食事の指導とか生活習慣の指導がちゃんとできてない。
あとは社会環境がそういうふうになってしまっているっていうことが問題としてあるなと思います。
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私がこうやって発信しているのも微力ですけど、発信しなかったらゼロなので、こうやって聞いてくれてるあなたもおりますので、これからも続けていきたいと思います。
治療より予防ということがもうちょっと日本全体に広がって、薬に頼らず健康で美しく、健康な人、元気な人が増えるといいなと思っています。
はい、ということで今日のお話はこれでおしまいです。
今日もここまで聞いてくださり本当にありがとうございました。
ここでお知らせです。
問診票を使った本格的な体質診断を行っております。
カウンセリングの後は食事のアドバイスシートもお渡ししております。
それを現在無料で行っているんですけれども、年内で無料は終了にしようと思っていて、
2026年の1月から金額は一応1500円で考えているんですけど、それで有料になりますので、ぜひ年内無料の間に受けてください。
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はい、ということでこれを聞いてくださったあなたが今日も一日心も体も元気で自分らしい一日を過ごせますように。
薬切れ屋の薬剤師、ももでした。