吉松さんはこの事業を始まるまで、どんなことをやって今の事業を始めるに至ったんでしょうか。
もともと新卒はサイバーエージェントグループのPAモバイルっていう会社に入社しまして、今だとCR25とかやってる会社ですね。
ただ本部の方に新卒から出向になりまして、新卒の仕事でいうとサイバーエージェントのインターネット広告事業本部でデジタルのプランナーをやってました。
毎週毎週お客様に対してデジタル上での集客とか、あとはブランディングについてどうやってやっていこうかっていうのをプラン組んで実行して振り返っていくみたいな仕事をやっていて、
そこでおかげさまで半期で新人賞をいただいて、グループ会社でも新人賞をいただいたので転職になったような感じですね。そこからずっとサイバーエージェントで2年間やってました。
今の業務経験はそこでサイバーエージェントさんで結構学んできた、経験積んできたってことなんじゃないでしょうかね。
そうですね、逆に言うとサイバーエージェントの時はやっぱりデジタルの広告とかマーケティングに関してはトップの企業さんであったので、一番最初僕が新卒で入った会社さんも大手デベロッパー会社さん担当していて、歴が長かったんですねサイバーエージェントの歴々が。
そんじゃそこらの僕が入ったところですね、実績は変えられないんですよ。なので僕一番最初にやったことがですね、当時土日にですね、新職文書マーションの僕、来場予約をどう伸ばすかってプロジェクトを任されていたんですけども、毎週土日に自分で来場予約をして、北は北海道から南は福岡まで130物件全部回ってみたんですよ。
で回ってみて、やっぱり現地の方々の情報とか、本部の方が持ち得ていない、そういった利用者さんの声みたいなのを聞いて、それをデジタルの文脈に載せてですね、変更することで来場予約数が1.9倍ぐらい伸びて、それで新人種を取れたので、結構未だにそのお客様の声を大事にするとか、自分が消費者として利用してみるみたいなものはその時に学べたと思います。
やっぱりやってみないと、見えてこない部分もあるわけなんですね。現場に出てやってみるとか。
そこから気づいたところをしっかりとシステムに反映させていきながら、ちゃんとお客さんの声も反映させていくという、そういったところが大切とされてらっしゃるんですね。
なので、うちの会社も基本的にはお客様になり得る会社様のサービスっていうのは、2Bも2Cも問わず基本的にはやらせていただいて、その上で消費者とか利用者としての声を大事にしながらも、定量的に僕らと同じように思う人ってどれぐらいいるんだろうかとか、他にもっと悩みを持っている会社とかことってあるんだろうかっていうのを定量的にリサーチからさせていただいて、戦略に落とし込んで、それを実行で結果まで持っていくっていう会社ですね。
何か具体的にこういった企業さんで、こんなこと取り組んでこう変わったとか、そういった事例も教えていただけますか。
はい。あるパーソナル事務の会社さんなんですけども、いろいろお客様のデータの分析を進めていく中で、大体店舗によって受注率ってやっぱり分かれるんですよね。
明らかに受注率が低い店舗っていうのはちらほらいで、通常だと大体70%ぐらい決まるのが50%割ぐらいの店舗数あったんですよ。そこに僕が複面調査として、自分で行ってみまして、パーソナルの体験を受けたんですけども、正直全然悪くなかったんですよ。
爽やかな見た目で、爽やかなセッションで、全然良い感じを持って、ただこの人がなぜ受注率が悪いかを見なきゃいけないので、僕の次に予約が入ってたおばちゃんですね。
おばちゃんが次に入ってたので、おばちゃんが終わるまで待ってて、店の外で。終わった瞬間にスタバのチケットとか渡して、話聞かせてくださいって言ったんですよ。そのおばちゃんとですね、カフェ行って喋って、いろいろ話を聞いていくと、その人も全然悪い印象はなかったんですよね。
ただ、なんで入らなかったの?っていうのを聞いていっても、うーんしか言ってこなくて、ちょっと方向性変えて質問してみると、昨日何食べました?とか聞くと、ケーキでハンバーガーとか言うんですよ。あれ?みたいな。痩せたいんじゃないの?みたいな。チーズバーガー食べちゃってるじゃんみたいな。
いやいやそうなんですよね、みたいな。好きなもの食べるの好きで、みたいな。そうですよね。そういうのって何か関係ありましたって聞いていくと、結局その人が言ってたのは、実は私、自分の好きなものは好きなタイミングで食べたいんですと。でも痩せたいんですと。正直その時点で矛盾してるな、このおばちゃんって。
トレーナーさんと話してる中で、トレーナーさんからふとポロッと、やっぱり食事ですよねと。食事が一番体重とか健康に携わりますんで、僕がしっかり管理させていただくので、安心してくださいって言われて入会を辞めたらしいんですよ。
なるほど。なんてわがままなおばちゃんだと思いましたけど、でも結局それが真意で気持ちのインサイトなので、ジムでは逆にお客さんからやっぱり食事ですかね、食事しっかり厳しく管理した方がいいですかねって言われたら、全然大丈夫ですよと。
私なんか昨日ダブルチーズバーガー食べてますからって。僕今実は全店舗でそうなってるんですね。そういうトークスケピトルになっていて、え、大丈夫なんですか。いや、実際に食べちゃったら食べちゃったらやっぱり美味しいじゃないですか、ああいうもんって。だけど、やっぱり筋肉量を増やしていって、1日何回とか、例えば月に何回トレーニングするとかで筋肉量を増やしているから、太りづらい体になってますと。
なるほど。そういうのにすれば全然食事なんか気にしなくてもいいんですよって話をして受注率がバーンって上がったんですよね。やっぱりそういう人の心理ってありますよね。そうですね、はい。だからダメだって言われるとやっぱり無理なんだろうかなっていう風になって決まらないけど、食べてもいい、でも筋力、筋肉量上げていくと、そんな太りづらいんだって思うと、じゃあここで頑張ってみようかなっていう風に。
そうですね。太りづらい筋肉をつけるということも、やっぱり表現としてわかりやすくしなければいけないと思ったので、僕の方でやらせていただいたのだと、筋肉っていうのはいわばコンセントなんですよね。コンセントにつないでいる過電がどれだけ重たいかによって大気電力って変わるじゃないですか。はい、そうですね。
だから例えばそのおばちゃんの太ももは、まだ電子レンジぐらいかもしれないけど、冷蔵庫になればやっぱり大気電力が上がるんで、生きてるだけでどんどん消費していくんですよね、カロリーを。そういうことですね。だからそっちをまず優先してやってみませんかって大きい筋肉から鍛えて筋肉量を上げて大気電力を上げることで好きなものも食べれる生活を目指してみませんかみたいな、そういうプレゼンをするだけでめちゃめちゃ上がりましたね。
これもしっかりと印象だけだと悪くないっていうところも、そこまでお話を伺って聞くことによって分かってきたっていう、だからそこまで調査してるわけなんですね。
そうですね、はい。
ぜひね、そういったところをやりながら実践まで伴奏してくれるっていうことなんですね。
そうですね。
ぜひこの番組は経営者の志という番組ですので、吉松さんの志についても教えていただけるでしょうか。
はい。もともとですね、会社を始めた時に、うちの何ていうんですかね、僕最初一人で起業してるんですよね。
はい。
起業した時に思ったのは、やっぱり最初一人で頑張って稼いできた時に周りが自分がやりたいこととかになかなか挑戦できない。
で、挑戦できない理由がやっぱり時間がない、場所にとらわれて仕事をしている、お金がないだったんですよ。
なので今、ちょっと言い方ですけど、僕はですね、どちらかというとお金稼ぎだけは得意な方なんですよ。
であれば、自分の社員だけは我慢がいらない会社を作ろうと思って、うちではフルリモート、フルフレックスで月収100万円以上っていうのを目標にしていて、
場所にとらわれず、時間にとらわれず、お金にとらわれないで我慢をしないっていうのを一つ自分の会社の指針としてやっていますっていうのがありますね。
そうなんですね。そのためにはやっぱりいろいろな会社のところも工夫していきながら、皆さんの社員の方でもそういったところを満足いただけるようにっていうのはやってらっしゃるわけなんですね。
そうですね。フルリモートでやっているので、やっぱりオフィスがあった方がいいじゃないというのは、一応うちもオフィスはあるんですけども、
ただそのフルリモートでやるに越したことはないというかですね、打ち合わせがめちゃめちゃいっぱい入れられるもあるので、
その中でどれだけ手触り感というかベッド感が出せるかっていうのは工夫していますし、フルフレックスでやれるように
例えば、事前に申請をかければ全然午後1時ぐらいにはお休み取れたりとかもしますので、そういうのもやったり、
あとは家庭の環境で海外に住むとか地方に住むようなメンバーもいるので、そういったメンバーも現地でしっかり働いたり、時差はちょっとありますけども、そういったものでお仕事したりとかっていうのはやってますね。
そういった社員の働き方、そういったところもいろいろ工夫しながら寄り添うような、そういった経営されてらっしゃるんだなというふうに感じました。