1. 経営者の志
  2. 943.長谷川雅一さん(居心屋)
2025-07-18 15:03

943.長谷川雅一さん(居心屋)

【社員の幸せを問う、経営の本質】

「人が幸せに働ける場とは、どんな職場なのか?」
その問いに真摯に向き合い続けてきたのが、今回のゲスト・居心屋の長谷川雅一さんです。

社員が“居心地よく”働くためには、単なる制度や評価軸ではなく、経営者自身の「生き様」こそが問われる。
自らの理念を貫き、対話と共感を大切にしてきた長谷川さんは、組織の“あり方”に徹底してこだわってきました。

「幸せな社員が、幸せなお客様をつくる」
そう語る彼の言葉には、従業員とともに成長してきた歩みと、日々の現場での実践がにじんでいます。

会社の成長とは、数字や仕組みだけでは測れない。
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)に命を吹き込むのは、社員一人ひとりの共感であり、その土壌を耕すのが経営者の志であることを、あらためて気づかせてくれるインタビューです。

どうぞ番組で、その想いの深さに触れてみてください。

【今回のゲスト】
居心屋 長谷川雅一(はせがわ・まさかず)さん
X: https://x.com/igokoroya

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サマリー

居心屋の長谷川雅一さんは、経営における組織改革と社員の幸せについて深く語ります。経営者が社員の幸せを理解することの重要性を説き、組織は人によって成り立つことを強調します。長谷川さんは、経営者の志やMVVの重要性について述べ、共感を得る組織作りの手法を紹介します。また、情報型の時代における選択の重要性や、個々の志が事業成功に与える影響についても考察しています。

長谷川雅一の経歴と経営理念
声を思いを世界中に届けるこえラボ
経営者の志。こんにちは、こえラボの岡田です。
今回は、居心屋の長谷川雅一さんにお話を伺いたいと思います。
長谷川さん、よろしくお願いします。よろしくお願いします。
はい、まだ長谷川さん、今はどんなことを実施されているのでしょうか。
その長谷川さんのやってらっしゃることから教えていただけるでしょうか。
はい、あまりちょっとみなさん馴染みがないと思うんですが、
その何をしているかを語るにあたって、私の経歴がもっと強くなってくるので、
ちょっと短い時間なので端折ってみると、
32年間の間で、2社のCEOとCOOを歴任させていただいて、
その中で後継者を育成して、今は引退させていただいて、
その状態になります。
社員の幸せについての問い
コンサルをメインに過去はやってたんですが、
その中で組織づくりであったり、組織改革であったりということにも立ちさせていただいた中で、
まず、人が変わらないっていうのはなぜだろうっていうところにすごい疑問心を持ちまして、
その頃はまだクエスチョンマークがいっぱい頭に浮かんでた状態だったんですが、
会社の中のルールであったり、その規定であったりをどんどん変えていく中で、
組織を活性化するというところに注力を注いでいったんですが、
先ほど言いました、そこの中でもちょっとクエスチョンがあったんです。
お客様からは、新入社員が会議の中ですごい発言できるようになりましたとか、
部下が、上司がその部下のいいところを見るようになりましたとか、
評価基準が明確化になったおかげで、社員が納得して働けるようになりましたとか、
いろんなお答えのことはいただいたんですが、
成果は結構出てたっていうことですね。
そう思います。その後リピートもいただいてた。
ただ自分の頭の中ではクエスチョンがいっぱいついたんです。
そうなんですね。やっていって成果も出ていたのに、
なんとなくモヤっとしてる感覚もあったんですかね。
そうですね。自分の中で。
何か違うっていう感じだったんですね。
それは今思い出してみると、例えば自分が当事者であって、
会社のルールが変わりました、エンゲージメントを上げるために
こういう会社を試作をやってくれました。
自分が働きやすい職場がそこにできるのかって自分の中で問いかけしたときに、
それはちょっと違うんじゃないか?
何かですよ。
何か違うんじゃないかっていうそのクエスチョンですね、さっき言った。
どんどん自分の中で問いを重ねていくと、
やっぱり違うという感覚にとらわれたんですね。
ただ評価はいただいてるので、リピートもいただいてるので、
同じようなことをいろんなお客様に提供させていただいたんですけども、
ある時、ある経営者の方とお話しさせていただく中で、
長谷さんすごいありがとうございます。会社がこんな風になりました。
こういう状態からここまで来ましたっていうお話を伺ったときに、
ちょっと一つ尋ねていいですか。
社員って本当にそれで幸せなんですかねっていう、
すごい重症度の高い質問をさせていただいたんですね。
その時に忘れもしないその経営者の方が、
は?ってなったんですね。
社員の幸せ、長谷さんおっしゃいましたけど、
社員の幸せって何ですか?っていう逆に問いが返ってきたので、
社長、問い返しますが、
社員の幸せもわからないのに、
どうやってその組織を作ろうと思ったんですか?って問いかけを待たせた。
そうすると、その経営者の方が、
確かにって言われたんですよ。
自分がその問いかけしといて、
私が問い直したら、確かに長谷さんの言う通りや。
今までその社員の幸せは、
給料が高い、安心して働ける、
やりがいのある職能に、
きちっと会社が配属してくれる、
っていうふうに考えてたと。
確かにそれはあるんでしょうけど、
経営者の生き様と組織の変化
社員っていうよりも人ですよ。
人の幸せって言ったら何なんでしょうね。
人で働くんでしょう。
それは給料、お金のため。
お金でどうせ生活できないんで、
ファイナンスの部分はちょっと置いといて、
人間の本能的に、
なぜあなたは働くんですかと問いかけられたら、
なんて答えます?
っていう質問からどんどん始まって、
この話は長谷さんに割愛させていただきますけど、
尺地点は、組織改革を行うにあたって、
一番肝に銘じなあかんところっていうのは、
組織ってダブルクリックすると人なんですよ、結局。
一人一人の人が、
いろんな知見だったり、
自分の経験だったり、
お客様の熱い思いであったり、
いろんなものが混在しながら、
企業っていうパワーを、
前線するパワーを作っていくので、
そのパワーの源である人っていうものに、
目を向けないと、
これから特にそうなんですけど、
すごいこの激変する日本の社会の中でね、
幸せって一体何なんだろう?
という思いが、
私は働く人にとってはすごい重要であって、
かつ企業にとって、
今MVVっていうミッションビジョンバリューってよくあるんですけど、
それを作るのは大切です。
作るのは大切なんですけど、
その根底にある経営者の思いだったりっていうのが、
私はすごい大事である。
もっと言うと経営者の生き様であったり、
その身に目にない部分になっちゃうんですけど、
これからの時代、もっとそれが人を動かしたり、
人を幸せにしたり、
っていう共通部分になってくると思うので、
要は何をしたいかっていうよりも、
何をしてると自分が生きてる実感があるんですか?
っていう問いに変えてほしいんですね。
経営者の方々は特に。
ですから、数字とか目標とかスキルとか、
例えば富士山みたいな、あそこの山頂に行くぞって旗が立てて、
みんなで頑張るぞっていうのはすごい大切なんですけど、
それだけじゃ会社は動かないんで、
やっぱりその経営者の生き様だったり、
会社をどこに連れて行きたいかっていうよりも、
自分は何者で、
なぜこれをしてるのか?
お客様に何を与えたいのか?
どう感じてほしいのか?
っていうすごい抽象度がすごい上がっちゃいますけど、
そういうところが自分の中の無意識部分に、
どれだけあるかっていうところだと思います。
そこはしっかりとないと、
本当に心の底がこれやって、
すごく良かったっていうような仕事の面で、
やりがいになるとかっていうのは。
達成できないっていうことなんですね。
で、やっぱり経営者の背中とか、
経営者の外見って人となりっていうのは、
生き様っていうのがすごい出てきますので、
人が動くときってやっぱり共感共鳴なんですね。
仕組みでは絶対組織は変わりません。
僕ら私、過去のコンサル経験から、
声を大にして言いたいんですけど、
皆さん、宿敏から変えていくんですけど、
ではなくて、経営者の生き様をまず変えてください。
っていうか、経営者の生き様を作ってください。
っていうのを、私は声を大にして言いたいところですね。
あなたはどこに行きたいんですか?
ここにやりたいことは何ですか?
経営者の志とMVVの重要性
っていう問いから、
もう一回コンサル1からやり直すんであれば、
私はそこから入ると思いますね。
今、長谷川さん、じゃあそういったことを経営者の方に問いながら、
共感共鳴を受けるような、
そういった組織を作っていこうっていうふうにされてらっしゃるんですかね?
そうですね。
ですから、ありがたいことにこんなことやってますよ。
だから、私の提供するサービスを買いませんか?
っていうことは、今一切してないんです。
昔の繋がりとか、そこからのご紹介とか、
昔のお客様の協力会社さんの、
一般的に口コミみたいなのを聞くから、
長谷川さんこんなことを始めたらしい。
そういう感じで伝わっていってらっしゃるんですね。
そういう感じでやらさせていただいて、
今のところ、すごい共感共鳴っていう部分で、
確かに、こんなこと考えたこともなかったわっていうことで、
今、やらせていただいてます。
この番組は経営者の志という番組ですので、
長谷川さんの志についても教えていただけるでしょうか?
そうですね。
私もちょうどお話しいただいたら、
機会がいい機会だと思ったんで、
一体経営者の志ってどういう定義なのかっていうのを、
自分の中で一回見てみたんです。
要はMVVっていう、ミッションビジョンバリューってすごい大事なんですけど、
先ほどおっしゃるように、
MVVを作り上げる根底にある部分、
これが私は経営者の志だと思ってます。
根底にある部分。
だから勘違いよくされる経営者の方は、
経営者の志イコールMVVだと思う方が多いと思うんですけど、
これは全く違う話で、
MVVを作り上げた根っこの部分、
これが経営者の志だと思う。
そう言われてもって言われる方は、
たぶん過去の知り合った方々、
教えていただいた先生、例えばオリアン、
いろんなインプットを脳の中にされてると思うんですけど、
その中から、
こんな会社はすごいねとか、
こんな会社はいい会社やでっていうのを自分で体現しようと思って、
その他人塾からMVVを作り上げる方が結構多いです。
とか経営塾に行って、その先生から教えていただいて、
ありがたいお言葉をこのMVVにしちゃってる。
そうすると何が起こるかっていうと、
やってるとどんどんしんどくなっていくんですよ。
要は自分の無意識の中でやりたいっていう思いっていうのを自分では気づいてないんですけど、
要は呼吸するようにやってることって人間ってあるんですね。
よくやってること。
それがやはりMVVの根底になると。
やっぱりパワーはもう全然違うものになってくると思うんですね。
じゃあそこの根底の部分をしっかり自分自身で見つめて、
これなんだっていうのを出していきながら事業にしていくっていうことは大切。
そうですね。
ですからクリエイションの志っていう定義をもう一度見直すっていうかね、
今いろんなメディア、媒体、YouTubeだったりインスタだったりいろんな方がいろんなこと言ってると思うんですけど、
これ皆さん注意していただきたいのはね、全てが正しいわけじゃないです。
ですからこういう情報型の時代で一番何が大事かっていうと選択をするっていうことです。
正しい情報をきちっと見定められる判断能力を養うのがこれから情報型の時代。
これだけ情報が溢れてる時代。
で、自分がゴールに向かって必要な情報を取る。
で、不必要な情報は取っちゃダメです。
そういうことなんですね。
これも阻害になっちゃうので。
あっちもいいな、こっちもいいなってなりました。
だからその一点集中型の選択基準をきちっと取るためには、やはり先ほどちょっと前提戻りますけど、
MVにある根底の経緯、志っていう部分が選択基準になりますから、決定的な。
そこがブレてると情報収集能力ブレます。視点がブレていくのでね。
情報選択の重要性
今日のお話を聞いて、ぜひ長谷川さんのお話もっと聞いてみたいとか、もっとご覧してみたいとかいう方いらっしゃれば、
このポッドキャストの説明欄に今発信されてらっしゃるXのリンクも貼っておきますので、
ぜひそこもチェックいただいたり、あとDMも送っていただけたらなと。
そうですね。
よろしくお願いします。
Xでも今話してるようなことを、いろいろセクション分けたりして発信してますので、
見ていただければと思います。
本日は居心屋の長谷川雅勝さんにお話を伺いました。長谷川さんどうもありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
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