1. 経営者の志
  2. 912.長坂賢介さん
2025-06-09 12:21

912.長坂賢介さん

【売上は、工夫でつくる】

「売上が上がらないのは、やり方を知らないだけかもしれない」
飲食店経営から宅配、そして通販事業へ——業態を横断しながら成長してきた長坂賢介さんは、常に“現場発の工夫”で道を切り拓いてきました。
開業初年度、全財産が尽きかけても365日店を開け続けた原点。
そこから宅配の導入、複数ブランドのゴーストレストラン展開、通販でのもつ鍋ヒットまで。
失敗を糧にし、常に「次の工夫」で突破口を見出す姿勢は、時代を生き抜く起業家の鏡とも言えます。
「失敗で終わらせない」
「結果が出るまで、やりきる」
その行動と試行錯誤の軌跡は、今まさに壁に直面している経営者や個人事業主にとって、深い示唆を与えてくれるはずです。
現場目線の実践知と、何度でも挑む執念。
あなたの次の一手を考えるヒントが、ここにあります。

【今回のゲスト】
長坂賢介(ながさか・けんすけ)さん
X: https://x.com/mao5510

【こえラボメルマガ】
ポッドキャストに関する情報をお届けしています♪
https://koelab.biz/p/r/oMAdA7S5

サマリー

長坂賢介さんは、独立して飲食店を開業し、さまざまな挑戦を経て成功を収めています。彼の経験からは、失敗を恐れずに挑戦し続けることや、周囲に価値を提供する重要性が伝えられています。

長坂さんの起業の旅
声を思いを世界中に届けるこえラボ
経営者の志
こんにちは、こえラボの岡田です。
今回は長坂賢介さんにお話を伺いたいと思います。
長坂さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずは長坂さん自身、どういった経歴を歩んでいらっしゃるのか、
そのあたりから今までやってきたことをご紹介いただいてもよろしいでしょうか。
そうですね、経歴があまりにもいろいろなことがあるので。
ざっくり簡単に言うと、25歳で独立しまして、
飲食店で当初は1人で、
のつぼのお店で、イタリアンパールのお店で独立しました。
1年目は家賃が20万。
売上が1日8,000円とか1枚しかあるのかなって。
結構それだけで大丈夫かなってなるじゃないですか。
大変そうですね。
そうですね。
それで最初に騙されちゃって、いろいろトラブルもあって。
全財産30万ぐらいしかなくなっちゃって。
赤字を出すのはもう許されない状況だったので。
そこで1年間休みなしで365日営業し続けて、
何とか売上を取るためにはお店は開けないといけないので。
1年目は365日営業し続けて、
首の皮が1枚繋がった状態で何とかやりました。
そうなんですね。
本当に大変なところから起業されていって、
その後はどういうふうになっていったんですか。
その後、従業員もちょっとずつ入ってきて、
一番初めに2009年に宅配を始めたんですけど、
飲食店やりながら宅配ですよね。
今の時代は例えばUberとか出前日とかいうのが
ものすごく認知されてますけど、
僕が始めた2009年は全く飲食店や宅配ってやってなかった時代なんですよね。
そうなんですね。
そうですね。
その当時は宅配をインターネットから注文を受け付けてたんですけど、
単純に宅配をやったことで売りが2倍になったんですよ。
2倍になってトツボーの店が売り上げ300万までいったんですよ。
そうなんですね、すごい。
家賃とかもデイリー1日2日でも家賃も払えちゃうみたいな。
これはすごいなと思って。
一つそこで学んだことが、
ブルーオーシャンだったんですよね。
当時印象的にあったバイオテレ店って結構Aみたいな感じで思われてたんですけど、
周りがやってないことを先行した利益ですよね。
やっぱり先にしてやるっていうことはすごく意味があって。
宅配の投資も売却時代以来だけだったので、
月1000件くらいの宅配の受注があって、
対して投資もせず。
ウェブ上にコロナの時にゴーストレストランが流行ってましたけど、
僕は2009年の時にすでに自分の店舗で3業体くらい作って宅配用で。
へー、そうなんですね。
お店もやりながらやってたんで、
売上げを上げるための入り口の店舗を増やすことで、
そこで宅配の売上げっていうのもさらに売上げを伸ばしたので、
そこがすごく一つ大きな成功体験といいますか、
積数にとらわれない売上げの上げ方でしたね、印象的に。
そのとき初めて宅配で、
こうやってやったらうまくいくんだっていうのを一つ学んだのがすごく大きかった。
まず第一項の自分の中でポイントだったかなと思います。
じゃあもう本当に自分で工夫しながら、どうやったら売上げ上げられるのかというのを考えて、
それで実際にやってみて、結果も出されていくっていう、
そういった飲食店の事態だったんですね。
その後はその飲食店はどういうふうにされていらっしゃったんですか。
宅配事業の成功と挑戦
その後2店舗目を出したんですよね。
やはり飲食店っていわゆるローカルビジネスで、
店のビジネスなんですよね、地域で。
お店から周辺、何キロ、何キロ、いないみたいな。
宅配をやると、その証券が面になるんですよ。
ちょっと広がるんですよね。
また2店舗目を出したんですけど、
2店舗目を出した出店率値が、
1店舗目のときとちょっとファミリー層が多くて、
ちょっと宅配が苦戦したんですよ。
これはちょっとまずい。手を打たなきゃまずい。
今までお店で飲食店があって、宅配をやって売り上げを伸ばしたってことは、
まだちょっと販売チャンネルを作れるんじゃないかと。
自分に問いかけをして、どうしたら増やせるのかと。
飲食店は店ビジネス、宅配は面のビジネス。
もっとこの面を広げる。
じゃあどうしたらいいのかって考えたときに、
僕の中でオンラインだったんですよ。
なるほど。
通販だったら別に、オンラインだったら場所って関係ないじゃないですか。
もっと極端に言ったら日本全国から注文が取れる状況を作ったらいい。
そこでお店や宅配をやりながら、
通販の業界にも潜入しようとしたんですよね。
これが2015年ぐらいですね。
当時飲食店で通販をやってる中、ほぼ皆無だったんですよ。
そういう発想すらないんですよね。
もちろん業種もやっぱり違うんで。
また新しく、僕はそこから通販の方に。
1回目はプリン作って半年で1個しか売れなかったので、
半年で売り上げ3,000円ぐらいだったんですけど。
その次冷凍パスタを作って、作りたての。
それもちょっと大心配しちゃって。
3度目の正直。2度あることは3度あるって。
とりあえず3回目もやってダメだったらこれは撤退しようと思ったんですけど、
3回目にもつ鍋を自社で、僕が書院がやって作って、
それが諸月楽天市場さんで諸月1,000万ぐらいで売れたんです。
こうしたら売れるっていうロジックを自分なりにちょっと理解できた。
なるほど。
それでeコマースのノウハウ、そのときゼロだったんで、
そこで本当にゼロから作って、
eコマースのノウハウゼロからそこから作って、
また売上げ作ってたんです。
3ヶ月後に温かくなったら売上げ10分の1になっちゃった。
それだけだと生きていけないってことで、そこで初めて気づいて。
結構本当にいろいろ挑戦しながら自分で試行錯誤して、
それでこうやったらうまくいくんだってところを考えながら今進めてらっしゃるんですね。
未来へのビジョン
やっぱり何かにチャレンジして失敗して終わってしまったら何も得られることはない。
絶対ないんですよ。
失敗して良かったなって言えるときって、乗り越えたときだけなんですよね。
乗り越えられなかったら失敗が良かったかと思わないんですよ。
そこは失敗しても必ず成果を出すっていうところにつなげないと、
失敗した時間がすべて無駄になるって思ってるんで、
そこは絶対成功させるってことに、
本当に執念でやりきらない。
失敗して終わっちゃったって何ひとついけないんですよね。
だからそのまま僕はまだめげずに。
失敗で終わらせることは許されない。
それでやってきた感じです。
この番組は経営者の志という番組なので、
ぜひ中坂さんの志についても教えていただけるでしょうか。
私ですと、自分が学んできたこととか経験してきたことを、
それを世代とか周りに伝えていく。
人の役に立ったり、人の価値になれる人間になる。
それが僕自身の今の私なんですけど、
自分がじゃなくて、やっぱり相手がとか周りが。
そのために自分に何ができるかっていうことが、
自分の存在が価値提供できるようになるっていうのが、
農学のことだし。
これは今までいろんな事業も経験されて苦労もされてきたからこそ、
自分がじゃないんだなっていうところに気づかれたというか、
どういった境地になってきたっていうことはあるんですかね。
あと一回会社を売却したっていうのも一つ大きなタイミングポイントなんですけど、
やはり一度そこから離れたことになって、
自分が成功したい、自分がお金持ちになりたい、
自分が幸せになりたいっていう考え方がなくなってきましたよね。
なるほど。やっぱりそう言ってね。
周りにそういうことを与えられる人間にならなきゃダメだと思えるようになって。
そういうことですね。
これからは今はMBAも学ばれてるっていうことなんですが、
将来はどんな感じでやっていきたいなという思いって今持ってらっしゃいますかね。
将来ですか。
将来はね、正直一年後とか何してるんだろうとか正直今でも思いますよ。
そうなんですね。
このMBAを活用して何かこんなことやりたいっていうのは何か持ってらっしゃるんですか、今。
MBA、行動力は多分すごくあるんですよ。
でも行動力だけだったら再現性がないんですよ。
なるほど。
でも知識、MBAって知識とクリティカルシンキングみたいな、
自分に常に問いもおかせなきゃいけないし、もっとロジカル思考があるんですよね。
行動力とロジカル思考と知識を一緒にガッチャンとしたらどうなるのかっていうのを、
自分自身で検証してみたい。
なんかすごそうじゃないですか。
すごそうだけど、あんまりロジカルに行き過ぎちゃうと行動できなくなっちゃうので、
逆に僕は行動がすごい強すぎる人間だったんで、
その人間にロジカル思考を入れたらどうなるのかなっていう、検証してみたいっていうのがあるんでしょうね、自分自身で。
なるほど。じゃあこれからがますます楽しみな感じになりそうですね。
そうですね。またヘマが多くかもしれないですね。
ぜひ今日のお話を聞いて、これからの長坂さんについても興味あるなとか、いろいろフォローしたいなという方がいらっしゃれば、
このポッドキャストの説明欄に長坂さんのXのURLを掲載させていただきますので、
ぜひそこをフォローして、日々どんなことを活動されていらっしゃるのか、ぜひチェックいただきたいなというふうに思います。
今回は長坂健介さんにお話を伺いました。本日はどうもありがとうございました。
ありがとうございます。
12:21

コメント

スクロール