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  2. 認定NPO法人D×P理事長 今井 紀..
2024-07-02 29:56

認定NPO法人D×P理事長 今井 紀明さんと語る ー 10代の孤立と社会の課題、そして私たちにできること

#10 のエピソードは、スパイスファクトリーが月額法人寄付をしている、認定NPO法人D×P(ディーピー) 理事長 今井 紀明さんをSpecial Guestにお迎えしています。


▼トークテーマ

「10代の孤立と向き合う、D×Pの活動を通して見える社会の課題と私たちにできること」


D×Pの活動が認知されればされるほど、年々増加する支援の数。いま、日本の子どもたちや若者に何が起こっているのでしょうか?


・NHK News 記者会見の様子 大阪 ミナミの“グリ下” 若者支援するNPOが実態調査へ

10代の孤立の実態や、D×Pの活動を通じて見えてくる子どもたちや若者を取り巻く環境の課題をお話ししています。

認定NPO法人D×P(ディーピー)とは

不登校・中退・経済的困難など、さまざまな境遇にある10代や若者を孤立させないためにセーフティーネットをつくる活動をする認定NPO法人です。食料給付や、LINEで相談することができる窓口「ユキサキチャット」や、大阪の繁華街の一部「グリ下」付近で展開している「ナイトユースセンター」などの取り組みを行っています。

X公式Webサイト

ぜひ最後まで、ご視聴ください。 後編も翌週公開予定です。


感想などはSNS等で #スパイスファクトリーのラジオ でお待ちしております♪

サマリー

今井さんは、認定NPO法人D×Pで活動しています。彼女の取り組みとして、子どもたちのセーフティーネットを作る行き先チャットや、大阪の繁華街で子どもたちの支援を行うNPOの取り組みが紹介されています。また、孤立する10代の課題や不登校、虐待といった社会の問題にも言及されています。孤立と困窮という社会問題について、それに対応できるNPOとの連携の重要性について話し合われています。10代の孤立の問題に対して、私たちができることは、子どもをちゃんと育てることと、非営利組織に関わることです。

00:11
皆さん、こんにちは。この番組は、日々のスパイスになるようなお話をということで、毎週火曜日の朝10時にスパイスファクトリーの今をお届けする、みんなで育てて成長するラジオです。
番組を通じて関わった皆さんと一緒に番組を育てながら、成長過程も含めて公開していきます。
パーソナリティは、スパイスファクトリーでパブリックリレーションズを担当している前田と
取締役CSOの龍郷がお届けします。
よろしくお願いします。
ということで、今日も始まりました。
そしてですね、今日はスペシャルゲストをお迎えしております。
言い方よ。ためるね。
いや、スペシャルのスペシャルなんで。
そうだね。
しかも今日は大阪からいらっしゃって。
しかも始発で。
始発でということで。
それではご紹介いたします。
認定NPO法人DPで理事長を務めている今井範明さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
それではですね、簡単に自己紹介お願いできますでしょうか。
はい、よろしくお願いします。
13期目の今NPOの代表をやっております今井です。
D×Pの活動と子どもたちのセーフティーネット
10代の孤立を解決するテーマでですね、今オンライン相談行き先チャットという
子どもたちのセーフティーネットをつくる事業をやっているのと、
あと大阪の繁華街、栗下と呼ばれている場所で
子どもたちの支援を今50部ぐらいの支援拠点を設けて支援をしているNPOになっています。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
龍郷さん、私たちとDPさんの出会いのきっかけって何なんですかね。
私ですね。
確かにきっかけなんですね。
どんな言い方っていうこと?
でもそうですね、やっぱり私たちもそれこそいろんな寄付先があって、
どういうところに寄付することによって自分たちは社会貢献したいのかというところを考えている中で、
特に高木さん、うちのCEOとお話ししてたんですけど、
DPさんという、もともと知ってたので、DPさんの今井さんという方がいらっしゃるから、
私はすごく応援したいと思っているから、うちの会社でも何かできたらいいなと思うんだけどっていうので、
お話を一回させていただいて、高木さん、井前さん、私みたいな形で。
そこから高木さんも、いやこれは支援しない人いるの?っていうぐらいすごく共感してくださったっていうのがあったので、そこからですよね。
TwitterでDMをいただいて、お互いに相互フォローしてたんですけど、
たまたま連絡をいただいて、それでお会いするみたいな、コロナの中でもありましたよね。
そうですよね。そうだ、コロナの中でしたね、その時ってね。
最初の時はそんな感じでした。
私たちはですね、2023年の3月から月額法人寄付で、本格的に携わらせていただいてて、
その後もユースセンターの立ち上げの時にもPCを寄贈させていただいたりとか、
ありがとうございました、本当に。
そうですね、少ないながらも支援させていただいているっていう関係性。
あとはね、うちの周年にも来ていただいたりとか、来てオンラインですけどね。
確かに。
オンラインでお話ししていただいたので、うちの従業員の皆さんとかも、
あ、こういう社会課題があるんだっていうところっていうのを知っていただけたかなと思って、
それがちょうど1年前ぐらいですかね。
確かに。
だから改めてDPさんのこととかもお聞きできたらいいなと思って、
今日はラジオやったし、お呼びしようっていう。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
それではですね、今日のテーマいきたいと思います。
今日のテーマはですね、今井さんをゲストに迎えて、
10代の孤立と向き合うDPの活動を通して見える社会の課題と私たちにできることっていうテーマでお話ししていければと思います。
それではですね、早速今井さんにいろいろ聞いていきたいなと思うんですけど、
まずDPの取り組み、具体的に行き先チャットとか、先ほどのPCの寄贈だったりとか、
結構多角的に支援されているのかなと思うんですけれども、
具体的に最近の取り組みだったり活動内容、プログラムについて詳しくお聞きできたりとかってしますか。
そうですね。でもオンライン相談の行き先チャットは、今全国の子どもたち1万3千人ほど登録していてて、
13歳から25歳の方が登録しているんですけれども、やはり物価上昇下で親御さんに頼れずに一人暮らししている高校生とか、
あとお母さんとかお父さんが亡くなっている大学生とか、
あとヤングケアラーで介護をしている子とか学生さんとかから相談が来てて、
やっぱり所持金がないとか、あと学生生活でお母さんとかに逆にお金を送らなきゃいけないとか、
結構苦しんで生活している子っていうのも多いので、そこに今食糧支援とか現金給付支援ということを届けていてて、
学業を支えるみたいなこととかをやっている。
それが今だから食糧支援が20万食を超えていて、現金給付支援はもう8000万近くになってきているみたいな。
20万食。
そうなんですよね。
すごい増えてますね。
そうなんです。天間橋のうちの倉庫から毎週2000食ぐらい届けるみたいなことっていうのをやってきているのが、
オンライン相談の現場になってきているみたいな。
それが行き先チャットの中身ということですね。
そうですね。
もう1個の方が、東横っていう言葉が結構ニュースで聞かれていると思うんですけど、
新宿の歌舞伎町だと東横キッズって形で結構家出していたりとか、虐待を受けているみたいな子どもたちが注目されていると思うんですけど、
大阪だとグリッコの看板の下、グリしたとそれで呼んでいて、そこに虐待とか家出している子たちが来ているというところがあったので、
うちとしては4分ぐらいの場所に50粒ぐらいの馬車を借りて、支援拠点、ナイトユースセンターって場所を夜オープンしてサポートしていっているみたいなことをやっています。
夜はオープンしているんですね。
そうなんですよ。結構大変で。
それ聞きたかったです。
そこにパソコン寄贈とかもしていただいていて、活用していただいているんです。
よかったです。
本当になかなか大変な、虐待を受けている子たちが6割ぐらいいていて、今1日5、60人ぐらいはグリした子たちが来ているので、
本当に日々一緒にご飯を作って、あとは相談したりとか遊んだりとかみたいなことをやっているんですけど、結構各地から来るので。
各地からなんですね、本当に。
どれくらい距離とかって、すごい離れている子たちとかもいるんですか?わざわざお越しになるっていう。
というか、そもそも住所、これスタッフの話で調査はこれからなんですけど、住所不定の子が2、3割ぐらい。
そうなんですか。
しかも小中高生も来るし、南のグリしたに結構10代前半の子も割と来ている現象にもなっているし。
10代前半ってすごいですね。
だから結構僕らもやり始めてすごいびっくりしてて、結構深刻な状況なことが今繁華街で起こっているなっていうのはやっぱりあってですね。
やっぱり課題としてやっぱりあるのはオーバードーズとか、あと性被害とか、やっぱり妊娠とか、本当にそういう相談がこの現場にはやっぱり日々ある。
今このナイトユースセンターにはもう、オープンしたのは去年の6月27なんで、ちょうど今1年経つんですけど、今もう5000人近く利用者が来ている。
週2回のオープンだけで。
週2回のオープンだけで?
来てるんですよ。だから1日5、60人は平均に来てるんですよね。だから本当に大変というか、今スタッフも10人以上雇用してるんで、大変な現場なんですけど。
だから日々病院に一緒に行ったりとか、福祉の相談窓口に行ったりとかするってことも日々行って、だから会所日以外、週2回のオープン以外の日は面談と一緒に病院に行ったりとか福祉窓口に行くとか。
それで住居確保していってとか。あとは病院、妊娠とか、あとは性病とかもあったりとかして、サポートしていくみたいなことを日々やってる。
入口を週2日で作って、それ以外の日っていうのはその子たちの一人一人のケアというような形でやってるってことですよね。
そうなんですよね。
すごいですよね。本当に一人一人のケアが素晴らしいなって、毎回聞いてて思うんですけど。
本当にナイトエースセンターは特に課題なのが、実は先日大阪市長と府知事にも提言できた。
はい、見ました。
先月してきていてて、中央区長がうちの提言を伝えてくれたみたいなところで、今やっと自治体も動きつつあるんですけど、そもそもそこのグリシタの方たちに支援してるプレイヤーっていうのがほぼゼロで、まず自治体は何もしてないっていう状況。
警察だけは動いてる、歩道で動くみたいな形なんですが、それは重要は重要なんですけど、福祉的な支援とか子どもたちのアプローチっていうのは警察しかいないっていう状況なんです。
逆に言うと子どもたちからするとすごい不審感が出がちになってしまうっていうのがあって、NPOだと弁護士さんが一人だけ動いてるだけで、それ以外誰もいなかったっていう状況だったので、
だからその支援、社会資源、子どもたちが取り巻く社会資源っていうのは夜のある仕事の関係者しかいないっていう。
全然否定するつもりはないんですけど、ただかなり犯罪に巻き込まれたりとか、やっぱしがちになってしまうっていうのがあるので。
そうですね。最近ニュースでもそういう若い世代の犯罪っていうのが増えてきているっていうのをすごく感覚値でも感じますので。
そうなんですよね。なので、なるべくそこの僕たちも今サポートに向けて何とか動いて、それがきっかけでやっと自治体も動き始めたみたいな。
10代の孤立と社会の課題
そういったその孤立の課題が子どもたちに起こる原因、複雑だと思うんですけれども、それぞれ違って、子どもたちが孤立しやすい主な原因としては。
でもこれは結構報道もされていると思うので、割とあると思うのが、やっぱり不登校とかはまず一つの、この繁華街の問題でいうと大きいなと思っていて。
なぜかというと、今少子化にもかかわらず、不登校って過去最多の数になっているんですよね。
小中高生で36万という形で去年のデータでも出てたりとか、あとこれ不登校のこの数って30日以上の子なので、
30日未満とか保健室登校とか長期欠席者みたいな数って含まれてないんで、それを含めたら倍ぐらいの数になっているって言われてるんですよね。
だからすごい状況になっていて、不登校だけで見ても。
割とそういった課題もありますし、あと虐待の相談件数とかも上がってたりとか、過去最多。
あと自治の数も過去最多、2022年度。
2023年度も過去最多の1人ぐらいしか変わらずの数なんで、っていう状況なので。
日本の子どもたちは取り巻く環境っていうのが、いろんな観点で上がってきてるというか。
あとオンライン相談の、さっきのユキサキチャットの現場で見てても、それも影響してるし、
あとは子どもの困窮相談とか、例えば困窮の相談文脈って自治体とか国って実施してないんですよ、オンラインで。
だから子どもたちからすると、福祉制度も知らないし、知ってても使えない。
つまり電話相談とか窓口にも行くって発想はないし。
そうですよね。
そうそう。だから何重にも壁があるからリーチしてないっていうのがあって。
社会的な現状と課題
だから割と取り巻く環境に対しての対応もしてないみたいなのが今社会的な現状。
そうなんですよね。だから要因は子どもの貧困もあるし、学貸とか不登校もあるし、それに対応してないっていうのが今社会の現状なのかなと。
かつ多面的な課題がそれぞれの個人に降りかかって、そういった孤立だったり困窮だったりとか、離婚になったりとかっていう課題があるってことですね。
サポート体制が社会になかったっていうのが結構不思議ですね。
なんかすごく貧困の人たちに対して、割とセーフティーネットを日本の政府としてやってたりするじゃないですか。
それをやっぱり子どもたちっていうところに向いていないってことですよね。そこの支援っていうのが。
日本って社会保障制度は結構充実してる方かなと。
そう。
韓国に比べても、例えば保険的な意味で医療とかもそうですし、あとは生活保護とかもしっかりあったりとかするんですけど、実はそれが結構使えるための遠い距離にいるというか、
特に子ども若者たちにとってはすごい遠い存在であったりとか、実はそういう使えるようなアクセサビリティの部分も低い。
いじめの相談はオンラインであるけど、福祉的なこういった相談っていうのはアプロじゃないみたいな。
確かに。
困った時にながらが助けてって言えない社会っていうのがあるというのは感じているので、僕らとしてはやっぱり寄付をいただいているので、
国とか株式会社がどうしてもできないところっていうのをやっていこうというところで動いてきていると。
相談するってなった時に、親以外に相談できない人がいるっていう前提がないのかなって思っていて、
その時代が動かない前提としても、大人になればそれ以上助けてくれる人がいないから社会保障制度があって助けてくれる相談窓口が増えてきますけれども、
子どもは親が育てるものみたいな前提があって、そこがもしダメだったとしたらっていうセーフティーネットがないのはすごく、
この居場所事業、このユースセンターだったりとかがその役割になったり窓口になったりするのはすごい意味のあることですよね。
本当ね、なかなか子どもたちにとって本当に社会資源がないなって。
この前、内田達郎先生っていう神戸女学院の先生と話してた時に、戦後の中で割と相互扶助的なものがあったりとか、
社会資源の不足とセーフティーネット
子どもは結構社会とか地域で面倒を見てるみたいな、あずきあってとかご飯一緒に食べてみたいなところが、
やっぱりかなり高度経済成長の後にかなりこの相互扶助、子どもを育てるってところがかなりなくなってきていて、
僕も感じてますけど、子ども時代結構友達の家に割と行ってたなみたいなところが、今許可取りが必要みたいな。
本当に。
あと公園で結構遊ぶのも含めてというか、結構子どもたちの居場所みたいなのもなくなってる中で、
割と子どもはやっぱり親と学校しか頼る場所がないみたいな。
それも相当やっぱり影響してるんだなっていうのは、私たちもやっぱり現場では感じているところ。
だからそうするとすごい子どもたちにとってのその相互扶助というか、
助けてている環境っていうのをいかにもう一回作り直すかみたいなことっていうのを、やっぱり我々もしなきゃなとは思ってはいてて。
いやそうですよね。
やっぱコロナを得て顕著になったんですかね。
いや多分影響してると思いますけどね。
なんかもうびっくりしますもんね。
意外にうちも娘今二人育ててるんですけど、本当に前やったら許可取りなんて考えたことなかったんですけど、
結構行っていいんかなとか、割と世間的な目線を子どもたちが気にしてて。
子どもたちが気にするんですか。
すごい大人が思ってる以上に子どもたちってものすごい繊細じゃないですか。
本当にこんな鈍感な私が物を言って申し訳ない子どもたちに思いながら子育てしてたりしますけど、
本当になんかみんな繊細だし、大人は大人でもうこれ政府の号令ですけど働きなさいになってるじゃないですか。
女性もどんどん活躍して働きなさいってなってると、誰がどう見ていくのっていうそこの孤立っていうのはどんどん深まっていくのかなって。
今後もこれが深まらない状況がなんか想像がつかないなって正直思ってしまって。
NPOとの連携と問題解決の重要性
NPO法人っていう存在っていうのが本当に大事だなっていうのをすごく感じますね。
僕もだからプライベートではなるべく地域で子どもの面倒を見たりとか公園に行くときとか地域の子どもと遊ぶとかやってますけど、
なかなかやっぱりそういうふうに子どもをちゃんと地域で見たりとか、みんなで育てるって感覚はもうちょっとちゃんと作っていきたいなっていうのはすごい思っているところでありますね。
実際このDPのサポートを受けて孤立を克服というんですかね。孤立を少し緩和できたような事例とかってあったりするんですか。
ありがたいことに本当にいっぱいあって、例えば行き先チャットの方だと4割ぐらいが今学業を継続していて、
2割が支援制度につながって2割が就職してみたいな感じになってきてはいてですね。
かなり今、例えば大学卒業して就職した子とかはうちの寄付のサポーターになってくださったりとか、めちゃくちゃ。
循環してますね。
ありがたいなと思ってて、本当に僕も担当してた子が活躍してる姿を見てたら嬉しいなとか思ってますし、
あとはね、本当中には精神疾患の当事者になっていて苦しかった子が、ちゃんと生活保護とか、まず結びついて少し安定的に生活ができるようになったりとか。
あと障害年金っていう制度とかも活用して今それで働けるようになったりとか、みたいな子もいたりとかしてて。
そういうのを見てると、つなぎ止めて、もう一回私たちが結構地域とつないだりとか自治体とつないでとか、仕事をつなげたなっていうところはやっぱりオンライン相談の方は見てて思いますね。
孤立からサポートを得て自立するのを支援していってるってことですね。
そこまでの流れってどれくらいかけるものなんですか?
でも人によって違うのはそうだと思うんですけど、やっぱ長いんですね。
DPの行き先チャットの相談は他のオンライン相談のサービスと全然違ってて、例えばオンライン相談の通常って30分とか45分で一旦区切って終わるみたいなことが多いんですけど、
うちの場合は1ヶ月以上続くのが6割、58%になってるんで。
だから割と1ヶ月以内で相談終わるケースは不登校とか、あと深度軽めなものっていうのは割と早めに終わるんですけど、
現金給付とか食料支援してる子に関してで言うと結構長くサポートしていく。3ヶ月間とか半年間とか1年、あとは2年とか3年かかる。
だから平均を出すとちょっと分かんないんですけど、割と長いなっていうところは。
その長いコミュニケーションの中ではどういったやりとりが含まれるんですか?
そうですね。でも本当にケースバイケースですよ。
例えば大学生とかだと学業をサポートしていくために食料支援を継続的にしていって、
なかなか生活で困ってないかみたいなところとか。
そういったところ、あとアルバイトの収入が回復したかどうかみたいな。
相談時点だとやっぱり体能借金してたりとかしてる場合とかもあるので、
だからそこが収支改善してるのかみたいなところって見ていくみたいな。
すごい。厚いし。30分ではそれは語れないですもんね。
無理ですよね。
でも虐待とかそういうことを受けている子どもとかって、
大人への信頼ってそもそもそんなスムーズにできるものでもないと思うんですけど、
その辺とかもずっと継続して交流することによって、
コミュニケーションを取ることによって解消していっているっていう感じなんですか?
そうですね。だからオンライン面談とか当然してきますし、継続的に見ていったりとか。
あとはDPの場合、一社では支援しないって方針を立てているので、
基本的に140近い全国のNPOとか、あとは自治体も30団体ぐらい今連携してて、
だからDPって大阪拠点で今東京にも出社ありますけど、
基本的にはいろんなNPOさんにつないで、
例えば、さっき言ったとおり生活保護とか制度につながる時とかは、
同行支援って結構一人で行けないので、結構全国各地のNPOさんに一緒に行ってもらうみたいな。
心強いですね。
そうしていかないとつながらないんですよね。
そうですね。そこが壁になっちゃって、怖いしわからないし、
行って跳ね返されたらどうしようみたいな思って行けないよりかは、
伴奏していただけるんだったら確実に行けるのでいいですね。
すごい組織というか、そういう連携をすることによって守っていくって、
ものすごい経営にも行けるなって聞いてて思ってたんですけど、
パートナーシップをいろんなところと締結というか、手を携えて、
いろんな支援をもっと幅広く、やっぱり自分たちでできるのって、
どうしても限られてるなっていうのを非常にいつも思うので、
マンパワーが魅力じゃないですか。
そこから何かとつながること、組織になるっていうのもそうですけど、
組織だけでもその組織だけのパワーなんで、
組織と組織がつながることでさらなるパワーを生み出すっていうのは、
すごいさすがだなと思いましたね。
本当に、アメリカだと結構コレクティブインパクトということで、
わりと話されることが多いんですけど、
やっぱり一つのNPOが子どもとか若者支援においてできることって、
かなり限られていてて、これ自治体も同じだと思うんですけど、
やっぱりNPOとかこの自治体がある種的大切に協力していくみたいなところっていうのは、
僕は創業して以来すごい大切にしてきたことなので、
そこはやっぱり一つのNPOだけの力では一人を支えきれないので、
そういう意味だといろんな3団体とか4団体とか、
なるべく複数頼れる場所っていうのを作っていくっていうのは、
本人のこれからの生活のためにも大切かなと思ってやってて。
全体で支援していく取り組みをされているってことだったんですけど、
今までの支援の中で逆に支援が足りないというか、
ちょっとそこまでいけなかったな、もっとこれできたんじゃないかなって、
悔しい思いをした経験とかってあるんですか?
いや結構ありますね。
これはなんかいろんな事業、各事業においていっぱいありますけど、
例えばオンライン相談で言うと、
うちって今インスタとかXとかで広告出して、
それで相談につながるようにしてるんですけど、
例えばなんですけど、予想外に支援を受けた子が、
この行き先チャットの支援が良かったみたいなことをTikTokで上げてくれて、
それは良かったんですけど、それが1500イニぐらいついて、
めちゃくちゃバズったんですよ。
そしたら4日間で月間の相談を遥かに超える相談量が来て、
それはサーバー落ちそうですね、みたいなことですよね。
本当に大変なことになって、
新規停止をしなきゃいけない状態になることもあるんですよね。
だから何を言いたいかというと、
相談のキャパを一瞬超えると対応できなくなるみたいなことっていうのは、
例えば逃してしまって、つながる返信が遅くなったりすると、
結構対応ができないケースも出てきてしまうので、
そういう悔しい思いっていうのはあるかな。
でも今行き先だと事業部自体が24人とかになってきているので、
だいぶキャパが増えてきているんですけど、
そういう悔しさというか、
もうちょっと資金調達したりとかできたりすると
違うんだろうなと思うところはやっぱりあったりします。
あとは南のナイトユースセンターとかは、
逆に言うと出来立ての事業というか、
日本でもなかなかないモデル、反価改善しているモデルがないので、
そこの場面でやっぱりまだ難しさとかはやっぱりあったりしますよね。
1個ずつ解決していっていらっしゃるのかなと思うんですけども、
私たち一般の人たち、NPO法人に属していない方含めて、
私たちも含めてですけれども、
10代の孤立の問題解決へのアクション
10代の孤立の問題に対して何か私たちができること、
具体的なアクションってどのようなものが想定されたりするんですかね。
社会的な全体を考えたアクションとしては、
やっぱり子どもをちゃんと育てるというか、
地域でちゃんと育てるみたいなところっていうのは、
すごい意識的にも重要かなと思っていて、
例えばこれNPO一つのためのアクションだけじゃなくて、
そういう意識を持ってちゃんと社会に対して、
例えば政策とか選挙のこととか、
ちゃんと考えていくという大前提は必要というのがまず一つと。
あと二つ目は、例えばDPの話でいうと、
やっぱりこういう今政府とか会社ができていないアクションっていうのは、
やっぱりかなり非営利組織とか、
非営利型の会社とかがやってきているので、
そこでボランティアしたりとか、
あとは寄付も一つの取り組みですし、
うちも今2.7億円の予算のうち84%が寄付なので、
だからそういうふうに寄付である種事業を作っていって、
それが今うちも政府に提言を求められたりとか、
社会を変えるアクションになってきているので、
寄付とボランティアの重要性
そういう寄付も重要。
あとボランティアとしても関わるとか、
というのも重要なのかなというふうに思います。
私たちも会社として法人月額に携わらせていただいています。
実は私もスパイスファクトリーが月額寄付していたのをきっかけに、
DPさんを初めて知って、
そこから一時期大阪もそうですけど、東京もそうですけど、
薬物の過剰摂取がかなりニュースで、
オーバードーズ。
オーバードーズがニュースになった時に、
やっぱり手が動いちゃって、
DPさんに寄付しちゃったっていう。
寄付しちゃった。
言い方よ。寄付しちゃった。
知ることで社会の捉え方、ニュースの捉え方がすごく変わって、
実際のアクションにつながったんですよね。
それが自分がかなり驚いて。
あんまり寄付とかしたことなかったんですよ、個人寄付みたいな。
あれ、知ることで変わることってあるんだなって。
それは超嬉しい。
驚いて。
これを聞いてくださった皆さんとか、今のアドバイスを聞いた皆さんが、
もしかしたら何かの自分たちの周りに起こっていることに、
関心が今後向きやすくなるんじゃないかなっていうことも考えられるので。
そうですよね。
本当に寄付ってやっぱり、なかなか最初のアクションが難しいなっていうのは、
寄付文化っていうのが全然日本に根付いてないっていうのをすごく思っていて、
日本人だからなのか、何なのかっていうところ、
すごくずっと、何で、例えば私であれば、
何で私ってあんまり寄付しないんだろうなみたいな。
ただ社会的課題については関心があるけれども、
それについてなぜそんなに寄付しないんだろうって、
すごい悩んでたりとかした時期があったんですけど、
私も実は初めてなんですよ、個人寄付したの、DPさんが。
そうなんですか。
それぐらい寄付っていうのに、すごく嫌な感じをずっと受けてたんですよ。
そうなんですか。なるほど。
その辺とかをちょっと次の週とかで話したいなと思ってたので、
また次のテーマの時に、次回もお呼びしたいなと思っているので、
次もお話ししていければと思います。
それではですね、あっという間にお時間が来てしまいましたので、
一旦区切りにしたいと思います。
この番組は360度デジタルインテグレーターとしてDX支援を事業展開している
スパイスファクトリー株式会社がお送りしています。
次回も引き続き今井さんにお話を伺っていこうと思います。
それではまた。お楽しみに。
29:56

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