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2025-02-15 46:50

#77-1 孤立する10代のために何ができるか?雑談が入口になるやわらかな居場所【孤立する10代に寄り添う ゲスト:NPO法人D×P理事長 今井紀明さん】

▼番組のnote:
Dialogue cafe | note

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▼内容:
居場所のない若者のためのセーフティネット/「グリ下」に集まる子どもたち/雑談から始める/支援者と子どもたちとの距離感/寄付のみでの運営にこだわる理由/少子化なのに増える不登校/親も子も孤立する社会/支援の入口/LINE相談「ユキサキチャット」/卒業生が支援者に/スタートアップ経営から学ぶこと/広がりつつある寄付文化/NPO運営の透明化

▼出演:
ゲスト
今井紀明さん(認定NPO法人D×P 理事長、2児の父)
認定NPO法人D×P(ディーピー)

MC
田中優子(元クラウドワークス取締役、ビジネスアドバイザー、社外取締役、1児の母)
岡澤陽子(ブランドコンサルタント、戦略リサーチャー、ビジネスメンター、2児の母)


▼関連エピソード:
#12-1 少子化対策の切り札!?親子と社会を支える産後ケア
#35 教育虐待、ダメ、ゼッタイ!世にも恐ろしい中学受験の世界
#53‐3 遠慮をしない、対立を生まない、冷静と情熱のリーダーシップ
#75-1 実家はサンバが聴こえるシェアハウス!石山アンジュは「シェア」の申し子
#75-2 もしも全人類が家族なら。世界平和は「めんどくさい」対話の先にある

サマリー

今回のエピソードでは、NPO法人D×Pの今井紀明理事長が孤立する10代を支援する活動について語っています。特に、オンラインや繁華街での居場所を提供し、若者の心身の健康を支える取り組みについて詳しく解説されています。今井紀明さんは、孤立する10代に向けた支援の重要性について言及し、雑談を通じたアプローチが若者との信頼関係を築く鍵であることを説明し、東京での支援活動の現状にも触れています。このエピソードでは、孤立する10代のために可能な支援や、特にコミュニケーションの重要性について今井紀明さんが語り、経済的要因や親子関係、社会制度の課題など、さまざまな視点から背景を深掘りしています。また、今井紀明さんが主宰するNPO法人D×Pの活動を通じて、孤立する10代の支援の重要性や寄付文化の変化について考察されています。寄付は社会参加の一環として位置づけられ、支援を通じて人々が共感し、参加していくことの意義が語られます。今井紀明さんが率いるNPO法人D×Pは、孤立する10代を支援するために活動しており、運営の透明性や参加意識を重視しています。

D×Pの活動の概要
スピーカー 3
ダイアログカフェ。筋書きのない対話から新しいアイディアと自分自身に出会う場所。この番組は様々なテーマで楽しみながらお届けします。
今日もですね、ゲストを迎えして話を聞いていきたいんですけれども、昨年の12月の頭ぐらいに私は知り合ったんですけれども、
D×Pっていう、これはNPOですよね。若者を支援する団体を代表されている今井紀明さんに来ていただきました。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
スピーカー 3
D×Pっていう団体なんですけど、若者って言っても、なんと表現されてます?
スピーカー 2
うちのNPOだから今13期目になるんですけれども、子どもたちと若者たち、13歳から25歳の子たちはユース世代と呼んでるんですけど、
その子たちのセーフティネットをオンラインと繁華街で作っているというところで、今全国的に動いているNPOになってます。
オンラインに関しては、LINEを使って今16,000人ほど登録があるんですけど、そこから食糧支援と給付支援をしてたりとか、
あとグリシタって言葉を聞いたことありますか?
スピーカー 3
グリシタっていうのは東京で言うところの東横ってやつですよね。新宿の。
スピーカー 1
大阪?
スピーカー 3
大阪だと道頓堀、阪神が優秀するときに騒ぐところがありますよね。
スピーカー 2
あそこにグリコの看板がグリシタなんですよね。
それで虐待とか家出しの子たちが集まっているので、そこで50粒ぐらいの場所を借りて拠点支援をしている。
スピーカー 3
だからオンラインと繁華街での支援っていうのはどちらもやっているNPOになってます。
グリシタの意味と効果
スピーカー 3
家出をしちゃったりとか、家だったり学校だったりそういうところにあんまり居場所がないような、
10代の若者を中心に支援するっていう感じなんですか?
スピーカー 2
そうですね。なので繁華街の問題で言うと小学生からかなり集まってきてますし、
うちで言うと13歳からの子たちの対象で支援してるんですけれども、
今年間4,000人ぐらいの子たちがうちのユースセンターって支援拠点に来てるので、
そこで食事提供したりとか、あとは一緒に喋ったりとか、あと自由にいろんな音楽とかやったりとか、
今地域に混じって祭りを一緒にやったりとかいろいろやってるんですけれども、
ただやっぱりかなり産婦人間に一緒に行くこととか、住居がないってこともいるので、
そういう一緒に区役所とか病院に回るみたいなこともやってるみたいなことも繁華街ではやってますね。
スピーカー 3
どれぐらいの若者がグリシタとかには集まって、
まあそれを毎日来てるわけではないかもしれないけれども、
どれぐらいの、今現在何人ぐらいの人が支援の対象になるような若者いるんですか。
スピーカー 2
これは実態調査というのが実際ないので、ただかなり流入してるだろうなというところはありまして、
おそらく数千人単位でいるだろうというのは推測としてはあるかなというふうに思ってます。
うちのユースセンターでも年間週2回のオープン、
4時から10時の週2のオープンだけで4千人、年間で4千人。
実人数、だから何回も通っている子もいるんですけど、実人数で700人はいるので、
おそらく全然それよりは多くいるだろうと。
しかもほぼ毎日通っている子もいますし、
この前も大阪市との実態調査でも一緒に共同で協定結んでやったんですけれども、
200人に調査したら、かなり92%の子がグリシタに、
うちのユースセンターの92%の子がグリシタに通っていると言ってたので。
スピーカー 1
それは、いろんな場所があると思うんですけど、大阪の中でも。
若者との関わり
スピーカー 1
グリシタに集まってくるのは、似たような子たちがいるからなんですか?
スピーカー 2
グリシタという言葉はコロナ禍でできた、2020年以降からできているんですけど、
今、街で公演とかの集まりがなくなってきたじゃないですか、子どもたちの。
あとコンビニで、僕らの世代だったらタムロとか。
スピーカー 3
確かに、コンビニの前にヤンキーいるみたいなね。
ありましたよね。夜中ヤンキーみたいな。
そういうのがなくなっているのか。
スピーカー 2
なくなってきていてて、例えば友達の家にタムロするとか、
そういう地域での居場所みたいなのがなくなっていて、
なので結構その時にSNSとかスマホを見ていたら、
グリシタワードが出てきたみたいな。
で、TikTokとかいろんなところで見て、集まってくるみたいな。
似たような子たちが集まっているな、だから行きたいなみたいな。
スピーカー 3
それはやっぱり、家でしちゃっているような子が多いんですか、
それとも夜は家に帰るんですか、その子たちは。
スピーカー 2
半分半分ぐらいかなと思っていて、
実際住居がないかったりとか、友達の家をてんてんとしているみたいな子が、
実体調査だと2割ぐらい、2割前後ぐらいいるということで、
実際本当に大変な子もいるというのが、
この前の大阪市との共同調査でも見えてきたところかなと思うんですけど、
家に帰っている子はいるんですが、
家に居場所だと感じない子が半分ぐらい。
スピーカー 1
家はあるけど感じない。
スピーカー 2
あと虐待を受けている子たちの割合が6割。
結構高いですね。
実際大阪市とか大阪府とかも動いていない。
支援団体も動いていなかったので、私たちも自分たちでお金を拠出して、
寄付からお金を拠出して、6千万ぐらいかけてやっている。
そこのセンターですね。
スピーカー 1
学校とかで、小学校とか中学校とかの生徒に向けたアンケートみたいなので、
家庭内の虐待みたいなのを見つける動きとかってなかったりするんですかね。
やっているところはあるような気もするんですけど、
でもそういうところじゃなかなか出てこないんですかね。
スピーカー 2
調査やってますね。
学校単位でもおそらくかなりやってると思うんですけど、
ただ相談に乗ってもらえないとか。
やっぱり今、虐待の問題しかり不登校の問題しかり、
どちらも過去最多の相談件数と不登校の数になっていて、
学校の先生も対応ができていないというところで、
対応された経験がない子たちが来ているみたいなのはあるかな。
スピーカー 3
学校の先生もあまり頼りにできないという感じになっている。
スピーカー 1
先生がどう対応したらいいかわからないという思う人が多いのかね。
スピーカー 3
そもそも学校行ってなさそうだしね。
スピーカー 2
行ってない子も多いですね。
少子化なのにしては不登校の数自体の増数は激増しているんで。
スピーカー 1
少子化なのにっていうのは私も今すごい思って。
遊舎センター、今活動としては13期ってことで、
遊舎センターは作られてからどれくらい経つんですか。
スピーカー 2
今やっともうちょっとで、今1年半ですね。
その前にテントで、それこそ本当に道頓堀の真ん中にテントを建てて、
南海さんと大阪市から許可を取って、
商店街にもかなりアプローチして、
それでテントを出してアウトリーチしてたっていう。
そこでまずグリッシャーの子たちと出会って、
関係性作って調査を行って、
やっぱりこれはテントだけで支援するのは難しいというところで
センター構えてリスクだとでもやろうみたいなところで動き始めたんです。
スピーカー 1
それはなんでやっぱりちゃんと場所を構えた方がいいと思われたんですか。
スピーカー 2
テントだとですね、まず雨が降ってくるっていうこともありますし、
あとはもう夏も暑い。
あと寒さは寒い、冬。
僕もずっと立ってましたけど、本当に寒くて。
あとやっぱり結構男女共に一緒にいるみたいなことが結構あって、
やっぱり年間あったときに相談しづらい。
もちろんDMとか来ますし、
同行支援って病院に一緒に行くとかってあるんですけど、
やっぱり数自体は少ないので、
だったら個室を設けたりとか、
食事をちゃんと温かいものを食べつつ、
なんか話せたりとか、
そういうところでやっぱり屋根の下というか、
集まりやすい場所が必要というところで構えたんですか。
スピーカー 3
具体的な支援としては、
食事だったりとか、場所だったり、
飲食自由的な生活のベースになるようなものというのが一つと、
あとは心とか、
あとは医療的なものだったりとか、
人間関係のトラブルみたいな、
そういうもののサポートというか、
スピーカー 2
なんかそういう感じになるんですか。
あともう一個やりたいことがやれるということで、
ゲームもやれるし、
あとはその地域との、
例えばいろんなボランティア活動とか、
あとは仕事に関しては本人たちが結構見つけてくったりとか、
あとその手前の子もいるので、
結構社会との別の接点、
今まで夜の社会資源ばっかりとつながってきたというのがあるので、
なので例えばうちの今、
オンライン相談の食糧倉庫でボランティアをして、
一緒にうちのスタッフと関わるとか、
この前地域の見越しというか、
祭りに参加するとか、
祭りのグッズというか、
こういった缶バッチみたいなのを作るとか、
そういうのもやるみたいな。
スピーカー 3
なるほどね。
じゃあなんかその、
助けてもらうということだけじゃなくて、
その子たちが参加する、
役割を与えてあげる、
みたいなところもやってるっていう感じですか。
スピーカー 2
そうですね。
あとユースセンターの中でも意見を入れる仕組みがあって、
ある種自治的な動きというか、
例えばTikTokの撮影スペースが欲しいみたいなのが書かれたら、
作るみたいな。
あと化粧台も欲しいみたいな。
化粧台作るみたいな。
スピーカー 3
かなり若者というか、
子どもたちとの距離が近い感じ。
それは十何年やってらっしゃれば、
関係性ができてきてるんだと思うんですけど、
最初の頃って、
よく知らない大人、
十何年前だと、
いくつぐらいですか。
まだ20代。
スピーカー 2
26とかなんですね。
スピーカー 3
26ぐらい。
ちょっとお兄さんぐらいな感じかもしれないけれども、
子どもたちからは、
どんなふうに最初の段階では、
何この大人みたいな感じだったのか、
どんな感じで仲良く入っていったんですか。
スピーカー 2
だからうちの組織で、
僕今39なんですけど、
現場だったのは基本若い30代とか、
僕と近い子たちは立ってるんですけど、
やっぱりうちの全員に共通してるのは、
否定せずに関わるというスタンスというか、
うちのある種、
大切にしてる姿勢みたいなものがあって、
どんな子であったとしても、
否定しないで関わるというところは、
本当に大切にして関わってきたかなというのを思うのと、
とはいえ現場に行くと、
やっぱり誰なのおっさんみたいな感じというか、
新人なんみたいな感じで、
やっぱり言われることもあるので、
せやでみたいな。
受付に行って誰なのみたいな。
それでも全然普通に関わるみたいなところとかもあるので、
結構フラットに関わったりとかすることですよね。
だからある種、代表という立場じゃなくて、
普通のその辺にいるおっさんみたいなところで、
ちゃんと関わるみたいなところっていうのはすごい大切。
孤立する10代へのアプローチ
スピーカー 2
人間としてそれで関わるみたいなところは大切にしてるし、
あとは子どもたちから学ぶことも大切にしてるので、
それは結構スタッフが共通点として持って関わってたら、
楽しいなと思いますね。
普通に彼らの話を聞いてるのはめちゃくちゃ楽しいですよ。
スピーカー 1
どんなところが面白いなというか。
スピーカー 2
やっぱり見てるアプリとか全然違いますし、
何の音楽にハマってるみたいなのはかなりバラバラで、
多分今の世代って結構YouTubeの世代もあるじゃないですか。
だから割といろんな年代の人のこと知ってるわみたいな。
確かにあるかも。
スピーカー 3
昔のこととか知ってるからね、子どもでもね。
昔の歌とかCMとか知ってるからね。
そういう歌歌ってたりするんだね。
スピーカー 2
なんでカラオケっぽくこれ全部歌えるんみたいな。
スピーカー 3
確かに確かに。
スピーカー 2
ゲームとかもやっぱりいろんなジャンルのゲームをやってる子もいてて、
プロセカとか。
すごい多種多様なゲームやってるんですよね。
僕音ゲーとか苦手なんですけど、すごいそういうの見てて面白かったですね。
教えてもらってやってみたら全然ダメだったみたいな。
お前全然ダメやなみたいな。
知らんがなみたいな。
俺やったことないしみたいな。
うちはゲーマーだったけどみたいな。
スピーカー 3
最初は基本仲良くなる。
お互いに楽しむことをシェアするみたいなところから、
悩みについて話すとか、
じゃあなんでこの状況になってるのかとか、
そういう結構深いところとかも、
最初から話してくれる子ばかりではもちろんないと思うんですけど、
そういうのって何かいずれ長く付き合っていくと話してくれるようになるものですか?
スピーカー 2
そうですね。
繁華街での支援で極めて重要だなと思ったらやってみて思うのは、
スピーカー 1
相談期間みたいな体でするとまず本当に来ないし、
スピーカー 2
雑談ベースでスタートしないとそもそも何か分かんないんですよ。
緊急で、例えばうちのユースセンターって住所非公開でやってるので、
ぐり下の子をぐり下の子連れてくるんですよ。
この子ほんまにやばいみたいなこの場合は、
妊娠相談から始まるみたいなケースは全然あるんですけど、
基本はそうじゃない。
だから結構仲良くなっていかないと、
その結果に相談につながるみたいな。
実は結構金がなくてみたいな。
本人も問題だと思ってないので、それが当たり前すぎて。
スピーカー 1
確かにね。
相談乗りますよとか、助けますよみたいなスタンスだと来ないですよね。
スピーカー 3
来ないですね。
スピーカー 1
じゃあ入りやすさっていうか、子供たち側からの視点で見たときには、
何か楽しそうとか、何かご飯食べれるらしい、みたいなのが入り口になるんですか?
スピーカー 2
そうですね。あとそのまま連れてくるみたいな。
あそこ面白いから行こうみたいな。
ユース行こうみたいな形で結構キーワードになってるみたいですね。
支援の現状と課題
スピーカー 3
ユースっていうのが定着してますね。
スピーカー 1
東京も同じような場所があるんですか?
スピーカー 2
東京はですね、東横っていう歌舞伎町のエリアが行くとすごいはっきりわかるので、
今歌舞伎町タワーの前にあると思うんですけど、
歌舞伎町だけは結構特殊で、全国各地にいろんな界隈があるんですよ。
札幌だと大通り界隈とか慶豪公園とか。
東京だとNPO団体がいくつかありますね。
だからそこで支援してる団体さんっていうのがあるんですけど、
東横をターゲットにしてる団体はあまりない。
だから結構女性支援みたいな文脈でやってたりとか、
あとは結構若者、ホームレス含めて支援するみたいな団体がある。
最近東横の子たちの支援してる団体も出てきてはいて、
君守って施設、東京都がお金を出して、
2億くらいお金を出して施設を運営してるみたいなところは今やり始めているんですけど、
その他は行政はお金を出さずに札幌市とか福岡とか大阪はないみたいな状況ですね。
東京だけは特殊です。
スピーカー 3
いろんな団体があるのと、歌舞伎町で君守って施設があるっていうのは東京都だけですね。
子どもたちが抱えてる問題って結構ディープなものもあると思うんですよね。
いろいろあまり良くない大人との関わってくる部分もあると思うし、
犯罪に巻き込まれたりとかいろんなトラブル。
最近だと、さっき産婦人化みたいな話もありましたけど、
性的なトラブルとか、
性被害。
性被害、被害だったり、予期せぬ妊娠とか、
当然そういうことと隣り合わせな生活をしてる子たちが多いと思うんですけど、
そこって病院に連れて行くみたいな、どうしたらいいかわからなくて悩んじゃってるみたいな子たちが結構いるっていう感じじゃないですか。
スピーカー 2
誰にも相談できないみたいな。
スピーカー 3
なかなかセンシティブなことじゃないですか。大人に相談するのも。
スピーカー 2
そうですね。なのでやはりうちも女性スタッフ中心に、
今12人ユースセンター対応スタッフいますけれども、
基本的にはやっぱり女性の方に同行してもらう。
男性ではなく、やっぱり女性の方に対応してもらうみたいな体制で、
例えばやっぱり支援スタッフと性被害みたいな関係になってしまうのは本当に困るので、
結構その辺はかなり気をつけながら体制的にもしてる。
例えば男性スタッフと女性が一人一人でならないようにするとか、
そういうのを体制的にもしっかり整えていくってことが重要。
結構支援関係者の中でもそういう被害が起こるっていうのは、
割と児童相談所でもあったりとか、国の施設でもあって、
その辺はやっぱりガイドラインを設けてやってるっていうのはやっていかなきゃいけないことですね。
スピーカー 3
確かにね。仲良くはなるけど、あくまでも支援する大人としてっていう距離感がすごい大事ですよね。
でも子どもたちもそうやって自分たちの近いところに来てくれるって思ったら、
割と情というか依存しちゃったりとか、
懐くみたいな感じとか、
そういうリスクっていうか、そういう風になっちゃうこともなくはないかなと思ったりするんですけど。
スピーカー 2
だからそこが気をつけなきゃいけなくて、
特に例えばお父さんがいない、
しかも性的虐待を受けたことがあったりとかっていう場合になってくると、
すごい距離感が体の関係とかにも近くなっちゃうし、
距離感もすごい自分で掴みにくくなってしまったりとか、
すごいそういうのがあったりとかもするので、
男性の支援者はやっぱりその辺を気をつける。
組織としてもそれを気をつける体制を整えていって、
本人等が傷つかない体制をいかに作ってるのかみたいなことは、
私たちの法人ではすごい気をつけてますね。
寄付型の運営と成果
スピーカー 3
今のこの団体の活動って、
基本的には全部寄付で成り立ってるっていう風に。
スピーカー 2
80%寄付ですね。2.7億のうち82%寄付なんで。
スピーカー 3
あとは大阪市?
スピーカー 2
うちは行政のお金はほぼ入ってないですね。
0.何パーとかだと思います。1パーないんじゃないかな。
あとは女性金というのは財団さんからの支援が、
あと残り20パー弱くらいあるので。
スピーカー 1
なんかこういう活動って、
結構行政が女性が出るのかななんて勝手に思ってたんですけど、
それは団体によるのか、
今井さんの団体がそういうのもらわずに寄付と財団でやってるってことなのか、
それとも行政としてはNPOとかに女性っていうのはあまり出さないのか。
スピーカー 2
NPOのうちだいたい行政の委託事業が取ってるところが一定程度多いかなとは思っていて、
寄付型がやっぱりレアな方かなと思いますね。
例えばこの若者支援系とかも結構行政の、
例えば女性支援の委託とか施設運営とかでやるみたいなのがあるので、
おそらく一般的には行政からの仕事が多いですね。
ただうちの場合はあんまり行政の枠にはためると、
相談機関みたいになっちゃったりとか、
スピーカー 3
あとはKPIが結構行政に設定されてしまうと就職率を上げてしまうこととかあるので、
スピーカー 2
結構自由度を高めるためにうちは寄付で運営するというところで、
もともと創業の時からかなり寄付型を目指してたので、
それで運営していってるみたいなのはありますね。
やっぱり寄付って株式会社とか国ができないことっていうのは実現できるので、
だからすごい大きく資本を集めてそれでやっていこうっていうところを
結構企業さんとか個人にも説明してやってるっていう。
なるほど。
スピーカー 3
それは大体立ち上げた時からずっとその形でやってらっしゃるんですか?
スピーカー 2
実はですね、もともとそうしたいと思ってたんですけど、
ただ最初の3年は事業の方が多くて、
普通に会社と同じように学校個人と契約結んでお金をもらってとか、
行政の委託事業でみたいな形で生活の過程の支援みたいなのをやったりとかみたいな。
でもそれだとちょっとさっきの自分たちの趣旨と異なるものを
スピーカー 3
スポンサーのいろんな都合にいろいろ合わせなきゃいけないところがあって、
そうじゃないやり方に切り替えようっていう風にされてきたっていう。
スピーカー 2
そうですね。
なので3期目から徐々に事業収入を削っていって、それで寄付型にシフトしていった。
スピーカー 3
そうなんですね。
スピーカー 2
だから認定NPO法人っていうのももう実は3期目で取ってて、寄付控除。
だから個人寄付者の場合は寄付控除で、
法人だと損金扱いできる金額が増えるみたいな形で、
うちは認定取って、それでやっていったみたいな。
なるほど。
スピーカー 1
先ほど行政とかだと、例えば就職率みたいなKPIもあるっていう話だったんですけど、
今井さんのところでは、例えばKPIという言葉が適切かっていうと
なんかちょっとクエストがあるんですけど、
一つの目標というか目安みたいなところで考えると、何か設けてるんですか。
こういう状態に持っていこうとか、こういう風にしていこうとかっていうのは。
スピーカー 2
ありますね。
ただKPIとして設定してるのは、あくまでも結構、
例えば何人の利用者数とかっていう形のこととか、
あとオンライン相談支援がちょっとわかりやすいと思うんですけど、
今年間で4,000人ぐらい増えてってるんですね。
スピーカー 3
年間で?
スピーカー 2
4,000人ぐらい相談者が増えてるんですよ。
相談者が登録者かと言ってて、
食料支援と給付のKPIみたいなのがあるんですけど、
一応就職率とかは目標設定はしてなくて、
結果として出てる数字が、4割ぐらいが今学業継続ができてる。
2割が仕事に就いてる。
2割が制度につながってるみたいな感じになっていて、
だから8割ぐらいが安定するみたいな状況なんですけど、
あまりガチガチにここまで就職させないとあかん、
みたいなことの目標は立ててない。
ただしカバーできる数とか、
例えば食料支援、13万食目指そうとか、
孤立の要因
スピーカー 2
そういうのをやりつつ、キャパオーバーせずに、
なんとかクオリティを採用で担保していこう、みたいな。
で、あと卒業とか進学とか制度につなげるみたいなことっていうのを
スタッフに共有してやってるみたいな。
スピーカー 1
なんかさっきも話してたみたいに、
消費家じゃないですか、一応世の中的には。
でも、もちろんつながれる、
LINEみたいな手軽なものができたとか、
そういう環境要因もあると思うんですけど、
毎年温泉人増えるとか、
なんでそんなに増えてるんだと思いますか?
困ってるというか。
スピーカー 2
これはでも、今お二人も感じてられると思いますけど、
学校での体験というか、
学校に行きたくないっていう状況とかも、
なんとなくやっぱり、
なかなか学校の先生方も対応できない環境にもあったりとかも
やっぱりすると思いますし、
あとはやっぱり経済的な問題とか、
社会的な例えばSNSの対応、
使うことも含めて、
本当に社会の環境のいろんな要因で
なっていってるなっていうのは見てて思いますね。
特にうちが来てる子たちっていうのは、
親に頼れない環境の子どもたちっていうのが多いので、
親御さんがいっぱいいっぱいとか、
もしくは虐待とか、
そういうかなり孤立の要因で、
うちに相談が来てるなっていうのは見てて思いますね。
スピーカー 3
それは親が経済的な理由だったり、
経済的なことだけじゃないかもしれないですけど、
子どもの育児だったり子どものケアに対して、
マインドを働かせることができない、
そういうご家庭が背景にある子どもたちが多いっていうことですよね。
スピーカー 2
そうですね。
友働きの要因もおそらくあると思いますし、
地域に頼りづらくもなったみたいなのもあると思いますし、
もしくは経済的な要因。
お金がないというほど頼れる機会もなくなるっていうのが、
今の現状だと思いますし、
だから本当に要因が複雑だと思いますね。
ただうちに来てる子の大前提は、
親に頼れない子が多くて、
その数がおそらく増えている、
少子化なのにっていうのは見てて思いますね。
支援の必要性
スピーカー 2
だからよく見る現象としては、
親御さんの小学期の使い込み、
虐待とか、
あとは高校生、大学生とかでも本当に自分で稼いでいる。
逆に親のケアをしているとか、介護をしているとか。
いろんな要因で親御さんがおそらく苦しくなっていて、
精神的疾患になっているとか。
それを子どもが支えてきていて、
子どもにそれでしわ寄せがいっていて、大変みたいな。
スピーカー 3
経済的なものがかなり大きな部分を占めますか?
それ以外の要素と比べたときに、
どれくらいの割合、家庭環境としたときに、
経済的なものがバックにあって、
やっぱり親に余裕がないとか、
子どもに教育費とか、
子育てにお金を回せないとか。
そういうことが問題の結構多くを占めているのか、
それもあるけど、それ以外も結構あるのかというと、
どんな割合のような気がしますか?
スピーカー 2
おそらく、うちに来ている現象だけ見たら、
経済要因ばっかりになるんですけど、
なぜかというと、食糧支援、給付支援の数が多いし、
今年過去最多のペースになっているので、
物価上昇とかの影響もあると思うんですけど、
ただ一つ言えるのは、子どもの貧困って昔からあった話で、
だから経済困窮とかはおそらく戦後からずっとあったというか、
当然だからあった話なんですよね。
それに加えて、親御さんの共働きかとか、
親も子どもも孤立する環境ができてしまったとか、
頼れる環境になくなったりとか、
あとは社会制度が時代に追いついていない。
例えば、頼れる環境を頼るときに、
リアルじゃなくてオンラインで頼ろうと思うけど、
子どもからするとオンライン相談っていじめしかないとか、
困窮の福祉相談とかないんですよ。
だから、うちに来る手前で解決する施策がなかったりとか、
制度の脆さとか、時代の変化、あと孤立とか、
いろんな要因で、貧困だけじゃない要因があるから、
うちに多分不合的に来てるのかな、みたいな。
スピーカー 3
なるほどね。
スピーカー 1
でも確かに、貧困ってなったときに、
子どもが貧困について相談するっていう発想がないのかもしれないですね。
薄いのかもしれないですね、行政側にも。
大人側が経済的根拠について相談するっていうのは、
確かにラインとしてありそうだけど。
スピーカー 3
確かに。
なんか、行政が子育て支援とか、
シングルマザーの支援とかだったら、
親にお金払うから、
それが子どもに結局回ってこないっていうことはありますよね。
親が憎い込んじゃうとかね。
スピーカー 2
本当にそう。
スピーカー 3
だから子どもにまでいかない?
よくあるよね、両親が別居してて、
別居してる子どもにいない方のお父さんの口座に入っちゃうみたいな。
スピーカー 2
それもよくうちにあるパターンで、
だから新ママの子で若年妊婦というか、
19とか20の子でうちに頼ってきた子で、
暴力で別居したら児童手役があっちに入ってるみたいな。
それで保育園をもう一回探して、
仕事を作るまでうちがサポートするみたいなこともよくありますね。
スピーカー 1
例えばそういう話とかって、
子どもが繋がったんだけど、
親から子どもの虐待とかじゃない場合で、
親にもきちんと認知してもらって、
一緒に繋がるところに繋がるみたいな。
そういうのもあったりするんですか?
スピーカー 2
うちはだからどっちもやってて、
一応13から25なんで、
子ども想定とか若者想定でのセーフティネットを作っていってるんですけど、
今一応奈良市さんと協定を結んで、
親御さんにいる家庭の子どもに届けるみたいな。
奈良市に繋がってるSNSの子たちが2000人くらいいるので、
そこに届けて、それを親から子どもに伝えてもらうみたいな。
そういうこともやろうとしてたりとか。
スピーカー 3
相談に乗るっていう、受け止めてあげるみたいなこともできると思うんですけど、
実際の解決?
何か問題がここにあるっていうことが見えてきたときに、
未来への取り組み
スピーカー 3
どこまで介入していくんですか、DPとしては。
スピーカー 2
介入するラインに関しては、
一定程度うちのルールが決まってないところもあるんですけど、
ただ基本的に就職、進学、生徒につなげる、
あとは卒業とか、ここまでのラインでサポートしていこうっていうのがあって、
しかもそれは一団体ではやらないっていうルールがあります。
だから一社では支援せずに、今NPO140団体以上と連携してて、
自治体も30団体以上。
協定結んでるのが参考と、
それ結んでなくてもやってるところがそれだけある。
だから相談機関につなげるとか、
スピーカー 3
あとは同行支援は他の団体にやってもらうとか、
スピーカー 2
っていうところで、それで解決していく。
オンライン相談って全然パーフェクトでもなんでもないので、
基本的には自分で動けないってところもいるので、
一緒に動いてもらう方も探す。
スピーカー 3
なるほどね。
その入り口のところのどんな問題を抱えているのかをまず聞いて、
こういう問題だったらここにつないでいくっていう、
そういう体制ってことですね。
最初のところっていう感じなんですね。
スピーカー 2
そうですね。このゆきさきチャットっていうのが
LINE相談の名前なんですけど、
5割が食料支援と給付支援の相談。
3割ぐらいが不登校の相談で、
あと2割が虐待とかいろんな相談なので、
スピーカー 3
結構その総合的に効率している対応をしていくみたいなところで、
今はサポートしていますね。
スピーカー 1
なるほど。
そのチャットの相談員って何人くらい?
スピーカー 2
20人くらいいます。
スピーカー 1
そんな20人で対応できるんですか?
スピーカー 2
結構1か月以内で対応が終わる子が4割ぐらい。
6割がある種継続支援みたいな形であるので、
キャパ的には思いっきり一瞬で来なければ大丈夫ですね。
今のところだから年間4,000人登録者でもサポートができる体制にはしていってますが、
ただやっぱり人力で困るところで言うと、
この前6月、去年の6月にTikTokでうちの支援を受けた子が、
この支援はめちゃくちゃ良かったみたいなことを書いたら、
とんでもないぐらいの相談量が来て、
4日間で月間の相談量を超えたみたいな。
そういう時はキャパオーバーになるので、
1週間進居を止めるみたいなことはやるんですけど、
スピーカー 1
一応年間で鳴らすと大丈夫みたいな。
スピーカー 3
今、AIの行き先チャットも作っています。
スピーカー 1
私、時々GPTに相談するよ。
僕、毎日相談してます。
スピーカー 3
相談相手になってくるね。
なかなか良い相談相手ですね。
スピーカー 1
多く言わないし、否定しないしね。
スピーカー 2
本当にめちゃくちゃありがたいですね。
スピーカー 3
時々嘘を言うけどね。
嘘を言うけど、誤魔化すけどね。
すぐ謝るしね。
すいません、間違っておりましたみたいな。
なるほど。
10年、10何年やってらっしゃったら、
支援してた子たちが卒業して、
大人になっていくじゃないですか。
結構いろんな、そこで社会にきちんと戻ってというか、
一般社会人として働いて、
生活を自分で成り立たせていけるようになる子も
たくさんいると思うんですけど、
卒業した人というか、
そういう人たちとのコミュニケーションみたいなものも
あったりするんですか?
スピーカー 2
あります。
これからよりイベント一緒に登壇できたらなって子も
いっぱいいますし、
エンジニアになった子とかもいますし、
普通に寄付者さんになってくれてる子も多いですね。
嬉しいですね。
支援した子で、
例えばクラファに突然寄付してて、
あの時ありがとうございますみたいなことをコメントで書かれてたりとか、
看護師になりましたみたいな子もいますし。
スピーカー 3
どれくらい支援者の方って、
クラファンとかで、
個人、法人それぞれでどれくらいの方が支援をされてるんですか?
スピーカー 2
個人は月額寄付者さん、
月額1,000円とか2,000円の寄付者さんが3,400人。
3,400人。
単発含めたらおそらく6,000円とか7,000円くらい。
法人が今、月額寄付の法人が139社になりますね。
もうちょっと単発含めたら160とかになると思います。
徐々に増えてきてるなみたいな。
ありがたいです、本当に。
スピーカー 3
相当今井さんがね、
私、12月に知り合ったというか、
その時も知り合いの方がね、
孤立する10代への支援の重要性
スピーカー 3
東京でDPの活動を支援されてる方が、
支援者というか、寄付を募ることも一つ目的にして、
今井さんのプレゼンをみんなで聞く会みたいな。
ありがとうございました、本当に。
初めてこういう活動がある。
スピーカー 2
誰やねんって感じだったかもしれない。
スピーカー 3
いやいやいや、でもすごい、
なるほどって、
子どもの虐待とか、
そういう問題って、
自分も子どもがいるし、
自分自身の子どもはね、
なんかいろいろ、
親としていろいろやってあげるんだけど、
直接自分は関わることはできないというか、
見えない世界にね、
スピーカー 2
すごくこう、
スピーカー 3
なんていうか、
本当に心が痛いっていうか、
そういうお子さんってたくさんいて、
ニュースとかでね、
すごい悲惨なものとかを見たりすると、
すごくこう、
なんかどうにかできないのかなっていう、
もどかしさをいつも感じるところがあって、
だからこういうことに具体的に、
本当に長い人生をかけてやってらっしゃるんだなっていうのは、
すごい感動するものがあったし、
スピーカー 2
ありがとうございます。
寄付文化の変化と課題
スピーカー 3
それを知り合ってから、
この2ヶ月ぐらいの間に、
すごい今井さんの活動をいろんなところで、
ピボットとか、
いろんなところ。
ピボットもありましたね。
だから周りの、
私の知っている方が、
SNSで今井さんの活動について、
投稿されているのとかを見て、
なんか意外と近いところで、
スタートアップ界隈の方とも、
割とつながりがね、
そんなNPOの方って、
こんなにスタートアップだったり、
幅広い層の方と関わりを持たれるんだなって、
ちょっとびっくりしたんですけど。
スピーカー 2
ありがたいです、本当に。
スピーカー 3
これって今井さんの、
やっぱりなんか行動力の賜物なんですか?
スピーカー 2
ありがたいことに、
いろんな方につなげていただいたりとか、
みたいなのもありますし、
あとやっぱりなんか、
うち今、
45、6人ぐらいの組織になってきたんですけど、
そうすると、
組織課題が大きく出てくるので、
やっぱりスタートアップの関係者から、
学ぶことが多いんですよね。
だからちゃんと人事の体制を整えていくとか、
バックホビー付け、
何のサービス使っているとかとか、
含めて学ぶことがやっぱりめちゃくちゃ多いので、
自然と増えてきているというか、
でもありますし、
あと結構危惧してくださる方も多いんで、
そうですよね。
あとイベントも一緒に登壇することが増えましたね。
来週とか、
キャンプファイヤーの会長の家里さんとか、
一緒に登壇するとかもあります。
そうですよね。
スピーカー 1
何か告知見ました。
スピーカー 2
ありがとうございます、本当に。
スピーカー 1
でもなんか、
寄付をする文化が、
日本ってそんなに、
まだまだ根付いていないというか、
ところがあるかなと思うんですけど、
寄付をする、個人でする、法人でする、
そこに関していろいろ活動していく中で、
ちょっとでもいいんですけど、
変化の兆しが見えてきたりとか、
あるいはまだまだ、
日本の寄付文化に対しての課題とか、
何か感じられることってありますか?
スピーカー 2
寄付は広がってきていると思いますけどね、
あんまり好きじゃないですから、
寄付の市場みたいなのあんまり好きじゃないんですけど、
ただ実際それ自体も、
結構広がっているなというのは、
ふるさと同棲の影響もあるんですけど、
身の回りではやっぱり、
実際大きくなってはいるので、
そこは結構影響力が出てきているなと思います。
あと、大阪でも自分の身の回りというか、
経営者の前でやると、
結構初めて寄付しましたという方も増えていて、
やっぱり手ごたえは感じますね。
やっぱりみんな、
国に対してできていないことに関してとか、
自分らができていないことに対して、
何かしたいという思いはあるので、
そこに対しては手ごたえはかなり増えてきたなと。
寄付の参加というスタンス
スピーカー 2
あと僕がよく言っているのは、
寄付は別にあげるものじゃなくて、
スピーカー 3
参加だよと言っていて、
スピーカー 2
うちで言うと10代の孤立で解決する仲間になってくださいと、
参加してくださいと。
次1000円とか2000円だけでもいいから、
それが積み重なると強いので、
だからぜひ参加してくださいと言うんですけど、
結構それがハードル低めみたいなので、
いかにやっぱり参加してもらう流れを作るか。
スピーカー 3
あげるものみたいな感じが強いね。
確かに確かに。
自分が共感して何かしてあげたいのを、
具体的に何をしたらいいかわからないけど、
まず寄付から、
自分が共感するものに支援するという形で
参加するということですよね。
スピーカー 1
渡すとかあげるとかよりも、
参加するというスタンスってすごくいいですね。
参加する側も、
単にお金を出すだけじゃなくて、
大きな意味がありそうだし、
そちら側の人生とか考え方にも影響しそうだし。
スピーカー 2
寄付は面白いなと思ってて、
本当にいろんなタイプの方がいらっしゃって、
共感もあるし、
自分の昔の過去とか、
後悔とかで寄付されている方もいらっしゃいますし、
投資の意味で寄付される方もいますし、
だから結構個人個人とか法人によって考え方が違うので、
寄付感を養うことっていうのは、
すごい面白い。
個人の解像度も上げるので、
スピーカー 3
面白いなって見てて。
スピーカー 1
そうですね。
なんかすごい、
例えば自分が子供の時に、
足長、
工営など、
それぐらいは聞いたことがあったけど、
例えば親と一緒に寄付の話をするとか、
どこかに寄付をするとか、
例えばお年玉のうちの何かを寄付するみたいな会話を、
親としたことがなかったから、
自分の中で生活の中にあまりご寄付というのはなかったんだけど、
そういうのって結構、
聞いてるか聞いてないかでも何か違うかなと思って、
子供とかと、
例えば災害が起きたとか、
今回のDPとかもそうなんだけど、
子供とも話すようにしてて、
素晴らしいですね。
例えば地震の時とかも、
お年玉から、
お母さんもこれだけ出そうと思うんだけど、
みんなはお年玉から出せるとかで、
こういうのがあるんだけど、
どこがいいと思うとか言って、
支援する先を一緒に選んだりとか、
いうのをやるようにここ数年していて、
素晴らしいですね。
そういうのが自然の一部になったらいいなっていうか、
スピーカー 2
寄付することって、
最初抵抗感ある方もいらっしゃると思うんですけど、
本当に縁もあるので、
そういった団体さんとか、
身近で実はあそこ知ってたけど、
みたいな気になってるところとか始めてみると、
スピーカー 3
いいかもしれないですね。
それは、あまたあって、
しかも、
正直いっぱいあって、
テーマもいろいろあるんだけど、
信じられるかどうかっていうのもすごくあるじゃないですか。
でもそれはその通り。
スピーカー 1
ちゃんとつながってるかどうかもね。
スピーカー 3
本当にちゃんとそのお金がどう使われるのかっていうことが、
正直そういうNPOはちょっとわからないんだけど、
自然団体ですって言ってやってるけど、
なんか変な使い込みしてるみたいな、
そういうのも時々ありますよね。
スピーカー 2
本当におっしゃるとおりで、
今アメリカではそういう問題が本当に大きく起こってるかなと思ってて、
結構寄付、
かなり日本と経済規模が違うから、
寄付文化の桁も全然違うんですよ。
2、3桁くらい違うみたいなのがあるんですけど、
結構不正の方がニュースになってて、
NPOの場合は日本だと、
結構逆になってるのかな、
バックオフィス体制があまりにもずさんで、
不正会計じゃないけど会計が間違ってましたとか、
あとは会計一人体制で結構でかい団体になってて、
往々につながっちゃうみたいなのがあったりとかするので、
なんか組織体制とか、
あと何にお金を使ってるのかっていうのは、
ちょっと気にかけた方がいいかもしれないですね。
例えばだからうちで言うと、
やっぱり年収報告書に、
なんでお金が残ってるのかって、
こと細かに書くんですよ。
結構団体によっては、
めちゃくちゃ寄付型なのに、
すごいお金を残してる。
無収入状態でも3年くらいいけるみたいな。
だけどそれ何のために残してるかわからないみたいなのがあるので、
多分考えてると思うんですけど、
やっぱり聞いた方がいい。
まあそのコストかかるから大変なんですけど。
うちで言うと、結構収入の基準があって、
うちは人件費はしっかり出しますよってことを寄付者さんに、
大阪府の平均給並みに出しますよってことを、
結構寄付者さんに伝えたりとか。
あとは企業で言う準利益は、
10%は残しますよと。
なぜかというと、
うちは次年度資金確保率って言うんですけど、
やっぱり10%は残さないと、
次年度に何か緊急支援があった時に出せないと。
投資もできないし、
スピーカー 3
特に今インフルエカだから。
確かにそういう意味では、
NPOとかの経営というか、
それって普通に経営者としての
素養が必要じゃないですか。
ただ社会のために良くしたいという思いだけでは、
やっぱり運営がずさんになっちゃったりとか、
あまり計画的じゃなくなったり。
資金も集まらないし、
集まったお金も有効に使えなくなっちゃうんだけど、
結構経営者スキルが必要ですね。
本当にそうです。
スピーカー 1
先ほどおっしゃったような組織作りみたいなところもそうだし。
スピーカー 2
だからNPOがボランティアであるのも、
僕はすごい大切だと思ってるんですけど、
ただ寄付とか結構経営が必要になってくる場合とかも
全然あるので、
それは特に寄付型信頼上が重要なので、
その場合はちゃんと経営やっていきましょうよ、
みたいなことっていうのは、
業界としてはそう思うところかなと思って。
だから結構うちはこと細かに財務の情報を出してるとか。
スピーカー 1
ホットページ拝見しました。
スピーカー 2
すごいちゃんと報告されてるかと思って。
運営の信頼性
スピーカー 1
でもすごい安心感がありますよね。
活動そのものだけじゃなくて、
運営体制に対する真摯さというか、
みたいなのがきちんと見えると、
やっぱりそこは一緒に参加しようという気持ちに
つながっていくというか、
スピーカー 3
すごい安心する。
企業の活動で株主になるとか投資するとかだと、
中身を理解せずにいいことだけ言ってるから
出すっていうもんじゃないですもんね。
スピーカー 2
そうですね。
ある種、うちは運営をさせていただいてる
スピーカー 3
みたいな感覚はあって。
スピーカー 2
委託されているってことですね。
スピーカー 3
なるほどね。
スピーカー 2
だからある種、僕の法人じゃないというか、
僕の創業者ですけど、
だからいつも私たちの法人はみたいな形ですけど、
スタッフと企業者さんとボランティアさんと
一緒に作ってるので、
自分は創業者ですけど、
自分の法人というよりは法人なんで、
そういう感じで考えてますね。
なるほどね。
今井さんの活動の背景
スピーカー 3
DPの活動内容とかについては、
今回聞いてきたんですけれども、
今井さんがなぜこのテーマ、
若者を支援したい、
10代を支援したいとかっていう、
このテーマに出会い、
これだけ情熱を持って活動してらっしゃるのか、
かつ非常に経営者的なマインドというか、
スマートさも持って
運営してらっしゃるなとか思うんですけど、
これがどういう、
これまでの人生の、
うよ客説。
うよ客説の中で、
実はですね、
今井さんの2本目で詳しく聞きたいなと思うんですが、
皆さんもよく、
記憶にあるかもしれませんが、
イラクの人質事件、
リスナーの方も覚えてらっしゃいますかね。
一定の年代以上の方だと私は覚えてます。
スピーカー 1
私も覚えてました。
スピーカー 2
覚えてます。
スピーカー 3
ニュースで覚えてます。
イラクで日本人が、
テロリストの人質になっちゃって、
っていう事件がありましたと。
あの時の人質になった当事者の方と。
スピーカー 2
生き残りです。
スピーカー 3
っていう今井さんが、
なぜこの活動をやるようになったかっていうお話を、
ちょっと次回聞いていきたいなと。
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