1. そろそろ美術の話を...
  2. Art Watching 2025年9月号
2025-09-27 1:00:09

Art Watching 2025年9月号

リスナーさんのお便り紹介と、面白かった美術展について話をしました。

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://sorosoro-art.vercel.app/ep/20250⁠9⁠⁠ 番組の感想は、⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠#そろそろ美術の話を⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ でお願いいたします。

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠番組公式Twitter⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠もフォローをお願いします!

Show Notes

オープニングトーク

お便りコーナー

ニュースのコーナー

  • 今月の展覧会

    サマリー

    今月のArt Watching 2025年9月号では、アートフェアや展覧会に関する話題が取り上げられています。特に、東京現代で展示されたイケタテルマサさんの作品や、美術セナリーフェスでのイベント体験が紹介されています。また、アートウォッチング2025年9月号では、俳句の創作プロセスや展覧会でのトークショーを通じて、アートと自然観察の重要性が語られています。藤本芳道の作品への洞察や、若者が美術館に足を運ばない現状に関する調査結果も取り上げられました。美術館の訪問者数が減少している中、SNSを通じて若者の興味が高まっているというニュースが伝えられ、美術界の未来に対する希望の意見が交わされています。また、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品が日本で初めて公開されることが発表され、来年開催される美術展への期待が寄せられています。ルーシーリーの影響や日本との交流を基にした展覧会が紹介され、彼女の独特な作品の魅力が語られています。さらに、ファン・ゴッホとその家族に焦点を当てた展覧会では、ゴッホの作品の展示方法についての意見が交わされています。ゴッホ展では彼の家族に注目し、特に愛称や肩書きについて触れながら展覧会の魅力が語られています。

    アートフェアの魅力
    はい、アートテラー・とにのそろそろ美術の話を、この番組は私、アートテラー・とにが、アートに関わる方をゲストにお迎えして、トークを繰り広げるポッドキャスト番組です。
    本日は、Art Watching 2025年9月号をお届けしたいと思います。
    さあ、始まりました。リスナーさんのお便り紹介と、面白かった美術性について話をする、Art Watchingの47回目です。
    今月もまるさんと一緒に、美術について話をしていきたいと思います。
    お願いします。
    さあ、ということで芸術の秋、9月ということですね。
    はい。
    どうですか?芸術の秋ということで、やっぱり夏以上に美術に触れてますか?どうですか?
    そうですね。やっぱり、展覧会の数がもう明らかに多いし、アートフェアもありましたね。東京現代が夏に、7月にやってたのを、9月になりまして、今年から。
    今年も横浜で開催。
    はい。
    もう3年目ですか?
    東京と言いながらも。
    3年目。
    そうですね。
    でも、まるさんはもう3年、もう俺1年目に行って、
    はい。
    もう十分って言い方はあれだけど、もういいかなって、こういうもんだってわかったなっていう。
    あれ?3年目?あれ?2回目かな?
    いやいやいやいや、絶対。
    2回目?
    絶対3回以上やってる。去年も俺行かなかったし、そう。
    休んでたんじゃなかったでしたっけ?
    休んでたのかな?
    毎年やってます。
    毎年やってると思うよ。
    そういうの?
    記憶がね、ダメですね。
    でもまあまあ今年も行かれて、どうですか?
    今年も行ってきて。
    その初回とかとの違いみたいなところで言うと。
    そうですね。結構ギャラリーも入れ替わりというか、ずっと同じギャラリーが出てるって感じではなくて、新しいギャラリーが入ったりとか、変わったりしてました。
    なんかやっぱり傾向というか、今年はこういう作品が多いなとかはあったりするんですか?
    傾向はちょっとあれですけど、目についたのは焼物とか立体の作品とかが気になりました。
    その中でもイケテルさんことイケタテルマサさん、工芸美術家の、私のアーティストとまるまるしてみたいなポッドキャストにゲストで以前出ていただいた、ラデンの作家さんですけどが展示してまして。
    美術セナリーフェスの体験
    神奈川からじゃあ来らしてってことだね。
    今まで以上に大きいサイズのオブジェ。ドーンと展示されてて、開始1時間で海外の方とかが買っていったらしいですよ。
    イケテルさんというと一般的にサイバーラデン家って言われたりとかしてて、一つ一つの粒がデジタル数字でめちゃめちゃちっちゃくてみたいな感じじゃん。
    0.3ミリとか。
    1個1個のがちっちゃくて。だから手のひらサイズでも作るのが大変っていう話を番組で言ってもらったけど、でかいってのはどれくらいのサイズなの?
    1メートルとか。
    そりゃでかいわ。
    1点何メートルとか。
    作るのに何年もかかったっておっしゃってました。
    あ、そう。
    3年とかかかりで作りましたって。
    そんな作品見たいけど、東京現代でしか見れなかったんだね。
    そうなんですよ。もったいない。
    もったいない。しかも海外の方が購入したってことは日本で見るチャンスほぼないよね。
    ですね。
    そう聞くと言っときゃよかったって今思った。
    写真とか動画とか撮ったんでまたお見せします。
    ぜひぜひ。インスタとかにも上がってるの?
    インスタにあげました。
    ぜひぜひ皆さんもチェックしてね。
    トニーさんご存知の通り、写真とかだとイケテルさんの作品なかなか魅力が伝わらないと言いますか。
    キラキラ光って、角度によって見え方が変わったりもするんですけど、皆さんにも見ていただきたかった。
    なるほどね。そう聞くと言っときゃよかったなって今思った。急に反省、後悔してきました。
    でもこういういいものが毎回あるわけじゃないからとか言って。
    今回たまたま当たりの年だったのかな。
    いや素晴らしかったですよ。びっくりしました。
    全部見るのにはどれくらいかかるもの?ボリューム的に。
    結構広いんで、ただ歩くだけでも時間かかっちゃう。
    すごいよね。パシフィコ横浜を使ってやってますからだいぶ広い会場ですけどね。
    広いんで、2時間ぐらい?
    意外とコンパクトじゃない?半日ぐらいかかるのかと思った。
    ゆっくり見るとまあ。
    急いで見て2時間ぐらい。
    だからゆっくり見ると半日ぐらいじゃかかる。
    そうですね。
    興味ある方はぜひ来年もやるんでしょうかね。
    来年も同じ日程かな。9月にやるみたいです。
    ぜひぜひ見てみてください。
    トニーさん、美術展なびフェスで小田信長と話すっておっしゃってましたけど。
    はいはいはい。
    どうでしたか。
    いやいやいや、素敵な方でしたよ、信長様。
    信長様。
    名古屋城おもてなし隊だったかな。
    やっぱり結構身長もあって、髭もかくわえてすごい男らしい方でしたけれども、
    名古屋からもファンもいらっしゃってて。
    だからあんまり強く突っ込んだら多分ファンに怒られそうだから控えめに突っ込みをしながらでしたけれども、
    時々強めにちょっと言ってみたりすると、
    信長様が腰の勝手な人だって叩き切るぞみたいななんか、
    そう言われればこっちも何も言えないみたいな、
    母みたいになるという、過去一やりづらい、
    突っ込みづらいみたいな感じでは、すごくいい人なんだけど。
    口調ってどんな感じなんですか、なんとかじゃとかなんですか。
    あと貴様はって言われてましたしね。
    イベント自体はでも紹介しておかないとなんだけど、
    もうこの大谷の時に始まってますが、上野の森美術館でショーソーイン・ザ・ショーっていうね、
    ショーソーインのイマーシブ体験とかができるみたいな体験型展覧会があって、
    そこでランジャタイというね、幻のお香みたいな香木、
    それの匂い体験ができるんです、このイマーシブ会場では。
    だけど美術セナリーフェスというのは美術展グッズの採点なので、
    一足先にその上野の東京会場から初めて販売される、大阪ではまだ販売されてなかった、
    ランジャタイの香りつきカードみたいなものがあって、
    それが9月のだから、20日が展覧会スタート。
    だから19日がない段階だけど、一足早く、まだサンプルの段階の9月8日、
    その美術セナリーフェスの日に信長様がまず最初に嗅ぐっていう、みんなの代表として。
    なぜなら450年前に一度嗅いでるから、それを嗅げるというイベントだった。
    それをみんなが見るみたいな。
    信長様が嗅いで。
    みんなは嗅げないんだ。
    みんな嗅げない。お客さんは見てるだけ。
    グッズ作った担当の美術セナリーの読売入りの女性の方と、信長様と僕が3人単調にいて、
    嗅ぐわけ。さあどんな香りですかって言ったら、
    これは新しき香りじゃって言ったんですよ。
    え?ダメじゃん。
    すごいことかな。
    いやいやいや。ダメじゃないんだけど。
    ダメじゃないか。
    どういうことかなと思って、どういうことですかって聞いたら、
    450年前の時には、もうその時点で香りが落ちてった。
    史実的に鉱木が長い歴史があるから、ちょっと匂いが落ちてきてたらしいのね。
    だからそれで信長様が当時嗅いだ時には、香りがちょっと薄く感じるじゃないか、
    ちょっと物足りなく感じたらしいけど、今回のグッズはとても香りが強くて、
    新しき香りがするみたいな感じのニュアンスだった。
    でも具体的に知りたいのはどんな香りかが知りたいから、
    その強弱じゃなくてね、その匂いの。
    そうですね。
    どんな匂いなんですかって言ったんだけど、あまりその例えがしっくりくる感じがなく、
    でもすごいのは信長様はオーラがあるから、それでも場としては5分10分ぐらい持ってるわけです。
    すごい。
    そう。でもこのイベントトータル30分で、これしかないんですよ、イベントは。
    あと20分繋がなきゃいけない。どうするのみたいな感じ。
    気持ちいい。
    なんか時の進みがすごく遅く感じてきて、これあとどうするんだろうと思って、
    もうそこで急遽、僕もすいません、嗅がせていただいてよろしいですかっていう、ちょっと僕も嗅いで、
    僕が感じた香りですよ、これあくまで僕のね、すごく男性的な、男性フレグランス的な香りだったのと、
    ちょっとオリエンタルな香りだったなっていう。
    ムスクっぽい。
    ムスクっぽい、本当にそう。と思って、そういう香り食レポみたいな感じでね、
    食じゃないけど鍵レポみたいなものをして繋いだんだけど、冷静に考えて、
    物の香りだけで30分ワントークって、なんかクレイジーな企画すぎるなと思って。
    確かに。
    よくやったわ、これと思って。
    みんな嗅げないから、想像させるしかないっていう。
    すごいな、食べ物の場合は食べれなくてもなんか美味しそう感は伝わるじゃん、物があるから。
    香りのカードだからさ、みんなもそれを見ててもわからないから、すごいイベントだったけど、
    でも本当に信長様に感謝してるのは、よくこのトークを30分持たしてくれたっていう、本当に感謝ですね。
    俳句とアートの出会い
    さすが。
    いやー、でも盛り上がって、実際その美術セナビフェスも全体通してすごく盛り上がり、今年も盛り上がりまして、
    もう最後まで熱気冷めやらぬ感じだったので、
    おそらく来年もやるんじゃないかなと思いますので、
    来年も今年も来れなかったって方は、ぜひ来年も楽しみにしていってくださいということで。
    もう一個じゃあ、まるさんいい?
    うん。
    今月というか先月、この1ヶ月であった出来事というのが1個ありまして、
    僕はですね、区会デビューをしたんですよ。
    え、何?
    区会、区会。
    区会?
    うん、俳句。
    俳句?へー。
    俳人のね、星野孝史さんっていう、すごいもう高浜挙史の暇子だったかな。
    すごい人ですね。
    だから高浜挙史の娘さんもそのまた孫も、だからおばあさん、お母さまも、
    俳人という、もう本当にその家に生まれたんです。
    すごい、サラブレット。
    その方とちょっと前に国立西洋美術館で開催されたドコミル展、
    西洋美術館。
    あれの展覧会の関連イベントで、俳句の見方とアートの見方っていうトークイベントがあって、
    その時に初めてね、ご一緒させていただいて、
    で、先生がそのメイクの鑑賞の方法みたいな、
    このメイクはね、こういうとこが素晴らしいんだよって話をした後に、
    全く僕は俳句に何の興味もなかったって言ったらあれ、むちゃ語弊があるけど、
    まあ、でもその先生がこういう風に見るんだよっていうと、
    ああ、なるほどってわかるし、
    で、こうなんですねみたいに言ったら、
    どういう風に見るんですか?
    まあ、なんかそれがいろいろとありすぎて、
    ここぐらいあるので、
    あれだったんだけど、まあその先生がバーって教えてくれると、
    なるほど、こうですねって言ったら、
    それが先生が、君は理解が早いねみたいな。
    うん。
    やっぱりいろいろと見て、なんかその鑑賞ということは、
    俳句には詳しくないけど、鑑賞するということは詳しいか、
    詳しいか、やってきたから、
    なんかこうコツを掴んだのか、
    ああ、ここの文字がこういうことなんですねとか言ってやってたら、
    すごい喜んでくださって、
    ぜひ君は区会に来るべきだとおっしゃっていただいて、
    で、ついに行ったんですよ、その区の会に。
    はい。どんな感じなんですか?
    そうでしょ。それで、まあ気軽な気持ちで来ておいでって言うから、
    あ、わかりましたって言って行って、
    その8月の末だったんだけど、
    はい。
    人生で小学校以来作ったことないわけ、授業以来。
    でも、
    俳句ね。
    俳句なんてね、作る必要ないじゃない。
    それでこう、でも5個作ってきてくださいって言われて、
    えー。
    なんか、
    作っていくんですね。
    作っていくの。
    そうなんだ。
    そしたらね、そのテーマ、記号のね、この使うものが来たわけ。
    その3つ送られてくるわけ。
    はいはい。
    それがね、1つが色なき風。
    えー。
    で、これ秋の記号なんだって。
    えー、そうなの?
    そう。で、2つ目が放線火。
    はいはいはい。
    で、3つ目が葬儀器。
    何それ?
    聞いたことない言葉でしょ。
    嘘でしょ。
    なんかね、レンガ師、なんか、
    葬儀器?
    俳句の創作と評価
    昔のレンガ師、なんとか葬儀さんって人がいて、
    その人の記述、亡くなった日が葬儀器なんだって。
    えー。
    だから、要するに、
    芥川龍之介の亡くなった日、葛伯記とかいうような、
    なんかそういう感じなのよ。
    なんか、その日の記述。
    で、それで、その3つを使って、
    5つ作ってくださいっていうのが送られてきたんだけど、
    すごい大変。
    そう。デビューで、
    なんか、俺はもっと花火とか、
    なんか、蝉とかで作りゃいいぐらいだった。
    なんか、軽いノリで行こうと思ったら、
    葬儀器で作れって、どういうことみたいな、
    パニックみたいなのがあって。
    葬儀器。
    今、検索したんですけど、
    葬儀器が出てきちゃったもん。
    違う、違う、違う。
    葬儀器、葬儀器。
    で、そういうのがあって、
    それでね、
    まあ、でも一応作んなきゃいけないって言って、
    頑張って作って、
    一応5個持ってってやったところ、
    なんとか、極中2区が特選選ばれまして。
    えー、すごいじゃないですか。
    ちょっと自分でも、
    おめでとうございます。
    意外と才能があったのかもしれない。
    いや、まあ、大したことないんだけど。
    ちょっと披露してほしいですね。
    特選を。
    葬儀器もいろなき風もダメだったんですよ。
    でも、ほうせん花だけは、
    ほうせん花で2個作ったんだけど、
    両方、それが選んでいただきまして、
    1個が、
    すごい恥ずかしいですけど。
    お願いいたします。
    はい。
    いきます。
    うつむくも。
    日差しをはじくほうせん花。
    ちょっとリアクションは取ってもらえると思います。
    これは特選取ってない。
    ほうせん花の花って、下を向いてるんですよ。
    下を向いてるんだけど、明るくて、
    下を向いてるってネガティブに思われるけど、
    ほうせん花のように、
    下を向いてるけど、
    それがみんなに見てもらえるっていうね、
    いうことを言いたかったんだけど、
    これは褒めてもらえたのは、
    ほうせん花をちゃんと観察したからかけてる。
    なるほどね。
    で、もう1個がですね、
    次にちゃんと終わった後、
    ダメならダメでもいいから、
    リアクションは取ってください。
    トークショーの内容
    課会の正しいリアクション方法が分かんないんで、
    何で、おーとかいいんですか。
    何でもいいです。
    ねーねーみたいな。
    じゃあ、ちょっと恥ずかしいもう1つ、
    じゃあ言わせていただきます。
    はい、お願いします。
    ほうせん花っていうのの別名はね、
    妻くれないっていう。
    だからそれ別名使っても大丈夫だったんで。
    妻くれないって。
    爪がね、べにとか、爪のべに、
    爪にこう塗って、
    昔マニキュアの代わりだったらしくて、
    妻くれないって言い方をするんだって。
    へー。
    2句目はちょっとほうせん花で、
    妻くれないって言葉で作ったんですが、
    じゃあ行きます。
    柔断が妻くれないの種ならば。
    あー。
    おー。
    めっつくです。
    一瞬考えちゃいました。
    ほうせん花って種が飛ぶ。
    あー。
    あれが今ね、このアートウォッチングでも
    8月号でね、戦争の展覧会とか取り上げてたから、
    戦争で今も実際戦争起きてるし、
    その柔断が妻くれないの種ならばっていうね。
    素晴らしいです。
    これはね、本当に褒めていただきましたけど。
    すごい。なんかちょっと感動しました。
    ほんとですか。
    いや、それでね、こういうことがね、
    褒めていただけたので、
    来月の舞会も呼ばれまして、
    このままもしかしたら僕が俳句の道に行くのか。
    毎月あるんですね。
    毎月ある。
    でも僕、一番年下だからね。
    もう皆さんもうベテラン。
    何人ぐらいいらっしゃってるんですか?
    この前は十数人いらっしゃって、
    あと、俳句だけ送る、
    その場にはいけないけどって言って
    トークする方もいらっしゃって、
    その中で選んでいただいて。
    すごい。初めてとは思えないですね。
    なんかレベルトップ。
    でもなんかやっぱり、
    皆さんの長年やってる方の句を聞くと、
    まだまだだなって思って。
    そうなんだ。
    へー。
    そういうことでね。
    今後も舞会に出て、
    特選取ったら発表するシステムにしようと思います。
    いいですね。
    トニーの今月の一句みたいな。
    そういうことがあります。
    なんかおしゃれ。
    ありがとうございます。
    そういうことで、よろしくお願いします。
    よろしくお願いします。
    ということで、お便り紹介にいきますか、そろそろ。
    はい。
    まずは番組ウェブページへのお便りです。
    はい。
    ゆうゆさんからいただいています。
    はい。
    トニーさん、まるさん、こんにちは。
    いつも楽しく拝聴しています。
    ここ数ヶ月のアートウォッチングで、
    まるさんがキレのあるコメントを連発していて、
    今月はどんなことを言うのかなと、
    毎月楽しみです。
    素晴らしいですね。
    菊地漢字月年とも美術館で、
    8月23日に開催された
    ともびでバードウォッチングに参加してきました。
    高橋さんの美術と鳥に関する豊富な知見と、
    それを引き出すトニーさんのお二人の掛け合いが
    とても楽しくあっという間の1時間強でした。
    奥さんや弱虫が素人目にはリアルに見えても、
    ファンタジーが混ざっているとは思ってもみませんでした。
    藤本芳道が鳥のことをよく見て描いているということを、
    特徴や生態とともに説明してもらえて、
    とても勉強になりました。
    何よりトニーさんと話してきたのが嬉しかったです。
    これからも番組楽しみにしています。
    残暑が続いていますので、お体ご自愛ください。
    ありがとうございます。
    まずマルさんのキレのあるコメント。
    嬉しいですね。
    キレのあるコメントしてたかな。
    いや、今期待のコメントが…
    どうしよう。
    逆にプレッシャーになっている。
    すごい嬉しいです。
    ありがたいですよ。
    8月23日に僕の名優の鳥肌とたかし君と、
    それからこの番組にも出演していただきました
    菊池寛司好きな友美塚島崎健吾学芸員の企画として
    ご依頼で、この2人で、藤本芳道という
    徳美術館に最もゆかりのある元人間国、もう亡くなりになっていますけども、
    いろいろ、絵付けの得意な作家さんの展覧会があって、
    今回鳥をテーマに、この人が描いた鳥の絵が描かれた
    焼き物が中心に展示している展覧会ということで、
    会場でバードウォッチング的な感じで、
    2人で掛け合いしながら見ていこうみたいな感じでした。
    藤本芳道の鳥の描写がいかに素晴らしいかって話も入れつつ、
    だから北斎とかジャクチュウってね、みんな鳥の絵が上手いから鳥も上手いと思いきや、
    鳥博士から見るとあれは大した鳥の描き方じゃないよ、みたいなそういうやり方をしながら
    やったトークショーなんですけどね。
    案の定ですけど、1時間のトークイベントが終わったら1時間半ぐらい喋ってましたからね。
    森上がりすぎちゃって。
    森上がりすぎました。
    その後に、この悠悠さんからお声がけいただきまして、
    鳥さんと言っていただいて、ちょっとお話したんですが、
    たぶん2年ぐらい前だと思うんですけど、
    この番組で実は一度ね、コメントを送ってくれた方、メッセージを送ってくれた方で、
    確かデキリコ展、鳥美術館のデキリコ展だったと思うんですけど、
    そこのミュージアムショップで、なんか俺があまりに真剣に見ているもんだから話しかけづらかった。
    ありましたね。
    で、話しかけてもいいんでしょうか、みたいな。
    で、それでこの番組で呼びかけて、よかったらぜひぜひ声かけてくださいっていうきっかけになった方だったんですよ、悠悠さん。
    ありがとうございます。
    ずっと聞いていただいてるんだ。
    で、このイベントのためにも来ていただいてということでしたので、
    本当に直接ここで感謝を伝えましたけども、改めて番組を通じて感謝をお届けしたいと思います。
    これからもよろしくお願いいたします。
    お願いします。
    ということでね、僕との話はね、もうしても大丈夫ですよって伝えたんですけど、
    今度はもうだから悠悠さんもぜひ丸さんに会いたいと思います。
    丸さんも話しかけて大丈夫なんですか。
    大丈夫です。ちょっとキョドるかもしれないんですけど。
    多めに見ていただけると。
    じゃあもう見かけた時にはね、丸さんにもぜひたくさん話しかけてあげてください。
    はい、お願いします。
    さあ続いてもう一つあるのかな。
    次にエピソード139、140のネルホルさん出演会への反響があったのでご紹介します。
    S8さんからです。
    お声から誠実さを感じる方々だった。見たくなった。
    続いてレスイズモアさんから。
    ネルホルの種巻きとカラス展。少し前に言ったけど、
    ポッドキャスト聞いてどう作ってるのか裏側が知れてよかった。
    カーペットの断層のことも話されていたので謎が解けました。といただいています。
    ありがとうございます。
    ありがとうございます。
    さあということで早くも反響がある回でしたけども。
    ねえ。見ごたえがある展覧会で新作もたくさんありますもんね。
    千葉美術館の展覧会とその後埼玉県の展覧会。全然別物の展覧会なんだけど。
    展覧会先に見させていただいた上でネルホルさんと初めてちゃんとお会いして、
    やりとりのね、今回番組で初対面初収録みたいな。そのまま収録みたいな感じだったんで。
    なんか勝手にだけどすごく口数も少なくてすごいスタイリッシュな感じで。
    作品がね、おしゃれですもんね。
    そうそうそう。だからなんかボソボソっと喋る二人組なのかなぐらいに思ってたんですよ。
    そしたらまあ本当にね、誠実なっていうのもあるし、本当にお二人ともすごく明るいっていうのもあれかもしれないですけど、
    笑いの絶えない収録になりまして、すごく印象的でしたね、本当に。
    だからそういう意味では多分いい意味でイメージが変わるというか、
    どっちか先でもいいと思うんですよね。この人たちの声を聞いてから展覧会見に行く。
    逆に展覧会見て何も聞かないで楽しんだ後に、
    ああ、そういう人たちだったんだっていう答え合わせもいいんじゃないかなと思いましたね。
    ぜひぜひ。
    はい。そしてあのちょっとまだちょい告知ぐらいな感じですが、
    この時が初めてこの番組5年目にして初アーティストデュオゲスト。
    次回10月回はまたアーティストデュオが、別のアーティストデュオが出演いただけますので、
    若者と美術館のギャップ
    お楽しみにくださいということです。
    はい、ということでウェブページへのお便りや、
    ハッシュタグそろそろ美術を話そうへの投稿を引き続きお願いいたします。
    引き続き美術に関わるメッセージであれば何でも受け付けますのでよろしくお願いいたします。
    アートウォッチングニュース。
    はい、このコーナーは直近で話題になったアートに関連するニュースを紹介してコメントをするコーナーです。
    はい。
    じゃあニュースいきましょうか。1つ目のニュースこちらでございます。
    はい、こちらですね。東京アートビートで報じられたニュースですね。
    若者の過半数が美術館に行かないZ世代に刺さる展覧会とは。
    国立アートリサーチセンターが15歳から25歳のアートに関する意識調査を実施したそうです。
    ということでその結果、気になる結果ですが、美術館に行くと答えた若者はなんと48%。
    それに対して美術館には全く行かないと答えた無関心層は51.7%であったということで、
    さらに4,5年に1回以下しか行ってないという人も含めると約6割が美術館と日常的な接点を持っていないということがわかったそうです。
    ということで若者は美術館にあまり行ってないそうです。これはどう思われますか?
    ちょっとびっくりの数字でした。
    美術館の訪問者数の変化
    結構私の周りに行ってる人が多いんですよね。
    関東、関西よりも美術館に行く人が多いって書いてある。
    展覧会の数ですかね?
    それもあるよね、絶対。
    そうか、なんか残念ですけど。
    ただ残念っちゃ残念なような気もするんだけど、
    でも自分もたまたま相方の影響でおかげで美術館に行ってたけど、
    多分それがなかったら行ってなかったと思うし、
    多分行かないのもよくあり得る方なのかなと思うんだけど、
    このニュースを見て僕はそんなに悲しいニュースとは思わなくて、
    これたぶんもしかしたら、
    これ今年リサーチした結果こうなったけど、
    要するに僕が20代だった時、今から20年前にリサーチしたら、
    もしかしたら無関心層はもっといた気がするんだよね。
    逆に良くなってるんじゃないかなと思う。
    だからやっぱSNSで若い人たちが美術館に行ってて、
    これがバズってるのは圧倒的に今の方が多いわけだから、
    逆に言うと51%行ってないのに美術会が、
    もちろん展覧会入ってないとか色々と問題もあるけど、
    一応その美術会としては成立はしてるじゃん、美術シーンがね、展覧会シーンが。
    ということはこの倍頑張れば倍人が来るわけだから、
    今100%の状態でこれだったら、
    美術会って未来ないなって思っちゃうけど、
    まだまだ魅力に気づいてない方が50%もいて、
    それでも美術会が、ものによっては30万人人が入るとか、2時間待ちしてるって思うと、
    まだまだ美術の余地というか余白があるなと思って。
    僕はそこ、これは未来があるニュースだなと思ったんだよね。
    そういう風にも捉えられますね。
    12歳までに美術館に行かないと一生行かないっていうデータが確かあって、
    ちょっと古いかもしれないんですけど、
    そういうのに比べたら全然良くなってるのかもしれないし、
    子供の時に行くっていうのが大事なのかな。
    皆さん、美術館デビューは小学生の時が一番多い。
    初めて美術館に来館した年齢。
    あなたが初めて美術館に行ったのはいつですか?
    6から12歳の38.1%が一番多い。
    続いてが13から15歳の13.8%。
    5歳以下の13.5%。
    だから過半数は小さい時に行ってると思うよね。
    だから良いニュースだなと思ったんだけど。
    このリサーチセンターのリサーチで、
    個人的に10箱の隅をつつくような、
    あなたはどんな時に美術館に行ってますか?っていう質問をしてて、
    その1位が48.4%。
    その美術展で開催してる展覧会が見たい時、48.4%。
    その行く理由が。
    その次が誰かに誘われた時、29.7%とかね。
    例えばデートの行き先として9.9%。
    テレビやインターネットの情報を見て12.3%とかあるんだけど、
    テレビやインターネットの情報を見て興味持ったりとか、
    デートの行き先としてその展覧会が見たいから行くわけだから、
    基本これ展覧会が見たい時の票じゃないの?
    何で分かれちゃうのかがよく分かんないというか。
    確かに。
    デートの行き先としてって言ってる人は、
    別に展覧会は興味ないんじゃないですか?
    そうかそうか。
    なるほどね。デートさえできれば。
    美術について学びたいって言うけど、
    別にその展覧会じゃなくてもいいってことか。
    いいって言うのか。そうか。
    なんか普通に考えてどんな時に美術館行くかって言うと、
    やっぱりね、もう行き慣れすぎちゃってるからさ、こっちはね。
    そうですね。
    展覧会に興味あるから行く以外あるの?って思っちゃったけど、
    そうか、まあそうかもね。
    ちょっと散歩しますかみたいな感じで行く人もいるってこと?
    そうね、もしかしたらね。そういうことなのかも。
    でもすごい興味深いニュースでした。
    次第はもう一つがね、
    女性は男性よりも美術やアートへの興味・関心ありということで、
    美術・アートに興味・関心ある48.6%女性、
    それに対して男性は37%ということでございました。
    これもね、なんか男女だからどうこうっていうわけじゃないですけれども、
    まあでもやっぱり美術館にはやっぱり圧倒的に女性の方が多い印象はあったけど、
    アンケート取ってもそうなるんだなって思いましたね。
    何かで男性はうんちくを語りたいから、
    いろいろ知ってるやつじゃないと誘わないみたいな。
    うーん、なんかね、そう。
    やっぱり無知な自分を出したくない。
    まあ俺はそういうタイプだから、
    なんかね、やっぱ知った状態で行きたくなっちゃうよねっていう。
    なるのかな。
    なるのかな。
    まあまあでもこのリサーチはこれからも続けてもらって、
    これがどんどんどんどんアート化にとっていい方向にね、
    進んでるといいなと思っております。
    はい、これ前もやってるんですかね。
    このなんか推移を見てみたいなって思いました。
    うん、確かに。
    ちょっと注目したいニュースですね、これは。
    はい。
    そしてもう一つじゃあ行きましょうか、ニュースでございます。
    はい、こちらですね。
    レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作
    レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作、日本初公開へ東京で来年ということでして、
    これは日テレのニュースで報じられました。
    イタリアの芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作が日本初公開となります。
    なんと。
    レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作、通称美しきフェロニエールという女性の創造画ですね。
    モナリザがやっぱり当然有名ですけど、モナリザ以外にもルーブルが持ってて、その中でも。
    はい。
    もう一つ有名な美しきフェロニエールが、なんと発売日を果たすと。
    これはすごいニュースじゃないですか。
    ルーブル美術館展、ルネッサンスというタイトルで来年、2026年9月9日から12月13日まで開催されるそうです。
    はい。
    いやー、これはビックリした。
    このニュースの時、マルさんすぐメールくれたもんね。やるらしいですよ。
    新聞のね、新聞で見つけて、社名をトリーさんに送っちゃいました。
    そうそう。
    いやー、来年日経産指揮でね、オルセイ美術館展が開催される。
    星月予報の星月予が来ます。未例のね、落ちゴジロ行きます。
    来年これがもう一人勝ちだなと思ったら、日経産も出してきたねっていうね。
    来年の秋すごそうですね。
    すごい。なんかだから、ちょっと令和以降、もしくはコロナ以降。
    今のところ一番ピークが一つ目来るのは来年だなと思って、ちょっと注目だねこれは。
    まだまだでも聞いてるのもあるし、僕まだ耳に入ってる、あれやるってのも知ってるし。
    だから来年は当たり年だね。
    すごい。
    すごい。
    これは絶対見たいですね。
    19世紀にはモナリザよりも有名だったらしいですよ、このフェロニエールが。
    フェロニエール、フェロニエールブーム来るのかな。
    来るかな。モナリザと顔そっくりですよね。
    あ、ね、似てる似てる。
    ちょっとほうれい線が気になる感じ。
    ちょっとふっくらしてんのかな。
    そんな感じのね、人よりね。
    はい、そんな人です。
    これが来ますので、皆さん来年まで楽しみにしましょうということでございます。
    最後に直近で見てきてよかった美術展について話していきます。
    はい、じゃあ丸さんからいきましょうか。
    はい。
    焼き締め陶の展覧会
    焼き締めと土を感じる展。
    禰豆美術館で9月13日からやってる展覧会です。
    うんうん。
    展覧会?
    焼き物ってだいたい釉薬がかかってるじゃないですか。
    それは釉薬がかかってない土だけで釉薬をかけずに焼いた陶器のことを焼き締めと言うんですけど。
    例えばビゼン焼きとかがそうですね。
    そうですね。
    もっともっとさかのぼると中世とかそういうかなり古いものもあります。
    もっとほんとさかのぼると酢液とかもそうよね多分。
    針葉とかも焼き締め陶だし。
    そうですね。
    そういうことだね。
    素朴な土の表情が見える。
    土地によって表情が、土の表情が違うし、その時に焼く温度だったり釜の状態だったり。
    灰が登って上からドサッと落ちてきたのがまたそこに乗っかってやられたりするんで、一つとして同じものがないという。
    そういうやつです。
    これはねず美術館のコレクションだけじゃなくて、結構いろんなところから名品が集まってる感じなんですか?
    ねず美術館のコレクション中心に他からも借りてきたものとかもあるような感じです。
    まるさん焼き物が好きだからね。
    愛があったあれだけど、僕も最近好きになってきたけど、ちょっと悪い言い方というかあれをすれば焼き物。
    釉薬があったら華やかな印象があるけど、ほぼ同じような色。
    茶色みたい。
    茶色い手の中に見えると思うんだけど、その中でやっぱりまるさんから見てこれは良かったとか、特にお勧め作品があればぜひ皆さんも知りたいと思います。
    うわー、どれもいいんですよね。
    どうしようかな。
    えーとですね、江戸時代のビゼン焼きの花入れなんですけど、ひだすきつる?ん?ひだすきつるか。
    首花入れっていう、あのちょっとくにって曲がってる花入れ。
    これは揺れる船でも倒れないようにそこを平たく広く作った船どっくりっていうのかな。
    でも現在では花入れとして典容されているっていうものなんですけど、なんかこうキャラっぽいんですよね。
    そのフォルム的なことが。
    こうクイッと首が曲がってるようなのが可愛い。
    あともうでも本当にあげたらキリがないんで、皆さんのお気に入りを見つけてもらいたいですけど、
    あとはね壺がたくさん出てるんですね。
    今は割と観賞用で枝とか置いたりとか飾ってる人が多いと思うんですけど、
    昔は保存用の容器だったりとか運搬用に使われてたんで、全然観賞用として作られてないもの。
    ちょっと欠けちゃったりとか、曲がってるものとかもあるんですけど、それもまたいい。
    窯の中で転んでしまった壺もあって、カメかカメ、これもねすごい良いですよ。
    まあ味があるんだろうね、そういうのが。
    かなり味がある。
    だからこの釉薬というか、自然釉ですけどがこう流れ、コロッとしてるの、その向きに流れていて、
    またなんというか、その中に景色が見えるなーってずっと見ちゃいます。
    すごい気になるなと、まあ気になってて行きたかったんだけどちょっと行けなかったんですが、
    会期が10月19日、1ヶ月ぐらいしかないんだね。
    すごい短い。
    これ9月13日から始まって。
    しかもですよ、お茶室で現代の作家さん3名による焼き占め棟の現在っていう展覧会がそれぞれ3日間ずつ開催されるっていう。
    だからこっちは私は見れてないんですよ。
    それ狙っていくしかない。
    狙っていくしかない。
    スケジュールをチェックしていくとそういうのも見れるんだ。
    そうなんです。これはぜひ見たいなと思ってます。
    なるほど。
    はい。
    行きたくなりました、これは。
    中世から現代までの焼き占め棟が見れる、めちゃめちゃ一見地味ですけど豪華な展覧会です。
    いいですね。
    はい。
    はい。
    トニーさんどうですか?おすすめの展覧会。
    ちょっと焼き物かぶりなんですけど、国立工芸館が今年金沢に移転5周年記念ということでスペシャルな展覧会が目白押しですけれども、
    その中でも芸術の秋にぶつけてきた展覧会がルーシーリー展、東西をつなぐ夕日の器という展覧会です。
    これ気になってました。
    一部のアートファンというか陶芸ファンにも大人気のルーシーリー、女性陶芸家のパイオニアと言われてて、
    でもルーシーリーの展覧会って実は10年ぶりなんだそうです、大規模な展覧会。
    そうなんだ。
    多分千葉市美術館で開催されたのがラスト。その前に国立新美術館で大きな展覧会があってそれに行かれた方も多いと思うんですが、
    そういうことで満を持して井内さんという、井戸の井に内側で井内さんという夫婦のコレクションが帰宅されたそうで、
    それが一括で帰宅されたのもあって、それを含めて初公開。その初公開を含めて展示するっていう展覧会でした。
    今回の展覧会の見どころというのはルーシーリーの初期の作品から晩年の作品までも、もちろん網羅してるんですが、
    ルーシーリーの影響と作品
    ルーシーリーがもともとウィーンに住んでた人で、ウィーン工房とかの影響を受けながら作刀してたんだけど、
    もともとお金持ちの娘さんなんですけど、ユダヤ系だったということで、
    ウィーンにいた時にナチスから迫害を受ける可能性が高かったので、それで身の安全のためにイギリスに渡る。
    イギリスに渡った時に当時バーナードリーチという陶芸家がそこでは一番有名だったんで、
    そのバーナードリーチ風の作品も作ったりしてるんだよ。結構最初は実は結構そういう、
    いわゆる皆さんがルーシーリー好きな人にとってイメージ的なユニークな形で、ちょっと可愛らしい色合いでみたいな、
    後、後代がちょっと長らけ、そういうイメージになる前のルーシーリーの作品があったりとか。
    後、ルーシーリーと濱田翔治、マシコヤキで盛り上げた人ですよね。
    実はルーシーリー自体は日本に来たことがないんだけども、濱田がロンドンにイギリスにいた時にルーシーリーの家に泊まってたりとか。
    へー、交流があったんですね。
    そういう交流にスポットがあっているので、交流した作家の作品も展示されています。
    100%ルーシーリーというわけじゃなくて、ルーシーリーと関係があったハンス・コパーであるとか、そういう人の作品と並べることでルーシーリーは、
    それが今回の展覧会の着物部分になっている交流というかね、東西をつなぐっていうのはそういう。
    ルーシーリーは意外と日本の影響もあったり、中国の当時の影響も受けてたよっていうのも、今回紹介する素晴らしい展覧会でしたけど。
    ファン・ゴッホの家族展
    一番僕がお勧めしたいのは、今回メインビジュアルにも選ばれています。
    ブロンズ釉書き、ブロンズの釉薬の書きなんです。
    壺なんですが、口の部分はフワーンと広がって、めちゃめちゃ朝顔のように広がっていて、そこはピンク色みたいなね。
    そこはすごくルーシーリーらしいんですけど、その下の部分が、壺の部分がブロンズの釉薬ということもあって、
    ちょっと光り輝いて、鈍い光なんだけど、実物見た時に仏像が持っている水病みたいな印象をすごく受けて、
    なんかね、それがすごく印象深かったなっていうのが。
    なるほど。
    なんかこれ、ポスター見た時に、エジプトとかっぽいなって思ったんですけど。
    でもそれもね、あるかもしれない。
    でも仏像のって言われたら、そうですね。
    実物見てみたいです。
    なんかルーシー、すごく印象的だったのが、たぶん先月のこのアートウォッチングでね、北王子ロサンジンの器の話をしたじゃないですか。
    海に行ったじゃないですか。
    ロサンジンとか、あとハマダ精神もそうなんだけど、基本的にやっぱりいろんな陶芸家の器で見た時に、それこそ今丸さんが言ってた焼きしめともそうだけど、
    ここに花をいけたらいいだろうな、ここに食べ物を置いたら生えるだろうなとかって、なんか想像しながら見るじゃないですか。
    なんとなく見るのに慣れてくるとさ。
    ルーシーリーはなんかそれを許さない感じというか。
    拒絶してるわけじゃないんだけど、なんかここに食べ物を置いちゃダメみたいな。
    ここに花を刺さなくても、なんかもう佇まいが完璧すぎて。
    だからルーシーリーって優しい色合いというか、ふわっとした感じなんだけど、作品としてはもう触れないでくださいみたいな感じの強さというかね。
    本当ですね。
    それが今回良かったのは前回北尾二郎さん時見てたからこそ、ルーシーリーの魅力ってそこなのかなってすごく今回思って、すごくそこがハッとさせられましたね。
    確かに、このブロンズユー花器にお花どうやっていけるかは想像できないです。
    そうそうそう、そうなのそうなの。
    かといって何かその、孤高の存在じゃなくて、これがだから空間にあるとその空間を引き立てさせるから、やっぱり生活の中には欲しいんだけど、
    だけどそこに使い勝手とか使うかっていうと違うっていう、なんかちょっとそこがなんかルーシーリーの、
    なんでこの人がこんなに人気なんだろうって考えながら見た時に、他の人にはないところってそこな気がしたんだよね。
    よりアートっぽいんですね、オブジェっぽいっていうか。
    そうそうそうそう、いわゆる、そう、そこがいわゆるオブジェ焼きの、なんかオブジェですってもののしじゃなくて、ちゃんとツボを作ってるし、ちゃんと皿を作ってるし、ちゃんと鉢を作ってるんだけど、
    なんかもうアート作品って感じだよね。
    ほんとですね。
    言われてみれば。
    それがすごく印象的でした。
    ぜひ金沢遠いって印象あるかもしれないですけど、金沢でね、今おいしいものもまた増えてますし、秋ですからね。
    そうですね。
    ぜひ一緒に行くといいと思いますよ。
    はい。
    じゃあ最後もう一個ぐらい。
    じゃあこれ、まるさんも内覧会でね、ご一緒に会いましたので、ご補典。
    ご補典、大注目の。
    東京都美術館家族がつないだ画家の夢ということで、この番組にも出演していただきました、都美術館大橋学芸衣の展覧会です。
    はい。
    さあ、まるさんどうでした、まるさん。
    もう良かったです。いい展覧会でした。
    でも、5本の作品がいっぱい見れるのかなって思って行ったら、最初5本の作品じゃないのばっかりがあったから、
    展示室があったんで、なんかあれ?っていう心配な気持ちになっちゃったんですけど、その後5本の作品になるんで、安心してください。
    今回の展覧会は単なるご補典ではなくて、ご夫婦の家族に注目しているということで、
    ご夫婦の弟のテオと奥さんのヨハナ・ファン・ゴッホ・ボンゲル・アイ・ショウ・ヨウ、
    そしてその2人の息子であるフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホ。
    全部で、ファン・ゴッホも含めて4人スポットがあってて、
    さらにご夫婦のファミリーコレクションということで、ご夫婦とご夫婦の弟のテオが集めたコレクションも展示されてるんだよね。
    だから、ワールさんが言った、ワンフロア目は基本的にはご夫婦と弟がコレクションしたものだから、
    ゴーガンだったりとか、マネの素描だったりとか、エッチングだったかな、だったりとか、浮世絵とかが展示されててね。
    なかなかご夫婦は出てこないんだよね、この展覧会。
    そうなんですよ。
    でもなんか俺は逆に、それはすごく良かったなと思って、
    やっぱり日本人ってゴッホ好きだから、ゴッホ展ってやっぱりゴッホがメインじゃん。
    今回もゴッホがもちろんメイン。30点ぐらいファン・ゴッホ美術館から来てるからあれだけど、
    そのジラシプレイと言いますか、出てこないなゴッホがみたいな。
    確かに。
    でも言っても大物ばっかりじゃない。
    マネだったりゴーガンだったり、普通だと個展ができる人間、作家レベル、浮世絵だって面白いけど、
    でもやっぱりなかなかゴッホ出てこないなって言って、ゴッホが出てきた時の、
    待ってましたって言っちゃいそうになるぐらい、やっぱりこの人って花があるんだなっていう。
    なんかゴッホだってすぐ分かりますよね。
    圧倒的スター感みたいな。最初から出ちゃったらそれに気づかないのに。
    やっぱりワンフロア待たされたおかげで、きたはゴッホみたいな感じになった。
    そんなに別にそこまで、世の中のゴッホファンほど多分僕はゴッホが特別好きってわけでもないけど、
    それでもだってやっぱあのゴッホだけのワンフロアはテンション上がったというか。
    上がりますね。
    これはすげえ上がったよね。すごーってなってた。
    なんか見たことない、いわゆるザ・ゴッホっていう絵ばっかりじゃないから、そこもまた良くて。
    生物画だったりとか、ちょっと昔の作品?
    なんかトルスを描いてたりとか、そういうのも個人的にはグッドポイントでした。
    グッド来るポイント。
    そう、だからすごい良い展覧会、本当にだから展覧会としては本当に良い展覧会だと思うんだけど、
    ちょっと一個だけね、ちょっとこれはどうなんだろうっていう。
    なんですか?
    トニーのチクチクタイムみたいな。
    誰も聞きたかった、なんかその業界の方が聞いたら怒るんだろうなと思いながら言うんだけど。
    これは愛があるからこそですよ、展覧会に対してね、っていうので聞いていただきたいんですけど。
    いやすごい良かった、最初も良かったし。
    しかも展覧会のたてつけも良いじゃん。
    単なるゴッホ集めましたじゃなくて、ゴッホの家族に焦点を当ててて、見せ方もキャプションもすごい良いし、
    ゴッホのコーナーが終わった後にその業、ゴッホのね、ギリの妹の業がどれだけ元々美術の素人だったのに、
    ギリの兄の評価を高めるためにちゃんと美術家のことを勉強して、それでゴッホを今の地位に高めたとか、
    そういうのもちゃんと説明されてて素晴らしいなと思って、最後の部屋でイマーシブコーナーが始まったんですよ。
    ああ、あれいらなかったですね。
    ゴッホのイマーシブの、なんか、
    何だったんですか、あれ。
    イマーシブミュージアム自体は僕は否定しないし、むしろ面白いと思うし、
    あれで美術に興味を持ってくれる人がいることは全然良いから、もうイマーシブミュージアムも好きです、僕はいいと思うんです。
    でも、イマーシブミュージアムはイマーシブミュージアムじゃない。
    だけどあの展覧会は、だってゴッホの本物すごいって感動して、
    ゴッホの実物すごいなと思って、最後にゴッホのイマーシブ、しかも本当のちゃんとしたイマーシブは、
    全風呂はどこからも没入なんだけど、ちょっとイマーシブにしてみました。
    一画みたいなね、部屋の。
    しかも展覧会出てこないひまわりとかの映像とかが出てきて、イマーシブで終わりってなった。
    実物見て感動してきて、なんか最後イマーシブなんて思った。
    それは私も思いました。
    イマーシブを否定するつもりはないし、
    でも多分イマーシブをやった方が、SNSで発信してくれて人が来るんだろうな。
    20代、30代、35代来てないこの世の時代、やっぱ来てほしい。それはわかる。
    だったらせめて最初にイマーシブにしてほしい。
    本当ですよ。
    イマーシブで見て、これがゴッホの世界だって言って、ゴッホの本物を見て感動してほしいのに、
    なんか最後、急に水ぶっかけられた感じがしちゃった。
    わかりました。
    ラストなんみたいなのは、ちょっと批判というか否定というか、やめろとは言わないけど、
    場所はあそこじゃなかったな。
    ですよね。
    そこはすごく感じてしまいました。
    なんかそのイマーシブの前が、ゴッホが亡くなる直前に描いてた麦畑の緑一面の麦畑みたいな絵とかがあって、
    私すごいそれ感動したんですけど、なんかその後にそれかみたいな。
    その後それかだったのが、あれだけだけで、まあ元にいい展覧会だったけど、ちょっとそれだけがちょっとあれだったなっていうのと、
    家系図の興味深い事実
    あとはこれが別に個人的にすごい気になって、ちょっとつぼったこと、最後にね。
    ゴッホの家系図があったんですよ。
    家族。
    そもそもね、今回展覧会でテオとヨウの息子の名前がフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホなわけですね。
    でもファン・ゴッホは、要するに僕らが言う、いわゆるゴッホがファン・ゴッホだから、テオは兄の名前を息子につけてるわけじゃないですか。
    そうですよね。
    そもそもそこからなんかあれだなと思ってたんだけど、展覧会の図を見たら、ゴッホのお父さんの名前がテオドロス・ファン・ゴッホなの。
    ってことは、そのお父さんと弟が同じ名前なのね。
    本当だ。
    お母さん、ゴッホからのお母さんがアンナ・ファン・ゴッホなんだけど、ゴッホの妹の名前がアンナ・ゴッホなのね。
    だからそのお母さんと妹も同じ名前なの。
    さらに掛け絵図を見ると、お父さんの兄弟の中にフィンセント・ファン・ゴッホがまたいるんです。
    この一族は同じ名前を使いまわさなきゃいけない。バリエーションなんてこんなに少ない。
    本当だ、いる。
    しかもフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホ。
    だからテオの息子の、さらに息子にテオがまたいる。
    この掛け絵、どうなってるの?この一族は。
    なんかこういう引き立りがあるんですかね。
    何代目なんとかじゃないのかもしれないけど、5、6個からしか選んじゃダメなの?みたいな感じがして。
    これが一人でこの掛け絵図が。
    男の子だったな、みたいな。
    そうそう。一人でこの掛け絵図見ながらニヤニヤしてて、面白いなと思いながら見てました。
    でもなんか兄さんと自分の息子を同じ名前って結構すごくないですか。
    そう、すごいすごい。すごいよね。
    なんて呼んでたんだろう。
    ゴッホ展の魅力
    確かにね。でもあれが面白かったよ。
    それもだから面白かったのが、あだ名みたいな、愛称みたいなのが書いてあった。
    テオドルス・ファン・ゴッホ。愛称、テオ。
    テオドルスだから略してテオ。
    ヨハンナだから愛称、ヨって書いてあった。
    その息子のフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホはエンジニアで活動してた頃があったらしいのね、仕事。
    だから愛称エンジニアって書いてあったんだけど、なんでそこだけ太陽に超えろみたいな。
    エンジニアやってたからエンジニアって。
    そういうことなんですか、これ。
    そうそうそう、そういうこと。
    なんでここだけ肩書き書いてあるんだろう。
    肩書きじゃなくて愛称らしいんだけど、なんで急に肩書きが愛称になったみたいな感じとか。
    それも含めて全部壺で、一人で家族を。
    今までそんなにゴッホの家族に注目したことなかったけど、展覧会で必然的に注目したから、この一族面白いなと思って見てました。
    面白いですね。
    興味深いよね。
    いろんな楽しみ方ができるゴッホ展ですので、行かれたらぜひぜひ皆さん行ってみてください。
    ということで、まるさんどうでしたか、今日は。
    話の振り返り
    ちょっと喋りすぎちゃった気がします。
    いいことじゃないですか。
    キレのあるコメントが今日はできなかったんですけど、すいません。
    そうなの。そうかな。大丈夫だったと思うよ。
    だってそれはそのゴッホ展のね、最後のイマーシブのコーナーは、自分の中でもね、勇気を持ってね、誰かが言わなきゃいけないと思って、
    勇気を持って言おうと思った、その前にまるさんがあれはいらなかったですよね。先に言ってくれたから、ホッとはしたもん。
    だから、これを聞いてる方、僕だけの意見じゃない、まるさんも思ってました。
    思ってました。
    道ずれ、道ずれ。
    悪くなかったから、忘れてたもはや、展覧会のことから。
    ここでつぶなってることじゃなかったかもしれない。
    だから、キレのあるコメント見せたよということです。
    ありがとうございます。
    リスナーの皆さんもね、良かった美術生のパーソナルがあれば、ぜひぜひ教えていただけたら嬉しいです。
    ということで、まるさん来月もどうぞよろしくお願いいたします。
    お願いします。
    この番組は不定期配信です。
    各種ポッドキャストサービスでのフォロー・購読をお願いします。
    感想はハッシュタグ、そろそろ美術の話を。
    今後聞きたいテーマやゲストは番組ウェブページまでお願いします。
    01:00:09

    コメント

    スクロール