大阪万博の話題
はい、アートテラー・とにのそろそろ美術の話を。この番組は、アートテラー・とにが、アートに関わる方をゲストにお迎えして、トークを繰り広げるポッドキャスト番組です。
本日は、Art Watching 2025年3月号をお届けします。
はい、ということで始まりました。リスナーさんのお便り紹介と、面白かった美術について話をするArt Watchingの41回目です。
今月もマルさんと一緒に、美術について話をしていきたいと思います。
お願いします。
はい、よろしくお願いします。さあ、ということで3月ということですが、オンエアが3月29日。まもなく4月ということで。
あっという間ですね。
あっという間ね。この4月というと、いよいよ始まるんでしょう、万博が。
そうだそうだ。
どうですか、マルさん、万博は。
うーん、そんなに注目してないです。
まあまあまあいや、もちろん多分世の中の人は結構そういう人多いじゃない。
俺もまあぶっちゃけ全く興味なかったので。
でもほら、大阪でやる展覧会とか京都でやる展覧会とかは、万博に合わせてすごい力入れてるから、そっちには興味あって。
大阪万博には興味なかったんだけど、あのなんかね、芸術伸長の仕事で行くことになりそうで。
去年ね、ベネチア行かせてもらって。
で、あれが意外と評判良かったらしいんですよ。
僕の耳には入ってこなかったけど、なんかまあ評判良かったらしくて。
それで編集長から電話かかってきて、
トニーさん次は万博ですよ、あっちにもパビリオンたくさんありますよって言われて。
で、行くことになってるのよ。電話でかかってきてね。
で、それでなんかあの、今回は日本語も通じるから大丈夫でしょうぐらいの感じで言われて、
まあそれだったらね、行きますかねみたいになってるんだけど、
今収録が3月16日にやってて、この時点でいつ行くかまだ決まってないんですよ。
恐ろしいことに。
しかもいろんな他の人から聞いてる情報だと、万博のそもそも内覧会がいつやるかもまだ決まってないらしいの。
え、そうなんですか。
万博サイト的にも。で、その日に行けるかどうかもまだ分からないみたく。
結構各メディアが今混乱してるのよ。
確かに。
なんかすごいですね。
しかもいつ行けばいいかもまだ分からない状態になってて、
だからなんかもうここ数、それから編集長から電話かかってこないし、行くよって言われたけどね。
企画書みたいなの送られてきたけど、それからもう今ちょっと2週間放置されてて、
この企画もなくなるのかもなってちょっと今思いつつあったんだけど、
恐ろしいことに芸術新調のね、新調者のなんかサイトに、
芸術新調、2025年6月号は超大阪特集っていうのがもうプレスリリース出てて、
そこに関西万博に行くアートテラのトニーさんが大阪湾上の人工島、
ユメスで繰り広げられる大阪万博の話題の巨大木造リングやパビリオン白熱レポートって書いてあるんだけど、
これもう行くことにはなってるらしいんだけど、
どうやって行くのかがもう分からないみたいな。
そうだから行けるのかなって。
だから多分次のね、アートウォッチングの時には答えが出てると思うんだけど、
もう不安でならない。
なんでこんなにみんなフワフワしてるんだろうみたいな感じなんだけど、
まあでもねちょっと大阪に行くことになったら、
まあね、そもそも興味なかったけどこれを聞いていこうと思いますけど、
まるさんはどうなの?大阪に行く機会とかはあるの?
新しいアートプロジェクト
あります。実は来週と再来週も大阪に行くんですけど、
万博とは別で、安藤忠夫さんが設計した梅北グリーンプレイスっていう新しい商業ビル。
はいはいはい、なんか話題になってるね。
話題になってる。あそこを舞台にWARPっていうアート作品を展示するプロジェクトがやるんですよ。
それがちょうど来週から始まるんですけど、
それのナビゲーターのお仕事をさせていただくことになりまして、
なんかプレスを、今回はデジタルの作品なんですけど、
第1弾がジョジョの荒木先生とかの立体彫刻とか置いて、今も見れるようになってるんですけど、
今回はデジタル上の作品ということで、
仮想空間、XRアート。
VRじゃないね、XR。
XRを4作品、作家さんがいて、それぞれ会場で体験できるっていうものになってます。
これは丸さんがナビゲートするのがリアルイベントみたいなのがあると思うんだけど、
それ以降も一般の人はその作品は見れるってことですか?
もちろんです。商業ビルなのでいろんな方が来れるっていう場所で、
交通量もものすごい、大阪駅から直結になってて、交通量も多いし、
待ち合わせ場所とかにも使われるような場所になると思うんで、お気軽に。
だからね、大阪、聞いてる人の中には大阪万博行きたいって思ってる人もいると思うし、
じゃあ行った足でそういうところに行ってみるといいね。
はい、ぜひぜひ。
毎週来場者数によって、モンスターみたいな感じの生き物をゲットできる作品もあるんですよ。
スコダさんっていうアーティストの作品とかは、来場者数によってレアキャラが出てきたりとかするらしいんで。
逆に言って逆でもないけど、一番混んでるゴールデンウィークとかに行くと、すごいのが見れるかもしれない。
見れるかもしれない。
なるほどね。
普通混んでるときってなかなか行きたくないなと思うけど、逆にチャンスなんだね、それが。
らしいです。
面白そう。
だから、大阪だっていろんなアートも面白い、新しいギャラリーができたとか話題にもなってるしね。
本当ですよね。
梅北エリアって私、あまり行ったことなかったんですけど、外国みたいになってました。
リスナーのお便り紹介
すごい商業ビルが、駅ビルがものすごい立ち並んでて。
なんかあれだよね、安藤さんの作った、それこそVSだか、なんか施設、そういう施設もあるよね、多分アート施設も。
ビルとはまた別にね、あったりとか。
なんか広い公園みたいな感じになったのは、俺もこの前に、3ヶ月前に行って確認しました。
びっくりしました。
ちょっとね、だから、俺も大阪万博の仕事がいつ行くかが決まってないから。
だから、いつ止まればいいかもわかんないし。
恐ろしいですね。
恐ろしいんだよね。リリースが出てるから、もし仮に入れなかったら、俺は多分外側からなんか、中を予想して10ページ書かなきゃいけないっていう。
怖い。
どうなることやらみたいなことがありますけどね。
万博行かれる方もいると思うので、感想とかもぜひこの番組に教えてもらえたら嬉しいなと思います。
それから、プロデューサーから聞いて欲しいものがあるっていう。
何でしょうか。
聞いて欲しいものがあるそうなんで、ここに書いてあります。
AIで作った、そろそろ美術の話をのテーマ曲のクオリティが高いので聞いて欲しいとのこと。
AIで作ったんだ、この番組のテーマ曲を。
どんなでしょうか。
聞いてみましょうか。
それでは聞いてみましょう。番組のテーマ曲で、そろそろ美術の話をしようです。
そろそろ美術の話をしよう
静かな夜に君と僕とスマホでこっそり流れるトーク
心がふわり浮かぶようなストロローク
とにとまるが語るストーリー
不適配信だけれど止めんね
多くのリスナーが耳を傾け
君との秘密な時間が続いて
みんな耳を澄まし聞き入る
アートの世界へと誘う仕掛け
つかも学芸も素顔のマナー
今日もまたそろそろ美術の話を
これは思った。なんかAIが今までなんかやるとか言うとさ、ちょっとこうやっぱりAIじゃんみたいな感じだったから。
どこか笑いところがあるんだと思ってずっと聞いてたんだけど、一切そういうのがなかった。びっくりした。
普通に秀逸みたいな。声もいいしね。なんかこのボーカロイドっぽい声なのかなと思ったらそれもないし。
すごい。このフルコーラス版が番組のYouTubeアカウントにアップされているそうですので気に入った方は聞いてみてくださいと。
歌詞も掲載されていますと。これちょっと提案なんだけど、AIでこんな何でも作れるんだったら、この番組も5周年迎えるじゃないですか。6周年目に入る。
これをきっかけに番組のロゴも変わんないですか?
確かに番組ロゴ変えたいですね。
もうちょいこの中、これもAIに作ってもらえないのかな。どうなんだろう。
やってもらいましょうかね。
せっかくだし。
ちょっとAIが作ってくれたらロゴとか面白いなと思いますけど、もしかしてこのポッドキャストを聞いてくださっている方の中にミュージシャンの方がいらっしゃって、
いやいや僕のがいい曲作れるよっていう方が、いや私のがいい曲作れるよって方がいれば、全然送っていただいて構わないです。
はい。
応募お待ちしております。ロゴもお待ちしております。
お待ちしてます。
はい、ではお便り紹介いきましょうか。
はーい。まずはエピソード127、128の世田谷美術館、あずまや知恵子さん出演会への感想です。
はい。
レスイズモアさんから、
世田谷美術館って区内の小学生を呼んで鑑賞会を始めた美術館だったとは知らなかった。様々なエピソードが満載で面白い会ということで。
ありがとうございます。
続けてEIさんから、
はい、常連さんですね。
はい、常連さんの世田谷美術館のあずまやさんのお話が涙あり笑いありで引き込まれました。生まれ変わるなら世田谷区の小学生になりたいと思ってしまいました。
最近見た展覧会では指定堂ギャラリーの大棟忍舞展がとても良かったです。木炭で描かれた画面に魂が吸い込まれそうな感覚になりました。
ということでありがとうございます。
ありがたいですね。
あずまやさん、私も一緒に説明していただきながら展覧会見てきたんですけど、素晴らしいお人柄で大ファンになってしまいました。
あずまやさんね、素敵な方だよね。
素敵な方。展覧会も物語の中を冒険するみたいな感じで楽しかったですね。
この番組、前々回の配信があずまやさんの回で、その前に収録してるんですよ。
聞いていただいた方はわかると思うんですけど、ジェームス・タレルの作品が体験できるっていう段階での収録だったから、
注意が入って番組の冒頭に入れて、収録できなくなりましたよってことだったんですけど、
できなくなった状態の後にね、俺とあずまやさんで見に行ったんだよね。
だから本当はこれがね、こうやってできる予定だったんですっていうのは、あずまやさんも少しちょっと落ち込んでてね、見せたかったんです。
たぶんハイパッド的なものでね、こんな感じですよっていうのを置いてたので、作品自体は見れますので、
それをね、ちょっと見に行っていただきたいなと思うように。
ちなみに、いあいさんの背中エッグの小学生になりたいと思ってしまったってのは良いですね。
ね、良いですね。
確かにね。
あとは大東忍さんの。
そうだ、資生堂ギャラリー。
資生堂アートエッグね、毎年3人選ばれてね、それぞれが個展をやるというやつの、今第1弾で大東忍さんですね。
その場所に行って夜踊るんですよね。
盆踊り愛好家だったかなっていうなんかの肩書きもあって、それこそ去年の母歌展2024の母歌賞大賞受賞者なんですよね。
そうですね。
今回の、天原さん見に行った?資生堂の。
資生堂のは見に行けてないです。
なんか木炭で描いたモノクロの画面の絵が、たぶん母歌賞の時もその作品だったけど、今回もそういう作品が数点、もちろんあって新作もあったけど、
写真作品もあるんですよ、今回。
その写真が木炭で描かれた絵のような、写真なのに絵のようなちょっと不思議なテクスチャーで、
なんかその大東さんの今までの実続きだけど、次なるステップが見れたのはすごく面白いなと思ったし、
映像作品があって、
僕もちょっと数週間前に見たから記憶があれなんだけど、なんか灯台になってみたみたいな、
アートフェア東京の現状
そんなちょっとYouTubeのタイトルっぽいタイトルじゃないんだけど、灯台に自身がなるみたいな作品で、
光る素材みたいなLEDを全身にまとった服みたいなのを着て、暗闇の中でぼーっと立ってるだけの映像っていう。
50分ぐらいずっとやってんのかな。
だから光る服って言うとね、田中篤子さんだっけ?
イライラと思ったけど、でももうあんなカルフルじゃなくて本当に光るだけの服が、すごい停電で引きで取られてるのよ。
ほんとただただ立って、暗い中、丘みたいなところに立ってて、その奥に街並みがあるんだけど、
夜だからぽつぽつ明かりはついてるけど、たぶんみんなは寝静まってる頃みたいなね。
それをこう、光る服を着た大東さんが遠くから見守ってるみたいな。
大東さん自身は多分灯台みたいな感じだから、たぶんその家側から見ると光りで、なんかあそこに立ってるよみたいな感じの作品なんだけど。
あ、写真が出てき、画像が出てきました。
確かに、なかなかですね。
シュールだけど面白かった。やっぱね、50分だから何も動きもないんだけど、その動きのないのが面白かった。
なんかこう、それを使って、盆踊り合い方から踊るのかなって思ったけど、それをなんかただただぼーっと立ってるだけっていうのが、なんかね、狙ってない感じがしてすごく良かったですね。
面白かったんで、見れる時があればちょっと見て欲しいなと。
はい、行ってきたいと思います。
次に番組ウェブページへのお便りです。
特命希望さんからです。
アートフェア東京2025年を見た感想をお聞きしたいです。
あるギャラリーのスタッフから、海外のギャラリーが少ないことで最新のアート動向が見えにくい。海外アーティストにAFTのメリットをアピールできないとギャラリーも増えないと聞きました。
そうでした。僕は実は行ってないんですね、アートフェア東京は。
私行きました。
そうですね。なんか今年は私、プレビューの最初の日の午後ぐらいに行ったんですけど、
例年に比べてちょっと人が少ないかなっていうぐらいで。
でもギャラリーの人と話してたら、午前中とかほんとガラガラだったらしくて。
そうなんですよ。ここ数年はお目当ての作品に向かって開始と同時にダッシュして撮り合うみたいな話とかも聞いてたのに、そういうのが全くなかったみたいで。
なんでだろう。
なんかアート市場がちょっと落ち着いてきてる。一時期のバブルより落ち着いてきてるからっていうのがあるのかなとは思いますけど。
走ってる人たちってちゃんとは見れてないから、遠くの方から走ってる人いるなと思ったのしか遭遇してないからなんだけど。
これはもしかして勝手な俺の思い違いなのかもしれないけど、中国の方が多いイメージがあったんだよね。そういうふうに走る人たちって。
だからもしかしたら中国の観光客は増えてきてるのかもしれないけど、中国人のコレクターがわざわざ日本に来なくなったのかなともちょっと思ったりしたけど、どうですかねそれは。
そうかもしれないですね。海外のお客さん少なかったかもしれないです。あと芸能系の人も少なかった。
そうなんだ。
デビ夫人が来てましたけど。
そりゃ来るだろうけどね。
それぐらいかな。
そうか。
毎年結構外芸能の方とかいろいろ来てたって聞きますけど、今年はあんまり。
前まではちゃんと行くようにしてたんだけど、最近もこれはいいかなと思って、ここ最近は行ってなかったですね。
サボってるって言い方あれだけど。他に展覧会、美術館の展覧会がちょうど多かったタイミングで。
多かったですね。
報道集から始まるものが多くて、やっぱり自分は喋る仕事で、展覧会紹介する機会の方が圧倒的に多いから、やっぱり二択で悩んだら回帰が長い展覧会の方を一つでも多く見ときたいなと思って。
最新の傾向がわかるっていうところがアートフェア東京の面白いところだったけど、やっぱ結局行った人のインスタグラムとか投稿とか見ても、別にその最新の傾向っていうよりは今の人気がわかる感じっていう。
トレンドって、これからこれが来るよっていうのが今まではわかってた気がするけど、というよりは今これが人気ですっていうのが、だから普段からギャラリー回ってればなんとなくわかるなっていう感じがして。
当然人気があるものの方が売れるに決まってるわけだから、だからちょっとそこが何か少し数年前と比べて変わってきたかなとは思うかな、アートフェア東京。
アートフェア東京に限られたらアートフェアかもしれないけどね、日本でやってる。そんな気はちょっとしたかな。
確かに。
でもまず回ってて偉いなと今思いました。
いやいや、いろいろ見て疲れましたけど楽しかったです。
ということでウェブページへのお便りや、ハッシュタグそろそろ美術の話への投稿をお願いいたします。
引き続き美術に関わるメッセージであれば何でも受け付けますのでよろしくお願いいたします。
松山智一のコラボレーション
アートウォッチングニュース。
このコーナーは直近で話題になったアートに関連するニュースを紹介してコメントをするコーナーですということですね。
今回はいろいろとまたニュースがたくさんあるということで、これからかな。
はい、美術手帳さんで取り上げられていたニュースです。
うまい棒の現代美術味が登場。松山智一とのコラボレーションでということで、
麻布大ヒルズギャラリーで開催される、もう開催中ですね、松山智一さんの展覧会ファーストラスト。
この同展覧会に合わせて駄菓子のうまい棒の現代美術味が登場しました。
1本10万円、税込11万円です。
50個しか存在しないというものです。
これは美術手帳さんだけじゃなくて、結構いろんなメディアが目覚ましテレビとか普通の番組でも取り上げてましたけれども。
キャッチーですね。
どうですか、麻布さん、このニュースは。
うーん、どうてる。
いやいやいや、逃がさないです。どうですか。
うーん、話題作りがうまいなあと思いました。
展覧会がってこと、松山さんが。
このうまい棒とか。
それだけですか。
いや、これに関しては、俺は、この番組では麻布さんに最近とにかくひよってる的な、あんま困った発言をしない。
確かに俺も丸くなったなと思うけど、2週間くらい前のコネクトに出演した時に、
ブースに入るや否や、この話を振られたのよ。
うまい棒の話。
ちょうどそのニュースやってた頃だった。
トニーさんどう思います?みたいな。
で、もう生放送だし、どうしようと思って、いろいろ考えましたよ。
むしろコネクトの方が抑えるべきなんですよ、この番組よりも。
特定多数の人が聞いてるから。
聞いてる人が多いから。
パッと言われたから、10万円という価格が滑ってると思いますって言いましたからね。
俺その瞬間言っちゃったと思って。
いいじゃないですか。
だからそこで言ったから、ここでももちろん言いますけど、
マジで俺はこのニュース聞いた時に、その10万円っていう金額があまりにも滑ってるなと思った。
それが100万とか1000万とかだったらまだわかるんだけど、
この10万円って、そのコネクトでも同じこと言ったんだけど、
YouTuberとかが企画で買えそうな金額。
だからこのうまい棒に、10円のうまい棒にアートの価値をつけました、それが10万円です。
買う人いるじゃん。どう考えたって50人も。
どんな味がするかレビューしてみましょうみたいな。
10万円の元取れるし、なんならこの10万円で50、結局これ初日に売れちゃったんでしょう。
これは10円のものが10万円の価値をつけることがアートですって、すごく松山さん語ってたの。
いろんなインタビューで。
もちろんそれはそうだかもしれない。確かに10円が10万円の価値になった。
現代アートとして価値をつけたのかもしれないけど、
これ10万円の作品買った人がメルカリ出して13万円で展売したら、
そのメルカリ出したやつも3万円のアートの価値をつけたのかって言ったらそんなことないじゃん。
結局これレアだから売れてるだけなんだと俺は思う。
アートだからじゃなくて。
だから最初からマジで100万とか1000万とか、本当の人しか買わない金額つけてそれが買うか買われないんだったら、
まだアートだなと思ったけど、
本当に買えるくらい、買える金額で価値をつけましたわ。
何を言ってるんだろうと思ってしまったっていうのは本当だし、
あと本当に申し訳ないけど、そもそもううまい棒、うまい棒大好きです。
ヤオキンのうまい棒にお世話になってきました。
うまい棒には罪はないんだけど、
そのうまい棒が10円が安いものの象徴みたいなギャグというかネタは、
もう小学生で終わってくれよみたいな。
いつまでそんなのか。
100万円手に入った、うまい棒10万本買えるじゃんみたいな。
そんなの小学校だけでやってて、
これいまだにこんなボケをやってるのかと思うと、
なんか情けなくなったというか、
いつまで言ってるの?そんなギャグを思ってしまって、
どうかなと思ったし、
そもそもこのニュースの時に思ったけど、
松山さんってペインターだったんじゃない?
彫刻もディテールも作ってるけど、
なんかうまい棒のことばっかり取り上げられてて、いろんなメディアで。
展覧会自体はどう?
展覧会はもちろん見に行って、
絵画の作品が今回のメインであって、
うまい棒も置いてあったけど、
うまい棒は本当はその他大勢の1個でしかないから、
メインはペイントだと思うんで、
それを見た上でみんながああだこうだ、
もっとちゃんと言ったらいいと思いますけど。
ちょっと待って、俺だけ言ってるじゃん。
私これ風邪ひいちゃって、
オープニングの日行けなかったんですよ。
でも方々から残念な感想を、
僕耳にしております。
それぞれの個人の感想ですってことだからね、
これはあくまで。
どれくらいカットされてるのかなと思いながらも、
2つ目のニュースです。
モネ展の成功
モネスイレンの時、国立西洋美術館閉幕、
来場者80万人、
整備で歴代4番目の大にぎわいで、
続いて京都愛知へというニュースが、
美術展ラビさんで報じられました。
歴代4位ですよということです。
1位がですね、ちなみに、
1994年に開催されたバーンズコレクション展、
これが107万人。
2位がルーブル美術館展、2009年ですね。
これが85万人。
そして3位がミロのビーナス展、1964年の、
これが83万人ということで、
それに次ぐ4位。
これはもう明るいニュースですね。
明るいニュース。
じゃあ前のは明るいニュースじゃなかったのか、
明るいニュースだけど。
マルさんこのニュースは率直にどう思いました?
すごい良いというかね、
モネやっぱり人気なんだなというのが、
伺えると思うんですけど、
個人的には去年か一昨年かやってた、
上野の森美術館で開催されていた、
モネ連作の情景。
それこそこの番組にも登場してくれた、
元産経新聞の藤本さんが企画した。
藤本さんが企画の。
あれは今まで見れなかったモネみたいのが見れて、
私は個人的にはすごい感動したんですけど、
やっぱりモネといえば、
水田みんなさんみたいのかなっていうので、
こっちの方が人入るんだなとか。
結局のところみたいな。
モネ素晴らしいですけど、
集作が多かったりしたんで、
そんなに感動する作品が少なかったと思いました。
これは。
だから80万人は思ったより入ったなってことなんだね。
そう。
確かにね。
あとこのニュースのポイントは、
コロナ後の美術館の状況
80万人っていう数だけ4位って聞くと、
4位かと思っちゃうんだけど、
ぜひ冷静に考えていただきたいのが、
コロナ以降で80万人突破は、
西洋美術館市場では当然1位だけど、
多分全県南海含めても1位だと思うんで、
ぶっちぎりで。
コロナ以降で考えたら。
コロナ以降って入場料が2000円超えが当たり前になってきてるから、
これ80万人かけるのを入場料で考えたら、
おそらく入場料収入で考えたら、
多分歴代一位すら、
西洋美術館に限らず、
多分全県南海で1位の可能性すらあるんじゃないかなと思ってるのね。
ありえますね。
そこは結構大きな僕はニュースだなと思ってるし、
あとね、グッズもすごい売れてたんですよ。
そこですよねっていう。
そこですよね。
これしかも巡回しますもんね。
次、キョウセラ美術館とその後トヨタ市美。
だからまだまだ記録伸ばすよ。
最後のニュースですか。
これびっくりしましたね。
河村記念美術館の移転計画
これアートニュースジャパンで報じられたニュースです。
3月12日のニュースですね。
DIC河村記念美術館が国際文化会館との協業を発表。
ロスコのシーグラム壁画は全てサナー設計の特別展示室へ。
ということで、
この番組でも何度も報じてきました。
河村記念美術館どうなるのかなと思ったら、
なんと六本木に移転する可能性が出てきました。
そしてあのサナーが瀬島和也さんとね、
西沢隆恵さん、金沢がある21世紀美術館を作ったあの2人が、
ロスコルームを設計するそうですと。
どんな空間になるんですかね。
これはもうニュース聞いた瞬間に、
今まで河村記念美術館の閉館、休館が悲しすぎてしょうがないけど、
ちょっと期待しちゃった。正直言って。
すごく嬉しかったです。
楽しそうと思ってしまいました。
予想外の展開だなと思ったね。
でも国際文化会館のどこにそんな土地あったっけ?
新しく新西館っていうのができるらしいけど、
あそこにあったオッケーって思う。
そんな広大な土地ありました?
確かにね。ガラス張りってことはないですけどね。
サナーさんが作ってね。
でもだから気になったのは、
サナーに設計をお願いするお金はあるのかなとか、
いろいろとあれあれって思うことはあったりとか、
あと物言う株主のオアシスが、
ああだこうだ言ってるんでしょ、今現在ね。
利益最大化というか、株主だけしか見てない。
文化どうでもいい人らしいですからね、このオアシスは。
だから今ちょっと泥沼じゃないけど、
オアシスには言わずにだと思うんだよね。
河村DICさんはこういうふうに動いてる。
オアシスはこう言ってる。
DICはそれに対して反論してるみたいなのがここ連日ね、
報じられてるから、生の声じゃないからあれなんだけど、
気になった一文があって、そのオアシスが言ったのは、
早く一括コレクションを一括売却すべきだみたいなのが書いてあった。
でもこれまでのニュースだと、
ちょっとずつ売っていきましょうだったじゃん。
それが一括売却って言ってるってことは、
一括で売却するつもりだったんだっていうのは、
今まで言ってなかったはずだったから、
実は多分本当はそれだったんだっていうのが、
この怒りの中で出しちゃったように見えて、
出てきちゃったように見えて、
これはなんか結局、
根性が。
これはイメージ、なんか世論をつけ、
多分DICは世論を味方に、
まあ世論も当然味方だからあれなんだけど、
っていうふうな動きのように見えたかな。
なんかすごく気になったのは、
このタイミングで発表したのかもちょっと気になった感じ。
要するに河村記念美術館自体は3月31日までかな。
3月いっぱいまでは空いてるから、
なんかそれが終わってから発表するのかなと思ったら、
終わる前の急に発表したのもあって、
なんかその動きがもう少し注目していかないと、
まだなんか安心できない気はちょっとしてるけど、
思った以上にいい方向に進みそうだなとは思ってます。
良かったロスコールームが守られるということで。
最近の展覧会の感想
ただ再開が2030年以降ということですから、
だいぶ先よね。
そんな先なんですね。
そうなんですよ。
だからしばらくちょっと安心はできないけどね。
頑張って2030年までは行きたいなと思いました。
はい。
最後に直近で見てきて良かった美術展について話していきます。
はい。
じゃあ色々とありますが、まるさん何からいきますか?
やっぱり昼間福林都展。
いやこれは良かったです。
作品多分ほとんど見てたんですよ。
テイトでやった時の展覧会で。
でも一番メインの高さ3メートルを超える10点組の絵画。
銃の最大物ですね。
銃の最大物っていうのが結構暗い展示室に飾ってあって、
なんというかスピリチュアル力を発揮してるんですけど、
テイトの時は真っ白のホワイトキューブだったんですよ、展示室が。
だから全然違うものに見えるというか、
演出の違いでこんなに違うんだなっていうのが思いました。
個人的には今回のやつのが好きです。
確かにね。
確かにね。
でも俺はテイト見てないから何とも言えなくて。
まるさんがこの番組でも何度も伝えた昼間福林都。
俺は初めて見たからあれだったけど、
確かに銃の最大物の展示室はすごいなと思いましたね。
あとその暗い部屋が、椅子が壁際にベンチみたいな感じであって。
10点の作品が横に10点並んでるんじゃなくて、
展示室の真ん中に四角い壁を立てて、
その四面に2点、3点、2点、3点かな。
展示されてるのよね。
ぐるーっと一周回れるようになってて、
その展示室の壁全体にはベンチがついてる。
だからどこからも座って見れるようになってるみたいな展示室ってことだよね、今回。
はい。
なんかそれがすごい良かったなと思って。
確かに。
ゆっくり世界に浸りながら、
この銃の最大物とか恒例術によって描かれた作品、
そこで受け取ったメッセージを書いたっていう作品なんですけど、
なんかそういう向こう側の世界みたいなことに思いを馳せるというか、
想像することがゆっくりできそうだなって思いました。
確かにね。
この展覧会は、
俺は最初やるって聞いた時には国立神秘術館が合ってるかなと勝手に思っちゃってたんですよ。
作品がでかいし、
あとなんかやっぱり女性作家に注目するって意味でも、
草前良い店とかね、
ニキノサンファレとかやってきたし、
やっぱり若い人に来てほしいってイメージでやってるんだったら、
たぶん神秘のが合ってるんだろうなと思ってたんだけど、
いざ神秘で見てみたら、
神秘でよかったなと思ったのは、
神秘って天井高がすごく低くて、
その3メートルの作品が結構もうパンパンな状態というかね。
神秘術館だったらもっと上が抜けてすごく見やすいと思うんだけど、
逆にすごく圧迫感というかがあったんだけど、
それがかえってよかったなと思ったのは、
やっぱりマルサが言った精神的な作品というか精神の作品だから、
本当にこの閉じ込められてる感じというか、
本当にこのヒルマー・フクリントの精神世界を旅してる感じになったのは、
なんか面白いなと思って、
結果としてあの天井高がベストだったなと思いました。
確かに。
あとちょっと暗くしてんのもよかったですよね。
ゲルハルト・リヒター展も金日で見た方がビルケナウっていうアウシュ美術をテーマにした作品は、
圧倒的に圧迫感が良くて、
豊田市美術館で俺その後見たけど、
天井高がありすぎてビルケナウのその暗い。
確かに。なんか開放感が。
そう考えるとヒルマー・フクリント展でベストな選択をしたなってすごく思いましたね僕は。
すごい良かったです本当に。
ただ心配なニュースがあってさ、
ヒルマー・フクリントの財団の理事長がさ、
一般公開せずにこれからは精神の探求者だけに見せるべきだと主張してるって、
数日前に報じられたんだ。
この番組の時にはもう2週間くらい前のニュースかもしれませんけど、
だからもしかしたらこれ、
今アジア初のヒルマー・フクリント展ですって言ってるけど、
もしかしたら最後のヒルマー・フクリント展になるかもしれないっていうね。
だからヒルマー自身はこんなに多くの人に見せたくなかったろうっていうのが、
ヒルマー・フクリントの財団、ヤシャコカなんかが理事長なんだけど、
ヒルマーの意思を尊重するならそうするべきだ、みたいに今言ってるそうで。
だからもしかしたら見られなくなってしまうかも。
でもその先進世界を探求する人ってどういう人ですか?
実際そのニュースに問われる人が、
精神的な救急動者であるかどう合理的に判断するのかと質問はしてるそうです。
だからまだ決定はしてないらしいんだけど、
今結構揉めてるらしいですよ。
この展覧会は多分6月15日までやると思いますので、
そういう意味でもなるべく早めに行ったほうがいい気がするよね。
そうですね。
行ったそうです。
トニーさんは?
僕は最近行った中で言うと、
エドインブラックっていう板橋区立美術館で開催されてる展覧会で、
もうね、僕が行ったのは2日目3日目ぐらいだったけど、
行ったらこの番組に出てくれた松岡館長が、
何があったか分かんないけど人がたくさん来てるんですって言ってて、
本当に賑わってました。
何が刺さってるのかも、担当の学芸員さんも、
何が刺さってるんですかねとか言ってたけど、
テーマは黒ということで、
黒を基調とした江戸絵画。
それを板橋区立美術館のコレクションだけじゃなくて、
日本中の色んな美術館とか個人像のものも集めて紹介してるんだけど、
黒い絵っていう切り口がすごく確かに面白くて、
だから華やかさは逆にないわけですよ。
基本黒一色とかね。
だけどそのただただ墨で描いてますってだけじゃなくて、
夜の絵とか、それから黒い着物の絵とかね、
そういうのもあったりとか。
あと最後面白かったのが、金屏風を暗い展示室に、
もうそれだけをボンと置いて、
その前に照明を動かせるスイッチみたいなのがあって、
当時の明かり、ろうそくの明かり、
まあろうそく実際置くわけにはいかないけども、
暗闇でこんな感じで金屏風が光って見れてたんですよっていうのを再現するコーナーがあったり。
それはいいですね。
それがね、本当にね、面白かったんですよ。
えー。
だから何がね、みんな刺さってんだろうっていう、
すごく皆さん、美術館の人も悩んでたけど、
まず俺タイトルだと思う、本当に。
このエドインブラックっていう、この言葉はいいよね。
全部カタカナでね、エドインブラック。
ポスターもおしゃれですもんね。
で、一瞬だけこの展覧会、タイトルが黒とグレーに変わった瞬間が実はあったんですよ。
去年の年間スケジュール発表の時にエドインブラックって書いてあって、
もう絶対合わせそうと思ってて、
そこで俺今とかで言おうと思ってたら、
なんかシルエットタイトルが黒とグレー、
かっこ仮に変わった瞬間があったの。
あれ?あれあれってなって。
で、そしたらまたエドインブラックに戻ってたから、
展覧会の意義
この前展覧会見に行った時に、
担当学園さんに、
あ、そういえば一瞬黒とグレーになった時ありませんでした?
みたく言ったら、
もうそんなこと言ってくのはトニーさんだけですみたいな。
なんかそう、気づかれないようにやってたのにぐらいの感じで言われて。
一瞬ひよったんだって。
ちょっとやっぱり攻めすぎたかなと思ってタイトル。
だけどやっぱり、
いやもう戻そうと思って戻したって言ってたけど、
戻して正解。
絶対こっちの方がいいですよね。
絶対こっちが正解だったと。
だからこれからね、
展覧会やこの番組結構業界の関係者の方聞いてくださってるけど、
攻めすぎだなと思うぐらいがちょうどいいのかもしんない。
注目の作家たち
タイトルって。
そうですね。
まず何の展覧会かって聞いてどれ行こうかなって悩みますもんね。
これはね、ちょっとそれは発見だったなと思います。
あとちなみにどうでもいい話なんだけど、
展覧会取材ね、内覧会じゃないときにももちろん取材に行かせてもらうことが多いから、
行くと大体いろんな美術館で写真撮影とかすると、
ワンショー借りるじゃないですか。
写真撮影可能っていうワンショーつけて撮影することが多いんだけど、
今回メイドインブラックだからと思って、
全部黒で決めていったんですよ、その日。
もう上も下も黒で。
でね、撮影するって言うから撮影しますって言ったらすっかり忘れてたんだけど、
板橋区立美術館だけ撮影可能のあれがワンショーじゃなくてビブスなの。
蛍光グリーンみたいな。
ビブスって何ですか?
フットサルとかでチーム分けとかするときに、
ちょっと羽織る蛍光色のゼッケンみたいな。
あれで背中に堂々と撮影可能って書いてるやつがあって。
せっかく黒でかっこよくいったつもりだったんですけど、
俺一人だけ恥ずかしくてビブスつけて撮影させていただきました。
近々その記事も載せると思います。
楽しみです。
もしこれから取材行かれる方はね、
お気をつけくださいってわけじゃないけど。
ビブスがありますんでね。
まるさん次の店内行きますか?
どうしようかな。
ぼか店2025。
今年もこの時期がやってまいりましたということで。
平面の展覧会ですけど。
結構いつも楽しみにしてて、
ここから注目の作家さんがどんどん活躍されるみたいな。
さっきの大棟さんもそうですよね。
大棟さんもそうだからね。
今年はどうかな。
最初のぼか賞の宮本花子さん。
私知り合いなんですけど。
熊本に行った時にね、
彼女がスペースやってるんですよ。
ギャラリースペースみたいなこと。
運営されててそこでお会いして、
すごい素敵な作家さんで。
だから賞取られてて私も嬉しかったんですが。
家をテーマにしてて、
窓がいろいろ開いてて、
そこで映像が流れてあったりする作品で。
人との関係性みたいなことがテーマになってるんですよね。
家族とか家とか。
ありふれた日常みたいなことがテーマになってる作品。
これはすごくよかったというか。
映像作品がぼか賞を受賞するのは32回目にして、
今回は史上初って言ってて。
だから宮本さんそういう意味では歴史に残るぼか賞だと思います。
あとは気になったのは、
大原美術館賞を受賞されてた高木由紀さん。
これは俺も気になった。
芸大の修典かな。
修典の時に見てすごい気になってた作家さんなんですけど。
僕もこれすごい気になって。
ぼか展って特殊なのはみんなが出せるわけじゃなくて、
まずぼか展の事務局が選んだキュレーターさんとか研究者の方がまず選ばれて、
その人が一人推薦するっていうシステムじゃない。
実はこの大原美術館賞の高木さんを推薦したのは、
この番組にも出てくれたユンさんなんですよ。国立新美術館の。
地主さんと一緒に出てくれたね。
で、会場でユンさんにも出会って。
別にユンさんが紹介してるからいいじゃなくて、本当にいいなと思って。
俺も卒典で見た時にすごく印象残ってる作家の一人だったから。
で、見たらユンさんだと思って。
やっぱりユンさんと気が合うなと思いました。
これね、どう作ったか、ユンさんに教えてもらったんだけど、
高木さんってどういう作家さんかっていうと、
まずネットで自分の部屋の写真撮ってくれる人を募集するんだって。
で、その部屋の写真を撮ってもらうんだって、たくさん。
で、それをもとにまずは模型を作るんですよ、マケットを。
その部屋を再現する。
その再現するのを本当にリアルに再現するというよりは、
形とかがリアルなんだけど、色は全部真っ白にして作るんですね、模型を。
その模型を作った上で、今度はその模型に照明を当てて、
ちょっと青い照明っていうのかな。
当てたやつを今度写真に撮るわけですね。
だから、もともと写真だったものを模型にして、
今度は模型を写真にして、その今度は写真を元に絵を描くっていう、
何段階やるの?みたいなことをする作家さん。
面白いですよね、プロセスが。
面白い。で、今回ユンさんに教えてもらったのは、
今回の新作はこれまでの作品と比べて、
より模型であることが分かる角度にしてたりとか、
あとクッションが描かれてるんです。
クッションだったものというか。
で、クッションをマーケットで再現する時には、粘土で再現したんだって。
だから粘土感が分かるように描いてるとか。
確かに粘土っぽかった。
よりこれが模型なんだよっていうのが分かるようにしてるのが、
これまでの作品とちょっと変えた部分というか。
鍋とかね、コップとかもちょっと粘土感が。
だから面白いのは、これは生物画であり、室内画でもある。
不思議な、今までのジャンル分けができそうでできない、
狭間にあるような作品というかね。
そういう意味で、この番組のリスナーさんには、
ぜひ見てほしいなと思うのは、
ユンさんが選んだからっていうだけじゃないのかもしれないけど、
あの時にこの番組を取り上げた遠距離現在の派生で、
紹介されてもおかしくない作品だなと思う。
高木さんもこれは要するにネットで集めてるだけだから。
ネットで連絡とって作ってるから。
だからそういう意味では、遠距離現在展のなんか、
エキストラバージョンみたいな感じがして。
美術評論の影響
それが僕はすごく面白いなと思う。
確かに。
これもっといろいろ見たいなと思いました。
ただなんか、ぼかてん今年から、
今まで例年30組ぐらい選ばれてたのが、
今年から20組ぐらいに減らすっていうことで、
全体的には結構スッキリしてたなって感じ。
そうですね。
ちょっとさ、物足りないって言ったらあれですけど、
そんな感じで、
いつももうちょっと満足度があるような気がしてました。
なんか。
そうね。
ちょっと作品数少ないからスッキリ見れた分、
ちょっと確かにもう少し見たかったなっていうのも、
あったかなって気がしたな。
でもあれですね、
ソンポ美術館がやってるフェイステン。
フェイステンも例年だいたい80組入選するのが、
今年から60組に減らすって言ってたから、
なんか全体的に今こういう公募って、
若手のチャンスの展覧会の門をちょっと狭くして、
少数制にしていく傾向がちょっとあるのかなと。
たまたま同い年、同じ年にそういうことになってるから、
ちょっと気になりましたっていう。
気になってますって感じかな。
はい。
じゃあ最後。
最後です。
結構いっぱい今日喋っちゃったあれなんですけど。
最後にですね、
富山県美術館でやってる没後20年、
遠野義昭と戦後美術という展覧会に行ってまいりまして。
はい。
遠野義昭さんってご存知ですか?
マナさん。
知らないです。
僕はね、たまに名前見るなっていう、
美術評論家の方なんですね。
その方の展覧、没後20年ってことで。
遠野さんは結構富山県美術館の前身にあたる
富山県立近代美術館のアドバイザーみたいなのもしてて、
すごく関係もあったということで、
今回富山県美術館での企画として、
単館企画なんだけど。
この人が紹介して、結構いち早くね、
それこそポップアートとかを日本に紹介したりとか、
当時の戦後のアンフォルメルとかを紹介したりとか。
結構いろんな展覧会やってて。
紹介した人を見て、
遠野義昭っていう名前にはピンとこないかもしれないけど、皆さんもね。
でも、この人もこの人も紹介してたんだみたいな。
石岡英古展次やるらしいんだけど、
富山美術館で。
実はその石岡さんも紹介してたりとかね。
結構いろんな人とつながってて、
この遠野さんっていう美術評論家を見ると、
こんなにつながっていくんだっていうのはすごく面白かったけど、
関西の名前が地味だから、
単語の学芸員さんもあんまり人が来てないですよみたくしたけどね。
やっぱり文章も多いしね、
作品とそれを遠野さんはこう説明しましたよっていう、
その評論の部分もあるから結構読み疲れしちゃうけど、
だから1章から進んでて、
もう4章くらいまで見たときに、
俺も結構見たな、たくさんと思ったんだけど、
次の部屋行ったら5章って書いてあって、
あれまた続くの?と思ったら最終的に9章まで続くから、
だいぶ疲れたんだけど。
ボリューミーな。
でもなんか面白かったのが、
本棚、キャンバスに切り込みを入れた人ってね、
その本棚のとこについさキャプションがあって、
東野は本棚に何度も会い、会うとすぐに作品をくれると述べているって書いてあった。
本棚って作品たくさん行けばくれたらしい。
くれるんだ。
だから書いてありましたねって学園さんに言ったら、
なんかもらいすぎて誰かにあげたらしいですよって言ってた。
東野さんもあんまりもういらなかったんだろうね、
そんなに行くたびにくれてた。
いっぱい持ってるしみたいな。
いっぱい持ってる、2、3個でいいやってなったのかなとか。
そういうのが見れたのはすごく面白かったのと、
お人柄が。
でもこれから見に行く、もし行かれる機会があったらぜひ見てみて。
本当に作り込まれた、学園さんすごい調べたなと思う展覧会だなと思ったわけ。
いっぱい勧める。
図録もすごいのよ。
この人がこんなにいろんな文献書いてますとかいうリストが何ページもあったりとか。
担当の学園、遠藤さんって学園さんなんだけど、
こだわりが年表だって言ってて。
この人バツニかな?
何回か再婚してるんだけど、
それのいつ結婚した、離婚したをちゃんと載せましたっていうの。
それは普通じゃんと思って。
東野さんが結構ぼやかしてたらしいのよ。
その辺を。
いつ離婚したか分かってなかったらしいの。
それを戸籍調べたって言ってた。
恐ろしいなと思って。
学園院さんってそこまでするんだと思って。
確実にこの年に別れたとかもちゃんと載せますって言ってた。
それがこだわりですって言ってたんで。
多分ね、こういうこと伝えないとみんな気づかないじゃない。
書いてあるなしか思わない。
そうやってね、学園院さんは。
戸籍までね。
国立高校での展覧会
戸籍まで調べてるっていうことをぜひここで伝えたかったので。
展覧会4月6日までなのでね。
ちょっとすぐ終わってしまうかもしれないですけど。
よかったらぜひ皆様、国立高校方面足運んでいただきたいなと思います。
はい。
ということで、
今日はいっぱい喋ったし、
振り返ると、
あれ言っちゃったなみたいなこといくつかあった気がする。
いやもうどんどん言ってくださいよ。
そうかな、どんどん。
そうだね。
どんどん言いたいんだけど、
言うと、
ほら俺もちっちゃい人間だからあれなんだけど、
叩かれたりするんですよ。
トニーさん有名だからね。
だから叩かれるの嫌だから言わないってわけじゃないんだけど、
だから言うから、
言ったこと褒める人も褒める感想を書いてほしい。
トニーよく言ってくれたら、
俺もどんどん調子乗って、
どんどん言ってくから。
書き込みがあったりとかすると、
悪いことしか書かれないから、
もし聞いてる方も、
トニーがよくぞ言ったって思ってくれる人がいたら、
よくぞ言ったと書いてほしいなと思います。
お願いします。
みなさん、
お褒めのコメントをください。
そうじゃないとね。
そうですよ。
ダメージしかないから。
戦ってなんかね。
戦って何にもないから。
そうなんですよ。
ということで、
みなさま引き続き感想をお待ちしておりますので、
よろしくお願いいたします。
そして、
みなさんが良かったと思った美術展の感想なんかも、
ぜひ教えていただけたらと思います。
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