1. そろそろ美術の話を...
  2. Art Watching 2025年4月号
2025-04-26 1:10:01

Art Watching 2025年4月号

リスナーさんのお便り紹介と、面白かった美術展について話をしました。

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://sorosoro-art.vercel.app/ep/202504⁠⁠ 番組の感想は、⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠#そろそろ美術の話を⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ でお願いいたします。

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Show Notes

オープニングトーク


お便りコーナー⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

ニュースのコーナー


今月の展覧会

サマリー

2025年4月号のArt Watchingでは、大阪での万博に関する感想や印象深いアート体験が語られています。特に、イタリア館におけるカラバッジョの作品やその他の美術品についての詳細なレビューが紹介され、万博全体の印象についても触れられています。 アートウォッチング4月号では、河村記念美術館に関する重要なNOOTについての議論が展開され、元学芸員の横山由紀子氏の感情豊かな文章が目を引きます。また、愛知県での美術品の共同収蔵庫整備に関するニュースも取り上げられています。愛知県の3つの美術館が共同で収蔵庫を整備することが決まり、全国初の試みとして注目されています。 さらに、環境活動団体ジャストストップオイルが解散を発表し、これは活動の目的が達成されたことが背景にあります。荒川修作の作品展では、テーマやアートに対する考え方が評価されています。三鷹店名判定地での住宅展覧会では、荒川氏の独自の町づくりのビジョンと、その影響を受けた住宅の特徴が紹介されています。 また、大阪中嶋美術館で開催される上村松園展では、彼女の重要文化財や美人画の技術が掘り下げられています。ジャネットカーディフのモテッド展では、音声インスタレーションという特異な体験が語られ、感動的な作品が観客によって楽しむ様子や、空間との関係についての洞察が紹介されています。 アートの展示についての感想やおすすめが語られ、特に原美術館での作品が印象的であることが取り上げられています。

万博初日の体験
はい、アートテラー・とに、そろそろ美術の話を。この番組は、私、アートテラー・とにが、アートに関わる方をゲストにお迎えして、トークを送り広げるポッドキャスト番組です。
本日は、Art Watching 2025年4月号をお届けいたします。
さあ、始まりました。リスナーさんのお便り紹介と、面白かった美術性について話をする、Art Watchingの42回目です。
今月も丸さんと一緒に、美術について話をしていきたいと思います。
お願いします。
はい、お願いします。ということで、今日、僕は大阪にいまして。
例の万博、どうでしたか?
今、2日目ですよ。
昨日は、万博初日で、すごい大変だったっていうのがあった上の、2日目に今来ております。ということで、大阪からお届けしています。
ニュースで大変みたいなのを見てましたけど、トニーさん、大丈夫かなって、無事入れたかなと思って。
それがね、すごいスムーズだった。
だから、10時に予約してたら、何なら10時ちょっと前に入れたぐらいでした。
そうですか。
だから、多分、初日のオペレーションがいろいろと言われたんだろうけど、それで多分対応してて。
そこはすごく、めちゃくちゃ人は多かったけどね。
本当にもう、心配だったから早めに行かなきゃと思って。
早めに行ってた時に、もうだって9時半ぐらいに着いたけど、もう本当に人多くて。
今日は、天気にも途中まではちゃんと恵まれまして、初日はすごい大変だったらしいけれども。
ただ、夕方からは降ってきちゃったので、夕方からちょっと大変でしたけれども、まあまあまあ、それでもいろいろとね、見れましたよっていうぐらい良かったですよね。
イタリア館のアート
特に印象的だったところとか、これは絶対見た方がいいみたいのあります?
そうですね、それは本当に芸術新調を読んでくださいとしか言いようがないんですけど。
ちょっとリスナーさんだけにはちょこっと。
芸術新調さんごめんなさいってことで、ちょっと蔵出しで言いますけど。
本当に本当に良かったやつは、取っておいて。
これはもちろん芸術新調に書きますけど、本当に本当のやつはちょっと置いとくけども。
イタリア館、今回楽しみにした一つがイタリア館だったんですよ。
これから行く人も多分皆さん、そのためにちょっとお伝えした人間として。
俺も今回取材って言ってるけど、プレスじゃないんですよ。ちゃんと一般で入ったんです、今回。
行く前に申し込みみたいな予約があるんですよ。
行きたいところを事前予約。第5希望までメールゴムがあって送りますと。
第5希望中、これ5個希望したのに4つ落選したのね。
それ見れないってことなんですか?落選したら。
見れる、当日空きがあったら見れたやつもあったけど、見たかったやつのうち3つは見れなかった、今日結局ね。
そんなことあるんだ。
でもイタリアはどうしても行きたかった。
だからイタリアは第5希望中、2個希望、別の時間枠で入れてたから、そのうち1個が勝った感じで見れたんです。
で、カラバッジョが見れるわけですよ。
もうこれは本当に素晴らしかったんです。
カラバッジョの本物だし、よく来たな、みたいな。
だからもともと多分日本の数年前に展覧会に出る予定だったらしいんだけど、
コロナとかいろんなことがあって来れなくなっちゃったやつが今回改めて来ましたってことだったのね。
これは本当に感動しました。
びっくりしたのはこれだけじゃなかったのよ、来てたのは。
他にも。
カラバッジョの、要するに今回の名品だけがメインかと思ったら、
さらっとダ・ヴィンチのアトランティコ思考ってダ・ヴィンチが書いたね、
発明の趣向、今言ってました。
ティントレって書いた伊藤満書の肖像画もありました。
ぼっちょうにっていう20世紀の未来派の彫刻もありましたし、
他にも彫刻があったりとか、
あれだけでイタリア美術展になるんじゃないのぐらいのクオリティだったんですよ。
豪華ですね。
だからイタリア館はちょっと衝撃的でした。
カラバッジョはメインで行ったけど、これも来てる、これも来てるみたいな感じで、
イタリア館だけでも行く価値はあったなと思いましたね、僕は。
大屋根の印象
結局何個?
巡れたのは多分いくつだろう。
でも10個も巡れなかったですね。
5、6個かな。
それ全部予約制なんですかね。
だから結局予約できたやつは1個と、
事前予約みたいな落選してもできる予約のやつもあって、
それでもう1個入れたけど、あとは当日予約で何とか入ったりとか、
あとは全然予約なしで入れるパビデオンとかもあったんで、
そういうとこにも入ったりしたけど、
10は巡れなかったかな。
とにかく広いよ。
リング、話題の。
リングが想像してた倍は広く、でかかったって感じ。
もう衝撃的なぐらいでかくて。
どれぐらいなん?
リング上に上がれるから、とりあえず上がりましょうって。
カメラマンさんと今回一緒だったから上がりましょうって。
上がった時に上がって、
演習の反対側がね、だいぶと遠くに見えるのよ。
その時にもう絶望感というか、あんな遠いんかい。
なんかちょっと想像ができないからどれぐらいを。
だから一周回るのに多分2、30分かかるんじゃないか。
多分全部歩いたら。
そんなに広いんですか。
5分10分では一周なんて到底できない。
だからすごいもの作ったなと思います。
結局間に合ってもすごいなと思いますけど、
やっぱり前の万博の時にね、
太陽の塔ができて、これが未だに残ってるわけじゃないですか。
それはやっぱりレガシーとして残って。
今回大屋根って壊すみたいな話だったじゃん、最初から。
あんな大きなものを作ってすごい金額かかって、
それを壊したって何事だみたいに言ってたけど、
今日言ってみて思ったけど、
パビリオンも残すならね、
大屋根も残していいと思うんだけど、
パビリオン壊してただただ長いだけの大屋根が残ったとしても、
何の得にもならないから、
これは別になくなってもいいだろうなとはちょっと思いました。
ただただ長いだけの演習だったなって感じ。
建造物としてもすごいと思ったけど、
もう少し小っちゃかったら使い勝手があると思うんだけど、
あまりに大きすぎて、
これは多分この万博以外の使い勝手がないだろうなって思うぐらいの、
それぐらいスケールが無駄に出なかったなと。
なるほど。
今ドローンで撮影された写真を見てますけど、
確かにこれはスケール、想像以上にすごい。
一つのもう街って感じですもんね。
でも本当そうだと思う。
あまりにも広すぎてっていう。
あと大屋根は素晴らしい。
だから思ったより良かったけど、
大屋根によって何か良くない、
何か良くないことばっかり言うのはあれですけど、
パビリオンとパビリオンがたくさん建ってて、
パビリオンの裏側っていうのは裏道線。
だからパビリオンの表側でなくて、
スタッフさんが移動するとか、
ゴミを捨てるとか、
色々と見せなくていい部分ってあるじゃないですか。
それは地上レベルで歩いてたら、
立ち入り禁止だから見えないんですよ。
そういう部分は。
裏側っていうのは見えないけど、
これが大屋根に乗ると丸見えなの。
そこは俺は結構覚めた。
そこ見えんのかいみたいな感じで、
覚めるわーって思ってしまった。
だから大屋根の使い方がよく分からなかったというか、
むしろ問題の方が夢はあった。
移動用じゃないですか、この大屋根は。
移動用っちゃ移動用なんだけど、
移動としてもあんまり手段としては良くなかった。
下歩いてる方が最短ルートで歩けるから。
最初はテンション上がる。
これから行く人も多分そうだと思う。
大屋根見て、でっかい思ったよりでかいと思って、
上がった時には高くてすごいって、
多分最初はテンション上がるんだけど、
最初だけだと思う。
最後まで利用はしない。
そんな気はした。
雨漏りのニュースとかもありましたもんね。
あったから、この大屋根は何なんだろう、
そう思いましたけど、
全体的には世の中がね、
最初は万博なんてやらなくていいよって言ってたけど、
行ってみると意外とそれなりに面白いところもあった。
それが万博でしたっていう感じで。
じゃあ続きは芸心で。
まだ現行回じゃないか。
今日見てきたばっかりだから、
ここからまとめようと思いますけど、
言いたいことはいろいろとある、
そんな万博でしたけども。
まるさんは大阪に、
万博始まる前に行かれてたっていう。
そうなんですよ。
だから万博は見に行けてないけど、
ワープっていう、
梅北のグリーンテラスっていう商業施設を舞台にした、
ARのアートがいくつか点在してて、
あれ常設みたいなんで、
どなたでもいつ行っても見れると。
携帯かざせば見れると。
前回の時期間があるかも。
常設になったのね。
常設でした。
それはいい状態です。
万博と比べたら、
規模はだいぶ、
アリンコぐらいの規模ですけど。
そんなこと言っちゃ失礼。
梅北の色に失礼って。
いやいやいや。
とんでもないこと言ったよ。
いやいやいや。
でもパッと回れるからね。
そういう意味でね、
小回りがアリンコのようなものだって。
サイズ感だとはスケール感じゃないよね、それはね。
けっこうゲーム、
とんでもないよ、それを。
バーチャルゲームみたいのもあるから、
お子さんと一緒に行っても楽しいかもです。
高倉和樹さんの。
そうね、楽しそう。
まるさんもインスタにあげてましたからね。
リールであげたので、
もしよかったら見てください。
ぜひぜひ、皆さん。
それからまるさん、
何か告知することとかあるんですか?
アートの広場、
ウェルビーングとアートを考えるオープンラウンジっていうのが、
銀座の前田部アートスクエアで、
今やってるんですけど、
そのイベントの一環で、
5月の17日土曜日の夕方から、
週末縄文人さんっていう、
サラリーマンのお二人なんですけど、
週末を使って縄文生活をする様子を、
YouTubeで配信してる方がいらっしゃって、
その方とトークショーでおします。
そこが展覧会をやるわけじゃなくてってこと?
展覧会とかじゃなくて、
トークみたいですよ。
私でも結構こういう、
週末縄文人さんのこと、
実は知らなかったんですけど、
オーストラリアの本家で、
プリミティブテクノロジーズっていうチャンネルがあって、
それ本当に何にもない森の中で、
レンガ焼いたりとか、
土の中のバクテリアとかを取り出して、
そこから玉鋼作って、
ナイフ作るとか、
そういうことを黙々とやってるチャンネルがあるんですけど、
それ結構好きで、
たまに見てたので、
河村記念美術館の重要性
じゃあそういう、
面識じゃないけど知ってはいたんだね。
こういうチャンネルの、
こういうジャンルがあることは知ってました。
でもこの方は初めて。
日本にもあるんだみたいな。
しかもね、
サラリーマンで週末だけやってるっていうのがなんか、
面白いですよね。
週末縄文人ってのはフレーズとしていいよね。
いいですよね。
チャンネル登録者数19.9万人もいらっしゃる。
すごい。
結構面白かったです。私も見たら。
海辺の石で60時間かけて石斧を作るとか、
土器を作るとか、
弓矢の誕生とか。
60時間かけたら、
週末は土日で48時間しかないから、
残りの12時間はどこから持ってきたのかなって気になった。
たぶん今日ここまでみたいな感じなんじゃないですか。
持ち越すって一瞬。
すごいな。大変だな、ソラ。
でもその人とのトークなんだ。
面白そうですよね。
縦穴式重機を作ってるとか。
それも週末だけなのかな。
これ作ったやつはどうしてるんだろう。
もうちょっとちゃんとトークまでに。
それ聞いてきて、それはやっぱり。
そうですよね。
気になることいっぱい聞いてくればいいんだもんね。
そうですね。
じゃあちょっと面白そうです。
もしよかったらリスナーさんも気になる方、
ぜひお越しくださいってことですね。
ではここからお便りですかね。
お便りいきましょうかね。
前回のアートウォッチングの反響がありましたのでご紹介します。
ペンネームふくろうさんからです。
アートウォッチング3月、聞きました。
うまい棒、現代美術味のくだり。
私もないなと思っていたので、ついお便りしてしまいました。
え、面白いじゃん、欲しくなるというノリで、
エクスやブログで発信している人々もいましたが、
まさにトニーさんが言っていたユーチューバーがなんとなく買っちゃいそう。
という通りできちんと批評というか、評価さえできない件ではと感じていました。
個人のつぶやきなら流しますが、
ジャーナリストの類に入る人の発信には、
え、それでいいの?捨てまーとさえ感じてしまったり、
うがった見方でしょうか。
トニーさんの本心からのご意見発信はいつも聞いていて気持ちよいです。
たとえ自分とは違う意見でも。
これからも引き続きチクチク、買っ飛ばして、
誰に叩かれようとも心からのコメントをお待ちしています。
とのことです。ありがとうございます。
すごいありがたい。
心を打たれるというか、後押しされるコメントだなと思います。
ありがとうございます。
やっぱ言ってみるもんですね、思い切って。
そのほうがね、面白いですよね。
言う人がいないから他に。
そうですけど、僕もさっきも万博に言ってたなと思いました。
俺もさっき自分で、冒頭ね、これを聞いたら、
俺も新聞赤旗みたいに敵になるのかなと思いながら言ってましたから、
思い切って言いましたけど、本当にありがたいです。
これからも引き続き買っ飛ばしますけど、
フクロウさん、誰に叩かれようと思って、
叩かれたくはないんだよね、俺は。
本当は人間としてね、叩かれたくはないけど。
いいですよ、やりますけど、
叩かれた時はフクロウさんもちゃんと助けてねとは言いたい。
フォローはしてください。
そういう時は励ましのお便り待ってます。
せめてそれがあれば俺もアクセル踏めるけど。
そこなんですよね、本当。
気持ちよく買っ飛ばせるようによろしくお願いします。
これはマルさんも言ってくるってことでしょ。
この番組はそういうふうな番組ってことですよね。
そうですね。
これからも忖度なしで進めていきたいと思います。
ということでウェブページへのお便りや、
ハッシュタグそろそろ美術の話をへの投稿を
引き続きお願いいたします。
美術に関わるメッセージであれば
何でも受け付けますのでよろしくお願いいたします。
アートウォッチングニュース。
このコーナーは直近で話題になった
アートに関連するニュースを紹介して
コメントをするコーナーです。
まずはニュースじゃないんですけど
ちょっと僕が持ち込みでというか
これどうしても入れたいですということで
紹介させていただきます。
河村記念美術館でDIC河村記念美術館の
元格芸員さんのノートが話題という
ニュースです。
これちょっととあるノートの話題なんですが
ノートに恐れ知らずの愚か者というタイトルで
記事がありまして
これは横山由紀子さんという方が書いたんですけども
このノートの記事を読んだ時にですね
かなり衝撃を受けまして
僕もXでこの文章は本当に多くの人に
読んで欲しいなと思ったので
Xでリンクを上げたら
かなり反響をいただきまして
やっぱり皆さんにも刺さった文章なのかなと思いました。
ということでぜひまだ見てない方には
読んで欲しいなと思ったんですが
横山由紀子さんという方はですね
元河村記念美術館の格芸員さんなんですよ。
河村記念美術館の一点はこの番組でも
度々取り上げてきまして
それで前回でもですね
河村記念美術館が旧館にはなると言ったけども
六本木の国際文化界に移転して
ロスコールームがサナーが作る
最悪の事態
本当の全部の閉館旧館から比べたら
むしろちょっとそれはそれで楽しみになったな
みたいなことを僕もちらっと言った気がするんです
その後横山さんのノートを読んだ時に
ビンタ食らった気もして
うわぁ喜んでしまった
俺は何をしてたんだろう
目が覚めたんですよ
この文章熱い文章
やっぱりこの河村記念美術館にいらっしゃった横山さん
それで
これは本当に読んでいただきたいなということで
長文なので
長文だけど読むと結構
読みづらい文章じゃなくて
本当にもうスッと入ってくるというかね
そういう文章があれなんですけど
GICに対する元学芸員さんの本音
熱い思い
それがすごく伝わってくる
本当に
思いましたね
胸が痛いというか
熱いというか
何とも言えない気持ちになりました
だからやっぱり河村記念美術館は
やっぱり桜にあって
河村記念美術館だったということと
やっぱり河村記念美術館というものの
価値は
決して美術品だけで
美術品はもちろん価値があるんだけど
そういうことじゃなくて
本当にそれを作り上げてきた
いろんな人たちの思いがあって
できたものだということが
多分この文章を読むと
すごい伝わってきて
ロスコルームが守られるなら
よかったななんて
安易なことを
言ってしまったなと
僕は本当に横山さんに
本当に殴られた気持ち
ただ別に横山さんは
そんな暴力的な人じゃないし
本当に横山さんがやめても
多分5年ぐらい経つんですよ
全然それからお会いできてなくて
この文章
いいなと思ったから
Xで上げたら
横山さんがすぐ反応してくださって
トニーさんお久しぶりですって
書いてくれて
いろいろとそこから
少しやりとりもできたしね
優しい人なんですけど
そうですね
なんか
本当に
持続可能な企業としての
文化支援って何なのかな
みたいなことを
思いました
結局利益追求だけが
目的なのか
とか
そこに愛される美術館が
あったからこそ
美術品の収蔵庫整備
やっぱり考えさせられるな
っていうのが
本当だよね
本当にいつか
番組に出てほしいなと思って
横山さん
思い出で言うと
実は僕が
アートテラって仕事でやり始めた
最初は横浜美術館で
やらせてもらって
天野さんとの関係で
2,3年横浜でやってたんだけど
そこから横浜の
美術館体制変わったら
僕の仕事がなくなっちゃって
本当に数年間
暗黒時代というか
年収ゼロの時代が
ずっと続いてたんですよ
アートテラとして
他の美術館との繋がりも
全くない中で
最初に声を上げてくれたのは横山さん
僕のブログ読んでて
河村県美術館の記事を何回か書いてるのを
読んで面白いと思ってくれて
うちで何かやってほしいって
言われて
そういうのが
横浜美術館以外で言うと
最初のデビューは
横山さんなんで
本当にそういう
昔からすごく
お世話になってた人だったので
だから横山さんの
がいるから河村記念美術館
俺も好きだったし
その横山さんの文章の時に
そうだよな河村記念美術館って
そういうところが本当に魅力だったんだな
っていうのを
改めて
聞きました
この文章で
実感したなと思います
本当に文章を皆さん改めて
読んでほしいと思うんだけど
一番俺が刺さった一文だけ言うと
いろんなことがあります
って後に
だから鳥坂に新設されるという
施設をどうか河村記念美術館とは
呼ばないと
そのDICが新設する資産陳列館のことは
DICギャラリーとでも
名付ければいい
っていう
フレーズが
なんかすごい
重いけど
こんなことを言える人って
多分美術評論家だっていう人も
言えないだろうし
横山さんしか言えない文章だなと
僕は思いましたね
本当に
恐れ知らずの愚か者
恐れ知らずの愚か者
ちなみに横山さんのメインを
言っておきますけど
恐れ知らずの愚か者っていうのは
ただただ怒りに狂って
こういうことを言ってるわけではなくて
恐れ知らずの愚か者っていうのは
フランクステラのね
河村記念美術館のコレクションのタイトルが
恐れ知らずの愚か者
3.8Xっていうタイトルのものがあって
それになぞられているものなので
ちょっとわかった上で
この文章を読んでほしいなと
思っております
さて続けて
僕が気になったニュース
これいきましょうかね
東海ニュースウェブ
NHKのニュースです
美術品など1箇所で保管
3施設の共同収蔵庫整備へ
愛知県
というニュースがあります
アートに関するリスナーの意見
収集活動で増える海外地方国などの
美術品の収蔵スペースを確保するため
愛知県は県美術館など
3つの施設の美術品を
1箇所で保管する共同収蔵庫を
整備することを決めました
ということです
名古屋市にある愛知県美術館とか
愛知県設置などで
愛知県当時美術館
それから県立美術大学
県立芸術大学ですかね
この収蔵庫を
今もそれぞれ
9割近く埋まりつつあるということで
3つの施設で
収蔵している美術品などを
1箇所で保管する共同収蔵庫を
整備するということが決まった
というニュースです
これは全国で初めてのことだそうです
ということですね
むしろ初めてだったんだ
っていう
なんかもっとやればいいことですよね
本当に
だから多分この収蔵庫問題って
本当にここ最近
いろんなところでも聞いてたし
やっぱりみんな収蔵庫が
パンパンになってきてるよ
多分このDICの話ちょっと無理やり
結びつけるわけじゃないですけど
じゃあ増えたからといって
美術館がちょっといらないもの処分しましょう
っていうことがまずできるわけないからね
本当はね
だから売ることもできない
売るのも美術館としては
まずごはっとだし
処分なんてもうもってのほかだし
っていうだから
基本的にはコレクションが増えれば
収蔵庫がいっぱいになっていっちゃうわけで
この
物理的には
絶対この問題どっかで出てくるわけだけど
これを共同収蔵庫っていう
形で
解決に向かっていくっていうのは
今までありそうでなかった
発想だから
そうですね
興味深いなと思いましたし
あと美術館同士の
展覧会の時の貸し借りとかも
輸送計画とか
スムーズに
コストも下げられるだろう
純回転とかね
あとどこに作るかとかは
まだ決まってないって話ですけど
やっぱり
例えばアーティゾン美術館さんなんかも
そうですけど
コレクション自体は
多分多摩市だか日野市だか
東京とかに
移してるんだよね
アーティゾンさんは
だから基本的には
美術館の中に収蔵庫があるけど
世の中の美術館
大半がね
災害とかの問題もあったりとか
水没しやすい場所にあってね
川崎市民ミュージアムみたいな
ニュースもあるから
収蔵庫を別に置いた方がいいんじゃないか
っていうのも今
取り出されてるから
これ少なくともどっかの美術館に
収蔵庫を増やすわけじゃなくて
多分別に作ると思うんだよね
この収蔵庫
だからそれも含めて
なんかその
ただただキャパシティの問題だけじゃなくて
その
美術品を守るという意味でも
なんかすごく興味深いニュースだなと
僕は思いましたね
地震とか火災とか
あと大きい作品とか
クレーンとかでね
搬入口とか
そういうのも設けないといけないだろうし
そうなんですよね
これはだから他の美術館も
他の県もやっていくのかな
という思うわけで
本当ですよね
興味深いと思いましたね
いいニュース
大阪のどっかのあれは
駐車場に置いてたニュースがありましたから
それに比べたら
市圏は素晴らしいなと思いました
はい
じゃあもう一個だけニュースいきますかね
はいじゃあ3つ目のニュースいきます
アートニュースジャパンですね
ご法作品にスープをぶちまけた
活動団体が解散を発表
結成当初の目的は
達成されたというニュースです
これもこの番組では
何回か取り上げましたね
ジャストストップオイルの解散
美術館に展示されている作品に
スープをかけたり
身体の一部を施設の壁に貼り付けるなど
過激な抗議活動を行ってきた
イギリスの環境活動団体
ジャストストップオイルが
4月末で解散することを
発表したということです
活動停止の理由として
彼らが訴えてきた
石油ガス採掘プロジェクトの
新規承認の阻止という
結成当初の目的が
達成されたことを挙げており
イギリス国内では
これを禁止する法律が
3月初旬に採択されている
ということで
それもあって
活動停止ということです
メンバーである1人は
イギリス首相官邸前で
私たちは抗議の際に着用していた
ベストを4月末に
脱ぐことにしたと述べた
というニュースでございます
ということで
この番組でも
ちょこちょこ取り上げてきた
ジャストストップオイルが
解散ということです
どうですか
このニュースを聞いて
次の戦略を練ってるって
言ってるから
アートに対する
攻撃的な方法みたいのは
やめて
もっと対話的というか
平和的なやり方で
やって欲しいな
ということを願います
そうだね
アートは傷つけないで欲しいです
だからこれは
アートニュースジャパンの記事だから
なのか分かんないですけど
見出しが
合法作品にスープをぶちまけた
活動団体って書いてある
その規模がね
この活動団体は
本来は
石油に関する
多分
なんかそういうことね
その団体が解散発表って書かれるなら
ともかく
その団体のスタートの方が
合法作品にスープをぶちまけた
活動団体って
メインがもう
アートを傷つける団体みたいになっちゃってるから
悪者
そういうのが
あったんだろうってなっちゃってるから
それは解散してくれよ
って思うよね
結局この人たちがやったことの
一番
この人たちが
100の力じゃなくて
他にもちゃんと平和的に
いろんなことをやった人たちがいて
多分このクリーンエネルギーがね
イギリス採択されたから
決して多分この
傷つけたことが原因じゃないと思うんだけど
一番ね
だけどなんかその
なんつーの
この人たちになんか
やりたかったことって結局なんか功績というか
じゃあこのジャストスポイル
何やった人たちなのって言ったらもう多分
末の代まで
あれでしょごっこには
トマトスープかけた人たちでしょって言われるわけじゃん
やっぱり行動が
間違っちゃいけないよなっていう
なんか
思ってみたの話したなと思うよね
これはね
でもやっぱ会山の時には
なんかその
会山コンサート的なじゃないけど
なんか代理的にやるのか
分からないけど
会山の時は静かにやんのかな
スープとか投げやんのかな
自分たち
そこはなんかちょっと気にはなるけどね
どうなるんでしょうか
いやいやいや
まぁまぁ一応でも、これでちょっと安心できるのかなぁ みたいな感じだと思うんですけどね
荒川修作の作品展
最後に直近で見てきて良かった美術展について話していきます
はい、じゃあ丸さん何かありますか?
はい、三鷹市美術ギャラリーで開催中の
三鷹店名反転中 荒川修作 マドリンギンズの死なないためのエクササイズ展
面白かったです。5月18日までやってますけど
三鷹店名反転住宅20周年にあたる記念の年らしく
それで三鷹で開催されてるんですけど
荒川修作ですごいぶっ飛んだ店名反転地とか
養老店名反転地とかこの三鷹の住宅だったりとか
そういうイメージの人だったんですけど
今回その初期の作品から最近のところまで
くまなく追うことができて
死なないためって言うから追いないため死なないためっていうことを一貫して一つのテーマをやり続けてきた
手を変え死なを変えみたいな形で人なんだなっていうことがわかって
しかもそれがどんどんどんどん街を作ろうとか
スケールが大きくなってきてそれを追いかけていくのが面白かったです
おーなるほどね
初めて荒川修作のことを
あ、こういうアティサートだなっていうのをわかった気がする
あーなるほど
今までは断片的に作品だけ見てきててっていう感じで
あとマドリン・ギンズさんは荒川修作さんのパートナーですけど
ずっと二人で一体どういう会話をこの人たちはしてたんだろうっていうのがぶっ飛びすぎてて
なんかすごい人たちだなって
それを想像しながら見てて面白かった
あーなるほどね
そうね
例えばお台場のコンペとか
お台場の街をどういう風にするかっていう東京都のコンペに
荒川さんが応募してこういうちょっと街プランみたいのを出してる案とかも展示されてるんですけど
それがねもう相当ぶっ飛んでますよね
なんかこれ絶対できないでしょうみたいな
今で言うとグリーンエナジーというかエコシティみたいな
壮大なエコシティみたいな案なんですけど
すごくすごいなって
いちいちスケールが大きいから
だから俺もこの展覧会はやっぱりすごく面白かったなと思うのは
荒川修作さんがね荒川修作がペネチアビエナで出した作品とかの時代って
絵なんだけど図面みたいなとかさあと文字が書いてあったりとか
絵というより図式みたいな絵を描くとじゃないですか荒川修作の絵画っていう
それはなんかこう展覧会で多分荒川修作って意外とやってないから
なんかの展覧会で荒川修作の作品見るとなんか図面みたいな絵描いてる人だなって思ってた
なんか難しそうだなみたいな
でもよくよく考えたらこれ何年か前にマルさんと一緒に行ったけど
三鷹じゃないけど日本にある養老店名判定地で荒川修作とマドリンに行ってて
広大ななんかわけわかんないなんかまあ一応テーマパークっていう設定なんだけど
すごいぶっ飛んだねなんかテーマパークがあって
とにかく足元が悪い
そうそう変なのがあってさらに今回見たかのその店名判定住宅もあって
で改めて展覧会見た時に今回学芸員さんと一緒に見させてもらったけど
その時にもハッと言ったけどその間がわからなかった気づいたら
この図面みたいな絵描いてた人が何でいつの間にか住宅とか
なんかスケールのデカいことやってんだろうっていう
その間はどうなってんだろうと思ってたけど
この展覧会ではちゃんとこの人がどうしてそっちの道に行ったのかをちゃんと紹介してて
それはすごく面白かったしなんかこういうことなんだ納得できたし
で丸さんがお台場のコンペも頼まれてないのに自分で勝手に出してる
その時の彼は養老店名判定地作ってるからもう超一流というか大御所のアーティストなのに
頼まれてないのにそういうこと勝手にやってたりとか
三鷹店名判定地の展覧会
ずっとそういうのをね都市計画みたいのを考えるのが楽しかった
全然一つも実現しないみたいな
やろうとしたけど結局実現しないからじゃあしょうがないから自分でまず住宅を作って
そっから周りを変えていこうと思ったのが今回の三鷹店名判定地だろうだったっていう
あの住宅を作りたかったんじゃなくて町をもっと変えようとしてたって言って
30年以内の混乱会の最後に本当はこんなものを三鷹に作りたかったってアームがあるんだけど
できるわけねえからそんなもんっていう
なんかね川の上に住宅がまたいで橋の上に乗っかってるみたいなやつで
いやすっごいだと思ったのがそういうことを例えば一昔前だったタンゲ建造さんとか
タンゲ建造とかねプロ川岸とかその戦後になんか町がこう
日本の町が戦火で焼かれて今から市から町を作るんだっていう
建築家の展覧会みたいなこれまでも見たことあったけど
荒川さんが生きてる時代は僕らが生きてる時代だしって言ったら変だけど
俺ら全都市だけどだってそのお台場のやつも都市博が中心になって
今のお台場ができるはずのコンペだから
だからどう考えたってもう町づくりなんて
それはそういうお台場の例はあったかもしれないけど
町を今から作りましょうなんて多分建築家ですら思ってないと思うんだよね
もう町ができてるから平成になって
なのにこういう人は日本にもっと理想的な町を作ろうとしてたっていうのは
とんでもないことだなと思ったよね
マップを見て世界地図とかを見ていいところを見つけたら
勝手に都市プランとか作ってたって
それがやっぱり
しかも作ろうとした町がちょっと言い方が難しい
世の中を平和にしましょう
もちろんこの人は世の中を良くしようとしてるんだけど
だからって言って普通に住宅作る時も
この今の荒川さんが生きてる時代
今の俺の時代っていかにバリアフリーにしていくかっていうか
こんなに優しい家を作りましょうなのに
この人はそうじゃなくて
人はもっと負荷をかけるべきだみたいな
だからもう床もボコボコにしてやろう
体を傾斜をもっと部屋の中に作るべきだとか
休まらない空間みたいな
それを作ろうとしてた
それを町レベルでやろうとしてたっていう
他人ごとで知的にしたら面白いけど
近くにいたら迷惑なおっさんだなと思ったけど
それも含めてこんなぶっ飛んだ人が
まだこのギリギリね
この今は亡くなって言っても10年とか15年だけど
2000年以降にこんなぶっ飛んだ人がいたんだって
なんかちょっとワクワクしますね
本当にある意味超天才なんだと思います
しかも住みづらい住宅
豊の天面半天住宅は今もあるんですけど
そこに住んでる方がいらっしゃるんですもんね
住んでる人のお話みたいな
インタビューとかも展覧会で展示されてますけど
なんか住みやすいって書いてあった
居心地がいいとか書いてあった
言葉を選びますけど
その悪い意味で言わないけど
住んでる人はもう信者みたいなもんだったら言ってたよね
もうあなたは信者みたいな
床がボコボコしてるから
普通の家電を置けないんですもんね
洗濯機とか
掃除機も使えないし
何ならタンスが置けないから
そのボコボコしてるから
タンス置けないから
え、服どこどうするんですかって言ったら
天井にフックがいっぱいついてて
そこにかけるって言ってたもんね
すっごいよね
すごいよ
それでちゃんと家族が一家が暮らしてるって言うなんと
でもあるからね
子供さんとかもし引っ越しってなったら
なんかこの家の床おかしいみたいになっちゃうのかな
普通のところに
もともとそこに生まれたことからすると
多分それがデフォルトだから
逆に友達の家に行ったら
なんで床が平らなのって
なんで服がないのみたいな
服をしまうタンスというものがあるんだって気づくんだって
カルチャーショックを受けるんだって
すごいみたいな
面白かった
いやでもこれはそういう意味でも
三鷹で見るべき展覧会だし
巡回もしませんのでね
ぜひ皆さんは三鷹って遠いと思ってるかもしれませんが
これを機に三鷹店名判定中
三鷹ジムスギャラリーと
あとバスでね
2、30分で行けますから
中に入れる日もあるらしいからね
ツアーとかもやってるらしいから
三鷹店名判定中
これね、見に行くといいと思うんだね
展覧会でその住宅の異質を再現した
体験できる展示物があるので
それもまた楽しいですよね
それも合わせて見るといいよね
ぜひぜひ皆さん行ってみてください
上村松園展の特徴
ぜひ
トニーさんのおすすめ
今日ね、乗っけからずっと大阪の話をしてますんで
大阪で展覧会ということで
大阪中嶋美術館で開催中の
生誕150年記念上村松園展かな
紹介しようかなと思います
上村松園、日本で初めて
女性で初めて文化勲章を受賞した
日本を代表する女流画家
上村松園が今年生誕150年ということで
大阪中嶋美術館とか福田美術館など
上村松園展が数々開催されるんですけれども
こちら大阪中嶋で開催されるものが
一応今年開催される中では
暫定的に一番充実というか
一番見応えがあるんじゃないかなと言われています
美人画の技術と鑑賞
展作品は100点以上
その中にはなんと
重要文化財に指定されている
帽子とそれから著の枚も含まれています
これさらっと言ったけど
重要文化財になっている近代以降の
絵画、彫刻、工芸っていうのは
もう60数点しかないんですね
数年前に国立近代美術館で
重要文化財の秘密かな
重要文化財の展覧会やったと思うんだけど
いやいや少ないんですよ
だからそういう意味では
江戸より前にいけばいっぱいあるけど
明治以降ってなかなかならないんですが
その中で帽子と著の枚ね
植村松園がなってるって言ってますが
実はその60数点中
女性作家の作品はその2点しかない
だから植村松園ってよく言われる
女性で初めて文化勲章を受賞したっていうことが
言われてますけど
その後に2人目3人目って出てるけど
長い歴史の中で
重要文化財を描いた人って
女性では今のところこの人しかいない
国語の女性だから美術史の中で
植村松園の次がまだいないっていうふうに考えると
えーめちゃめちゃすごい
そうなんだ
今回見て両方とも出ますよってことなんだけど
あの今回見て
展覧会としてね
すごく僕は印象的だったなと思うのが
美人画の名手と言われてる人ですから
美人画が本当に多いわけで
ほぼ美人画しかないんだけど
美人画じゃないのも書いてたよってのも
いくつか紹介されてるけど
基本美人画でね
下絵とかそういう装描とかも展示されてたんだけど
見ててね思い出した一個話があって
この番組にも以前出てくれた
美人画得意とする池永先生
日本画のね
前にこの番組で喋ったわけじゃなく
たぶん別の企画で喋った時に
池永さんいろんな美人を描いてきたと思いますけど
モデルさんいらっしゃると思うけど
どこを一番注目して見てるんですかって
聞いたことがあるの興味多いでね
そしたらそこで言ったら指先って言ってたのね
美しい人は指に出るって言ってたの
顔じゃなくてって
ああそうなんすかって
だけどそのモデルをやってない
やり慣れてない人は
ポーズ取った時に指先がおろそかなんだって
なるほど
だけどやっぱりもうモデルがすごい
上手いモデルさんっていうのは
指先の美しさが全然違うって言ってた
今回その植村翔園の絵を見せた時に
その下絵を見ると
その描き換え
もっと変えたいなってとこに上からまた紙を貼って
こう変えてる
例えば服の柄とかもちょっと変えたりとかしてるんだけど
半数以上の作品が指元をもう1回描き直してた
だから上の時はやっぱり最後まで
顔の描き換えはほぼなさそうだったんだけど
指先は多分最後の最後まで悩んでたんだなっていうのがわかって
江永さんが言ってたやつだこれと思って
だからついついねやっぱ顔見ちゃう
顔とか服もこの人は着物の柄とかもすごく美しいから
そこに目がね
いや指先なんだなっていうのは
すごく改めて実感しましたね今回
確かにゲイ子さんとかで話すと
お着物着てない時に
プライベートとかでみんなでご飯行ったりとかした時も
仕草がすごい綺麗なんですよ
だからお顔がもちろん綺麗な方も
あんまりそうじゃない方もいると思うんだけど
みんなとにかく初詐が美しいから
すごい美人に見えちゃう
なんか言うよね
だから女性じゃなくても
例えば女型の人も初詐で男の人なんだけど
初詐で美しく女性に見えるっていう
そうですよね
やっぱそうなんだね
指先気をつけよう
意識してるの?
普段女子は
意識してない
意識します
でもバレーの時は言われてましたよ
そういえば
バレーの時は指先まで神経通ってないと
めちゃくちゃ怒られてました
でも確かにバレー見に行った
仕事で行く時もあるけど
やっぱりみんな指先綺麗だなと思うわ
なんか小指立てるといいというよね
小指が立つと女性らしいみたいな
飲み物飲む時とかですか?
醤油さしあるでしょ
よくある醤油さしっていうの
キッコーマンのというか
有名なキッコーマンの醤油さしは
あれはエクアンケンジさんだったかなっていう
デザイナーが作ってるんだけど
エクアンさんが醤油瓶作る時にこだわったのは
あれは必然的に小指が立つような
カーブになってる
そこの部分
え、そうなんだ
4本指
親指と3本指で持つとちょうどいいように
あれば設計されてて
注ぐ時に小指が立つようになるっていうのが
デザインにこだわりだったんだけど
だからやっぱり指先なんだなって
そういうのが繋がる展覧会で
すごく僕は興味深かった
いいですね
そう別に袋さんに言われたから
無理やりチクチクしてるわけじゃないんですが
展覧会だったけど美人画ばっかりだったから
若干飽きたっていうのはありました
やっぱり他のものも見たいなとは
ちょっと思ってしまった
すっごいいいんだけど
美人は3日で飽きるとは
まさにだなって言ったらあれだけど
美人がずっと見てると
なんか違うジャンルのものも見たいなと
ちょっと思ってしまったなっていうのだけが
ちょっと気になりました
なるほどね
贅沢な悩みですね
そう、贅沢な悩み
美人ばっかだよっていうのはね
最後まるさんもう一個ぐらい行きますか
ジャネットカーディフのモテッド展
ジャネットカーディフ40世のモテッド展です
原美術館アークで現在開催中で
5月11日までやっている展覧会です
ジャネットカーディフさんは
カナダの生まれのサウンドインスタレーションとか
映像作品とかで知られてるアーティストですけど
今回の絵画を展示してるとか
何かを見るっていうものじゃなくて
40台のスピーカーが空間に配置
ぐるっと空間を囲むように配置されていて
そこからそれぞれのスピーカーから
それぞれの音声が出てくるっていう
なので本人枠、音の彫刻みたいな作品なんですけども
なんだろうな、なかなか説明しづらいけど
もうだいぶ感動しました
いろいろはしょったね
すっごいはしょったね
すっごいはしょったけどだいぶ感動しましたね
感動はしたんだ
音の体験と感動
だから普通コンサートとかって
ステージがあって観客席があって
一方向で聞くじゃないですか
前向いて前から
コンサートホールに反響して音が聞こえる
じゃなくてジャネットさんは一方向じゃなくて
いろんな方向から聞こえてきた時に
どういうふうに感じるのかなっていうのを
この作品でやっていて
なのでなんだろうな
本当に聴覚なんだけど
質感とかその触覚っていうのかな
みたいのが揺さぶられる
身体感覚がすごい揺さぶられる作品だなと思いました
確かにね
なんかこれどこまで話していいかな
みんなで合唱曲の
これはサンビカですかね
サンビカじゃない
これが多分40歳のモテットっていう
なんか曲があるってことでしょ多分
そもそも多分ねタイトルになって
これでもイギリスルネサンス期の作曲家
トマスタリスの合唱曲
スペム・イン・アリウムっていう曲を
ソプラノ・アルト・メゾ・テノールとかに分けて
それぞれの人に一つのスピーカー
割り振って空間に配置してるんですよ
その配置の仕方が
ソプラノはここのエリアとかじゃなくて
5グループぐらいに分かれてるんですけど
グループにそれぞれソプラノ・アルト・テノールとかって
バスみたいに入ってるから
なんだろうな
ぐるぐる回ってスピーカーの近くで聴いてると
すぐそばでその人が歌ってる
耳元で歌ってるみたいに
ちょっとなんか鳥肌が立つ
40台のスピーカーが一応楕円形を作ってる状態になって
原美術館の場合は空間がちょっと正方形に近いから
ちょっと正方形見えるけど
学園さんいわく楕円形には一応なって
40台のスピーカーが一応
5台でワンセットみたいな感じで8グループだよ
その5台の中にソプラノの人がいたり
アルトの人がいたり
その1台が1人になってるってことだもんね
対応してるというかね
だからそれぞれの歌い方も違うし
声も違うしっていう感じで
俺もマルさんと一緒に見に行ったから
気づいたら泣いててびっくりしたんだけど
何の感動の泣きだったの?
なんかこう頭で考えるよりも先に
みたいな感じでしたこれは
思わずってこと?
思わず
たぶん身体感覚が揺さぶられて
そうなっちゃったんですね
そうかそういうことなのか
俺あんまり俺自身は泣かない人で
本当にもう滅多に泣かないんだけど
この作品見ても泣かなかったんだけど
感動はもちろん僕もしまして
最初に人生で初めて
天心ラブソングを見た時と同じ感動をした
っていうのは確実に伝えました
それで何が伝わるかわかんないけど
俺は最初に天心ラブソングを見た時の
最初の歌のシーンで震えるくらい感動した
そうだったんですね
ルーピーゴールドバーグエイジルが
自分のゴスペルの感じで歌わせて
それで歌ってたら
外に聞こえていくんですよその曲が
外で聞いてた若者たちが何だろうと思って
中に入っていくと
この人たちすごいかっこいい歌ってるっていう
シーンがあるんだけどあるぐらいの
ありましたねそういうシーン
この曲は言ったらやっぱり賛美歌みたいな曲だから
なかなか俺もクリスチャンとかじゃないから
別に賛美歌とか聞いて感動しないんだけど
賛美歌とかで感動したレベルで言うと
だから天心ラブソングと同じぐらい
なんか
展示室の楽しみ方
俺的にはそうだった
すごいそれも学園さんに伝えたけど
すごくバカみたいな
江戸時代みたいな人のことを言いますけど
言った上で思ったのは
スピーカーが一人一人に対応してるから
スピーカーの前に出すと
一人の声しか聞こえてこないから
マジでスピーカーの中に人がいるのかなと思った
というか
ちょうど背丈ぐらいだし
テレビで人が動いてるって
江戸時代とかタイムスリップも驚く
みたいな感覚で
マジで驚いた感じはあったかも
ぐらい泣くっていうわけでは
ちょっとタイプじゃないから泣かなかったけど
でも俺も本当になんか不思議な感動はあったなと
いやすごかったですよ
本当に何だろう
全然言語化だから
あんまりできない感覚なんですけど
これは一応動画携帯でも撮って
撮りましたけど
このスマホから流れる音だと
全然多分違うから
そうなんですよ
音の彫刻なんで
順回位置をするんだよね
金沢21世紀美術館とか
長崎県美術館と
丸亀
丸亀だ
猪熊建築館
この空間に合わせてって言ってたからね
そうですね
だからそれぞれの場所で
場所とか記憶とか
物語みたいなことあると思うから
スタンプラリーみたいに
ゼンクリしてほしい
学芸師さんが言っておりました
この原美術館の
今回展示されてる場所は
なんと高さ12メートルの天窓からっていうか
だいぶ高いんだもんね
木造なので
音的にはすごくいい環境だということです
俺も最初に聞いた時に
スピーカーは別に前にしか音が飛ばないから
12メートルの高さの上に
上がっていくわけないんだけど
最後のクライマックスの
全員の声が上がって盛り上げる時に
音が上に上昇していくような
不思議な感覚を覚えた
だから多分それはこの空間だからこそ
多分成立したというか
多分他の場所で同じように
スピーカー並べたら
そうなるかって言ったら
多分ならないと思うし
多分原美術館ってのは
すごく大きかったんだろうな
音の響き方がやっぱりありますもんね
それぞれの場所で
あとこれは本当ここだけの話だけど
本当は良くない放送なのかもしれないですけど
原美術館ってすごく自然が豊かなところだから
2回目もう1回聞きたいと思って
もう1回気に入ったら
2回目何気なく聞いて
こうすごい集中してて
床をパッと見たら
なんか虫がいたんですよ
虫が歩いてたのね
虫はもう行っちゃいけないんだろうけど
まあ自然豊かな場所だから
たまたま張っちゃったと思うんだけど
虫がいるなと思いながら
曲聴いてたら
最後このクライマックスになった時に
多分虫も感動したんだろうね
その虫が上に飛んでった
虫も一緒に上昇してた
あの虫も次の人生になるんだろうなって
それはちょっと俺も泣きそうになった
虫の動きに泣きそうになった
たまたま入っちゃっただけだから
別に原美術館毎回虫がいるわけじゃないですよ
ってのはちょっと言った上で
俺も本当は捕まえてあげるべきだったんだけど
ちょっとあまりに感情移入して見ちゃったから
たまたまそういう光景だったけど
たぶんそれはジャネットの作品が起こした奇跡なんだと思いますけど
なるほど
あとそうだそうだ
これ15分間くらい作品なんですけど
できれば皆さん最初から最後まで聞いてほしいから
途中でその展示室に入らないでいただきたいんですよ
学芸員さんもお勧めの
音が漏れ聞こえてるので
展示室の外でも
ああとか言って
音が鳴り止んだ時を見計らって
展示室に入るのがお勧めです
それは言ってたよ
音をずっと聞いといて
今だってタイピングで皆さん入ってください
感動が多分その方が等しいと思います
最初の無音から聞き始めるのが一番いい
いいと思います
たしかに
あとは毎回その真ん中に立って聞いてもいいし
スピーカー一個ずつ声を聞いていってもいいし
私なんかが2回目行った時は
その一つ一つの一人一人の声を聞いていってたんですけど
お気に入りの声みたいのを見つけちゃいましたよ
この人の声が大きいの
どんな声がお気に入りだったんですか
多分テノールの人かな
あるとかテノールだと思うんですけど
だから円になってて
入って左側の横ら辺のグループのテノール系の人です
そういう楽しみ方もできるんだね
自分のお気に入りの声を見つける
展示室の入る入り口のところに作品の解説と
どのスピーカーから誰の声が出てますっていう
聖火隊1誰誰さんみたいな
トーマスクロスさんとかって書いてあるんで
それを見て推しをこの人だったんだって
見てもいいかもしれないです
そういう楽しみ方もねいいですね
こんなでもちなみにジャネットカーテンの展覧会は
今ギャラリー小柳でも開催中
これがこっちはまた全然そのインスタレーションっていうか
ちっちゃい作品なんですけど
本当は展覧会のタイトルが
スモールワークスっていう展覧会で
壁付きの小さい作品が11点展示されてます
あのなんて立体のコラージュっていうか
ちょっとボックスみたいな感じの作品で
ちっちゃいスイッチがそれぞれついてるんですよ
そのボタンをピッて押すと音楽が鳴って
美術展の印象
動き出すライトがついたりとか
なんか人形が動いたりとか
仕掛けがなんか動き出したりするっていう
作品なんですけど
そうそうこれはこれで一つずつ
なんて言うんだろうな
ちょっと夜夢に出てきそうな
ちょっと怖いブラック系のちょっと怖いけど
劇場みたいな感じの作品です
ちょっとまだ全然違うタイプの作品
全然違うタイプの作品
こちらは6月の14日まで開催してます
逆に先にこっちを見ちゃってて
こういう作品なんだなと思っていくと
全然違うってことですから
別人です
改めて原美術館が5月11日までということですから
もう開催が迫っておりますので
皆さん気になる方は
ぜひぜひ足を運んでいただきたいと思います
私今年の見た展覧会の中で暫定1位です
これを超えていくかをちょっとあれだね
超えていくのかどうか
ぜひ皆さんも環境も素晴らしいので
お庭とかも含めて
楽しんでいただけたらなと思います
エンディングとフォロー
はいということで結構今日は
たくさん喋ってしまいました
皆さんも良かった美術展の感想
ぜひぜひ教えていただきたいと思います
本日の配信は以上としたいと思います
この番組は不定期配信です
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そろそろ美術の話を
今後聞きたいテーマやゲストは
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