はい、アートテラー・とにのそろそろ美術の話を。この番組は、私アートテラー・とにが、アートに関わる方をゲストにお迎えして、トークを繰り広げるポッドキャスト番組です。
本日は、Study大阪関西国際芸術祭総合プロデューサー鈴木大輔さんをゲストにトークをしていきたいと思います。
鈴木さん、ご出演いただきまして、どうもありがとうございます。 ありがとうございます。
意外と初めましてではないですよね。 そうですね。僕もメディア授業をやっていたので、様々な内覧会等でもお会いはしております。
その時は、メディアの人という印象だったので、しばらくお会いしないうちに、気づいたら何か芸術祭のプロデューサーと同じ人かなって、僕もちょっと一瞬あれと思ったけど、でもご本人だって感じだったんですけど。
そうですね。もともと大阪市立大学の研究プロジェクトとして、2010年にCreators TVというギャラリートークをウェブ配信するというプロジェクトを立ち上げたのが、アート事業をやり始めたきっかけなんですけども、
そこからアートローグというスタートアップとして起業して、どちらかというと、完全にテック系カンパニーとして起業してるんですね。
で、メディア事業でスケールさせて、あだこだ上場させますっていうビジネスモデルで資金調達をしてるんですけども、今やウェブゼロの祭りをやってるという、全く違うところに行ってしまってるようなところはありますね。
ということで、今回どんな芸術祭なのかとか、その辺りも含めて、いろいろたっぷりお話を聞いていきたいなと思っております。
そしてこのイベントが大阪関西ということですから、実は今僕も大阪に来ておりまして、大阪で取材中。
本日はなんと万博が開始してからちょうど3日目、まだ3日目という、ホヤホヤの状態の大阪からお届けしております。
はい、ということで、ではちょこちょこ出てきましたこのスタディ大阪関西国際芸術祭、これどんな芸術祭なんでしょうか。
一言で言うのもですね、難しい芸術祭になっているんですけども、テーマとしてはですね、ソーシャルインパクトということをテーマに掲げてやっております。
こちら万博のですね、命輝く未来社会のデザインということにもこうする形ですし、
そもそもアートローグという会社がですね、アーツフォーヒューマンドプラネットということをビジョンに掲げていまして、
その文化芸術やアートをですね、人そしてこの地球のために生かしていこうということを考えているんですけども、
そういうことも考えながらやっている芸術祭です。
芸術祭としては、本当に今日本中でいろんなところでやってるじゃないですか。
このスタディーは始まったのはどれくらいから始まったんですか、ちなみに。
元々ですね、このきっかけになったのが2020年の2月。
コロナがちょうど始まった頃ぐらいだ。
そうですね、もうコロナでどうなるんだって言ってる時期に、
関西のですね、在海人が一堂に返す漁業祭イベントがあるんですよね、毎年。
そこに僕が呼ばれてお話をさせていただいたんですけども、
そこで僕がですね、強く最後提案したのが、関西に国際芸術祭が一つもないので万博を機に立ち上げませんかという話をしたのが本当に一番最初です。
そうか、いろんなところに今ありますって言ったけど、意外と大阪ではなかったってことなんですね。
そうですね、大阪関西でということで、パラソフィアというものがあったんですけど3回で終わっちゃいましたし、
その前も歴史的に大阪にはですね、大阪トリエンナーレというイベントがあったりして、
トリエンナーレと言いつつ毎年やってる広報型のイベントがあったり。
そういうのもあったんですけど、それらも全部なくなってしまっていて、
芸術祭というものがですね、日本中にはいろいろあると言われていますけども、すっぽりない状況ではある。
大都市としては珍しい例ですよね。
そうですよね。
しかも大阪に美術館がないかと言ったら全くそんなことなくて、美術館はあるのにですもんね。
美術館もですね、あると今おっしゃいましたけども、もちろんあります。
特に長野島あたりにはいくつもありますし、あるんですが、
実は大阪はですね、人口10万人あたりの美術館数が全国最下位。
そうなんですか?
そうなんです。
へー。
という状況なんです。
その印象はなかったですけど、そうなんですか。
そういう状況だったりしますね。
僕、大阪に仕事からいろんな美術館行くんですけど、大阪ですごい印象的だなと思うのが、
美術館にいるお客さんはめちゃくちゃ熱心だなと思ったんです。
勝手に、僕も元々お笑いやってましたし、大阪には縁もありますから、
大阪って、お笑いの舞台でもお客さんがうるさいというか、
喋るぐらいヤジ飛ばしたりとかじゃないですか。
だから美術館も初めて大阪の美術館に行く時に、めっちゃ喋ってるんだろうなと思ったんですよ、おばちゃんたちが。
ところが東京よりも多分真剣に見てる人が多い。印象が強くて。
だから大阪って意外と美術に対して好きな人が多いんだろうなって勝手に外の人間としては思ってたんですけど、
美術館は少なかったんだ、じゃあ。
そうなんですね。残念ながら美術館は少ないですね。
歴史的には、谷町とか千葉の旦那州という人たちが、文化芸術とかアートを支えた時代もありますし、
小林一聡のように、たくあんずが作っちゃうような経済人がいたりもしたわけですよ。
もっと前になれば、それこそ秀吉雄一とか李休までいった。そんなバックグラウンドを持つ街なんですけど、
ふと見るとですね、美術館、全国最大級。
それに対して今の話にも繋がるのは、この話を多分師生の人たちが、
芸術祭を大阪にもやってくれっていうスタートじゃなくて、在会、要するにパトロン湧いて、
なんか今回やっていこうよってなったってことですよね、今回。
そうでもなかったんですか?
パトロンも何も。
言ったわけじゃないですか、在会。
そうですね。
その時はどうだったんですか、リアクションは。
リアクションは一応というか、そこでは総論賛成なんですよね。
総論は賛成です。
総論は賛成だけどっていう感じですね。
なるほど、じゃあそこから順風満帆にポンポンといったわけじゃないんですね。
全くですね。
あらあら。
そもそも芸術祭なんかやったこともない、立ち上げたこともないし、どうするのっていうところからですよね。
言ったはいいけど。
言ったはいいけど。
ひとものかね、すべてがない状況からなんで、これはどうしたらいいんだろうということで、
まず最初に取り組んだのが、とにかく賛同者を募ろうと思いまして。
また同時にその在会のセミナー、関西在会セミナーというイベントだったんですけども、そこに出るまで僕は在会との接点が全くゼロだったんですね。
ほぼゼロだったんですけど、あんまりにも行々しいイベント。
経営を国家政省から始めて、いる人たちって大企業の経営者たちばっかりじゃないですか。
言ったらかなりご高齢の方々。
なるほど、ベテランだから。
ベテランはもう、一言で言ってしまうとおじいちゃんたち。
一言言い過ぎです。だいぶ一言で言っちゃいましたけど、まあまあまあそういうことですね。
この人たちの意識を変えないと変わらないなと思って、その在会セミナーに呼ばれてから、関西経済同友会とか関西経済連合会という、いわゆる在会にも入ってですね。
その在会の中でも、アートに興味がありそうな人たちに、こういうことをやりたいんだ、とにかく賛同者になってくれという話を、ずらーっと並べていったというのが最初ですね。
それがだから、コロナ禍の大変な時期にそれをやってたってことですよね。
やってましたね。
種まきが一番、世の中的にも美術が大変な時期に、一番大変な時期にやってた。
やってましたね。
そのじゃあ、まいた種が最初に芽吹いたのはどのタイミングだったの?
最終的にスタートができたっていうのは、国の日本博という制度に採択をいただいて、予算の目処がついたっていう段階だったんですけども。
それが何年前になるんですか?
それが2021年度で、芸術祭スタディ、洋作完成、国際芸術祭、初開催は2022年の1月。
ゼロからと考えると、意外と早いというか、大変だったんですね、そこは。
そうですね。今言ってみたら意外と早かったですね。
早いけど、ゼロからと考えると大変ですもんね。
大変ですね。そもそも芸術祭ってどうやって立ち上げるのかという、全く知識ゼロの状況からですね。
賛同者は募っても、別に賛同者が何してくれるわけでもないし、賛同者が募ったらどこかからお金出てくるかなと思ってたんですけど、そんなこともなく。
賛同してくれただけ。
賛同してくれるだけ。
いいねを押してくれたみたいなものぐらいのものですもんね。
まさにいいねですね。
でも、2022年からこのスタディは基本的に毎年のように開催はされてましたよね。
そうですね。その2022年の時に、これはたまたま中野島美術館の開館が。
そうだ、2022年でしたね。
2022年2月2日なんですね。
だからそれにバシッとタイミングを合わせてできたっていうのは良かったんですけども、そこから3年間連続で開催してきました。
この今さらなんですけど、スタディ、なんでスタディという名前なんですか?
こちらなんですけども、もともとは2025年の万博に合わせて大阪関西国際芸術祭をやろう、立ち上げようということから始まり、そのためのスタディをしていこうと。
この関西に国際芸術祭を立ち上げるにあたり、何が可能なのか、何をすべきかということを、集合地型でスタディしていこうということでスタディというのがつきました。
これはもう最初のところからスタディをつけてやってきたというわけですね。
そうです。
これはスタディだと、もちろん鈴木さんを含めて、運営側も芸術祭初めてだからスタディするわけじゃないですか。
参加者、僕らはどういう立ち位置でスタディしていけばいいのですか?
展覧会に関しても。
そうですね、その時に僕らもどういう芸術祭にするかとか、タイトルも含めていろいろ議論はしました。
その中でコピーライターの斉藤さんという方、本質というコピーライターの会社をやっている人なんですけども、東京の方で元白宝堂かな。
はいはい。
その方がすごくいいコピーを書いてくれたのが、みんな不に落ちたんですね。
そこで書いてくれたコピーがですね、この芸術祭というもの自体が大きな作品であるというようなことを書いてくれて、
大阪にアートという形を取った無数の疑問符が出現します。
それは私たちが当然としてきたあらゆる前提に問いを投げかけるものです。
アートには何が可能か、何が不可能か。
集合市型のアート体験、あなたも参加してください。
あなたがこのメッセージを読んでいること、それ自体が巨大な作品の一部かもしれないということで。
要するにそのアートというものを、我々が何か提供したものを見てもらう、享受してもらうというだけではなくて、そこに何らか関わること自体がアートだというような。
なるほど。
出てきたコピーが、アート×人×社会の環境をスタディする芸術祭というコピーが出てきたんですね。
なるほど。それは今までありそうでなかったし、言われてみると不に落ちる切り口というかキーワードですね、それは。
そうですね。やっぱり非常にこれがもうしっくりきたなと思っていて。
あとそのいわゆる芸術祭は多くが地方で行われていることが多いと思います。
で、地方でやっているものっていうのは素晴らしいですし、風光明媚なこともあってですね、観光として行ったりも僕らも行っているわけなんですけども、この大都会大阪だと同じことはまずできないわけですよね。
風光明媚って言ってもなあという感じですし、しかも田舎だったらですね、多少の規模の芸術祭やればですね、もう村一色に染めれるわけですけども、
大阪に来られてわかると思いますけど、万博ですらドミナントできてないわけですよ。
それぐらい100億ぐらい突っ込んでも大したことない影響力なんですよね。
じゃあこういうその大都会で芸術祭をやるっていうことを考えた時に、またこれも何ができるんだろうとか何したらいいんだろうっていうことも考えましたね。
今回でもその3年、2022年からやってきて、今今回のがとにかくこれまでの中では最大規模というか、結構ドンとやってるわけじゃないですか。
今年はそのスターディー2025は、その中でもどういうテーマを立てたとかはあるんですか。
お話した通り、ソーシャルインパクトっていうのをテーマにしつつ、よくアートには未来を切り開く想像力、クリエイティビティとか、人と社会を思いやる想像力、イマジネーションが身につくとも言われていますし、
またアートがですね、都市にもたらす効果というものもいろいろなところであります。有名なところで言うと、スペインのビルバオに具現範囲美術館ができて、観光客が非常に訪れるような街になったとか、
あとはオーストリアリンツシーではですね、工業地帯だったところにアルスエレクトロニカフェスティバルが立ち上がり、今もクリエイターやアーティストが集まる街になっているとか、そういうのがあります。
なので我々もこのアートの力というものを大阪関西、そして日本の成長戦略の一つとしてですね、議論させていこうということで今やっている。
今回はちなみに、びっくりしたのは、2人やってますということで、行きますと言って気軽に、気軽にという言い方もあれかもしれないですけど、会場がめちゃめちゃあるじゃないですか。
しかもいろんな場所でやってるじゃないですか。今回会場は全部で、ちなみに何会場ということになるんですか?
何会場になるんでしょうね。
大まかに言うと6庄仕立て?
そうですね。庄立てにしておりまして、エリアごととかテーマごとに庄を作っていて、6つの庄になっています。
これはここを使うとか、ここの場所にしようというのはどういう感じで決めていったものなんですか?
まず第一章の多様なる世界への誘いっていうのは、万博会場のど真ん中なんで、もう万博です。
万博に合わせてこれを立ち上げていってるわけですから、本丸と言っちゃ本丸ですよね。
昨日だから僕も芸術新庄の取材で万博を1日回ったんですけど、至る所にちょこちょことパビリオンもありますけれども、パブリックアートも置いてあって。
これがスタディが設置したパブリックアートがいろんな所にあったってことですもんね。
そうですね。全てではないんですけども、我々の方では13箇所にパブリックアート、その野外彫刻とかミューラルですね、壁画を展示させていただいておりまして、
またそこにキャプションがあります。そこにQRコードが付いていて、万博の公式アプリとLINEの方でスタンプラリーがですね、万博内外できるようになっています。
この作品13点、全部紹介したいと思いますけど、全部紹介してると多分もう第2章から紹介しきれなくなっちゃうので、
鈴木さん的に特にこういう作品面白いよとか、ここちょっと見どころだよっていうのがあれば、ぜひ第1章で言ったらどれですか?
そうですね、全部って言わないと、
選んだ作家さんはみんなご存命の作家さんですかね。
あるんですが、どういう切り口で見るかっていうことを考えたときにですね、やはり今回万博という160カ国の人々が集まる世界です。
万博にはご批判ももちろんありますし、僕らなんか一番お金取られてる側、税金取られてる側なんですけども、あるのはあります。
この時代なんで万博やるんだっていうことも言われたりします。
確かにそれはそうなんですけども、じゃあ万博をやる域って考えたときに、やはり今もう世界中で分断が広がっていってるじゃないですか、
そういう中で160カ国の人たちが一同に会いし、半年間一緒に過ごし、対話をし、相互に理解し合うっていうこと。
パビリオンとかっていうことよりも、その人と人とのコミュニケーションとか営みっていうのが本当に価値なんだろうなと思ってて。
なので、多様なる世界のいざないっていうことを書いてるのは、まさにそういう多様な世界への入り口、道しるべとして一つアートっていうものが機能するんじゃないかと。
いうことを考えたときに、この万博会場内では素晴らしいアーティストがいっぱいいるんですけども、
例えば生涯のある日和和彦というアーティスト、本当に重度の生涯を持ったアーティストがいたり、
あとヘラルボニーさんという生涯のあるアーティストの作品をプロデュースしているところがミューラルをやってくれたり、
他にも奥中さんというアーティストが巨大なバルーンの作品を作ってるんですけども、
やっぱりこれも大気とか、そういう自然環境とかっていうところにもフォーカスをしているとかですね。
シーンプロジェクトっていうところは、地球研という研究者が中心となったチームで、
サンゴを実際に機械島というところから持ってきてですね。
三王って海の中のサンゴ?
海です。それとサウンドアートを合わせたようなやつをやってて、
つまりいわゆる王道のアート作品、素晴らしい森麻里子さんとかそういう人たちもあるんですけども、
多様性とか環境とかそういったところにも考えていただけるような作品があるので、
そういうところもバックガンカーでも見ていただきたいなと思ってますね。
今話に出たひわださんですか?
ひわさん。
ひわさんは車椅子の作品、岡本太郎現代美術賞でも車椅子の作品で、
今回白塗りされた車椅子が高く積んだタワーみたいな作品だったんですけど、
昨日僕も見てた時にかなりいろんな人が撮ってたんです。
ホイールの部分がミラーになっているから、
多分写りが良い場合で撮っている人もいるんだろうなと思ったんですけど、
その不思議さというか、ちょうどその辺りにいろんな海外のバンパー、
各国のパビリオンがあって、それも写し込んでて作品に。
大屋根も、ちょうど大屋根に登れるエスカレーターも近くにあるとか、
すごくいい場所に展示されていて、あれがメインのようになってますか?
というのがすごく印象的だったなと思いました。
障害者が持ったアート作品というと、
かわいそうって言い方はちょっと変かもしれないですけど、
菊谷さんの作品はそれが全くないんですよね。
むしろ誰よりも強いというか、元気な感じというか。
本人自体もアクティビスト系のこともやったりするんですよね。
彼は車椅子に乗っているので、車椅子で何の連絡もなしに美術館に行って、
評価しちゃうみたいな。
ここがダメだみたいなことを。
バリアフリーになってないんでね。
それちょっと万博でもやろうよという話をしてるんですよね。
じゃあここから何かするかもしれないですね。
やるかもしれないです。
本人がいるかもしれないしということです。
全部で作品としては12作品、13作品ということです。
これは地図があるんですよね、ホームページにありますので、
チェックしてぜひ見ていただきたいと思います。
これが第2章でございますが、
第3章はどんな展示でしょうか。
第3章はですね、
展示と言ってもいいのかどうかわからないんですけども、
大阪駅、そしてそこの大阪駅直結の、
JRグループがやっている、
ルクアっていう商業施設があるんですけども、
そこら辺にあるですね、
100台ぐらいのサイネージにですね、
ランダム不定期に映像作品が投影されます。
ってことはこれはもう普通の人も見れちゃうと。
その入館料とか関係なくってことですね。
もうあのルクアの中のサイネージとかですね、
駅のところのサイネージとかに、
なんか変な映像が出てくると思ったら、
この芸術祭だと思っていただければ。
これはどういう映像とかっていうのは、
教えてもらっていいですか、今のと。
元々ですね、
ここのキュレーションをやってくれているのが、
佐久間博士さんという半大の研究者で、
万博ではですね、
大阪のディレクターなんかもしてるんですけども、
彼とですね、第3回目のスタディからやってるんですね。
彼がやっているのがですね、
ボカロピー。
YouTubeとかでオンライン作ってる人たちですね。
夏音ミクとかに歌ってもらってみたいな人とかですよね、ボカロピーは。
あの人たちをアーティストとして招聘して、
あの人たちにアート作品を作ってもらうっていうことを、
前回やってもらったんですね。
僕もチャレンジングだけど、
面白そうだなと思って見てました。
結果的に結構面白かったんですよ、展示。
やっぱりアプローチの仕方としては、
メディアートにすごい近いんですよね。
メディアート的に、
インタラクティブだったりですね、
人が開催すると音が変わるとかそういうことがあるんですけども、
アウトプットがやっぱりボカロピーたちなんで、
ちゃんと音楽になってるんですよね。
なるほど。
その精査も担保されてるわけですもんね。
メディアートって基本的に最終的に出てきた、
よくピーがガチャガチャガチャ、
っていうのが多いんですけど、
それはそれでもちろんいいんですが、
ボカロピーさんたちはちゃんとメロディーになってたりするんですよ。
そっかそっか。
音楽になってて歌が歌われてたりするんですよ。
しかもそれがちゃんとインタラクティブになってるっていうところがあって、
これすごい面白いなと思ってて。
しかも音楽がキャッチーなメロディーが多いから、
聴いてる人は結構耳に残るメロディーが得意ですもんね、
彼ら、彼女らは。
で、今回じゃあ何するってなった時に、
さくまさんの問題意識というか考えとして、
今の時代って非常にボカロピーたちとか、
いわゆるユーザーが自分たち作って、
自分たちで発表して、
それを楽しむっていう文化があるし、
それがものすごく社会にとって影響力を持っている、
社会変革の必須になっているであろうということを考えていて、
今回またボカロピーさんたちに、
ある種社会に対して仕掛けみたいなものを作っていきたいということをやって、
結果としていろいろ議論している時に、
サイネージを全部使っていこうみたいな感じで、
でも何かわかんないけど、何かそれが流れているみたいなことを。
サイネージって言うとあまり音が流れてこないイメージがあるんですけど、
今回流れるんですか?
基本的に流れない。
ボカロピーさんだけど曲なしで勝負してるみたいなこと?
映像でやってるんですよ。
さらに9月の中旬から最後10月の13日までは、
ルクアホールというところで、
ボカロピーさんたちも集めたインスタレーションも含めて展示もやる。
これは彼らにとっても新しいチャレンジだし。
チャレンジですね。
そもそも芸術祭に限らず、
展覧会でボカロピーさんが出展作家というのはあまりイメージないので、
かなりチャレンジングな感じですね、これ自体は。
いわゆるゲンダーアーティストが、
例えばボーカロイドとか使うとかはこれまでもあったじゃないですか。
テクノロジー使うとかあるんですけど、
逆というかそのど真ん中でやってる人たち。
しかもボカロピー界ではかなり有名な人たちが前回も出てるんですね。
今回もってことですね、前回にか今回も。
セカイさんという方とかですね、
いろいろ春巻ごはんさん、
名前が難しいんですけど、
そちら界隈ではかなり有名。
僕もあまり詳しくないですけど、
ヨネツケンシとかヨワソビの綾瀬さんとかもそこから出てる、
今セカイに羽ばたいてるアーティストですからね。
そうですね、アードさんとかもそうですし。
もしかしたらいろいろ後々ビッグネーム出てくるかもね、
というふうに聞いてます。
今のうちここで囲っておいてって言い方は変ですけど、
そのうちスタディのテーマソングをここから出た人に作ってもらっても。
そういうのもいいですね。
伸びてきますよね。
そうですね。
でもそれがただで見れちゃうわけですね。
YouTubeとかでは見れるわけじゃないですか。
きっとボカロPさんたちがやってきた映像とか。
でも今回はそれを公共のというか、
そこで見れるっていうのは新しいですね。
見る側としても。
そうですね。
こんだけジャックしてやってるっていうのは、
これまでには僕の知る限り大阪ではまずないですし、
よく渋谷とかでやってるのはありますけども、
ああいうのとまた別の形でやってる感じですね。
でもこれがいつ流れるかわかんないってことでしたけど、
基本的には毎日は流れてるんですか?
毎日流れているはずです。
なるほど。
じゃあこれは、
ルクアに行って見てれば出てくるってことですね。
そうですね。
ちなみにそのルクアで前回、
Vol.3の時に初めてそのボカロPさんたちの展示をやったんですね。
それはスペースをいただいて、
そこでインスタレーションも含めてやったんですけども、
その時にルクア全体、
館全体として回帰中に過去最高売上の日があったということで、
少なからず芸術祭であった効果だと言って、
非常に評価をしてくれてるんですよね。
やっぱりそういうの大事ですね、そういうのも。
いいことですね、それは。
僕たちはアカデミックな要素ももちろん多分にあるんですけども、
芸術監督っていう人がもう全てを決めて、
それを街とかにインストールするような芸術祭とはちょっと違って、
街と一緒にやる。
例えば商業施設だったら、
商業施設の人たちともコミュニケーションを取りながら何をしようかっていうことをやるんですね。
なのでルクカでやるんだったら何が可能かっていうことを一緒に議論しながら、
だったらこういうのをやろうって言って、
それがある種ドハマリした例ではあるなと思って。
そっかそっか。
だからそう考えると、今3つ会場折り返しましたけど、会場もバラバラですもんね。
どういう場所かっていうのも含めて。
で、第4章、これはまた変わってるというか。
第4章はですね、西成という場所をテーマにしているんですけども、
西成は大阪では、大阪というか日本最大の労働者の街、土屋街ですね。
東京でいうと山薬地区に近い感じですかね。
そうですね、そういう街です。
その辺にホームレスのおっちゃんがいたりですね。
それこそ日本で最後に暴動があった街でもあるんですよね。
西成警察署とかバリケードが建ってたりするんですけど。
そういう街なんですが、近年はですね、やはりその労働者の街っていう役割も終わりつつあり、
労働者だったおっちゃんたちですね。
それこそ70年万博とかを支えてたようなおっちゃんたちっていうのが、
やっぱり恒例になってなくなっていって。
今どういう街になっていってるかというと、逆にですね、
中国とかベトナムの若い人たちが非常に多く住む街になってきてるんですね。
今その街が非常にドラスティックに変わりつつある街。
そういうところでですね、アートの活動しているNPOとかアーティストっていうのが、
2000年代から非常に多くあります。
そういう人たちの活動をまず一つしっかりと紹介していくっていうことをやりつつ、
あとですね、キュレーターの矢本さんという方がやっているゾミアというチームにですね、
東南アジアのアーティストたちを招聘してですね、展覧会をやったり、
アーティストインレジデンスをやったり、ワンショップをやったりっていうこともやってます。
会場としては3つぐらいあるんですかね、施設というか。
会場、この西成地区ではリサーチプロジェクト、後継者問題をやっているタンスっていうところだったりですね。
あとは鎌ヶ崎芸術大学という、ゲストハウスもやってるんですけども。
鎌ヶ崎芸術大学、これは大学なんですかって思っちゃいますよね、見たら。
そうですね、大学というふりをしている場所です。
学び合いたい人がいればそこが大学。
そう、だからホームレスのおっちゃんとかとも一緒にそういう活動をしていたりしていますね。
ゲストハウスでもあるしカフェでもあるというところなんですね、ここ自体は。
ココルームというNPOがやってるんですけど、代表は植田かなわさんという人で。
東京の方だったら、森村康成さんがディレクターをやった横浜トリエンナーレでも出てますね。
ここで、ここの芸術大学に来ている方は、言ったら素人というか、別にプロでやってきた人じゃない人がここで。
これがまた難しくて、あれをどう切り取るかによるんですけど、言ったら分かるんですけど、カオスなんですよね、すごい。
その本当に、神奈川市芸術大学と言われているゲストハウス喫茶自体もアートだし、そこで行われている物事もアートだし、
またそのゲストハウスの中には森村康成さんの部屋だったり、谷川俊太郎さんの部屋だったりというのがあったりもするし、それも単体としてのアートとしても見えるよねということで。
様々な切り口があるんで、とりあえず行ってみてくださいとしか言いようがない。
一人じゃなく、大学に見立てたとして、ここにはいろんな大学生がいて、その人たちが作ったいろんなアートがあると考えたらいいということですね。
それもありますね。
文字であったりとか、絵だったりとか、いろんなパターンがあるということですもんね。
あと、記憶主芸館タンスでやっている後継者問題というプロジェクトは、西尾芳成さんというゲンダーアーティストですね。
今東京芸大の順教授もやっていると思うんですけども、彼を中心としたプロジェクト、西尾芳成というプロジェクトがあります。
西尾芳成がやっている西尾芳成です。
これはですね、鎌ヶ崎にいる、平均年齢80歳くらいのお姉さま方と、服を作っているんですよ。
服は本当におしゃれな服を作っていて、例えば阪急の映図館でポップアップをやったりというレベルの服を作っている。
それの延長線上で、先ほども言った通り、今街が変わりつつあるので、海外の中国系とかベトナム系の人たちと服を作るというプロジェクト自体をこの芸術祭の中でやっている。
これ買えるんですか、それが。
買えるものも一部ありますし、展示もしているし、一緒に作れる時もあるとは思いますね。
ここの他の第1から3章と違って、ここは結構参加型のものもあるということですね、西成エリアは。
そうですね。
あともう一つ、キッスアタリア、前と後ろ、真ん中と隅っこということでやっているのが、海外のアーティストたちも招兵してやっているんですけども、
こちらでは実はミャンマーのアーティストも2人いまして、我々が招兵しているアーティスト2人は無事だったんですけども、
こういう大地震があって大変な時なんで、何かしらそういう支援活動にもつなげていけないかなということも考えていますね。
そう考えると、大阪関西国際芸術祭って大阪関西の方ばっかりだけじゃなくて、国際の部分もあれですね。
だからいろんな国の人が今回参加しているってことですね。
そうですね。今で発表している限り20カ国の国の人たちが関わってくれてますね。
そういうところも見どころだと思います。
さあそして第5章こちらは。
とうとう5章まで来ましたね。
ここはですね、東西南北文化の交差する街ということで、戦場エリアです。
まさに今この収録を戦場のところでやってるんですけども、
今大阪ってよく北とか南とかっていう言い方をすると思います。
そこを通しているのが三藤筋線というメトロが走っているわけなんですけども、今でこそこの南北が強い大阪ですけども、
もともとはですね大阪城というものがあって、それの城下町として栄えたのがこの戦場。
そうなんですか。
大阪では中心地なわけなんですね。
で、この戦場のある本町駅っていうところも含めてなんですけども、中央線という横軸ですね。
東西に走っている電車があるんですけども、メトロが。これが夢島まで行ってるんですね。
はいはい、なるほど。これで一本で行けるってことですね、ここから。
そうですね。途中二駅前には大阪文化館展望山の大阪港があったりもしますし、で夢島まで行きます。
で夢島は2030年にはIRができますし、逆方向に行くと大阪城のところにですね森宮という駅があるんですけども、
そこには大阪公立大学の新しいキャンパスができたりして、今後この中央線というのがまたすごい活発化してくるだろうというわけで。
でその中央線と水道線を交差させているところがまさにこの本町戦場エリアなんですよ。
ほうほうほう。
でこの辺はですね、なぜかは知らないんですけども、また領事館とかもですね多くあるエリアで、まさにその文化がですね交わる場所だということでなっています。
でここではですね、改めてじゃあ何を見せていくんだっていうことを考えたときに、そのクリエイターのですね岸本さんに入っていただいてですね、
関西のアーティストたちっていうのをしっかりと、もちろんその人間とは何かとかですねそういうことをテーマにしつつも、
関西のアーティストをこのタイミングでしっかり国内外に発信していこうよって言って、関西柴田市です。
ここはだから大阪ならではのショックが一番強いところですね、そうなると。
そうですね、そういうアーティストたちですね。今関西のどこかで何かをしているアーティストたちですね。
ちなみにこの合唱に関しては後半に岸本さんも出ていただけるということですので、たっぷり。
びっくりしたのが戦場っていうと、東京に住んでいる身からするとそういうイメージ全くなくて、戦場喫茶の印象しかなかった。
ささやきおかみの印象しかなかった。そういうことじゃないんですね、この街は。
ぜひぜひ、じゃあ第5章については後半でたっぷりお話しします。さあそして第6章、最後の1章ですね。
クリエイティブエコノミーと地球の未来というタイトルにしてるんですけども、
私たちこの芸術祭自体ですね、これまでもずっとスタディを重ねてきた上で、
かつ僕の経営しているアートログという会社もそうなんですけども、スタートアップとしてやってます。
実は2010年にキュレーターズTVというプロジェクトを立ち上げた時から、最初からですね、
人口減少社会の日本において、アートも税金頼みでは持たないから、アートNPOじゃなくてアートベンチャーを作りますって宣言をしてやってたんですね。
その後2017年にも、文化芸術に対する経営感覚を持っている人があまりにも少ないので、文化芸術育成をしなきゃいけない。
そのための研究会というのを文化庁の方に立ち上げさせてもらった。
文化庁と内閣が出した文化経済戦略という政策文書の中にも、文化芸術資源を利活用したベンチャービジネスが重要であるというふうに明記をしていただいたりしていて、
一貫して我々としてはクリエイティブエコノミーということを日本の産業としてもっともっと広めて強くしていかなきゃいけないという思いがありました。
それを一番集積しているのがこの第6章の中です。
この中で一番のメインコンテンツとしてはアートフェアがやっております。
会場としてはどちらですか?
会場が大阪国際会場、通称グランキューリというところで、大阪府の施設で大臣会合とかも行われるようなホールですね。黒川気象設計です。
こちらの方でコンサートとかやるようなホール以外は全館借り切って我々やります。
このスタディの第1回目からアートフェアをやってるんですけども、今年が日本と韓国の国交正常化60周年という記念の時もあって、
日本我々と韓国のプラスさんというアートフェアと日韓合同でアートフェアを今回はやります。
だから芸術祭自体は半年くらいやってますけど、このアートフェアは会期が何日でしょうか?
会期がですね、一般会期が7月21日から23日、プレビューが20日にあるという形でやっておりまして、
こちらはありがたいことに韓国政府からの多大なご支援をいただいておりまして、
韓国の方はですね、もう多分今回韓国が一番多いっていうぐらい5層選談式でドサッと。
どれぐらいの規模というか、作品数はどれぐらいとか決まってるんですか?
それとも何点ぐらいギャラリーが出てくるとかってのは決まってるんですか?
ちょっとギャラリー数とか作品数っていうのはまだわからないんですけども、
もう一番大きいフェアの会場が埋まるぐらいってことですか?
3分の2まではいかないけど、かなりの量の韓国のギャラリーが来るようになってますね。
これはだからプレビューの日は関係者ですけど、一般の方だったら7月23日に見れるってことですね。
7月21、23日に見れますね。
それがもう一つメインのコンテンツとしてあります。
それだけではここの会場ではですね、いろんなことをやるんですけども、
もう一つ大きいところで言うとですね、スターツアップスというプログラムをやってまして、
これはアートど真ん中じゃなくてですね、クリエイティブエコノミー、
アート、デザイン、ファッション、音楽、果てはツーリズムとかソフトとかですね、エンタメもそうですけども、
そういう領域のスタートアップの本気のビジネスコンテストと、
そしてそういうスタートアップをやりたいという人たちのアクセラレーションプログラムっていうことを、
今回ですね、さくらインターネットさんとともに今やっておりまして、
ちょうどつい先日ファイナリストも決まったんですけども、
国内外からですね、約80社ぐらい応募が今回ありまして、
非常にクオリティが高いビジコンが。
これも今後7月23日ですか?
7月23日にファイナリストから決まるということですか?
ファイナリストのピッチコンテストが行われて、そこでグランプリが決まるっていうのを。
これちなみにグランプリになると何があるとかっていうのは?
そうですね、いろいろ賞がいただけたりですね、スポンサー賞とかもいろいろ用意しております。
これも一般の人は見れるんですか?
見れます。
あんまりこのいろんな芸術祭、最初に冒頭にいろんな芸術祭日本にありますって言いましたけど、
芸術祭でアートフェアやったりとか、ビジコン、ましてやビジコンなんて聞いたことがないですけど、
これは結構このスタディならではですね。
そうですね、アートフェアぐらいまでだったら横でやってるよとかっていうのはあると思うんですけど、
ビジコンやってるってのはまず世界的にほぼないと思いますね。
なんでビジコンやろうと思ったんですか?
やっぱり我々はスタートアップとしてやってるっていうこともあるんですけども、
やっぱりスタートアップをやってるとですね、ある種選択の幅がむちゃくちゃ広がるわけなんですね。
アート業界とかクリエイティブ業界って結構スモールビジネスでやってる人たちが多くて、
お金の集め方も本当に入っては出て、入っては出てっていう作り返してるっていうのもある。
けどもスタートアップって言えば紙切れ一枚からお金を集めて大きな事業をやるっていう人たちなんで、
めちゃくちゃ選択肢が広がるし、スケールしていける可能性はあるんですよね。
やっぱりこういうスタートアップっていう領域にクリエイティブの人たちがどんどん入っていくと、
またもっともっと日本のアートシーンも含めたクリエイティブエコノミーが広がっていくんじゃないか。
お隣韓国なんてね、まさにクリエイティブインダストリーっていうのが非常に盛んで、
五層選談式でやってますよね。
だからこそ世界中に反流っていうのがね、流行ってやってるわけですけども、
日本も遅ればせながらそういうところをちゃんとしっかりやっていくということも含めてやってると。
だからその芸術祭って、今までの芸術祭って全部が全部じゃないかもしれないですけど、
街をこう元気にしようとかアートで。
だから今回鈴木さんの話を聞いてもっと先をまで見てるなと思いますよね、この取り組みを聞くと。
ただただ大阪を盛り上げましょうだけの話じゃなくてというか、
もう少しこうアート界全体の話だなっていうのがすごく伝わってくる話でしたね。
そうですね。だからもうアート界を越えて、要するにクリエイティブエコノミー領域の、
例えば今後第2、第3のアドビとか、それこそYouTubeみたいなプラットフォーマーがこの日本大阪から出てくるかもしれないですね。
そうしたらやっぱりそういう人たちの集積する街になっていくし、
どんどんどんどんクリエイティブエコノミーっていうのが日本を支える機関産業になっていく可能性はあるなと思っています。
ちなみにこの第6章まで紹介していただいたんですけども、
実は他にも一応会場があって、ちょっと僕はまだ行けてないんですけども、
国立民族学博物館では意外な方が出展されていると。
最後これをちょっとちらっと教えてもらってもいいですか。
国立民族学博物館、通称民博ですね。
70年万博の跡地にあり、70年万博のまさにレガシーなわけなんですけども、
そこではですね、今回はもうタレントでもある、
のんさん。
はまちゃんで有名な。
そうですね。
彼女はですね、実は兵庫県出身でアーティスト活動もですね、結構これまでもされてきているんですけども、
今回はですね、のんさんにアーティストとしてこちらに出展をいただいてですね、
今、民博でやっている展覧会とコラボする形でですね、
巨大なコケシオの作品を展示しております。
ちょっとやっぱりあまちゃんと通ずるところもありますね。
あまちゃんファンにとってはね。
そうですね。
東北ののんさんだみたいな感じになる。
出身が東北ではないけどもってことですね。
そうなんですよ。第2のふるさとみたいなこと言ってますけどね。
今回だから万博という機会もありますし、
そのまさに70年万博の場所でやってるわけですから、
岡本太郎とのですね、文脈ということも考えようということで、
キュレーターにはですね、今回川崎市市民ミュージアム、岡本太郎美術館ですね。
あそこのですね、学芸員だった中野さん、
京都ではですね、京都場というところの館長をやってたりするんですけども、
中野さんにですね、キュレーターとして入ってもらって、
岡本太郎のんさんがですね、結構リボンを使った作品を作るんですけども、
岡本太郎もですね、痛ましき腕。
確かにリボンですね、あれは。
で、それ以外にもですね、今現存してない作品でもかなりリボン使ってるんですよ。
特に初期のね、まだ偶像画っぽい時代はありますよね。
そうなんですよ。で、そういうところも踏まえて、
キュレーターにも入っていただいてですね、今民博で展示しておりますので。
これも期間中見れるってことですか?
これがですね、ここのまずコケシの展示っていうのは6月3日までになっております。
早めにね、皆さんぜひ大阪に来ていただいていただくと見れるとですね。
そうですね、はい。
さあ、ということでこんなにね、いろいろと見応え満載のスタディですけれども、
そろそろね、お時間がやってきてしまいました。
さて、鈴木さん改めて見どころ、皆さんに一言あればよろしくお願いいたします。
そうですね、他にもシンポジウム、大学とかとですね、一緒にシンポジウムも、
アートフェア会場であったりですね。