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2023-07-11 35:21

#126 中国思想「老子」編。謎に包まれた人物像に迫る

「それって哲学なの?」といった身近なテーマをきっかけに、哲学の楽しみ方を探求するラジオ番組です。


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サマリー

中国の思想家である老子の思想の影響や宗教的な側面について解説しています。老子の時代背景や著作についても解説しており、現代でも彼の教えが伝わっている一方、その解釈の難しさも明らかになっています。

時代背景と思想家たち
はい、それ哲ラジオ、今日も始めていきたいと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
このラジオは、身近なテーマをきっかけに、哲学について楽しく学んでみようという番組です。
哲学好きの弟と、哲学に馴染みのない兄の兄弟2人でお送りしていきたいと思います。
改めまして、兄のカンナ・キョウスケです。
弟のハヤトです。よろしくお願いします。
さあ、前回ハイデッカー編終わりまして、今回から久々の東洋ということで、
誰だっけ、老子そうなので老子っていう方になるのかな?
そうですね、もうちょっと中国編みたいな感じで考えてるんですけど、
今のところは老子と早子の2人っていうのを想定してます。
はいはい、老早とか言っておきながら、老子しか触れなかったね。早子もいるのね。
早子もいる。あと、いろいろされたら老早子そうっていう言い方も、すでにいろいろ問題があるようだっていうのがわかったので、
一旦2人ですと。中国って、僕もあんまりこれまで触れてなかったんですけど、
もちろん皆さんも教科書とかで聞いたことあると思うんですけど、論語で有名な孔子とか牧師とか、
そういう諸子百家みたいな言葉って聞いたことあると思うんですよね。
もちろんそれはすごく昔の話ですけど、時代が現代に近づけば近づくほど、
朱子学とかさ、やっぱりその当時時代時代に盛り上がってる学問とかそういう思想とかもあるので、
中国思想って一言でもちろんそれも言えないんですけど、
一旦今回は老子と早子の2人というのをちょっと続けて取り上げてみたいなというふうに思います。
なるほど、そうか。中国初めてなのか。勝手に仏教とかやってきたけど、
ああいうのが日本人の感覚かもしれないけど、中国の色というか感覚がすごいするんだけど、実はあれってインドなんだもんね。
そうだね。前週でやった臨済は中国の人なんですよ。
逆にあれはインドから育った仏教に中国的な思想がちょっとドッキングしたいなところがあって、
純粋な中国の思想っていうのはちょっと違うんだよね。
なるほど、じゃあ今回の老僧思想までいくと、そういう仏教とか関係なしに銀材か、ドッキングしたって言ってたけども、
ドッキングする前の純粋なある意味中国的な思想っていうのが老僧思想みたいな、仏教関係ない別に。
仏教関係ない、うん。
その辺も結構ぐちゃぐちゃだったりするから、今回は中国ですって言われて初めてって言われると、
あ、そうなんだ、みたいなね。
素人からするとそういう驚きというかね。
確かにね、確かに。
そういう辺もぐちゃぐちゃになってるなって思ったね。
確かにそうだよね。やっぱり日本だとどうしても仏教がインドで起こったものが、
中国に伝わって、中国から韓国というか、朝鮮半島に伝わって日本へっていう流れがあると思うんだけど、
やっぱりその流れとは違う、まさに孔子とか老子とかっていう人たちは、
本当に中国が源流の思想体系みたいな感じだから、そういう意味ではね、
純中国みたいなのが初って感じですね。
おー、はいはい、そっか。
なんかね、名前だけ勝手に馴染みがあるからね、中身どうなんだろうっていうのは。
確かに確かに。
気になるね。
今回ね、その老子を取り上げるんですけど、
一応ちょっとハイデッカーの流れで言うと、ちょっとだけハイデッカーの時にも触れたんですけど、
ハイデッカー自身がですね、1946年、結構晩年だと思うんですけど、
老子が書いたっていうか、老子のいわゆる言ったこととか書いたことがまとまってると言われる本が老子っていう先生の本があるんだけど、
それをドイツ語に翻訳しようとしたことがあるらしいんですよ。
あー、なんかあったね、はいはい。
そうそうそう。
でもやっぱりその、もうちょっとね、今回も話してくるんですけど、
道とか、あとはタオ、中国語でよくタオみたいなのって漫画とかも出てくると思うんですけど。
シャーマンキングかな、古い漫画。
よく言うとシャーマンキングだね。
そういうのがなかなか訳せなくってめっちゃ苦労したみたいな話もあったりするんですけど、
だからといってハイテッカーがすごい老子から学んでその人を作ったんだとかそんなことは言えないんですけど、
やっぱりそういう昔、どのくらい昔かっていうと、
実はもちろん一応諸説あるんですけど、
そもそもね、老子が実際いつぐらいの時代の人なのかとか、
そもそも本当にいたの、この人みたいなことを。
賛成派と反対派があって。
あ、そうなんだ。
そもそも老子、きっとこの人が老子だねっていう人も一応一人いるんだけど、
他にも二人くらいこの人も老子だったかもねみたいな人がいるくらい。
候補がいるんだ。
そうそう、謎に包まれてるんだよね。
一応ただ思想としての老子を今回語るので、
あまり一応老子がいたかどうかは知らないけど、
老子っていう本があって、
こうする人たちはこんなふうに解釈したりとか、
こんなふうに影響を与えたよっていうのは言えるので、
そういうのは今日中心にお話ししていきたいなというふうには思ってます。
そういうふうに実在したかどうかみたいな話もあるんですけど、
一応こんな人だったんじゃないかっていうのも伝わっていて、
それで言うと、大体紀元前6世紀くらいの人らしいんですよね。
2500年くらい前の人じゃないかと。2600年か。
老子の人物像と影響
いわゆるこれまでやってきた人で言うと、
ソプラテスが大体紀元前5世紀くらいで、
仏陀というか釈迦が紀元前6から7世紀くらいっていうふうに言われているので、
ほぼ同世代の人かねみたいに言われています。
そうなんだね。すごい時代なんだね。
そういういろんな人が生まれた時代だみたいに言う人もいるんだけど、
思想が残り始めるのがそのぐらいの限界だったのかな、人類の歴史で。
そうだね。それもあると思う。
言葉とか文字とかそういうものが出ないと、なかなか思想って残らないよねってのもあると思うし、
あとは時代が古くなればなるほど伝説っぽくなっちゃって、そもそも残んないよねみたいな感じもあるんですけど、
本当は中国思想って言ったら、まず出てくるのは孔子なんですよね。論語を書いた孔子。
それは実は紀元前550年くらいに中国に実在したと言われているんですけど、
孔子の孔子もおそらくいただろうと言われていて、
だいたい孔子と孔子という人はほぼ同じ時代に生きていたんじゃないかみたいな感じです。
ああ、そうなんだ。それも知らなかったよ。
意外と分かんないよね。
実際、例えば孔子が孔子を訪ねていろんな質問をするみたいなやり取りをしたという実はあるんだけど、
たぶんちょっとそれも作り話じゃね?みたいな話もあって、
なるほど、あまり出来過ぎてると。
あまり出来過ぎてる、うん。
孔子が訪ねていって老子にいろんなことを教わって、
なんかあいつすげえよみたいに言う逸話があるんだけど、
これ結構老子を持ち上げたかった昔の人の創作じゃね?みたいな。
ああ、なるほど。
そんなこともあったりします。
ただね、さっきもお伝えした通り、それぞれずらした時には老子がいたかいないかというよりは、
主な教えとして伝わっている老子という本がどんなものかとか、
それがどんなことを言っているのかというのを見ていくことで、
その思想の広がりとかをお伝えしたいなというふうに思っております。
今回は第一回だいたいそうだと思うんですけど、
人物背景というよりは時代背景、
老子のことがほとんど伝わっていなくていいんで、
どっちかというとどんな時代だったのかみたいなところから、
なんでそういう孔子とか老子とか、
それこそさっき言った牧師とか牧師とか巡視とか、
いろんな諸子百家という人たちがいたんだけど、
やっぱりそういう時代だったのかというところをお伝えしていきたいというふうに思っております。
なんかその前に、老子がそもそもどういう人かもわからないから、
老子の全体像みたいなのって、一言じゃ難しいかもしれないけど、
結局何やった人なの?みたいなのってあったりするの?
何がすごいのかというか。
何がすごいか、ちょっとね。
何がすごいというか、何やった人なのか。
何やった人?思想家でしょ?
なんていうのかな?
別に老子が生きてる時代に何かしたかって言うと別にそんなことないんだよね。
ただ中国の歴史を通じてめちゃめちゃ影響を与え続けたみたいな感じがあって、
そういう意味でその老子を説明しようとした時に、
歴史とちょっと切っても切り離せみたいな感じがあったんだよね。
僕が読んだ感じだと。
そうなんだ。
だからその老子の、例えば紀元前6世紀ぐらいにこんなことをしましたって言ったよりは、
老子の思想が脈々と受け継がれて、中国でこんな影響があったんですみたいな話をさせてもらってもいいかな。
そうなんだ。
なんか期待しちゃうけど、例えばアップルの歴史で言うと、
iPhone作りましたとかって描石みたいなのがありそうだけども、
ある意味iPhoneも同じだもんね。
iPhone作りましたは何がすごいのって結構一言で言い表せないというかさ。
それを使っていろんなことができるようになりましたみたいなね。
いろんなビジネスができるようになったとか、いろんなアプリがその上で動くようになりましたとか、
それでいろんな人のライフスタイルが変わりましたみたいな感じなのかな。
結構根本的な部分というかOS部分というかね。
そこに影響を与え続けてる人みたいな感じなのかな。
そうだね。
本当に土台に結構残り続けてるみたいな感じがあって、最終的には神になったりするんだよ、この老子っていう人は。
あ、そんだけの人って感じなんだ。
老子の宗教的な側面
そう、一個の宗教の道教っていう、道が道で、道を問いだから道教って言うんだけど、
そこの神様に祀り上げられちゃって、
老子がこの宗教の神社様だから絶対的な力を持ってるみたいな。
それこそ不老不死の力を持ってて、1000年くらい生きたんだとか。
それこそ中国には錬炭術っていう、そういう不老不死になる術みたいなものを研究する術というか、そういうものがあるんだけど、
それもこの老子が始めたんだとか。
あ、そうなんだ。
結構ね、いわゆる仙人みたいなのっているじゃない。
森とか竹林とかにいて、すごい比例を生やして、めちゃめちゃ世の中の真理を全部知ってる人みたいな、そういうイメージってあると思うんですけど、
そもそもそういうイメージもこの老子から来てるぐらいなんだよね、たぶん。
あ、そうなんだ。はいはいはい。
それこそソクラテスとかみたいに、こんなことを人として言いましたとか、こんな風に街中の人と議論して、やっつけましたとか、死刑になりましたとかっていうことじゃなく、
もう存在自体が影響を与えすぎてて、
もう1000年くらいか、人たちに脈々と影響を与え続けてますみたいな感じなんだよね。
なるほど。の割に実在も怪しいっていう感じで、
キーストとか、ブッダみたいな、リアルって言うとあれだけど、エピソードも少ないみたいな感じなのかな。
ほとんどないっていう感じかな。
一応ね、図書館の師匠みたいな仕事をしてたんじゃないかみたいな話はあるんだけど、
それぞれもなんでかとか、ないんだよね。
そっかそっか、ごめん。本題入る前にあれだけど、
いわゆる宗教かって言うと、人を集めて何かことを成したとか、
これをこういう風にすれば幸せになるとか、そういう風に人を集めたわけでもないの?もしかして。
そうだね。
めちゃくちゃ弟子を取ってとか、弟子志願者が来て、その思想がどんどん広まっていくとかっていうような人ではなかった?
それでもなかったと思う。文化性がいてとかでもなくて。
はー、先人っぽいね。謎だね。
謎なんだよね。
もちろんちょっとこの後話すんだけど、時代背景的にはやっぱりいろんな王様というか諸皇がいて、
その人たちに戦争というか政治を説いていくっていうのは諸子百家の役割だから、
先人みたいに山奥にずっといたっていうよりは、もちろんそういうこの政治がいいよとか、
こんな風に人を統治するとみんな幸せになるよみたいなことももちろん言ってはいるんだよね。
はいはい、なるほど。
ここで本題早々に寝ると聞いたけれども、ちょっとその謎さみたいなのはわかった気がするから、
ちょっと時代背景を含めて。
結構ね、捉えどころがない感じがあって。
時代背景とか、そもそもどういう人たちがいた中で老子という人がいたかっていうのをちょっと話したいんだけど。
はいはい、お願いします。
老子の時代背景
紀元前6世紀後の中国っていうのは、時代的には春秋時代っていう風に言われていて、
その後の戦国時代と合わせて春秋戦国時代とかって言われたりするんだけど、
いわゆる統一政権みたいなのがなくて、あちこちで俺が王様だみたいな人がいっぱいいて、
めちゃめちゃ争い合ってるみたいな時代なんですよね。
はいはい。
この春秋時代っていうのは、紀元前770年から始まったって言われてるんだけど、
そこから戦国時代っていうのを含めると、だいたい紀元前200年頃まで続くので、
500年ぐらいそういうふう、各地で権力が乱立してるみたいな、戦いや争いあったりとか、
同盟組んだり、裏切ったりとかっていう時代が続きますと。
はいはいはい、すごい長いね。
そうそう。500年だからすごい話だと思うんですけど、それを統一するのが有名な秦の始皇帝。
この辺とか本当に詳しい方とか、漫画とか小説とかでもいろいろ題材になったりしてるだろうから、
読んでる方もいらっしゃると思うんですけど、この500年ぐらい200以上の王様というか、
各地の有力者が争い合ってましたという感じなんだよね。
この前半の春秋時代に活躍したというのが皇子なんだけど、
皇子の論語っていうのは、いわゆるこういう戦乱の時代において、
王様とかがどうやって民衆を束ねるかとか、どういうふうに政治とかをしていくと、
どんどん力をつけて強くなっていくかっていう、そういうコンサルタントみたいな仕事なんだよね。
うんうんうん、その諸子百家の仕事がね。
そうそうそう。そういうことをやってる人たちだったんですけど、
皇子がどっちかっていうと割となんだろうな、
ちょっとさっき皇子の話をするのは、老子がそれを乗り越えたというか、
それの結構ね、爪工場みたいな感じに扱えてるからっていう話なんですけど。
ああ、そうなんだ。
だから皇子がメインでいて、それに対して暗示提罪になったのは老子みたいな感じなんだよね。
うーん、うんうんうん。
で、皇子がどんな話をしたかって、ちょっとまた次回もちゃんと詳しく話すんですけど、
よく分かるさ、霊とか人みたいな、要は人としての感情とか、自然な親しみの気持ちみたいなものを広げていくと、
例えば僕とか兄貴が家族だけど、家族って、もちろんいろんな家族はあるけれども、
他の人と比べると、なんとなく親しみを感じるとか、大事にしなきゃいけないなっていうふうに思うみたいなのって、
まあまああるじゃないですか。
そういう気持ちを、例えば隣の人とか目上の人とか、そういうふうにどんどん広げていくと結局国家ってなって、
そういう自然な親しみの気持ちをみんながもっと広げていくことで国家全体も良くなるよねみたいな、
結構そういう考え方があるんだよね。
ああ、そうなんだ。
皇子の考え方には。
で、ただそれって結構理想論じゃねえとか、本当にそれを持っていくの?みたいな話っていうのは当然あって、
ロースト化もその一つなんだけど、どちらかというと、もっと広い目で見ようよと。
広い目。
広い目。要は人間のそういう自然な気持ちとかじゃなくて、そもそも世界っていうのはどう成り立っていてとか、
世の中っていうのはこういう断りがあるから、それを使って政治家っていうのは政治を行うべきだみたいな、すごい今ざっくり言ってるんだけど。
構造主義っぽいね、なんかね。
世界の断りとか余裕ですからね。結構そういう考え方がありますと。
なので、そういった意味でもスケールの大きさとか、あんまりこの2500年前とかっていう時代に、世の中、世界とはどうなってるのかみたいなことって、自然にはなかなか考えてこない発想だから。
ああ、確かに。そっかそっか。
そう、そういうところがローストの特徴としてありますと。
でね、さっき言った通り、時代が進めば進むほど老死っていうのが存在感を増していくって話をしたと思うんですけど。
例えばその後ですね、紀元後1世紀なので、老死が来た時代から600年か700年ぐらい経った時なんだけれども、そのぐらい経つと老死というのは結構深刻化されていて。
大正老君っていう人は聞いたことあるかな。
ないね。
ないか。それが神様の名前なんだけど、それが老死なんだよね。
ああ、そうなんだ。
だから老死っていうものがどんどん深刻化されて、大正老君っていう別の名前の神様になったみたいな感じなんだけど。
逆に地獄の人は、自分の前と600年前の人を神としてある種あがめ立て祀ってましたみたいな感じがあって。
これ面白いのは、ソクラテスは別に神にはなってないんだよね。
キリス様は元々神様、元々というかね、宗教家として神様になったわけだし、ウッパは神になってないけど、そういう宗教を起こしましたと。
別に老死は自分で宗教を起こしたわけじゃないんだけど、こうする人が神にするぐらいそれだけのことを、いろんなものを残した人で。
さらにそこから500年後、中国で618年に唐っていう王朝ができるんですよ。
隋の後に唐っていうのができるんだけど。
そこで唐を立ち上げた皇帝、王様が、自分の祖先は老死だったみたいなことを言ったんだよね。
そうなんだ。
苗字が一緒、李さんって言うんだけど。
太宗李世民かな?
李世民、そうそう。老死も李っていう苗字だったらしいんだよね。
そうなんだ。
本名というか名前としては。
そこから李っていうのが同じだから、自分は老死の子孫だみたいなことを言って、権威を高めるのよ。
なるほど、なるほど。
要は勝手にというか、前の王朝を倒して作った国だから、やっぱりなんで自分が皇帝かっていうのを、権威を付けなきゃいけないわけだよね。
なるほど、確かに元々官民族じゃないんだよね、李世民はね。
そうそうそうそう。
ちょっと北方の部族、部族というか民族で、マジョリティか。
である官民族も含めて支配するための血がなかったんだね。
血統と。
血統とかそういう権威がなかったんだよね。
それを老死に求めたんだ。
で、それによって逆にまた老死の核というか、名声も高まるみたいな感じで。
はいはいはい。
この600年からすると1200年前ぐらいだよね。
そのぐらい老死っていう人の民衆の親しみとか、あの人すげえよなみたいなところが根本にある。
日本で言うと聖徳太子みたいな感じだから、聖徳太子すげえってどんだけやる人が思ってるかわからないけど。
確かにそうはね、宗教的なあれはないかもしれないけど、確かにいろんな逸話というかね。
なんか尊敬するよね。
なんか尊敬するし、歴史でやるじゃん、聖徳太子っていう人がいて、いっぱい耳とかで聞こえてたらしいよみたいなさ、あるじゃん、そういう話が。
そうそう、みたいな感じで、常になんだろうな、なんとなく老死的な考え方があるみたいな感じがあります。
でね、本当に面白いのが、老死がね、いろんな御秘とかがついてくるんですけど、例えばいろんなエピソードの中の一つに、死ぬ前にインドに渡って、実はお釈迦様に教えを説いていたんだとか、
なんならもう老死がブッダだったんだみたいな。
あれ、源頼朝がモンゴルに行ってチンギス派になったみたいな話とかあるじゃん。
そう、そんな感じで一緒で、老死が実はインドに行ってブッダは釈迦になったんだみたいな話もあるぐらい。
もちろんね、それは事実ではないんだと思うんだけど、やっぱそのぐらいいろんなインスピレーションだったりとか、そういう想像の余地を残す人なんだよね。
そうだね、はいはい。
老子の著作
さっきも言った通り、老死時代に分かっていることっていうのはすごく少なくて、ちょっと繰り返しになっちゃうけど、国立図書館みたいなところの師匠のような仕事をしていたらしいとか、
さっき言ったように道、タオとか、あと徳。これが合わせて実は道徳なんだけど、そういう世界の断りというのが道。
徳っていうのはどう人間社会に生かすかみたいになったときに、そういうこの世界の本質とか人としての在り方っていうのを研究していて、
それを人に頼まれて、五千字ぐらいの本にしたよ、その本が老死だよみたいな話が残ってますと。
ちょっと長めのブログぐらいだね、五千字って。
そう、五千字だからね。もちろん漢字翻訳だから漢字で書いたら結構多分通称になるんだけど、
でも本当そう、なんかノート二万字書けましたみたいな話と一緒なんだよね。
これがこんだけね、回り回ってとか巡り巡って、現代にも残ってますよっていう感じなんですよね。
でもそんな実在が疑われるような人の書いた本って本当にそれあるのとか、
それって本当に老死が書いてるみたいな話ってあると思うんですよ。
実際に研究者とかも持ってたし、老死の本とかっていうのも残ってないよねっていう話があったんですけど、
わりと最近、紀元前200年頃、それでも老死からしたら400年後とかなんだけど、
老死が書いたよって言われるような内容が書かれた本っていうのが発されて、
それが老死が書いた、400年間書いたものが残ってるってことはないとは思うんだけど、
それともこのぐらいの時代から老死の言葉が読まれていたとか、
老死としてそういう思想が残って伝わっていたっていうのが何となくわかっていますと。
逆に言うと、そういう実在すらわからないような人の研究をする研究者って大変だよねって思ったんですけど。
そうだね、だし文献とかも少ないのかな。
さっき言った同教みたいなので神様的に祭りをあげられているとか、いろんなベースにあるというものの、
この人の例えば教えみたいなものがあったとして、それが体系化されているわけじゃなさそうだっていうことなのかな、現代においても。
そうだね、解釈みたいなことはすごくあって、有名な解釈本とか、
自分は老死をこう読んだよとか、これが正しい読み方だっていうのはいっぱい残っているんだよね。
だけどそれがいっぱい残っているのが故に、誰の解釈が正しいのかということはめちゃめちゃ難しいです。
五線字だもんな、大元が。しかもその大元すらも自分が書いたかその弟子が書いたかもわかんないっていう。
わかんない。しかもさっき言った通り漢字しかないんだよね、漢文だから。
そうなるとそれを解釈を伝える人によっても、解釈の仕方だけじゃなくて文字自体が違ったりするらしいんだよね。
漢字が一時で違うと意味も全部変わっちゃうじゃない。
だからヨーロッパのアルファベットみたいに一文字ないから、でも単語的にこうだみたいな当てはめができないんだよね。
例えば老子の本の中に国神不死っていう谷。谷間の谷ね。神様の神。不死は死なないっていう不死ね。
4文字の言葉があるんだけど、これは谷の神は死なないって読んでも全く意味がわかんないわけだよね。
で、いろんな歴史上の老子学者とか説法家の話を読んでみると、神っていうのは心を意味しているんだとか、谷っていうのは、これは実は本当は谷じゃなくて、
木翼の山髄をついた翼っていうのが正しい字なんだとか、いろんな話が出てきてるのよね。
うわー、そこまでいっちゃうといくらでも動かせるね。山髄が抜けてたんだとか、当時はなかったんだみたいな話しだすとか。
そうそう。みたいになっちゃって、もう何が何やらみたいな。
老子研究の厳しさ
で、それで読み解いたりとか、時代背景を考慮して、この谷の神っていうのは他のここでも使われてるからきっとこんな意味だよねとかっていうのを横から持ってきたりとか、
いろんなことをして、老子が何を言おうとしたのかっていうのをできる限り読み解いていくみたいな。
それがね、やっぱり老子研究者のお仕事らしくて、いやもう本当に大変だなって改めて本を読んで思ったんですよね。
きついね、確かに答えがないっていうね。そこにどう辿り着くかと。
もうパズルだよね。かけたパズルどうはめていくみたいな。ここにもはまるし、ここにもはまるんだけどみたいな。
ここにパテで追加すればこっちにはまるよとか、そういう何でもありのパズルみたいな。
そうそうそうそう。恐ろしいね。
こっちもはまっちゃった、あっちもはまっちゃったみたいな。はまんなかったら逆に作れるんだけど、全部はまっちゃうみたいな。
恐ろしいな。
当然ね、さっき言った通り時代に影響を与えたってことは、その時代ごとに読み方が変わってきちゃうってわけだから、要は神の言葉を読むってなったらさ、そういうテンションで読んじゃうだろうし、
皇帝の祖先として読むんだったらその皇帝の権威にもちろん紐付けて老子を読むみたいな感じになっちゃうから、
やっぱりそういう読まれ方や読み方ってのが全然変わってきちゃうんだけれども、
その中でも大体こういうことを言ってるんじゃないかとか、
老子の解釈と意味
この辺は言っても結構幅があったんだけど、何冊か読んだ限りは。
でもなんとなく老子っていうのはきっとこういうふうに解釈して差し支えなかろうみたいな日本の老子研究の方の本とかがあったので、
そういうのを参考にしながら、次回から実際に老子は何を言ったんだとか、
どういうことを考えた人なのかっていうところをちょっと伝えていきたいなというふうに思っています。
よかった、はいはい、そっか。
今回ね、老子とは謎の人物である、仙人のようなものである以上かと思ったけど、一応あるんだね、そういうのはね。
あるある。
よかったよかった。
なかったら取り上げない、無理だよ。
いやだから今回、老子の全体像をつかめなかったなーみたいな、すごい謎な感じしか伝わらなかったなーと思ったけど、一応あるんだ。
あるある。あるんだけど、確かに今言いながら思ったんだけど、老子とはこれだってなかなか言いにくくて、
時代はこんな感じだった。他の人は例えば孔子はこんなことを言っている、後の時代の孫子はこんなことを言っている。
その中で老子はきっとこういうことを言っていたんだみたいな感じで、周囲から浮かび上がらせるしかない感じがちょっとあるのよね、多分。
はいはいはい。
なので、一言で老子とはこんなことを言いました、パーンって言えたらいいんだけど、ちょっとそういう感じでもなかったりとか、
また前回また西洋でねちねちねちねち、細かく論理的に話してきたじゃないですか。
現存在とはとか、本質とはみたいな話からね。
そうそうそうそう。でももう2500年前とかの話だから、結構スケールも大きくなるし、別に理屈じゃ通らないこともいっぱいあるわけよ。
はいはいはい。
なので、ちょっとそっちだと逆に僕らの価値観がなじまないこともあると思うんですけど、
ちょっとそれでもね、こんな考え方もあるんだなとか、あんまり細かいことは言わないようにしておこうみたいな感じで、
今回の老子編と次回の創始編は聞いていただけるとありがたいのかなという感じですね。
はいはいはい。いやー、了解しました。
そうね、ちょっと今回焦ってね、老子ってなんなのやって聞いてしまったんだけれども、
今回はね、その時代背景だよね。やっぱりその守備戦国時代ですごく混沌とした時代であったと。
漫画で言うとキングダムのもっと前の時代みたいなね。
そうね。
前回ハイデッカーとかだとね、もう1900年代でさ、もう時代も人もある程度分かってる、残ってるみたいなとこで、
どこまで解像度高く分かるかが勝負みたいな感じだったけど、
多分そこからの落差でね、どうしても答えを求めてしまったのかなっていうね、まだ残ってるんですよね、その解像度高めな感じがね。
やっぱりね、ハイデッカーって言った通り100冊ね、攻撃力とかも含めて残ってる中で答えが書いてあるはずとかっていう話だったけど、
確かにそれもそれ大変だけどこの残ってないっていうね、逆に五千字しか残ってない、
実その五千字もそもそも正しいかわからんみたいな、そういうね、全く違うところにジャンプしてるんで。
そこから今どういうふうに言われてるのかっていうところだね。
うん。
了解しました。じゃあちょっと次回はね、得体の知らない老子のその輪郭というのをどこまで捉えられるのかと、
現代ではどういうふうに捉えられているのかの一部っていうのをね、どう見ていくか。
そうですね。
じゃあちょっと次回も詳しく見ていきますので、引き続き楽しんでいきたいと思います。
では次回もよろしくお願いします。
お願いします。今回もありがとうございました。
35:21

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