2024-01-12 24:19

Ep.070 プロ野球を人的資本経営から考える《ゲスト森本康仁さんと語る》Part2

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人的資本経営の視点からプロ野球をとらえ、フィードバックとフィードフォワードを積極的に活用する重要性を考えました。

※森本さんがエピソード配信後に重要な情報を加えたnoteを書いてくださったのでぜひこちらもご覧ください。

ソノスタ第2回「人的資本経営をプロ野球から考える」でちゃんと話せてなかった人的資本経営の最大のポイント

 

◆参考リンク

横浜DeNAベイスターズ

DeNAとTBS、球団譲渡で正式合意 – 日本経済新聞

横浜DeNAベイスターズ公式チャンネル – YouTube

横浜DeNAベイスターズ ファンフェスティバル2023

空気のつくり方 単行本 – 2016/8/30 池田 純 (著)

元阪神・岡田彰布氏が語る時代に即した育成法「秀でているところを伸ばす」 | NIPPON EXPRESS「侍ジャパン」応援特設サイト

◆ゲスト

森本 康仁 (Yasuhito Morimoto) @c_mory_

元小学校教員。セブ島での3年間の経験を経た後、日本に戻り企業の組織課題を支援。2022年末に会社員をやめて独立。時を同じくして軽井沢に転居した。現在は屋号「きづきくみたて工房」にて人と組織の成長の支援に取り組む。「今時代が必要としている学びの場の創造」がテーマ。

■きづきくみたてファシリテーター森本康仁

◆パーソナリティ

しげ (Shigehisa Murakami) @cool_warm

株式会社ファインディールズ代表取締役/GOB Incubation Partners CFO/iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授。学生時代は経済学を専攻。金融機関で不良債権投資、プロジェクトファイナンス、ファンド投資業務等に従事した後、スタートアップや地域の中小企業のファイナンスの支援等行う。2021年12月に初となる著書「決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門」(PHPビジネス新書)を出版した。

ファインディールズ Fine Deals Inc.

会計とファイナンスで読むニュース の記事一覧

決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門

まさき (Masaki Endo) @mskpogo

ゲーム会社→EdTechスタートアップ転職→非上場大企業勤務ののち、ビジネス系フリーランスを経て、2020年に合同会社エンドオブオーシャンを創業。2023年から6年ぶりに企業の勤め人になる。

合同会社エンドオブオーシャン

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00:07
それでは、2回目なんですけども、じゃあテーマを森本さんから発表してください。
はい、ありがとうございます。私が次に話したいのはですね、人的資本経営をプロ野球から考えてみましょうというお話をしたいと思います。
はい、プロ野球。
プロ野球、森本さん好きなんですか?
めちゃくちゃ好きですね。人生で一番好きなのはプロ野球かもしれません。
そうなの?
そこまでですか?人生で一番好き?
第1回であれだけ熱量を持っていろんなことを言ってたのに、プロ野球の方が好きなのか?ってみんな思ったと思うんですけど。
そうかもしれないですね。
どうぞどうぞ。
私が一番今日伝えたいことを考えてきたんですけど、人的資本経営っていうメガネをかけて、世の中が見れるようになってくるってことが大事なんじゃないかなと思って、
そのメガネをかけてプロ野球を見てみると何が見えてくるのかっていう話をしたいんですね。
さっき、経営側から考える人的資本経営っていうのと、個人から考える人的資本経営っていうのと、少なくとも2つのものの見方がありますよねみたいな話をしたときに、
プロ野球ってすごく面白くて、選手の立場から見たときに、プロ野球選手としてのキャリアって、さっき調べたんですけど平均9年ぐらいなんですって。
だからだいたい高卒で入ると18から27とか。
18で入って27で終わりになる。
平均でいくと。
もっと短い人たちはもう2年とか3年とかで契約が終わってしまうし、長い人はもうちょっと20年弱とかいったりするんですけど。
なので、せいぜい30、40ぐらいでプロ野球選手のキャリアって終わっていくんですよね。
そこから先もずっと続くじゃないですか。
そのときにプロ野球選手として、一生稼いじゃって、あとはお金は運用します、大丈夫ですっていう。
それはそれで、そういう生き方はいいだろうなって思うんですよ。
でもそこから先、じゃあ何するのっていう問いがあるじゃないですか。
で、稼げる選手なんてごくごく一部で、ほとんどの人たちはもう全然稼げないまま終わってっちゃったりするんで。
そこから先どうやって生きていくのかっていうときに、今のプロ野球選手を見ていくと、結構やっぱりYouTube始めましたとか、自分でブランド立てましたとか、いろいろ活動しているわけですよね。
いますね。
ああいうふうに戦略を持っているのかなんのかわからないけど、自分のプレイヤー時代を障害キャリアにつなげている人たちもいれば。
結局この前も記事になっていたんですけど、戦略会通告を受けるとトライアウトっていう、次の球団が雇ってくれるかどうかの品田定め会みたいなのがあるんですけど、そこに行ってもほとんど声をかけてもらえないんですよね。
そこから先どうやって生きていくのかみたいな話になるんですけど、そのときに結構民間企業が声をかけたりしているそうで、全然野球チームは声をかけてくれなかったんだけど、なんとか工業みたいなところが声をかけてくるみたいなのもあるんですって。
それはそれでトランジションしていかなきゃいけないんですけど、その選手としてどう生きていくかっていうことを考えるときに人的資本経営っていうのはまずとても面白い切り口なんじゃないかなって思ったのが1個目ですね。
この調子で次は会社から見たときの話をしようかと思ったんですが、このまま続けて大丈夫ですか。
03:05
会社っていう経営の観点から考えるとプロ野球ってスポーツビジネスなんで、利益を上げたりとか経営として経済的価値を作り出すっていうところが一つの切り口にあるわけですよ。
会社っていうのは例えば横浜DNAベイスターズにおけるDNAとかそういうことですね。
そうです。まさに私ベイスターズファンなんで、そこら辺はずっと長年ウォッチしてるんですけど、例えばTBS時代ってずっと赤字だったんですよね。
一応補足しとくとDNAの前はTBSがOASでしたね。
OASでした。TBSだったんですよ。ずっと赤字だったんですよ。
それはTBSのマーケティング的な話で、赤字でも別にこれで認知度上がったりしてるんだからいいじゃないかみたいな。
大体プロ野球ビジネスってそんな感じだったんですけど、親会社がDNAに変わって、確か3年だか5年だかぐらいの間からずっと黒字が続いてるんですよね。
単体でもう儲かってるんですよ。
コロナ禍唯一黒字だったのが横浜DNAベイスターズで。
セリーグ、パリーグ全部見渡してたことがある。
スポーツビジネスがとても上手なんですよ。
親会社はDNAで経営が上手いんだろうな、ただ本体の経営の話は今いろいろ難しくなってるんですけど。
とりあえずスポーツビジネスとしては非常に好調になっていて、選手の魅力をビジネスにつなげるってことはとても上手にできてるわけですよね。
という観点で見ても人的資本経営とプロ野球はめちゃくちゃいろいろなものが見えるなと思って面白いなと思っています。
面白いですね、そうなんだ。
なんか具体的にもうちょっとこういう話があるとかってありますか。
例えばプロ野球ってあんまりベンチにカメラとか今まで入れなかったんですよね。
選手がずっと野球やってるところの裏側は全然公開とか見せなかったんですけど、
DNAになってドキュメンタリー映画みたいなやつを作って公開したんですよ。
それは無料でYouTubeとかそういうことですか。
無料ではなくて映画館で金払って見たりとかDVDとか買ったりとかそういうことをしてるんですけど、
今までそんなところに価値がある、本当はあったんだけど価値があるって思ってなかったところの価値に気づいて、それをお金に変えていくっていう。
例えばそんなことをいろいろなところで工夫しながらやってるんですよね。
それがすごい上手ですね。
それはファン目線から見てやっぱりTBSオーナー時代とDNAになってからって全然違うんですか。
全然違いますね。
全く外から見てると分かんないですよ、違いが。
そうですよね。分かんない人から見ると横浜というチームでしょ、ずっとしか見えないわけですよ。
それが全然違うんですよ。
やっぱりビジネスに注目してみなかったらあんまり分かんないのかな。
でもファンクラブの会員数とかもすごい増えてるんですよ。
確か9倍とかになったと思うんですけど。
06:02
なのでファンクラブの年間費とかもどんどん入ってくるじゃないですか。
人がいっぱい来たらそれだけ食べ物食べたりとかグッズ買ったりとか、どんどん価値が膨らんでいくんで。
やっぱり人が来たくなるようなボールパーク作って、そこでいろんなお金が落ちる施策を考えていって、
それがどんどん高循環になるように展開していくわけですね。
大人のプロ野球ビジネスもやってるんですけど、
例えばそれを少年野球のところに持ってったりとか、違うスポーツビジネスですよね。
サッカーもDNAやってるし。
そうなんですね。
やってるんですよね。
あとはチアリーダーが、それはそれで一つのブランドになってるんですけど、
チアリーダーのダンススクールとか、いろんなプロ野球を中心にビジネス展開していて、
それがいろんなところとコラボレーションして、また新たな価値につながってるみたいな。
そうなんですね。でもあれですよね。
ちょっと分かんないですけど、2000年代とか90年代に比べて、
野球の民放って減ってるんですよね。
めちゃくちゃ減ってますね。
そうですね。
放映っていうんですかね。
テレビで放映される。
もう激減ですよね。
でも当時はテレビで放映されるっていうことは、
そこからスポンサー要領とか広告料とかで入ってたんですけど、
それを失ってだいぶ減ったとしても、
それを補って余り余るぐらいの収入を得てるってことですよね。
そういうことです。
DNAは独自でカメラをたくさん球場の中に入れて、
特別なアングルから見れるDNAチャンネルみたいなやつも運営してるんですよ。
それはそれでまた会員が入ったらどんどん儲かれますんですね。
それは森本さん入ってる?
それはですね、私入ってないんですよ。
入ってないんですか。
いろいろですね。
やっぱ一部のファンは喜ぶんだけど、
それはみんなが喜ぶサービスじゃないみたいなのがいっぱいあるんですよ。
でもそれが正しいんですよね。
そうです。正しいです。
そのようなめちゃくちゃDNAファンっていう荒い解像度ではなく、
その中に舞台裏の練習が見たいみたいな人とか、
別のなんとかっていう要素が見たいみたいな、
みんな一人一人の推しポイントが結構違うから、
そのずれてる推しポイントに対してこれどうですかっていう、
そのDNAっていう中でもニッチなものを出し分けて、
総合的に収益が上がればということですよね。
本当にその通り。本当にその通りなんですよ。
だから私は別にそういうの興味ないなって思ったりするんですけど、
例えば一緒に行く女性の横浜ファンの子は、
こういうのにすごい萌えを感じるみたいなのがあって、
私とは全然違うけどこういう楽しみ方があるんだみたいな。
私が面白がってる話をしても、
多分あんまりピンとこないみたいなことがあるわけですよね。
でもそれがいいですよね。
例えば細かい選手のステータスというか、
パラメータじゃないよな、数字とか。
データは私たちは興味が湧きますもんね。
それももしかしたら友人の女性の人は興味がないのかもしれないけど、
あんまりいないかもしれないですね。
だけど一人一人興味が結構違うんだけど、
そこに合わせてしっかりデータなりコンテンツを出して、
マネタイズなりさらにそこから繋げるっていうことは、
09:00
やっぱそれって聞いてて思ったのは、
すごくデータを重視してるんだなって思いますね。
そうなんですよ。本当そうなんですよ。
だから選手の動作解析みたいな技術も今どんどん高まってて、
我々の友人で三井さんっていう人がいるじゃないですか。
彼最近マラソン始めて頑張ってランニングしてるんですけど、
大手町のどっかで自分のランニングのフォームの解析をしてもらったって、
この前嬉しそうに見せてくれたんですよ。
一般のところにも動作解析の技術って多分展開されてきてるんですけど、
プロスポーツなんでとんでもないお金を投資して、
全部のデータも入れるようにして、
選手の育成プラの中にも入れてたりするし、
採用ドラフトのところですよね。
ドラフトでもいろんなアマチュアの選手の動作解析して、
この子は伸びるんじゃないか。
伸びる確率が高いみたいなことをやってますね。
多分それはかなり先進的なんで、
どこもチームをやってるわけではなく、
DNAがやっていて、
それが多分みんなに影響を与えて追っかけてくる人たちが出てくるみたいな。
ちなみに今の聞いて、これを聞いた人の中には、
それだけDNAは、
選手のデータ解析にお金を投じてるんだったら
圧倒的に強いんじゃないかって思った人がいるかもしれませんが、
最近は順位はどうだったんですか。
今年は3位でしたね。
まあまあほどほどですかね。
でもTBS自体よりは確実に強くはなってます。
ああそうですか。
当然親会社が儲かったら、
その分だけ選手に投資できるじゃないですか。
負けちゃうとファンが来ないから収益も上がらないんで、
選手に投資できないみたいな、
非常に悪循環になっていく中で、
順調にDNAは優勝はできないですけど、
強くはなってきているという感じです。
そうなんですね。
野球って結構、サッカーも地域性があるじゃないですか。
横浜って名前ついてるぐらいですから。
そういう意味で森本さんは横浜の地域性と何かしら、
ご縁はあったんですか。
いやそれが全然、
生まれは東京で育っているので、
横浜との繋がりでいうと、
私としげさんは横浜の松坂世代。
松坂世代。
横浜高校の先生。
松坂世代というのがあるんですけど、
ちょうど私が高校3年生で、
本当はいっぱい勉強しなきゃいけなかった時期に、
横浜ウェイスターズと横浜高校が、
旋風を起こしまして、
全然勉強せずに野球に出たんですけど、
それでちょっと魅了されて、
ずっと横浜ファンみたいな感じですね。
今の横浜ファンっていうのも、
地域は当然横浜強いと思うんですけど、
結構いろんなファンが多いものなんですね。
全国にいるんじゃないですかね。
そうなんですね。
なるほど。
もちろん神奈川県民の方が横浜ファンになりやすいと思いますけど、
別に神奈川県民じゃなくても横浜ファン結構いますよね。
そうですよね。なるほど。
ちょっと話に戻りますけど、
最初の方に言ってた、
選手のキャリアと人的資本経営みたいな話とかって何かあります?
私ちょうどですね、
これ収録してるのが11月27日月曜日なんですけど、
12:01
その3日前の土曜日に横浜スタジアムでファン感謝祭っていうのがあったんですよ。
選手がファンのみんなをスタジアムに招いて、
隠し芸披露したりとか、
ちょっとしたミニゲームみたいなやつをいっぱいやったりとか、
サイン会やったりとかそういうのがあるんですけど、
そういうところでホスピタリティのある選手は、
自分で例えばみんなの前でスピーチしたりとか、
芸を披露したりとか、
モノマネやったりとかいろいろやるんですよね。
そうするとファンの魅力に魅了されていく機会が増えるじゃないですか。
そうすると例えばグッズが売れるとか、
もしかしたら引退後もちょっとタレント的なポジションでキャリアにつながるとか、
例えばそんなことがあると思うんですよ。
もちろん野球で最高のパフォーマンス出せれば一番いいんですけど、
プラスアルファは選手としての魅力をいかに表現していくかみたいなのが、
多分今すごい時代として必要で、
例えばYouTubeとかSNS関連は、
まさにそのままフォロワーになってグッズ買ってくれたりとか、
本出したら買ってくれたりとか。
ポイントはいかに自分の価値、魅力を自分で膨らませて、
それを伝えるかっていうところにあるなって見てて思います。
これは最近よくある推し文化みたいなところと近い感じなんですかね。
そうでしょうね。
だからやっぱり真面目に野球やってて、
それでパフォーマンス上がったり上がってなかったりするんですけど、
パフォーマンスはすごいけど、あの選手はいじりづらいなっていう人たちがいるわけですよ。
一方でパフォーマンス上がってたり上がってなかったりするんですけど、
いじりやすい性質を持っている選手みたいなのもいて、
たぶんいじりやすい選手の方が、
引退後いろんなキャリアがあるだろうなっていうふうに思います。
これはひるがえって会社組織でも同じなんじゃないかなっていう気もして、
例えば20人とか新入社員が入ってきましたと、
仕事ができたりできなかったりしますけど、
仮に仕事ができなかったとしても、
ちょっと愛嬌があったりとか魅力があったりすると、
なんだかんだもうしょうがねえなとかって言ってケアしてくれたり、
じゃあちょっとこのプロジェクト入るとかって声をかけてくれたりすると思うんですよね。
それがすごい一周回って大事だなっていうふうに今思ってます。
なるほどね。確かにそういう意味では会社とか、
我々みたいな働き方というか仕事の人たちでも通じるポイントはあるかもしれないですね。
地味なら地味なりに地味さの可愛がられ方があると思うんですよね。
なんかすごい陽キャ陰キャみたいな話でいくと、
陽キャのほうが明らかに目立ちますけど、
陰キャならではの、うわーわかるわーとか、
こいつのこの一言面白いなーみたいなのあるじゃないですか。
やっぱ自分らしくあるっていうのを突き詰めていくのが大事なんじゃないかなって最近思ってます。
なんかでもそのなんて言ったらいいんですかね。
野球選手もそうだし、アイドルとかもそうだと思うんですけど、
なんか我々ファンの側が見えてるものと本人が思ってたり、
本人のその仕事の中の近しい世界でしてるコミュニケーションとはだいぶ違うんじゃないかとか、
15:02
そう思うべきなのではと僕なんか思ってて、
例えばなんかアイドル番組とかでアイドルの人が何か言ってるのを見て、
なんか性格悪いなとか思っても、いやいやいやいや、
それってこういう切り取られ方なり、
外面的コンテンツだからそう見えるだけだろうとか、
実際は全然違うんじゃないのとか思ったりするんですよね。
まあ一部しかわからないですからね、我々ね。
そうそう。でも結局ファンってその一部が滑ってじゃないですか。
そうですね。
だからまあそういう意味ではどうなんでしょうね、
その会社とかに置き換えた時で言うと、
でも会社とかだとそのファンとか別にいねーしなとか。
まあそうですね。
どうなんだろうと思ったりしますけどね。
まあなんか全く重ねて一緒に何か言えるかっていうと、
そうでもないかなと思うんですけど、
例えばじゃあ自分が営業を受ける側だった時に、
まあいろんな人が出現するじゃないですか。
その時にやっぱり一生懸命売ろうとしてるやつか、
もうなんか明らかに言われたことそのままやりに来てるやつかで、
やっぱり印象って全然違うなって思うんですよ。
なんかそのまあいろいろ裏表あるかもしれないんだけど、
なんか一生懸命毎日ちゃんと仕事するとかは、
すごい普遍的な話なんじゃないかなっていうふうに思いますね。
その一生懸命仕事するっていう中に、
例えばさっきの野球選手の話で言うと、
バッターボックスで一生懸命打つとかそれは当然なんだけど、
それ以外のそのファン感謝デーで頑張るとかもそこに入るのでは?
そうですね。
さっきの話で人的資本系、自分を資本としてみた時に、
どうやってそこから価値を膨らますかっていう問いが立つじゃないですか。
その時に自分の価値に全部自分で気づけるというのはなかなかないと思うんですけど、
ここなのかなみたいなのが何かしら自分なりに浮かぶと思うんですよ。
それを自分なりに突き詰めていって、
それを人に認めていってもらって、
そこの認めてくれた人たちと一緒に膨らませていくみたいなのが、
結構人的資本系の肝なんじゃないかなと思います。
僕もすごいそうだなと思いつつて、
やっぱ重要になってくるのって結構フィードバックじゃないかなと思うんですよね。
例えば何か取り組みをやってみた時に、
いや、今の取り組みはすごい良かったとか、
まだ結果は出てないかもしれないけど、
その方向性悪くないからもうちょっと頑張ってみなよとか、
やっぱり人間ってそんな強くないから、
そこでポジティブなフィードバックをもらうと、
じゃあもうちょっと頑張る。
特に新しいことをやった時にすぐ結果なんか出ないわけだから。
で、なってくると、
いや分かんないですけど、
DNAという組織全体がそうなのかどうかは知らないんですけど、
他の組織でもそうかもしれないけど、
やっぱりいかにそういうチャレンジしようとしてるとか、
何かやろうっていう人にポジティブなフィードバックを出せるかっていうのって、
これはある意味で個人の良い人とか良い上司とか良い同僚に頼るんじゃなくて、
組織全体でそういうふうにしましょうねってやってった方が
圧倒的に効率いいんじゃないかなとか思ったりするわけですよね。
間違いない。
だからさっきのデータフィードバックの活用もフィードバックの一つの使い方じゃないですか。
18:03
それを全然活かせてない組織と、
大いに活用して活かせてる組織があって、
それで大きな違いが生まれてくるんだと思うんですよね。
例えば阪神ってこの2023年めちゃくちゃ強かったんですけど、
圧倒的に強かったんですよ。
見ていくと選手はそこまで大きく入れ替わってないんですよね。
監督が変わったんですよ。
今まで矢野監督から岡田監督になったんですけど、
何が今までと違かったのかみたいなことを選手がいくつかの記事で書いていて、
言っているのが書かれていて、
それを読むと岡田監督は私から見てフィードバックとフィードフォワードがめちゃくちゃ上手いですね。
フィードフォワードっていうのは何かっていうと、
フィードバックっていうのは何か起こった事象についてこれはこうですねって書いてくるものじゃないですか。
フィードフォワードっていうのは、
あなたはこの局面でこういうことを意識して取り組んでみてくださいっていうことを先んじて言うんですよ。
それがめちゃくちゃ上手くって、
あなたはこういう選手だからこういうことじゃなくてこういうことに意識を向けなさいとか、
これはこういう状況だからこういうことじゃなくてこういうことに意識を向けなさいみたいなことを、
言葉使いは全然違いますけど、
言っていることとしてはそういうことを適切にやっていて、
それで選手がフォーカスすべきことが明確になっていってパフォーマンスに繋がってるなっていう風に見えるんですね、私には。
一方で、やっぱり今球団経営にせよ、
このチームマネジメントにしてもう上手くいってないところって、
ちゃんとフィードバックをできていないし取れていないか、
取ったものを全く適切に扱っていないかによって、
本当は改善されるべきプロセスの中でずっと上手くいかないのが維持されて、
結果弱くなっていくみたいなことが起こってそうだなって見ていました。
なるほど。
結構納得しましたね。
そうなのか、なるほど。
それは結構大事ですね。フィードフォアとね。あんまり考えたことなかったですけど。
でも私も今思い出すと、銀行を辞めて、
GOBという会社でCFOをやりながら、自分で仕事もしたんですけど、
その時にお二人もご存知のICJの吉澤さんといろいろ仕事する機会があったんですけど、
吉澤さんはそういうフィードフォワードが上手かったですね。
そうですか。
上手いし、吉澤さんって結構気に入った人いれば、
結構フェイスブックとかでバンバン紹介されてるじゃないですか。
この人めっちゃ面白いですみたいな。
そういうのはすごく僕にも、銀行自体にないフィードバックとかフィードフォワードだったので、
それはすごく励みになりましたね。
なるほど。
いいというか、フィードフォワードをバンバンしてくれる人と出会って、
結構その近い距離というか接点が結構そこそこの頻度で持てるっていうことが結構ある意味、
そうですね。
転機というかプラスになったというか。
やっぱりその1回目の話にも近いんですけど、
私も大企業にいたんでわかるんですけど、
21:02
基本ダメ出しなんですよ。
フィードバックというかダメ出しなんですよ。
ダメ出しめっちゃある。
銃箱の隅つくようなダメ出しとかあんまり褒めないし、
フィードバックイコールダメ出しと思われてる。
もうハンコの角度が間違ってる。
何の意味があるのそれみたいな話ですよね。
業務委託とかでもそういう時ありましたけど、
もう全くだからできて当たり前だからみたいな。
だからそのライクのフィードバックもフィードフォワードもないんですね。
でもちゃんとやっぱりこう良かったよっていうフィードバックなり、
こうするともっと良くなるって言うけど、
全然その人的資本的に全く違うんですよ。
違いますね。
絶対違うんですね。
するとやっぱり僕は大学の授業とか研修もそうですけど、
自分で90分とか1時間のコンテンツ作ると、
どこが伝わるか分かんないですよ。
そうなんですよね。
仮説はあるんですけど。
確かに。
ちょっとして適当に入れたスライドがすごい良かったですみたいな。
前学生向けにやった時に、
B2BとB2Cの違い入れたんですよ。
社会人だともう自明じゃないですか。
誰でも知ってるレベルの話ですね。
でも学生からするとそれがめちゃめちゃ伝わるんですよね。
B2Cは普段意識してましたけど、
B2B企業って全然イメージなかったですよ。
確かに。
でも経済のビジネスの規模って、
実はB2Bがめちゃめちゃ大きいじゃないですか。
そういうとこは学生からフィードバックもらって、
こういうとこ伝わるんだとか、
ここもう少し膨らませればいいんだって分かったりしたので、
そういう意味で良かったっていうところをちゃんとフィードバックもらうと、
自分の強みとか、
人的資本のところをうまく活かせるのかなと思って。
あれですよね。
そのフィードバックなり、
そういったものに対してオープンであるっていうことを
常に出しておくってめちゃくちゃ大事で、
あの人何か良いことにしても悪いことにしても
伝えたら面倒くさそうなリアクション取るって思われたら、
言ってくれなくなるじゃないですか。
そうなってくとだんだん孤立していくし、
学びの機会が失われていくしってなるんで。
やっぱりそこってすごい大事だよなと思うんですよね。
いや、ほんとそうですよ。
なので、じゃあちょっとそろそろいい感じの時間になってきたんで、
最初のこの野球の話に最後戻ると、
森本さん何回ここまで話してきてありますか?
野球に関してですか?
いや、どっちでもいいけど。
いや、喋りたいことがいっぱいあるんで、
ぜひここから先野球を見る機会があったらですね、
人的資本経営っていう観点で、
ぜひ球団経営と選手の振る舞いを見て欲しいなっていう、
その一言でまとめておきます。
はい、わかりました。
ちょっと僕の機会があれば見てみます。
では、第2回はこんな感じで。
はい、ありがとうございました。
ありがとうございました。
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24:02
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さよなら。
24:19

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