SONOSTA、知ってもお金持ちにならないが、お金を知ることは楽しい遊び、投資、金融、経済を楽しみながら考えるポッドキャストです。
語るのは、私、合同会社End of Ocean代表で、お金にまつわる人間心理に興味があるまさきと
金融業界で10年以上働いた後、今はスタートアップのファイナンス支援をしたり、経済メディアで寄稿をしたりしているしげえです。
はい、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回から何回かにわたって久々のゲスト会議を行いたいと思っております。
ということで、ゲスト森本康仁さんにお越しいただきました。森本さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
すごい簡単に自己紹介してもらっていいですか?
森本と申しまして、SONOSTAずっと聞かせてもらっていてですね、ほぼ全ての会をちゃんと耳にしていて大ファンみたいな感じなんで、
ちょっと今日は緊張しているんですけれども、仕事としては今は大人の人たち向けの学びの場を作るみたいなことをやってまして、
主に企業向けにですね、教育プログラムを作ったりとか、組織開発、チームビルディングのプログラムを作ったりとか、そんなことをやっておりますが、
一番最初は小学校の先生をしておりまして、もうキャリア20年ぐらいかけてずっと人と成長に関わっている、そのような人でございますので、どうぞよろしくお願いします。
はい、ありがとうございます。
そう、実はですね、森本さんはですね、私としげさんは結構昔からの知り合いでして、私で多分6年、7年ぐらい?7年ぐらいか。
そうですね。
しげさんもっとですか?そんなことない?
いやでも5年ぐらい、一番最初に会ったのは何でしたっけ?
何かのイベントとかで。
なんか私が一生懸命ブログを書いていた頃に、読んでくれたんだが何なんだかで、なんか人捨てに会う機会をいただいて、奥さんと3人でランチを食べたみたいな感じですね。
そうか、でランチ食べて、そっからちょっと空いて、久々にイベントでなんか再会した感じですね。
そうですそうです。
あのその時にしげさんに言ってもらったのが今でも覚えてるんですけど、こんなに長い文章を書くのを私以外でいたんだなって思ったって言われました。
いやー確かにね、森本さんの文章は大変長いので、あれブログとかってまだ公開してるんですか?
公開してますが、ちょっと今新しいのに乗り換えようとしてるんで、前のやつは残ってますし消すつもりもないんですけど、新しいのを頑張って書こうとしてますね。
分かりました。じゃあちょっとあの公開できるブログとかあればまた後であの概要欄に貼っておきたいので是非。
ありがとうございます。
思い出しました、あのTEDってあるじゃないですか、あれを多分日本一見てる人が森本さんなんですよ。
そうですね、そういえばそんなこともしてました。
1日1TEDとかやってたんですけど。
やってましたやってました。
それを投稿とかウェブとかに投げてて、で妻がすごい面白い人がいると。
で多分それで何かあって3人でご一緒しましょうかみたいな感じだったと思いますね。
そうなんですよね、森本さんのこのTEDの話はこれだけで面白くて、ちょっとすごい分量になりそうなんでちょっと今日は一旦省略しますね。
ちょっとまたリンクとかに貼れるものを貼っておくんで興味ある方は是非ご覧ください。
ということで早速本編に入っていこうかなと思うんですけど、
ちょっと今回からゲストの森本さんに語っていただきたいテーマが実は1個決まっておりまして、
それについてお話しいただきたいと思うんですけど、テーマはですね、じゃあ私から読み上げましょう。
お願いします。
人的資本経営について考える。
ということで、今これを聞いただけでは何のことかよくわからないなと思ったリスナーの方が多いかもしれませんが大丈夫です。
私もあんまりよくわかっていないので。
でもですね、ちょっと今回から何回かに渡って森本さんとのお話を聞いてもらうと、
このテーマについて私もリスナーの皆さんもわかるんじゃないかなと期待しているので、
そんな感じですごく全然肩苦しい回にはならないと思いますので、
リラックスして何かのお供に聞いていただければと思うんですけども、
一応最初に森本さんからこの人的資本経営の話ってざっくりどんなことなのかとか、
こんなのが自分的に面白いんだよねみたいなのを簡単に教えてもらっていいですか?
はい、ありがとうございます。
人的資本経営っていう言葉が最近HR界隈では飛び交っておりまして、
それ以外でももしかしたらいろいろなところで言われているのかもしれないですけど、
中心にあるのは人材版伊藤レポート2.0っていう資料がですね、
経産省から去年の5月に出まして、
そこでここから先は人的資本経営をしっかりやっていくことが重要なんだみたいな、
そんなような話なんですよ。
すっごいざっくり言うと、人的資本経営って書いてあるんで、
人を資本として考えて経営していきましょうみたいな、そういうような話ですね。
ぜひちょっとここら辺、今日はしげさんにですね、
これでファイナンス的に見るとどういうことなの?みたいなことを聞けたらとは思っているんですが、
すっごい簡単に言うと、今まで人の取り扱いとして人的資源管理っていう、
人を資源と見立てて経営していくみたいな、管理していくみたいな話だったんですけど、
資源じゃなくて資本として考えて経営していきましょうっていう、
そういうパラダイム転換みたいな話ですね。
もうちょっと言うと、資源って基本的には使ったらなくなっていくもの。
例えばここにテーブルありますけど、木材があって、木材をどうやって使うかってなったときに、
例えば薪ストーブで燃やしたら基本的には消滅するじゃないですか。
薪ストーブの薪として使うんじゃなくて、テーブルにして使うと、
そこからいろんな価値がさらにどんどん生まれてくるみたいな、
資本として膨らませていく人をそういうものの見方として考えていくのが大事だよねみたいな、
そんなような話ですかね。
ありがとうございます。
いや、なるほどね。今聞いて納得したんですけど、
最初に森本さんからHRって言葉があったね。
一応初めて聞いた方に補足すると、
Human Resourcesだから人の資源?
そうですね。
人的資源か。
そうですね。
まさにこのHuman Resourcesって言葉は資源なんですよね、考え方がね。
そうですね。
これが今森本さんが言ったとおり、
人的資本っていうふうに捉え方が変わりつつあるみたいな感じなんですかね。
変えていこうっていう。
変えていこうって感じですね。
了解です。分かりました。
じゃあそんな感じで、なんか聞いてると、
それこそ資本主義みたいなのってそのスタでもたまに話したりしますけど、
そこに人っていう観点が入るとどんなふうになっていくのかっていうのは非常に興味深いところだなと思うので、
ぜひそこをお聞きしていきたいと思います。
ありがとうございます。
ということで今回は1回目ということで、
じゃあ1回目のテーマ、森本さんからどうぞ。
はい。人的資本経営と私っていうテーマでちょっとしゃべってみたくてですね、
皆さんもそれぞれ自分の人生があってキャリアがあって、
自分自身を資本として考えていくと、
いろんなものの見え方がするんじゃないかなというふうに思いまして、
私自身も自分自身をどういうふうに価値を高めていくかみたいなことを考えているので、
そんなような話ができたらいいなっていうふうに思っているんですね。
はいはいはい。なるほど。
そういうことか。了解です。
じゃあ具体的に言うとあれですかね、
そもそも最初に森本さん自己紹介簡単にありましたけど、
どういう関わり方が仕事とかを通じてあったのかみたいな。
人的資本経営と私の仕事みたいな、そういう話ですよね。
私基本的には企業の人事課題とか組織課題の解決のお手伝いをするってことを今やってるわけですね。
企業からするとIR情報とかですね、自社の人的資本経営の状況とかを
調査して開示しなきゃいけなくなってきてるんですよね。
開示した上で施策を考えなきゃいけないみたいな、
経営の立場から見るとそういう取扱いをしなきゃいけなくなっていて、
どこからどう手をつけていいのかよくわかりませんみたいな感じになってる人たちが多いんで、
その人たちのご支援をするみたいなのが私の仕事としての関わり方ですね。
それは会社の立場から見たときにはそういうふうに見えるんですけど、
従業員一人一人の立場から見ていくとまた違う世界が見えて、
私っていうこの一種商品みたいなものをどうやって価値を膨らませていくかみたいな観点があるんで、
両方から見てるんですけど、
でも今日はせっかくしげさんはいるんで、
会社から見たときの人的資本経営っていう話もぜひ聞いてみたいなと思っておりました。
なるほど。了解です。わかりました。
じゃあそれで言うと何でしょう。今までの話ちょっと僕と森本さんで話してきましたけど、
しげさんからそこに関して最初にちょっと今思ったことでも何でもいいんですけどありますか。
そうですね。私も人的資本とても興味がありますね。
ちなみに英語ではヒューマンキャピタルになりますね。
確かに。
ヒューマンリソージスが資源。
森本さんは考えてることにも通じてますか?
いや、めちゃくちゃ通じてますね。
経営っていう観点から見ると、給料が少ないほうがいいわけですよね、利益が残るから。
でも個人の立場から見ると、給料は多いほうがいいに決まってるじゃないですか。
そうですね。
給料を上げようとしちゃうと、会社的には利益が圧迫されちゃって良くないんだったら、
あんまり上げようってなるわけないじゃないですか。
その時に今まで測れてなかったんだけど、実はそこには価値があったよねっていうものが、
形状のダッシュボードによっていったら、
これ給料的には上がってるんだけど、別にそれは利益が圧迫されてるんだけど、
それ以外の価値があるからうちの会社はいいことやってるよねって解釈になっていったら、
ものすごくいろんなものは変わり得るなと思うんですよね。
ここを変えないまま、やっぱり利益がいっぱい残ってるかどうかっていうその物差しだけで測っていっちゃうと、
いつまで経っても日本人の給料はなかなか上がりにくい問題っていうのがあるなと思うので。
確かに。
なので、やっぱり今まで実は経営していく中で、全然測れてなかった価値っていうのが山ほどあって、
それをどうやって見えるようにしていって、
これはすごく価値があることだねってみんなで認めていけるようになるかどうかっていうのは、
我々大体あらほうですけど、
ここから先の10年、20年とかっていう、
おそらく間違いなく働いてるであろう期間を考えても、
ぜひともここでみんなで解釈を改めていきたいなって個人的には思っておりますね。
めちゃ大事ですね、そう聞くと。
確かに。
なんで給料上がんないのかとかも確かに言われてみればそうですね。
コストとして捉えてればそりゃそうだろうってなるけど、確かに。
そうですよね。なので、いわゆる人件費をコストとして捉えると、
会社としてやっぱり過剰圧力ですよね。
いかにコストを削減するかっていう発想になってくるんですけども、
それを資本として捉えることによって、
いかにその資本を蓄積して育んでいくかというところですかね。
なるほど、納得です。
ちなみに私、ちょっとCAさんに聞いてみたことがあるんですけど、
今までだったら人件費上げるってなると、
株主側からはそんなに上げる必要ないんじゃないかとか、
そういうやりとりってやっぱりあったわけです。
もうちょっと下げたほうがいいんじゃないかと。
それやっぱり利益出てないとそうなりがちでしたね。
実際、多くの人を採用して人件費が多くなってしまって、
利益出ないんでやるリストラっていう、
特にそれがバブル崩壊後の2000年前後からリストラっていう言葉が
世間的には知られるようになって、そういうことが行われてきたと。
アメリカと本質的にやっぱり違うのは、
日本は従来、就寝雇用、年功序列っていう長期雇用を前提にしていたと。
これある意味でもすごく人的資本的な発想ではあったんですよね。
長く働けば働くほど給与曲がっていくし、
なるほどですね。
それを聞いて確かにリスキリングっていうワードって、
1,2年で妙に聞くようになったなという気がしてるんですけど、
一方で何でしょうね、さっき言った年功序列ベースだったところに、
途中からリスキリングとか言い出してどこまで効果があるのかとか、
個人的には若干ほんまかいなっていう気がしてたりはします。
そうですね。
私も日々人の成長と向き合う仕事をしてるんで、
ここに期待するパフォーマンスとあなたの現状を発揮してるパフォーマンスにギャップがありまして、
これを何とかこっちにしてくれませんかって会社側からすると思って、
私みたいな人が雇われて、色んな機会を提供して学んでいただくんですけど、
やれば学ぶとかできるようになるっていう類のものでもないんで、
やっぱり意欲があったり、学習能力が高い人たちは期待にすぐに応えられたり、それを超えていったりしますけど、
なかなかそんなすぐにはなれない人たちもいっぱいいるんで、
それをどうしていくのかっていうのはここから先の日本社会がめちゃめちゃ向き合ってる一つのテーマだなって思いますね。
そうですよね。
で、私の理解ではこの伊藤レポート2.0があって、人的資本経営みたいな話が言われてると。
これは株式市場からのプレッシャーもあったりはするので、経営人、取締役とか執行役員とか、
あとは経営企画室みたいな、あとは人事部とか、そういうところはめちゃめちゃ感度高いんですよね。
実際に会社が出す決算説明資料とかにもどういう取り組みをやってるかとか、
今後事業体を変えていくっていう中でこういう人材育っていくっていう組織戦略を描かれてるケースは結構多いですとか。
私の理解は経営人とかは感度高いんですけど、従業員が伊藤レポート2.0読んでる人はたぶんそんなにいないと思うんですね。
あんまりいないと思います。
いわゆる一般社員っていう意味ですよ。
20代の若手が伊藤レポート2.0読んでたら結構びっくりしますもん。
そうですね。
あんまりいない。
そうですね。
私の若い頃とかは日経新聞を毎日読んだりしてたら勝手に出てくるんで知るんですけど、
今ネットニュースとかいろいろ情報源あったりするんで、伊藤レポート2.0が経営企画室とか人事の人以外が見るんですかっていうと、
そもそも接点少ないなという気がしてますと。
会社としてはリスキリング、それは年代部の方もそうですし、若手に対しても研修機会与えて成長してほしいというふうに思ったとして、
受け取る方がその準備してないと結構厳しいものがあるなと思いますね。
そうですよね。確かに今お聞きしながら非常にこの伊藤レポートの話とかも経営目線の話であって、
一般的なその多数を占める労働者って言っちゃったあれですけど、社員たち、働く人たちはそこまでこれを自分ごととしては見れてないよね。
そうですね、現状。
ただそのこの人的資本経営の考え方が社会の末端まで広がっていって、
ちゃんと人に投資するとか、それによって給料を上げたり教育機会を作ることってすごくポジティブなことだよねって変わってったら、
従業員にとってはとってもいいことだと思うので、積極的にこの活動は私はついていった方がいいんじゃないかなって一個思っているのと、
あともう一個が会社側は会社化で何とか用意をしようとしてるんだけど、まだ全然多くの社員従業員はそんな意識を持ってないんですけど、
最初に私が言ったことに戻るんですけど、自分自身のこの資本をどうやって大きくしていこうかっていう問いを持って働いている人たちは、
ここから先どんどんどんどんなんかもうすごい本当に福利のように成長していくっていうことが多いに考えて、
それはちゃんと各個人が考えた方がいいよなってすごい思ってますね。
だから言い方を変えると、自分のキャリアの中でどういう価値をそのマーケットというか、
その中で自分は高めていけるかとか、外から評価してもらえるかっていうことを意識して実践するような形で、
キャリアを作っていった方がいいんじゃねえのってことですかね。
そうなんですよ。
ちなみに私の場合でいくと、別にそういうことを元から考えていたわけではないんですけど、
結果的には小学校の先生をやった後に、3年ほどフィリピンでいろんな仕事をしてて、
去年の12月まで日本のある大きな会社の中で会社員をやってて、12月末で独立、個人事業主みたいな、
そういう大きく4つのステージの中にいるんですけど、結果的にその時々で未来に向けて投資活動をして、
お金的には増えたり減ったりしてるんですけど、得られてる経験的には確実にものすごい右肩上がりで増えてきていて、
もしかしたらそれがお金にどこかで回収できるかもしれないなっていうタイミングもあって、
結果的に私においては良かったなっていう感じがあるんですよね。
それはちょっとお二人にもぜひ聞いてみたいなっていう気もしてますね。
キャリアの中での経験とか価値というか、そこを今まで積んできたことに対して自分はどう見てるかみたいな感じですか?
そうですね。昔こんなことを考えてたなとか、振り返ってみるとあの時にこういうことをやったのが投資としてとても大きな価値に膨らんできたなとか、
もしくはここから先こんなことをやっていけたらいいかもしれないなとか、そういうことをどういうふうに思うんだろうみたいな。
なるほど。確かちょうど1年半前ぐらいにですね、僕としげさんで自分たちのキャリアのことを考えるみたいな会がありましたね。
聞きました、私それ。
その時にざっくり振り返ったんで、今すごい長々とは振り返りはしないんですけど、
直近の私の状況で言うと、その前の収録をしげさんとした1年半前は私フリーランスみたいな感じだったんですけど、
今とある企業の会社員をやってたりするので、結構自分の中でもまたこの1年ぐらいでキャリアが変わりましたというのがありますんで、
結構今そのフリーランス的なところから改めて今企業に戻って企業の社員として働いてみると、
やっぱそのフリーランス時代はなかなか難しかった。組織を使って何かやっていくってこと。
もちろんフリーランスでもできる人はいるんですけど、私はあんまり上手くなかったなと思ったんで、
今その組織人としてそれをする必要があるっていう中でやってた時に、今までやってきたいろんなことは結構つながってくるなっていうのがあって、
例えばフリーランスやってると自分で請求書発行したりとか、お客さんとコミュニケーション取ったりしなきゃいけないじゃないですか。
そうですね。
これって会社員だけをずっとやってるとなかなか経験できないですよね。
確かに。
自分で売上取りに行って請求から入金まで確認しなきゃいけないみたいな。
例えばそういうことがあった上で会社員っていう立場でやったりすると、またそれが使えるみたいなところ。
あと例えば自分が外部のフリーランスの人と仕事するときにめちゃくちゃ相手のことが分かってコミュニケーションできるじゃないですか。
そうですよね。
例えばそういう強みとかもあったりするんで、やっぱり経験っていうのはそういう意味で、私の中ではいろいろつながってきたなっていう気がします。
なんか一個私は自分自身でよく立ち返るんですけど、もしも学校の先生をずっと続けてたら私の人生はどうなってるんだろうかみたいなことを考えるんですよ。
例えば私の同級生、私教育大学を卒業してるんで大半が学校の先生になってるんですけど、学校の先生の中でまあまあ偉くなってきて責任あるポジションを任されたりするんですね。
それはそれで本当に素晴らしいなと思ってみんな頑張れっていう気持ちで見てるんですけど、一方でご存知のように学校の労働環境って非常に厳しい状態になっていて、
みんな一生懸命働いてるんだけど疲弊してたりするわけですよね。私は私でもちろん疲弊してるところがあるんですけど、ちょっと違うところで違う疲弊をしてるっていう感じ。
私にとってはあの時に、私31ぐらいでフィリピンに行っているんですけど、あの時に辞めなかったらもう多分ずっと学校の先生だったんだろうなっていう感じなんですけど、
今ぐらいの時に変えたからこそ今いろんな経験ができるようになったなっていう、すごい私にとってはもう振り返ってみて100%正解だったなっていう感覚なんですね。
山崎さんもし最初の会社でずっと残ってた人生が仮にあって、今まあいろいろやってる人生があって、なんかどういう違いが生まれてるんだろうかっていうのを聞いてみたいな。
確実に最初の会社に10何年今居続けてたら、絶対に今よりもいろんな意味での能力は発揮できてなかったと思います。
発揮っていうかスキルの成長というか何というか、さっき言ってたまさにその人的資本家時代における人のキャリアにおける価値発揮みたいなので言うと、多分年収は絶対そっちの方が多かったと思います。
それは間違いなく、なぜなら安定社大企業で、それこそ年功序列も効いてるんで、10年以上働いてれば年収もっと上がってたと思うんですけど、
それ読み上げるとグループワークが良かったですとか、
ディスカッションしてから答え合わせをすることが良かったとか、
みんなと意見交換できたのかとか話し合いが良かった、楽しかったですとか書いてるんですよ。
これはもう企業研修とかやってると効果あるの分かってるじゃないですか。
大学生はさらに言うと普段はずっと1時間半聞くだけの朝9時からの授業なんですよ。
そうですね。
それはきついじゃないですか。
きついきつい。
それを友達も増えて。
確かに。
企業もいろいろ学べるみたいな感じで。
こういうのはやっぱりいきなり大学で教えたら絶対身につかないんで。
申し訳ないけど大学教員一筋っていう人に今のしげさんのスタイルは絶対できないと思う。
いないと思う。
ちょっと学生も戸惑ってましたね最初。
えーみたいな。
ですよね。
でも評価はやっぱりすごい良かったんで、このスタイルやっぱり効くんだなっていうのは勉強になりましたね。
これはやっぱりいろんなことをやってきて。
そうですね。
銀行員自体はこのままはないんで僕も。
確かに確かに。
ですよね。
そういう感じです。
独立して企業研修とかやることになったからってことですもんね。
そうですね。
まさきさんと昔一緒に企業研修をしたりしましたけど。
はい企業研修ね。
森本さんとも一緒にしたりしてましたけど。
思い出しました。
でも確かにそれはね、ありますね。
というのが僕としげさんの答え。
今私もう一個気になったことがあって、
私自身はどういう風に幸せになってるのかっていう問いと、
私からどれくらい世の中に向かって価値が膨らんでいるのかっていう問いと、
ちょっと二つあるなと思ったんですけど、
私の場合でいくと学校の先生やってた時よりも今の方が多分社会に役に立ててるなっていう感覚があるわけですよ。
学校の先生だったら結局それはそれで素晴らしい仕事なんだけど、
およそ30人ぐらいの子たちとおよそ1年から2年ぐらいかけて、
いわゆるご教科だったり様々な学習の支援をするじゃないですか。
それはそれですっごいインパクトのある時間だと思うんだけど、
でもほとんどの人には影響を与えられない仕事なわけですよ。
それと対比すると私いろんな会社に毎日毎日行って、
いろいろ影響力のある方々と一緒に考えていって、
経営の様々な戦略だったり方針だったり、
ここから先の仕事の進め方とかを決めたりするのを手伝ったりするんで、
すごく世の中に対する影響っていう点では大きくなったな。
私の資本から価値が引き出せてるんじゃないかと思うんですけど、
続けてた場合と今だとどうなんだろうかっていうのがまた気になるんですけど。
その社会に対する自分の能力がもたらすもの。
そうそうそうそう。
僕は正直自分の仕事からやったものが社会にどこまで影響するかみたいなのって、
多分森本さんほど自分では関心が強くないんだろうなとは思いつつも、
でもやっぱり今の方が部分的にはあるだろうなっていう。
例えば自分が最初の会社でずっと同じ会社員やってるのと、
今いる会社でやるとしても、
多分今の会社で、私は今の方が多分インパクトを出せると思うから、