2023-08-18 32:26

Ep.065 ファイナンス重視経営の日米比較《おたより回》前編

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初めてのおたより回です。沖縄の模合、しげさんの出版の裏話、ファイナンス重視経営の比較などの話をしました。

◆参考リンク

【模合】沖縄の飲酒文化

株式投資型クラウドファンディング | 日本証券業協会

決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門 (PHPビジネス新書)

一歩先の企業・株価分析ができる マンガでわかる 決算書ナゾトキトレーニング

ダイヤモンド・ビジネス企画

ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

日本の経営 アメリカの経営

◆パーソナリティ

しげ (Shigehisa Murakami) @cool_warm

株式会社ファインディールズ代表取締役/GOB Incubation Partners CFO/iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授。学生時代は経済学を専攻。金融機関で不良債権投資、プロジェクトファイナンス、ファンド投資業務等に従事した後、スタートアップや地域の中小企業のファイナンスの支援等行う。2021年12月に初となる著書「決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門」(PHPビジネス新書)を出版した。

ファインディールズ Fine Deals Inc.

会計とファイナンスで読むニュース の記事一覧

決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門

まさき (Masaki Endo) @mskpogo

ゲーム会社→EdTechスタートアップ転職→非上場大企業勤務ののち、ビジネス系フリーランスを経て、2020年に合同会社エンドオブオーシャンを創業。2023年から6年ぶりに企業の勤め人になる。

合同会社エンドオブオーシャン

*番組の更新情報はTwitter (@endofocean) でも配信しています。よろしければフォローください。

*番組へのおたよりは、こちらのGoogle Formsからお願いします!どうぞお気軽に〜! https://forms.gle/L1Ti3AbhDaxv274VA

00:07
SONOSTA 知ってもお金持ちにならないが、お金を知ることは楽しい遊び、投資、金融、経済を楽しみながら考えるポッドキャストです。
語るのは、私、合同会社End of Ocean代表で、お金にまつわる人間心理に興味があるまさきと
金融業界で10年以上働いた後、今はスタートアップのファイナンス支援をしたり、経済メディアで寄稿をしたりしているしげです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
で、今回なんですが、なんとお便り会ということで、皆様からいただいたお便りを読み上げつつ、お話をしていきたいなと思っております。
大変ありがたいですね。
ありがたいですね。この番組そうなんですよ。お便りフォームを番組開始当初から設置して、時々お便りいただいてたんですけど、全然読み上げないという。
すいませんっていう感じなんですけど、言い訳をすると、一応このポッドキャストは割とテーマを決めて、それについて調べた上で話すみたいなことが多くてですね、
あまりお便りを読み上げるっていうことがほとんどなかったんですけど、ちょっと今回はいくつかいただいているお便りをメインに話していくっていう回にしてみようかなと思ってますので、
早速いきたいと思います。
去年の12月以降でいただいたお便りが何通かあるので、それを読み上げていきたいと思います。
まず最初ですが、お名前、だんごははさん。
内容、ラフなお語り口にも関わらず、充実した内容で楽しく勉強できます。
ご配信ありがとうございます。
沖縄に住んでいる頃、モワイが頻繁でしたが、江戸時代の民間金融と同じ原理なのですね、今につながる金融の歴史、またいつか取り上げていただけると嬉しいです。
とのことです。ありがとうございます。
ありがとうございます。
はい、なるほど。モワイの話しましたね、確かに。
そうですね。頼もしくおとか無人工の一種ですね、モワイっていうのが。
沖縄ってそれ頻繁なんですか?頻繁というか。
いやちょっと私もそこまで知らなかったんですけど、でも今ちょっと見てると東日本では無人っていうふうに言って、沖縄ではモワイっていうふうに言ってるみたいですね。
これ、時代としては江戸時代とかいつぐらいに流行ってたというか、盛んだったんですかね、沖縄とかって。
それも同じなんですかね、江戸時代とか。
どうなんですかね。でも確かに見てると、沖縄では書いてますね、昨日会う仲間で毎月集まって飲み会を行う、その時にお金を積み立てて、積み立てたらたまったらみんなで旅行や授業に役立てるみたいな感じをやってたっていう。
03:03
そういう感じなんですね、面白いですね。
だから多分本当にあれじゃないですか、モワイっていうのがよく使われてたっていうことじゃないですかね。
たぶんですね、月1回飲み会あって1人会費5000円とかですけど、たぶん5000円もかかんないんで、余った分を全員集めて、それをずっと1年間ぐらいやってるとお金がたまってくるんで、それでみんなでどっか行こうかとかそういう感じだと思いますよね、おそらく。
なんか、別に保険というほどの保険という機能ではないような気がするのかなと思いましたね。
割ともうちょっとラフというかカジュアルというか、そんなニュアンスを感じますね、これね。
そうですね。
なるほど。
それが成立するって、それこそ何ですかね、どっちかというとコミュニティが目的っていう感じで、本当に危機に備えて保険制度作んなきゃというニーズではないんでしょうね、たぶん。
コミュニティ職強いと思いますし、実は金融って結構コミュニティと相性がいいんですよね。
いわゆるマイクロファイナンスとかも5人組とかでなって5人で一緒に組んで、それをよって1つは裏切らないようにっていう意味合いもあったりするんですけども、そういうコミュニティを作っていくっていうところもあったりするんで、実は相性がいいと思いますね、金融と。
確かに、かの有名なマイクロファイナンスのグラミン銀行とかも確かなんか5人組とか組ませてますよね。
そうですね、そういうふうにしてますね。
あれは結構世界的にそういう仕組みがうまくいきやすいみたいなのがだんだん選ばれてたんですかね。
だと思いますね。
欠縁関係にない5人組でグループを組むと、共同で借り入れを行う。
でもグラミン銀行とかのやつはもうちょっと事業寄りって感じですかね。
そうですね、事業を行うために借り入れをするっていうことになりますからね。
そうですよね。
ただやっぱり生産手段を持たないと、一番最初にお金が先にないとそもそも生産手段を持てない。
でもお金を置かれることによって生産手段を持って、それでいろいろできるっていうことになったりはしますので。
そうですよね。
でもこれってやっぱりそれこそビジネスを始めるときにお金があって、しげさんの言った話って、
でも今ってそれこそ、このスポットギャストとかでもちょいちょい話してきたと思うんですけど、
銀行が事業をする人のためにお金を貸すっていうのって、かつてほどやっぱり成り立たなくなってきてるって僕は認識してるんですね。
はい。
それってやっぱり別にお金なくても事業できるってことなのか、
お金を今から借り入って事業するなんていう人はもう昔に比べて減ったっていうことなのか、
どういうことなんでしょうねっていうのは思いますけどね。
06:02
事業の種類にもよると思うんですけども、今インターネットがだいぶ発達してきてるので、
多分eコマースとかはそんなに初期費用なくてもできたりとか、
コンサルティング事業とかはもう初期費用そんなになくてもできると思うんですけれども、
やっぱりその、まずは飲食店やるとか。
そうっすね、そうっすね。
足組みにやるってなると最初に1,000万ぐらいはやっぱ必要になってくるので。
そうですね、その箱を借りるお金とか内装のお金とか。
そうですね。
あとスタートアップとかもやっぱり人をたくさん雇ったりとかすると、
オフィスとか含めてどうしても人件費が毎月結局手に入ったりするので、
そういう時はベンチャーキャピタルとかエンジェル投資家からお金を調達して事業をすると。
ただ最初にやっぱりそういったお金がないとそもそも事業も生まれないので、
逆に言うと今も大きく成長してるメルカリとかココナラも一番最初にどんどんお金を
調達できたので成長できたっていうのはあったりはするので、
そういう意味でやっぱり最初のお金は大事な役割、
金融における事業の始めのお金は大事な役割をまだ果たしたかなっていう気はしてますね。
そうっすよね。ただ今出てきたメルカリとかココナラとかいわゆる
急成長を目指すスタートアップの場合って今銀行ももちろん借り入れしないことはないと思うんですけど、
やっぱり初期とか大きくしていく過程でどっちかというと大きな役割を果たしてるのはやっぱり
エクイティーファイナンス、ベンチャーキャピタルとかからの
株式と引き換えに投資受けるっていうのがやっぱり主流だよなっていう気はしますよね。
それはそうですね。もちろん融資もいわゆるデッドっていうのは借りられたりはするんですけれども、
いわゆるスタートアップの主流はやっぱりエクイティーファイナンスなのは間違いないですね。
そうですよね。だからやっぱりそれでいった時に、例えば僕なんですけど、
飲食店やりたいっていった時に投資してくれるベンチャーキャピタルってないじゃないですか。
それって急成長しねえじゃんっていう飲食店はっていう。
そうですね。
そうですよね。だからやっぱりそういういわゆるローカルビジネスというか、
スケールしないであろうっていうビジネスモデルでやるときは、
多分ベンチャーキャピタルは投資してくれないからデッドファイナンスで借り入れをするってことになるんだけど、
だからでもどうなんですかね。そのデッドファイナンス的なのも昔みたいに金融機関にお金貸してください以外にも
なんか方法って増えてるんですかね、今って。
やっぱりクラウドファンディングとか株式型クラウドファンディングとかで、
継続的にやるもんではないですけど、検証のためにやるとかは試しやすくなったりはしてるかなと思いますね。
実際私の周りでもクラウドファンディングで数百万集めたみたいな人が複数いたりはするので。
09:03
確かにクラウドファンディングによって一般の多くの人からお金を少しずつ元気玉方式で集めるっていうファイナンスが、
これはインターネットとかそのサービスのおかげで今はできるっていうのはありますよね。
そうですね、私もクラウドファンディングで結構お金は友人とかで大抵入れたりはしますね。
それってだから別に、例えばですけど、僕が飲食店やるって言ってもその飲食店のメッセージとか、
あるいは僕っていう人間を応援してあげようみたいなのがあれば、別にスケールしないモデルであってもお金出してくれる人はいるってことですね。
そうですね、だからクラウドファンディングはよりコミュニティー色が強いですね。
そういう本当に応援したいっていう気持ちをベースにしてるっていう感じが。
本当そうですよね。なのでだいぶ最初のお便りから離れてきましたけど、
民間金融っていうのもある意味ひと回りしてそのテクノロジーとかによって、
お金を借りたり融通したりできる範囲が今は見知らぬ人とかもある意味お金貸してくれるというか、
くれるというか、そういう時代になったなという気はしますよね。
それは間違いなくありますね。
面白いな。というわけで、こんな感じでお便りからだいぶ脱線していく感じになると思うんですけど。
醍醐味じゃないですか。
このポッドキャラストールっぽいということで。ということで、だんご母さんお便りありがとうございました。
ありがとうございました。
では次、ヤビさん。
いつも楽しく拝聴しております。エピソード53大変面白かったです。
当然本を出版したことはないのですが、出版したらこんななのかなと想像していたものの答え合わせになった感じでした。
ところで、日本はいつまでたってもPL編集編長だなと思うのですが、
なんでなんやろとか、世界はこうだぜとか、考察・解説いただければ幸いです。
とのことです。ありがとうございます。
ありがとうございます。
まずこのエピソード53というのはですね、何の回だったかというと、
タイトル、出版をきっかけに学んだこと。初出版から1年、再び著者が語る決算書謎解きトレーニング。
ということで、あれですね、しげさんの書籍発売1年経ってどうでしたかっていう回ですね。
はい。
このヤビさんとしては、ある意味追体験というか、そういう気分が味わえたということをおっしゃっていただきましたね。
そうですね。
しげさん的にもね、たぶんその書籍出して1年経ってどう思うみたいな話って、
ニュースとかにはあんまり出ないじゃないですか、それって。
本とかって出た時は取材してもらえたりもするかもしれないけど、1年がどうですかってあんまり言わないんで。
そうですね。そういう意味では私もいい振り返りになりましたね、そこは。
12:02
はいはいはい。そうですよね。それは自分でやってるポッドギャストだから。
はい。
やっぱりですか、しげさん的にはあの本を出したことで結構、
何ですかね、自分のキャリアとか影響とかって出てきた部分あります?
でもやっぱりめちゃくちゃ大きいですね。
結構声かけられるようになりましたね、本を出版したきっかけに。
だからそれきっかけで大学の特別講義みたいなやつも2つぐらい出させてもらったりしましたね。
はいはいはい。
呼ばれてっていうことでしたけど。
そうですね。やっぱり結構ね、これも僕も第三者的な感想になりますけど、
やっぱ本出すっていうことって、その人の他者からの扱いというか、
やっぱ本出した人だみたいなのってあるんだなって思いますよね。
そこは本当にありがたいですね。やっぱり結局何もかわからない、
私みたいな働き方してるとこの人何もかわからないっていうのがあったりはするんですけども、
本出してるとこういうことが専門になってるんだとか、
本読んでもらって、やっぱりそれでよりこういうところ強み持ってるんだっていうのが伝わりやすくなってくるので、
自分でいくら言ったとしてもなかなか伝わらなくても、
本出してこういうこと書いてるっていうふうになれば、やっぱりそれが価値として伝わりやすくなるのは大変ありがたいなと思いましたね。
そうですよね。
何だっけな、この53の後、この回だったのか、ちょっとその後の漫画版の話をしたときは忘れちゃったんですけど、
何でしたっけ、ビジネス出版っていうビジネスモデルがあるっていう話をして、
そうですね、ありますね。
あれすごく面白くて、要するにこの本を出したら、その人の功績、行動、業績とかがわかるみたいなのの、
行ってしまえばそれの裏返しというか、本を出版させてあげますよっていうビジネスがあるというのは、ちょっと僕は面白かったですね。
1千万ぐらい払うんですよね、こっちが。
そうですよね。
結局でもスタートアップ企業で売り上げ億単にいってる会社からすると、1千万円とか広告宣伝費って別に高くないんですよね。
うん、そうですね。
すると自ら本も出せるし、出版のプロデュースもしてくれるし、ほとんどは公術筆記、すなわちインタビュー受けてそれをしゃべったらプロのライターが文字化してくれて、
で、本出すみたいなケースは結構あったりしますし、僕も2社ぐらい来ましたよ。
それやりませんって言われたってことですかね。
で、僕びっくりしたんですけど、1社来たやつは、もう背拍子あるじゃないですか、あれとかも作ってくれて、著者のちょい半面村上哲さん入ってて。
15:03
もうそこまで作り込んできてて。
作り込んでくれて。で、タイトルも勝手に作ってくれて。
なんてタイトルなんですか。
ちょっと今調べていいですか。
どうぞ。
確か家にしまってるんですけど、どこ行ったら捨てたか捨ててないと思うんですよ。
え、何、現物?物で来たんですか。
物で来るんですよ、物で来るんですよ。
え、物で作って提案してきた。
あったあった、これだこれだ。
ちょっと待ってください。
そうですね、中身は白紙ですよ。
中身は白紙なんですけど。
もちろんそうですよね。
ちょっと今、まさきさんにお見せしますけど。
中身があったらびっくりしますけど。
はい。
まあまあ、でもこれね、見てもいいんですけど、どうせポッドキャストで伝わらないのと。
見れないんですけど。
あとバーチャル背景がなっててよくわかんないんで。
ぼやっとしててよく見えないんですけど。
あ、でも確かに赤と青の本が。
あ、見えた見えた。
グローバルスタンダード、何て書いてある。
グローバルスタンダードで挑む戦略的投資。
それっぽい。
タイトル、ベンチャーコーポレートファイナンスっていう本ですね。
そうなんですね。
あ、面白いですね。
ちゃんとしげさんのキャリアとか得意分野をわかった上で一応提案してきてるんですか。
そうです。ちょっと背拍子、背拍子というか帯を回してもらいますと、
ベンチャーコーポレートファイナンスというタイトルになって、
ベンチャー企業が資金繰りで学ばないための決定版と文字を書いているように読むと、
数々のスタートアップ企業の財務法務に的確なアドバイスによる支援で成功をもたらしてきた株式会社ファインディーですが、
ベンチャー企業の資金調達事業への投資の最適メッセージを伝授するという風に。
なるほど。
で、これ何がすごいかって、これ本の色あるじゃないですか。
赤と青。
これオレンジと水色なんですけど、これ僕の会社のホームページにある企業のロゴのコーポレートカラーなんですよ。
ちゃんとそれを踏まえて使ってきたってことですね。
僕のホームページかなり読み込んできて、この人こういうことやってるんだなと思って、
本の背拍子で中身白紙ですよ、これ当然。何も書かないですから。
こんな感じで本出るんですって最初に提案して、グッときますよね。
僕だって正直本書いてなかった時で、一番安かったらたぶん300万ぐらいなんで、
300万で一冊本出せるなら、やってもいいかなって思ってもおかしくないですからね。
そうですよね。しかもそれ結構営業のレベルとしては割と高い気がしますね。
ちゃんと相手のことを見て聞けるんで。
その上で物まで作ってくるっていうのは。
背拍子もカラーにしてちゃんとタイトルとか帯とかもつけてみたいな。
なんかすごいですね。何人ぐらいにどういう感じでアプローチしてるのかよくわかりませんけど。
これあれなんですよ。本屋とタイアップしてるんで、出していいと思うんで名前出しますけど、
18:02
ダイヤモンド企画なんですよ。ダイヤモンドビジネス企画っていうところが、
こういうビジネス出版をやってる会社なんですよね。
そこでお金とか払えば、本屋とかにもいいところに置いてもらえるとかも全部プロデュースしてくれるんですよ。
で、そのうち100冊か200冊ぐらいは会社で買わされるんで、その企画も入ってますね。
っていう感じですね。
だから本の売上が伸びるとかいうよりも、本当に出版しましたという。
で、あれですよね。例えばもししげさんがそれで出したら、自分の取引先候補とかにそれを持ってくんですよね。
そうです。完全にそうです。
書籍を書いた村上と申しましてみたいな。
完全にそうですね。
そういうビジネスで結構スタートアップの経営者とかが本書いたりするじゃないですか、いきなり。
ありますね。
あれは結構の割合でこれ系かなっていう気はしてますけどね。
なるほど。そうですよね。だって普通に考えたら、事業を伸ばすのがスタートアップの経営者の仕事なのに、そんな本書いてる暇あんのかよって話になりますからね。
そうですね。で、ただちょっとライター使うっていうのが、多分日本だとゴーストライターってすごくネガティブなイメージがあるじゃないですか、日本だと。
でも基本ほとんどがゴーストライターですね、世の中。かなりの割合で。
日本の中でってことですか。
例えばスポーツ選手とかタレントが書いてる本はもう100%ゴーストライターですね。
そうですよね。
ゴーストライターっていう風にはダメなんで、あれはでもプロのライターみたいな感じ。
そうですよね。
だって本書いたことない人が10万字書くのきついじゃないですか、普通に考えて。
いや無理だと思いますよ。
で、私は一応全部自分で書きましたけど、やっぱライターが後から編集で調整入りますからね。
それは絶対全員入るんで、自分が書いた本は生で出ることは100%ないんで、それの程度問題ってのは一応僕の理解ですね。
はいはいはい。そうですよね。確かに。
そう、自分で書いても何%かは関わってくる。
でもそれが例えば講述筆記というか話したものをベースに書いてくれるって言ったら、それが90%ぐらいかもしれないけど、
でもあくまでそれは別にグラデーションの話だよねっていうことですよね。
そうですね。で、よくあるのがライターに書いてもらったんですけど、実際読むと全然意図が違ったりするんで、
もう一回手直しをして結局ほとんど自分で書き直すみたいなケースもあったりはしますね。
まあそうですよね。
はい。
なるほどな。いやいやいや、面白いなという話でしたけど、まさか現物があるとは思いませんでした。
ちょっと揺らぎましたけどね。
えーみたいな。
はいはい。
こんな風に出るんだっていうのは。
ちなみに残念ながらこれは僕が本を出したと言ってたんで、
21:01
本を出す前なら揺られてた可能性ありましたね。
なるほどなるほど。
本出したい人だったね私は。
はいはいはい。
えー面白いですね。
はい。
で、えーとまあその話は一旦終わって、そのヤビさんのお便りの後半に、
はい。
日本はいつまで経ってもPL変調というお話がありましたが、
これはあれですかね、えーとその企業とかの業績が常にその年間のPLだから売り上げとか利益とかのその
丹念とかある期間の数字だけばっかり追ってないかとそういう意味ですかね。
おっしゃる通りですね。
うん。
で、まあ多分ここを書いてくださってる理由は、
うん。
私が書いた本がそのファイナンス視点が大事だっていうことを書いてる本ではあったんで、
そのPLだけではなくてやっぱファイナンス的な視点、キャッシュフォローの視点が重要じゃないですかという、
うん。
まあそういうですね、まあ視点が含まれてるなと。
あーなるほど。
でまあ私が本を出す前に朝倉祐介さん、
はいはい。
ミクシーの元社長でその前マッキンゼにいらっしゃった人ですけど、
はいはい。
その人がファイナンス志向っていう本を書かれてまして、
はいはいはい。
もうめちゃめちゃ売れたわけなんですよ。
売れましたよね。僕もちょろっと読みましたよ。
はい。
で、そこでやっぱりPL志向からファイナンス志向に変わった方がいいっていうふうに、
うん。
まあすごく言って、まあそれのインパクトがすごく大きくて、
うん。
結構ファイナンス的な本がより注目するようになったと。
うん。
実は僕この時に読書会したんですよね。
はいはい。
朝倉祐介さんのファイナンス志向を取り上げて読書会をしましたと。
うん。
で、その時にプレゼンをしてくれた人が、
まあよく読書会仲間なんですけど、
うん。
あのバリバリの外資系の人だったんですよ。
はい。
で、その人言ったセリフが面白くて、
うん。
この本は日本企業がPL編長って言ってますけど、
うん。
うちめちゃめちゃ外資系ですけどPL編長ですよみたいなことをおっしゃってて。
へえ。
別にそのだから日本企業だからPL編長っていうわけではなくて、
はい。
まあ外資系もそうなんだみたいなっていうのは大きな気づきでありましたね。
そうなんですね。
ということは外資系っていうのはアメリカ、ヨーロッパもいろいろあると思うんですけど、
ちなみにどこの国なんですかね。
それはアメリカでしたね。
うーん。
あのバリバリのアメリカの会社で、
うん。
まあ誰もが知ってる会社レベルっていう感じですね。
うーん。
まあそういう人も米国公認会計者の人なんですけど、
うん。
で、その人がすごい良いプレゼンしてくれたんですけど、
うん。
うちは外資系ですけど、あのPL編長はありますねっていう言い方はしてましたね。
へえ。
はい。
そうですか。
まあどうなんですか。
それはじゃあ日本がというよりも、
企業の体質とか経営方針がちょっと古かったらPL編長ってことなんですかね。
えーとまあそうですね。
だから分かりやすいのはAmazonはもう完全にキャッシュフローなんで、
はいはい。
PLじゃなくてキャッシュフローを見てるっていう会社になりますね。
24:00
はいはい。
なるほど。
でまああの会社によるんですけどやっぱりアメリカの企業の方が、
うん。
やっぱりファイナンス的な視点を重視をしてると。
うん。
でなんでファイナンス的視点を重視をしてるかっていうと、
やっぱ株式市場との関係が非常に密接にあるんで、
うん。
市場との関係の対話の中で、
だからROICとかROEっていった指標を大事にしてると。
うん。
で最近はグローバルな企業になればなるほど、
そういったPL以外のファイナンス的な指標をですね、
重視してる傾向にあったりはするという感じですね。
でなんでかっていうと、
うん。
機関投資家、まあその年金とか政府とかでかい機関投資家ですけど、
うん。
そういう企業がPLだけじゃなくてキャッシュフローとか
ファイナンス的な視点を重視をして投資をしてるからっていう、
そういう理由になりますね。
うーん。
なるほどなるほど。
はい。
はいはいはい。
そういうことっすね。
なるほどなあ。
でもある時までは別に世界的にもね、
そのファイナンスの方がそこまで重視されてなかったから別に
日本企業もその時までは別にPLでいいじゃんって言ってたってことですよね、
多分。
いやそれが結構面白くて、
はい。
僕前々職新生銀行っていうところにいましたけど、
うん。
新生銀行の初代取締役が矢城正本さんっていう人なんですね。
うん。
その人は日本、もちろん日本人なんですけど、もともとエッソ、
エッソですね、あの石油会社のエッソの日本の代表で、
その後シティグループ、金曜シティグループの日本代表とかアジアとか
そんなことになった後に新生銀行の代表にですね、
70歳くらいの時になった人なんですよ。
でもうバリバリ外資の畑を歩いてきてる人なんですけど、
その人が1992年だと思うんですけど、
日本の経営アメリカの経営っていう本を書いてるんですね、
1992年に。
はい。
で僕それ読んでびっくりしたんですけど、
当時から矢城さんの本ではROEとかそういうファイナンス的な視点の本
バリバリ書いてるんですよ。
でその本が確か10年後か何かに改訂されたんですけど、
序文読むと10年ぶりに読み直したけども、
今読み直してもほとんど改訂するとかないぐらいだったっていう風になってるんで、
もうアメリカは1980年代からそういう発想なんですよ、どう考えても。
で藤巻たけしさんっていう元参議院議員の伝説のディーラーと呼ばれた、
JPモルガンの日本支店長の人がいるんですよね。
はい。
でその人が1980年代にケログっていうMBA、
アメリカでもトップクラスのMBAのケログスクール出身の人なんですけど、
ノースフェスタン大学かな。
でそういう人が80年代MBA取ってて、そういう人の本読むと、
やっぱりもう80年代でアメリカで授業出たらもうファイナンスとかキャッシュフォローの話ばっかりしてたっていう風になって、
日本の銀行と全然、そういう人もともとどっかの新宅銀行出身なんですけど、
27:01
全然違うことやってて、そこしかもう、
もうMBAではキャッシュフォローしか覚えてないみたいな。
で実際JPモルガン銀行の日本支店長でディーラーやってた人なんですけど、
やっぱそういったファイナンス的な考えで、
やってたみたいなことは書いてて、
やっぱ僕はそれを読んだのかなり印象的でしたね。
はー、そうなんですね。
アメリカはもう1980年代からそういう発想ですね。
面白いっすね。
80年代っていうとね、アメリカの中でいうとそれこそ日本企業の製品とかが売れてて、
アメリカ企業はすごい押されててみたいなことの時代かなという風に記憶してて、
なんかそのプロダクトというか、その製品の販売とかそういうのでは日本企業の方が、
どっちかというとアメリカの中では存在感強かったのかなと思うんですけど、
一方でその経営というかファイナンスの観点ではだいぶある意味今との差があったというか、
差があったというかその日本企業は全然ファイナンス志向というか、
そこでなってなかったという風に理解するんですけど、
それでも当時ビジネス自体は別に回ってたってことなんですね。
そうですね。だから1980年代っていうのはジャパンアズナンバーワンと言われた時代ですよね。
日本の貿易摩擦とかを含めて日本製品がもうガンガンアメリカに輸出していって、
もう日本が世界を本当に文字通り石鹸してた時代だったんですけれども、
その背景として就寝雇用、年功序列みたいな日本的経営、
さらにメインバンク制っていった間接金融重視の金融、
そういったことが日本企業の強みの源泉だったっていう風に、あと経営列ですね。
企業内グループみたいな。それが非常に強みだった。
これもいわゆる内製化の話なんですね。全部内輪でやっていきますっていう話。
それが強みとしてあったので、もうそういったファイナンス的な思考はいらないと。
ファイナンス的な思考ってどうしようかというと、
マーケットをいかに活用するかっていう発想になってくるんですよ。
株式市場とか再建市場っていう、調達するっていう。
なるほど。そういうことか。
80年代は明らかに日本のほうが良かったんですけど、
貿易マスでバブル崩壊してから日本企業ちょっとやばくなりましたし、
日本の金融機関もやばくなったと。
だからアメリカとかではずっと1980年代からずっとキャッシュフロー重視の経営を
基本してたケースが多いっていう感じですね。
それ僕も直接は当時、まだ小学生とかなんで知らないですけど、
昔の文献ってそういうこと書いてるんで、結構驚きましたね。
なるほどな。いやいやいや、納得しました。
そこまでは日本企業は自分たちの系列の中で全部やるから別にそんなのどうでもいいですよって話だったのが、
30:00
そういう状況じゃもう今はないよねっていうことですよね。
金融機関も系列の金融機関から引っ張ってくるみたいな話なんで。
市場の圧力とかゼロなんですね。
とはいえ冒頭に戻ると、僕の友人が発表してくれた外資系の会社はPL編長ですって言ってたんで、
なんかよくわかんないですけど、ただ向こうのMBA教育とかは基本ファイナンスをベースにしてるのは間違いないですね。
なるほど。それは大昔からそう。大昔をいつって取るかによるけど。
でも完全にそうですね。
なるほど。やっぱりそれじゃないとそもそもビジネスが成功しないよねっていう学びが最初からあったってことなんですかね。
だと思いますね、おそらくですけど。
そうですよね。どっちかというとこのMBA的な話って理論とかアカデミアというよりもどっちかというと現実にどういう企業がうまくいってるかみたいなところから知見とかが形成されるんじゃないかと僕は思ってるんですけど、
だからファイナンスが大事だってなってきたってことはやっぱりそれで成功してきた企業群があるという理解なんですよね。
そうですね。
なるほど。
なるほど納得しました。
はい。
はい。ということでヤビさんからのお便りでした。どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
はい。ちょっと一旦ここで30分くらいになったので終了します。
ということでここまでお聴き頂きましてありがとうございました。
ありがとうございました。
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それではまたお会いしましょうさようなら
32:26

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