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ディープじゃなく、そこそこアニメを語るラジオ、そこあに。
そこあに。
来週は、2024年秋アニメ新番組、あおたがい特集です。
すでに推し作品アンケートも開催中です。
締め切りは10月25日金曜日21時となっております。
その中から一作品あなたの一推し作品もお待ちしております。
ということでいきましょう。今日の特集は、
映画ふれる特集です。
映画ふれる。
同じ島で育った幼なじみ、秋と涼とゆうた。
東京高田の場場で共同生活を始めた3人は、
二十歳になった現在でも親友同士。
共同生活には島から連れてきた不思議な生き物、ふれるもいた。
ふれるの力でお互いの体に触れ合えば、心の声が聞こえてくる。
それは誰にも知られていない3人だけの秘密。
しかしある事件がきっかけとなり、3人の友情は大きく揺れ動いていく。
2013年、あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。
2015年、心が叫びたがってるんだ。
2019年、空の青さを知る人よ。
の青春三部作の監督、長井辰幸。
脚本、岡田真理。キャラクターデザイン、田中雅義。
をメインスタッフに制作されたオリジナルアニメーション映画。
アニメーション制作はクローバーワークス。
2024年10月4日公開。
ということで始まりました。
今日の特集は現在公開中の映画、ふれるです。
映画、君の色特集に続きまして、
トークゲストにアニメ評論家、藤津亮太さんをお迎えしてお届けいたします。
藤津です。なんか連続してお呼ばれしております。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
藤津さんとも大変久しぶりではございますが、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
さあ、今回ね、コメント結構いただいたんですよ。
結構、世評も揺れてる感じありますよね。
そうみたいですね。
あまり逆に言うと、評判を聞かないっていうところが私の中にはあって、
公開後すぐなんか入ってきそうな情報的にはそれほど話題を聞かないなっていうのが正直なところで、
どうなってるんだろうと。
特集は最初に決めちゃって、映画見に行ったのは後からだったんですけれども、
ちょっとコワゴワなところはあったんですよね。
コワゴワなところもあって、ただ予告で大体わかる部分ってあるじゃないですか。
そこは後で話すかもしれないんですけど、予告でわかりましたっていう言い方も変なんですけど、
たぶん出足が評判でなかったのって、どういう映画かみんなつかみ損ねてたんじゃないのかなっていう感じがあって。
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別に予告が嘘ついてるわけでもなく、あの映画からあの予告になるのは大変自然なんですけど、
一方でみんながその青春三部作的なものを期待してるときに、
そうなの?そうじゃないの?みたいなところの答えがはっきりしないみたいな感じになっちゃったのかなという印象があるんですよね。
ああ、なるほどね。
世間の最初の温度感を考える。
派手さがあるのかと言われると、
そうなんですよね。そこは結構渋いんですよね。
渋いですね、確かにね。私はその渋さが今回は大好きなんですけど、
まあ、触れるっていう存在がいて、
みんなが心がつながっている、その3人、メインの3人が心がつながっているんだな、
ということはいろんなことが起き得るよなっていうのだけは見てわかったので。
まあそうですね。
逆に言うと、女性陣が出ることは知らなかったんですよ。
私の中では。全く知らずに見に行って、
いや、これ今回は男しか出ないのかな?男3人で回すのかな?と思っていたぐらいで、
映画館で見て、
ジュリーとナナが出てきたときに、
あ、出てくるんじゃん!とか思ったぐらいだったんで、
そりゃそうだよなって思いながら、
ヒロイン枠はどっち?とか思いながら見始めたぐらいでしたから。
今回のヒロインはフレルちゃんですからね。
そうですね。オスかメスかわからないですけど。
確かにおっしゃるとおりですね。ヒロインでしたね。
だから、宣伝的にやりづらいタイプの作品だったんだろうなと。
まあそうですよね。
どんずばで何かすごい派手なものがあるとかいうわけじゃないし、
ドラマもすごく地に足はついてるから、
何かエキセントリックなところだけ取り上げるわけにもいかないし。
そういう意味では、誠実にやればやるほど難しい度合いはあるような。
話題が出にくいタイプの作品ですよね、確かにね。
とは思うんですけど、非常に私の中では今回、
過去の作品の中で一番好きですね。
意外なと言うと意外なんですけど、この間の君の色の時の歯切れの悪さに比べると。
いやいやいや、結局ですね、多分もう学生ものの限界が来てるんですよね。
年齢的にそれは仕方がないんですけど、
それでも負け犬みたいにめっちゃハマる作品もあるわけですよ、いまだにね。
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とは思うんですけど、空の青さを知る人よの時は大人が良かったわけですよ。
そうですね、あれは卒業写真みたいな作品だと思ってて、ユミンの。
あの日の、つまり過去の自分ね、今の私を叱ってくれるという話なので。
そうですね、確かに。
だから空の青さを知る人はめっちゃ好きだったんですよね。
だからどこかに自分を置けるか置けないかって結構重要で、
アニメを見るにしても映画を見るにしても。
その中で今回は、東京に出た当時の自分みたいなものを思い出すことができた。
っていうところに、まあ状況組ですからね、やっぱりね。
状況組で、しかも私、ゆうたが通っていた専門学校に行ってたんで。
先輩ですね。
先輩というほど卒業してないんで。
高校卒業して行ったのがまさに舞台となったね、参考の舞台となった場所ですから。
だからゆうたの気持ちもすごくわかるっていうようなところもあって、
つながることができたんですね、言ってしまえばね。
っていうところもあったので、非常に青年期もっとアニメしてほしいなと思うんですよ。
いや僕もそう思いますよ。そこは結構、まだあんまり掘られていないゾーンで。
まあただ、難しいのはあれなんですよね。
日本の市場だと高校生の方が強いんですよね。
まあそうだと思います。
そうなんですけど、僕はそこをもうちょっと掘ってもいいのになと本当に思いますね。
そうなんですよね。パンフレット見ると、今回お酒飲める世代にしようっていうのとか、
自分卒業、過去の映画からちょっと卒業した大人までいかないんですよね、の物語を描きたいとか、
そういうのが今回最初からあった。
子供みたいにすっごいですよね。
と思うんですよね。
で、そこってやっぱり心に響く部分ってみんな大人になってるわけなんで、あると思うんで。
だから今回はすごく良い作品、ファンタジーですよね、もちろんね、ファンタジーなんだけれども、
そこをこう作るのがアニメじゃないですか。
そうですね。
と思って、よくできていたなと。ちゃんと岡田まりぶしもあったじゃないかと。
今までに比べると少ないように見えるんですけど、キャラを深掘りしていったりとかすると、結構エグいですよっていうものがあって。
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主人公のアキーの社会不適合感みたいなのは、わりと岡田さんが作ってきたキャラに近いんですよね。
岡田町というか、それは一応僕のあれで言うと、スタッフの取材は今回はしてないんですよ。
たぶんこれからする可能性あるんですけど、取材してなくてキャストの取材を2回やっていて、
音楽のお二人ですね、横山正さんとテディロイドさんの取材をしてるっていう感じで、
最初のキャストの取材の時には長井監督がいて、
今YouTubeとかで上がってるキャスティングの理由はみたいな動画があるんですけど、
その動画の聞き役をやってたんで、
そこで監督が3人に改めて狙いみたいなのを話すところがあって、
で、その時にやっぱ主人公のアッキーがダメな人間だって話を監督がしていて、
その辺は岡田さんが作るキャラっぽいっていう風に言ってたんですよね、長井さんがね。
はい。でも私は結構ね、ナナが好きで。
ナナのキャラは岡田さんだなって思ってみてました。
そうですね。
はい。
好きか嫌いかって言うと、好きじゃないですよ。
好きじゃないんだけどでも、ナナはいるっていう、
この確実感っていうところが、
小枝はいないかもしれないけど、ナナはいるっていう、
この確実感っていうところがね。
あ、なるほどね。
少しそんな感じの。
はい。
はい。
で、そういう感じで、
いいですよね。
ところが、ジューリーはいないかもしれないけど、ナナはいるっていうところは、あの素晴らしいなと思いながら、まあ言ってしまえばナナがいないとこの物語はここまで行かなかったんだろうと思うので、そうなんですよっていうところも含めて、ちゃんとあのこのメンツが作るべき作品だったなっていう風になっているところが私は非常に満足だったなと。
ああ、という感じはしますね。はい、コメント行きたいと思います。
リーシェルさんからのコメントです。
まず最初の感想はフレルの可愛さがたまりませんでしたね。その場でくるくる回る動き、お風呂掃除で泡だらけになって滑る様子、フリスビーをキャッチする遊び、昔のアニメでよくあった動く時に特殊な効果音が鳴るところ、どのシーンのフレルも可愛すぎます。
後半に入りフレルがお互いの気持ちを伝える際にフィルターをかけていたことが判明して疑問が腑に落ちました。
ただそれは今を生きる私たちが時折実際にやってしまうことではあります。 諸星術として悪いことではないですけどね。
お互いに不審感が芽生え一旦離れ離れになった3人が、クライマックスではまたお互いを認め合える関係になっていくところが良かったです。
子供時代の純粋さではなく、人生経験を積んだ人間としての関係性に変化したと思いました。
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青春が遥か昔になってしまった私ですが、上京してから社会生活を通じて成長していく姿に過去の自分自身と重ね合わせてみてしまう面白い作品でした。
ありがとうございました。
フレール可愛かったですね。
フレール可愛かったですね。
僕はパンフレットとかプレスで少し原稿を書いたんですけれど、
フレールは小動物って書かないでくださいっていう、一応あれがあって、
動物じゃやっぱないんだと。ちょっと特殊な存在だと。
まあでも明らかに小動物的可愛さありますからね。
パンフレットにはフレールの動きはうちのミニチュアダックスフンドをイメージしましたっていう、編集の西山さんのコメントがありましたけれども、
編集の段階でね、犬っぽさっていうところは確かにあるなと。
家に帰ってきてお迎えするところも含めて、確かにうちの犬と一緒だなって思いながら見てましたから。
遊び道具もね、クリスビーですからね。
お風呂で遊んでる姿とかも非常に良かったし。
ねえ、あそこ一緒になってワワワしてると思ってめっちゃ可愛かったです。
あれもう持つと痛いのかしらとか、なんかチクチクするみたいなことは言ってますよね。
手袋をつけてましたよね。
そうそう、手袋ないと痛いみたいな。
だからハリネズミ感なんだと思うんですよ、フレール自体も。
アニメでハリネズミが出てくるだけで意味はなんかあるわけですよね。
まあそうですね。
っていう部分で、そのフレールの存在というのがフレールというふうに名付けられていながら、
触れられないに近い動物なのか生き物なのかであるっていうところもポイントなのかなとは思いますが。
この物語って、ある種特殊環境にあった男の子たち3人が成長してやっと大人になる物語ですよね。
まあそうですよね。
僕はそこがなかなかアニメの中では題材になってないし、
変わっていく機微もすごく丁寧に描かれてたなと思うので、
ここのところが結構よかったかなと思うんですよね。
僕はそこが一番グッときたとこというか、
この絵が僕は乗れるなと思ったんですね。
まあ3人とも、いわゆる全員が大学に行ったというわけでもなく、
そうなんですよね。
各自全部進んでいく先が違う。
だけど3人とも一緒に島から出て東京に出てきたということで。
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なかなかでも、これある種の脅威ゾーンの関係にあると思うので、
その関係をいつ脱するのかっていうところにもなると思うんですけど、
今公式サイトでも公開されてますし、
入場者特典のボイスドラマのほうでもありましたけれども、
あきは高校時代からめっちゃモテてるんですよね。
まあ口より手が先に出る性格とはいえ、
イケメン調子なわけで、しかも貨物じゃないですか、無口。
そりゃね、モテますよ。
実際、今回、奈々もイケメン調子に出しねって言ってたから。
そりゃね、顔ですよ。
身長って言ってましたね。
そこはね、やっぱりね、モテる要素として、
学生時代は特にキャーキャー言われる要素だなと。
そのせいで、他のメンツと本来なら、
うまくいかない部分もあったはずなのに、
この辺はまさにフレルのおかげで、
まあなんか全部うまくごまかされてたなっていう部分。
でも知らなければいいことも世の中にはね、
いっぱいあるわけなので、関係性として。
だからそこがまあ、
通常だったら知る機会があったかもしれない部分を、
いやいい機能を持ってたな、こいつっていう物語になってたし。
でもそこから、その首筋から抜けていくというところを、
この映画の尺の中できちんと描けたっていうところが、
まあ最大の魅力だったんじゃないのかなと思いますね。
フレルっていうのが、雪の能力と関係があるんですけど、
もともとは貧しい島で漁師たちが一致団結をするための役割として、
果たしていたっていう話があるじゃないですか。
設定があって、これが僕うまいなと思っていて、
要はそういう昔のモソーシャルな、
均一な集団を保つためには有効な能力だったんですよね。
それは子どもたちが、
子どものレベルで仲良くするにはちょうどよかったっていうのって、
ちょうど重なってて、
でもそれは世の中が変わったり、自分たちが成長することで、
ずっとそこにいられないよっていう風になっていくっていうのが、
人間が集団が近代化して、
個人というものが尊重されるようになっていく時代への変化と、
主人公たちが無邪気なというか、
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おバカなまんまの子ども時代でいられなくなるよというのが重なっている感じになっているのが面白かったですよね。
シーガールユウキさんからのコメントです。
フレルは決して物語の中だけのものではなく、私たちの心の中にも存在しそうです。
例えば昨年の流行語のカエル化現象。
これは好きな相手と両思いになった途端、つまらないことで相手を嫌いになってしまう現象のことのようです。
恋に落ちる時は誰もがフレルを介在しており、相手の良いところしか見えていないのでしょう。
ですからフレルがいなくなると、隠されていた現実が見えてしまい、泣いてしまうのです。
悲しいかな、恋愛でも友情でも、本物の人間関係は、良いところと悪いところの両方を受け入れなければ成立しません。
それに気づいたから、古の人々はフレルを遊兵したのではないでしょうか。
ありがとうございました。
カエル化現象って私知らなかったんですけれど。
だいぶ最近の言葉ですね。
これでも普通じゃないですか。
あるっちゃある。
名前がついてなかった感情に名前がついたってことですよね。
恋愛あるあるじゃないんですかね、これって。
今さらなんでカエルなのっていう。
これカエルの王様的な話で、カエルにキスをすると王子様になるの逆なんでカエル化なんですよ。
なるほどね。ブリーム童話なわけですね。
シーガルさんが言ってるみたいに、フレルがあることで、それが起きにくくなっているっていうみたいなのが、フレルの良いところなんですよね。
そうですね。
世の中、喧嘩せずにいこうと思えば、
確かにフレルの存在はめちゃくちゃ便利ではあるけれども、
まあでも本心同士がつながっているわけではないので、結果的にいつかその問題が起きてしまう。
まさに今回のことのようにということにもなるのかもしれないし、
わかった上で使うと便利なものなのかもしれないしという、いろんな思惑があるかもしれないですけど。
最後フレルを遊兵したのではないでしょうかと言われてますが、これって別に遊兵じゃないですよね。
心があっただけなので、必要としなくなったというか、あの島としては、結局あの島の中ではフレルの存在がだんだんと近代化によって必要とされなくなっただけか、
フレルはあの中に閉じこもったわけでもなく、あの中にそのままいるだけの存在になった。
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みんなから忘れられてしまったということだけですよね。
そう。忘れられちゃったんですね。
それは、昔の素朴なホモソーシャルな漁師の集団が成立しなくなっちゃったから、
頼る必要がなくなったというか、必然性がなくなっちゃったんですよね。
なんかフレルを見ながら、狼と香辛料のホロを私は思いまして、
あの物語もまさに、別に神様ではないけれども、人が神と呼ぶ存在なわけですよね、ホロも。
でも必要とされていた時期から、崇められていた時期は神をやっていたけれども、
でも必要とされなくなって寂しくなったから、ロレンスと旅に出るわけですから、
まさにそのフレルも必要とされなくなって、ずっと祠の中に、今よく壊されている祠の中に、
あの祠を壊したのか。
の中にいたわけですけれども、そこにまさに悪鬼がやってきてくれたことによって、
外に出ることができたという。
忘れられた神様が、悪鬼という口下手な男の子と会うことで、役割をもう一度見つけ直したっていう話でもあるんですよね。
そうなんですよ。
この二つの軸がとにかくこの二つあるんだっていうことを、最初からわかっておけば、見やすいですよね、物語としてはね。
見やすいと思うんですけど。
フレルがね、ある種かわいそうなんですよ、すごく。
まあでもね、ああいう神様はね、小さくなって消えてくるんですよ。
かわいそうだけどってね。
そう、普通はね、そうなんですよ。
だからある意味ラストが、私は良かったねって思えるっていう部分なのかなっていうところもあって。
最初のホッコラ洞窟みたいなところに糸が張り巡らされてたのは、なんでかなって思ってたんです。
やっぱりフレルも中にいたとき、誰かと繋がりたかったのかなっていうのを、今ちょっと聞きながら思いました。
そうかもしれないですよね。
そうでないと、最後ね、暴走するようなシーンがあるところにいて、それに近くなるじゃないですか。
だからやっぱあれもね、繋がりたいというか、いらなくなっちゃうこと、フレルはいらないねってなったことの反応なので。
今おっしゃってるのはそうなんじゃないのかなと思いますよね。
フレルが何をエネルギーにしているかわからないですけど、ああいう能力である以上、やはり人と触れていないと、本来はなくなっていくものなのかもしれないですからね。
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だからギリギリなんとかまだ存在できていたフレルが、アキのおかげによって外に出ることができて、
怪獣にはならなくて済んだっていうところのラインで、被害はそれほどなかっただろうという感じで物語が終わったところは、そういう部分での面白さも描けてたなぁと思いました。
ツネシンさんからのコメントです。
テレビアニメでは使わない年齢層を主人公にした作品ですが、違和感なく楽しめたのは作る側も見る側も年齢を重ねているからでしょうか。
触れて分かり合えるとは、子供の頃の付き合いが続いていたためで、大人になり新たな関係、それも意識する女性のことで隠したいという気持ちが絡んで、フレルのフィルターが顕在化する仕掛けは面白いと思いました。
物語としては3人プラス2人のお話ですが、引き込まれる良い作品だったと思います。女性陣の2人が案外癖が強かったのがまた良かったですね。ありがとうございました。
そうですね。違和感もなく楽しめたのは、作る側も見る側も年を重ねたからだと思うんですよ、やはりそこは。
あと、やっぱりここのをターゲットに作ることを許されたっていうところもあるのかなと。
今、高校生とか人数そのものは少ないので、いろんなものの発信点の1個ではあるけれど少ないので、少し上目に振るというのはありなんですけれど、お客さんの想定を。
問題は、その年齢の人がその年齢のキャラクターを見たいかどうかは結構問題があって、必ずしもイコールじゃないんですよね。
なので、僕は結構だから、キャラクターの主人公の年齢でもって、マーケットの1個の方法ではあるんだけどが全てではないって考えていった方がいいかなと思ったりするところもあるんですよね。
僕はたぶん、今のアニメ工業を引っ張っている大学生から社会人30代40代ぐらいまでっていうのをメインに考えてたと思うので、すごく自然に見える設定になってましたよね。
そうですね。キャラに無理がないっていうところは、そんなキャラ数も多くないじゃないですか。
予想より少ない人数で話が回してて、基本3人の話じゃないですか。
そうですね。
説明として先生、それから状況を動かす存在として女の子2人いるって感じで、女の子2人も事件の原因なのが1人で、それをトラブルシュートするためにもう1人用意したみたいな感じなので、すごくミニマムな作りではあると思うんですよね。
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そうですね。そこに関わってくるストーカーも、言ってしまえばこれは女の子の問題を起こす女の子のために存在するわけですからね。
出番すごく少ないですからね。
あとは、秋が勤めているバーニーのマスターと常連客みたいな感じですから。
あの辺ももう少し掘れば面白いお話はいくらでもできそうなのに、あえてあの出番だけにしているっていうところは、尺の問題もあるだろうし、それ以上は必要ないっていう切り方だと思いますし、いい塩梅だったなと思って。
だいたい物語の折り返し点がどこにあるかというと、サプライズパーティーをやって、関係がガラッと変わるっていうところが、物語の全体の折り返し点なんですよ。
時間もだいたい半分ぐらいの位置にあれがあって、だからその前が何が出来事が起きてたかというと、意外に起きてないんですよ、前半が。
大事件が起きて大変みたいなことがこの時点で起きてなくって、ここが割と思ったより地味っていう印象を作ってるんだろうなというのが僕の想像なんですね。
でもその部分で、この3人の関係のいびつさをじわじわ描いてるじゃないですか。
そうなんです。そこまで描いてたものを、そこからの過程で後半で秋がちゃんと回収していくというか、秋がちゃんと受け止めていくっていう話になってる。
そこはもうクレバーと言うとあれですけど、計算と言うとちょっと違うんですよ、すごくきっちり作ってあって。
これはそういう意味ではストレスたまりにくいのではと思ったら、意外にストレスを感じてる人もいるみたいで。
僕は、あーはいはいっていう感じがすごく納得感があったんですけどね。
だからここにこのエピソードを配置してるのねっていう。
そうですね。じわじわと。
最初は普通の3人の関係、仲良し3人関係だなと思っていた部分が、いやおかしいぞこいつら。
何かがおかしい。関係がおかしい。
触れるっていうキャラクターがいるおかげで、もちろん裏がないわけで、便利だよなって言っている彼らの、もう二十歳になる彼らの関係っていうのは異常なんですよね。
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言っちゃうと子供っぽいんですよ。だから小学生とか中学生ぐらいの延長でやってるんですよね。
普通やはり18ぐらいで高校卒業した段階で、一回変わるんですよね。
そこはそれぞれも、はっきり人生が違うんだなっていうのがわかるタイミングなのでね。
そうなんですよね。
そのまま学生を続ける人もいれば、就職する人もいるし、いろんな人生を選ぶタイミングになるので。
そこで人は少し大人にならざるを得なくなっていくんだけれども、そのまま二十歳まで来てるんですよね、この子たちはね。
僕ね、あれなんですよ。中学校時代の同級生4人いて、一番古いやつは小2からの付き合いなんですけど、
4人いて、だいたい4人のメンツで年に1回か2回だいたい会って、最近お酒飲むことできないんですけど、
昼にお茶を2時間ぐらいしたりとかっていう感じで、毎年1回ぐらいは会ってるメンバーなんですけど、そんなにずっとやってると微妙に人間関係変わってくわけですよ。
4人の中でも。やっぱり今、くむさんおっしゃったみたいに、まず大学行く、大学行かないで生活環境が変わる。
さらに言うと、地元に残るやつ、東京に出るやつ、あるいは他の地域に行くやつみたいな感じで、それぞれの環境がすごくバラバラになって、
その中にある、別に上下はないけど、それでも友がみんな我より偉く見える日を、みたいな感じで言うと、
劣等感や優越感みたいなのが、やっぱりないまぜになる時期があるんですよね、お互いの。
それこそ彼女いる、いないとかね、みたいなことも含めて、ないまぜになった感じを超えて大人になっていくわけですね。
だんだんと健康な話しかしなくなるんですよ。
親の健康な話も。
介護の話をするようになるんですよ。今はもう介護の話しかしてませんけど、そうなっていくんですよね。
そうなっていくっていう時に、やっぱり僕、彼らみたいな時期を過ごしたなっていう感じをすごくしたんですよね。
彼らは本来ならもっと自然にそうなればいいはずなのに、フレルで変に子供時代が長く続いたんで、
それが映画の後半にギュギュッとあって、
秋がそれぞれが抱えてた気持ちにようやく気づくんですね。
それを凝縮して成長をしなきゃいけなかったんですよね、秋はね。
この3人のキャラクターの状況を、前半のしっかりとしたその異常性をどう理解するかによって、
感想がかなり変わってくるんだなっていうのをいただいたコメントを含めて思いましたね、今回はね。
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ノービスさんからのコメントです。
秋の、言葉に詰まると暴力に走るという性格がノイズになり、映画に入り込むことができませんでした。
20歳にもなって、怒ったらすぐ手が出るのは単にヤバい人です。
背が高い設定なので余計に怖いです。
フレルがいたせいで、リョウやユウタとの楽な関係に浸ってしまい、情緒の成長が遅れたということなのでしょうが、秋が他人に手を出しそうになるたびに秋を嫌いになりました。
フレルについても、秋とフレルの関係に感情移入できるような描き方がされていないため、最後に秋が一生懸命頑張っていましたが、冷めた目で見ていました。
作画面では安心のクオリティなので、その点では楽しめました。
しかし正直に言って期待外れな映画でした。
はい、ありがとうございます。
秋はですね、今でいういわゆる発達障害に近い感じですよね。
一応ね、作中で親子関係でという説明はしてますけど、あれですね、難しいところですけど、でもちょっと普通の子じゃないですよね。
そうなんですよね。
たぶん、今だったら小学校とかしっかりとそういう状態だったらいろいろありますから、対策があるので、本当だったらもう少し生きやすい、秋自体が生きやすい状況にできたと思うんですよ。
逆に言うと、フレルのおかげでますます友達ができてしまい、本当だったら友達になったかもなって言ってるけど、なってなかったと思うんですよ、絶対。
あのままであればね。
あのままであれば。
フレルのおかげで友達になれて、それでもいいじゃんっていうお話だと思うので、これの結末は。
それでも俺たちは友達なんだからって言って終わる話だと思うので。
でもそのきっかけはフレルであった。
だから秋がこういうキャラクター、二十歳になってもっていうか、秋は二十歳になっても中身は本当に小学生とあまり変わってない。
あと一応怒ったらって言っても、自分で怒ることは少ないかな。
最初のバーの客に若干怒りかけてましたけど。
基本は友達に対してだけど、でもそれも一緒ですよね、言ってしまえば。
だからまあ楽な関係ではないと思うんですよ。
楽な関係に浸ってたわけではなく、あのいびつな関係がもう彼らのすべてだったということなので、それは秋のせいではないんですよね。
だから嫌いになるのは仕方がないなって、それはもう好みのキャラクターの行動で許せないっていうのはないわけではないと思うので。
だからまあそういう部分で、主人公が嫌いっていうのは米林さんも聞いたんだよね。
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ちょうど映画を見た後ろで聞いたっていう話。
後ろに座ってた女の子がね、なんか受け入れられないなみたいなことを言ってて、ああそうだったんだって。
さっきのゾーンの年齢を変えたアニメが少ないって話もあるんですけど、
アニメってね、なんか癖の強いキャラがいなさすぎるというか、
主役って割と良い子になりがちなんですよね。
まあそれは実写とあれの違いもあると思うんですけど、なんで僕は結構癖の強いわがままとか言われちゃうようなキャラクター、アニメでもっと描きゃいいのにと思ってるんですね。
ただもちろんそれはビジネス的にハイリスクだとは思われてるはずなので、
物の見方というと大げさだけど、感情移入せずに動物園みたいな感じで見る見方ってあるわけですよ。
こいつは気性が荒いやつね、みたいな。そういう動物園で動物の群れ見るみたいな見方をした方がいい作品ってあるんですよね。
キャラクターの心情に寄り添って寄り添ってそいつを理解してっていうんじゃなくて、
もちろん人間だから広い意味でどっか重なったりとかはするわけですけど、
見方としては気持ちを寄せるんじゃなくて引いてみるっていう見方に向いてる作品まで、僕フレルはわりとそっちに近いような気がしてるんですよね。
この人たちは可愛いでしょうとか可哀想でしょうとか頑張ってるでしょうっていう話とはちょっと違うと思ってて。
その辺は結構前半の描き方でわかるかなっていう感じは受けたんですよね。
まず秋に感情移入できないでしょ。
それはね、結構ハードル高いっていうわけじゃないけど喋らないキャラクターって結構観客に対してのアピールもともと弱くなるんですよね、すごく。
巻き込めないから。
でもそれを選択してるって時点で秋っていうのは、そういう意味では遠目に見るキャラクターではあるんですよね。
ただ難しいことはね、映画ってあれなんですよね、この方も期待はずって書いてあるんですけどね、期待するのがあるんですよね。
つまり予告から期待を想像して、それを見に行くみたいなところがあるので。
お金を払って見に行きますからね、映画に関してはね。
なんでそこはね、しょうがないというか、大林信彦が言う不幸な出会いっていうやつで。
僕自身もね、過去を見てよくわかんなかった。
すごい世表は高いけど見に行ったら乗れなかったっていうのは、その世表から想像していた映画像と実際に見てるものがずれてて、
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実際に見てるものに自分の頭がアジャストできない、期待から外れてるっていうことになっちゃったんですよね。
なんでそれはそれであり得ることなんで、不幸な出会いでしたねという感じはありますよね。
そこが青春三部作のメンバーが作っているからというところで期待していったらっていう意味では、
私はその通りだと思ってるんだけれども、人によっては外れたっていう人もいるだろうなという感じかなと思いますね。
笹眼金さんからのコメントです。
見終わってみると、どうしても細かい部分が気になってしまい、作品に感情引入できないでおります。
例えば秋と梁が触れることで意思疎通している様子を見て、あの二人はできているから大丈夫と勝手に思うジュリであったり、
一回なりゆきでキスしただけで彼女になったつもりだと勘違いしているユータであったりと、これが高校生の物語であれば許容できるかもしれませんが、
二十歳にもなってこのように自己都合でコミュニケーションをしている姿には少し呆れてしまいました。
また物語的にそれぞれの隠し事や嫌な面も打ち明けなければならない展開になっていますが、
個人的には親友であっても秘密があってもいいし、お互いに理解できない面があっても全然オッケーだと思っているので、
無理やりにでも触れようとさせてくる、触れるという存在が鬱陶しく思えてしまうのもハマることができなかった要因の一つです。
はい、ありがとうございます。
結構厳しいコメントが続いてますけれども。
この物語を動かすために必要だったという意味で、まあでもね二十歳だし、女の子気になりますよ。
まあね、そうですよね。
秋だけは気にしてなかった。
秋は今のこの3人といれればいいと思っていた。
でも、ジュリからSNSでメッセージをもらって、
募集を見てるみたいなので、かなりグッと来てましたよね。
あれは結局その触れるとの関係がなくても繋がれるんだという、めっちゃうぶな、初恋ですよあれは、秋にとって。
そうですよね。
かわいいっちゃかわいいが、橋川上とシーンがかかってからかかるほうが重くなるみたいなところがあって。
いやもうあのメッセージのやりとりはね、これはねえ、えぐと思いながら見てますね。
これはね、もう秋はね、この文章のだけで惚れちゃうよと。
今まであまりにも女性との関係が、
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モテてはいたけど、自分は興味がなかったから。
初めてそういう意味では、あの生活、自分たちのフィールドに入ってきた他人なんですよね。
あの2人はね。
あの2人は。
で、その他人とのやりとりの中には触れるが介在しないから、
触れるがいるっていうことが、くむさんの言い方でいうと異常であるっていうこととね、浮き彫りになるという感じですね。
だから気持ち、相手の気持ちがどういう気持ちなんだ。
この文章にはどういう意味があるんだっていうのは、
もう恋愛初期みんな悩みながら苦しみながら間違ったり成功だったり、
間違ったことが結果的にうまくいったりみたいな、その繰り返しだと思うんですよ。
それを、その触れるのおかげで何も味合わずに彼らは来てしまった、というところがあって。
もちろん秋以外は、りょうとかは、ちゃんと他の友達もいたんだろうと思うんですけど。
会社でもね、ボコスカ言われながらも、たぶんあれ可愛がられてる後半戦。
そうですね、あれはね、あんだけ。
青く快晴の世界だから、すげえ扱いが雑だけど。
不動産や風評被害だとは思いますけど。
いやでも、結局ミスしてるのは事実ですからね、そうなんですよね。
怒るときに、不条理に怒られてるわけじゃないですよね。失敗で怒られてますからね。
ちゃんとフォローしてましたもんね。
りょう自体が、ちゃんとこうやって休憩入れてくれたりとかしてんだよとか。
でもそれは秋の目線から見たら、もうただのモラハラ野郎なわけじゃないですか。
でもそれも目線を変えればっていうのも、上手くこう、社会人やってんな、偉いなっていう。
あそこでね、わりとりょうって兄貴分的に、二人をリードしてるみたいなところがあるわけですけど。
そのサプライズパーティーやろうっていうのは、完全に目が似てちゃうわけですけど。
それじゃなくても、なんかあったら怒ったり止めたりする役なんですけど。
その中で彼は、「俺はお前たちと違って大変なんだよ。」って本音をはっきり言うというね。
そうなんですよね。りょうはめちゃくちゃいいキャラクターだったな。
いや、ほんと。
りょうが一番、年齢は一緒でも社会出て苦労してる分だけあって、大人びてるっていうところがあって。
その点まだ、ゆうたは学生だし、あきは。
学校で植えてるんですよね。
そうなんですよね。
専門学校って、副職専門学校って実は結構年齢層広いんで、
別に二十歳で上ってことはないと思うんですけど、取材してるんであれば。
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結構私がいたときも、一番高校から即で上がってくるやつらなんて、そんな多くはないんですよ。
上がってくるやつは多いけど、でも結構年齢層バラバラだし、大学入ってからそれこそ来る子たちもいるし、専門学校駆け持ちしてる子もいるし。
あと、そうですね、海外から。
その当時から中国から来てる人たちとかいましたよ。
やっぱ一群でいたりとかしたので。
だから、結構雑多な感じの面白さ。
大人がいるし、本当まだ学生気分が抜けない自分たちみたいなのもいたしみたいな。
そんな中で、本当普通にめっちゃバイトしてる子たちとか、自分たちは試送り受けながら学校来てるのに、もう大人なんですよね。
みたいな子たちもいたりとか。
だから、あの関係って、ゆうたがすごく浮いてるというか、もうちょっと歩み寄れたはずなんだけれども、
だから、後でうまくいってる感じが出るじゃないですか。
はい、ありますね。
そう、だから結局、ゆうた自身もすごくトゲトゲしてたんだなと。
なんかあんまり作中でわからなかったですけど、コンプレックスの塊って言ってましたもんね。
ですよね。
特にデザイナー志望はね、ある種そうじゃないとダメなのかなみたいなところもないわけではないので、
みんな個性の塊ですからね、言ってしまえばね。
私が言ってたのは、ビジネス家だったんで全然違ってたんですけど、
デザイナー間の人たちはまあそりゃ、特に若いうちはそうじゃないと逆に、みたいな感じだと思うんで。
学校でね、同じ班になったメンバーで、結構最初の頃嫌なこと言うじゃないですか。
シマテイストみたいなことで軽くいじってくる。
ああいうことを言ってる内山幸喜さんの芝居は好きなんですけどね、僕ね。
絶対普通の、いわゆる大きい役ではやらない感じのお芝居なので、
最初のほうのバーに出てくるテソを見ようとする嫌なおっさんも、
ヤングサラリーマンも、桜井貴之さんがやってますけど、これまた絶妙に嫌な感じなんですよね。
軽薄で。
もうね、いるいるみたいな感じで。
リアリティあるっていう。
面白いですよね。
うん、面白い。
津田さんやる島田先生は副担任で。
どう考えてもキャラが発表になって、津田さんが出てるってなって、
48:00
見始めるとストーカーがいるってなるじゃないですか。
この中では津田さんしかいないってなるわけじゃないですか。
いやもうね、すぐ分かるように見せますけどね、ゆうたのところに来たときに。
大宮ランナーズハイさんからのコメントです。
少年少女の固定した人間関係に異能のギミックを放り込んで、
関係性を揺さぶることでドラマを紡いでいくこれまでの作りと一見似た構造に見えますが、
本作のフレルは主人公たちの成長に変わらずに寄り添い続け、
むしろ彼らの関係性を安定させるギミックとして存在しています。
主人公たちが成長していく中で当たり前のように経験する就職、恋愛、葛藤、衝突などを経て、
フレル自体は変わらずにいるのに、主人公たちの関係性と彼らにとってのフレルの意味合いは
いや往々なく変化していくその構造が面白かったですね。
古い家屋での男三人生活の中に女子二人が同居で加わるなんて、
一方で秋くんが口よりも手が先に出てしまうのはある種の障害で、
フレルがもたらす都合の良い繋がりは秋くんから適切な対処の機会を奪ったのではないかとも感じましたし、
岡田まり脚本が描く男の友情はむしろファンタジー色が強いなぁなど、
いろいろと考えさせられ、フレルはファンタジー色が強いなぁなど、
いろいろと考えさせられ、心に残る作品になりました。
はい、ありがとうございます。
いやもうね、とにかくね、ナナですよ。
そうね、面白いキャラクターでしたね。
ナナ、もうこのナナがですね、ひっかき回しますから。
いろいろ若い頃の失敗を思い出して嫌な気持ちになりましたって感じはない?
嫌な気持ちじゃないな、共感性周知みたいな感じ?
なんていうのかなぁ、これ女性が見るとどう思うのかなって、
結構こう思うんですよね。
女性のお客さんが多い中で、このナナのキャラクターはありなのかっていうところが、
ちょっとね、あの、結構、
なかなか、
女性のお客さんが多い中で、
このナナのキャラクターはありなのかっていうところが、
ちょっとね、
見ながら思った部分ではありました。
効果溜まり、だからキャスティングが先なのか、
キャラが先なのかは分からないけれども、
ちょっと結構、これは叩かれないかなって思いながら、
でも分かる分かるなのかな、どっちかなと思いながら。
私は断然嫌でしたね。
いや、私は断然嫌でしたね。
51:00
嫌です。
うん。
なんだこれはなーって思いながら見ました。
だって、
ストーカー、島田先生は確実に、
ナナにやられたわけですよね。
ナナは別に、そんなつもりはないけれど、
結果的に、ユウダとキスしてしまいそうに、
いや、しましたけど、
時と同じような感じで、
島田先生の行為を、
どこまでか受けたわけですよ。
島田先生がビッチというぐらいに。
で、そこで、自分はその気がなかったということの結果が、
ストーカーにまで落ちた。
ストーカーにまで至った。
島田先生も普通にモテそうなんで。
島田先生、いい大人だからね。
自生しなさいよって話でおかれますよさ。
若者と言って通用する年齢じゃないですよね。
そうなんですよ。
しかも、申し訳ないですけど、
チャラチャラしてる部分は当然あるんで。
自分も言ってたから分かりますけど。
真剣にもちろんみんなやりながらも、
当然その派手さ加減っていうのは、
芸能界じゃないけど、
副職関係ですから、
分かるよって感じなんで。
そのぐらい、次々でいけって感じなんですけど。
だから、その彼を壊す何かがあったんだなっていう風に感じるわけですよね。
そんな魔性の女なんだと思ってるんですよ。
この奈々は。
その魔性の一角を、
ユータの前で見せちゃったのかなと。
推しに弱いっていう風にね、
ジュリーが説明をしてますけど、
その辺がここまでならOKみたいな、
ラインが曖昧だと、
まあなんかいろいろみんな困りますよね、そこはね。
あれはユータも良くないと言えば良くないというか、
それを早勝手にした量が悪いというか、
連鎖的な事故なんでね。
あそこはね、
彼女は一応、僕の中の売信は無罪をつけてますけど。
別にあれは無罪でいいですよ。
有罪って言うとあれだけど、
キャラがキツイなってなるのはやっぱ最後のね、
誰が好きだったってジュリーに聞かれたとこですよね。
そこです。
そこですよね。
確か途中でもナナが秋を好きそうな話っていうのは、
最初の頃にちょっとありますよね、確かね。
意識してる感じっていうところはあるんで、
だからあれユータなのっていうところもあって、
ここに三角関係が起きてるなみたいなところは、
二重三角ですよね。
だからナナもそうだし、
54:02
ジュリーとリョウは結構いい感じっていうのは、
もう最初から描かれてたので、
二人の性格的にも合いそう。
でもそこに秋が、
え、秋?秋がジュリーに向かってる?みたいなところもあって、
でもジュリーは普通にサバサバしてて優しいからみたいなところも、
面倒見のいいアネッサン系なキャラクターなんで、
だから秋はまた勘違いしちゃったみたいな。
結構なドロドロがあるぞ、ここには。
というか、リョウを除く二人が、
わりと読まれてないのがでかいですよね。
そうなんですよ。
だから恋愛全くしてこなかった、
まともな恋愛を全く高校時中高としてこなかった結果、
こんなにこじれた状態になってしまった。
だからリョウがあそこでお祝いパーティーじゃないけど、
しなければこんなにこじれなかったんですよね。
僕はそういう意味ではね、後半ジュリーがね、
私はまだあの子って許してないからねって出てくるところが、
めっちゃいいなと。
ジュリーはめっちゃいい彼女になると思います。
本当ジュリーが一番いいなっていう、今回の中でね。
世間知が高い感じというかね。
まあそれで言うと、ナナはたぶんモテ慣れてる感じというか、
形にならない行為をふわふわぶつけられるのに慣れすぎてるのかもしれない。
確かにそうな気がするね。
しっかり好きって言われるんじゃなくて、
好きあらばみたいな感じで接近してくる人も多いので、
それを跳ねのけるんじゃなく、なんかやり過ごそうとして生きてきたのかもしれないですよね。
まあ見た目もそういうキャラデザインですよね。
決してジュリーみたいに強い感じでもなく、すごい美人でもないし、
アニメキャラキャラしてないし、みたいなところっていうのが、
なんかその辺に普通にいるっていう感じ。
子供自体にね、すごく運動神経も良くて殺送としていてっていうから、
なんかマイペースなところがあるのかもしれないですけどね。
自分はブレないといえばブレないかもしれない。
でも面白いキャラクターですね。
面白いキャラクター。
2人とも面白いキャラクター。
そうなんですよ。だからこのメンツの間をぐちゃぐちゃにするためには、
この2人が必要だったんだなって。
恋愛ってね、やっぱ友達と違って踏み込み度合いが違うので、
他人を実感するには一番わかりやすい人間関係だと思うんですよね。
その学生時代の恋愛と変わってくるじゃないですか。
57:01
社会人の恋愛、社会人になった恋愛っていうのは変わってくると思うので。
最後は全員、アパート?一軒家?小民家っていう感じかな。
古い一軒家ですね。
古い一軒家から卒業して、各自自分たちの道に進んでいくという感じで終わるわけですけれども、
その中でジュリとリョウは付き合ってるんだなっていうのもわかるし、
あの中にナナが出てこないんだっていうところもね。
で、アキは行くんですかね。
静岡ですか?
静岡のところ。
行くと思っていた。
静岡に行く感じじゃないですかね、あれだと。
謝りに行ってましたからね、マスターのところにね。
あの話は断ってないから生きているって言ってますからね。
ってことはアキは自分の料理は得意なんで、
その自分の目標をやっと掴むことができて、先に進んでいくということで。
で、ユータもちゃんと専門学校でうまくコミュニケーション取れるようになって、前に進んでいくんだろうということで。
大人ちゃんと卒業していけるし、フレルもアキの肩に乗って寂しくないよ。
ほんとそこは寂しくないよでよかったって思って。
ね、昔利用された神様がなんとなく成仏してしまうのはあまりにも悲しいっていう部分もあったので、アキと出会えてよかったなと。
良かったね。余生をそこで。
過ごせれば幸せなんじゃないのかな。
幸せなんじゃない、そうですね。
という感じで、非常にいろんな感想はあるとは思いますけれども、
うまく作られていた物語をこうやって紐解いてみると、もう少し見え方が変わってくるんじゃないのかなという気がします。
一個ずつにちゃんと意味があって配置されてる感じはすごく明確ですよね。
そうですね。
パラにしろ、しろエピソードにしろ。
それと言うと、わりと岡田さんの名前が今日出ること多かったんですけど、
おそらく全体の流れとか方向は永井さんの色が濃いと思うんですよね。
ソラオの時からオルフェンズの時もそうみたいですけど、
まず永井さんがやりたいことを書いて、岡田さんが脚本にするみたいな段取りになってるはずなんで、
今回もおそらくそれに近かったんじゃないかなと思うんですよね。
そこで岡田さんの味付けも入ってくるっていう感じなので、
だからたぶんこの心を通わすっていうのは永井さんがやりたかった、男の子でやりたかった話なんですね。
1:00:03
パンフレットに書いてありますね、インタビューにね。
最初はフレルが人間だったっていう。
人間で喋るっていう。
人間から今度は動物になったけれども、動物か今のフレルみたいな形になったけれども、
でも喋るのは良くないっていうことになって、今の泣くこともないキャラクターの存在になったっていうことみたいですけれども。
最初は人間だったっていうのは想像がつかないですよね。
つかないですよね。
どう考えてもそれその人が主人公かなんかにならないと回らないのでは?みたいな感じがしちゃいますけどね。
没だったみたいですけどね。
まあ正しいなって。
でも作品の作り方ってそういうところからいくんだなっていうことですよね。
あと、秋がいずれ料理人になるというところも含めて、
バーでのシーン、バーテンダーとしての描写のリアルさと、
あと料理がすごくうまそうに見えたっていうところも非常に見どころポイントなのかなと思います。
巷の評価で見ないのはもったいないタイプの作品だと思いますし、
見て疑問に思ったときに今回の特集聞いてもらって、
なるほどなという部分、もちろん合わない部分は仕方がないと思いますけど、
なるほどなって思う部分があれば嬉しいなと思います。
最後に夜遊びのエンディングがすごく良かったんですよね。
結構夜遊びの歌ってあらすじじゃんって言われることがあると思うんですけど、
今回はあらすじと言うか、最後まで見終わった後にすごくかみしめる歌になってたなと、モノトーンですね。
これそのままですよね、人生ですよねって思って、この3人だけじゃなく。
だからこの映画を見終わった後にこのモノトーンが流れて、これで完全に物語が終わるんだなっていうか、始まっていくんだよっていう部分も含めて、
みんなすれ違ってるわけなので、そこがすごく良いエンディングだったなと。
いや、前回の空の青さを知る人よのエンディングがアイミョンだったじゃないですか。
なんでアイミョンなんだよって思ってたんです、正直。
でも、曲を聴いてるとめっちゃハマったんですよね。
1:03:01
この作品のエンディングはこれしかないって思って。
それでますます作品が好きになったっていうところもあったんで。
エンディングうまいですよ。
ちゃんと物語を締めるエンディングになっている。
今回はこれちょっと想像なんですけど、河村玄貴さんが今回プロデュースで入ってるわけですよね、ストーリーで入っていて。
河村さんが聞くと、わりとその映画の顔を主題歌、あるいはキャスティングするミュージシャンでイメージする側面が結構あるみたいで。
だから、君の色はミスチュールだったんですよね。
合ってたかどうか、いろいろ議論があるわけですけど、こっちは余遊びなんだなって思ったんじゃないかなっていうのが、僕の漏れ聞く河村玄貴噂みたいなのをちょこちょこ聞いたら、
主題歌はこれだね、みたいなのは河村さんの中でポイントっぽいんですよね。
それと作品性とどうバランスするかみたいなのを結構考えてるんだろうなと思うんですよね。
そういう意味では今回、たぶん余遊びのセレクトは僕は河村さんの度合いが高いのではとちょっと疑っているというかですね。
想像してるという感じなんですよね。
でもすごく良かったです。
私はあの曲をずっとあれからしばらく聞き続けてるんですけど、聞けば聞くほどこの作品が好きになったんで、そういう意味では想像効果があるわけじゃないですか。
思い出す、その劇場の物語を思い出しながら、ずっと今回の特集に備えてたんですけど、
いやなんか本当にますます好きになるっていう感じで終わったので。
アンフレットにも書かれてましたね。
なんか見終わった後に噛み締めて。
本当にその通りの歌だったなと。
はい、ということで映画フレル、まだまだ公開続いておりますので、
ここまで聞いたけども見に行っていない人はぜひ見に行って楽しんでいただければと思います。
今日の特集は。
映画フレル特集でした。
そこあにサポーターズ募集
そこあにの運営を応援していただくサポーター制度、そこあにサポーターズ。
1週間1ヶ月のチケット制で応援していただいた方のお名前を番組内でご紹介いたします。
好きな作品の特集に合わせてのスポット応援も大歓迎。
チケットはそこあに公式サイトからご購入いただけます。
サポーターの皆様には毎週特典音声そこあにサイドBをプレゼント。
1:06:03
お送りしてまいりました。そこあにです。
今回もトークゲストに藤津亮太さんご参加いただきました。ありがとうございました。
お疲れ様でした。また楽しかったです。
またぜひ映画特集のどこかでご出演いただければと思います。
さて、来週の特集は?
はい、来週は2024年秋アニメ新番組あおたがい特集です。
はい、現在推し作品アンケートも開催中です。アンケートの締め切りは10月25日金曜日21時です。
アンケートの中から推し作品1作品の感想もお待ちしております。
投稿のあて先は?
そこあに.comまで投稿募集からお待ちしております。
映画フレル特集は立ち切れ線香さん、まきさん、つねしんさん、ふくさん、たけさん、すいすいさん、ひひさん、にこにゃんさん、ゆーしーさん、
大宮ランナーズハイさん、さいこさん、なおすけさんのサポートにてお送りいたしました。
サポーターの皆様には毎週アフタートークそこあにサイドBをお届けいたします。
今週もサポートありがとうございました。それではまた来週お会いいたしましょう。お相手は私、くむと。
米林アキコでした。
そこあにはホットキャストウェブの制作でお送りいたしました。