2025-07-02 34:15

#38 「この命で、社会の変化を見届けたい」(一般社団法人ピーペック 宿野部 武志,香緒里②)

今回の語り手:一般社団法人ピーペック 宿野部 武志,香緒里

⁠https://ppecc.jp/company/⁠


内容: 「どうしようもある」世の中へ/「医療」から「社会」へ、ピーペックの可能性を広げる/伴走者・小野田弁護士との出会い/自分たちだけでは行けない場所/投球フォームの刷新とグラウンドの転換/東日本大震災をきっかけとした事務局長のジョイン/信じていても越えられない壁の共有とその先にあった出会い/小野田弁護士との対話の中で見えてきたもの/「病気」「働きづらさ」の捉え方の拡張/二項対立、慣性からの突破/禅問答や強烈な他者との対話がもたらす新たな視野/伴走者小野田というピッチャーの衝撃/バーリトゥード(総合格闘技)を楽しむ/まだ間に合う、まだまだやれるという可能性が生む力/10年かかって見えてきたものと諦めていたもの/生と死の上ではみな平等、だからこそ/「全員例外」という気づきとそれを前提とした社会設計/厳しさと温かさを持って寄り添う伴走者の重要性/肚落ちする言葉がもたらすもの/洗練と確信


ようこそsocial hive WAITING CAFE 点描の弧へ。

ここは東京文京区本郷三丁目駅の裏にある、小野田総合法律事務所併設シェアオフィス『social hive HONGO』のメンバーが立ち寄るWAITING CAFEです。

毎週この時間のWAITING CAFEは、決まってメンバーの誰かがふらっと立ち寄って面白い話をしてくださるんです。

まるで世界の見え方がほんのちょっと、変わってしまうような。

※番組へのお便りは、socialhivehongo@gmail.comまでお寄せください。


聴き手 :⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠岡田壮麻(スタートアップ支援家)⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

常連 : 和賀未青(株式会社ニイラ代表)

HP:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://niila.info/index.html⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

制作 : 小野田峻(弁護士/小野田総合法律事務所)ほか 

小野田総合法律事務所 : 

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠HP:⁠⁠⁠⁠https://www.ot-lawoffice.jp/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


X [Twitter] :⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ social hive HONGO(@socialhiveHONGO)⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

*ご感想は 「#点描の弧」 でお願いします。

BGM:zippy(作曲家。X [Twitter]:zippy@zippy_zippy_)

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Welcome to social hive WAITING CAFE Tenbyo no Ko.

This is the WAITING CAFE where members of "social hive HONGO," a shared office attached to Onoda Law Office, located behind Hongo 3-chome Station in Tokyo's Bunkyo Ward, stop by.

Every week at this time at WAITING CAFE, one of our members stops by to share an interesting story.

It may be a story that will change the way you see the world just a little bit.

サマリー

一般社団法人ピーペックの宿野部武志氏と香里氏が、病気を持つ人々の声を医療社会に届けることを目指し、より広い社会に対するアプローチを模索しています。彼らのビジョンは、「どうしようもある世の中へ」とし、多様なサポートを通じて人々を繋ぎ、社会の変化を見届けたいという意欲を表しています。本エピソードでは、社会の変化を見届けたいという強い願望を持つ宿野部武志氏と香里氏が、医療とビジネスの関係性や全員例外の概念について語り合います。彼らは病気の有無に関わらず、すべての人が平等であり、個々人の生活状況が異なることを認識した新たな社会の在り方を追求しています。また、宿野部たけし氏と宿野部かおり氏が、社会企業における越境人才の重要性や自身のビジョンの洗練についても語ります。彼らの話を通じて、シンプルさと自信が社会に影響を与える可能性について考察されます。

00:13
ようこそ、socialhive WAITING CAFE 点描の弧~。
ここは東京文京区、HONGO3丁目駅の裏にある法律事務所併設シェアオフィス、socialhiveHONGOのメンバーが立ち寄るWAITING CAFEです。
毎週この時間のWAITING CAFEは、決まってメンバーの誰かが、ふらっと立ち寄って面白い話をしてくださるんです。
まるで世界の見え方がほんのちょっと変わってしまうような、そんな話が聞こえてくるかもしれません。
socialhive WAITING CAFE 点描の弧~新しい当たり前をデザインする実践者たちの日常
本日のご来店者は、前回に引き続き、一般社団法人ピーペックの代表、宿野部武志さんと、事務局長の宿野部香里さんです。
ピーペックの話を極め聞いてきたというところなんですけども、
2回目はですね、そちらの団体さんが掛けているビジョンについて、ちょっとお伺いしていきたいんですけれども、
宿野さんが前年の10月ぐらいから搬送を始めたというところで、いろいろ変遷の経緯とかもあるそうなんですが、ちょっとお話いただける範囲でぜひお伺いしたいんですが、いかがですか?
ピーペックのビジョン
はい。ピーペックのビジョンっていうのが、どうしようもある世の中へっていう言葉をビジョンとして掲げてやってきていて、このビジョンっていうのが、病気になった時に大きなショックを受けて、将来不安に感じて、
大切にしている生活とかも全部できなくなるんじゃないかとか、どうしようもなくなるんじゃないかっていう思いに追われてしまうような人も多くいる中で、まさにお薬もそうだし、新しい治療法だったり、新しい法律だったり、さまざまなサポートが新しいものが生まれることで、
実はそのどうしようもないっていうことが少しずつ少なくなってきて、どうしようもあると思えることが増えてきているっていうのは事実あると思うんですね。で、そのどうしようもある状態をもっと増やしていきたいと思った思いを込めたビジョンが、どうしようもある世の中へってなっています。
で、このビジョンをみんなメンバーと握り合いながら活動していく中で、さっきお話ししたように、主に病気を持ちその声を医療社会に届けていくっていうことでやってきてはいるんですけれども、どうしても医療っていうところの方が伝えやすいし、もちろん伝える意義は高いんですけども、そこは結構やってきていて、これまでもやるんですが、
医療も含めた社会っていうか、もっと広く社会にこのこれまでのPPECの活動のものをもっと伝えることを活かすことができるんじゃないかっていうことを漠然と去年ぐらいから思い始めていて、悶々としてたんですね。
で、このままじゃいけないっていうか、もっと活かせるんじゃないか。その中でご縁があって、小野田さんと10月ぐらいに出会って、で、そこから今日まで毎月のようにこの場所で2時間話してるんですけど。
ソーシャルハイブ本郷のシェアオフィスの会議室ですね。
はい、そうですね。で、私たちだけではたどり着かない位置というか、あと見え方っていうか、やっぱそこっていうのはもう私も事務局長も、もう届く距離とまた見える範囲みたいなのは、おそらくもう決まっちゃってたんだろうなって思ってて、
やっぱそこからこう、なんですかね、また遠い距離に行けるとか、あと視野の広がりっていうのを小野田さんと話す中で、気づくことが多くって、よく言われたのは、私も事務局長もずっと同じフォームでテニスなりゴルフなり固まっちゃっているから、
そこを変える必要があるっていう話で、で、いつか新しい可能性とかっていうところになった時も、ここで話した時には、なるほどと思って、これだと思って、自分の中の霧が晴れた思いがしたんですけど、でも次にまたここに来た時には、また同じフォームに戻ってっていう、2,3回やってですね、また戻ってんじゃんって言われて、
いかにこう、大リーグボール妖精ギブスをずっとはめたままにしとくかっていうのを最初の2ヶ月、3ヶ月やってて、で、ようやく今年に入って、この新たな方向っていうか、そこっていうのも、私たちのフォームも固まって、投げるボールもだんだん正確になってきているっていうのが、ちょっと今までの経緯ですかね。
なるほど。知らず知らずのうちに固まってたフォームが、今、小野さんとの出会いで、新しいフォームになって投げられ始めたみたいなところと、あと、巨人の星が大好きなんですねっていう。
これでも聞いてる方の時代背景を全然考えずに言ってましたけど、大リーグボール妖精ギブスって言って誰が。
全然わからなかった。
主人公の野球少年が、とあるボールを投げるために全身ギブスだらけで投げるって、僕も世代じゃないんですけど、アニメ紹介で。
そうですね。
拝見したんです。ちょっと触れられないまま、ちょっとあれかもしれない。
そういうのがあるんだと思いすぎる。
よかった、勧めしていただいて、このままさよならって言ったら、ずっと何だったんだろうって。
我がさんと同じ状態だったみたいな。
新しい視点を得て、新しい取り組みができ始めたみたいなところなんですかね。
そうですね。去年から、P-PECの今年2025年の7期目っていうのは、第二創業期にしなきゃいけないっていうことはずっと公言していて。
かといって新しい方向性は見えていたわけじゃないんですけど、でもしなきゃいけないっていう思いがあったんで、ずっと言ってきて。
そこで小野田さんと会って、新たな視点というか、もしかしたら引き出してもらったというか、僕たちで、自分で引き出せないものを引き出してもらったようなところになって。
今はそこが見えてからは、本当に今までと違うぐらいの自分の中のテンションというかはあって、抑えなきゃいけないぐらいのパッションは自分の中にあるんで。
そうですね。もうやりがいしかないぐらいの日々ですね。
すごく抽象的なところなんですけど、今までのフォームっていうのは具体的にどういう感じだったんですか?
今までのフォームというか、今までのグラウンドっていうのか、やっぱりどうしても医療っていうところ、社会を見えてるつもりでも自分はずっと医療っていうところだけを見てきたのかもしれないなって思っていて。
なんかそこが本当の意味で社会は見えてなかった。社会に届けなきゃって思いでやってきたつもりでは、意識していたつもりではあったんですけど、
多分自分の中で、それ勝手な思い込みで、社会見えてなかったっていうところは感じ、今から考えるとですね、感じますね。
社会を見るスコープが医療に寄ってたみたいな感じですか?
そうですね。ここは本当に根深くて、やっぱり私自身がもう生まれつきずっと病院通いで、今でも週3回、これは命をつなぐために必ずもう5時間行ってるわけですね。
どうしても医療って切っても離せないものなんですね。それはそれで重要なんですけれども、なんかそれが故にというか、こういった活動していく中でもっと社会に届かせるっていうことが、
そこが本当にいつの間にかそのグラウンドっていうのは医療っていうグラウンドだけだったのかなって自分が勝手に社会もそのグラウンドにあるっていうふうに思ってたのかもしれないなって、
今言われて気づいてる表現なんですけどね。
逆にでもお二人はどういう接点で一緒に始められたんですか?法人を。
最初に代表の方が夫の方が始めていて、そこに後から私がジョインした形で出ます。
結婚するときに既に起業したいっていうふうに言っていて、もうその起業込みでというか、第1回で話したその熱い思いで何かを成し遂げたいって思っている。
その思いを形にするには起業するしかないなと思っていたので、起業してくださいっていうようなつもりでいて。
最初は一人でやってもらってたんですけど、どうにもこうにも一人だとやっぱりなかなか売り上げが上がらず、急にポッと出の透析患者がいろいろやっても誰も振り向いてもらえないみたいな状況が続いたので、あと震災ですね。震災があって。
2011年。
はい。都内の通勤が思うようにできない時期に、練馬から渋谷に電車通勤渡ししてたんですけど、急に会社に行くのが馬鹿らしくなってきて。
何だろう私の人生こんなちゃんと走らない電車に乗って会社に行ってとか急にすごい思ってしまって、そこから一年間は理由が理由だったのですぐ辞められず、一年間かけて辞めて上位したみたいな形で、そこからはずっと一緒に活動してきているので、
ホームが一緒というか見ている世界が近すぎて、なかなか2人でいて新しいアイデアが生まれるとか、新しい感覚を入れるってことが難しくなって、もう完全に行き詰まったような、その先に何かがあるのはわかっているのにその生き方がわからないみたいな。
私やってることが間違ってない必ず大きくなるって確信もあるのに、大きくさせ方がわからないというか目の前の段差を乗り越える乗り越え方がわからないみたいな状態に落ちていたので、それをいろんな方にずっと愚痴半分で相談していたところで最終的に小野田さんとのつながったみたいな感じでした。
どんなお話をされてそれがどんどん広がっていった感じなんですか?
そうですね。まずはこれまでやってきたことを率直にこういう思いでこういう活動してきたという中での行き詰まりというか、どうもっと社会にこれまでの取り組みを生かしながら広げていくかっていうところの悩みとか伝えているときに、やっぱりそこは私どもだけでは思いつかなかったところ。
病気の捉え方っていうか、そもそも今、病気のあるなしっていうこと、何か物事ってやっぱり二つ極端に分かれるみたい、ゼロ百みたいになるようなことがあって、病気の活動している人でも病気が治る治らないとか、そういった見方をされるっていう中で、
そもそも病気って、病気とともに生きてるんですよね。病気あるないじゃなくて、病気ありきで生きてるっていうこと。しかも病気にならない人世の中にいないわけですよね。
就労支援の課題
で、そういったちょっと何ですかね、視点というか考え方って、もちろん言われればそれはそうだよってわかるんですけど、言われないとわからなかったところもあったなって思うし、あと僕たちは前から就労支援っていうのも、国だと治療と仕事の両立支援ってやってますけど、そこをやりたいってずっと思って、セミナーとかはやってたんですよね。
で、その中では、例えば障害者雇用だと、国で2.5%とか、また2.7とかに変わるとか、上がっていく傾向にあると思うんです。で、あとは合理的配慮だと。そういう規制っていうのって、障害認定がないとなかなか枠に入らないと。
言ったところを、僕たちはもともと障害者認定なくても、難病慢性疾患っていう、ある意味制度から就労というところが落ちてしまう。でも病気を抑えながら働かなきゃいけない。でもなかなか会社としてもどうやってかわからないとか、そういった取り残されてしまってる人がいて、そこを何とかしたいっていうのも思って問題意識は。
そこも含めて小野田さんとお話をしていく中で、決して働きにくさって病気の生むだけじゃなくて、介護もそうだし、理不尽もそうだし、またかといったらそういったイベントがなくても、病気が今なくても、来年怪我するとか事故に遭うとか、何か働きづらさって突然襲われてくるし、日によっても違うし。
そうですね。
気圧がこうだからとかっていう、何かそういった、何か病気だけじゃないところも含めての、何か働きやすさ、働きにくさみたいなところも、何か話していったっていう。
ソーシャルハイブ、ウェイティングカフェ、天秤の子、新しい当たり前をデザインする実践者たちの日常。
二項対立っていうのは、小野田さんよく言いますよね。
たしかに。このポッドキャストでも何度か登場した。
何度かキーワード、二項対立とあと感性の法則っていうのが、たぶん小野田さんがまず第一突破口みたいな気がしてて、私もそこは全問答みたいな対話っていうか、何ていうか、議論っていうか、何て言ったらいいんでしょうかね。
全問答ですね。
でもその二項対立の議論とか、フィールドを自分の見ている世界からしか見えてないことへの気づきみたいなところへの客観視みたいなところができるようになると、いきなり視界がゼロだったのが100になるっていう言い方がちょっと二項対立っぽいけど。
医療と社会の変化
そういう変わったみたいな瞬間は確かに、他者の力、それも強烈な、ある意味強烈な他者の力を借りない限りは、私もできなかったかなとは思います。
全くおっしゃる通りだと思っていて、最初の1回2回で、結構衝撃だったんですよ。
で、たぶんそれは、じゃあさっきも野球だったんで、野球で言うと、キャッチャーだったときに、この投手はこのボールを投げてくるなっていうか、それが仕事だったらもうだいたいコントロールはいいから、このあたりのボールで考えとけばいいんだな。
守備範囲とか思ってた部分は、たぶん小野田さんっていうピッチャーが出たときに、これまで見たことない球を投げるというか、それは僕からすると冒頭かもしれないんだけども、実は冒頭じゃなかったりとか、
いろんな変わった変化球だったりとかいうことがあって、こんなボールがあるんだとか、それしかも僕も結構受け取れるかもしれないって、ちゃんとキャッチできるじゃんっていうふうに思って、そこが自分の中では衝撃でもあり面白かったんですよね。
それ自身を楽しんだんですね。
結構僕は楽しみました。それ僕はもしかしたら求めてたかもしれなくて、やっぱりいろんな人と話してきてますけど、もちろんすごくありがたいサポート、お言葉いただくんですけど、もしかしたらこのボールを待ってたかもしれないっていう心の底ではみたいなところがあって、総合格闘技が好きって言いましたけど、小野田さんってどういう存在かとかちょっと考えてたら、バーリトゥードかなと思って。
バーリトゥード。
バーリトゥードって。
これちょっとどのような。
全然わからない。
バーリトゥードって、もともと総合格闘技の言葉なんですけど、何でもありって意味なんですよね。
言葉なんですね、人じゃなくてね。
バーリトゥードっていう。
スタイルですね。
それってもう何でもあり、だから、キック、蹴り、パンチもあり、あと関節もあり、投げもあり、何でもありの戦いみたいな、それをバーリトゥードって言うんですけど。
バーリトゥードの選手で、僕も今までは決まったある意味、アマレスって表現したらおかしいんですけど、アマレスってグレコドーマンとか決まってると思うんですけど、バーリトゥードになるとスタイルも関係なくとにかく相手をどんな手段でもやっつけるわけですけど。
やっつけられたわけじゃないんですけど、そこをアニメ楽しんでるバーリトゥードっていうか、これちょっと一部の人しかわからない表現をしてしまったんですけど。
全然わかんない。
これはあんまり聞いてない話だね。
これはもう全然格闘技はわかんないです。
それを得て今ワクワクしてるってことですね、新しいビジョンを前に。
今までの医療に声を届けるっていうことを生かしながらも、その経験があるからこそこれからの社会にっていうところに踏み出していける道筋的なものが見えていて。
かつ可能性としても、自分が最初これいけるかもと思った以上のポテンシャルを感じていて、それを先日まだ慣れないAIに入れ込んだんですね。
で入れ込んで、これこういう考え方で授業とか考えた時にどういった可能性がありますかって言ったら、ほぼほぼ結構僕が考えてたことをしっかり言語化してきて、プラスアルファでこういうことも提案できますよとか、かなりいい提案が来たんですね。
AIにも褒めてもらえたっていうか、素晴らしいですねって褒めてくれないんで。
かおりさんをチラッと見てほしいな。
今56で今月57になるんですけど、あまり以前思わなかった感情として、もう長生きしたいなと思い始めてるんですね。
それは授業を今後もずっとやっていきたいとかそう思うんですか?
そうですね、これを結構見届けたいぐらいの気持ちになってるので、結構透析って僕もうすぐ40年になるんですよ。
日本で一番長い方って50年ぐらいなんです。
意外と元気なので、もう39年目とかですけど、結構驚かれるんですよね。
医療者からも驚かれるんですね。逆に医療者の先生の方が体、顔色悪いですよねぐらいの方もいるぐらいなんですけど、ちょっとそういうふうに、
くまみきさん、そんな透析力で大丈夫なの?とか昔は心配されましたけど、
それはこういう勝手に自分の中では医学的な根拠なく、やりたい気持ちとか、いきたい欲求みたいな、やりたい欲求みたいなのが僕はないと、
多分すぐ具合悪くなってダメになっちゃうと思ってるんですよ。
だから会社にいたときも、ちょっと風邪とかで休むとかなると、
余計具合悪くなるっていうか、会社で仕事してた方が元気なので、暇になると具合悪くなる。
今そのやりがいとか、これからの可能性っていうものをすごく感じてるので、
それに引っ張られて、ある意味体調も比較的上向きなのかなって思い込んでる。
将来見たいっていうところでは、医療業界のビジネスってすごい普通の一般のビジネスより多分時間がかかるんですね。
薬一つ作る時間のサイクルもすごいかかる。そもそもが業界だったり、制約も多いので、
医療の中のビジネスってすごいお金になりそうな感じがするじゃないですか。
制約企業のお勤めの方お給料いいし、動くお金が大きいので、すごく儲かる業界なイメージなんですけど、
なのでいろんな参入してくるベンチャーとかいっぱいあるんですけど、
私たちの活動に近いビジネスを起こすところとかもいっぱいあるんですけど、
3年ぐらいじゃ簡単に目が出ないので、みんな持たなくてどんどんやめていくんですね。
それをずっと見ながら10年、私たち結局石の上に10年いてやっと、
なんかちょっと少し医療の中では事業として成り立つようになってくるのにほぼ10年かかってやっとだったので、
なんとなくこのペースでずっといくんだろうな、そうしたら社会が変わるのはもう見れないなってどっかちょっと諦めて、
次世代探して次の人が変えてくれるっていうバトンを渡す役割なんだろうなと思って、
もう8年目、9年目ぐらいから私も活動、病気持ってなくても私ですら見れないだろうなと思って活動してたんですけど、
大野田さんと話してて、いや見れますよっていう一言は結構衝撃で、
全然うまくこの今いろいろ考えていることが形にできたら、生きてるうちに見れますよみたいな話になったときに、
まだ全然伴奏始まって最初の頃なんですけど、すごいそれがうれしかったというか、
その可能性あるんだと思ったらそれはすごく大きかったので、そこは考えが一致したというか、
少しスピードアップができるんだみたいなところはちょっと大きいですね。
全員例外の新概念
お二人はやっぱりその未来を見てみたいっていうところでは共通な思いが割りということなんですね。
なんかどういう未来を描いていて、なんかどんなことをやってるイメージをなんかもし言える範囲で結構ですね。
そうですね。
教えていただきたいですね。
やっぱり自分のルーツっていうか、そもそもが病気っていうところから活動始まっているんですけれども、
今後って多分病気を持つ立場だからこうああだこうだっていうところはもう超えると思っていて、
誰しもが生きづらさっていうところで言えば、何かしら持っているわけで、
そういった意味ではみんな、これも小野田さんとお話の中でよく出てきた、生と死の上ではみんな平等であって、
病気の有無とかっていうところでのこだわりっていうのが気づかずともどこかにあったかもしれないと思うんですけど、
今後のPBXの活動としてはそういった病気の有無とかではなくて、
みんな誰しもが生と死の上で生きていて、そういった社会で生きているっていうところを全体としながら、
そこで何か自分がこういう病気があって、こういうことが病気のためできなくなるとか、
介護があるからこういうことできなくなるとか、何かしらみんな事情があるっていう意味では、
これ最近の言葉で言うと、全員例外。よく何か普通の人はとか、一般の人はとか、
こんなこと言ってる私も昔は多分、何か親と口喧嘩するとか、
いやもうみんなこうしてるよとか、クラスメイトみんなこれ持ってるから買ってよとか、何か普通とか一般的にはとか言ってたんですけど、
考えてみれば、普通も一般もなくて、もう全員生きてる人、全員例外。
なので、その全員例外を前提とした生き方、働き方っていうのを、
つながるP-PECが新しい考え方で打ち出していきたいなと思っていて、
これは概念的な、何か思想的なことを啓発しようっていうことではなくって、
その考え方を元にした極めて合理的科学的な手段を使って実現したいっていうところが、今ビジョンとして持ってるところですね。
今までのその変遷をいて、みんな例外という社会という未来を描いて、それに向かって見れるよって思いで走られてると。
そうですね、これは本当についこの間出てきた、熟語じゃないんですけど、
全員例外っていうのを事務局長も痛く感動して、Tシャツ作ろうかって話になってました。
わかりやすいです。
ずっと言ってきた、話してきたことが、漢字四文字で表せたみたいな、表せたんだと思ったら、すごいこれでいいじゃんみたいな。
全員例外っていう文字が書かれたTシャツを作ろうって言ってたんですよ。
すごい盛り上がったんです。代表除いて残りのメンバー。
それはいいんですけど、迫力ありすぎじゃないですか。
ちょっとワードは強いですね。
喧嘩上等じゃないけど、全員例外ってパワーがありすぎて。
でもプロレスっぽくないですか?
越境人才の重要性
確かに。プロレスラーのニックネームとしてはいいかなって思うんですけどね。
トーコンタオルがかかってるぐらいじゃないですか。
トーコンタオル事務所に、いのきのタオルを椅子の背もたれにかけて仕事してるんですよ。
アントニオいのきの赤いトーコンタオルを自分の椅子に入って、毎日座って仕事してるんですね。
じゃあ良さそうですね。
全員例外の。
なんか体現はされてる感じが。
バランスが良さそうです。
前向きに検討しようかなと思って。
大和さん、今日のお話聞いてみていかがでしたか?
小野田さんとの話が結構メインで出てたと思うんですけど、
自分の、あえて言うならブランディングみたいなこととか、会社のやりたいビジョンみたいなとこって、
第三者から見てどう見えてるかっていうのを聞く機会ってあんまりなくて、
それを時には若干厳しめに、
でも基本は暖かくっていう人って、あんまりいないんですよね。
それはみんな忙しいし、そこまで熱心にやる必要はないのかもしれないけど、
その中で出てきた一つ、私も大事にしてるのが、
我がさんは越境人才ですよねって言われたことがあって、
自分の中でも自覚あったんですけど、レアキャラだと思っていて、
それはどっちかっていうと、もしかしたらネガティブに使っていたかもしれない、
ちょっと振り返って思うんですけど、それは全然価値があって、
むしろそこの片足、医療とか福祉じゃない業界の人をよく仲間がいて、
片足は医療とか福祉とか、これまで詰め上げてきた仲間がいて、
両方あるってことが大事なんじゃないかっていうのを言われたときに、
堂々と越境人才なんでっていうことを言えるようになったんですよね。
そうすると、なんていうのかな、自分が腹落ちすると聞いてる側も、
そうなんだって結構納得してくれるんですよね。
だからなんだっていう話なんですけど、
自分の中に、体に落とし込めている言葉が、全員例外じゃないけど、
あるかないかは、結構足元が違うかなという気がしますね。
朝起きて、今日仕事やろうかなっていったときに、
そのキーワードとか、シンプルに自信とかっていうのは大事なことだなって、
特に、私もそうですけど、周りから見てちょっと何やってるか分からないみたいな、
分かりにくい事業をやっている社会企業っていう分野では、
特にたった一言の言葉でも大きく変わることがあるなって思いますね。
今日のお話を聞いて、ピーペックスもそうですけど、
自分にとって何が大事なのかが、どんどん洗練されて、
コンパクトに自分の中に落ちていくみたいな、
そんな作業も、社会企業化っていうプロセスには入ってるのかなって、
みなさんのお話を聞いて、ちょっと感じましたね。
社会企業のビジョン
そうですね。厚い思いが、時にはそれが邪魔になるときもあるので、
ちょっと厚苦しいというか。
ちょっとギブスつけないといけないですね。
そうそうそう。
周りからするとキョトーンとされちゃうっていうのはね、やっぱりちょっとありがちですね。
ちょっとどんどん距離が離れていくっていう。
意外とシンプルに洗練されると、すごく受け取りやすくなりました。
そうなんですよ、そうなんですよ。
普通に会話の中で言えるようになると、聞く耳を持ってもらう、
第一歩かなっていうのは思います。
確かに。
本日のご来店者は、一般社団法人ピーペックの代表、
宿延たけしさんと、事務局長の宿延かおりさんでした。
事業内容について興味のある方は、ぜひ概要欄からご確認ください。
概要欄からは、ソーシャルハイブ本号を運営している、
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そして、番組ではお便りを募集しています。
概要欄のお便りフォームから、感想やご質問をお寄せください。
明日はどんな自分をデザインしますか?
それではまたのご来店、お待ちしています。
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