00:06
いらっしゃいませ。スナック愛と毒、オーナーのゆきママです。
常連客のみゆきです。通りがかったスナック愛と毒。
ちょっと聞いてよ〜。なあ、あれ見た?と、わざわざ誰かに連絡して話すことでもない日常のあれこれや、
あなたの持つ愛と毒をおつまみにして語り合う番組です。
居場所のない感情に名前をつけたり、理由を探したり。
その感情を一緒にごくりと飲み干しませんか?
てかもうすぐ引っ越そうかなと思ってて、もうすぐ半年後ぐらいに。
めちゃくちゃ気が早いねんけど、捨てれるものから捨てていこうと思って。
早っ。
捨てれるものから身のものを軽くしてって。
え、まだ引っ越すこと自体決まってるわけでは?
決まってないねんけど。決まってないねんけど。
わかるけどな、そういうとこ気早いよな、私たち。
表面を開けていかないとそこにたどり着かへんぐらいのものの量。
だから表面を外していこうかと思って。
やっぱりさ、ずっと開いてないところに写真とかって出てくるやん。
昔の。
アルバムね。
チキじゃなくて、なんていうの?ギギギギガチャッのやつ。
そうそうそう、フィルムの。
手止まるやん、やっぱ。
それ見てるときに、楽しかった思い出だけを思い出すことってあんまりなくてさ。
もっともっとそんな学生のときにめっちゃ楽しかったな、戻りたいなとか思うほうじゃないねんけど。
それ見てるときの顔って無やねんけどさ。
そういう人ってたぶん写真残しとかなくていいんじゃない?
でも、唯一残ってるのとかがあんねん。
親に全部捨てられてんやんか、引っ越しのときに。
間違えてもやしのゴミに入れられてな。
ちゃんと幼稚園のときのアルバムとかはあんねん。
じゃなくて、細々したバラバラした写真とかは一括捨てられてて。
うわ間違えてあるゴミやと思ったって言われてん、私の写真たち。
プリクラとか全部な。
残ってるの見てるときに、こんなこともあったな、この子でもこんなんやったなとか、この先生こうやったなとか、
嫌な思い出も一緒に出てきて、次のページとかめくってくねんけど、やっぱ気持ちがそこに残ってて。
どうした?なんかあったん?
なんもないねんねん、なんもないし。
でもそういうふうに昔からなっちゃうってことやろ?
昔からなっちゃうってことやろ?
過去に引き戻されたときってそっから動けてないから、そのとき解決してないやん。
解決できる力がない幼稚園とか。
03:02
そのときに傷ついたりしたこと、親に言われたとか。
私自分みたいな子供言えったなとかさ。
それは今も思う。
めっちゃ言えねん。
めっちゃ言え、わかる。
だからたぶん、ただひたすらちっちゃいときの記憶が楽しかったっていうだけで終わってる人いるやん。
あのときは悩みなんかなくて、ずっと毎日やることなすこと楽しくてみたいな、
公園行ってブランコ乗るのめっちゃ楽しかったっていう人いるやん。
たぶんそんなふうに思って生きたことがないんじゃない?私たち。
思ったことない。
だって悩みがなかった時代なんかなくない?
ない。
その場面でも誰かが誰かに悪意向けてんのとかが記憶に出てきて、
その印象の方が迫力がある。みんなが笑ってる映像もやけど、
それ以上にめっちゃ少ない数の誰かが誰かに悪意向けてるときの顔とか、コメントとかがすごい印象的。
学校の先生とか塾の先生とかが一番透けて見えた。この人の悪意とかが見えてたもん。
すっごいこの人はこの先生のことが嫌いで、わざと意地悪でこう言ってんねんとかっていうのが分かったもん。
そんなの考えちゃうよね。そのときのもやっとが未だに残ってる?
それを覚えてるからだろうな。
なんかかわいそうな思った。
とりあえず何飲む?
とりあえずビール。
朝日しかないけどいい?
いいよ。好き。私はレモンサワー飲むんで。
それでは乾杯。
めっちゃゴクって言った。
いいやとなったね。
うわーって喋ったからさ、今の気分。
いろいろ考えることが多かったからな。
関わらなくてよかったなとか、このとき。
でも今に活かせてるとはすごい思う。そのときの気持ちが。
だから自分が今苦手って思う人がはっきりしてるっちゃはっきりしてるかも知らんけど。
そうやと思う。だってそれを経て傷つかないための最悪のシナリオを考えるやん、私たちいつも。
何パターンかの脚本を自分で考えてさ、こう言われたときはこういう立ち振る舞いをしようとかさ、こんな風に言って返してみようみたいなことをさ、やるやん。
自分も悪いなって思うところが絶対あるから、この人はそんなつもりないかもとか、一応なるけど。
もう一回さ、全く同じ人に全く同じタイミングで時を戻して、同じことをやり直すっていうのは絶対できひんことやからさ。
06:09
失った信用だったり、イメージを払拭しようと思ったら大変やん。
すごいチャンスもらってるんかも、だからその分。
バリポジティブにまとまってきた、どうしよう。
良かった、でも写真見て暗い気持ちが今ちょっとチャンスもらってるんかも。
そうやで。
吐き出すって大事、皆さんお友達って大事です。
それはほんまにそう、私はこの3,4年ずっとそれを持ってる。人生で何が一番大事って、ほんまに同性の友達が大事。
っていうか友達が大事、別に男女問わず。
ほんまに友達が大事って意味より。
そうやな、なんかこうやって急に今急に思ったこととか話してるからさ。
でも急にそれで過去の自分が救われる瞬間ってない?
ある、占いとかめっちゃ思っちゃう。
そうそうそう、私はもう三宅がさ、この10年友達でいてくれてることでさ、あんなに友達ができなくて悩んでた中高生の時代の自分を救ってもらってるもん、ずっと。
あんなに友達できひんくてしんどかったのに、気づいたことはあれよ、世界が狭かったってだけ。
地元で気を合う人を見つけるっていうのが無理やっただけ。
隣の県に行っただけやん、私なんて。
奈良から大阪出ただけでさ、昨日は友達一人見つかったわけやん。大儲けやで、人生。
すごい、私ね。
隣に電車乗ってピュって行っただけで友達できた。
さっさと出たらよかったもん。
大学行ってよかったな。
大学行ってよかったな。
大学行って400万ぐらい親に払ってもらった功績、みゆきちゃんに出会えたことやなって言ってるもん、お父さんとお母さんも。
みゆきちゃんがおってよかったなーって言って。
私出んの早かったからさ、他の環境に。
そうやな、確かに。
小学校の時もみんなと違う習い事してたから、それで言ったらほんまにてんてんとしてるかも。
それもあれじゃない?当時は浮いてたんかのよ、もしかしたら周りの子達からしたら。
もうね、地元が変やから、そこで浮いてるわ、もうね。
ドスラム。
大阪のスラム街。
ドスラムよ。中川家なんで、マジで。
それ言ったら西成屋と思っちゃう人が全国には多い気がする。
違うよ。みんな調べて、中川家の地元なんで。
そういえばさ、私ゆきママの見てと思ってんけどさ、プラン75?
あー、ツイッターXね。何回も言ってるよ、ツイッターって。
ほんまやな、言っちゃうよね。
あれさ、感想ちゃんと180文字、140文字の中に収まってたけどさ、あれ見るの結構勇気いるやん。
09:05
映画?
これじゃあ、あらすじをまずプラン75を見る方のために。
プラン75。架空の現代、日本では高齢化問題の解決策として、75歳以上の高齢者に安楽死をする権利。通称プラン75が認められました。
78歳の隅谷美智智恵子さんは、によりがない未亡人だが、体は丈夫で、ホテルの客室清掃員として働いていた。
しかし、高齢を理由に解雇される美智、次の定職を見つけられず、生活保護にも抵抗のある美智は、ついにプラン75を申請した。
そうなんや、78歳で、申込みって自分でってことね。
そう、なんかね、すごいね、リアルだった。本当にこんなことが起きそうっていうのと、一番最初のシーンが、介護者施設、高齢者施設に若い子が襲撃する事件が多発するっていうところから始まんねん。
もうめっちゃリアルじゃない?なんかもうそれで私鳥肌やって言っちゃう、最初から。
始まりがね。
なんかタイムリーやったのよ。ちょうどその、なんかザワザワしてた時やったの、Xが。また多分選挙の前のさ、バラマキ政策みたいなのをするんか、みたいなこと言われてた時やって。
で、結局その社会保険料が上がってしまう背景が、高齢者が多すぎて、高齢者の医療負担って1割やんか、私たちは3割やけど。
そのために現役世代が、結局何もできない生活が苦しいまんま、なんやろ、それを恨んでじゃないけど、高齢者施設に襲撃をする人は、自分が正しいことをしてるって思ってんの。
あのデスノートのライトみたいに、だからそのダークヒーロー的なマインドで襲撃して、高齢者の人を殺害するのね。それは自分たちが苦しめられてるからっていう逆恨みから始まるのよ、映画が。
すごいな。
なんかこんなことに本間になりそうって思う。
ただ、私がもし本当に誰も、自分が子供も産んでなくて、自分の家族全員いなくて、リアルに考えたら兄弟がいるからさ自分の、そんなことにはならないような気もするけど、
ほんまにこの、バイショウさんが演じたミッチさんっていう身寄りのない未亡人役の人に自分がなったとして、78になってやってた仕事の首を切られたときに、
たぶん別に、この世に何も見れないしなって思いながら、こういう選択肢があったら申し込んでるなって思うねんな。
12:09
ただ、なんかその映画の中で、そういう主人公というか登場人物の心の声を一切描かない演出の仕方をしてて、それ私ツイッターにも書いたんやけど、
あ、またツイッターって言っちゃった、X。でもなんか、それがよくわからないの。もう皆さんの演技が素晴らしすぎて、どっちとも取れるような、なんかその本当は悲しんでるのか怒ってるのか、全部その見てる側に、なんかこう訴えかけるような演技を支配るから、
言葉じゃなくてね。
言葉じゃなくて、で、最後もそんな感じで終わるの。じゃあこの人最終的にどうしたんだろう、この人はどう思ってるんだろう、この人はじゃあこれからどうやって生きていくんだろう、誰と生きていくんやろうっていうのをすごく考える、続き作ってって思うぐらい。
なぜそういう選択をしたのかとかもこっちに任される感じ。
任される感じ。
なんか劇中にその高齢者の人の健康診断を役所にしに行くでやんか、それが集団になってんの。もうまとめられてんの。
なんか血圧計とかもセルフでやらなあかんのね。なんかそういうところもすごい日本政府やりそうって思ってんやん。
なんかそうなったらそこにもうお金をかけない、職員に対応させない感じとかもすごいリアルで、でもそんなさ血圧計の機械の測定の仕方なんてさ、高齢者の方たちはわからないやんか。
で、教え合ってんねん、その高齢者同士で。なんかもうさ、すごいリアル。
ほんでその、何番から何番の方は次2階の何階、なんとか室へ移動してくださいとか言うねんやん。高齢者に2階に階段で上がれって言うねんな。
なんかそれってさ、こんだけ高齢者を大事にしてる国である、現代の日本やったら考えられへんことやん。もっと手厚くさ、車椅子用意するなり、エレベーターのある施設でやるなり、多分するやんか、選挙の票のためにな。
でもそれをもう全部排除してる感じの映画やってん。
だから架空の現代っていう言葉から始まるんやと思う。
そう、始まるんやと思う。ほんでそこの待合室で案内が呼ばれるまで待ってるみちさんの隣でプラン75のCMを流してんのね。
でもそのさ、めっちゃ嫌な感じわかる?あの、この健康診断を受けに来てる人たちは行きたいと思ってはる人たちやねんから、
これをオススメするような、こんな選択肢もありますよみたいなプロモーションビデオを流すのを、めっちゃ日本政府やりそう、っていうかなんか自治体がやりそうみたいな。
15:06
全然ちょっと今ホヤホヤやからあれやけどさ、年金生活の人たちのさデモのやつあってんのか。
あんなぁ、だからもう、うなぎ食べたいなやつ。
誰もない。
いやだからな、そのみちさんはそれも嫌やのよ。
焚き出しに行くシーンがあって。
ちゃんと、自分で生きていく力があった人やから。
そうそうそうそう。なんかそこに頼ってまで、生きる価値があるのかって自分で思っちゃってるような感じのシーンがあったの。すごい切なかった。
今でもさ、私たちが思うのはさ、きっと今の年代やからさ、その時ってか今こんなに楽しく生きてて、75になって一人で、その時まだこれっていう欲があれば生きると思う。
今の現代にこのプランがあったとしてさ、どれぐらいの人が申し込むんやろうな。
クレーマーとかもおるからさ、なんでこんなに言われなあかんねんって、切れるタイプの人が多そうなイメージ。
通らんよ、こんな法案。今やったら。
いや通らんねんけどな。
絶対通らん。
どこやったっけ、安楽死が認められてんのって。国あったよね。
北欧系やと思う。多分。
どこの国か忘れたけど、それもまあヨーロッパか北欧かどうかやったと思うねんけど、
もうその管に繋いだ状態とかで、脳死状態とか、寝たきりになった状態で、
その残されたものがその人の気持ちを無視して繋ぎ止めることは虐待やっていう国もあんねんて。
それはそうなん?
それで一理あるって思っちゃったんよな、私。
自分がされたら嫌やから。
そうやな、確かに。
難しいところなんやろうけどな。
これ見て、それも思い出して。
だから、そうなった時の自分の行く末をもっと考えてる、そこの国の人たちは。
ちゃんと家族とも話し合ってるし、もし自分がこうなったら延命治療はしないでくれとか、
もうその時点で心臓が止まりそうなのであれば、戻さないでくれという人もおんねんて。
そういう話し合いがいかに生きてる間、自分の意識がしっかりしてる間に、
周りの人と家族と恋人とかとできてるかっていうのってさ、大事やん。
結局さ、日本のこの年金制度とか社会保険制度の落ち度みたいなところで言うと、
18:02
ちょっとその、誰かがなんとかしてくれるやろうって思ってるところがあるからこうなるんじゃないっていう、
最終的に政府ネットとして、誰かが助けてくれる、どうせ何かが面倒を見てくれるって思う、
たりき本願とかの思考が根底にあると、
自分でなんとかしよう、自分の最後を自分で決めようって思いながら生きることって多分ないから、
なんかそれを考えさせられる映画やったから、こういうのを中学校とか高校とかの授業とかで流すなり、議論をする、
それいるよね。
ディスカッションするような授業をしないとダメやと思うわ。
詩について考える。
めっちゃ真面目な話した。
今日すごい深い話してる。
なんかそう、俺はめっちゃ思ったな。
で、その子たちに、
ビールじゃなかったな、ウイスキーって言っといてよかったな。
バーボンとか飲まなあかんかったな。
飲まなあかんかったな。グビー言ってる場合言っちゃうかった。
それをさ、やっぱさ、私たちみたいな世代が教師として、
自分の言葉でこれだけの思いを乗せて、
子供たちに話ができる教師が今の日本に何を読んでると思ったら多分おらんやん。
てかそれを考えれるような人は教師に多分ならん気がする。
多分そう、なってない。
そうやね。教師もわかんからな。
で、たどっていけば日本政府が悪いってなっちゃうからな。
もうどうしようもない。
だからもしさ、このラジオ、この私たちのポッドキャストをさ、
若い子たちが聞いてくれることがあるのであれば、
響いてくれたら嬉しいよね。
こうやって私たちが経験したこと、しょうもないありきたりな人生を生きてるけど、
こんな風に物事を捉えられる33歳もいるんだよって。
だって今日めっちゃいい流れじゃない?
いい流れじゃない?だってさ、私写真見てさ、
暗い話にかけたところが戻ってさ、
ちゃんと考えることやめてないから今幸せやなって思うし、
その時答え出んかったけど、
ほんまにそう、ほんまにそう。
なんか過去の自分から学んでるって思うもん。
その時死ぬほどつらい時にさ、死んじゃいたいって思ったとしても、
いつかしたら救われることが、生きてればね、あるかもしれないやん。
大げさやけどさ。
生きてたらなんとかなるっていうか、
生きた後に救われる瞬間が来る可能性は大いにあるって思う。
今日は深ざけなトークやったな。
21:01
でもいい。こういう時間もいいわ。
私たち急にスイッチ入ってこういうこと言うよな。
こういう話ができるのもだって、友達だもん。
そうだね。それはほんとにそう。
ありがとう、友達でいてくれて。
ありがとう、友達でいてくれて。
また飲もうな。
また来るわ。命ある限り。
そうやな。こういう時のためにちょっと渋めのお酒置いとくわな。
そうしような。チビチビチビチビ。
ロックで飲みたい気分やったな、今日は。
いい女な風にしたかったわ。
そうやな。確かに。
ちょっとサントリーで見とくわ、美味しそうなビスケット。
見といて。
ちょっとまたすぐ来るわ。ちょっとこの気持ちのままいい感じで寝れそう。
確かに酔いが回ってな。
わかるわかる。
気持ちいいよな、このゾーンに入れる感じ。カラオケとか時々あるけど。
ふわーってしてる時な。あるよな。
それでは本日もそろそろ閉店のお時間となります。
このお酒の席での話は無礼講で。
お便り、ご感想、おつまみになる話はGoogleフォームにて差し入れください。
ごちそうさまでした。
またのご来店をお待ちしております。
