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2025-01-04 14:11

#188/「もっとがんばれ」ではがんばれないワケ

#習慣 #習慣化 #毎日配信 #税理士 #がんばる
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サマリー

今回のエピソードでは、「もっとがんばれ」という励ましがどのように効果的でないのかを探求し、具体的かつ実現可能な目標設定の重要性を実験結果を通じて説明します。木材の運送会社での実験を例に挙げ、抽象的な目標が人に与える影響について考えています。

がんばれない理由
こんにちは、モロトメ ジョーです。
今日もチャレンジしてますか?
今朝も散歩をしながら収録をしています。
時間5時43分。
今日はとても寒いです。
横浜の気温はどのぐらいなのかよくわかりませんが、風が結構吹いているんですよね。
北風っぽいですが、それがかなり寒い日です。
ここ最近、結構寒いですよね。
これが普通なのかもしれませんが、だいぶ暖かい日が続いていたので、ちょっと辛いという気もします。
昨日は昼間に少し走ったんですけれども、それもだいぶ走り始めは寒くて厳しかったですね。
そんな前置きをしたところで、今日のお話を始めていきたいと思います。
テーマは、「もっとがんばれでがんばれないワケ」と。
もっとがんばれというような励ましがありますが、それではがんばれないそのワケは何なのかと。
どうしたらがんばれるのかみたいな話になります。
さてということなんですが、これは言い換えると目標設定の大切さの話でもあります。
目標設定大切だよねという話があるんですけれども、それがどう大切なのか。
そもそも目標設定してますかみたいなところにもつながっていきます。
実験の紹介
そういった理屈で話をするよりも、まずとある実験結果を示した方が伝わりやすいかなということで、
とある実験のご紹介です。
最近実験の話ばかりしていますが、どうでしょうかということも思ったりするんですけれども、
実験のお話してみましょう。
今回は木材の運送会社で行われた実験ですね。
木材なので木を運ぶというような仕事をしている会社。
その木を運ぶのにトラックを使っているわけですけれども、
そのトラックにどれくらいの木材を積んでいるかということを初めに調べたそうです。
調べたところ、トラックの上限積載量ですね。
トラックに積める上限、これに対して60%しか積んでいないということがまずわかったということなんです。
かなり少ない量しか積んでいませんよねということなんですが、そこでもっと積めよ、もっと頑張れよというようなことになるわけなんですが、
実験としてこんな指示をしましたよというのが、積載量は上限の94%まで積みなさい、そんな指示を出したそうです。
実験としてということですよね。
94%というかなり細かい具体的な数字を示したわけです。
するとどうなったのか。
しばらくした後、再び調査をしてみたところ、積載量は上限に対して90%まで積まれるようになったということなんですよね。
その後は60%しか積んでいなかった指示を出したところを90%にまで積み上げることができたということになります。
これは当然、その94%という指示を出す前から、もっと積めよ、積めるだけ積めよという話はしていたということになります。
それはそうですよね、会社としては。
できるだけ無駄がないようにトラックにはたくさん木材を積めよということになるわけですから、その指示はしていたところが、実際には60%しか積んでいなかったということなんです。
ここから何を、この実験から何がわかるのかということなんですが、
抽象的であったり困難であったり、そういった指示、目標というものであると、人は考えるのをやめてしまうというようなことなんですよね。
もう一回言いますけれども、先ほどのトラックの会社で言えば、もっと積めよと、そういった抽象的であったり、もっと積めというのは、ある意味困難を伴うというか、どこまで積めばいいのというようなことでして、
たくさん積むというのは大変だということであると、言われた人は考えるのを放棄してしまう、やめてしまうというところがあるわけですよね。
そして、求められてもいないことはやらないというものでもあります。
先ほどの運送会社の場合、もっと積めよということではよくわからない。
その後、94%まで積めという指示があったんですけれども、そこまで求められていない、もっと積め程度では、求められたうちに入らないということでもあります。
そうすると、もっと積めよと言われても、求められていないのと同じことであり、求められていないのであればやらないというのが人だよねということだったりもするわけです。
ゆえにということなんですけれども、じゃあどうすればいいのか、もう言うまでもないんですけれども、具体的な目標を設定する。
自分の目標設定
抽象的ではなく、より具体的な目標を設定する。さらには実現可能な目標を設定するといいんじゃないのということです。
もう一度実験の話に戻ると、94%積めというような指示は目標にあたりますよね。
94%というのはとても具体的な数値目標です。
そして、実現可能かと言えば、当然実現可能ですよね。
これが例えば110%積めとか、そういった話になってくると、それは法律的にもアウトでしょうから、実現不可能ということにもなってきます。
ですが94%という数字であれば、具体的かつ実現可能な目標が設定されたということになります。
これであれば人は、その94%に向けてどう積むかということを考えやすくなりますよね。
もっと積めというよりは、少なくとも94%積むにはどうしたらいいかということを考えられるように、
なるわけです。
そして求められた以上、94という具体的な数字が求められた以上はやろうと。
なぜなら、94%を下回れば会社から文句を言われるようになるからです。
もっと積めと言われているうちは、もっと積んでますと言えばいいですが、
94という数字が示されたからには、そこに近づける必要が出てくる。
なので、言われた人はやらざるを得ないというようなところも出てきますよねということなんですね。
ではではということなんですけれども、今実験についてお話ししたことは、他人からの目標設定みたいなことでした。
他人というのは、会社から社員に対する。
なので社員から見れば、会社という他人から設定された目標だったわけです。
でもこの実験の本質から言えば、自分で自分に対して設定する目標についても同じですよね。
自分が頑張る、ちゃんと頑張りたいのであれば、先ほど言った具体的かつ実現可能な目標を設定するということが大事なんだというのが今回のお話の肝です。
ところがどうですかと、自分で自分に対する目標はそもそもあるのかということなんですけれども、
そもそもないということになると、やっぱり求められていないものはやらないというようなことも先ほど言った通りで、もっと頑張らないということになってしまうわけですよね。
そして目標があったとしても、繰り返しお話をしている通り、具体的かつ実現可能かどうかというポイントが満たされているかどうかが大事になります。
ちなみに僕の場合、例えばですけれども、こういったスタンドウェヘムの配信とか、あとはブログとかメルマガを配信していますけれども、
そういった配信というのは僕の発信活動にあたるんですが、発信はたくさんしたいと考えています。
そのときに目標はたくさん発信をするというのでは先ほどの具体的かつ実現可能な目標とは言えないですよね。
なので、僕自身はブログに関しては毎日更新とか、メルマガは毎日配信とか、あるいはスタンドウェヘムも毎日投稿とか、
そういった具体的かつ実現可能な目標を設定しているということになります。
毎日というのは具体的ということはわかると思いますけれども、毎日というのが実現可能かというのはちょっと人によっては疑問かもしれませんが、
僕の中で毎日は実現可能という位置づけだったので、それはそれということになりますね。
他にもということであれば、読書に対する目標としては2日に1冊というような目標を持っています。
これもまた具体的かつ実現可能な目標として設定をしている。
だから僕は読書を続けていることができるし、本を読もうというようなことを実際に考えて、実際に行動もできているのかなということを思うわけです。
これが、もっと本を読もうとか、できるだけ本を読もうみたいな曖昧さが残ってしまうと、自分でもどうしていいかわからないといったことも出てきてしまうので、
結局思ったように読書ができないということもあるのかなと思うんですというようなところで、今日はもっと頑張れでは頑張れないわけとして、
目標設定があまいんじゃないのと、目標設定が曖昧なんじゃないのというようなお話をしてみました。
ぜひ実験の話も思い出して、具体的かつ実現可能な目標を設定してみるというのはどうでしょうか。
新年ですので、多くの人が今年の目標みたいなものを決められたのかなと思います。
なので目標自体はあるよという人が多いのかなと想像しますけれども、果たしてそれは具体的だったのか、そして実現可能なのかということを今一度、
これから本格的に一年のスタートを切る前に確認してみるというのはどうでしょうか。
今日のお話はここまでです。
それではこの後も良いチャレンジを。また明日。
14:11

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