【7月7日】はやぶさ2がトリフネに接近。「北海道の1円玉を沖縄から射抜く」困難さ
2026-07-07 05:59

【7月7日】はやぶさ2がトリフネに接近。「北海道の1円玉を沖縄から射抜く」困難さ

News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間

1日1つ、5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかる重要ニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。

▼出演:

野村高文(Podcastプロデューサー/Podcast Studio Chronicle代表)

https://x.com/nmrtkfm

▼支援プログラム「Chronicleサポーター」については、こちらをご参照ください。

https://chronicle-inc.net/support

https://note.com/t_nomura/n/n43e514e703b4

▼参考ニュース:

JAXAはやぶさ2拡張ミッション

https://www.hayabusa2.jaxa.jp/

小惑星2001 CC21の名前が「トリフネ」と決まりました

https://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20240925_2001_CC21/index.html

沖縄から、北海道にある1円玉をレールガンで射貫くくらいの難しさ

https://wired.jp/articl/hayabusa2-torifune-flyby-livestream/

Japanese probe set for super-close flyby on July 5: 'We're going to discover another beast to put in the zoo of asteroids'

https://www.space.com/astronomy/asteroids/japanese-probe-set-for-super-close-flyby-on-july-5-were-going-to-discover-another-beast-to-put-in-the-zoo-of-asteroids

JAXA sets July 5 Hayabusa2 Trifune flyby at

https://jp.ibtimes.com/jaxa-sets-july-5-hayabusa2-trifune-flyby-1830-101583

JAXA Demonstrates Planetary Defense Tech, Becoming Second Nation After US

https://www.chosun.com/english/world-en/2026/07/06/23DZXLMBANBMTIQARMXPHLAPP4/

Japan Space Probe Performs Flyby Of Asteroid. It May Help Protect The Earth

https://www.ndtv.com/world-news/japan-space-probe-performs-flyby-of-asteroid-it-may-help-protect-the-earth-11730682

火星衛星のサンプルから、生命誕生・居住可能性と火星圏の起源に迫るMMX

https://www.mmx.jaxa.jp/


▼Podcast Studio Chronicle公式サイト

https://chronicle-inc.net/


感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

はやぶさ2が地球から約1億km離れた小惑星トリフネへのフライバイに成功しました。これは「北海道の1円玉を沖縄から射抜く」ほどの困難なミッションであり、将来の地球防衛につながる重要な技術実証となりました。さらに、はやぶさ2は最終ミッションとして微小小惑星1998 KY-26を目指し、JAXAは火星の衛星サンプルリターンを目指すMMXの打ち上げも控えており、日本の宇宙探査の進展が期待されます。

オープニングと七夕の話題
おはようございます。
2026年7月7日火曜日、ニュースコネクト、あなたと経済をつなぐ5分間、パーソナリティーの野村貴文です。
この番組では、1日1つ5分間で、世界のメガトレンド関わるニュースを解説していきます。
朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聞きいただけて嬉しいです。
さて、今日は7月7日、七夕です。
ハナルバラになってしまった織姫と彦星が、年に1回だけ天の川で再会できるという伝説が起源です。
ちなみにこの七夕ですけど、梅雨の又だかっていうこともあり、せっかく年に1回の王星なのに雨になることが多いようです。
なんでなのかなと思って調べたんですけど、本来は今の8月に行われるものでしたが、明治時代に新しい暦を導入し、梅雨の時期にずれてしまったそうです。
ちなみにこの時期になるとですね、至る所で笹の葉と短冊を見かけます。
短冊に願いを書くと願い事は叶うのでしょうか?
おそらくこれはですね、短冊に書くほど強く願っている願いというのは、それによって行動が何らか影響されてですね、その願いに近づきやすくなるということを指しているんだと思います。
ただですね、こんなことを考えるのも少し部粋ですので、純粋な気持ちでですね、短冊に願いを書いてみるのもいいのではないでしょうか。
さて七夕繋がりで今日は宇宙のお話です。
はやぶさ2、小惑星トリフネに接近成功
JAXA宇宙航空研究開発機構は、宇宙を飛行中の探査機ハヤブサⅡについて、地球から約1億km離れた小惑星トリーフネに接近しながら観測するフライバインに成功したと発表しました。
ハヤブサⅡは2020年に小惑星リュウグーのサンプルを地球に届けるサンプルリターンという目的を達成しました。
ここから生命の元となる物質が発見されたことは、以前今年3月にこの番組でも取り上げました。
そのサンプルはカプセルに入れて地球に投入する形で届けられ、ハヤブサⅡ自身は地球には戻らず旅を続けていました。
今回ターゲットになった小惑星2001cc21はトリーフネという愛称で呼ばれています。
雨のトリーフネは日本神話に登場する神が乗るための船で、それ自体も神格化されています。
この名前はハヤブサⅡが向かうことが決まってから公募されたもので、安全を願って作られたものです。
地球から約1億キロ離れた小惑星トリーフネへの接近はあらかじめ困難なミッションだとされていました。
というのもトリーフネの大きさはわずか500mしかありません。
一方ハヤブサⅡは時速約18000kmというスピードで進んでいます。
そしてハヤブサⅡのカメラは動くようにできておらず、接近した時にカメラがトリーフネの方を向いているよう、あらかじめ軌道と姿勢を計算しておかなければいけません。
遠すぎる上に時間が短く地球からの通信は間に合いません。
ということでハヤブサⅡ自身が自律的に判断しなければいけないという条件も重なっていました。
その難易度についてジャクサは、北海道の一円玉を沖縄から射抜くのと同じくらいの難しさと表現しています。
惑星防衛技術の実証と日本の貢献
このミッションは単なる観測にとどまらず、将来の地球防衛につながる重要な技術実証という側面を持っています。
地球に衝突しそうな小惑星に接近して調べることや、さらに軌道を変更するための基礎データとしての意味合いがあります。
以前アメリカのNASAが小惑星の軌道を変える実験を行ったことがありますが、日本はそれに続き、惑星防衛技術を実証した世界で2番目の国となりました。
2014年の打ち上げ以降、リューグーまでの往復を含め、ハヤブサⅡは長年にわたる航行を続けてきました。
リューグーでのタッチダウンやサンプル採取という世界初の回帰を成し遂げた後も、機体は大きな故障もなく、次の探査対象を目指して軌道修正を繰り返しています。
この長期間の運用そのものが、日本の探査機技術の信頼性を証明しているという見方もあります。
はやぶさ2の最終ミッションとMMX計画
今回はリューグーのサンプルリターンなどの拡張ミッションでしたが、実はまだ終わりではありません。
ハヤブサⅡが次に向かうのは、2031年7月に到着予定の小惑星、1998 KY-26です。
直径30メートルと非常に小さく、10分で自転する微小小惑星であり、このような得意な天体の探査は世界初の試みとなります。
この探査がハヤブサⅡにとっての最終ミッションとなります。
その後の宇宙探査なんですが、今年中にはJAXAから新たな探査機MMXの打ち明けが予定されています。
これはマーシャンムーンズエクスプロレーションの略で、火星の月の探査という意味になります。
これまでNASAを中心に、火星周囲の探査はそれなりの事例がありますが、全ては一方通行、火星圏から戻ってきた探査機は一つもありません。
日本はMMXを帰還させる試みを行おうとしていて、これが成功すれば世界初になります。
そしてMMXは年内に打ち上げられた後、計画では2027年に火星の衛星フォボスに到着し、その後3年かけて観測と着陸、サンプル採取を行います。
2031年に地球にサンプルを持って帰還する予定です。
サンプルからは主に3つの大きなテーマの解明に挑みます。
第一に、火星とその衛星がどのように形成されたのかということ。
第二に、かつての火星環境における生命誕生の可能性を探求すること。
そして第三に、将来的な人類の居住可能性を検証するための基礎データを得ることです。
宇宙開発史上でも相当エポックメイキングな旅になることは間違いありません。
まとめと今後の宇宙探査への期待
ということで、今日はハヤブサ2を取り上げました。
そして今年の秋にはその高度な技術を継承し、いよいよ火星に向けたチャレンジが始まります。
七夕の夜に日本の探査機の活躍に思いを発してみるのも、なかなかいいものではないでしょうか。
ニュースコネクト、お相手は野村貴文でした。
番組への感想は、ハッシュタグ、カタカナでニュースコネクトをつけて、Xに投稿ください。
もしこの番組を気に入っていただけましたら、ぜひフォローいただけますと嬉しいです。
それでは、良い一日をお過ごしください。
05:59

コメント

スクロール