では早速、東野先生にお伺いしていきたいんですけども、
まずそもそもですね、NATO、北大西洋条約機構、
ああ、学校で習ったなっていうことはね、本当に思い出すんですけども、
そもそもどういったことをしている組織なのかというところから、
基本的なことなんですけども、お伺いできたら嬉しいです。
はい、NATOですが、1949年のもう冷戦になりたてホヤホヤの時期にできた軍事同盟です。
当時ですね、東西冷戦が深まりつつあった、まだ始まりの時期ですよね。
その時にアメリカがですね、まだ第三次世界大戦のようなものにはなってないけれども、
冷戦という非常に危険で危なっかしい時期になってきた時に、
アメリカがヨーロッパを防衛する準備を整えておくためにはどうすればいいのかということを考えた時に、
やはり軍事同盟を作る方がいいんじゃないかというふうに思ったわけですね。
ただそれはアメリカの中でもすごく大きな議論があって、もう第三次世界大戦終わったばっかりなのに、
どうして軍事同盟をまた作って戦争の種みたいなのをまかなきゃいけないんだということと、
そうは言っても冷戦体制が深まりつつある中で、ソ連の脅威はどんどん大きくなってきていると。
いろんな危なっかしい事件もありました。
その中で、やはりアメリカとしてこれ以上の戦争に巻き込まれないためには、
軍事同盟をあらかじめヨーロッパの国々と作っておいて、
そしてそれをソ連に見せることによって、容易なことではいわゆる西側諸国、アメリカとヨーロッパを
軍事的に侵攻することはできないぞというふうに見せておく必要があるという考え方があったんですね。
最終的に軍事止めがいるよねということになり、アメリカがヨーロッパを守る形でこのNATOというのができました。
そういう経緯だったんですね。確かに習ったかなって今いろいろとかつての記憶が呼び起こされてきました。
なのでアメリカ、あとカナダ、そしてヨーロッパの国々が集まっていて、32カ国ですね。
戦争が始まってからフィンランドとスウェーデンに増えて32カ国になりました。
その32カ国の中には大きい国もあれば、小さめのヨーロッパの国々もいろいろとあるわけですよね。
それによってお互い、我々はこんなに負担しているのに、我々は守られてばっかりで、不均衡が生じてきているというのも事実なんですかね。
歴史の中でずっとアメリカが言い続けてきたことは、確かに軍事同盟というのを作っておくことそのこと自体がですね、ソ連やロシアからの攻撃を防ぐ意味はあるだろうと。
でもそれにしてもアメリカがお金を払いすぎている。アメリカばかりがヨーロッパを一方的に守るシステムになっているから、
例えば負担をちゃんと大分にヨーロッパの方でも持ってくださいということをずっと言い続けてきました。
これは実はトランプ政権から始まった主張ではなくて、歴代のアメリカの政権がもうずっと冷戦時代から言い続けていたことなんですね。
そうだったんですね。トランプ大統領になってよりその議論というのが活発になったなというイメージはあったんですが。
それは正しいんです。それはその通りなんですけども、今までどんなにどの大統領に言われても、共和党民主党関わらずどの大統領に言われても、
そうは言ってもって言いながらヨーロッパはアメリカのその保護の傘の下にいたわけなんですね。
ところがトランプ大統領になってきてからですね、軍事費をきちんと負担してない国は、
ナトウの加盟国であっても守らないよとか、後で話が出るかもしれませんけれども、北大西洋条約第5条という集団防衛条項というのがあって、
これはどこかの国がですね、これはもうナトウ全体に対する危機だよということを言った時に、みんなで守り合うのが義務なんですけども、
もしそういう事態になっても、お金を払ってない国は守らないかもよとかですね。
あっては自分たちアメリカ損するばっかりだから出ちゃおうかなとか、そういうことまで言い始めてきたので、
アメリカがずっと行ってきた主張をトランプは自分こそが実現することができる。
アメリカだけではなくヨーロッパも負担させることができるというふうに思っていますし、ヨーロッパもそれにトランプも真剣になっているということなんですね。
ちょっとそのお話はまた詳しく伺いたいんですけども、今出てきた集団防衛、お互いに守り合うというキーワード、
要するにそれがナトウとしてのある意味だと思うんですけども、
集団防衛っていうのは結構日本にとってまだまだあまり馴染みがないんですよね。
よく勘違いされるのが、集団防衛と集団安全保障って一緒ですかとか、どこが違うんですかっていうことを私もよく聞かれます。
集団防衛っていうのは敵が外にいるということをまず想定します。
私たちの仲間の中には敵はいません。襲われるとしたら敵から襲われます。外にいる敵です。
外にいる敵が私たちのことを攻撃してきたら、先ほども申し上げた北大西洋条約第5条というものに基づいて、
集団防衛が発動される。そしてみんなで守り合うことを義務とするということなんです。
ところがですね、昔国際連合の前の国際連盟っていうのが第一次世界大戦などにできました。
それは集団安全保障体制でして、それは敵になるかもしれない国も仲間に位置を入れておいて、
脅威を内部化した状態でできるだけ争いが起きないように話し合うというですね。
みんなが守り合う、みんなで敵で一丸となって戦うぞっていう集団防衛とは違う体制なんですね。
なのでちょっと似ていて混同されやすいんですけども、
NATOのようにものすごく強い義務としての集団防衛体制を持っている軍事同盟っていうのはなかなかそんなにたくさんはないのです。
ちょっとそこに違いがあるわけなんですね。ただ小さいけども大きい違い。
とっても大きい違いですね。
でもそうなるとですよ、さっき私大きい国もあれば小さい国もあってって言って、
なるほど。なお今各国は着々とでは準備できている状況なんですか?
まさに佐々木さんおっしゃると差がありまくりなんですね。
例えばですね、ナトの加盟国の間には、例えばナトの東ヘリと言われている国々があります。
具体的にはロシアやベラルーシと国境を接していたり、とても近い地位にあったりするような
バルト諸国ですとかポーランド、そういった国々があるわけですね。
これらの国々はもう防衛費の3.5%なんて特に超えちゃってるんですね。
むしろ超えちゃってるんですね。
どんだけロシアが怖いのか、ウクライナがロシアに何をされたのかということを
一番近い場所で見ている国々は、自分たちもどんどん防衛費を使っているんです。
ところがスペインという国が例えばあります。
その国は今2%以下なんですけども、去年のナト首脳会議の時に
スペイン以外の31カ国は全員10年以内に3.5%ダス1.5%をやりますよって宣言したんですね。
スペインだけがいや別にそんな私たち困ってませんと。
ちょっとは上げようかな、例えば2.2%。
だけど2.2%達成したら私たちは自分たちの国を自分たちで守ることができるので
3.5%必要ありませんって言っちゃったんですね。
まあトランプ大統領怒っちゃってスペインだけに関税かけてやるとか
スペインのものを輸入しないようにしてやるみたいなことで報復を示唆し始めました。
他の国々も内心はスペインみたいにそんなに防衛費にお金なんか使えないって思ってる国いっぱいあるんですけども
あれをスペインみたいにうち必要ないですよ2.2%で結構ですって言っちゃったらこういうことになるんだっていうのをですね
みなさん他の国々も身をもって目の当たりにしたわけですね。
最近の言葉で空気読めよみたいな感じの雰囲気になったわけですね。
でも空気の見方が難しいですよね。
だってスペインも国内としていやいや防衛費予算を増やした方がいいよっていう議論があったら別なんですけど
スペインの国内ではもう絶対反対なんです。
防衛費に使うようなお金があったら福祉とか社会保障とかいっぱい他に使うことあるでしょうと。
3.5%って増大なんですよね。
そんなの誰も支持できないっていうのはある程度スペインで多数派の意見なんですよね。
それがトランプ大統領に言われたからあるいはNATO全体の決まり事だからって言って急にぽん3.5%ですって言えないですよね。
国内の空気読むとそんな上げてる場合じゃないってなる。
だけどNATOの結束ってなるとなんであなたたちだけ3.5って言ってくれないのみたいな感じで
これがトランプが思っちゃったじゃないみたいな結構弱ってる周りの国もあるってことなんです。
国内の国民の支持を得るかそれともNATOとしての約束だったりトランプの顔色を伺うかどっちかっていうところは本当に難しいわけですね。
もちろん日本国内でも今防衛費増額になってそれに対してそれよりもみたいな
例えば少子高齢対策とか福祉とかにかけた方がいいんじゃないかって声があるのはもちろんなので
ヨーロッパでもきっとそういうことがあるだろうなっていうのは想像できるんですけども
特にヨーロッパというと今物価がどんどん上がって
だけども景気はそんなに良くないっていう国もある中で
やっぱりどうしても自分のEUの周りではそんな紛争はないしって思うと批判は出ますよね。
EUの周りで紛争ないしって昔は思えたんですけど
やはりウクライナでずっと4年半戦争が続いていると思うとEUの周りでまさに戦争が起こっているということなので
やはり今まで防衛費の増大に批判的だった国もウクライナの状況を見て
やっぱり自分たちである程度防衛費を使って自演しとかないと
言い方悪いけどウクライナみたいになっちゃうんだなっていうのは非常にリアルな感覚としてあると思うので
防衛費を上げないといけないんだろうなっていう意識はあるんだと思います
ところが3.5%と言われるとそこまで上げるの?っていうのは
やはり納得いく国といかない国がある
先ほど申し上げた通り3.5%を超えちゃってる国なんかは
なんで自分たちみたいな特に小さい国が多いんですね
バルトの国々とか
なので自分たちはこんなに頑張っているのに
外国でもっともっと余裕のある国はもう少しヨーロッパ全体の防衛の問題を考えてくれて防衛費を使ってくれてもいいんじゃないの?っていう不満を持つわけですよね
例えば最近のニュースで見ますと
イギリスですよね
国防費をGDP費2.7%およそ17兆円に増額というニュースも私最近見たんですけども
例えばだからこういった国々が収録は7月2日ですけど
その納得を前にして色々と国防費これだけ増やしてますよっていうことを国内外にアピールしている状況ってわけですよね
そうですねその中でイギリスも大きな喧嘩が起きていてですね
イギリスの防衛費にきちんとお金を使わなきゃいけないっていうのは
去年のナトー州の会議から来るイギリス全体としての方針なはずなんですけども
そうは言っても約束したはずの政府がなかなかお金を使えないんですね
そしたらもうこのしばらく前数週間前なんですけども
イギリスの防衛大臣が突然辞任をしてしまいまして
それはどういう理由かというとあれだけきちんと防衛費を使うっていうふうに約束したのに
政府の腰が重すぎて全然その改革ができないじゃないかと
自分はこんなんだったら防衛大臣できませんよって言って辞めちゃったんですね
なので使った方がいいけれどもその対応が遅いっていう批判もあるし
でもそこに使ってる場合じゃないよねっていう場合もあるし
イギリスはそのEUに戻るの戻らないのみたいな話も出てきていて
いろんな問題が絡み合って大混乱している状態だと思います
そもそもだって首相が交代しますよね
首相が交代するというですね
だからやはり防衛費の問題の話すと
芋づるしきにいろんな話が連なってきて
やはり政権基盤も危うくなってしまうということなんですよね
ヨーロッパの国々にとっては非常に危うちな渡りをずっとしている
だけど申し上げたように戦争はすぐ横でずっと続いていて
ロシアが勝ったりウクライナが勝ったりみたいなですね
そういった状況が続いてなんか全然終わりそうにないから
できることはせめてそのNATOの結束を保っておき
そして約束したことはできるだけやる動力はするっていう
非常に苦しい状態ではあると思います
実際にヨーロッパの防衛の装備とか防衛かけているお金とか
どれくらいなものなのかって私たちちょっと日本にいると想像がつかないんですけども
結局今ヨーロッパの国々の中で自前でかなりしっかり守れますという国と
ちょっと厳しいですという国どれくらいの割合なんですかね
そのことを準備態勢が整っているかどうかということを
レディネスっていう言葉で表しています
このレディネス準備態勢がどこまで整っているかっていうことって
もうずっとヨーロッパ研究してるんですけど
結論からすると全然追いついてないんです
全然追いついてないのですか?追いついてない
というのはウクライナに近い国がニポーランドですとかチェコですとかっていう国って
もともと自分たちが持ってた兵器をほとんどウクライナに差し出してしまっているんです
それは多くの場合は旧ソ連型の兵器を戦争の初典の時に
2022年とか3年あたりに全部全部ウクライナに送っちゃったんですよ
その分新しい兵器で補充しなきゃいけないんですけど
それが間に合っているとはとても言えない状況です
これが一つでこんなに戦争がヨーロッパで起こると思ってなかったから
兵器の生産体制も全然間に合わないわけです
だから2023年4年あたりから防衛投資をきちんとして
作れる体制を整えておこうというふうになりつつあります
それから2,3年経ったのですがでも人材足りないし
例えば兵器を作るには熟練された知識のある人材が必要ですけれども
そこも足りない
お金があってもお金をこれだけ使いますよと言ってそのお金をキープしても
工場足りないとか部品回らないとか
イラン危機もありました
イラン危機でなおさら物品が足りなくなってくるという悪循環もありまして
目標を立てたけれども全然目標に達することができていないんですね
なんなら防衛費はあるけどまだ使いどころがないんです
使いどころというか使う準備が整っていないということですよね
ということなんですね
そうなるとどうですかそれこそ今が狙い時だって思ってしまう国も
あります
そのお話が始まった時には例えば数年前に
ドイツのピストリウス国防大臣という人がいます
その人が早ければロシアは2027年って来年じゃないって感じで
2027年にはNATOの国々を攻撃するだけの軍事的な能力をつけてしまう
よりありそうなのは2028年から30年にかけて
そういった能力を身につけてしまうと
それはロシアの今の経済に寄せた経済体制で兵器の製造など
他のセクターを犠牲にしてでもそちらに注力しているので
このペースでロシアがある程度息切れせずに兵器を作り続けた場合に
余裕でヨーロッパの国々NATOの国々まで攻撃できるだけの
軍事の能力を身につけてしまう可能性があると言い続けているんですよね
だけどそれって2027年って来年ですし
2028年だってまあまあすぐですよね
だけどじゃあそこで私たちは準備万端整っていて
何が来ても跳ね返せますよと
ロシアがこんな攻撃したって無駄だって思って
諦めてもらえるぐらいの体制整っているかって言ったら
全然そんなことないんですね
NATO32カ国もあるって思いましたけど
でもそれを話を聞いたら
えっちょっと大丈夫なのかしら危ういなって思っちゃいましたね
本当その通りなんですね
例えば2025年中は
ウクライナにもロシアはドローン攻撃いっぱいしましたけど
2025年のちょうど私がですね
例えば9月にエストニアやフィンランドにいたあたりなんですけども
ロシアからの上空侵犯
ドローンが入ってきちゃうっていうのが
結構何件も起こるようになりました
私がいたエストニアもそうですし
今年に入ってからルーマニアなどもですね
様々な形での戦闘機だったりドローンだったりの
その上空侵犯がありました
ウクライナの領土内に入ってきたら
ウクライナはもう何も考えずに撃ち落としちゃうんですよ
なんだけどNATOの領域に入ってきたら
これは撃ち落としたら大事になっちゃうかなって
やっぱちょっと考えるわけですよね
だからそれは逆にNATOに入ってるからこそ
すぐに行動に起こせないっていうジレンマがあるわけですか
でもおかしな話で
ウクライナに入ってきたらドローンはシュッて落とされるんですけど
NATOの領域に入ってきた
そういったですね
ロシアからの侵入は
そんな簡単に落とせないんですよね
じゃあウクライナの方が強いんですかって話に
単純化するとなってしまいますよね
ナトの場合やちなみにそういった攻撃する時の
手続き気味ごとってあるんですか?
このような状況になっているので
即応態勢でいいんですね
ラピッドディスポンスで即応態勢を整えているところなんです
なので飛んできた
はーいって電話して
みんなで相談してみたいな
そのことはもうやらないんですね
ある程度のグムの判断で
撃墜することはできます
なんですけど撃墜した時に
それがどのような影響をおたらすとか
撃墜したことによって
むしろNATOの領域に被害が出ないかとか
そこら辺は本当に瞬時瞬時の
ケースバイケースの判断なので
入ってきたらパーンって撃ち落とすわけにはいかない
っていうことなんですよね
なのでそういったNATOの関係っていうのも複雑なんだなって思うのが
もちろんその話に出てたウクライナはNATOに加盟したい
他にも例えばジョージアだったり
そういった国もNATOに加盟したいけども
NATO側がそこは慎重に
入れたい気持ちもある国も多いけどもっていうことですよね
そこには本当にNATOって単純に説明できない
むしろ裏側難しさっていうのがあるのかなと
だってウクライナからするとですね
軍事的に見たらヨーロッパのNATOに入っている小国よりも
自分たちの方が軍事力あるでしょうと
自分たちの方が安全保障に貢献できますよっていうのを
最近すごく言い始めてます
ただそうは言っても
でも戦争している最中の国を入れたらば
それこそさっき言った集団防衛の第5条ですよ
NATOの加盟国に今日からウクライナがなっています
33カ国目です
その時にロシアから攻撃を受けました
じゃあNATO全体に対する攻撃なのですかこれは
みんなでやり返さないといけないんですかっていう話になってくると
そんなありそうな話怖すぎて
ウクライナをNATOの加盟国に入れられないっていう国もやっぱりあるんです
だからそれこそ先ほど防衛費そんなに上げたくないっていう
例えばスペインのスペインの軍も行かなきゃいけなくなる可能性があるわけですもんね
その集団防衛状況ですよっていう風になったら
そうですよね
だからそうなると国によってはちょっとNATOに加盟させたくないっていう国がどうしてもいるっていう
支援はする支援はしてあげる
だけどそれとNATOに加盟させるのって全然別問題でしょ
自分たちの安全保障体制が変わる話ですよねってなってしまうと
ダメなんですね
一番あれなのがNATOって絶対に前回一致で加盟を決めないといけないんですね
国連とは違うんですね
前回一致じゃなくて決められるものもあるんですけども
加盟問題は前回一致なんです
そしたら今はトランプ政権が絶対ダメって言ってるし
つい最近まではハンガリーという国
政権交代があって相当ハンガリーの国内も変わりつつあるんですけども
かつてのハンガリーも絶対ダメって言っていましたし
NATOは絶対ダメって思ってる国あるんですね
内心ダメって思ってる国あるし
だからもう今の段階ではすぐすぐにウクライナがNATOの加盟国になるっていうのは
私は何よりウクライナの人々はもう諦めてると思います
なるほど
何度も出てきているアメリカについてもお伺いしていきたいと思うんですけども
どうなんでしょうかね
結局アメリカになので今お話を伺っている限りは
もうヨーロッパ頼らざるを得ない状況に正直なっているんじゃないかなと
だって今もうしっかり軍事体制あるっていう西側諸国って
アメリカくらいしかないのではっていうふうに今お話聞いて思ったんですよね
ただですねトランプ政権の一貫した主張というのは
今までアメリカはヨーロッパにお金を使いすぎてきたんだから
もうそれはアメリカとしてはこれ以上のお金チャリティを
やってあげることはできないっていうのが
チャリティっていう表現なんですね
そうですねもうこれ以上恵んでやらないというぐらいの言い方をしています
なのでその頼らざるを得ないし頼った方がヨーロッパが楽なのは事実なんですけども
現状頼れないそしていつかトランプ政権で
いいよいいよヨーロッパが好きなようにお金使っちゃってみたいな
そんな展開になるわけもないと思ってます
なので今ヨーロッパの中で非常に盛んに行われている議論というのは
ナトウの中のヨーロッパの柱という言い方をするんですね
つまりアメリカがもう出ていっちゃうかなとか
第5条発動されても自分たち守るのやめちゃおうかなみたいなことを
言われ続けるのは困る
アメリカはちゃんとナトウの加盟国としていてほしい
せめて去らないで
だけど去らないためには自分たちはこんな自分たちの力だけで頑張っていて
アメリカにこれ以上ご迷惑をかけないようにしたいと思っています
という意思表示をしなきゃいけない
意思表示をするためにはヨーロッパの柱というのを作って
自分たちだけでこんなに頑張っています
これをヨーロッパの戦略的自立性という言い方をするんです
アメリカとはパートナーである絶対離れないよ
だけど自分たちも自立性を持って自分たちの自衛をきちんと整えてます
というのをスローガンにして
だから出ていかないで別れていかないでということを
一生懸命アメリカに説得しているんですね
その柱がきちんと出来上がりましたかというと
さっき言った通りレディネスが全然まだダメですという話なんです
難しいですよね
難しい
そうなると放送日から行われるNATO首脳会議は
ヨーロッパの国々がアメリカ去らないでというために
アピールをいろいろとしていく会議になりそうなんですかね
その通りですね
その準備のためにNATOのルッテ事務所長がワシントンを訪問して
ここまでやらなきゃいけないのかと
私なんか心が暗くなるんですけども
トランプ大統領を褒めずやし
史上最高のアメリカ大統領であると持ち上げて
だから気持ちよくNATOの首脳会議に来てください
ということを言ってました
プレゼン資料いっぱい担いでやってくるわけですよ
ルッテ事務所長が
1枚のプレゼン資料がトランプトリリオンって書いてあるんですね
要するにトランプ大統領がやってきてから
NATOの防衛費はこんなに上がりましたみたいな
右肩上がりで資料をバンと出したりとか
これは例えばかつてアイゼンハワー大統領が
ヨーロッパに防衛費を支払わせようとしてうまくいかなかったけれども
トランプ大統領はなんとアイゼンハワー大統領を超えていますみたいな
もう何かアゼンとするようなことなんですけど
でもやっぱりそこまでやる人がいないと
トランプ大統領を気持ちよくNATOに引き止めることが難しいっていう
これは見てて辛くなるような持ち上げですけど
現実的な回でもあるということなんですよね
他にもどうなんですか?今回のNATO首脳会談でのテーマ