【7月3日】高市首相がインド訪問、経済・エネルギー安保で協力-メガバンクは現地で投資
2026-07-03 05:12

【7月3日】高市首相がインド訪問、経済・エネルギー安保で協力-メガバンクは現地で投資

【このPodcastについて】

News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間

1日1つ、5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかる

ニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。

▼出演:

野上英文(Bloomberg Managing Editor, Japan Digital Lead)

https://twitter.com/Hi_noga3

▼出演番組

Big Take Asia:ユニクロ・柳井正氏に直撃、アメリカ内陸部制覇の執念(Podcast)

https://www.bloomberg.com/jp/news/features/2026-04-09/TD7WYFKIUPT000

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https://chronicle-inc.net/support

▼参考ニュース:

(いずれもブルームバーグ)

高市首相、経済・エネルギー安保で日印協力を推進-モディ首相と会談

https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-07-02/THDPWPKJH6V400?srnd=jp-homepage#gsc.tab=0

高市首相が訪印、エネルギー・経済安保で協力確認へ-あす首脳会談

https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-07-01/THD90HKJH6V400#gsc.tab=0

インドで存在感増す日本のメガバンク、安倍氏以来の友好とスズキへの信頼が追い風に bloomberg.com/jp/news/features/2026-06-29/THF271KIP3IT00

(オピニオン)トランプ氏変心、インド太平洋よりユーラシア重視-安倍氏提唱の概念への関心低下https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-06-28/TH23IRT96OSM00#gsc.tab=0

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サマリー

高市首相がインドを訪問し、モディ首相との首脳会談で経済・エネルギー安全保障における協力強化を確認しました。両国は石油備蓄システムの強化やバイオガス分野での協力、さらに円とインドルピーによる直接取引の導入検討で合意。この強固な日印関係を背景に、日本のメガバンクはインドで大規模な投資を進めており、長期的な視点での協力が現地で高い信頼を得ています。

オープニングとスズキのインドでの成功
おはようございます。2026年7月3日金曜日、ニュースコネクト、あなたと経済をつなぐ5分間、パーソナリティを務めます、ブルーンバーグマネージングエディターの野上英文です。
この番組では、1日1つ5分間で世界のメガトレンドがわかるニュースを解説していきます。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聞きいただけると嬉しいです。
静岡県浜松市にある、鈴木歴史館に足を運んだことがあります。
100年以上前に創業者が発明した木製の足踏み式食器から、戦後の復興を支えたバイクモーター、そして昭和の日本を走ったスズライトまでずらりと並ぶ様子は日本のものづくりの奇跡そのものです。
鈴木の海外進出を伝えるブースもあるんですが、その最大の成功舞台はインドではないでしょうか。
現地、グジャラート州などの工場では気温43度に達する過酷な暑さの中、多くの日本人駐在員が汗を流して、鈴木は日本よりもインドでの売上収入の方が今大きいと言います。
こうした日本のものづくりが切り開いた強固な日本とインドの信頼関係を背負って、日本のトップが熱気あふれるニューデリーの地に降り立ちました。
高市首相のインド訪問と日印首脳会談
高市三内首相が就任後初となるインド訪問を行い、昨日2日、モディ首相との初の首脳会談を行いました。
二人が堅く握手を交わした最大のテーマは経済とエネルギーの安全保障です。
世界第3位のエネルギー輸入国であるインドと第4位の日本、イラン戦争による中東からの原油供給の混乱は、日本とインドの両国にとってホルムズ海峡を通らない調達ルートの確保という全く同じ問題を突きつけています。
発表された共同声明で二人の首脳は、インドの石油備蓄システム強化に向けた対話の設立や豊富な農業廃棄物、具体的には牛の糞が挙げられますが、それらを活用したバイオガス分野での協力強化で合意しました。
さらに注目されているのは、両政府が円とインドルピーによる直接取引の導入の検討に入ったことです。
日本とインドの貿易や送金の支力はアメリカドルです。米ドルを買いさずに行う二国間の直接決済、これは手数料などの送金コストを大幅に削減するだけではなく、ドルの変動リスクにも備えるという日本とインドが手を携えた金融における自衛の選択でもあります。
日本とインドの両政府による密月関係は、今からおよそ20年前、後安倍晋三元首相がモディ氏と築き上げた関係性から始まっています。高い首相にとっては最大の外交資産を受け継ぐ極めて重要な訪問と言えるでしょう。
日本のメガバンクによるインド投資の拡大
そしてこの20年越しの政治的信頼という最大の追い風を受けて、今インドで前例のない大勝負に出ているのが日本のメガバンクです。
密井住友フィナンシャルグループSMFGは、現地のイエス銀行の株式20%、日本円でおよそ2500億円で取得することで合意しました。
ミスビシUFJ、MUFGもノンバンク大手の株式を過去最大規模となるおよそ6780億円で取得。ミゾー銀行も主要な投資銀行を参加に収めるなど、日本の銀行法銀による投資の波が押し寄せています。
ところで今なぜ日本の銀行なのでしょうか。実はアメリカのシティーグループやイギリスのスタンダードチャータードといった欧米のグローバル銀行が規制の多さや利益率の低さを理由にインドのリテール事業個人向けの貸し付けから相次いで撤退しています。
その中で中央銀行にあたるインド準備銀行は日本税による出資が望ましいという非公式な意向を示していました。
欧米ファンドのように市販機ごとの利益率を厳しくチェックして日常業務に干渉するのではなく、日本のメガバンクのように5年10年単位のビジョンを共有して危機があれば共に戦うといういわばお見合い結婚のような日本の長期投資のスタイルが現地で信頼を勝ち取っているのです。
日印協力の意義と不透明な世界への対応
日本とインドが描く輝かしい成長シナリオの裏ではトランプ大統領による知性学的なインド外し、他にAIバブルから取り残された現地のルピーアスといった現実もあります。
米ドルを買いさず円とルピーで直接取引したいという自衛の盾を握り合った両者の選択は不透明な世界を生き抜くための大きな一歩となるかもしれません。
エンディング
ニュースコネクトお相手は野上英文でした。
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それでは良い一日をお過ごしください。
05:12

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