【8月24日】アメリカの50%追加関税に対抗、カナダが来月8日から対米報復関税発動へ
2026-08-24 06:15

【8月24日】アメリカの50%追加関税に対抗、カナダが来月8日から対米報復関税発動へ

News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間

1日1つ、5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかるニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。

▼出演 佐々木真奈美(経済キャスター・スピークプラス代表) 

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▼参考ニュース

https://www.bloomberg.com/jp/news/features/2026-08-21/TK3VC2KIJH9A00#gsc.tab=0

https://www.bbc.com/japanese/articles/c2el88gxkxxo

https://jp.reuters.com/world/us/475FFQHC2BJGHPCA7GAFAU3ZAE-2026-07-20/

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN222H60S6A820C2000000/


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サマリー

アメリカのトランプ政権がカナダからの輸入品に対し50%の追加関税を発動し、これに対しカナダは来月8日から同額の報復関税を課す意向を表明しました。この貿易摩擦は、アメリカ国内の物価上昇やサプライチェーンの混乱を招く可能性が指摘されています。トランプ大統領が過去に強硬策から撤回する「TACO」と呼ばれるパターンを繰り返してきたことから、9月8日のカナダの報復関税発動を前に、今後の動向が注目されています。

オープニングと番組紹介
おはようございます。 2026年8月24日月曜日、ニュースコネクト【あなたと経済をつなぐ5分間】 経済キャスターの佐々木真奈美です。
この番組では、1日1つ5分間で、世界のメガトレンドがわかるニュースを解説していきます。 朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聞きいただけると嬉しいです。
ハイロックスの紹介と消耗戦の比喩
さて、最近SNSでハイロックスという言葉を目にする機会が増えました。 ご存知の方や、実際に挑戦したことがあるよ、という方いらっしゃいますでしょうか。
ハイロックスとは、2017年にドイツのハンブルクで誕生したフィットネスレースでして、 1キロ走るごとに重りのついたソリを引いたり、重いボールを持ってスクワットしたりなど筋トレを行って、これを8回繰り返します。
つまり、合計8キロのランと8種類のワークアウトをこなして、全身を限界まで追い込む競技です。
参加者は年間65万人を突破。 ロンドンやニューヨークではチケットが即完売し、日本でも人気が高まっています。
若者やビジネスパーソン中心に人気を集める理由は、スタイリッシュでかっこいいというイメージに加えて、最大4人チームのリレー形式で仲間と励まし合いながら挑戦できる連帯感。
そして、誰でも努力次第でゴールできるというマグチの広さにあるようです。
自らの体を追い込む消耗戦、ハイロクスを今回紹介しましたが、国際経済の舞台でも今、互いに高い関税の壁を突きつけ合う激しい消耗戦が再び始まりました。
米国によるカナダへの追加関税
22日、アメリカのトランプ政権は、カナダからの輸入品に対して50%の追加関税を発動しました。
また、長年カナダが保護してきた入製品市場の完全開放や、自動車貿易におけるさらなる優遇措置など、アメリカにとって極めて有利な条件のすべてを丸呑みさせることが狙いとみられています。
対象には、入製品、自動車部品など500以上の品目が含まれています。
この強行措置の根拠とされたのが、1930年関税法338条です。
外国政府がアメリカの通商に対して、同かつ差別的な負担をかけていると大統領が判断した場合、最大50%の報復関税を一方的に課すことができるという強力な権限を定めています。
近代の通商政策において、長らく使われることのなかった、いわば禁じ手ともいえる法律でした。
トランプ大統領は、関税の発動を今月19日から3日間猶予し、カナダとの間で貿易交渉を続けていました。
しかし、アメリカ通商代表部は、カナダ側の新たな要求や約束の撤回により合意が崩れたとして協議の決裂を宣言。
カナダの報復関税表明
これに対し、カナダのカーニー首相は、「アメリカの土壇場での条件の変更は不公正かつ経済的に不合理と強く反発。ドルにはドルを。」と強調し、来月8日からアメリカ製品に対して同額の報復関税を課す意向を表明しました。
貿易戦争の影響と「TACO」の可能性
しかし、この関税の応酬がもたらす今後の影響、決してカナダ側だけでのダメージに留まりません。むしろアメリカ自身にとって巨大なブーメランとなる可能性が指摘されています。
例えば、物価の上昇です。アメリカとカナダは長年、国境をまたいだサプライチェーンを構築してきました。
カナダからの自動車部品や建築資材に50%もの関税が上乗せされ、さらにカナダ側からも報復を受ければ、アメリカの製造業の生産コストは一気に跳ね上がります。
結果的にそのツケを払わされるのは、口頭した商品をかわざるを得なくなるアメリカ国民です。
アメリカ国勢調査局の年間データに基づく報告によりますと、
2025年のアメリカのモノの貿易総額において、カナダは7195億ドル、全体の12.8%を占め、アメリカにとって第2位の貿易相手国としての地位を維持しています。
貿易戦争を繰り広げていた3位の中国の7.4%を大きく上回っています。
そこでしきりにささやかれている言葉がTACOタコーです。
トランプはいつもチキンのように怖気づいて逃げるの頭文字を取った造語で、
トランプ大統領はこれまでも極端な関税や強硬策を掲げて関係省パニックに陥れながらも、
いざ自国の株価の下落や経済への深刻なダメージが現実味を帯びると、期限ギリギリになって方針をトーンダウンさせたり、撤回したりするパターンを繰り返してきました。
果たして今回もTACOは起きるのでしょうか。
カナダの報復関税が実際に発動されるのは9月8日。
トランプ大統領がチキンレースから降りて妥協を図るのか。
それともアメリカ中間選挙へのアピールを最優先して友倒れの貿易戦争へと突っ走るのか。
世界中がその一挙手一投足をカタズオノンで見守っています。
エンディング
ニュースコネクトお相手は笹木まなみでした。
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それでは良い一日をお過ごしください。
06:15

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