アメリカの関税政策の影響
はい、こんにちは。今回なんですけれども、先日4月11日にアメリカがスマホ、ノートパソコンなどの電子機器、半導体製造装置などの相互関税の対象から除外ということを発表したわけですよね。
それについて今回私の意見をお話しさせていただこうと思うわけですが、中国への追加関税が145%になったわけですよね。
となると、中国で組み立てられたiPhoneなんかの値段が、もう爆上げされてしまうのではないかとアメリカ人が懸念していたわけですよね。
倍ぐらいになっちゃうんじゃないか。ただでさえiPhoneって高級品なのにもう買えないよって、アメリカ国民の不満、反発があったわけですよね。
もちろんApple、Tim Cookさんからの反発もあったわけなんですけれど、それに対してトランプ大統領が情報主弾だと思いますね。
前々から言ってるんですけれど、僕はトランプさんのこの相互関税っていうのは大部分が、はったりの部分が大きいと思うんですよね。
かつてのアメリカの良き時代のように製造業を取り戻して、自給自足できる国に戻したいっていう考えがあったとは思うんですけど、
これ世界中の人、アメリカ国民でさえも無理だよねっていうのはみんなわかってると思うんですよね。ある程度は戻せるとは思うんですけど、
アメリカ人で製造って多くのものが無理だと思うんですよね。なのでトランプさんもわかってると思うんですよね。
ただ、ラストベルトの人たちが自分の支持者であるんで、その人たちへのアピール、そもそも選挙公約で挙げていたことなので、約束を果たそうとしてるっていう姿勢を示さないといけないので、
そのパフォーマンスっていう部分もあるわけであって、本気で製造業をかつてのようにアメリカに戻すっていうことまでは考えてないと思うんですよ。
やっぱりハッタリの部分が大きいのではないかなと。トランプさんって何にも考えてなくてめちゃくちゃやってるんだなっていう意見もあるわけなんですけれど、
確かにめちゃくちゃなことはあるんですけど、本当にそのままめちゃくちゃ突き進むんじゃなくて、ある程度のことは現実を受け止めて柔軟性を持って情報してるっていうのも今回すごくわかりましたね。
基本的にトランプさんってベッセンと財務長官の言うことは聞くんですよ。この間も米国債が大量に売られたと。
それによって米国債の値段が下がって金利が上がったと。金利が上がることは大変ですよと。これからのアメリカが発行していく国債の利払いも増えてしまうわけだしと。
それも素直にトランプさんは従っているので、本当に頭がガチガチに硬くて突き進むっていうタイプじゃなくて、かなり柔軟性を持って関税下げたりしてるし。
先日も総合関税に関しては報復措置を取らない国に対しては停止するっていうことも発表したわけですね。
ということで、暴力団のハッタリと一緒で最初ドカーンと脅してビビらせておいて、徐々に情報を引き出して最後は仲直りするっていうパターン。
最終的には自分たちがちょっと有利になるぐらいでいいかなって考えてると思うんですけどね。
ただ本気で製造業を戻したいとか偉大なアメリカに戻したいという気持ちはあると思いますよ。
やっぱり日本がUSシールドを買収しようとした時でも大きな反発をしたわけですので、そういう気持ちはあると思うんだけど、現実的に本当に製造業を戻せるとは思ってないと思いますけどね。
なので最終的にはアメリカ国民、自分の支持者ですよね特に、顔色を伺ってその人たちが脳を突きつければ分かりましたって従うっていうことがですね、見られたんじゃないかなと。
垣間見られたんじゃないかなと。だから自分の支持者、アメリカ国民の顔色を伺ってるっていうのはすごくよく分かりましたね。
だからまずは中間選挙に向けてかなりトランプさん側が情報をすると、アメリカ国民が有利になるようにと、やっぱり票を取りにいくと僕は思いますね。
製造業の復活と現実
なので日本の自動車の関税25%に関しても、もしアメリカ国民が反発してくれればですね、これも撤廃してくれるかも分からないし、
あとはこれから石破さんがディールをするわけですよ。いかに日本の関税を下げてもらうかと。
倉庫関税でも一時的に10%に下げてもらってるだけであってね、ディールがうまくいかなければ24%にまた戻ってしまうってこともあるわけであって、
その10%ですら下げて元に戻してほしいっていう気持ちはあるわけなんで、やっぱり日本側のディールとしては米国債だと思いますね。
米国債を売らないであげますので、どうか関税下げてくださいっていうのがいいと思います。
アメリカにとって、トランプ政権にとって国債を大量に売られるっていうのはかなりの脅威だっていうことが今回分かりましたんで、
世界で一番中国、外国で米国債を保有しているのは日本なので、2番が中国なんで、中国が売るか売らないかでもかなりビビってると思うんで、
同盟国である日本が売るか売らないかでかなりビビってくれてるんじゃないかなと思うんで、
これをカードにして駆け引きしてほしいですよね。
ということなんですけど、結局iPhoneですよね。
iPhoneってAppleっていう会社が絶妙のスキームで製造して世界中で販売してるんですよね。
組み立ては中国で行ってるわけなんだけど、アジアの各所で部品を作ってそれを中国に集めて製造してるっていう形なんで、
これが本当に絶妙な完璧なスキームであって、iPhoneって高いんだけど、このスキームによってある程度値段がまだ抑えられてるっていうことなんですよね。
やっぱりアジアの人たちって日本人も中国人も韓国人もベトナム人も製造業って向いてると思うんですよね。
特にその都庁国においては単純労働をしてくれるわけだし、ただ中国の人件費もかなり上がってるんで、
人件費だけ、人件費が安いからっていう理由で中国で作ってるっていう理由はないんですけど、
それ以外の理由がすごく大きくて、ノウハウが出来上がってるっていうのがまずあるんですよね、それぞれの部品に関しても。
なので、細かい部品を作るのをノウハウが失われてしまったアメリカに戻すのに、もう10年20年っていうスパンがかかるだろうし、
そもそもアメリカ人にその仕事が出来るのかっていう問題もあるわけであって、
ある程度の製造業っていうのは都庁国に任せるっていうのが自由貿易、世界で分業して効率よく世界中に物を分配して豊かにしていくっていう点では、
それが適してるんじゃないかなっていうのはありますよね。
アメリカ国民で製造業に携わりたくないっていう人だってたくさんいるわけだし、
そもそもアメリカも移民を制限しようとしているわけなので、そういう仕事に従事してくれる人も限られてるわけなんですよね。
iPhoneって1年中常に工場を稼働して生産してるわけじゃなくて、
新型のiPhoneを作ってこの時に売り出すんだっていう時に合わせて中国で大量に生産してるわけですよね、工場を稼働させてやって。
なので、それは中国だからできるわけですよね。
アメリカの関税変更の影響
中国って出稼ぎ労働者が大量にいるわけであって、iPhoneの新型販売に合わせて出稼ぎ労働者を大量に一定期間工場に集めて大量生産して、
それが終わったらまた田舎に帰ってもらうっていうことをしているわけなので、
なので、シーズンに合わせて大量生産して販売するっていうことがそれでも比較的低価格でできてるってわけであって、
そのスキームを全部アメリカに戻すって絶対もう無理なんですよね。
それでもやっぱり値段は上がると思います、最終的にできたとしても。
で、今よりも粗悪品になってしまうっていう可能性はあるわけですよね。
ということなんですけど、ただ、シーインとか結構やばいみたいなんですけど、
シーインもアメリカで大人気なわけなので、工場閉鎖して生産ストップさせて、
失業者が出てるっていう感じなんですけどね。
だから中国もアメリカとの貿易はもう半分捨てるくらいの覚悟で、
アメリカ以外の国との貿易を強化させるっていう流れになると、
そうするとますます世界が分断されてしまってですね、戦争への懸念が強まるので、
本当はね、やっぱり自由貿易っていうのがいいのかもわかんないですけどね、
いいと思うんですよ、僕は。世界で分業してサプライチェーンを築いて、
ただ中国が強くなりすぎるのだけは日本にとってもアメリカにとっても脅威なわけなので、
そことのバランスをうまくトランプさんにとってもらえばいいかなって思います。
株式市場の見通し
ということで、株価は上がります。上がると思います、多分。
あんまり断言するとお前を信じてたのにってなるんで、投資はあくまで自己責任でお願いします。
なので今晩はアップルの株価は爆上げします。
アップル以外のハイテク系、半導体系もかなり上がると思いますね。
なので今回結構ね、二位差損切り民っていう人がいるみたいなんですよね。
S&P500とかオルカンとかナスダ500とかね、
そういうアメリカ株中心の投資新宅買ってる人が多いじゃないですか。
特に損切りするような人たちこそそういうのを買ってると思うんですよね。
あとファングプラスとか、そっち系ハイテクの比重がすごい高いやつとか、
ボラがすごい大きいやつ買ってると思うんだけれど、
そういう損切りした人たちの主張としては、
今後はトランプ関税、とんでもないことをしてくれたと、
世界中が大混乱だと、これ資本主義の終わりだと、戦争が起きると、
もう退場した方がいいと。
早いうちに退場して損切りした方がいいっていう人がいると思うんですよ。
やっぱり新入社始めたばっかりの人、投資初心者の人っていうのは、
みんながみんなそうじゃないんだけれど、
悪力を強化させて、とりあえずじっと待つとか、
気絶するとか、そういうことができない人は一定数いると思うんですよね。
できてる人も多いと思うし、本当にそれが正しいのかもわかんないですよ。
今回の暴落は今までの暴落とは違う暴落だと。
今までの暴落が下がった後、必ず上がったんですよね。
S&P500にしてもニューヨークダウンにしてもね。
この100年の歴史を見ても。
ということなので。
だけど、とりあえずトランプショックって言われてる時から、
この間、総合関税の一時停止でちょっと上がって、
それからまた今回上がると思いますね。
だけど今後も本当に何があるかわかんないので、
僕の言ってることは絶対正しいとは限らないです。
投資はあくまで自己責任なんですけれど、
やっぱり焦って老売売りはしない方がいいんじゃないかなって僕は思ってます。
ずっと言ってますけれど。
積み立てしてる人はそのまま気絶して積み立ての設定だけしておいてくればいいと思います。
あとは余剰資金がある人なんかは、
僕個人の意見としては今が買い時なんじゃないかなって思いますね。
急落しててある程度安い時、今後上がっていくと思うんですよね。
安い時に仕込むのはいいんじゃないかなと。
僕は個人的に思いますけど、
僕の意見は参考程度に聞き流して、
ご自身で判断していただければいいと思います。
ご視聴ありがとうございました。