News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間
1日1つ、5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかる重要ニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。今日のテーマは「キーウ近郊に民間人数百人の遺体」です。
▼出演:
野村高文(音声プロデューサー/Podcast Studio Chronicle代表) https://twitter.com/nmrtkfm
▼参考ニュース:
ブチャなどキーウ近郊で殺人の証拠相次ぐ、410人の遺体発見と(BBC)
https://www.bbc.com/japanese/60978311
集団墓地に民間人150人の遺体か、強まる「戦争犯罪」の声 ウクライナ(CNN)
https://www.cnn.co.jp/world/35185820.html
Retreating Russian troops leave behind harrowing evidence of atrocities(The Economist)
ロシアの「戦争犯罪」に非難集中 EUは追加制裁へ(AFP)
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おはようございます。4月5日火曜日、ニュースコネクト、あなたと経済をつなぐ5分間、パーソナリティーの野村貴文です。
この番組では、1日1つ5分間で、世界のメガトレンドがわかるニュースを解説していきます。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聞きいただけると嬉しいです。
さて、今日のニュースなんですが、実は昨日月曜日にはですね、取り上げるか非常に迷ったニュースでした。
なぜ迷ったかというとですね、あまりにもですね、戦争の生産極まる状況に関するニュースでして、この現実を直視するのがすごく精神的にもしんどくなるようなことです。
ただですね、やはりこれは事実として伝えておかなければいけないなと思いまして、今日のテーマとして取り上げたいと思います。
ウクライナは今月2日、キイウ周辺の全域を奪還したと発表しました。
その中にはキイウの西部にあるイルピンやブジャなどの地域が含まれています。
この奪還の後に現地の状況が判明してきたんですけど、ウクライナ政府から公開された情報は衝撃的なものでした。
おととい3日にはウクライナ検事総長のイリーナ・ベネディクトワ氏が、これまでにキイウ周辺で410人の民間人の遺体が発見されたと発表しました。
最終的な犠牲者はさらに多くなる見込みです。
ウクライナの報道官セルゲイ・ニキフォロフ氏は、おととい3日にBBCの番組に対して、ブジャなどロシア軍から解放された地域では民間人が手足を縛られて、後頭部を撃たれて殺されていたと話しました。
そして、証拠隠滅のため焼かれたかのような遺体が複数見つかったと言います。
CNNやロイター通信などメディア各社は一斉に街中で民間人の遺体が横たわっている映像や写真を報じました。
CNNの報道によりますと、ブジャ市内のある教会の敷地には、戦争が始まった直後からこれまで150人の遺体が埋葬されたと言います。
ウクライナのゼレンスキ大統領は、3日の演説でこれを地球上で最後の戦争犯罪にしなければと訴えまして、ロシア兵による犯罪の捜査機関を設置すると表明しました。
西側諸国からも次々に戦争犯罪だという声が上がっていまして、アメリカのブリンケン国務長官は内蔵をえぐらえるようだと表現しました。
国連のグテレス事務総長は、強い衝撃を受けている、独立した調査による責任の追求が不可欠だとコメントしました。
日本政府も無効の民間人の殺害は国際人道法違反であり、断じて許されず厳しく非難しますとの声明を出しました。
EUはこの件を受けまして、ロシアに対して追加制裁を課す方針を示しました。
対してロシアの国防省は、ブチャに関する非難はフェイクであると宣言しまして、
キエフ政権がブチャで公開した写真や動画は全て単なる挑発行為に過ぎないという声明を発表しました。
さて、この民間人殺害なんですけど、ロシア軍はなぜこうした行動をとるのでしょうか?
イギリスのエコノミスト氏はオックスフォード大学の社会学者エレナ・ラシバ氏のコメントを引用して、このことを侵略のカルトと表しています。
03:07
この記事によりますと、ロシアではプーチン政権の成立後、国営テレビが第二次大戦で戦った戦図をお手本にするように兵士たちにプロパガンダを流しています。
そして、今回のウクライナ戦争でも第二次大戦の映像を国内で公開しまして、私たちはこの伝統の輝かしい後継者である祖父母の名誉を汚さず、とことんまでやるつもりだとプロパガンダを流しています。
また、1990年代から2000年代にかけて行われたチェチェン紛争との関連性も指摘されています。
当時、ロシアから独立を目指すチェチェン地域の独立派を抑え込むため、ロシア軍はこの地域に攻撃を加えました。
2000年には、ロシア軍がチェチェンの首都グロズニー郊外に入って、家々を回って民間人を射殺した事件があります。
そして、今回のウクライナブチャでの民間人殺害も、チェチェン紛争後、この地域の首長になったラムザン・カディロフ氏と関連する軍隊が行った可能性をエコノミスト史は指摘しています。
同志によりますと、このブチャでの残虐行為は不正行為の結果ではなく、極めて計画的に行われた可能性を指摘しています。
今回の民間人殺害の映像なんですけど、SNS上でもですね、極めて厳しい現実を見ることができます。
今回ですね、ウクライナ侵攻が始まった当初では、早く降伏していれば助かった人命があったかもしれないといった声も聞こえてきたんですけど、
しかしですね、こうした現実を目の当たりにすると、そのコメントが非常に的外れだったことを感じざるを得ません。
まずはこの行為をですね、国際社会を挙げて非難していかなければならないと思います。
ニュースコネクト、お相手は野村貴文でした。
もしこの番組が気に入っていただけましたら、ぜひフォローいただけると嬉しいです。
それでは、良い一日をお過ごしください。
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