2025-07-31 42:16

第6話 3Dプリンタにハマる樋口聖典さん

spotify

今回のインタビューをもとにした物語

タイトル:日を捧ぐ春

 

「物語屋さん」の二人が、ゲストの方の「人生のお話」を伺って、お話にもとづいて物語を作成する番組です。あなたの声のなかに、まだ物語になっていない記憶が眠っているかもしれません。

語ることで初めて気づくこと。

物語になることで立ち上がる“もうひとりの自分”。

言葉にならなかったあなたに出会う「ひととき」、はじまります。


日本一のポッドキャスター 樋口聖典さんにご出演いただきました♪
 

ゲスト出演ご希望の方はこちら (※Googleフォームが開きます)

 

パーソナリティ2人であなたの物語を紡いでいきます。

物語屋 店主 さとの

物語屋 オーナー まれぶる

#ポキャラボ #声眠物語 #あなたの物語

サマリー

ポッドキャスト第6話では、樋口清則さんの人生の転機と3Dプリンターへの熱中が紹介されています。彼はCADソフトを活用し、独自のモデリング技術を駆使して具体的な作成過程を詳細に説明しています。また、彼は自らの発明やデザインに挑戦し、特に3Dプリンターを用いたモデリングの可能性について語ります。さらに、農業分野でのカスタマイズ器具の必要性や、農福連携の重要性についても触れています。 樋口聖典さんは、障害者向けのカスタマイズ製品について、その製作過程や工夫を語ります。特に現場での柔軟な対応や3Dプリンターを活用した製品作りの重要性が強調され、農業や医学分野におけるカスタマイズの実例も紹介されています。 樋口聖典さんは音楽制作におけるPDCAサイクルの重要性と、AIによる音楽制作の現状についても語ります。彼は身体的感覚に基づく音楽制作と技術の融合を考察し、未来のビジョンを展望しています。

樋口さんの紹介と番組の趣旨
スピーカー 1
声の中に眠るあなたの物語
言葉にならなかったあなたに出会う物語屋さんとのひととき
パーソナリティを務めます物語屋店主のさとのです。
同じくパーソナリティを務めます物語屋オーナーのマレブルです。
この番組は、ゲストの方の人生のお話を伺って、
パーソナリティの2人が物語を作成していく番組です。
本日は素敵なゲストにお越しいただいております樋口清則さんです。
よろしくお願いします。
スピーカー 2
おはようございます。
よろしくお願いします。
スピーカー 1
お願いします。
スピーカー 2
すいません。バリバリ喉がガラガラというか枯れてて、声出なくて。
本当にすいません。
スピーカー 1
いいえ、いつもと違う感じの声ですけど。
スピーカー 2
すいません。もう昨日夜中までめちゃくちゃカラオケやってたんで、
飲みまくって。すいません。
スピーカー 1
本当に樋口さんかなって思われる。
スピーカー 2
そうなんですよ。京都のホテルからお届けしております。
そうなんですね。ホテルですね。
お願いします。
スピーカー 1
後ろは飯金パレットの風景が出てますけど、京都にいるということで。
スピーカー 2
ズームの背景だけは、魂は田川で。
スピーカー 1
もう紹介はいいと思いますね。
ポッドキャスト聞いてたら、樋口さん知らなかったら、
もうポッドキャスト聞いてないみたいなもんなんで。
スピーカー 2
僕もそう思うんで大丈夫です。
スピーカー 1
日本一のポッドキャスターに来ていただいております。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
スピーカー 1
この番組がですね、お話をゲストから聞いて、
そのお話を元に、音声はそのまま編集して流すんですけど、
そのお話を元に小説というか物語を作って、
小説投稿サイトに投稿するという取り組みをやっておる番組です。
樋口さんの3Dプリンターの話
スピーカー 1
一応この間、ポケアラボ福岡にも登録はしていただいております。
スピーカー 2
ありがとうございます。
ポッドキャストラボ福岡もやらせてもらってますね、僕がアドバイザーという形で。
スピーカー 1
そうですね、アドバイザーという立場ですね。
ポケアラボに一緒にいる佐藤さんですね。
小説を書いてある佐藤さんと一緒にやってる番組で、
今日は佐藤さんがぜひ参加したかったということなんですけど、
お仕事の都合で。
樋口さんが来るならちょっと行きたいな、休み取ってでもという話だったんですけど。
なかなか調整できずにということでしたが。
早速ですけど、樋口さんの人生の転機について伺っていこうと考えてたんですけど、
やっぱり日本一のポッドキャスター、過去の話めっちゃされてるじゃないですか、いろんなところで。
スピーカー 2
転機だらけですからね、だいたい話してますね。
芸人前夜とか、芸人なるって決めた日とか、
スピーカー 1
あといいかねパレットをやろうと思いついた日とか、
オープン前日とかも聞いてみたいなと思ったんですけど、
多分音声的にも小説的にも、そうだよねっていう感じになっちゃうかなと思ったんですよ。
スピーカー 2
ちなみに今言ったやつで言うと、もう5秒ぐらいで決めてるんで、どっちも。
その5秒を何万時間にしないといけない。
そうか、そうですよね。危ねえなそれは。
スピーカー 1
それでちょっと思ったのが、この間ギチの完全人間など聞いてて、
3Dプリンターにハマってると。
スピーカー 2
最近そうですね。
スピーカー 1
Xで見たんですよ、カップホルダー。
スピーカー 2
机にカップを固定するやつを自分でモデリングして作ったってやつですね。
スピーカー 1
そうです。
スピーカー 2
コーヒーカップ。
スピーカー 1
しかも自分の机に合うように作ったってことですよね。
スピーカー 2
そうですそうです。全部測ってきっちり。
スピーカー 1
そのちょっと今ブームと言いますか、樋口さんの中でブームの3Dプリンターについて聞いてみようかなと思いました。
スピーカー 2
これあの、天気を小説にするって話じゃなかったんですか?
スピーカー 1
未来の天気かなと。
スピーカー 2
ちょっと待って、浅井堂今のところ。
スピーカー 1
発明家樋口の天気かもしれない。
スピーカー 2
最近手に入れてちょっとハマってるぐらいのやつで小説になりますかね。
スピーカー 1
先取りしとこうかなと思ってですね。
スピーカー 2
すげえな、これ当たったら相当すごい。
当たったらすごい。
ほぼ予言レベルですごいけどな。
まあまあまあちょっといいですよ。僕は好きなんで。
スピーカー 1
僕ちょっとイメージがついてないんで、まずその3Dプリンターについてハマってる部分について教えてほしいんですけど、
最初はそのプログラミングというか図形を設計するわけですよね。
スピーカー 2
そうですね、今ハマってるところはそうですね。
なんかCADっていうソフトというか概念があって、CADってソフト名じゃなくてそういうジャンルなんですけど、
今グラフィックデザインの中の一個のジャンルみたいなイメージで捉えてもらえればいいんですけど、
図面とかを作るのに特化したソフト群のことをCADって言うんですよね。
スピーカー 1
そうなんですね。
スピーカー 2
それを3D版のやつで、3D版CADの中でFusionというソフトがあって、それを使ってるんですよ僕は。
なんですけど、まず平面にスケッチみたいな感じで図形を描くんですよ。
例えば4cm×5cmの長方形で角は丸くしてて、この角の丸の半径は0.5mmですよみたいな感じでやっていくんですよ。
それを3D的に奥行きをつけて2cmギューって伸ばすみたいな感じをすると立体ができるじゃないですか。
その立体にまたウィーンっていううねった円柱を半径1cmの半径で半分だけ曲げたものみたいな感じで論理的に作っていくんですよ。
スピーカー 1
それは数式みたいなのを当てはめてカーブを作るみたいなことなんですか?
スピーカー 2
もう設定パターンがあるんで、半径はいくらとか、あと角度は何度とかすると、この曲がったやつが半分押し出されるみたいな感じで。
スピーカー 1
それで完成した図面というか3Dモデルを3Dプリンターに送ったら作ってくれるわけですか?
スピーカー 2
ウィーンとプリントアウトしていくんですよ。
スピーカー 1
素材は何なんですか?
スピーカー 2
プラスチックのようなものです。
フィラメントっていうのがあって、2mmくらいか1.何mmくらいの細いめちゃくちゃ長い針金みたいなのが丸いリールにぐるぐる巻きにされてて、
電気のドラムあるじゃないですか。コンセントのドラム。
あれの細い棒みたいな感じで、ツリート巻いてるリールみたいなのがあって、そこからピューって出して入れていくんですよ。
3Dプリンターの中に。そこで熱で溶かして、一筆書きみたいな感じで書いていくんですよ。
スピーカー 1
じゃあ熱で溶かして出したら固まっていって、層になっていくみたいな。
スピーカー 2
その層を下から0.何mmくらいの輪切りにバーってしたものを下から順番に書いていく。
重ねていくってことですね。
スピーカー 1
あのカップホルダー作った時ってあれって何時間かかるんですか?
スピーカー 2
あれは2時間か3時間くらいじゃないですか。
スピーカー 1
でもそんなもんなんですか?
スピーカー 2
そんなもんです。めちゃくちゃ精度高くてめちゃくちゃ早いんで。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
ピューピューピューってものすごいスピードで動いて作っていくんで。
スピーカー 1
夢ありますね。
めっちゃ夢あるです。
モデリング出来さえすればある程度作れるっていうイメージじゃないですか。
スピーカー 2
そうですそうです。
スピーカー 1
宝月の実ってあるじゃないですか。薄皮に包まれてて真ん中に丸があるみたいな。
ああいうのもモデリングできればプラスチック素材で再現できたりするんですか。離れてるけど。
スピーカー 2
でも宝月って完璧に空中に浮いてないでしょ。
スピーカー 1
多分何か繋がってると思います。
スピーカー 2
宝月の枯れて中が見えてる状態をイメージしたらいいですかね。
網目になってて外が。真ん中にちっちゃい赤い玉があってみたいな。
丸い球がある。
完全に浮いてなかったらできると思うし、浮かせるというか、振ったらカラカラカラってなる状態。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
ようは牢屋の中に入ってる状態。丸い球体が。っていうのができますね。
スピーカー 1
やっぱどっかは繋がってるわけですよね。
スピーカー 2
最初繋がってプリントするんですけど、そこをプチって切ったらいいんで。
スピーカー 1
なるほどなるほど。そういうことですよね。
だから変な話、人間ができないことができるってことですね。中をすかしぼりにするとか。
スピーカー 2
そういうことです。
だから鎖とかもできるんですよ。鎖あるじゃないですか。
なるほど。
チェーン。あれって普通は針金をギューって曲げてここで溶接するっていうのが。
ちょっともうポッドキャスト説明むずい。
スピーカー 1
分かると思います。鎖なら。
スピーカー 2
でももともとチェーンが繋がった状態でプリントアウトできるからこれいいって。
スピーカー 1
なるほどね。
接続面が溶接しなくてもプリントアウトできるっていうのがあるから、金属じゃ無理な加工ができるんですよ。
モデリングの楽しさ
スピーカー 1
素材はプラスチック以外の素材はできるんですか?
例えば食べられるものみたいなことはできるんですか?
スピーカー 2
多分今後できるようになっていくんじゃないですかね。
スピーカー 1
そうなんですね。
スピーカー 2
今は多分ないと思うんですけど。
スピーカー 1
食べられたら味が変わる器とかいいなと思って。
食べられる器って多分あると思うんですよ。今でもあるんですけど。
3Dプリンターで作る必要があるかと言われたらちょっとあれなんですけど。
スピーカー 2
だからクッキーの型みたいなことですよね。あとグミとか子供が食べる。
釣りグミとかいうのがあるんですけど。
そのプラスチックの容器に溶かしたものを入れて固めるみたいな。
スピーカー 1
あーそっかそっか。
スピーカー 2
あるから。
スピーカー 1
逆に型もできるってことですよね。そしたら。
クッキーを抜く型とか。
スピーカー 2
3Dプリンターでわかんないですけど、モデルを作って。
それでシリコンの型を作って。
そのシリコンの型にコンクリートを流し込んで作るとかもやってる人いますね。
スピーカー 1
今めっちゃハマってる部分はどこなんですか?やっぱりモデリングの部分が熱いって感じなんですか?
スピーカー 2
モデリングが面白いですね。
スピーカー 1
あーそうなんですね。
スピーカー 2
なんか今まで何気なく見てたものが仕組みがそもそもこれどうやってできてんやったっけとか。
スピーカー 1
はいはいはいはい。
スピーカー 2
例えばカッターとか。カッターの仕組みとかって考えたことないじゃないですか。
ないですね。
あのガチャガチャって回してスーっていってまたグッとつけたらガチャガチャってなってみたいな。
あれの中身とかのモデルがあったりするんでネット上に。
スピーカー 1
あ、ネット上にそうか。そういうカッターのプラスチック部分作るならこういうモデリングみたいなのが。
じゃあモデルを販売することとかもできるってことですか?
スピーカー 2
できますできます。売ってる人めっちゃいます。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
そういうのを買ったりダウンロードしたりしながら勉強して歯車ってこうやって使うんやとか。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
そうかこれ固いプラスチックやけどこの細さにしたらちょっと弾力性があってボヨンボヨンとなるからこれをこういう形状にしたらバネっぽくなるから弾力を使えるんやみたいな。
で弾力を使えるとギューと入れたときにパチンってはまるようにできてそこでカチャカチャって取れなくなるようにできるんやとかが。
スピーカー 1
なるほどね。ミアダイクみたいなことですね。
そういうことです。
もう外れないみたいな。はまるけど。
スピーカー 2
一回はまるけど外れないみたいな。なんていうんですかね矢印型になってて。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
分かりますかね。
分かります。
ギューとパチンって入れたらそこが返しになっててもう取れないみたいな。
それもなんか厳密に調べると数式があってこのなんか素材やったらここの長さと右の長さを1対2にすると一番外れにくくて取れないみたいな数式があったりしますよ。
スピーカー 1
なるほど。
設計するとかいろんな物事が数式に見えてくるみたいな感じですね。
モデルでこのカーブはこの式に乗ってカーブを設計する。
スピーカー 2
そうかもしれない。数式っていうよりはあの矢でどうやったら論理的に作れるやろうみたいな。
スピーカー 1
あーなるほどね。
スピーカー 2
長方形を削って作るやり方もあるけどそれよりもこういうのを作ってガンと作った後にこの図形を作ってそれをくり抜いてみたいな。
発明への挑戦
スピーカー 2
こっちの方が効率よく作れるし後で調整しやすいなみたいなことを考えながら見るみたいな。そんな感じですね。
スピーカー 1
モデリング終わった後に2時間くらいかけてできてるわけじゃないですか。そこはテンション上がらないんですかあんまり。
スピーカー 2
でもそれもめっちゃ嬉しいですね。
スピーカー 1
やっぱ形になっていくみたいな。
スピーカー 2
嬉しい。
スピーカー 1
いいですね。発明したいっていう話があったと思うんですよ。
それを使って、今例えばネットで出回ってるモデルとかを利用してると思うんですけど、将来的には自分でモデルを作って発明みたいなことにつなげていきたいみたいなイメージなんですか。
スピーカー 2
できたら面白いなと思いますね。
スピーカー 1
一から作れるんですか。やっぱりもう既に。
スピーカー 2
簡単なもんだったら作れますね。
スピーカー 1
本当ですか。
スピーカー 2
だからそのカップを壁につけるやつとかってネジ穴をつけてるんですけど。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
ネジ穴とネジを作ってあとナット、ボルトみたいなものを作ってやってるんですけど、
それもなんかパソコンというかソフトの中にネジ穴とボルトのナットを作る機能があるから。
スピーカー 1
ちゃんと噛み合うようにもうセットでなってるってことですね。
スピーカー 2
そういうことです。
そんな感じで何ですかね、作れるツールはもう揃ってるんで。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
それで作っていくってことですか。
スピーカー 1
ちょっと思ったのがポッドキャスター、日本一のポッドキャスターで、福岡でもポッドキャスターを広めていこうっていう樋口さんなんで、
スマホホルダーをですね、僕も樋口さんに習って車の中でロックオンするんですよ。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
車にケーブル繋いでやるんですけど、やっぱドンって車が振動を与えたりすると外れたりとか。
スピーカー 2
なるほど。
カスタマイズの重要性
スピーカー 2
せっかく今喋ってたのに取れてないとか声が小さくなったとかがあるんですよ。
スピーカー 1
市販のスマホホルダーだとケーブルをさせなかったりとか、マイクをつけなかったりとか、
スマホの大きさがそもそも合ってない、スマホカバーつけてたら入らないみたいなことがあるんですよ。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
あと今暑いので、車内が。
ロックオンしてたらスマホめっちゃ暑くなって、ちょっと危険なデスみたいなのが出るんですよね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
だからクーラーが出るとこあるじゃないですか、冷たい風が。
あそこにバチンとはまってスマホつけれて、ポッドキャスター収録専用スマホケースとかめっちゃ欲しいんですよ。
スピーカー 2
これが相当難しいというか無理ですね。
なんでかというと、汎用性とのトレードになるんですよ。
だから僕が作ったやつって、僕の机にバチッと合わせて作ってるんですよ。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
し、僕のカップ持ってるやつがはまるように作ってるじゃないですか、だからあんな気持ちよくはまるんですけど、
誰でも使えるってなってくると、たぶん今のスマホのつけるやつってめちゃくちゃ頭いい人が死ぬほど考えて製品作ってるんですよ。
そうですね。
しかもマジで売りたいから、なんていうんですかね、ものすごい研究して過去のやつを調べて、
何十年もプロダクト作ってる人たちがお金と時間使ってやってるじゃないですか。
それに勝てるのってたぶんカスタマイズ性だけなんですよ。
はいはいはい。
だから、たぶんマレブルさんのこのスマホとマレブルさんの車のこのクーラーの、なんていうんですか、
スピーカー 1
あのー、
スピーカー 2
素材っていうか、
スピーカー 1
素材っていうか、大きさ?太さ?
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
これに合うやつは、いくらプロでいくら天才がやってるオートメーカーでも作れないと思うんですよ。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
だからめっちゃカスタマイズするとかになるってことですね。
なるほどね。まあそうですね、大量生産もできないわけですもんね。
スピーカー 2
大量生産捨ててるものだったら、現在あるやつに勝てないと思うというか。
ああ、なるほどね。
だから調整が不可能とかになると思うんですよ。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
だからスマホケース変えたらもう使えなくなるとか。
スピーカー 1
うんうん、そうですよね。
とか、車変えたらもう使えないってことですよね。
あとは、
スピーカー 2
そこもあるんじゃないかと。
スピーカー 1
ちょっと、できるかわかんないんですけど、
知り合いにハスの農家さんがいて、
ハスの葉っぱって水をはじくというか、
水滴ポンって入れるとクルクルクルって葉っぱの上を回っていくんですよ。
ハスの葉っぱの表面の構造が水をはじくようになってるとか、
例えば昆虫だったら、
蝶々の羽のリンプンって色はないんだけど、
光の当たる角度によって色を反射して青く見えるみたいな。
本当は透明らしいんですよ。
我々には見えないんですけど。
透明なんだけど羽の構造だけで青く光ってるように見えるみたいな。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
それを3Dプリンターでモデル的に再現できて、
でっかくなると思うんですけど、
ハスの葉っぱの表面とかって、
多分ものすごいミクロの話だと思うんですけど、
そういうのを3Dモデルで1センチ角なのか2センチ角ぐらいの大きさに拡大した時に、
例えばめっちゃ太陽光集める。
発電効率よくなるとか。
スピーカー 2
ありそう。
スピーカー 1
水をずっと保てるとか。
スピーカー 2
ありそう。
スピーカー 1
やれそうかなって。
僕も3Dプリンター欲しいなって思ってた時に、
自分なら何作るかなって思った時に、
今プラスチック素材って聞いたんで、
できるかどうか微妙なところですけど、
スピーカー 2
素材を変えてそういうことができるのかなって思って。
これあんまりそこの3Dプリンターの素材にこだわらないでいいと思っていて、僕は。
ちなみになんですけど、
テーブルに付けるフォルダ作った時って、
頑張って3Dプリンターの素材だけでやろうとしたんですよ。
でも結局、机にギュッギュッと圧着して、ネジを回して固定するんですけど、
スピーカー 1
ここの部分、金属がいいんですよ。
スピーカー 2
金属の方が軽くて強くて曲がらないんで、
3Dプリンターだったらどうしてもギューって思いっきりやったら、
ちょっとブヨって曲がるから、変形するんですよね。
強度的にもやばいし。
3Dプリンターって素材的には万能じゃないんですよ。
ここはプラスチックがいい、ここは金属がいいっていうのはあるんですけど、
だから、僕がもし本当に発明家になるってなったら、
3Dプリンターでモデリングはするけど、
ここはゴム、ここは金属、ここはフィラメントみたいな感じで、
最終的に市販のものを組み合わせて使うと思います。
このホルダー部分のネジのところだけは金属で使うとか。
スピーカー 1
なるほど、そうですね。
まず全体的にこういうものだよって作ることはできるけど、
ここの部品はこれがいいよねみたいなのは出てくるってことですね。
スピーカー 2
僕実際、本当に今家で使ってるあれあるんですよ。
ドアにガチャって付ける、
指紋とか番号でピピピってやったら、
鍵が自動的にガチャって開く、
スマートロックって使ってるんですよね、玄関で。
これを玄関に設置するときは、
金属のボルトナットと金属プレートと3Dプリンターで作った
アタッチメントを組み合わせて固定してるんですよ。
スピーカー 1
市販のものじゃなくてってことですか?
スピーカー 2
市販の金属プレートと市販のボルトナットを買ってきて、
絶対に曲がっちゃいけなくて、
ちっちゃいところで固定しないといけない。
絶対金属の方が素晴らしいんですよ。
金属すごいんで。
スピーカー 1
古典ラジオ的になってきましたけど。
スピーカー 2
金属すごいじゃないですか。
実際家で本棚を作るってなったら、
それは3Dプリンターのやつじゃなくて、
木でやってるんですね。
だから結局適材適所なんですよ。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
3Dプリンターのすげえところって、
カップを入れるところは3Dプリンターすごいしね。
それはミリ単位で形状を作ることができるから。
強度とかいらないから。
熱とかにも弱くなくていいじゃないですか。
カップ入れるとか。
だからそこだけは3Dプリンターで作るみたいな。
僕ぐらいになると、
その素材に合わせたパーツとかが、
だいぶ意識するようになってきてるというか。
スピーカー 1
すごいですね。
実際にやってる人は、
そこまで至るわけですね。
スピーカー 2
至るというか、普通にやってたら、
これ適材適所になると思うんで。
万能じゃなさみたいなものも面白いですよ。
本当は発明家になってデータ売りたいとかじゃなくて、
プロダクト作ってそれを売りたいですよね。
スピーカー 1
そういうものとして。
僕はもう3Dプリンターで完結するものを作るっていうイメージだったんですけど、
なるほどね。
スピーカー 2
もっと言うと、3Dプリンターそれぞれによってあれが違ったりするんですよ。
特性が違ったりするから。
この3Dプリンターだったらこの隙間、
0.1ミリぐらいの感じでちょうどいいけど、
スピーカー 1
違う機種のこの3Dプリンターは0.1がいいとか。
その調整もあるわけですね。
スピーカー 2
あるんですよ。
クセというか精度というか。
だから実際プリンターとしてみないと完璧にはわからないみたいなのがある。
スピーカー 1
じゃあプリンターと一緒ですね。
試しずりしてみないと色味がわからないみたいなことがあるんですね。
スピーカー 2
実際にプリンター、今の紙のプリンターとかもそうで、
じゃあフライヤー作るってなったら、
家で作るときに試しずりするじゃないですか。
これでOKってなったら業者に発注出して、
何千枚とか一万枚とかするじゃないですか。
なんかそのプリンターを使ったやつが本当に製品になることのほうが少なくないですか。
実際の世界で考えたときに。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
そういうものだと僕は思ってます。
3Dプリンターも。
だからめっちゃさっきみたいに精密なモデルを作るじゃないですか。
例えばハスの葉っぱとか、
なんすか、
もう一個。
スピーカー 1
ほうずき?
蝶々。
スピーカー 2
とかもう3Dプリンターでモデルを作った後に、
それを本当に多分業者とかに出して、
なんかそういう精密な加工ができるところで、
製造だけはそっちでやってもらうとか。
そういうことかもしれない。
スピーカー 1
今ですね、僕、農家さんのお手伝いをしている中で、
農福連携っていって、
福祉、障害のある方が農業の作業に従事して、
スピーカー 2
これ、あ!
はい、まず聞きます。
スピーカー 1
そういう話があって、
障害を持っている方、身体だったり精神だったりあるんですけど、
健常者というかですね、ベテラン農家は必要ないけど、
こういうサポート器具あった方がいいよね、みたいなことがいっぱい出てくるんですよ。
それって結構農家さんが一生懸命工夫してカスタマイズしてあげてたりするんですよ。
市販にはそもそもなくて。
例で言うとアスパラだったらこの長さで切りたいっていうのがあるんですけど、
やっぱり農家、普通に健常者もそうなんですけど、
適当にこのくらいで切っとってって言ったら適当に切っちゃうんですよね、やっぱり。
農家からしたら、いや、こんくらいって言ったやんみたいな。
それ分からんしっていう話で、
じゃあその目安になる棒がハサミについてたらいいよねみたいな。
じゃあここでバンって切るよねみたいなのが、
そういうカスタマイズ性の高くて、別に強度とかもいらないけど、
農福連携の実践
スピーカー 1
やっぱり欲しいみたいなのとか、
ドローンとか空調服のバッテリーが重いんですよ、めちゃくちゃ。
ドローンもなかなかバッテリーのせいで軽量化できないみたいなのがあって、
じゃあ人に作業させた方がいいよねとか、
人に作業させるにしても空調服バッテリーすぐ切れちゃうし重いしみたいなことがあって、
そこら辺の軽量化なのか、
さっき言った太陽光めっちゃ集めれるようになったらバッテリーめっちゃ持つよねみたいな話なのか、
そういうイメージを今持ってて、
スピーカー 2
そこがスムーズになるようなカスタマイズ性と、
スピーカー 1
多分そこまで精度はいらないような気がするんですけど、
ある程度の強度があるような器具みたいなのって重要あるなと。
スピーカー 2
今ので言うと、電気とか化学化、化学化の方でアプローチするっていうやつもあると思うんですよ。
さっきのバッテリーの話だとバッテリーの硬化とか軽量化って、
電気工学の分野か化学の分野じゃないですか。
でもじゃあこの物理レベルのやつで言うと、
重いのが原因じゃないですか。
ちょっとドローンは一旦置いといて、
空調服ですよね。
空調服。
空調服ので言うとバッテリーが付けるところを変えるだけで、
人間は重さを感じないところがあるような気がしてて。
そうですよね、多分。
どこに付けてるんですか、あれ。
スピーカー 1
今腰かな、腰とかその服のポケット、お腹近くのポケットに入るようになって、
そこから多分線で繋ぐみたいな感じ。
スピーカー 2
それを分かんないですけど、
大工さんとかがよく腰に付けてる工具入れガチャガチャって巻くやつあるじゃないですか。
あれに均等に付けてったら、
あんまり重いけど重さを感じないところがあるかもしれないなと。
スピーカー 1
そうですね、人間工学的なところで。
バッテリーを何個かに分割してみたいなことですよね。
スピーカー 2
スカートみたいに体の胴に均等にガガガガって小っちゃいバッテリーを置くだけで、
そんなに重さ感じないとか。
だから付ける部分、体の部分をどこにするかとかでやれるなとまず思った。
スピーカー 1
そうですね、めっちゃそれはそうだと思います。
スピーカー 2
あとは、僕ちょっと最初うわーと思ったのは、
何かっていうと領域っていうのに行ってるんですね。
僕の次男がダウン症なんで、今2歳半なんですけど、
毎回毎回領域っていうところに行くんですけど、
領域の現場って結構現場で領域士さんがカスタマイズしてるんですよ、いろいろ。
要は障害者向けの物々なんで、
訓練の器具とか、食べさせる時の姿勢を保つための物々だったりするんですけど。
これって市販のやつだったら、やっぱり合わないから現場でやってるんですけど。
で、うちが実際作ってもらったやつで言うと、椅子とか。
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
椅子。
食べさせる時にちょっと前傾姿勢にならないといけなかったりするんですよ。
スピーカー 1
子供さんがってことですよね。
スピーカー 2
子供が。
はい。
子供が前傾姿勢になって、
普通の直立まず姿勢保てないと。
食べてたらどんどんどんどん、
教室でヤンキーが行儀悪い時の態度みたいな、
お尻が前の方に出てって、背もたれに。
ああうるせえよ先行って言ってる時のあの。
スピーカー 1
机に足乗せるんじゃねえかみたいな。
そうそうそうそう。
スピーカー 2
机に足乗せる時のお尻が前の方に出てって、
背もたれに背中を思いっきり乗っけてる状態にどんどんなっていくんですよ。子供って。
はい。
上向き姿勢になっていくみたいな。
だからそれをあれするためにちょっと前傾にして固定させるみたいなことをするんですけど、
これを固定する時にウレタンのでっかい胸腹包帯をナイフで削っていって、
体に合わせていくっていうのをやってできるので。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
それを子供をパッと座らせて、
あちょっとじゃあ脇の部分ちょっと削りますねとか、
あお尻の部分ちょっと足しますねとかプレートをノリで足した後にまた削っていってみたいなことやってたりとか、
あと椅子とかも牛乳パックでこうやってガーガーって作って、
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
でそれに座らせた時に脇の部分をもうちょっと固定した方がいいよねみたいな感じになるから、
牛乳パックの脇の部分だけにまたウレタンをつけて、
そこまたカーブに合わせて体の削っていってそれを固定して、
それで体がフィットするように作っていくみたいなことやってたりとか、
うんうんうん。
めっちゃあるわけですよ。
はい。
これは現場でのカスタマイズ性がめちゃくちゃ強いから、
スピーカー 1
そうです。
スピーカー 2
市販のものでなんかするのは超むずいなと思ったんですよ。
スピーカー 1
うんうんうん。
現場での柔軟な対応
スピーカー 2
じゃあ市販のもので汎用的に作るってなった時に市場原理がそこまで働かないというか、
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
だからめちゃくちゃ高くなったなと思ったんですけど、
現場の一人がちょっと3Dプリンター扱えるだけで、
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
基本モデルがあって、
そうそうそう。
カスタマイズできればいいわけですもんね。
スピーカー 2
と思ったんですよね。
スピーカー 1
そうですね。
本当に一人に対してかける時間がすごいじゃないですか。
やっぱり職人芸みたいになってくるから。
スピーカー 2
そうなんですよ。
プリンターのやつって職人芸がいるから、
ここの施設のこの療育士さんしかこの速さでできないみたいなのがあるんですよ。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
で、やっぱり療育って1時間とか2時間とか限られてるから、
子供連れてった時にしか子供乗せて、
うんうん。
削って乗せて削ってってできないから、
開発に何日とかもかけれないから、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
とかもあるんでかなり職人芸になっていくんですよね。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
とか考えた時に、
これはなんか技術入りがいがあるぞって、
そうですね。
3Dプリンターと出会う前に思ったことがあって。
スピーカー 1
めっちゃ、確かに農副の現場でももう完全にそれが起きてて、
農家さんのノウハウでカスタマイズして作ってあげてるみたいな。
うーん。
こうしたら作業しやすいでしょっていう感じで、
じゃあここをちょっともうちょっと削ってみようかとか、
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
いうのは結構出てきてて、
そうですよね。
それも結構な時間と労力かけるけど、
結局じゃあ他のトマト農家さんにそれを渡しても
同じことができるかというとできないっていう感じですよね。
スピーカー 2
なんかいろんな個別性があるわけだから、
汎用性がやっぱり保ちにくい。
さっきの車の話、車のスマホホルダーの話じゃないですけど、
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
この車、このスマホホルダーのためだけのやつは作れるけどみたいな。
スピーカー 1
めっちゃ面白いですね。
スピーカー 2
あるから、
例えばここのパラメーターだけ入力したら、
そういうのができるみたいな。
スピーカー 1
カスタマイズできる、個人に合わせれるみたいな。
そういうことですね。
スピーカー 2
アスパラガスとかもう分かんないですけど、
この九州のこの地域だったらここの長さが大体これぐらいですると、
この品種だったら。
やったらこの数字を35ミリにするとちょうどきれいに合うとか、
あると思うんですよね。
スピーカー 1
本当に品種によっても長さが違ったりとか、
出荷の基準が決まってたりとか、
市場に、市場によってですね、
スピーカー 2
とかあるから。
だったら、例えばこの農家さんだったらこの2品種を使ってますと、
このAという品種だったら35ミリだけど、
Bという品種だったら42ミリですよみたいな。
それをアタッチメントでカチャって変えられるようにしとくとか、
そんなんも考えたらできそうですね。
そうですね。
スピーカー 1
そのモデルさえできれば、
全国のアスパラ農家に需要はあるってことですもんね。
スピーカー 2
例えばですけど、
家で3Dプリンターあったりとか、
近くに3Dプリンターがある人にはモデルを200円で売りますとか。
でもしない人がいたら、
ちょっとこっちでプリントして郵送するんで、
それ分ちょっと手間であれを加算されるんですけど、
1500円で売りますみたいな。
農業分野の事例
スピーカー 1
そういうのはあるかもしれない。
本当にいろいろ現場ではあるみたいで、
いろんな現場でそういう治具かな。
スピーカー 2
治す具、器具の具で。
スピーカー 1
治具のことかな。
治具かな。
スピーカー 2
治具。
スピーカー 1
はいはいはい。
やっぱりいろいろ作るというところで、
農家さんもそんなノウハウないからですね。
びっくりするんですよね最初はやっぱ。
そんなことまでしないといけないのかみたいなことで。
なるほどね。
なんか、
これ結局小説にしていかないといけないので。
スピーカー 2
やばいですよね。
スピーカー 1
今35分話してる。
今の話で結構なんか、
スピーカー 2
なんとなくこう。
スピーカー 1
これで小説できるんですか?
みんな言うんですよねこれに出演してくれた人。
この話でいけるんですかって言われるんですけど、
なんとかします。
スピーカー 2
いけると思います。
スピーカー 1
結構面白かったので、
なんかイメージは沸きました。
特に素材をそのプラスチック3Dプリンターだけに絞らなくても、
確かにいいなとかいうのは、
やっぱ話聞いてみないとちょっと分かんない部分があったので。
スピーカー 2
そうですよね。
わー。
なんか、
いいですね夢があるっすね。
スピーカー 1
楽しいですね。
でも話聞いてても楽しいから、
めっちゃ、
なるほどなーって。
でもやっぱ、
樋口さん的にはこの数学の部分もあって、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
物理数学の。
スピーカー 2
数学っていうか、
はい。
あのー、
論理的なところ。
論理的思考。
パズルみたいな。
はい。
スピーカー 1
あーはいはいはい。
スピーカー 2
そこですよね面白いのは。
物質が論理でできていくというか、
説明可能な状態で物質が設計されていくみたいなのが面白くて。
スピーカー 1
はいはいはい。
しかもそれが形になって、
あのカップがはまった時の、
スピーカー 2
キターって感じなんですよね。
スピーカー 1
キターって感じ。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
0.何ミリ単位でやって、
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
やったー、
ほら見ろみたいなのが、
すぐ再現できるのもいいですよね。
やっぱりこう業者に頼んで1週間して届いて、
キターとかはまらなかったっていうのは、
スピーカー 2
ですですです。
スピーカー 1
ショックってなるけど。
スピーカー 2
はーい。
試行錯誤できるのが面白いですよね。
なんか、やっぱり、
どう言ったらいいんだろう。
音楽作る時も僕思ってたんですけど、
考えることと作ることって完璧に分離してないんですよ。
作りながら考えてるし、考えながら作ってるんですね。
はいはいはい。
例えばじゃあギターのフレーズを作るってなった時に、
頭の中で鳴ってる音をギターで再現するわけじゃないんですよ。
スピーカー 1
あーなるほど。はい。
スピーカー 2
ギターを持った時に指がこう動きたいっていうのがあって、
もうそれは多分何十年の蓄積の中で、
ここでジャジャって弾いたら、
もう薬指がキュイーンってなるように、
なってるんですよ。
人差し指で押さえた状態でジャジャの後に、
もう薬指がキュイーンって行きたがるんですよ。
だからジャジャキュイーンってなった後に、
じゃあどの音を出すかっていうのは、
次は頭で指示してやるんですよ。
だからその後はまた指が勝手に動いててみたいな。
で、実際それで作ったものに対して、
音楽制作のPDCAサイクル
スピーカー 2
あ、もっと違うぞってまた頭で指示して、
で、またもう一回弾き直すんですけど。
なんていうか、だから体と頭で作ってるし、
実際耳で聞いたものをさらに反映させてるから、
どう言ったらいいんやろな。
作って、プロトタイプを出して、
それに対してレビューをして、
改善指示を出して、
また体が自動的にそれに対して、
もう一回ものを作るプロトタイプを出して、
それに対して分析してレビューして、
改善指示を出してっていうのをものすごい、
たぶん0,00何ミリのスピードでやってるのが、
たぶんアドリブで曲を弾いてるみたいな状態なんですよ。
スピーカー 1
うんうんうん。
そこでPDCA回ってるってことですね。
スピーカー 2
そうそうそう。
実は。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
だから、作る、なんか抽説みたいなものって、
ものすごい速さでPDCA回した方が良くて。
スピーカー 1
似てるんですね、じゃあ。
スピーカー 2
似てます、はい。
経営と一緒なんだ。
そう、経営と一緒ですし、
だからたぶん業者に出して待って、
1週間後にまた来て歌作り直してとかって思って、
たぶんその速度がめっちゃ遅いんですよね。
スピーカー 1
そうですね。
だから身体的な感覚が、
スピーカー 2
そうです、つかないです。
スピーカー 1
つかないってことですもんね、そこに。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
え、ちょっと話しとれますけど、
じゃあAIが作った曲で、
それギターで弾いてたら気持ち悪いみたいなことが起きることもあるんですか?
スピーカー 2
あ、起きます起きます、全然起きます。
スピーカー 1
なんでここからここに飛ぶん?みたいな。
スピーカー 2
あの、なんかギターフレーズっぽくないなっていうギターフレーズなんだけど、
ピアノフレーズっぽくないなっていうピアノフレーズだったりとか。
スピーカー 1
ああ、そうですよね。
スピーカー 2
AIはでも実はあんまないかもですね。
そこも修正してくれる。
たぶんですけど、AIはピアノの音をものすごく人間が弾いたやつとかを学習してやってるから、
そもそもピアノっぽくない音って言ってるんですけど、
どっちかっていうとあるのは打ち込みでピアノとか打ち込みでギターのフレーズを楽譜上で作る。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
ってできるじゃないですか。
スピーカー 1
うん、でそれ聞きながらこっちがいいなみたいな感じで修正していって。
スピーカー 2
えーと、たとえば素人がピアノとかギターとかを弾けない人が打ち込みでパソコンでギターとかピアノフレーズを作ったときに、
えーじゃあわかりやすく言うと、ピアノって1個の音を連打するのってめっちゃむずいんですよ。
わかります?
スピーカー 1
うんうん、なるほど、はい。
スピーカー 2
それに対してギターって1個の音をデルルルルルってこう連打できるんですよ。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
ピアノって1個して機械的にブッて上がってきたときにまた押して、離して機械的に上がってきたときに押さないといけないから、
人間の手で連打できないんですよ、そんなに早く。
はいはいはい。
でもパソコン上だったらできるんですよ。
スピーカー 1
うんうんうん、なるほど。
スピーカー 2
だからピアノの音でめちゃくちゃ早く連打した音って現実にはありえないから、
ピアノをめっちゃやってた人から聞いたらめっちゃ違和感あるみたいな状況になるんですよ。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
なんかそういうこと、そういうこと。
スピーカー 1
そこの身体的感覚がない人がやるってことですもんね。
そういうことです。
スピーカー 2
ドラムとかもそうで。
はい。
スピーカー 1
なるほど、音楽にちょっと似てるというところもあるってことですね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
そうですね。
めっちゃおもろいですね。
いやこれをちょっと近未来風のSFみたいな感じに。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
まあ20年後ぐらいに樋口さんっぽいキャラクターが発明家になってるみたいな空気で。
スピーカー 2
ははははは。
スピーカー 1
できたらいいなと思って。
スピーカー 2
それ影響されそうやな。
スピーカー 1
なんとかその通りに。
スピーカー 2
僕らその通りに。
はい。
僕らその人生を歩むガイドライン。だからPDCA回っちゃうかもしれない。
そこで。
スピーカー 1
はい。
いやもうこれもうちょっとこうやなみたいな話。
あの架空の物語に対して。
そうです。
いや俺やったらそこはいかんなみたいな。
スピーカー 2
僕がそれに対して合わせていってみたいな。
あれですね。
スピーカー 1
モノマネ芸人に本人の歌声が似てくるみたいな。
あーわかるそうそうそうそう。
もともとそんな歌い方してなかったよみたいな感じでこう。
スピーカー 2
まああるかもしれない。
いいですね。
スピーカー 1
いやめっちゃ。
スピーカー 2
楽しみやこれ。
スピーカー 1
盛り上がりましたね。
スピーカー 2
ありがとうございます。楽しかったなんか。
ありがとうございます。
いやよかったです。
こんなに話せると思ってなかった3Dプリンターでしょ。
そうでしょ。
スピーカー 1
3Dプリンターで大丈夫かなってなってたから。
はい。
スピーカー 2
よかったです。
スピーカー 1
はい。
はい。
声の中に眠るあなたの物語。今回のゲストは樋口さんでした。
未来の音楽と樋口さんのビジョン
スピーカー 1
はいありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとうございました。
スピーカー 1
声の中に眠るあなたの物語。
高評価、フォローぜひお願いします。
ゲストの人生の転機、ピンチ、ハイライトをお伺いして、
1話完結ストーリーとして制作するプロジェクトです。
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こちらからゲストをオファーした場合も心よくお引き受けくださいね。
ご視聴ありがとうございました。
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