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こんにちは、志賀十五です。今日は人工言語というテーマでお話ししたいと思います。
というのもですね、僕は趣味で自分の言語を作っていてですね、という話を以前もしたことがあるんですけど、
それで久しぶりに自分の作っている言語、ネジバ語という言語なんですけど、
その文法書を改訂したというか修正したので、ということでそのお話をしようと思います。
その文法書のリンクを概要欄に貼っておりますので、よろしかったらそちら、興味のある方、見てください。
なかなか文法書って人工言語に限らずですけど、文法書というものを見る機会がないと思うんですよ。
一般の方というかね、その言語は音楽を特別にしない限り。文法書ってまた語学書とはまた違うので、
というのは語学書は話せることを目的にしているので、簡単な単語から始まったりとか、挨拶から始まったりとか、
あるいは自己紹介から始まったりとか、そういう構成になっているわけですけど、文法書の方は完全に文法といえば言葉のルールということなので、
ルールブックということになります。だから簡単に言えば野球の入門書と野球のルールブックというような違いかもしれません。
なので話せるようになることを目的に文法書を作っているわけではないので、これは人工言語に限らずですけど、
なのでちょっと面食らうかもしれません。初めて文法書というのを目にすると。
僕が書いているネジバゴの文法書なんですけど、割とオーソドックスなスタイルだと思います。
構成としてはすごいシンプルになっているし、文章自体もそんな長ったらしく書いているわけではないので、
割とシンプルにしているつもりです。必要最低限のことしか書いていないつもりです。
ただね、当然言語学がわかる人向けに書いているので、専門用語は山ほど出てきます。
それがきついかもしれません。でも意外とわかったりするのかな。ちょっともうわかりませんね。
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あとは僕のスタイルですけど、いっぱい例文を出して、ある文法の仕組みを説明するのにいっぱい文を出して、
その文を出すときにネジバゴの文を書いて、その下に簡易訳というか畜語訳をつけています。
その下に和訳あるいは英訳をつけるというスタイルにしています。
このスタイルもよくあるスタイルなんですよね。もしかしたら初めて見たら面食らうかもしれませんけど、
慣れてしまえばよくあるスタイルなので、他の言語の文法書を見るときも役に立つと思います。
もし万が一、人工言語を作ってみたいなと思っていらっしゃる方がいれば、ぜひ参考にしてみてください。
以前もお話ししたことがあるんですけど、僕は言語学の中でも特に文法に興味があるので、
語彙あるいは辞書というのは結構形式しているわけではないですけど、2の次になっちゃっているところはあります。
それと合わせて音声ですね。どういう発音をするかというのも割と、どうでもいいというわけではないですけど、
おろそかにしているところがあってですね。なので僕の書いている文法書の音のページというのは多分1ページで終わっていると思います。
もっと複雑にしてもいいんですけど、複雑にするよりは音声の方はシンプルにして、文法の方をちょっと凝ってみようかなというような考えなので、
これは人によると思うんですけどね。僕はそういうスタイルでやっています。
なので単語を作るというのが苦手というか、他に人工言語を作っている人はどうやってやっているんだろうと時々思うんですけど、
僕は日本語をちょっと変えたりして自分の辞書に含めたりしていますね。
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ただそのまま日本語をお借りするのはつまらないので、ある程度昔の発音にしてみたりとかね、最後の母音を取ってみたりとか、
そういうことをして自分の単語にするんですけど、見てくださったらわかると思います。
これ割と日本語じゃんというような単語がいっぱい含まれています。
いろいろそういうことで、文法はいろいろ凝っているので、こういうところを注目してほしいとかね。
話すことを思えば話せるかもしれないですけど、多分伝わらないと思うので、
それは皆さんの知識がないというよりは、僕が上手く紙砕いて言えないという僕の能力の話なので、
少しでも興味がございましたらチラッとリンク先を見ていただけたらと思います。
そうそう、それでね、まだね、僕自分の文字っていうのも作ってないんですよね。
これもまた前回ではないけど、前のトークでお話ししたんですけど、そうなんですよ、まだ文字っていうのを作ってないんですよ。
文字っていうのはこれも前にお話ししたんですけど、その言語の本質ではないので、
なくてもいいんですよ。ある意味ないのが普通かもしれないんですね。
っていうのが、今世界で様々な文字が使われているわけですけど、割と共通の祖先に遡れたりするんですよ、文字って。
日本語の場合を考えていただければわかると思いますけど、あれは中国の文字を借りて、借りるというよりは借りたくという方が正しいですけど、
ジャレッドダイヤモンドの十秒厳禁鉄っていう有名なベストセラーの本がありますけど、そこでも書かれてましたけど、文字っていうのは自分で発明するよりは他から借りるっていうパターンが多いみたいなことが書いてありましたね。
だからどうしても真根っこになっちゃうんですよ、文字って。
なかなかオリジナリティが出せないなっていう気がして、それ言っちゃうと人工言語そのものが真根っこなんで、群の音も出ないといえば、もともこもないといえばそれはそうなんですけど、文字は特にそういう真根っこ感が出ちゃうような気がして、なかなか考えたりしてるんですけどうまくいってません。
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だから文字と言語の関係をいろんな人が例えてますけど、僕が聞いたやつだと文字っていうのは服と一緒だと。
いろんなスタイルがありますよね、服って。
ただ、裸族もいるということですね。文字を持たない言語があるということです。
っていうのを聞いたことがありますね。
だからどうせなら今までにないような初期体系というか文字の仕組みっていうのを自分なりに作ってみたいっていう気がしてるんですよね。
例えば楽譜の五線詞ってありますよね。
あれは五線詞の上の方に行けば音が高くなって、下の方に行けば音が低くなってみたいなことになってますけど、
それと同じように文字の高さによって母音が違うとか、あいうえおを文字の高さによって書き分けるとかね。
あるいはもっとダイナミックなことをやれば、色によって発音を書き分けるとかね。
例えば赤は下行、青は下行、緑は多行とかね。
そういう文字体系があってもいいと思うんですけど、手軽さっていうのは全く無くなっちゃいますね、そうするとね。
だから手軽さっていう意味で言うと、どういう道具を使って書くかっていうのも割と大事ですよね。
例えばですね、くさび形文字っていう最も古い文字の一つですけど、
あれは粘土板に足の枝を押し付ける形で書いていたので、ああいう形になっていたし、
あるいは日本語の場合だと筆を使って縦に書くように流れるように書いていったので、
ハネとかハライとかは筆の筆順に沿ってああいう形になっているということなので、
書く道具とかによって文字の形も変わってくるということですね。
なので今後はそういうことも考えながら何か斬新な文字っていうのをちょっと作ってみたいなと考えています。
そういうわけで、今日は自分の僕の言語ネジバゴの文法書を改訂したというお話でした。
よろしかったら番組のクリップよろしくお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。ごきげんよう。