1. ものづくりnoラジオ-しぶちょー技術研究所
  2. #213 工場はなぜ臭いのか?〜..
2026-10-03 46:37

#213 工場はなぜ臭いのか?〜意外と知らないニオイの正体〜【科学系ポッドキャストの日】

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📌 要約
工場はなぜ臭いのか?🏭 製紙・鋳物・樹脂成形・塗装・溶接…においだけで何の工場か当てる“目隠し工場ツアー”👃 実は“鉄のにおい”の正体は人間のにおい⁉️ 連休明けの月曜朝に立ちのぼる悪臭は、クーラントタンクで増える菌の仕業🦠 悪臭を香りに変える最新技術まで。科学系ポッドキャストの日・共通テーマ「におい」参加回!📢✨

⏱️ タイムスタンプ
オープニング — 科学系ポッドキャストの日「におい」
製造業の3Kに「臭い」は入っていない?
私は工場のにおい“好き派”
においは労働環境の問題
お知らせ: フレアオリジナルの「五指ハンド」
においで当てる工場ツアー
製紙工場 — 腐った卵と腐った玉ねぎ
鋳物工場 — 250種類の物質を調べた研究
プラスチック成形工場・塗装工場
溶接の現場 — 光がにおいを作る
金属加工工場 — 鉄のにおいはどこから?
お知らせ: グラフテスターズデザイン
“鉄のにおい”の正体は人間のにおい
工場の鉄くささの正体
においの本丸は“油”
においのゴールデンタイム — 連休明けの月曜朝
クーラントタンクは“雑菌のユートピア”
においと戦う技術 — 沈殿させないタンク・あえて菌を住ませる
悪臭を“いい香り”に変える技術
においは無くせばいい? — かおり風景100選
クロージング — 新番組のお知らせ

📢 お知らせ
ものづくりnoラジオのリスナーコミュニティ
『オモシロニクスLab』開設🎉

(New) Discordコミュニティも新設✨

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🔗 関連リンク

ホスト番組:技術者かねまるの「プラントライフ」
https://open.spotify.com/show/4YLUGddgxbE2ipMBHFYIIX

科学系ポッドキャストの日 共通テーマ「におい」プレイリスト
https://open.spotify.com/playlist/3InTLQxsU4qPQs8ZhM7BwA?si=ZLNQh9aIQg-ZYi-iu11Cyw

オイルミスト濃度の目安(日本産業衛生学会/NIOSH)
https://www.sanei.or.jp/files/topics/oels/oel_2025.pdf
https://stacks.cdc.gov/view/cdc/11283

悪臭の部屋で作業成績が落ちた実験(Fisk 1999 レビュー)
https://eta-publications.lbl.gov/sites/default/files/42123.pdf

悪臭苦情の統計(環境省 令和6年度)
https://www.env.go.jp/content/000384693.pdf

特定悪臭物質と「においの例え」(環境省)
https://www.env.go.jp/content/000185903.pdf

鋳物工場のにおいの調査(大気環境学会誌 2009)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/taiki/44/3/44_3_166/_article/-char/ja/

溶接で発生するオゾン(英国HSE)
https://www.hse.gov.uk/pubns/eh38.pdf

鉄のにおいの研究(Glindemann et al., 2006)
https://doi.org/10.1002/anie.200602100

月曜の朝の悪臭とクーラントの菌(Master Fluid Solutions)
https://www.masterfluids.com/na/en-us/technical-information/tb.php?tbid=043

沈殿させないクーラントタンク(オークマ/DMG森精機)
https://www.okuma.co.jp/fbunqyps97zf/wp-content/uploads/2025/07/news_20230317_3.pdf
https://www.dmgmori.co.jp/corporate/news/pdf/20191028_zerosludge.pdf

無害な菌を先に住まわせるクーラント(Blaser Swisslube)
https://blaser.com/coolant-service-life-of-more-than-15-years/

森の香りのクーラント(トラスコ中山)
https://www.trusco.co.jp/press/files/NEWSRELEASE_GD20211.pdf

悪臭を香りに変える技術・バキュームカー用オイル(シキボウ デオマジック)
https://www.shikibo.co.jp/deomagic/
https://www.holdings.toppan.com/ja/news/2016/09/newsrelease160929.html

かおり風景100選(環境省)
https://www.env.go.jp/content/000074460.html

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サマリー

工場のにおいは製造業の印象を左右するだけでなく、労働者の健康や作業成績、近隣住民からの苦情にも関わる。製紙工場、鋳物工場、樹脂成形、塗装、溶接などを例に、硫化水素や樹脂の分解ガス、溶剤、溶接時のオゾンなど、においの発生源をたどる。金属加工工場では、いわゆる鉄のにおいの一部が、金属そのものではなく、皮膚や油が金属イオンと反応して生じる物質だと説明される。特に月曜の朝や長期休暇明けは、クーラントタンク内で増えた微生物が作る硫化水素が循環開始時に放出され、強い悪臭になる。対策として、切りくずを沈殿させないタンクや無害な菌を先に住ませるクーラント、森の香りのクーラントなどが紹介される。さらに悪臭を香りに変える技術は、バキュームカーのポンプ用潤滑油にも使われている。最後に、においは無条件に消すべきものではなく、環境省の「かおり風景100選」のように、ものづくりの記憶や地域の風景として残したい場合もあると語る。工場で働く人には、慣れて見過ごしているにおいを異常のシグナルとして捉え、職場環境の改善につなげてほしいと呼びかける。

科学系ポッドキャストの日と工場のにおい
どうも、しぶちょーです。
ものづくりのラジオは、産業機械の現役エンジニアである私、しぶちょーが、ものづくりに関するトピックをザックバランに語るポッドキャストです。
この番組は、株式会社フレアオリジナル、グラフテスターデザイン株式会社の提供でお送りします。
今回は、科学系ポッドキャストの日の企画に参加しております。
この企画は、科学系ポッドキャスターが集まって、毎月10日あたりに共通のテーマについて、それぞれの専門分野の視点で語るという取り組みです。
毎月、テーマを決めるホスト番組があるんですけども、
今月のホストは、技術者カネマルのプラントライフさんでございます。
プラントライフは、科学プラントの技術者であるカネマルが、科学や工場に関するトピックを語る番組です。
カネマルさんは、ものづくり系ポッドキャスターとしておなじみですよね。
さらに最近、いろんなところで見るんですよね。
SNS見てても、いろんなポッドキャストのほかの企画見てても、
カネマルさんがまたいる、またいるよ、みたいな、
すごく精力的に活動されているポッドキャスター、カネマルさんの番組がプラントライフでございますね。
そんなプラントライフさんが出した今月のテーマがこちら。
臭い、金木犀、焼き芋、雨上がりの土、実験室の薬品、思い出の臭い。
そういう臭いにまつわるエピソードを語ってくださいというテーマでございます。
良いテーマですよね、臭いって。
目に見えないくせに、やたらと記憶に語りかけてくるというか、
記憶に残るのが臭いっていうものだと思うんですけども、
今日はですね、そんな臭いとものづくりのお話です。
これね、ものづくりと臭いって、やっぱり切っても切れないなと思っていて、
産経という言葉、皆さんご存知でしょうか。
きつい、汚い、危険、これで産経。
この頭文字を持って産経と言うんですけど、
1990年頃に広まった言葉で、主には製造業とか建設業の良くないイメージを表す言葉として、
製造業の印象と、においが職場に与える影響
今でもね、しぶとく残ってます。
製造業って言ったら産経なんでしょう、みたいな。
そんな話なんですね。
産経ってね、きつい汚い危険なんで、
この中に臭いっていうのは入ってないんですけど、
だけどですね、この汚いっていうところに中身をよく見ていくと、
そこにね、やっぱり臭いとか匂いの話が紛れ込んでくるわけですよ。
製造業で言ったらやっぱ油で汚れると、
手に匂いがつく、服に工場の匂いが染み付く、みたいなね。
実際にさ、塗装業界なんかだと、この産経に臭いと暗いっていうのを足して、
5Kなんて言われ方もしてるらしいです。
製造業のイメージって、見た目だけじゃなくて、
ある意味で鼻で嗅いだ時の、あの工場の匂いっていうところからも、
なんか良くない製造業のイメージって作られてるんじゃないかなと、
私は思うわけですね。
そして正直に言うとですね、工場って実際臭いですね。
実際臭い。これはもうね、ごまかしようがないです。
じゃあそもそも、工場の匂いって何?何で匂うのかと。
そういう匂いの正体の話を今日はしていきたいなと思います。
匂いってものづくりの宿命なのかと。
科学的な目線で、ものづくりの匂いの話をちょっと嗅ぎ回っていきたいと思います。
というわけで今日のテーマはこちら。
工場はなぜ臭いのか?意外と知らないものづくりの匂いの正体。
まず最初に誤解なきように言っておくと、私は工場の匂い好き派です。
工業高校出身なんですけど、当時ですね、実習工場の匂いっていうのを毎日嗅いでました。
金属と油と機械の独特の匂いが混ざった感じの匂いなんですよ。
今でも工業高校ね、いろんな講演とかさせてもらったりとかしていくことあるんだけども、
実習工場入ると全く同じ匂いがします。
あの日と寸分違わない全く同じ匂いがするんで、
入った瞬間にこれこれってなるし、工業高校のあの日の思い出がその瞬間脳裏を駆け巡るんですよ。
ピンクの工業用の石鹸を丸めてですね、水で固めて雪合戦みたいにして投げ合っていたあの頃の日々がですね、
私の脳裏に浮かび上がります。
というか良い子は絶対真似しちゃダメですね。
荒れてる工業高校はそういうことしますから。
匂いってそういう感じで一瞬で当時に連れ戻してくれるような効果があるじゃないですか。
これちゃんとね、理由があってですね。
匂いの情報って脳の中で記憶とか感情を司う部分と割と近くにあるらしくてですね。
だから匂いを嗅いだ瞬間にブワッと記憶が蘇るらしいんですよね。
ただここがね結構厄介なところでさ、
私にとっては製造業の油の匂いとかって懐かしいなと、
あの頃の自主工場だなって思うわけですけど、
初めてその場所に来た人にとっては、
うわ油臭!みたいな感じになるわけですよ。
で、そういうなんか汚ぇな、なんかベタベタしてんなっていう、
中華料理屋よりやべぇなみたいなイメージとその匂いが混ざり合ってですね、
それが脳裏に焼き付いてしまうわけですね、匂いと一緒に。
だからやっぱね、工場見学に来た人が最初に受けるその印象とか製造業のイメージって、
この見た目よりもまず匂いだと思うんですよね。
それはこうカーンってダイレクトに来ると思うんですよ。
で実際今の工場ってクリーンなところかなり多いんですよ。
綺麗になってます製造業って。
なんですけどたった一回ですね、
まあそれが昔かもしれないですけど嗅いだ工場の匂いっていうのが、
あぁ製造業って油っぽくて臭いよねとか、
ちょっと油の匂いを嗅ぐと製造業だなぁみたいな、
そういう良くない記憶とともに残っていってしまうんじゃないかなと勝手に思っていて、
それはやっぱ勿体ないなと思いますよね。
じゃあ実際に臭いって言いましたけど、
製造業の中で働いている人はどう思っているかというとですね、
臭いけど慣れてますよね。
別にそれが苦痛ではないし、そういう問題を受け取ってます。
私はむしろ油の匂いとか好きなんで、
これこれこれがものづくりだぜって感じがするんですけど、
やっぱ慣れてね、別にストレスにはならないんだけど、
慣れたからといって匂いの元が消えるわけじゃないでしょ。
で、慣れちゃうとやっぱり私もそうなんだけど、
工場ってまあまあこういうもんだよね、
これものづくりしてる仕方ないよねっていう固定観念みたいなのが形成されて、
結果臭いをどうこうしようみたいなモチベーションが全くなくなるわけですよ。
で、初めて来た人は製造業くさってなるけど、
我々にとっては別に普通だし、そんな気になる?みたいな感じになって、
そこにやっぱりギャップが生まれてしまって、
製造業の臭いとか汚いっていうイメージがなかなか払拭されていかないんじゃないかな、
これはもう私の考えねって思ってるのと、
実際に働いている人的にはですね、
やっぱ労働環境の改善としても匂いの対策って非常に重要なんですよ。
安全とか健康面の話ね。
例えばさ、金属を削る。
私は工作機械業界にいるんで、金属を削っている機械の近くでよく働いてはいるんですけど、
金属を削る時に油を使うんですよね。
油というかクーラントっていうね、水と油が混ざったものを使うんですけど、
それが結構加工の途中に細かい霧になって空気を舞うんですよね。
こういうのはオイルミストと言うんですけど、
それを吸い続けたりとか、
それが皮膚に触れ続けたりするとですね、
皮膚炎とか喘息の原因になったりもやっぱりするわけですよ。
だから日本でもアメリカでも空気中のミストの濃さって一応目安が定められていて、
それをきれいにしようぜっていう技術とか取り組みはあるんですけど、
基本的にやっぱり匂いを発するもの、原因物質が空中に舞ってるっていうのは、
あんまり体に良いものではないんですよね。
呼吸で取り込むとか肌につく以上に、
それと同等に匂いそのものだってやっぱり仕事の質に影響するわけですよ。
臭い場所で働いたら集中力途切れるじゃないですか。
実際にわざと悪臭を流した部屋で作業させたものと、
普通の部屋で作業させた人で作業の効率とか精度を比べた時に、
やっぱりこの臭い部屋で作業させた人は結構成績が落ちましたよみたいな、
そういう実験もなされているんですよね。
ちょっとファクトは概要欄に貼っておきますけど、
それぐらいやっぱこの人の能力とかパフォーマンスに関して、
外的な要因、匂いっていうのも影響してくるわけね。
あとは環境という面では近隣住民の苦情とかもあるよね。
環境省の2024年の調査だと、
悪臭の苦情みたいなものが全国で1万1000件ちょいあるらしいんですけど、
そのうちの製造業に向けられたもののパーセンテージは14%ぐらいです。
だからそのだいたい14%ですね。
この近隣住民の悪臭苦情問題の14%は製造業が原因であると。
ただそれは14%というとすごい少ないなと感じるかもしれないんですけど、
そもそも製造業と工場がある地帯って固まっているのね。
工業地帯って言って。
急に民家に1個ドーンと町工場があるってことはそんなにないので、
そもそもこの数字って思ったより少ないとか臭くないってわけじゃなくてですね、
町が匂いありきで形成されてるっていう側面もあると思うんですよ。
実際に東京の大田区とか東大阪とかね、
ああいう町全体がそのものづくりの町に行くとですね、
工場の匂いするもんね。
この前も大田区ちょっと歩いたけど、やっぱすごい工場多くて、
あ、鉄の匂いするなーとかさ、東大阪とかも全く同じ匂いがして、
いやーこれはものづくりの町だなーって私的には興奮するんですけど、
そういう感情を抱くのは結構ね、ものづくりギークだけなんですよね。
でちょっとここまでの話をまとめるとですね、
匂いっていうのは当事者ほど、ものづくり製造業にかかってる当事者ほど意外と気にしないんだけど、
大概的なイメージとしてはめっちゃ印象を与える大きく変えるファクターなんですよ。
工場の匂い問題とかってさ、別に苦情言われない限りは製品の品質とかに影響しないから、
この対策として二の次にされがちなんですけど、
ただそれって本当に二の次にしていいんだっけって話もあるし、
匂い自体って本当に品質に影響しないんかという視点もあるんですよね。
匂いって結局何かが起きてるぞっていう信号なんですよ、シグナルなんですよね。
じゃあその信号、匂いの正体って何なんだと。
これちょっとね、いろんな工場をイメージとともに花で巡っていきましょう。
ロボティクスが未来を切り開く。株式会社フレアオリジナル。
この番組のスポンサーでありますフレアオリジナルさんから、
ものづくり界隈にかなり熱いプロダクトの紹介でございます。
その名もゴシハンド。ゴシハンドですね。
読んで字の如く、人間の手と同じ5本の指を持ったロボットハンドのことを指します。
これまでの産業ロボットの手といえば、爪2本で作るグリッパーとか、
吸着パッドっていうのが定番でした。
決まった形の枠を決まった位置で運ぶ、掴むのであればそれで十分だったわけですね。
でも今ですね、ロボットの世界には人間の作業を人間の作業のままやらせたいという大きな流れが来ています。
そうですね。ヒューマノイドとかフィジカルAIといった文脈ですね。
工場のジグモ、工具も身近な道具もですね、実は全部、
実はというかもう当たり前なんですけど、全部人間の手で使う前提で作られているわけじゃないですか。
だから人と同じ5本の指のハンドっていうのがすごく効いてくるわけですよ。
フレアオリジナルではこのゴシハンドの取り扱いを本格的にスタートしておりますと、
DHロボティクス、リンカーボット、ウージー、サイノバといったですね、
複数のメーカーの製品を扱っていて、用途に合わせて最適な位置代を提案することができます。
そしてここからすごいのはですね、ハンドだけではなくてロボット本体、GPU搭載PC、
カメラまで組み合わせたフィジカルAI開発環境を一式提案構築することが可能だということですね。
NVIDIA製品で国内トップの実績を持つ正規知事代理店の涼山涼洋さんとの協業で、
ジェットソンやAIワークステーションまでまとめて相談できるということです。
これは熱いですよ。今メモリの高騰ですごくハードウェアどうやって探そうかなというところも悩むところであるんですけど、
そういうところの強い代理センターとのコラボ、タッグを組んでいるということなんですね。
ちなみにこの涼山涼洋さんはジェットソンシリーズ累計販売実績が2026年4月の時点で国内ナンバーワンというそういう会社さんです。
もちろん売って終わりではなくて支援導入からシステム構築技術サポートまでワンストップで対応してくれますと、
5時半度1回触ってみたいなフィジカルAIお家でも始めてみたいな、お家じゃないですね。
うちでも始めてみたいな、うちの会社でも始めてみたいなという方は概要欄のリンクからフレアオリジナルさんまでお気軽にご相談ください。
においで当てる工場ツアー
ちょっと想像してみてください。あなた目隠しをされて車に乗せられてどこか工場の前で降ろされます。
クロちゃんみたいな感じで目隠し取れませんと。でも製造業に長けている人だったら工場の前に来た時点でだいたい見当がつくんですね。
匂い嗅いでねテイスティングするだけでテイスティング?違うなテイスティングって口に入れちゃってるな。
ノージングですね。何の工場か鼻だけで当てるっていうことは製造業に長けている人だったら無理矢理誘拐されてね工場にボンってほっぽり出されても
これここのあの工場だっていうのがすぐわかると。それぐらい特徴的な匂いがするんですね。
例えばあなたが連れ去られて車降りた瞬間に腐った卵と腐った玉ねぎを混ぜたような匂いがしたらわかるかなこのイメージがね。
これはですね静止工場ですね。紙を作っている工場なんですよ。木からパルプを作っている工場ですね。
このパルプを作る工程の中にはこのイオンを含んだガスが出るものがあるんです。だからまあそういう独特の匂いがするんですよね。
ちなみになんか今腐った卵とか腐った玉ねぎっていう表現を言ったんですけどこれ私が自分の感性で言ってるわけじゃなくて
実はですねこういう表現って環境省の資料にちゃんと載ってる公式の例えなんですよ。
日本にはね悪臭を取り締まる法律があって国が名指しで指定している悪臭物質っていうのがあるんですけど
それ一つ一つに例えばこれはこういう匂いですよっていうさっき言ったね腐った卵のようなみたいなことが全部で例えが載ってるんですよね。
なのでその環境省の資料を見て匂いに思いを馳せてもいいんじゃないかなと思うんですけど
まあそれは置いといてですね。そういうこのイオン系のガスを含んだ匂いっていうのが結構製造業でもあるんですね。
今はね製紙工場って言って紙を作る工場の話をしたんですけども
イオン系の匂いがしますよ。で他にもですね実はイオン系の匂いで問題になっているとか非常に独特な匂いを発している工場ってのはあります。
それが芋の工場ですね。溶かした金属を砂の型に流し込んで固めてその金属の部品を作る材料を作るっていうのが芋のなんですけど
中蔵という工程なんですけどもその芋の工場の空気を調べたっていう研究があってですね
その芋の工場の空気を持ってきて空気中の物質ですね250種類について調査した結果
芋の工場の匂いの原因何なんだろうっていうのを結果出したらですね
硫化水素を含むほんの数種類の物質だったという結果があるらしいです。
一番匂うのはですね金属を流し込んだ後に砂を固めている樹脂が熱で分解すると
その匂いが実は芋の工場の主な匂いなんですよっていうのはねなんか研究でわかっているらしいですね
なんでこういう話をしたかというと芋の工場って言ったことある人はわかると思うんですけど
私が見学した数多の工場の中でも最も過酷でかつ環境の悪いそんなイメージがある工場なんですよ
実際ねもう行けばわかるんですけどすごい匂いが芋の工場っていうのはね汚れもすごいんだけどね
すすとかやっぱり金属を溶かしてるからいろんなところにその溶けた金属が飛び散ったものとか
すすとかねこのがあって焦げた匂いとかそれこそ芋の工場独特の匂いみたいなもの
あとはサンダーって言ってね芋のを仕上げたりする時にサンダーでガーって削ったりするから
金属の粉塵みたいなのも結構巻き上がってたりするんですね結構カオスなんですよ芋の工場って
すごいきつい汚い危険っていうですね製造業の産期を代表するような場所なんですけども
で非常に複雑な匂いがする芋の工場はなんですけど実はその匂いの主役というか主成分っていうのは
ほとんど数種類たった数種類からできているその匂う系の匂いなんですよね
ぜひとも芋の工場迫力あるから一度は見てほしいですよ
やっぱり芋の工場ザ製造業っていう感じの香りなんですけども
ものづくりって別に金属を加工するだけじゃなくて全然違う機質の匂いを発している工場もあります
それはねやっぱりケミカルが溶けたような匂いとこの代表がやっぱりプラスチックの成形工場ですね
樹脂って温めすぎると分解してガスが出るんですけど
その中に樹脂の種類ごとに違う種類のガスが出るんですよ
発泡スチロールの材料となるような樹脂だと温めすぎた時に出てくる成分の一つに
都市ガスのような匂いと都市ガス自体も匂いをつけてるんで
何の匂いを匂いで例えるんだって感じなんだけど
ああいう独特な匂いがするわけですよ
3Dプリンターで今背中側に3Dプリンターありますけど
このプリンターでABSっていう樹脂を印刷するとやっぱりそれも独特な匂いがすると
樹脂ごとによってすごくケミカルな香りが違うわけですね
そういうプラスチックの石油系の匂いでもまた違う機質違う種類の工場っていうのがあってですね
これが塗装工場なんですよ
これも芋の工場に次いで同じくらい過酷かな
ガソリンとシンナーを混ぜたような塗装工場の匂いね
塗料を薄めている溶剤が空気中飛んでるんですよ
それを吸い込むとやっぱりすごい過激な匂いがするんで
基本的にはマスクをみんなつけているんですけど
あれはねやっぱり頭が痛くなるね
僕個人の問題かもしれないけど
ケミカル系の匂いはね結構具合悪くなるんですよ
前ねエポケシー系の樹脂を扱っている工場で
長いことじゃないですけどね数週間仕事をしたことがあるんだけど
やっぱ辛かったですね
あの独特の匂いうわーきつーって思いながら
一応マスカーつけるんだけど貫通してくるんですよ
やっぱ匂いってやっぱ体調に影響するんだな
っていうのをその時すごく感じましたね
これまでいろんな匂いの話してきたんだけど
基本的には材料からなんか飛び出してきた匂いっていう感じなんだけど
材料から飛び出さないタイプの匂いもあるんですよ
それがどの現場から出てくるかというと
溶接の現場なんですよね
ツンと鼻を刺すような独特の匂いと
これねオゾン草の匂いなんですけど
溶接の強烈な光に含まれる紫外線っていうのが
空気中の酸素ですねオゾン草に変えてしまうんですよ
それがそのまま鼻に入ってくると独特の匂いがするよみたいな
だからそういうタイプの匂いもあるんですよね
光が強すぎてそこに反応して匂いが発生するみたいな
これちょっとSFっぽくてかっこいいですよね
今ザクバラに工場の話をしてきましたけども
全部やっぱ独特だし目隠ししていても余裕で当てれますと
ある意味この工場の匂いって
作ってるものの名刺みたいなものなんですよね
何をどうやって作ってるかっていうのが匂いににじみ出てるわけですよ
ちなみに今話した匂いは全部一通りは嗅いだことあります
だから今話してて梅干しを想像すると
ヨダレが出てくるのと同じように
この匂いの話をしてるとその匂いが鼻の奥で再生されるような感じですね
ちょっとケミカルの話をしてる時は頭が痛くなるような気がしましたね
匂いの話いろいろしてきましたけど
鉄のにおいは人間の皮膚から生まれる
最後は私のホームグラウンド金属加工工場のお話ですね
もうここはもう本当にザ町工場の匂い
これがものづくりの匂いという代表といっても過言ではない
そんな金属加工の現場の匂いと
この匂いの正体主役は油と金属を削る時にかける液体
クーラントです
これさっきも言ったけどね
こいつがミストになって待っていたり
クーラント自体の水が腐っていたりする匂いっていうのが
ほぼほぼ町工場の匂いかなと思います
それとは別に金属の匂い
鉄臭いとかあるじゃないですか
あれもやっぱ当然金属を加工してるから
そういう匂いがしてくるわけですよ
お金を触ったりとか
鉄棒とかね鉄棒とかずっとやって手をかけると
めっちゃ鉄臭いなみたいな感じするじゃないですか
ああいう鉄の匂いがするんですけど
これねちょっと匂いの雑学というか
面白い話なんですけど
面白いと言うと自分でハードル上げちゃうね
鉄の匂いってわかるでしょ
金属臭いなとか鉄臭いなって
必ずみんな体験したことあるじゃないですか
ただ金属が置いてあって
うわっ金属置いてある鉄臭いなって思ったことってあります?
多分ないと思うんですよ
金属を触った自分の手が鉄臭いなって思ったことあるんですけど
金属自体から金属の匂いを感じたことって
多分ほとんどないと思うし
金属を直接鼻で嗅いでも
実は金属の匂いしないんですね
だってさ匂いがするってことは
何かしら空気中に飛んできていて
それが鼻に入っているっていうことでしょ
でも金属って別に常温で置いとっても
それが蒸発してくることってないじゃないですか
じゃあ我々が感じている
あの鉄臭い鉄の匂いって
一体何を嗅いでいるのかと
そういう話ですよ
オーダーメイド試験機ならお任せ
グラフテスターズデザイン株式会社
実はですね
この謎に大まじめに取り組んだ研究者たちがいます
これがねちょっと古いんですけど
2006年ね
ドイツとアメリカの研究チームで
彼らは鉄を触った人の手から立ち上る機体を集めて分析したんですよ
結論から言っちゃうとですね
我々が感じているあの鉄の匂いっていうのは
鉄の匂いじゃないんですね
人間の匂いなんですよ
我々の皮膚には油がありますね
油が
その油が汗で溶き出して
鉄のイオンに触れると分解されて
匂いのある物質に変わるんですよね
その代表があの金属っぽい匂いを持つ物質なんですよ
つまり鉄は匂いを出してないと
鉄はあなたの皮膚の油を匂いに変える
その引き金を引いているだけなんですよね
しかもこれね
銅でも真鍮とかでもね
全く同じことが起こるわけですよ
だから10円を触った後のあの匂いも同じ理屈です
研究者曰くですね
金属そのものを嗅いでいるというのは錯覚だと
鉄棒の匂いとか
鉄の匂いだと思ってたのは
実は自分の匂いだったということですね
ただちょっと誤解がないように言っておくとですね
これは鉄を触った手の匂いが
金属の匂いですよという話で
工場の全部の匂い
工場の鉄臭さっていうのが
全部人間の油だよって言ってるわけではないんですよ
でもやっぱ工場って鉄の匂いするじゃない
じゃあ工場入った時に感じる鉄臭さって
一体正体は何なのかと
でも手で触ってないのに
なんで鉄っぽい匂いが工場上にしているんですかと
鉄から匂い出てるんじゃないですかと
いう話したんですけども
さっきも言ったんですけど
大前提として鉄粉も錆もそれ自体は匂いはしませんと
だから工場の鉄臭さも
鉄と何かが反応して匂いを作っていると考えられます
まずは原因としてはもちろん人ですよね
人自身が匂いを発してますよというわけではなくてですね
汗ばんだ手で鉄鉱材料とか工具を触ってるわけでしょ
触られた鉄側も当然ですけど
人間の油が付くじゃない
それで錆びたりするんですけど
そっから鉄の匂いを発するわけ
本来は鉄って鉄の匂いしてないんだけど
人間に触られることによってそこが反応して
鉄臭い匂いっていうのが発せられるということなんですよね
いろんな金属部品とか金属の工具があるから
そういうところがいろんな反応を起こしながら
鉄の匂いが工場に従来しているというのがまず一つ
そして鉄が匂いを起こすための反応を起こすというのは
当然人間の皮膚の油だけではなくて
あらゆる油でそういう反応を起こします
機械に使う油と反応して金属の匂いが放たれるパターンももちろんあります
それが結構多いと思いますね
工場の鉄臭さっていうのは鉄が蒸発したとかそういう匂いじゃなくて
汗ばんだ手とか人間の汗とかね
そういうものが金属部分に触れたことによって
匂いを発せられている金属自体がいっぱいあるっていうのと
そもそも金属加工で使う油とかが付着したりとかね
ベタベタになったところから金属っぽい
そこが反応して金属っぽい匂いが出ているよと
そういうところなんですよね
これが工場の鉄臭さの正体なんですよ
鉄自体があるから鉄臭いわけではないんですね
あとは作業着に染み込んでいる匂いとかもあると思うし
そこに油が染み込んでて
その匂いが染み付いているっていうのもあるとは思いますけど
そういうものが総称して鉄臭さみたいなものを生んでいると
今はあくまでも鉄臭さの話だったんですけど
クーラントタンクと月曜朝の悪臭
もう一個工場の匂いの本丸
これは油の匂いなんですよね
こっちも独特の匂いがしますと
これは金属加工工場においては
金属を削る時に油をかけるんですよ
なぜならその時にすごく強い熱
大きい熱を発したりとか
金属と材料の潤滑を良くしたりとか
そういうことがあって
油とか油と水を混ぜたものをかけたりするんですね
それが加工箇所にかけるものだから
飛び散ったりして
霧状オイルミストになって
さらに工場を飛び散っていくという感じです
あとはすごい熱くなっているところにかけるから
当然飛び散るだけじゃなくて
蒸発して工場の中を舞うということもあります
だから実際工場とか工作機械の中って
加工中にクーラントバーって出してると真っ白で見えなくて
ドア開けた時にモワモワって
自分の方にクーラントのミストが来て
吸い込むとめっちゃむせるっていうのはよくあります
そのぐらいミストだらけになりやすいんですよ
さらに金属加工工場には
臭いのゴールデンタイムというのがあります
それが月曜日の朝なんですよ
それもお盆休みとかゴールデンウィークみたいな
長期電球が明けた朝
工場に出勤して機械のスイッチを入れると
スイッチを入れると
止まっていたタンクが回り出して
クーラントが循環しだすんですけど
その時にもう絵も言えぬ
絵も言えぬって言うといい意味ないと思うんだけど
それこそ腐った卵の匂いが
グワッと立ち込めるわけですよ
これ一応世界標準でして
英語圏でも金属加工工場の
月曜の朝の悪臭みたいな
そういう単語があるぐらいに
わざわざそれを名前をつけて呼ぶぐらいには
海の向こうでも同じような匂いの被害
トラブルっていうのがあるんですよ
ほんとむせますよ
今こうやって喋ってる中でも
鼻の中でリピートされてますからね
その匂いがむせそうです
金属加工の現場のクーラント
切削水ってあんまりイメージわからないと思うんですけど
ちょっと今からこれクーラントと呼びますけど
鉱山機械っていう金属加工する機械の下に
大きいタンクがついてるんですよ
そこにクーラントっていうのを貯めてあって
そっから加工する時にポンプで組み上げて
機械の中でかけますと
それがまたタンクの中に落ちていって
ぐるぐるぐるぐるずーっと循環して
使っていくという形をするんですね
一応フィルターはあるんですけど
タンクの中にスラッチという金属の削りカスみたいなやつが落ちたりとか
いろんなゴミみたいなものが入ってくるわけなんですよ
本当に金属の粉でできた泥みたいなものが沈殿してきますと
このタンクの中すごく汚くて
これちょっと違う目線で覗いてみると
雑菌のユートピアみたいな感じになってます
菌が繁殖する栄養素みたいなものが入った水が
金属の熱でぬるま湯みたいになって温まってると
さらにこのタンクの底には削った金属の粉が積もっていて
それが金の隠れ家みたいになっていて
家までついてるんですね
ほぼ培養素みたいな感じになってるんですよ
微生物にとってめちゃくちゃ居心地ないお風呂みたいなのが
クーラントのタンクというものなんですね
さらにその機械はクーラントとは別にですね
その機械自身を潤滑して錆びないようにするとかね
臭道面を保護するみたいな意味で
いろんな潤滑油っていうのが機械の中から自動で給油されてますと
そういうものも結構クーラントタンクにポトポトポト落ちていくんですよね
それって別にクーラントに混ざるわけではなくてですね
クーラントって今言ってるのは本当に水と油の混ぜ物なんですよ
でこの切削水っていうものが作られるんですけど
その切削水の中に潤滑油みたいな機械のやつがポトンと入るんですね
その表面にやっぱ浮くんですね油なんで
そうするとクーラントのタンクを蓋するみたいな感じで油が広がっていくんですよ
そうするとですねその駅の中ではいろんな菌が繁殖してるんで
酸素を使って育っていく生きていくタイプの菌がですね
いろいろとこの駅の中の酸素を使っていくわけですよ
でも上は蓋がされてるんで油で供給がだんだんされなくなっていって
そうなってくるとだんだん酸欠になっていくんですね
そうすると出番回ってくるのは今度酸素がなくても
俺たちは生きていけるぜっていう菌が繁殖しだすんですよ
それの一部が硫化水素を作り出しますと
だからその腐った卵の臭いみたいなやつを作り出すと
月曜日の朝臭いぜってさっき言ったのはですね
機械が止まってそのクーラントがぐるぐるぐるぐる循環しなくなるとですね
どんどんどんどんこの駅の中が酸欠になっていって
そこで酸素がなくても生きていけるような菌がバーッと繁殖して
すごい悪臭を放すと
それが朝一で機械を動かした時に一気に解き放たれるんでめっちゃ臭いという
こういうロジックなんですね
そういうものを繰り返してるもんだからやっぱね機械加工工場ってのはね
臭いんですよ
でこれ臭いだけで本当は終わらせてほしくなくて
工作機械技術者の視点からするとね
臭いってのは基本的にはもうクーラントの様子おかしいですっていう
シグナルなんですよこれ通知なんですよね
実はクーラントの性能が一時的に劣化していて
加工に影響を及ぼしてます
加工性能が一時的に下がっているんですけど
あんまりクーラントってね交換されたりとか
タンクが豆に掃除されることって少ないんですよね
一応その腐ったクーラントでも削れてしまうんで
でだんだんだんだん劣化していくから
どのぐらいクーラントだから循環とか冷却
冷却はあんまり変わらないと思うけど
切削性能みたいなやつに影響してくるんですけど
その性能が劣化してるかっていうのは実感できないですよ
徐々に徐々に変わっていくから
でも確実に腐っていって臭くなっているっていうのが
日本の工場のあるあるなんですね
臭いっていうのはやっぱりサインなんですよ
工場の臭いの原因っていうのは金属の臭いと
主にはクーラントの臭いが一番きついですね
金属の臭いよりも油の臭いですよ
油の臭いの原因っていうのは基本的には
微生物になるわけなんですけども
こういう微生物の発生原理みたいなのが分かってくれば
実は打ち手がいろいろあるわけですよ
クーラントのにおいを抑える技術
今も機械を作っているメーカーたちが
いろんな試行錯誤いろんな技術で
そういう臭いの原因を立とうとしているわけですね
さっき言ったように金が増えるには
住む場所と餌が必要になりますと
今実際タンクの底に積もった金属の切りくずみたいなものが
金の隠れ家になっているんだったら
じゃあ積もらせなければいいじゃないということですね
今の工作機械ってタンクの中で
液の流れをコントロールして
積極的に渦みたいな流れを作って
とにかく中で沈殿させないようにしようぜ
っていうタイプのタンクが
いろいろなメーカーで作られておりますと
金属の粉が沈んでドヨンってなる前に
どんどん流してしまえと
流して積極的に流して回収してしまおうみたいな
そういう流れの回路を設計で作りましょうみたいな
そういう形の取り組みがいろいろとされているんですね
機械の設計とか開発って言いつつ
そういう川の水の流れみたいな
そういうものまでシミュレーションして
作り込んでいくというのが
機械設計とか製品開発の面白さの一つかなと思いますね
そういう流れを作って
金の住みかをなくそうみたいな
タンクの底をきれいにしようみたいな
そういう機能を持たせた工作機械が最近はありますし
他の事例も結構あって面白くてですね
金を増やさないようにしようっていう対策の
逆をあえていこうみたいな会社もあるんですね
だからクーラントにあえて金を済ませると
飲み水にもいるようなですね
無害な金が先にいっぱい住みついてたら
悪い金が繁殖できなくねみたいな
そういうアプローチなんですよ
そういう対策をしましょうよっていうことも
してるメーカーがあるんですね
最初に無害な金をいっぱい済ませちゃうと
やっぱその後から悪い金が増えにくくなるらしいんですよ
だから結構これ町内の細菌とかの話にも似てますよね
先にいい金で埋めてしまいましょうみたいな
いい金をタンクの中で育てていきましょうみたいな
アプローチもあるみたいです
さらに別の方向に振り切った製品もありますと
それは森の香りクーラントみたいなものもあるらしいです
信用樹から取り出した成分を使って
工場に森の香りをもたらしましょうみたいな
そういうクーラントがあってですね
これグッドデザイン賞も取っていて
審査員のコメントはですね
香料や消臭剤で対象療法をするんじゃなくて
液の成分そのものを天然のものに置き換えて
森林の香りを工場にもたらしたという
これ嗅いだことないんですけど
森の香り本当に天然の成分で森の香りがするっていう
クーラント自体があるらしくてですね
これ一回嗅いでみたいですね
あんまり使ってる工場聞いたことないけど
そういうものも出てるらしいですと
こんな感じでですね
金属加工の現場では
単に腐らせないみたいな考え方から
匂いをちょっとずつ設計していきましょうと
こういう匂いがするようにしましょうねっていう形に
変化していってるわけですね
だから工場の匂いに対する意識っていうのは
実は変わっていってるんですよ
ここまではちょっとね
私の専門分野である金属加工工場に寄せて話をしましたけど
製造業全体でもやっぱね
最新の匂い対策みたいなやつがいろいろあって
面白いですね
悪臭を香りに変える技術
悪臭そのものをいい香りの材料にしてしまおう
という技術があるんですよ
ちょっと難しい概念なんですけど
作ったのは繊維メーカーで
彼らが目をつけたのは香水の作り方なんですよね
香水って何十種類もの香りを混ぜて作るんだけど
その中に単体で嗅ぐと不快なんだけど
あえてそれを入れることによって
香りに深みを持たせるみたいな
そういう香りがあるらしいんですよね
隠し味みたいな料理で言うところ
そういう隠し味要素で入れる匂い
それだけで嗅いだらクッセってなるんだけど
香水の中に入れるとめっちゃいい匂いになるみたいな
そういう設計があるらしいんですよね
例えばジャスミンの香料にはですね
ちょっとお食事中の方には申し訳ないんですけど
濃くして嗅ぐとめっちゃうんこの匂いがするみたいな成分が
ジャスミンの香料に入ってるんですよ
失礼しますね本当にね
でもそれがうーんと薄まると
鼻の香りになるんですよね
薄めてジャスミンの成分の中の1個に入れると
鼻のすごくいい香りになると
だからこれを応用すればいいんじゃないかと
考えた会社がいてですね
逆をやればいいと
いい香りのレシピがあって
あらかじめうんこの匂いの成分だけを抜いた
未完成の香料を作っておくと
そこに本物の悪臭がポンと入った時に
初めて香水が完成して
いい匂いになるみたいな
最後のピースがはまってない香りを完成させておけば
臭い匂いをそれで合体させて打ち消せるんじゃないかみたいな
そういうアプローチを取った会社がいるんですよ
これめっちゃ面白い発想ですよね
この技術も実は実用されていて
これ活躍してるのがどういう場所かというと
バキュームカーなんですよ
まさに悪臭ですよね
うんこの匂いですけど
あの車って組取りの時に動かすポンプの排気が
めちゃくちゃ匂うわけじゃないですか
なかなか都会だとそんなに見ないかもしれないんですけど
私は小学校の頃結構バキュームカー見てたし
バキュームカーって本当に
多分50メートル先にいても
なんか多分風上とかでいたら匂い感じるんですよ
わっくっさ!みたいな
そのぐらいに強烈に匂いするし
作業者の方もやっぱすごく
そのレベルの匂いを近くで嗅いでたら
やっぱダメージが
ダメージというかストレスになるわけですよね
そこでさっき言った
うんこの匂いの成分だけを抜いた香料を使うという技術が
活用されてますと
具体的にはポンプ
組み上げポンプの潤滑油の中に
その成分の香料を入れるらしいんですよ
そうすることによって
そのポンプを動かした時に
実際に匂いがバーッと馳せられるんですけど
そこで感染するんですよね
ジャスミンの香りが
ジャスミン香りかわからないんだけど
その足りなかったピース
うんこの匂いがパチッとはまって
めっちゃいい匂いになって出てくるみたいな
そういう仕組みで
悪臭を解決してるんですよ
でなんかね
メーカーの発表によるとですね
全事業者さんに試してもらった
数十社で試してもらって
ほぼ回答がですね
排気の匂いからあの匂いを感じなくなったと
あのバキューム化の匂いを感じなくなったんですよ
潤滑剤を変えるだけでね
その香料入りの潤滑剤
未完成の香料入りの潤滑剤に変えるだけで
そういう悪臭対策になってしまった
という技術があるんですね
いやこれはすごいですよね
ただ誤解しないでほしいのは
匂いの元が
物質がね消えてるわけじゃなくて
あくまでもそういう感じ方になるように
設計されてるという感じなんですよ
やっぱそういうのってさ
大事な仕事じゃないですか
バキュームカーの仕事とかね
なんですけどやっぱ匂いが臭いからさ
それでなんかこう
追い目を感じるわけじゃないけど
やっぱ働いてる人もね
なんかこう
臭い仕事してんなっていう風に
見られてしまうような不思議が
どうしてもあるじゃないですか
そういうところをこういう技術で解決できる
っていうのは素晴らしいなと思いますよね
働いてる当人のストレスも変わるし
やっぱ周りからの目
匂いがしなくなることによって
その仕事の印象ってのも変わるじゃないですか
今ちょっとバキュームカーの話をしましたけども
製造業も全く一緒なんですね
その嗅ぐ匂い
放ってる匂いが変わるだけで
やっぱ印象も変わると思うんですよ
ここまでいろいろとね
匂いの話をザクバラに語りましたけど
まとめると
匂い対策をしようから
匂いを設計していこうみたいな方向に
いろんな技術が出てきて
変わりつつあるよということです
製造業も匂い問題については
いろんな産業機械メーカーがですね
これもやっぱ
働く環境を持続可能にしようみたいな
SDGsの観点からですね
結構そこに取り組もうっていう風な
気運とか流れがね
出てきた気がしますね
今やっぱね
製造業で働いている人の環境を良くしようみたいな
様々な技術開発っていうのは
匂いに関しても行われております
消すにおい、残すにおい
匂いっていうのはやっぱり
ものづくりで出てくるものではあるんですけども
そもそも匂いが出てる原因っていうのは
シグナルだったりもするわけですね
匂いの原因を突き詰めて
止められる部分はやっぱ
止めることができるわけです
工場は臭いとか
ものづくりは匂いがしちゃうよっていうのは
宿命ではなくて
過去にできる話でもあるということですね
ただちょっと今日の話を最後に
少しひっくり返しますけど
匂いって全部なくせばいいかって言われたら
そんなもんじゃなくてですね
ある種ものづくりの域でもあると
私がね
金属加工とか
金属のマチコバの匂い好きっていうのも
あるんですけど
実際そういう節もあってですね
環境省が選んだ
香り風景100選というものがあるらしいんですけど
全国からね
残したい香りの風景を
100箇所選んだってものなんだけど
この中にやっぱ
ものづくりの香りみたいなものも
入り込んできているんですよ
同じ工場の匂いが
消したい悪臭にもなるし
残したい風景にもなると
最初に話した工業高校の実習工場の匂いというのは
私にとっては
残したい大事な匂いですけど
誰かにとっては
当然悪臭なわけですからね
何でもかんでも
臭いから悪いぜっていう話ではない
ということをここで言っておきますと
今日ね
私のこの話を聞いたあなたですね
ぜひとも
工場の匂い
ものづくりの匂いというものを
意識してほしいんですよ
家の近くの工場
多分何かあると思うんで
そこでちょっとね
鼻で深呼吸をしてみてほしいですね
日常生活
普段の生活の中で感じない不思議な匂いが
もしかしたらするかもしれないと
そしたらそこが何を作ってるのか
ちょっと調べてみてもいいでしょうと
そしたら
このものづくり
これを作ってるからこんな匂いがするんだ
みたいなね
そういう視点でね
ものづくりを見ている
家の近くの工場を嗅いでみると
いうことをね
してみてほしいなと思いますし
製造業で勤めるあなたは
現場の匂いの原因とか
自分が感じてる匂いって
どんなんだっけ
ってのを慣れちゃってるかもしれないけど
改めて俯瞰的にちょっと感じてほしいなと思います
じゃあこれ何が元なんだろう
実は改善できるんじゃないかな
みたいな視点で
自分の工場を見ていくとですね
よりいい工場の環境が
職場環境が作れるんじゃないかな
というお話でございます
ということでね
ちょっと目をつぶってですね
深呼吸
鼻で深呼吸をして
匂いを感じてみましょうよと
そこにいつもとは違う
何か気づきがあるかもしれませんよ
というお話でございました
はいというわけでクロージングトークです
ありがとうございました
今日紹介した研究とかね
製品のリンクっていうのを
概要欄に貼っておきますんで
気になる方はぜひとも見てみてください
お知らせは特にないですけど
皆さんがこれを聞いてる
10月3日今日はですね
落ち着きAIラジオという
もう一個やってるポッドキャストの
1周年記念イベントがね
東京で開催されてると思いますと
もしも会場にね
来てくださる方がいて
今日来る前に
ものづくりのラジオを
聞いてくださっていたらですね
道中の匂いもぜひとも感じ取って
会場までお越しいただければなと
思いますので
よろしくお願いいたします
あと何かお知らせあったかな
まあいっか
ちょっとポッドキャストが
新しく2個ほど始まりますと
まず1つがですね
ポッドキャストミキサー
ポッドキャストというですね
私が主催してるね
ポッドキャストミキサー
というイベントがあるんですけど
牛垢さんというね
工業高校農業部の牛垢さんと
2人でやってるイベントですけど
そのイベントの裏話をする
みたいなポッドキャストが
配信されておりますので
これ不定期で更新されますけどもね
ぜひともね
聞いていただければなと思います
あと来週月曜日ですね
また新しいポッドキャストが始まります
それはSNSので
また告知させていただきますので
どんだけ配信されるね
って感じですよね
ぜひともね
全部事務長のポッドキャスト
追ってるよっていう人はですね
ちょっと生活が
より苦しくなるかもしれないんですけど
お楽しみにしていただければなと思います
というわけで今回は
ここまでとさせていただきます
私は支部長技術研究所で
技術ブログを運営しています
またXで毎日役立つ
技術情報の発信を
行っておりますので
よろしくお願いします
ポッドキャストものづくりの支店ですね
兄弟番組ですね
毎日配信しておりますので
よろしくお願いいたします
落ち着きエアラジオ
毎週火曜日金曜日
週にで配信してます
AIのトピック収集したいよ
という方はですね
ぜひとも聞いてください
1周年記念イベント
終わっておりますと思うんで
多分ね
1周年迎えましたんで
これからも頑張っていきたいと思います
あとですね
リスナー向けコミュニティも
やっております
面白肉スラボというコミュニティです
ルームというサービスを
使ってやっておりまして
その中に
ディスコードのコミュニティもありますのでね
ぜひとも入っていただけると
嬉しいです
LINEのオープンチャットも
やっております
よろしくお願いいたします
ここから重要ですよ
このものづくりのラジオ
いいなと思っていただけた方はですね
番組のフォロー
各ポッドキャストアプリで
星5評価の方も
ぜひともよろしくお願いいたします
YouTubeで見ている方はですね
いいねとチャンネル登録
よろしくお願いいたします
皆様が2秒でできる
私への応援となりますからね
コメントお便りもお待ちしております
というわけで今回はここまで
以上
しぶちょーでした
ではでは
46:37

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