今でもね、しぶとく残ってます。
製造業って言ったら産経なんでしょう、みたいな。
そんな話なんですね。
産経ってね、きつい汚い危険なんで、
この中に臭いっていうのは入ってないんですけど、
だけどですね、この汚いっていうところに中身をよく見ていくと、
そこにね、やっぱり臭いとか匂いの話が紛れ込んでくるわけですよ。
製造業で言ったらやっぱ油で汚れると、
手に匂いがつく、服に工場の匂いが染み付く、みたいなね。
実際にさ、塗装業界なんかだと、この産経に臭いと暗いっていうのを足して、
5Kなんて言われ方もしてるらしいです。
製造業のイメージって、見た目だけじゃなくて、
ある意味で鼻で嗅いだ時の、あの工場の匂いっていうところからも、
なんか良くない製造業のイメージって作られてるんじゃないかなと、
私は思うわけですね。
そして正直に言うとですね、工場って実際臭いですね。
実際臭い。これはもうね、ごまかしようがないです。
じゃあそもそも、工場の匂いって何?何で匂うのかと。
そういう匂いの正体の話を今日はしていきたいなと思います。
匂いってものづくりの宿命なのかと。
科学的な目線で、ものづくりの匂いの話をちょっと嗅ぎ回っていきたいと思います。
というわけで今日のテーマはこちら。
工場はなぜ臭いのか?意外と知らないものづくりの匂いの正体。
まず最初に誤解なきように言っておくと、私は工場の匂い好き派です。
工業高校出身なんですけど、当時ですね、実習工場の匂いっていうのを毎日嗅いでました。
金属と油と機械の独特の匂いが混ざった感じの匂いなんですよ。
今でも工業高校ね、いろんな講演とかさせてもらったりとかしていくことあるんだけども、
実習工場入ると全く同じ匂いがします。
あの日と寸分違わない全く同じ匂いがするんで、
入った瞬間にこれこれってなるし、工業高校のあの日の思い出がその瞬間脳裏を駆け巡るんですよ。
ピンクの工業用の石鹸を丸めてですね、水で固めて雪合戦みたいにして投げ合っていたあの頃の日々がですね、
私の脳裏に浮かび上がります。
というか良い子は絶対真似しちゃダメですね。
荒れてる工業高校はそういうことしますから。
匂いってそういう感じで一瞬で当時に連れ戻してくれるような効果があるじゃないですか。
これちゃんとね、理由があってですね。
匂いの情報って脳の中で記憶とか感情を司う部分と割と近くにあるらしくてですね。
だから匂いを嗅いだ瞬間にブワッと記憶が蘇るらしいんですよね。
ただここがね結構厄介なところでさ、
私にとっては製造業の油の匂いとかって懐かしいなと、
あの頃の自主工場だなって思うわけですけど、
初めてその場所に来た人にとっては、
うわ油臭!みたいな感じになるわけですよ。
で、そういうなんか汚ぇな、なんかベタベタしてんなっていう、
中華料理屋よりやべぇなみたいなイメージとその匂いが混ざり合ってですね、
それが脳裏に焼き付いてしまうわけですね、匂いと一緒に。
だからやっぱね、工場見学に来た人が最初に受けるその印象とか製造業のイメージって、
この見た目よりもまず匂いだと思うんですよね。
それはこうカーンってダイレクトに来ると思うんですよ。
で実際今の工場ってクリーンなところかなり多いんですよ。
綺麗になってます製造業って。
なんですけどたった一回ですね、
まあそれが昔かもしれないですけど嗅いだ工場の匂いっていうのが、
あぁ製造業って油っぽくて臭いよねとか、
ちょっと油の匂いを嗅ぐと製造業だなぁみたいな、
そういう良くない記憶とともに残っていってしまうんじゃないかなと勝手に思っていて、
それはやっぱ勿体ないなと思いますよね。
じゃあ実際に臭いって言いましたけど、
製造業の中で働いている人はどう思っているかというとですね、
臭いけど慣れてますよね。
別にそれが苦痛ではないし、そういう問題を受け取ってます。
私はむしろ油の匂いとか好きなんで、
これこれこれがものづくりだぜって感じがするんですけど、
やっぱ慣れてね、別にストレスにはならないんだけど、
慣れたからといって匂いの元が消えるわけじゃないでしょ。
で、慣れちゃうとやっぱり私もそうなんだけど、
工場ってまあまあこういうもんだよね、
これものづくりしてる仕方ないよねっていう固定観念みたいなのが形成されて、
結果臭いをどうこうしようみたいなモチベーションが全くなくなるわけですよ。
で、初めて来た人は製造業くさってなるけど、
我々にとっては別に普通だし、そんな気になる?みたいな感じになって、
そこにやっぱりギャップが生まれてしまって、
製造業の臭いとか汚いっていうイメージがなかなか払拭されていかないんじゃないかな、
これはもう私の考えねって思ってるのと、
実際に働いている人的にはですね、
やっぱ労働環境の改善としても匂いの対策って非常に重要なんですよ。
安全とか健康面の話ね。
例えばさ、金属を削る。
私は工作機械業界にいるんで、金属を削っている機械の近くでよく働いてはいるんですけど、
金属を削る時に油を使うんですよね。
油というかクーラントっていうね、水と油が混ざったものを使うんですけど、
それが結構加工の途中に細かい霧になって空気を舞うんですよね。
こういうのはオイルミストと言うんですけど、
それを吸い続けたりとか、
それが皮膚に触れ続けたりするとですね、
皮膚炎とか喘息の原因になったりもやっぱりするわけですよ。
だから日本でもアメリカでも空気中のミストの濃さって一応目安が定められていて、
それをきれいにしようぜっていう技術とか取り組みはあるんですけど、
基本的にやっぱり匂いを発するもの、原因物質が空中に舞ってるっていうのは、
あんまり体に良いものではないんですよね。
呼吸で取り込むとか肌につく以上に、
それと同等に匂いそのものだってやっぱり仕事の質に影響するわけですよ。
臭い場所で働いたら集中力途切れるじゃないですか。
実際にわざと悪臭を流した部屋で作業させたものと、
普通の部屋で作業させた人で作業の効率とか精度を比べた時に、
やっぱりこの臭い部屋で作業させた人は結構成績が落ちましたよみたいな、
そういう実験もなされているんですよね。
ちょっとファクトは概要欄に貼っておきますけど、
それぐらいやっぱこの人の能力とかパフォーマンスに関して、
外的な要因、匂いっていうのも影響してくるわけね。
あとは環境という面では近隣住民の苦情とかもあるよね。
環境省の2024年の調査だと、
悪臭の苦情みたいなものが全国で1万1000件ちょいあるらしいんですけど、
そのうちの製造業に向けられたもののパーセンテージは14%ぐらいです。
だからそのだいたい14%ですね。
この近隣住民の悪臭苦情問題の14%は製造業が原因であると。
ただそれは14%というとすごい少ないなと感じるかもしれないんですけど、
そもそも製造業と工場がある地帯って固まっているのね。
工業地帯って言って。
急に民家に1個ドーンと町工場があるってことはそんなにないので、
そもそもこの数字って思ったより少ないとか臭くないってわけじゃなくてですね、
町が匂いありきで形成されてるっていう側面もあると思うんですよ。
実際に東京の大田区とか東大阪とかね、
ああいう町全体がそのものづくりの町に行くとですね、
工場の匂いするもんね。
この前も大田区ちょっと歩いたけど、やっぱすごい工場多くて、
あ、鉄の匂いするなーとかさ、東大阪とかも全く同じ匂いがして、
いやーこれはものづくりの町だなーって私的には興奮するんですけど、
そういう感情を抱くのは結構ね、ものづくりギークだけなんですよね。
でちょっとここまでの話をまとめるとですね、
匂いっていうのは当事者ほど、ものづくり製造業にかかってる当事者ほど意外と気にしないんだけど、
大概的なイメージとしてはめっちゃ印象を与える大きく変えるファクターなんですよ。
工場の匂い問題とかってさ、別に苦情言われない限りは製品の品質とかに影響しないから、
この対策として二の次にされがちなんですけど、
ただそれって本当に二の次にしていいんだっけって話もあるし、
匂い自体って本当に品質に影響しないんかという視点もあるんですよね。
匂いって結局何かが起きてるぞっていう信号なんですよ、シグナルなんですよね。
じゃあその信号、匂いの正体って何なんだと。
これちょっとね、いろんな工場をイメージとともに花で巡っていきましょう。
ロボティクスが未来を切り開く。株式会社フレアオリジナル。
この番組のスポンサーでありますフレアオリジナルさんから、
ものづくり界隈にかなり熱いプロダクトの紹介でございます。
その名もゴシハンド。ゴシハンドですね。
読んで字の如く、人間の手と同じ5本の指を持ったロボットハンドのことを指します。
これまでの産業ロボットの手といえば、爪2本で作るグリッパーとか、
吸着パッドっていうのが定番でした。
決まった形の枠を決まった位置で運ぶ、掴むのであればそれで十分だったわけですね。
でも今ですね、ロボットの世界には人間の作業を人間の作業のままやらせたいという大きな流れが来ています。
そうですね。ヒューマノイドとかフィジカルAIといった文脈ですね。
工場のジグモ、工具も身近な道具もですね、実は全部、
実はというかもう当たり前なんですけど、全部人間の手で使う前提で作られているわけじゃないですか。
だから人と同じ5本の指のハンドっていうのがすごく効いてくるわけですよ。
フレアオリジナルではこのゴシハンドの取り扱いを本格的にスタートしておりますと、
DHロボティクス、リンカーボット、ウージー、サイノバといったですね、
複数のメーカーの製品を扱っていて、用途に合わせて最適な位置代を提案することができます。
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これは熱いですよ。今メモリの高騰ですごくハードウェアどうやって探そうかなというところも悩むところであるんですけど、
そういうところの強い代理センターとのコラボ、タッグを組んでいるということなんですね。
ちなみにこの涼山涼洋さんはジェットソンシリーズ累計販売実績が2026年4月の時点で国内ナンバーワンというそういう会社さんです。
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5時半度1回触ってみたいなフィジカルAIお家でも始めてみたいな、お家じゃないですね。
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ちょっと想像してみてください。あなた目隠しをされて車に乗せられてどこか工場の前で降ろされます。
クロちゃんみたいな感じで目隠し取れませんと。でも製造業に長けている人だったら工場の前に来た時点でだいたい見当がつくんですね。
匂い嗅いでねテイスティングするだけでテイスティング?違うなテイスティングって口に入れちゃってるな。
ノージングですね。何の工場か鼻だけで当てるっていうことは製造業に長けている人だったら無理矢理誘拐されてね工場にボンってほっぽり出されても
これここのあの工場だっていうのがすぐわかると。それぐらい特徴的な匂いがするんですね。
例えばあなたが連れ去られて車降りた瞬間に腐った卵と腐った玉ねぎを混ぜたような匂いがしたらわかるかなこのイメージがね。
これはですね静止工場ですね。紙を作っている工場なんですよ。木からパルプを作っている工場ですね。
このパルプを作る工程の中にはこのイオンを含んだガスが出るものがあるんです。だからまあそういう独特の匂いがするんですよね。
ちなみになんか今腐った卵とか腐った玉ねぎっていう表現を言ったんですけどこれ私が自分の感性で言ってるわけじゃなくて
実はですねこういう表現って環境省の資料にちゃんと載ってる公式の例えなんですよ。
日本にはね悪臭を取り締まる法律があって国が名指しで指定している悪臭物質っていうのがあるんですけど
それ一つ一つに例えばこれはこういう匂いですよっていうさっき言ったね腐った卵のようなみたいなことが全部で例えが載ってるんですよね。
なのでその環境省の資料を見て匂いに思いを馳せてもいいんじゃないかなと思うんですけど
まあそれは置いといてですね。そういうこのイオン系のガスを含んだ匂いっていうのが結構製造業でもあるんですね。
今はね製紙工場って言って紙を作る工場の話をしたんですけども
イオン系の匂いがしますよ。で他にもですね実はイオン系の匂いで問題になっているとか非常に独特な匂いを発している工場ってのはあります。
それが芋の工場ですね。溶かした金属を砂の型に流し込んで固めてその金属の部品を作る材料を作るっていうのが芋のなんですけど
中蔵という工程なんですけどもその芋の工場の空気を調べたっていう研究があってですね
その芋の工場の空気を持ってきて空気中の物質ですね250種類について調査した結果
芋の工場の匂いの原因何なんだろうっていうのを結果出したらですね
硫化水素を含むほんの数種類の物質だったという結果があるらしいです。
一番匂うのはですね金属を流し込んだ後に砂を固めている樹脂が熱で分解すると
その匂いが実は芋の工場の主な匂いなんですよっていうのはねなんか研究でわかっているらしいですね
なんでこういう話をしたかというと芋の工場って言ったことある人はわかると思うんですけど
私が見学した数多の工場の中でも最も過酷でかつ環境の悪いそんなイメージがある工場なんですよ
実際ねもう行けばわかるんですけどすごい匂いが芋の工場っていうのはね汚れもすごいんだけどね
すすとかやっぱり金属を溶かしてるからいろんなところにその溶けた金属が飛び散ったものとか
すすとかねこのがあって焦げた匂いとかそれこそ芋の工場独特の匂いみたいなもの
あとはサンダーって言ってね芋のを仕上げたりする時にサンダーでガーって削ったりするから
金属の粉塵みたいなのも結構巻き上がってたりするんですね結構カオスなんですよ芋の工場って
すごいきつい汚い危険っていうですね製造業の産期を代表するような場所なんですけども
で非常に複雑な匂いがする芋の工場はなんですけど実はその匂いの主役というか主成分っていうのは
ほとんど数種類たった数種類からできているその匂う系の匂いなんですよね
ぜひとも芋の工場迫力あるから一度は見てほしいですよ
やっぱり芋の工場ザ製造業っていう感じの香りなんですけども
ものづくりって別に金属を加工するだけじゃなくて全然違う機質の匂いを発している工場もあります
それはねやっぱりケミカルが溶けたような匂いとこの代表がやっぱりプラスチックの成形工場ですね
樹脂って温めすぎると分解してガスが出るんですけど
その中に樹脂の種類ごとに違う種類のガスが出るんですよ
発泡スチロールの材料となるような樹脂だと温めすぎた時に出てくる成分の一つに
都市ガスのような匂いと都市ガス自体も匂いをつけてるんで
何の匂いを匂いで例えるんだって感じなんだけど
ああいう独特な匂いがするわけですよ
3Dプリンターで今背中側に3Dプリンターありますけど
このプリンターでABSっていう樹脂を印刷するとやっぱりそれも独特な匂いがすると
樹脂ごとによってすごくケミカルな香りが違うわけですね
そういうプラスチックの石油系の匂いでもまた違う機質違う種類の工場っていうのがあってですね
これが塗装工場なんですよ
これも芋の工場に次いで同じくらい過酷かな
ガソリンとシンナーを混ぜたような塗装工場の匂いね
塗料を薄めている溶剤が空気中飛んでるんですよ
それを吸い込むとやっぱりすごい過激な匂いがするんで
基本的にはマスクをみんなつけているんですけど
あれはねやっぱり頭が痛くなるね
僕個人の問題かもしれないけど
ケミカル系の匂いはね結構具合悪くなるんですよ
前ねエポケシー系の樹脂を扱っている工場で
長いことじゃないですけどね数週間仕事をしたことがあるんだけど
やっぱ辛かったですね
あの独特の匂いうわーきつーって思いながら
一応マスカーつけるんだけど貫通してくるんですよ
やっぱ匂いってやっぱ体調に影響するんだな
っていうのをその時すごく感じましたね
これまでいろんな匂いの話してきたんだけど
基本的には材料からなんか飛び出してきた匂いっていう感じなんだけど
材料から飛び出さないタイプの匂いもあるんですよ
それがどの現場から出てくるかというと
溶接の現場なんですよね
ツンと鼻を刺すような独特の匂いと
これねオゾン草の匂いなんですけど
溶接の強烈な光に含まれる紫外線っていうのが
空気中の酸素ですねオゾン草に変えてしまうんですよ
それがそのまま鼻に入ってくると独特の匂いがするよみたいな
だからそういうタイプの匂いもあるんですよね
光が強すぎてそこに反応して匂いが発生するみたいな
これちょっとSFっぽくてかっこいいですよね
今ザクバラに工場の話をしてきましたけども
全部やっぱ独特だし目隠ししていても余裕で当てれますと
ある意味この工場の匂いって
作ってるものの名刺みたいなものなんですよね
何をどうやって作ってるかっていうのが匂いににじみ出てるわけですよ
ちなみに今話した匂いは全部一通りは嗅いだことあります
だから今話してて梅干しを想像すると
ヨダレが出てくるのと同じように
この匂いの話をしてるとその匂いが鼻の奥で再生されるような感じですね
ちょっとケミカルの話をしてる時は頭が痛くなるような気がしましたね
匂いの話いろいろしてきましたけど
もう一個工場の匂いの本丸
これは油の匂いなんですよね
こっちも独特の匂いがしますと
これは金属加工工場においては
金属を削る時に油をかけるんですよ
なぜならその時にすごく強い熱
大きい熱を発したりとか
金属と材料の潤滑を良くしたりとか
そういうことがあって
油とか油と水を混ぜたものをかけたりするんですね
それが加工箇所にかけるものだから
飛び散ったりして
霧状オイルミストになって
さらに工場を飛び散っていくという感じです
あとはすごい熱くなっているところにかけるから
当然飛び散るだけじゃなくて
蒸発して工場の中を舞うということもあります
だから実際工場とか工作機械の中って
加工中にクーラントバーって出してると真っ白で見えなくて
ドア開けた時にモワモワって
自分の方にクーラントのミストが来て
吸い込むとめっちゃむせるっていうのはよくあります
そのぐらいミストだらけになりやすいんですよ
さらに金属加工工場には
臭いのゴールデンタイムというのがあります
それが月曜日の朝なんですよ
それもお盆休みとかゴールデンウィークみたいな
長期電球が明けた朝
工場に出勤して機械のスイッチを入れると
スイッチを入れると
止まっていたタンクが回り出して
クーラントが循環しだすんですけど
その時にもう絵も言えぬ
絵も言えぬって言うといい意味ないと思うんだけど
それこそ腐った卵の匂いが
グワッと立ち込めるわけですよ
これ一応世界標準でして
英語圏でも金属加工工場の
月曜の朝の悪臭みたいな
そういう単語があるぐらいに
わざわざそれを名前をつけて呼ぶぐらいには
海の向こうでも同じような匂いの被害
トラブルっていうのがあるんですよ
ほんとむせますよ
今こうやって喋ってる中でも
鼻の中でリピートされてますからね
その匂いがむせそうです
金属加工の現場のクーラント
切削水ってあんまりイメージわからないと思うんですけど
ちょっと今からこれクーラントと呼びますけど
鉱山機械っていう金属加工する機械の下に
大きいタンクがついてるんですよ
そこにクーラントっていうのを貯めてあって
そっから加工する時にポンプで組み上げて
機械の中でかけますと
それがまたタンクの中に落ちていって
ぐるぐるぐるぐるずーっと循環して
使っていくという形をするんですね
一応フィルターはあるんですけど
タンクの中にスラッチという金属の削りカスみたいなやつが落ちたりとか
いろんなゴミみたいなものが入ってくるわけなんですよ
本当に金属の粉でできた泥みたいなものが沈殿してきますと
このタンクの中すごく汚くて
これちょっと違う目線で覗いてみると
雑菌のユートピアみたいな感じになってます
菌が繁殖する栄養素みたいなものが入った水が
金属の熱でぬるま湯みたいになって温まってると
さらにこのタンクの底には削った金属の粉が積もっていて
それが金の隠れ家みたいになっていて
家までついてるんですね
ほぼ培養素みたいな感じになってるんですよ
微生物にとってめちゃくちゃ居心地ないお風呂みたいなのが
クーラントのタンクというものなんですね
さらにその機械はクーラントとは別にですね
その機械自身を潤滑して錆びないようにするとかね
臭道面を保護するみたいな意味で
いろんな潤滑油っていうのが機械の中から自動で給油されてますと
そういうものも結構クーラントタンクにポトポトポト落ちていくんですよね
それって別にクーラントに混ざるわけではなくてですね
クーラントって今言ってるのは本当に水と油の混ぜ物なんですよ
でこの切削水っていうものが作られるんですけど
その切削水の中に潤滑油みたいな機械のやつがポトンと入るんですね
その表面にやっぱ浮くんですね油なんで
そうするとクーラントのタンクを蓋するみたいな感じで油が広がっていくんですよ
そうするとですねその駅の中ではいろんな菌が繁殖してるんで
酸素を使って育っていく生きていくタイプの菌がですね
いろいろとこの駅の中の酸素を使っていくわけですよ
でも上は蓋がされてるんで油で供給がだんだんされなくなっていって
そうなってくるとだんだん酸欠になっていくんですね
そうすると出番回ってくるのは今度酸素がなくても
俺たちは生きていけるぜっていう菌が繁殖しだすんですよ
それの一部が硫化水素を作り出しますと
だからその腐った卵の臭いみたいなやつを作り出すと
月曜日の朝臭いぜってさっき言ったのはですね
機械が止まってそのクーラントがぐるぐるぐるぐる循環しなくなるとですね
どんどんどんどんこの駅の中が酸欠になっていって
そこで酸素がなくても生きていけるような菌がバーッと繁殖して
すごい悪臭を放すと
それが朝一で機械を動かした時に一気に解き放たれるんでめっちゃ臭いという
こういうロジックなんですね
そういうものを繰り返してるもんだからやっぱね機械加工工場ってのはね
臭いんですよ
でこれ臭いだけで本当は終わらせてほしくなくて
工作機械技術者の視点からするとね
臭いってのは基本的にはもうクーラントの様子おかしいですっていう
シグナルなんですよこれ通知なんですよね
実はクーラントの性能が一時的に劣化していて
加工に影響を及ぼしてます
加工性能が一時的に下がっているんですけど
あんまりクーラントってね交換されたりとか
タンクが豆に掃除されることって少ないんですよね
一応その腐ったクーラントでも削れてしまうんで
でだんだんだんだん劣化していくから
どのぐらいクーラントだから循環とか冷却
冷却はあんまり変わらないと思うけど
切削性能みたいなやつに影響してくるんですけど
その性能が劣化してるかっていうのは実感できないですよ
徐々に徐々に変わっていくから
でも確実に腐っていって臭くなっているっていうのが
日本の工場のあるあるなんですね
臭いっていうのはやっぱりサインなんですよ
工場の臭いの原因っていうのは金属の臭いと
主にはクーラントの臭いが一番きついですね
金属の臭いよりも油の臭いですよ
油の臭いの原因っていうのは基本的には
微生物になるわけなんですけども
こういう微生物の発生原理みたいなのが分かってくれば
実は打ち手がいろいろあるわけですよ