全然進路の選択肢は遅いんです。
もっともっと先、中高生、小学生とか、
そのくらいに伝えなきゃ意味がないと。
つまりは、もっと技術者って目立たなきゃいけないんですよ。
この資料は2008年のものなんで、
対策としてテレビメディアを中心に取り上げて目立つ必要があるだろう、
みたいな話になってるんですけど、
これ今現代だと流れ変わってると思うんですよ。
それこそ今はSNSとかポッドキャストで、
技術者個人が発信できるような時代になってます。
だから技術者自らが発信して前に出ていくこと、
これ自体がすごく大切だし、できるようになってるんですよ。
私が技術者にポッドキャストやりましょうよと、
仲間ゴリ押し気味で押してるのも理由の一つがこれでさ、
技術者が発信するってことで社会に技術者っていう括り、
ロールモデルが作れるかもしれないんですね。
ただそれが定着して子供たちに伝わるのはまだまだ先のことなのかもしれないし、
そうならない可能性もありますけど、
ポッドキャストなんて子供聞かないしね。
でもやっぱ千里の道も一歩からですよ。
技術者が発信するということは、
とてもポジティブな影響を製造業全体に与えると私は思ってます。
まあ根本的なこと言うとさ、
技術者の姿が子供に見えてないどころか、
技術者同士でも企業の壁挟んで姿見えてないですからね。
他の会社の技術者が何やってるか全然わかんないから、
それは子供に伝わるわけないよねって話ですよね。
だからもしかしたら焼け石に水かもしれないけど、
技術を伝えるってのも大事なんですけど、
等身大の技術者として仕事を伝えると、
自分を伝えるっていう意味で発信するのも大事なんです。
ということで、ここからちょっとゴリ押しパートに入りますけど、
今年ですね、チャレンジしたいこと、
まだ決まっていないという技術者の方、
もしもいらっしゃったらですね、
ポッドキャストいかがですか。
今このポッドキャストを聞いている現在に今年のチャレンジが決まっていないということは、
おそらく自分では決めれないということだと勝手に決めつけます。
なので親切人で私が決めてあげますね。
あなたは今年ポッドキャストを始めるんです。
今決まりました。
この番組を聞き終わったら早速準備を始めましょう。
別に技術者じゃなくても当然いいんですけど、
ぜひポッドキャストをチャレンジしてくださいというお話でございました。
科学系ポッドキャストの共通テーマは子ども。
まとめますけど、
ものづくりの技術、楽しさ、
そして技術の仕事と働く人。
つまりはものづくりの全部をちゃんと子どもたちに伝えていく必要があるよということです。
余すことなくね。
その全てを誰か一人が行うってことは当然無理だと思いますけど、
一人一人にできることって小さくてもあると思うんですよ。
きっかけとか機会とかね。
まあそういうものは私もね作っていきたいと思ってますんで、
よかったらねそういうのぜひ乗っかってください。
ものづくり子どもたちに知ってもらいましょう。
はいここからですねお便り来ているので返信していきます。
ハンドルネームは本名っぽい感じなんで、
まあちょっと名前を伏せますけどねお便りおめがしさせてもらいます。
ポッドキャスト、ものづくりのラジオを最近知り、
古いものから順に楽しく聞かせていただいております。
私自身は機械設計とは接点はないのですが、
素人にもわかるように丁寧に解説してくださるので助かっています。
自分があまり知らない分野だからこそ面白いです。
直近で聞いたものの中では永久機関の解が特に面白かったです。
永久機関ってたぶんシャープ56とかだからね、
だいぶ本当に遡って聞いてくれてるんですね。ありがとうございます。
またおかげさまで3Dプリンターで工作することが趣味の一つになりました。
今ペンプロッターという機械を作っている最中です。
こんなに楽しいものを教えてくださりありがとうございます。
ペンプロッターいいですね。
ペンプロッターっていうのはね、
なんかこうペンを持たせて紙に自由に絵を描いてくれるような、
簡易的な装置です。
簡易的で言っても作るのめっちゃ難しいと思うんでね、
それを3Dプリンターで作っているということで素晴らしいですね。
さて今回ご相談させていただきたいのは、
3Dプリンターの健康被害についてです。
インターネットには危険だと警告する情報も出てくる反面、
どれくらい危険なのか、
どのような対策がどのくらいの効果を持つのかが明確に記載されたものがありません。
また人体へのはっきりとした影響が分かっていないであろうと理解しますが、
支部長さんはどのようにお考えでしょうか。
お子さんもいらっしゃいますし、
やはりご自宅では気を配られているのでしょうか。
参考までに私の環境について情報を併記します。
設置場所は家で、長時間すごくパソコンデスクの上、
座っている時目と鼻の先の位置です。
なお私の家では部屋を分けたり遠くの場所に置くことは難しいです。
使うフィラメントはモッパラPLAのみで、
印刷中甘い匂いを感じるくらいの距離です。
現在は自宅での印刷は控え、他の場所でプリンターを利用しています。
自宅のプリンターも使いたいので、
自作のエンクロージャーと排気ダクトを組み合わせ、
近くの窓から排気したいと計画を立てていますが、
どの程度効果があるのか分からないので不安です。
最新回まで追いついてないので、
ポッドキャストですでに取り上げられている内容でしたら申し訳ありません。
支部長さんの見解や気をつけられていること、
私へのアドバイスなどございましたらお聞かせ願いますと幸いです。
何卒ご回答のほどよろしくお願いします。
というですねお便りいただいておりますが、
これは非常に難しい問題ですね。
ちょっとね健康に関わることは私はまあ明言はできないんですけど、
少なからず3Dプリンターからは何かしらは出ているとは思います。
樹脂を溶かして積層するFFF方式、
熱誘拐積層法では煙や匂いというのが出ますから、
樹脂を溶かした時に。
当然ね樹脂を熱で溶かすわけですから、
蒸発した何かしらは空気中に出てます。
それが有害物質であるとか発願性があるよって話もあります。
長期で吸引すれば何らかの健康被害が出る可能性があるという説もあれば、
家庭用で吸引する程度では健康被害が出ないという論説もあります。
まあ確かに研究結果みたいなものもちらほら記事としては出ているんですけど、
それがそっくりそのまま家庭用のその環境に適用できるかって言ったらそういうこともないので、
お便りの中にもあった通り明確なことはわからないという状態なんですね。
一応3Dプリンターの健康に関する記事はいくつかあるんで概要欄に貼っておきます。
たださっきも言ったけど明確なものはありません。
これはねまあ非常に難しい問題というか、どこまで気にするかっていうのはねやっぱり気持ちの問題的な部分もあるし、
リスクを自分でどこまで取るかと。
まあ自己責任というのが正直強いです。
で私の回答としては私は何もしてないというのが答えです。
3Dプリンターが部屋にドンと置いてあります。
で周期で気分を害さない程度の最低限の換気はしてますけど、
3Dプリンターをくくったりとか排気ダクトを特別設けているわけではないです。
ただやっぱ備えあれば憂いなしなんで、
もしもリスクそういったものが気になるようであれば排気システムを組むというのは良いと思います。
もちろん万全なのは別の場所でプリントすることです。
少しでもやっぱね気持ち的に不安を感じるんであればやっぱ万全な対策はすべきです。
こういうのはやっぱね自分の気持ちが大事なんでね。
私は基本的にはさっきも言ったけどノーガードです。
ただABSとかを印刷したときは流石に匂いがきついんで無理ですね。
ABS印刷するときは部屋にいると気分悪くなるんで、
やるなら押し入れとか別の部屋にプリンターを移して印刷したりしてます。
最近はもっぱらPLAかPETGしか印刷しないですけどね。
あと光造形の3Dプリンターを使う際は液体のUVレジン使ってるんで、
これはねすごく気をつけてます。
あれは明らかに揮発性のものなんで、
扱う際はマスクをつけるしゴム手袋もつけて換気とかもしっかりしてます。
体に触れないように気をつけてはいます。
あと子供も近づけないようにしてまして、
レジンも液体なんで飲み込んだら大変なんで、
当然子供の手の届かないところに置いてありますし、
印刷中は部屋に鍵をかけて子供が入れないようにとか気を使ってます。
光造形はね結構神経質にやってますけど、
FFFのPLAならあんまりね正直気にしてないです。
まぁこれで少し参考になるかどうかわかんないですけどね。
このあたり何かリスナーの方で有益な情報とかもし持ってたら、
あとやってる対策あるよっていう人がいればね是非とも情報をください。
ただおっしゃる通り気をつけた方がいいっていうのはその通りで、
私が今のところ大丈夫だからあなたも大丈夫ですよなんてことは決してないです。
逆もまたしっかりね。
世の中にはね化学物質過敏症っていう人たちもいるんですよ。
微小な化学物質でも反応して健康被害が出てしまう人たちです。
体制ってのは人それぞれなんで、最新の注意を払うに越したことはないとは思います。
化学物質への反応で苦労している人たちね一回見たことあるんですよ。
2年前ぐらいにねひょんなことから、
女性向けの化粧品を作るっていうことに携わらせてもらった時期が半年ぐらいあって、
それが化学物質過敏症の人たち向けの化粧品だったんですよ。
だから女性ってね化粧するじゃないですか。
化粧品ってさ薬器法で必ず保存量入れて一定期間形が保つというか腐らないようにしなきゃいけないみたいな法律がちゃんとあるみたいで、
必ず中に保存量っていうのが含まれてるんですね。
それがゴリゴリに化学物質なんですけど、
それに反応してしまって肌が荒れたりとか出来物ができたりっていう人たちがいるんですよ。
だから市販の化粧品だと使えないと基本的に化粧ができないし、
例えば結婚式とかお祝いの場でおめかししたくても思うようにできなかったりとか痒みを我慢して化粧をするとかそういう人たちがいるんですね。
そういう人たち向けに使える化粧品っていうのを作りましょうみたいなことをやってる人がいて、
その人にいろいろ協力する形でプロジェクト参加してたんですけど、
その中で実際に化学物質過敏症の方とお会いする場もあったんですけど、
他人がつけてる化粧品とか香水とかあらゆるものに反応してしまうんで基本的に外出すらままならないというか、
相当フード被ったりとかマスクつけたりしないと外に出られないみたいな方がいて、
ああものすごい大変なんだなっていうのを見た経験があるんですね。
ちょっと話が逸れちゃいましたけど、だから化学物質に対する体制って本当に人それぞれなんですよ。
ゆえにやっぱり人の対策が参考になるかどうかっていうのはすごく微妙なところですよというお話です。
でもこのお便りすごくいい内容だなと思いまして、健康と安全ってやっぱりものづくりにおいて非常に重要なんですね。
前半話したね工作機械のおもちゃの話もそうだし、これまさにどうやって安全を確保するかっていうのが課題の一つなんです。
世の中には様々な安全基準というものがあってさ、おもちゃに関してもいろいろと基準があるんですよ。
今は工作機械のおもちゃが満たすべき基準っていうのがどういうものなのかっていろいろ調査している最中です。
そういう子供向けのおもちゃっていうと歴史として長いんでね、ある程度様々な規格とか基準っていうのが整備されているんですけど、
3Dプリンター、しかもそれを自宅で使う家庭用3Dプリンターに関してはやっぱり機械製品としての安全っていうのは確保されていても、
それを使った際に環境として及ぼす影響っていうのはまだまだ途上の分野だと思うんです。
だから故に自己責任って話になります。本当に歯がゆい回答にはなるんですけど、ある種センシティブな内容なので、
私が大丈夫だって名言もできないし、危険なんだ健康被害があるんだとも名言できないと、リスクがあるかもしれないということは認知しておくべきだと思います。
そしてゼロリスクを目指すんだったら当然3Dプリンターを使わないという話になってしまいます。許容できるリスクがどこかっていうのはそれはご自身で判断するしかないですね。
それが家庭用3Dプリンターの現状だと思います。一応参考までにお伝えしておくと、プルサっていう3Dプリンターのメーカーがあるんですけど、
ここは自身の3Dプリンターの部品を自身の3Dプリンターで印刷してるんですよ。
プルサの工場ってもう3Dプリンターが何百台とバーって並んでて、その3Dプリンターたちがひたすら3Dプリンターの部品を印刷し続けるみたいな、
そういう素敵な工場があるんですけど、そんだけの数の3Dプリンターが並んでいる工場でも別にマスクしてるわけでもなければ、
一台一台に囚人旗ついてるわけでもないんで、圧倒的な規模のトップメーカーの工場がそんな感じなんで、
まあそんな家庭用で禁止する必要もないかなというのが私の感覚ですね。それはさっきも言った通り私の感覚なんで。
判断は自己責任でございます。プルサの工場の写真のリンク、概要欄にまた貼っておきますのでぜひとも見てください。
なかなかの3Dプリンターの並び具合で圧巻ですよ。ということでお便りありがとうございました。
続いてのお便り、ミリックスさん。毎度ありがとうございます。
120話、121話拝聴しました。本年はものづくりのラジオに出会えて、今まで知らなかった日本の製造業の状況を垣間見ることができるようになりました。
いろいろな意味で刺激になりました。失われた30年と言われて久しく、日本の製造業がどうなっているんだろうという思いでしたが、
このポッドキャストを聞いて未来に光が見えた気がします。ありがとうございます。
あつまれ設計1年生、初めての締結設計の出版おめでとうございます。別のポッドキャスト、尊大理科の時間でも紹介されていました。
あーこれね、吉田さんが番組の中で紹介してくださったみたいで本当にね、ありがとうございます。近隣の書店でも在庫を確認しました。
内容を拝見しましたが、今の私の理解力では少し難しく…。来年も配信楽しみにしています。
良いお年をお迎えください。今年一番の発見は、支部長さんが緑のアフロのサングラスではなくかなりのイケメンだったことかな。
ということでありがとうございます。いやー、モノづくりのラジオを聞いてですね、製造業に対して前向きなイメージを持ってもらえたというのであればね、それほど嬉しいことはないですよ。
また本の在庫も確認していただきましてありがとうございます。設計者向けの本なんでね、全てを理解してもらうことは難しいと思いますけど、
各章の頭のページはね、特に誰が読んでも大丈夫なように書いてありますんで、立ち読みでもいいんでね、各章の頭の部分ぐらい読んでいただけると、こんな感じなんだってわかると思います。
ちなみにね、最初の数ページぐらいは日刊工業新聞さんのニュースサイトに掲載されてますんで、本の雰囲気見たいよって方はね、ぜひこちらもチェックしてください。
このリンクもですね、概要欄に貼っておきます。そしてね、まあそうなんですよ、私に会う人、会う人はね、皆さんがっかりされるんです。
みんな緑のアフロでサングラスかけてると思ってくるんでね、あれ、そうじゃないんですねと、本当に申し訳ないんですけどそうなんですよ。
私アフロじゃなくて、ただのイケメンなんですね。でね、まあ実際会って話してみるともっと驚かれると思うんですけど、心もイケメンなんですよ。
なのでね、今年もポッドキャストのリアルイベントね、いろいろ参加していく予定なんで、もしタイミングがあればね、私に会いに来てください。
そしたらね、心のイケメンさも見せますんでね。フィリックスさんにとってですね、今度はそれが2025年一番の発見になるかもしれません。
ちなみにですね、直近ですと京都のリスススタジオで行われるおこもリスス2025にはね、出る予定です。
これね、出番が真夜中の3時とかなんであれなんですけど、また告知はしますけどね、とりあえずイベント概要のリンクも概要欄に貼っておきます。
ということでお便りありがとうございました。今年もよろしくお願いします。
クロージングトークです。今回の科学系ポッドキャストの日、並行してですね、お年玉カポキアワードというものを開催しています。
カポキアワードは、科学系ポッドキャストの日アワードの略ですね。
去年からですね、私と奏でる細胞の達さんとで始めまして、今回が3度目の開催となります。
今回ね、共通テーマ、子供を機関内に配信してくれた番組の中から、
1.カポキ大賞 2.カポキ新人賞 3.カポキ審査員特別賞 4.その他諸々などですね、増転します。
審査方法についてなんですが、これはリスナーの皆様の参加制となっておりまして、
Xを使って、科学系ポッドキャストの日のハッシュタグと好きな番組のハッシュタグつけて、感想をポストしてください。
この科学系ポッドキャストの日の共通テーマ、子供の配信エピソードの中から好きなものを選んでですね、
Xでポストすることによって投票となります。ちなみにそんな厳密なものではないので、一人でいろんな番組の感想を投稿していただいてもOKです。
そうやって盛り上げていただけると非常に私も嬉しいです。ちなみに集計はですね、カポキアワード独自の最新のタツポイントシステムというのを採用しておりまして、
タツさんとか私の心を震わせる熱い感想には多く加点が入るようになっております。 よってですね、熱い感想を期待しております。