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  2. #054 AR三兄弟 長男 川田十夢..
2024-12-04 33:27

#054 AR三兄弟 長男 川田十夢氏インタビュー 前編

- 大物アーティストや各分野の有名人と仲良くなって仕事ができる理由

- ジョジョ荒木飛呂彦先生とのエピソード

- 何を見ても聞いても、どうやったら拡張できるかを考えている

- 舞台に立ちラジオもやり文章も書くエンジニア

- 川田氏が今注目するエンジニア

- ミシンメーカー時代の話

- 川田氏に影響を与えたアタッチメントおじさん

- 将来ARが浸透した後の活動は?

- 昨今のAR/VRトレンドをどう見てる?

- 僕は一生ARを背負っていく

- ARに特化した理由は?

- AR三兄弟のお金の話

- 名前が出ない仕事をやめた

- 予算が出なくても仕事を引き受けるケースは?

- AR三兄弟は狙って売れていったのか、それともたまたま?


(2021年収録)

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■ 川田十夢氏プロフィール

企画開発ユニット「AR三兄弟」の長男として活動。AR(拡張現実)技術を駆使したプロダクツやエンターテイメントの企画・開発・設計を担う。主なテレビ出演に『笑っていいとも!』『情熱大陸』『課外授業 ようこそ先輩』『白昼夢』『タモリ倶楽部』など。ユニコーン、真心ブラザーズ、BUMP OF CHICKENといったミュージシャンとのコラボレーション、『自販機AR』(コカ・コーラ)、『星にタッチパネル劇場』(六本木ヒルズ)、『ワープする路面電車』(広島)、新海誠監督のアニメーション作品のAR化など、劇場からミュージアム、音楽からアニメーションに至るまで多岐にわたる拡張を手掛ける。文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査員。毎週金曜日20時から放送のJ-WAVE『INNOVATION WORLD』のナビゲーターも務める。


・Life in the Mirror WORLD:川田十夢が描く“ミラーワールド化”への4段階 | WIRED.jp

https://wired.jp/special/2019/tom-kawada-life-in-the-mirror-world

・川田十夢氏のTwitter

https://twitter.com/cmrr_xxx

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・堤のTwitter

https://twitter.com/shu223

・エンジニアと人生コミュニティ

https://community.camp-fire.jp/projects/view/280040

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アーティスト: http://incompetech.com/


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サマリー

今回のポッドキャストでは、AR三兄弟の長男である川田十夢氏が技術者としての活動や新たなプロジェクトについて語っています。特に、ロマンスカーミュージアムの制作やアートとの接続を模索する活動について詳しく述べています。このエピソードでは、川田氏がミシン技術の進化やAR技術の社会への応用について話します。技術とデザインの融合、特許の重要性、および生活に適したARのあり方を探る興味深いインタビューとなっています。川田氏がクリエイティブな仕事を通じて得た経験や業界の変化についても触れられ、彼の情熱や責任感が形作る新しいビジョンはAR技術の可能性を広げる重要な要素となっています。

AR三兄弟の紹介と活動
これなんかカメラにつけるやつらしいんですけど、こういうかわいいのをつけると消せるらしいんですけどね。あれ?
消えてます。
最近これ買って気に入ってる川田です。
なるほど、いいですね。
かつてはミシン会社にいたりとかしてたんですけど、AR三兄弟という開発ユニットをやって12年ぐらいになるんですけど、基本的には、
開発者だと思って、技術者ですかね、特許を取ったりとかするのが本領だと思ってて、その技術をいかに楽しくみんなが楽しめるようにするかということをやってます。
ありがとうございます。
AR三兄弟という開発ユニットの長男というリーダー的な。ラジオのパーソナリティーつつ、アーティストの人とか漫画とかアニメとかとコラボしながら、いろんな作品とかアイデアを一緒に現実に化するようなことをされてて。
最近はね、あれが最新作になると思います。ロマンスカーミュージアムっていうのを作ってた小田急さんと、空間とね、ロマンスカーが通って新宿から箱根湯本までの巨大なジオラマを作って、そこにコレーションマッピングしたり、空間を使ってできる拡張現実を作ったんですよね、海老名駅にミュージアムと一緒に。
そういうのが世の中に出たりとか。東京ビエンナーレっていう芸術祭にAR三兄弟が参加するんですけど、仕組みごと作ってるというか、コロナ禍でアートに接続できないんで、いかにこの時代の芸術祭でアーティストの作品に触れるかっていうことを仕組みごと作ってたりとか。
このYouTubeでどのくらいアップします?
2週間くらい先かなと思ってますね。
これが多分公開後くらい?
あるキャリアのコムをやってると思いました、ARに関する。来年は決まってそうなんですけど、まだ捨てときますけど、日本の三大キャリアの一つですね。
おー面白いですね。
だから相談元が増えそうなんで。
なんか規模が大変そうですね。
なんかね、各社ARやってるんですけど、自分のところで事業部急に作ってもやってきてないですからね、過去に。
だからずっとやってる僕らからすると、偉い人の前で僕、これ12年前に僕らやってますねって言ったら衝撃受けてて。
でも本当なんでね。アイドルをARで出してたりするんですけど、今は多分一番人気あるような。
さっき言ってやっぱり12年前のことを今やられてもなーっていうのがあるんで。
技術的な顧問と同時に、ちょっとね、日本のエンターテイメントを面白くしませんかというのは言われたんでやると思いますけどね。
めちゃくちゃ良さそうですね。
これに向けて川田さんのいろんなインタビューとか原稿とか読んだけど、もう小さい頃からずっとそんないろんなアイデアを考えてきてるから。
一個聞きたかったのは、なんでそんなアーティストとか各分野のいろんな面白い尖った人たちと仲良くなって楽しい仕事できるんですかっていうのは一つ聞きたかったんですけど。
アイデア豊富で現実にする能力があるから、よし一緒にやろうよってなるんだなと思って。
ちょっと痛いからと思いますよ、僕。
痛いところがあってやっぱりすごい人、どんなすごい人でもやっぱりアイデアを思いつく瞬間があって。
そういった意味だと規定は同じだから、どんな結果を出してる人でもアイデアを閃く瞬間があるならば、
同じ場所にそのアイデアを閃く場所に一緒に通うならば、こんな大差ないんじゃないかなと思ってて。
ちょっと痛いんですよね。
すごいところはちゃんと認めながらも、僕もすごいところあるしなと思って。
ジョジョの新木博先生のところに、スタンドってARでこれからできるようになりますよねっていうので、
新木先生がちょっと一瞬顔を割って、そこからでもその先のアイデアを漫画に入れていけばいいかっていう話になって、
そのインタビューで影響を受けた人に影響を返していきたいみたいなことを言ってて、
あんまり恐縮するんじゃなくて、ちゃんと対等に話を出していくっていうスタンスなんですね。
あとすごい人って誰なんですかね。もう誰も口聞いてくれなくなってきて、
特にアイデアベースの話なんて誰も言ってくれないんですよね。
どんなにブレインが優秀でも、起点の部分のアイデアとか、そういう会話をしてくれる人っていうのが本当にいないんですよ。
すごい孤独なんですよね、ああいう人って。
僕はむしろアイデアの起点の部分から、もしかしてこれ全然面白くないかもしれないっていう段階から、
ちゃんと会話を交わしていきたいなと思ってて。
だって、すごい有名な人も潰れたくないですからね。
今までずっと大ヒットで来たけど、次急にこけたらどうしようっていうのはやっぱり私も思ってるから、
そこでやっぱり変に物打ちして何も言わないと、その人のためにならないんですよね。
技術と表現の融合
どういう会話になるんですかね。
バンプオブチキンとかアジカンとか長渕さんとか荒木さんとか、
そういう昔からコンテンツの消費側としては憧れてた人に対峙した時に、どういうふうに川畑さんは接するんですか。
僕はなんか本当にただ恐縮してしまいそうなんですけど。
やっぱ何読んでても、僕だったらこうしないなとか、
あとジョジョなんて、僕は荒木先生を自分なりに好きな理由をずっと前に分析してあって、
あの人は既知としてはもう短編小説家なんですよ。
短編のミステリー作家のいろんなアイデアをたくさんぶち込みたい人で、
その都度その都度呼吸するように新しいアイデアが生まれる人だから、長編には向かない人なんですよ。
でもなんかジョジョっていう壮大な物語とスタンドっていう構造を発明したおかげで、
いろんなアイデアを詰め込めるようにしたんですよね。
それがすごいなと思うし、真似したいなと思って、
最初にお会いした時に、あなたここがすごいですねっていう話をしたら、
お前よく見てんなみたいな感じで、そうなんだよみたいになって、
飽き性でさみたいな。
でもその時、荒木さんはガラケーしか使ってなくて、
スマホあんま嫌いみたいなこと書いてたんで、スマホでこういうことできますよとか、
自分たちの新ネタを見せたりしてたら、ファーってアイデアがある人がその場で浮かんで、
これができるならこれもできるねみたいなことをその場でバーッと喋ってたんですけど、
それがねジョジョに出てくるんですよね、後々ね。
やっぱりアイデアの起点に立ち会った感じがあって、
そういうのって、どんなお世辞よりも真を食ってるというか、
ちゃんと話し相手になったんだなっていうことが嬉しいんですよね。
そのアイデアの起点に立つ権利を得る前の分析結果を話すところで、
同じような他のファンとは違う解像度で見えてるっていうことがまず心を開いてるのかもしれないですね。
スミ君で言うと、新しい言語とか新しいファンクションとかメソッドとか出たときに、
試したり読み込んだりするでしょ。
その感じが僕、あらゆるものにあるんだと思いますよ。映画とか。
プログラムのカンファランスというか、辞書を見るように一個一個試すような感じで接してるんですよね。
だから、どこかでどうやったら自分は拡張できるかなっていうのを、
何を聞いても思ってるんですよね、ちっちゃい頃から。
本当そうなんですよね。ずっとそれを続けられてるんですよね。
あとその拡張のところで絵本の続きを考えるみたいな話とか、
あとファイアードのミラーワールドの4段階の実装みたいな話もすごいなと。
ご自身がストーリーテラーというか、ストーリーを考えて文章に落とせるみたいなところが、
一般的なエンジニアにはできない能力なので、
そういうストーリー込みで技術を並べられるから、
普通のエンジニアとは違う発想とか使い方ができるのかなとか。
そうなんですよね。マインドがちょっと違うんだと思うんです。
僕はシステムをちゃんと作りたいというよりは、表現をしたいんで。
誰かがもうできるようになったことにあんまり興味ないというか、
誰もまだ形にしてないものを形にしたいんですよね。
そこら辺の立ち位置が本当に、今この話もだいぶ視聴者を置いていってると思うんですけど。
視聴者に寄り添ったことにしようよ。
聞きたいのはまさにその辺の話で、
河童さんに僕がすごい興味があるのが、
技術とアイデアを価値に仕事してるけど、
住宅開発とは違うし、アーティストでもないし、
美術館とかに出すやつとかはアーティスト活動かもしれないけど、
もっと幅広く活動してるし、
自分自身が演者としても出るし、
ラジオのパーソナリティーでもあったりとか、
文章提供する文筆家っぽい感じもあったりとか。
僕の世代だと三浦純さんとかが
この人どうやって食べてるんだろうと思ってましたけど、
そういう人になりつつあるので嬉しいですね。
そうなんですよ。
多分僕はプログラム始めた時は
そういう風になりたかったんだなというのを改めて思いましたね。
今は技術を提供するエンジニア、エンジニアした感じになってますけど、
もうちょっと自分の作家性を発揮して、
面白いと思ったものを作って面白いと思われたいなというのは元はあって、
だいぶ違う方向に来たけど、
河田さんまさにそういうことをずっとやられてる方だなと思ってます。
僕今注目してるプログラマー、
つみくんに注目してるのはかなり長いけど、
つみくんが書いてるものをだいたい参考にしてるし、
今も相談役やってもらってますけどね、
すごい頼りにしてるのは、
デモとかがふざけてるんですよね。
デモをふざけてたり、面白いデモ作るじゃん、つみくんって。
僕ですかね。
僕技術でふざけられる人って、
一番理解してる人だと思ってるんですよ、技術を。
ただ高速機を出すとかって、
ただ数値を上げてるだけだからさ、
あと何のコーティングもしてない状態だけだから、
技術ってそのまま出すとかっこいいからね。
新しい技術ってかっこよく見えちゃうんですけど、
ちゃんと面白く見せたりとか、
人に説明しようという気持ちさえもそうだけどね、
プログラムはこうなんですよって説明しようっていうこととかって、
どっかにユーモアがないと伝わんないですから、人に。
それを僕信頼してる。
つみくんとね、Kボーイは僕はね、
素晴らしいなと思ってますよ。
Kボーイ頑張ってるよね?
いや、本当。
昨日インタビューしたんですよ。
本当?
そうそう。
来週新しいサービス出すんですよね、彼が。
サロン向けのやつかな?
プログラミングメンターみたいな。
彼はもうARからは離れて、事業をやっていくっていう感じですね。
YouTubeでプレゼンス出しながら、サロンメンバーで仲間増やしながら、
それでサービス作っていくっていうようなビジネスでやっていくみたいですね。
現代的だよね。
そういう興味取り分でどんどん軸足変えていくのも、
なかなかできないことなんで、かっこいいなと思って。
生き方をちゃんと示して、お手本に、だってつみくんもそうじゃんね。
エンジンやって、しかも独立系のエンジンやって、
どうやって生きていけばいいんだろうってみんな思うけど、
つみくんも示してるもんね。
そういうのはすごい勇気のあることだし、
勇気を与えてると思いますし、いろんな人に。
僕は憧れられないですよね、あんまりね。
僕みたいになりたいって人はあんまりいないんですよね。
立ち位置が横断してるから、
なかなか僕の周りにいる喫水のプログラマーした人たちには、
河田さんがそういうエンジニア的には見えてないかもしれないし。
そうだよね。
そうそうそうそう。
だからスクリーンの向こう側の人みたいに見えるかなという。
あと椅子があるわけじゃないから、そういう椅子がないんですよね。
フリーランスエンジニア募集みたいなことはないですから。
でもちゃんと技術的なことはやったんですよ、
メーカーに行った時とか。
電気の技術ないと特許発案とかできないから。
僕ミシンに関する特許3つ持ってるからね。
すごいですよね。ミシンをネットにつなげる特許とかですね。
でもああいうのもIoTの走りだったり。
コンセプトは今も一貫してますよね。
その薬味の技をコピーしたいみたいな。
そうそうそう。
遊弾者になれるというかね、最初から。
そういうのが憧れる。
めちゃくちゃ河田さんらしいし。
あと僕もメーカーにいて、僕は何にもできなかったんです、仕事。
昔ながらの職人技術者とどうにか仲良くなって、
いろんな技術を引き出して、
8年かけてその技術を完成させたみたいな話があって。
僕はメーカーで、いろんなところに技術が散らばってて、
ミシン技術と特許の歴史
そういうのを集めていく難しさみたいなのがすごい想像ついて。
僕は何も理解できないまま終わったんですよね。
大企業の自分のところで出している製品の技術を
結局何も理解しなかったっていうのがあって、
それを中でいろんな人とコミュニケーションしながら
ミシンを理解して、そういう新しいものを作ったっていうのは
すごいなと思ったんですけど。
一応だから僕みたいなタイプは、20年前のミシン業界なんで、
あんま僕みたいなタイプいなくて、
職人肩着の人が多くて、
ミシンの特許って歴史をたどるとすごい面白くて、
針を通す特許もあるからね。
針に糸を自動的に通すっていう、
今ミシンを使ってる人は当たり前の技術なんですけど、
そういう一個一個の技術があることによって、特許があることによって
省略されて最初から乗れるようになってるんですよね、ミシンって。
ボビンとか下糸とか上糸とか。
ああいうのって全部人が考えたんだっていうことを
メーカーに行って思いついた。
いろんな技術者と話しながら分かって。
僕がバカにしてた技術者がいて、
おじいちゃんでアタッチメントっていうのを作るんですよ、ミシンって。
布を置くところが台があるじゃないですか、ミシンを縫うときに。
そこの形によってジーパンが縫えたりとか、
革ジャンが縫えたりとかソファーを縫えたりとか変わってくるんですけど、
そのアタッチメントばっかり手作業でこうやって作ってるおじいちゃんがいて、
僕は手作業の職人もかっこいいけどね、
やっぱり技術で人の何かが省略されてっていうことが
僕は一番興味があるなと思って、
技術のいろんな勉強をしてたときに、
その人を辞めるときに、
お前にこれやるって言われてノートくれたんですよ。
発明ノートみたいな。
糸通しとかの特許を取ってた人だった、その人。
レジェンドみたいな人で、
でもそのことを全然公にしてなくて、
アタッチメントおじさんとしてやってたんですけど、
何でも言ってみたいな、
何でも縫えちゃうようにするよみたいなおじさんだったんですけど、
その発想ノートを見たときに、
こういう先回りして形を作ることというか、
今当たり前になっているいろんなことがこういう試行錯誤で
生み出されてたんだっていうのを知って、
僕はこういうのをお仕事にしたいなと思って、
何かを省略になるようなことを
ちまちま今もやってるんですけど、
でもその速度ってすごい遅いから、
最初に省略されたときに、
こうって思うんですよ。
張り通しても最初は多分みんな驚いてたんですよ。
世界最初のエレベーターってさ、
見せもんだったんだよね。
みんな遊園地行くみたいにエレベーター行って、
うおーっつって、
うおーっフロアが上がるとか言って、
帰ってきてたんですよ。
今は当たり前だけど、建物にエレベーターがあるのは。
一回見せものになるんですよ、技術って。
それも自分でやっちゃおうかなっていうのが、
今の僕のマインドですね。
本当その話もすごい面白いなと思って、
リアルはリアルタイム性に面白さがあるから、
それを人が開催してパフォーマンスすると、
その進化がちゃんと伝わるっていうので、
パフォーマンスユニットみたいなのを
作装したっていう話があって。
AR技術の社会への影響
で、ちょっと思ったのが、
河田さんはARをかざして情報がオーバーレイされるっていう
競技のARじゃなくて、もっと拡張という
抗議に捉えてると思うんですけど、
このエレベーターの話みたいに、
ある程度河田さんの提唱するARの
良さとか凄さとかが浸透して定着したら、
この先の活動はどうなるんですかね。
アタッチメントおじさんになりますね。
アタッチメントおじさんになりますね。
なるほど。
アタッチメントを生業にするかもしれないですね。
生活に落とし込むってことですね。
生活の隣でこれやったら便利だよみたいな、
街の発明家みたいになるかもしれないですね。
いいですね。
今はだいぶ広い定義でARやってるから、
結構発明家おじさん的な感じですよね。
いろんな人のアイディアを実現する。
一緒にアイディアを考えてっていう。
ちなみに今VRゴーグルとかオキラスとか
どんどん発展してきてて、
AR方面でもHoloLensとか、
あともうそろそろAppleのゴーグルも
出るんじゃないかっていうのは、
だんだん現実化してきた中で、
そういう最近のムーブメントはどう見てるんですか。
ハードは勝手に進化してくるから、
僕なんかハードを生むよりも、
だってさ、車のメーカーのコンセプト化と全く同じなんですけど、
その車本当に機能してるの?みたいなことあるじゃないですか。
未来がかっこいい自動運転のイメージとかあるけど、
本当にその先の生活とかをイメージできてるかというと
僕はできてないと思ってて。
ARもいろんなものを可視化されて便利そうだけど、
あの世界観で一回も世界観プライズ終わったんですよね。
なんでも可視化しようみたいなことはノイジーなことになっちゃって、
よくないわけですよね。
いかに何かを認識してその人の思考に合わせた、
その人のあと矢印があるわけじゃないですか。
時間の矢印があって、
どこに向かってて、どういう人で、何に興味があって、
でも何に憧れがあってっていう、
もうちょっときめの細かい情報の出し方をしないと
本当は機能しないじゃないですか。
それは事なんですよね。
おもちゃを売るための文句でしかなくて、今出てるものって。
それを僕が今考えるのはちょっと狭いアイデアになっちゃうから、
あんまり関わろうとしてないんですけどね、そういう小さな進歩。
それよりも、例えば捨てようかどうか迷ってるものがあって、
古いものがあって、それに記憶が宿ってて、
ARの技術でそういうことができるから、
これは誰かがこういうふうに大切にしてたものなんだ、
ちょっと取っておこうかなというか、
誰かの記憶の国境にあるように、
モノとデジタルとかと覗いてたら、
それは使い道としていいじゃないですか。
何かを可視化しようとした時にも、
そういうものがあると意味があるというか、
そういう中身が何も整ってないのに、
何を便利にしようとしてるのかなっていうのがありますね。
その文句でないとできないことになると思うんですけどね。
スマホで飾らしてたものが、
ゴーグルから見えるようになったっていうことは問題じゃなくて、
もっと意味のある拡張、
生活に根差した拡張とはっていうところで考えてるっていう。
ビジネスとアートの関係
そうですね。
もっとフィードバックのことを考えてないと、
おもちゃですね。
何を知覚して、何に目が焦点が合ってて、
そのうちの何を読み取って、
頭が次のキャッチャービットがどこにあるかっていうことを、
AIが前倒しで把握して情報を出さないと、
人間って頭良いから割と、
ちょっと退化すると思いますよ。
こっちのスピードに合わせるとね。
なるほどね。
結局50歩100歩って感じなんですかね。
スマホのディスプレイ。
それはめちゃくちゃ腹落ちしますね。
推薦時教育的に言うと、
1歩進んで2歩下がるっていう。
人生はワン、ツー、ステップ、ツー。
今の話で、
僕はあんまりそういうのを裁くのうまくはないんで。
いつもだいたい川田さんの昭和ネタはあんまりよくわかってない。
聞いたの今の推薦時教育だよ。
いや、知ってますけどね。
知ってるぐらいの感じですね。
そんなん嫌ですよ。
幸せは歩いてこない。だから歩いていくんだよっていう。
いいな、やっぱ昭和の歌は。
そうっすね。
ARでポケモンGOはARの代表だみたいな感じで。
僕はすごいARだと思ってるんですよ、ポケモンGOは。
でも現実世界が映ってるところにポケモンが現れて、
そこにボールを投げてボールが地面で跳ねるんだみたいなことは別にARだと思ってなくて。
サンフランシスコとかでポケモンGOをやった時にレイドボスが出てきて、
そっちに行ってる時に信号待ちしてたら
隣の初めて会った人が行くのかみたいな。
今こいつ何体持ってんだみたいなことを聞かれて。
もう完全にこの街がポケモンの世界になってんじゃんと思って。
それはもうめちゃくちゃARだなと思ったんですね。
そうですね。
だからポケモンGOはARだけど、
あれをカメラの画面にモンスターが映るからARだっていう話で言うと
ARがつまんなくなるなという。
そうですね。
技術っていくらでも愛称化できるし、
あとこれはつみくんも感じてると思うけど、
どうでもいい奴がARはもう終わったとかVRはもう終わったとか、
主に投資家もありだけどね。
言いたいだけの奴いるじゃん。
次は何々の時代だとか。
ああいう奴らをムカつくけど、でもやっぱり爆笑させたいですね。
いいですね。あくまでそこが笑いっていうところに立ってるのもいいですね。
いやだってさ、技術者って本当10年20年かけてそれをやってるのにさ、
横からお金儲けをしてる人たちが何々終わったとかっていうのって、
一番俺ゲスいことだと思いますよ。
いろんなゲスい人間が世の中にいるけど、
なんでお前がそんなこと言うんだっていうか。
だから僕は一生ARを背負っていこうと思ってますけどね。
いいですね。
ARも10年以上やってて、
競技のARの文脈ではFLAR Toolkitの頃と、
最近のAR、単語とかもそう。
その中にも結構ブームみたいなのがあった気がして。
その中で川田さんはまだやってるの?みたいなことを言われたりしたのかなと思ったんですけど、
どうなんですかね。
最初から言われてますよね。
最初から。
最初からなんでそんなのに限定しちゃうのっていうか。
ウェブの技術は広大で、
結構いろんなこと川田くんできそうなのに、
なんでARに絞っちゃうのっていう。
それはカヤックの柳澤さんとワンパックの阿部さんに言われた。
それについてはどう考えたの?
その時に、
僕はビジネスというか、
表現がしたいんですよって言った時に、
柳澤さんは、
あ、そうみたいな。
僕とは違うんだねみたいな感じ。
阿部さんはね、
あ、そうかと頑張ってって言ってくれたんだけど、
ホットな人だからね。
でもやっぱりビジネスじゃないんですよね。
それで食っていけようが食っていけないが、
一応兄弟はお金でつながってるからさ、
3人、4人、
あと僕のチームは外中そんな出さないんですけど、
そのうち最大で10人くらいのチームでやりますけど、
その人たちはちゃんと食べていければ、
そんなボロ儲けしようと思ってないし、
それより受けたとか、
超くだらないんだけどとか言われた方が嬉しいです。
めちゃくちゃいいですね。
ビジネスじゃないけど、
どうやって食ってるのかっていう話がちょっと聞きたかったんですよね。
美術館の仕事とかはいかにもお金あんま出なそうだし、
そうなんだよね。
アーティストの仕事でも、
大掛かりで1回しか使えない割にはそこまでは、
オーダーメイドで汎用性がない割には、
そこまでは出ないんじゃないかなとか。
企業の広告のは結構出そうだけど、
そんなにたくさんそればっかりやってるイメージもないしなとか。
お金の話する?
ちょっと興味あるんですよ。
その配分とかバランスどうしてるのかなと思って。
全然僕お金の話してきてなくて、
最初に僕が、
それこそウェブ制作とかを新会社のときにやってたんですけど、
全然外部的にツテがないから、
楽天ビジネスとかに登録して、
簡単なプログラムだったら止めますとか、
フラッシュがだんだん台頭してきてて、
フラッシュを使ったゲームとかね、
スクリーンセーバーとか作りますとかっていうのが最初で、
業界の変化と責任
そのときは単価が5万とかでやってたんじゃないかな、最初。
もう全然知名度もないし、
ウェブデザイニングとかも取ったことないし、
しかもミシンメーカーだしみたいな、
よくわかんない。
あんま賞も取ったことないしみたいなときは、
そこからでもスタッフが10人くらいいたんですよ、当時も。
自分のお金じゃないけど、
企業で10人抱えてるって割と売り上げ出さなきゃいけなくて、
月500万くらいかなって言われてた僕はね、リーダーとして。
そのノルマをクリアできるようになったんですよ、やがて。
500万くらいはクリエイティブな仕事で、
なんとなく外注とかね。
そのときは全然アーティスト職も何もなくて言われるがままというか、
ちょっとクライアントに言うとおりしないところはあったけど、
外注仕事をちゃんとやってて、
ウェブデザイニングとかで取り上げられたりとかね、
ちゃんと自分で連載持ったりとかってなってくると、
だんだん桁が変わってきて。
一番変わったのはやっぱり情熱体育かな。
情熱体育出たらちょっと相談される窓口の偉い人感が出てきたね。
今まで末端から相談されてたから、
末端の予算だったんですけど、
事業をこれから作んなきゃいけない人たちが相談するようになってきたから、
桁が変わってくるのとあと責任も変わってくる。
ある時期から僕は名前が出ない仕事はやめようと思ったんですよね。
AR3兄弟を作った時に。
その切り替えも大きかったんじゃないかな。
要するにもう外注仕事みたいなことをやらないっていうことを
12年前に決めちゃったんですよね。
だからあらゆることが世に出ちゃうし、
リスキーですけど、
でも全部自分たちの取れ高になるっていう。
決めたぐらいからやっぱり仕事の予算が変わってきましたね。
その名前が出るっていうのは、
実装AR3兄弟とかじゃダメで、
やっぱ誰々とAR3兄弟みたいな、
あくまで対等なクリエイターとして出ないとっていう。
そうですね。
ユニコーンさんとかバンプとか、
対等にやってましたからね。
今考えるとちょっと恐れ多いけど、
でも誰かがこういうことをしないと、
僕らの業界全体的に、
ちょっとウェブ業界で舐められてたんですよ。
僕らの時特に。
大きなテレビコマーシャルのおまけみたいに
予算が組まれてて、インターネットの。
それが非常に僕は悔しく思ってて。
いや、僕らを先に考えるっていう道筋もありますよっていう。
先にテクノロジー的な、プログラミング的なことを考えた上で、
展開するってのもありですよっていうのを
ちょっと示したかったんですよね。
なるほど。
どういう時にお金の面では
折れてもいいっていう選択があるんですか?
あんまり予算ない時とかに、
折れだったらそんな予算なくてもやろうかなみたいな。
自分たちがやったことないことに関しては
そんなお金のこと言わないですか?
あと僕の勘で、
これは絶対かっこよくなるとか面白くなるっていうのが
イメージできた時はそんなに。
あとでもそれを逆にイメージの通りに作るためには
ちゃんとお金をもらわないと作れないっていう場合もあるから。
あと僕うっかり小学部なんですよね、大学が。
常にそんな気分がきてみたいなのが頭の中にあって。
イメージを形にしたけど
お金がすごいマイナスになっちゃったっていうことは
あんまりやってきてないですね。
すごいですね。
そこが意外とちゃんと裏付けがあるんですね。
だってお金のこと僕しか考えてないから。
だって僕はお金出してやってもらってるからね。
雇ってますからね。
そこは気になってたけど、意外でした。
マネージャーみたいなことも自分でやってるってことですよね。
マネジメント。
多分それは感覚として住居君もわかるけど
この技術ちゃんとここまで探求しとけば
今すぐお金にならなくても
あと絶対重宝するなっていうものあるじゃないですか。
そういうものは先にお金もらわなくても別にいいかなと思っちゃう。
今聞きながらAR本連会とか演劇とかもされてたじゃないですか。
テクノコントとか。
そういうのはお金は入らなそうだけどどうなんですかって言おうと思ったけど
何かのインタビューで
まずエンタメの場で先に試しておくと
何が足りないかとかわかるから
そういう舞台がデバッグの場みたいになってるみたいな
そういう意味で意味があると思って
再三取れると思ってやってる感じなんですかね。
そうですね。
ネタ下ろしですね、AR本連会とか。
お笑いに関することは
お笑いに来てるお客さんがちゃんと笑ってくれるかって結構大事で
テクノロジーってはっきりとそんなに受ける人いないから最初から
送る以上受けるって人あんまりいないから
送る以上で僕最初にやったネタで気に入ってるのは
送る以上で送る言葉なんだけど
送る言葉って送る以上でパーっと歌詞が出たときに
受けたんですよね人は。やったーと思って。
まだ誰も受けたことないネタで
これは受けたってことは何かしら伝わってるはずなんですよ
壁から急に出てきてる
あと送る言葉ってのが出てきてるっていう
その面白さってあるじゃないですか。
あってるのかなそれ。
送る以上って結構難しい言葉だと思うんですけどどうなんでしょうね。
いや送る以上で送る言葉は僕は
最高傑作かもしれないなAR産業団に。
面白いですね。
でもなんかさ、AR産業団最初に作ったのは紙芝居から
鳩がプルプルって出てくるってことなんですけど
なんかそういう枠組みから飛び出したり
枠組みを作ったり
送る以上で枠組みを作るってことじゃないですか
原産処理するっていうか
そういうことだからARって
人が見て喜ぶARは
まずそこで誰よりも早く笑いにしたいですね。
なるほどね。
勉強になります。
ならないでしょ。
いやいや本当になるんですけど
さっき情熱大陸で
結構評価が跳ねたみたいな話があったんですけど
僕は川田さんみたいな立ち位置に立つのは
再現が難しいとは思いつつ
本を読みながら
本に並べられてて
テッククランチやってAR家族会議やって
ねじ山やって
ドッドフェスやって
おばかアプリやって
ARボーネカやって
でもうNHK行って
東のエデンで
吉本でみたいな感じで
なんかもうその辺からもう
そういう芸能の舞台につながってて
すげースムーズに売れていったなという感じが
登っていったなという感じがあって
なんかこれは最初から
そういう世界に飛び出すことを狙って
計画していったのか
なんか一個一個のたまたま転がってきたチャンスを
しっかり掴んでいったら
たまたまつながったのか
どういう感じだったんですか
狙いですね
狙いもあったし
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