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【徒然草ミニッツ】
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットにおコンセプトに、吉田健康の徒然草を1日1段ずつサクッと味わい、
通勤・家事の隙間時間で5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。よろしくお願いします。
さて今回は、第221段を見ていきましょう。早速、現代語訳です。
過去と現代の比較
賢治高安の頃、13世紀末、祭礼で行事の扇動、演者の譜物、小道具装飾に、紺の布を四五単使って布の馬を作り、親立髪は等身で表現、
水干しに雲の巣模様を描いて、
テーマを添えて渡った、そんな吉ある主公をよく向かけた、と古老は語る。
ところが今は、譜物が年々エスカレートし、重い飾りを山ほど付け、左右の袖を人に持たせ、
当人は矛すら持てず、息切れしてよろよろ、見苦しい。
何の話?これ。いや、そういう話だ。
要点3つ。昔は少ない素材かける工夫で意気であった。
今は過剰負荷イコール本体が機能不全。
教訓。飾りは持ち手が自力で扱える範囲に。
ああ、なるほど、そういうことか。
現代の施策&使い方。
譜物。付け加えるものですね。は、現代のスコープ。
資料の装飾、機能追加、イベント演出。
立つほど良いというのは錯覚。本体の意味と自力運用が先。
ああ、なるほどですね。
まあ、足し算しちゃいがちだけど、実はやるべきなのは少ないもので工夫をして、引き算の比較みたいな感じですかね。
えーと、あと何かあるかな。
ああ、一気のレシピ。
素材は少数性。象徴を立てる。言葉で占める。
やっぱそうですよね。引き算の美学をずっと言ってる感じがします。
減らし方の序列。
あ、違う。減らし方の順序。
外周から剥がす。重い順に代替を一つ。
外側から減らしていって、重い順、あ、一コスト、学習コスト、人依存の順で減らしていく。
はい、という感じですかね。
というわけで、今日はここまでです。
また明日お会いしましょう。さよなら。