1. しらいチャンネル
  2. 【徒然草ミニッツ】第107段
2025-08-11 04:29

【徒然草ミニッツ】第107段


---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/664ee785316143a77128e577

サマリー

第107段では、女性の言葉の巧みさや男性たちへの教訓を通じて、コミュニケーションの重要性と言葉の美しさが語られています。

亀山院の時代の教え
【徒然草ミニッツ】
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。
この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットにおコンセプトに、
吉田健康の【徒然草】を1日1段ずつサクッと味わい、
通勤・家事の隙間時間で5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。
さて今回は、第107段を見ていきましょう。
早速、現代語訳です。
亀山院の時代、
女房たちが若い男たちをからかい、
ホトトギスの声聞いた?と問いかけるたびに、
あるダイナゴンは、
自分のような身分ではとても聞けませんと返し、
堀川内大臣は、
岩倉で聞いたはずだぞと応じた。
どちらも起点がある回答である。
男は女に笑われぬように振る舞え、という教えにちなみ、
浄土寺禅寒伯は幼少より歌の手ほどきを受けたため、
その言葉が美しいと評されていた。
また三階左大臣は、
女中になじめず恥ずかしくて気遣いが欠かせないと漏らした。
しかし、女の性とは曲がりやすく、
言葉巧みに物事を問うが真意は見えにくい。
女の賢さは一鳥一石には測れず、
迷いを主となして従うときほどその優しさや面白さが光ると。
きっちとは単なる知識ではなく、
その場の流れに心を込めて返す言葉である。
現代への示唆とコミュニケーション
要点3つ
からかいに対する起点ある返答
言葉の美しさは教養と経験から生まれる。
心を込めた返しが深い共感を生む。
現代への示唆、なぜ今も刺さるのか。
SNSでの軽口やビジネスシーンの雑談も、
相手を傷つけずに場を和ませる開始が重要。
現行は700年前にその本質を示している。
ウィットに富んだ回答、切り返し、
等異側妙な切り返しが大事だよって話なんですね。
日常&コミュニケーション応用ネタ
ウィット返しリスト
よく使うフレーズやよくあるからかいに対するスマートな開始をメモし、
自分なりのウィットを磨く。
ネタ帳みたいな感じですね。
ネタ帳にこれを書いておいて、
定期的に出して、
雰囲気だったり、
受け度を測るみたいなのがいいのかもしれないですね。
2つ目、ラポール形成トレーニング
カジュアルな会話の中で相手の言葉に合わせて、
それは面白い、教えてほしいと共感的応答を重ね、
信頼関係を築く。
ラポールね、信頼関係って意味でしたっけ?確か。
そうですね、共感しつつ相手と信頼関係を築いていくのは、
よくある手法ですよね。
普通に信頼関係を築く上では、
とても大事なことなんじゃないでしょうか。
3つ目、言葉の美化ワークショップ
社内イベントで短歌や俳句を作るセッションを開き、
日本語のリズム感や美しさを体験しつつ、
言葉のセンスを高める。
社内イベントで短歌や俳句を作るセッションが、
どこまで受け入れられるのかわかんないですが、
やってみてもいいのかもしれないですね。
いや、わかんないな。
はい、というわけで、ぜひ皆さんも日常&コミュニケーションに応用してみてください。
今回はここまでです。また明日お会いしましょう。さよなら。
04:29

コメント

スクロール