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2025-07-04 04:10

【徒然草ミニッツ】第69段

この番組は「1日8分で600年分の知恵をポケットに」をコンセプトに、吉田兼好の『徒然草』を 1日1段ずつサクッと味わい、通勤・家事のスキマ時間で “古典チャージ” していこうという教養ショートラジオです。
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サマリー

第69段では、聖人の教えを通じて他者の苦痛に共感することや、ユーモアを通じて伝わる慈悲の重要性について考察しています。

聖人の深い境地
【徒然草ミニッツ】さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットに、をコンセプトに、吉田健康の【徒然草】を1日1段ずつサクッと味わい、
通勤・家事の隙間時間でコテンチャージしていこうという教養ショートラジオです。 よろしくお願いします。
さて、今日は第69段を見ていきましょう。 早速、現代語訳です。
書写どころを統括する聖人は、保家経の独樹に励み、六根、目、耳、鼻、口、
身、胃の浄化を体現する聖者でした。
六根、6つの根っこの根ですね、六根。
目、耳、鼻、口、身、身体の身。
気持ちっていう意味がない、意っていうのは意味の意ですね。 意図的とかの意です。
旅先の仮宿で豆を煮る音を聞き、 豆の殻が外せる音は人が煮られて苦しむ声に似て恨めしい。
自分もあの鍋に入れられ激しい苦痛を味わうがいいと一言。 豆殻のバラバラという音を、
私の心の声か焼かれるのは絶え難いが私に抗う力はない。 どうか恨まないでほしいと続けた。
ユーモアと慈悲が同居する聖人の深い境地である。 要点3つ。他者の苦痛を自分の声として捉える共感。
ユーモアを介して伝える慈悲の視点。 一言で場を和ませつつ深い教えを示す。
現代への示唆。なぜ今も刺さるのか。 職場や家庭でのちょっとしたユーモアが緊張を緩和しながらも、相手への思いやりを示す瞬間は時代を問わず温かな人間関係を育む。
ユーモアの応用
これはユーモアなのか? まあそうなんですかね。
日常&コミュニケーション応用ネタ。 音声フィードバック。
会議で相手が緊張しているとき、こぼけや擬音で場を和ませつつ、その声を感じていますよと共感を伝える。
うーん、なるほど。緊張と緩和ですね。 いいんじゃないでしょうか。
僕は好きですね。 緊張を和ませるこぼけ。
ただ滑りしたら悲しいですけど、僕は好きです。 ユーモアメタファー。
忙しい同僚にタスクの山は鍋の豆殻が弾ける音みたいだねと軽く表現し、笑いながら支援を申し出る。
ふんふん、つまんな。 こんな同僚やだな。
普通に、普通に支援を申し出てほしいな。 あなたのタスクの山は鍋の豆殻が弾ける音みたいだね。
つまんねえこいつ。 絶対つまんないじゃん。
次が一言慈悲チェック。 相手の言葉や行動の裏にある感情を想像し、一言で大変だね助かるよと包み込むメッセージを添える習慣をつける。
これはいいですね。 共感を示すっていう心がけ大事だと思います。
というわけで今回はここまでとなります。 皆さんもぜひ日常&コミュニケーションに応用してみてください。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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