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【徒然草ミニッツ】
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。
この番組は、「1日8分で600年分の知恵をポケットに!」をコンセプトに、
吉田健康の徒然草を1日1段ずつサクッと味わい、通勤・家事の隙間時間で5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。
さて、今回は第79段を見ていきましょう。
早速、現代語訳です。
知識と沈黙の重要性
何事も深入りせず、さっぱりと構えるのが良いものである。
真に優れた人は、自分がよく知っていることでも、知ったかぶりしてひけらかしたりはしない。
堅い中から出てきた者ほど、世のあらゆる道を心得ているかのように振る舞いがちだが、
だからこそ恥ずかしさを感じず、自らの知識を誇示し続ける。
しかし、本当に道を極めた人は、口数は少なく、尋ねられない限り何も語らない。
深い知恵を持つ者ほど、沈黙を守り、切度ある振舞いを貫く。
なるほど、頑張くなる。
段でしたね、今回ね。
要点3つ。
知るほどに語らない選択が価値を生む。
知識自慢は浅はかの裏返し。
真の苦労とは問われて初めて答える。
いいですね。
沈黙は金、有弁は銀ってやつですね。
現代の資産、なぜ今も刺さるのか。
現代のコミュニケーションの変化
SNS時代、専門家やインフルエンサーが何でも語りすぎて信頼を失うことが増えている。
健康は700年前に語らない美学を説いていた。
まさにって感じですよね。
やっぱね、あれやこれや知っちゃうと話したくなるんですが、
成田雄介さんでしたっけね。
が、知りたいことよりも話したいことが増えたら老化の始まりって言ってましたね、確か。
そんなようなことを言ってました。
気をつけていきたいですね。
日常&コミュニケーション応用ネタ。
聞き役ファースト。
会話では最初に相手の話を引き出し、自分の意見はご興味があればと控えめに添える習慣を。
慶長ですね。
まずは相手の話を聞きましょうと。
聞かれたら控えめに添える。
でもね、これどうなんですかね。
あんまりこの人自分のこと喋んないなって思う人も中にはいるんじゃないかと思いますけどね、どうなんでしょう。
2つ目、エキスパートの一語。
プレゼンや会議で必要な場面だけ簡潔に確信を伝える。
詳細は資料にまとめ、口頭は要点のみに。
スマートですね。確かにエキスパート感がありますね。
確信、真心を捉えてズバッと言うっていうね。
3つ目、沈黙の余韻活用。
質問を受けた後、一呼吸を置いてから答える。
間を作ることで重みと信頼感を増し、軽率な発言を防ぐ。
これも確かに良さそうですね。
質問を受けてパパパって答えるのもまあまあそれはそれでいいんですけど、
一拍置いてから
全然いい言葉が思い浮かばなかった。
質問を受けてから一拍置いて、
ご質問ありがとうございますって言って答え始めるって感じかな。
絶対できないわ。頑張らなきゃ。できるようにしよう。
はい、というわけで今回はここまでとなります。
ぜひ皆さんも日常&コミュニケーションに応用してみてください。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。