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2025-06-23 05:44

【徒然草ミニッツ】第58段

この番組は「1日8分で600年分の知恵をポケットに」をコンセプトに、吉田兼好の『徒然草』を 1日1段ずつサクッと味わい、通勤・家事のスキマ時間で “古典チャージ” していこうという教養ショートラジオです。
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サマリー

第58段では、仏道を志す者にとって修行の環境と覚悟の重要性が説かれています。また、現代においても環境依存の影響が存在し、適切な手段を整えることで効果的な成果が得られることが語られています。

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【徒然草ミニッツ】
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。
この番組は、【1日8分で600年分の知恵をポケットに】をコンセプトに、
吉田健康の【徒然草】を1日1段ずつサクッと味わい、
通勤・家事の隙間時間で5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。
さて、今回は第58段を見ていきましょう。
早速、現代語訳からです。
仏道の修行と環境
もし、真に仏道を志すなら、住む場所など問題ではない。
家にいて人と交わっても、来世の救いを祈ることはできると説くのは、修行の道を知らぬ者だ。
本当に世を儚み、生死の苦から解放されようと思うなら、
朝夕身を捧げて工事に追われ、
家事に縛られるのはどうか。
心は因縁に引き寄せられやすく、静かな環境なくしては修行は難しいのだ。
加えて道具も昔の賢者に泳ぐはずもなく、
山林に入っても上を救い、嵐をしのぐ拠り所がなければならない。
世俗を捨てることを信頼の拠り所としないなら、単なる態度の言い訳に過ぎぬ。
だからといって捨てる価値もないと切り捨てるのも短絡的。
一度でも修行の道に入り、
世を恐れた者なら欲に惹かれる生半可な心ではいけない。
朝の衣と削髪一つ、祖職も人の助けを得てこそ、
こうした覚悟と装いが修行者の本分なのだ。
真に人として生まれた証は、いかにして世を離れ、菩提へ向かうかにある。
ということですね。噛まずに得た。菩提っていうのは菩提寺の菩提ですね。
要点3つ。環境と覚悟をなくして道は、
へー、行事がたし。
装備は簡素でも、よりどころが必須。
世俗を捨てる覚悟こそ人間の証。
現代の環境と手段
現代への示唆なぜ今も刺さるのか。
リモートワークやサイドプロジェクトで場所は関係ないと言いつつ、
結局環境依存で効率が左右される現象に通じる。
本気で何かを成すなら、環境と手段をセットで整える必要がある。
おっしゃる通りですね。
日常&マインドセット応用ネタ。
デジタル全ルーム。
日常の中に完全オフラインの30分空間を設ける。
スマホ通知を切り静寂だけを拠り所にして心を整える時間を習慣化。
これはお風呂とかいいんじゃないですかね。
完全オフライン。
お風呂にスマホとか持ち込む方もいらっしゃいますけど、
お風呂ぐらいはね、完全オフラインの時間と割り切って30分空間をして
自分の心を整えるっていうのはいいんじゃないかなと思いました。
2つ目がシンプル装備チャレンジ。
週末は荷物を最低限にして外出。
財布、スマホ、水だけで過ごし、余計なものにとらわれない感覚を養う。
なるほど。荷物最低限にして出て行って、財布、スマホ、水だけで過ごす。
スマホあれば結構余計なものにとらわれてる感じありますけどね。
3つ目、目的と手段の分離。
プロジェクトや趣味で何をやるかとどこでやるかを明確に区分し、
最適な環境とツールをセットで選定するワークフローを導入する。
ふんふんふん。
プロジェクトや趣味で何をやるかとどこでやるかっていうのを明確に区分。
最適な環境とツールをセットで選定するワークフローを導入する。
え?
まぁまぁでも何をやるかっていうのとどこでやるかっていうのを分けて。
当たり前のこと言ってますよね。
目的と手段の分離っていうめちゃくちゃ当たり前のことを難しい言葉で言ってます。
はい、というわけでぜひ皆さんも日常&マインドセットに応用してみてください。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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