酒にまつわる教訓
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットに、オーコンセプトに、吉田健康の徒然草を1日1段ずつサクッと味わい、
通勤・家事の隙間時間で5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。よろしくお願いします。
さて今回は、第87段を見ていきましょう。早速、現代語訳です。
ある組織の愚房、愚学坊という若者が、名門出家相と謳われる小僧を客人として迎え、何度も酒を勧めて酔わせた。
立ちよ腰に刺し、頼もしく見えたその客が、酔った愚学坊を、山中で怪しい者がいるから立ち止まれと誘い出し、仲間を呼び出して斬りかかろうとした。
しかし、愚学坊は本気で酔う酔っ払いなど聞いたことがないと悟し、自らの酔いを盾に持論を振りかざした。
怒った若者は遂に刀を振るい、愚学坊を不可手に追わせた上、里人まで巻き込む大騒動に、家まで血まみれの太刀を振り回しながら逃げ返る騒動は、
部下への酒での扱いは細心の注意が必要という戒めを強く残した。
要点3つ
酒は人を和ませるが油断を招く危険もある。
信頼の裏切りは最も深い傷を残す。
部下仲間の扱いを誤ると破滅を招く。
現代への示唆なぜ今も刺さるのか。
ビジネスの飲み会での過度なもてなしや酒の勧めが信頼関係を一変させるリスクは今も変わらない。
健康は700年前にその危うさを体現的に示している。
日常&チームマネジメントを読ねた。
飲酒マナー規定
社内の公式飲み会では酒量の上限を規定し、交代でソフトドリンクを挟むなど酔いすぎを防ぐルールを導入。
2つ目
信頼構築ワークショップ
部下やチームメンバーとの飲み会前にお互いにOKな話題、NGな話題を共有し、信頼を損なわない範囲を確認してから臨む。
3つ目
イレギュラージの声かけ術
仲間が酔って判断を誤りそうなときはさりげなく別の話題に切り替える。
またはそろそろ水でも飲みましょうと場をリセットする技法を身につける。
具体的なエピソード
よくありましたね
一回、世界一汚い駅でおなじみの高田のババア駅
世界一汚い駅ですよね、高田のババア駅はね
あそこに学生の頃、夜7時頃行ったらとんでもなかったですね
めっちゃかなってましたね
そんなところです
というわけでぜひ皆さんも酒は飲んでも飲まれるな
日常&チームマネジメントに応用してみてください
今回はここまでとなります
また明日お会いしましょう
さよなら