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【徒然草ミニッツ】
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットに、おコンセプトに、吉田健康の徒然草を1日1段ずつサクッと味わい、通勤・家事の隙間時間で5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。
さて今回は、第109段を見ていきましょう。早速、現代語訳です。
高名な木登名人の教訓
高名な木登名人と呼ばれる男がいた。
友人が高く切った枝の上に立たせ、枝が揺れて危険極まりない中では何も言わず、男が安全な軒の出の位置に戻ったところで、油断するな慎重に下りようと声をかけた。
それに対し、男はこんな高所で注意されても無理だ。安全が確保されて初めて言葉が身に入ると応じた。
忌ましめやアドバイスは危険、危機が去って心が安定しているときこそ有用である。
要点3つ。危険な最中では忌ましめは届かない。安全・余裕があるときにこそ言葉は心に染みる。
タイミングが良い助言は行動を変える。
現代への示唆、なぜ今も刺さるのか。
緊張感の高い現場やストレス化での批判や指示は逆効果。
余裕が生まれた後の建設的なフィードバックこそ実践に結びつく。
なるほど。
で、日常&リーダーシップ応用ネタ。
安全圏フィードバック。プレッシャーのかかるタスク直後ではなく、プロジェクト完了後や段階の終わりにフィードバックセッションを設ける。
なるほど。
確かにね、プレッシャーがかかっている中で、いろいろあれやこれ言われてもね、ちょっとそっちに集中できないっていうのがあるので、
一旦落ち着いた後でフィードバックセッションを設けるっていうのはいいかもしれないですね。
2つ目、心の余裕を作る休憩タイム。
重要な指摘や相談は5分の休憩後に行い、心を落ち着かせて伝えるルールをチームで共有する。
なるほど。一旦時間を置いて、レストを取ってから大事なことを伝える。
これはいいんじゃないですか。
3つ目、エンパワーメントチェックポイント。
部下や後輩が自信を取り戻した段階でアドバイスを求める仕組みを作り、今なら聞く耳を持てると感じるタイミングを見計らう。
ふんふんふん。
あーなるほど。
自信を取り戻した段階で、部下マネージメント大変ですね。
相手が聞ける段階になってから言うっていう仕組みを作ろうって話ですね。大変だな。
というわけで、ぜひ皆さんも日常&リーダーシップに応用してみてください。
今回はここまでです。また明日お会いしましょう。さよなら。