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【徒然草ミニッツ】
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。
この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットに、
おコンセプトに吉田健康の【徒然草】を1日1段ずつサクッと味わい、
通勤・家事の隙間時間でコテンチャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。
儀式と場所の重要性
さて今回は、第156段を見ていきましょう。
早速、現代語訳です。
大臣の大経、盛大な宴、儀式の宴は、
然るべき場所をあらかじめ申請して取り行うのが通礼。
宇治の左大臣の例では、東三条殿で催した、
本来なら代理・宮中で行うところを申請により別所に天皇の教皇お出ましがあった。
特別な理由がなくとも、
序員・上皇・皇后の御在所を借りて催すのは、
故実・宣令に基づく作法である。
用で3つ。
儀式は舞台・場所で意味が決まる。
宣令・故実が正しさの根拠になる。
時に主・ボスを動かしてでも場を整える。
現代ビジネスにおける対面の価値
はい、現代の示唆&使い方。
場所はメッセージ。
オンライン・会議室・ホール、どこでやるかは目的や格の宣言。
昇格発表は静かな部屋で、表彰は眺望の良い場で、
交渉は中立の会場で、内容と器が揃うと言葉が強くなる。
あー、なるほどねー。
これはなんかある気はしていますね。
場所によってやり方が、やり方というか、
アクションがもう決まっちゃうみたいな。
金婚の、金婚西野さんがボイシーで、
なんか教室みたいな感じで、
一体多数っていう風な向き合いになっちゃうと、
結局、人数がどうであっても、
講演会みたいになっちゃって、
こう、活発な議論を行おうとしている場において、
という目的において、
それをやっちゃうと、どうしても一人が喋って、
周りは、周りというか、
その他大勢は聞くみたいな形になっちゃうから、
その、会場の作り方というか、
人の配置、めっちゃ大事だよって話をしてたのを、
今思い出しました。
はい、そして、
洗礼の力と引用の作法、
去年もこうしたから、ではなく、
何を守るための洗礼かを明確にする。
礼、安全、公正、意義、
違う、意義ですね。
三列車の動線、目的に合うなら洗礼を借りる、
合わなければ行進する理由を一言で示す。
これはね、あるあるというか、
何のためにやってるのっていうのが、
やり方だけ、
こうなんか、慣習通りにやっちゃって、
結局、そもそも何のためにやってるのかが、
分かんなくなっちゃうっていうのはある気はしますね。
そして、ボスを動かす価値を見積もる。
負担が大きくても現場に行く、
相手の庭に行くことでしか生まれない効果がある。
例えば、新工場の立ち上げ、
顧客との和解、追悼、移動イコール意味付けになる。
あー、これは結構聞きますよね。
その場に行くことがめっちゃ大事みたいなのを割と聞くかな。
聞く話です。よく聞く話ですよね。
代表がその場に行くことが大事みたいな。
めっちゃ聞くな、これ。
あるんでしょうね。昔から、
こういうところからね、
敷衍すると、今の部分にも、
割としさがあるんじゃないかと思います。
というわけで、今回はこれくらいですかね。
ぜひ皆さんも、
日常生活、ビジネスを活かしてみてください。
というわけで、また明日です。さよなら。