欲と徳の教え
【徒然草ミニッツ】さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットにおコンセプトに、吉田健康の【徒然草】を1日1段ずつサクッと味わい、通勤・家事の隙間時間で5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。さて今回は、第217段を見ていきましょう。早速、現代語訳です。
ある大福長者が、富の心得を語る様子はこうである。
人は何より徳を積むべきだが、貧しいと生きる甲斐がない。 積めるものこそ人だ。
徳を積みたければまず心の修行。 無常は見ないで常住常に住むの気持ちで、長期視点で暮らせ。
万事の要は叶いきらない。願いは無限、財は有限。 欲が芽生えたら悪念として慎め。
金は下辺として使え。君、神のように恐れて従うな。 恥にあっても怒るな。憎むな。
恨むなか。正直に約束は固く、これを守れば富は日が乾きを走り、水が下るように自然に来る。
たとえ金が尽きぬほど積もっても、酒食に陥らず、住まいを飾らず、
所願も無しに生かず、ただ心は永久に安らか。
そもそも人は願いを叶えるために財を求める。 願いは叶えず、金も使わないなら貧者と同じではないか。
この掟は突き詰めれば人間の望みを絶って貧を嘆くな、と言うに等しい。 ならば欲望を満たして喜ぶより、むしろ無欲である方が上。
大欲は無欲に似たり。
これは今回は割とわかりやすかったんじゃないですかね。
要点3つ。長者の教えイコール欲を削り、金は下手に、契約は固く、
健康としては使わぬ富は貧、貧しいという字ですね。貧と同じ。 結論として大欲は無欲に似たり。
欲の最適典を探せと。
富の使い方
現代の資産&使い方。
金は下部、願いは主の逆転を防ぐ。 予算やKPIが目的を乗っ取る瞬間がある。
金イコール手段に戻すには、市販機ごとに何のためのKPIを言語化して更新する。
手段が目的化してしまうみたいな感じですかね。
まぁあるあるですよね。 手段の目的化。
そして欲の上限を設計する。欲は無限、資源は有限。 欲のリスト化。
トップ3。根気叶えるのは3つまで。 資質の縁切り線。箇所分の0%まで強制カット。
目の堅持。欲が芽生えたら24時間寝かせる。 衝動抑制ね。
衝動抑制は大事ですよね。割と。
えーとねー、ありますよね。
セールとかやってると、買い物依存とかになっちゃう人のあれを見たことありますけど。
これは何の本だったっけな。僕らはそれに抵抗できないっていう依存ビジネスの
本だった気がするんですが。 結構ね、ありますよね。そういうの。
1回そこから距離を置けると割と正常に戻るんで。 ただドーパミンとか出ちゃうと大変ですけど。
そしてそして、契約を固く怒りは柔らかく。 信頼イコール正直かける履行。約束は検証可能な条件で示す。
これはね、言わずもがな。
正直に約束は固く。これを守れば富は日が乾きを走り、水が下るように自然に来る。
これは本当にね、まあまあまあ、大事ですよね。普通に普通に大事だなって思います。
というわけで今日はここまでです。ぜひ皆さんも日常生活とかに使ってみてください。
というわけでまた明日お会いしましょう。さよなら。