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【徒然草ミニッツ】さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットにおコンセプトに、吉田健康の徒然草を1日1段ずつサクッと味わい、通勤・家事の隙間時間で5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。よろしくお願いします。
さて今回は第105段を見ていきましょう。早速、現代語訳です。
冬の夜景の描写
北の夜陰に消え残る、雪が熱く凍りつき、車の長江に寄せた霜が銀の煌きを放つ。
有明の月は澄んでいるものの、建物の
えーと、熊と影って書いて、なんて読むんですか、枠絵、熊絵はまだ濃い。調べよう。
そういう言葉なかったですね。枠絵としておきましょう。はまだ濃い。そんな人通りの途絶えた水戸の縁側で、男と女が寄り添い、尻をかけて語り続ける。
二人の話し声は途切れず、雪景色と霜の冷たさを忘れさせるほどだ。
彼らの姿、形、立ち、振る舞いは麗しく、言葉では言い表せぬ香りのような魅力さえ漂う。
僅かな物音や息遣いまでもが、心を引きつけ、夜更けの風情は尽きることがない。
寒ささえも二人の対話に溶け込む、終わりのない夜の情景。
はい、ということです。
4点3つ。
氷残る、雪と霜が作る、静謐な夜景。
寄り添い、語り続ける男女の、艶やかな情景。
寒さを忘れるほどの、終わらぬ対話の余韻。
現代への示唆、なぜ今もささるのか。
夜や夜景を背景に、大切な人と語り合う時間は、どんな時代でも特別、静かな空間が感情を研ぎ澄ます。
なるほど。
日常&ライフスタイル応用ネタ。
冬の対話の提案
ウィンターナイトチャット。
寒い夜には、ベランダやバルコニーで、温かい飲み物を片手に、大切な人と言葉を交わす、冬の対話時間を設ける。
うん、いいですね、今の時期は。
がっつり夏なので、まあ寒い冬、冬になったら、こういうことをやってみたいですね。
そして2つ目、ムーンライトステーション。
ムーンライトステーションはもう、世界の終わりですけど。
満月夜、薄明かりの夜に、お気に入りのスポットを見つけ、カジュアルな散歩デートを楽しむ、月下の語らいセッションを実施。
東京ムーンライトステーションでしたね。
世界の終わり、世界終わりです。
3つ目、冬の香り演出。
室内では、シナモンや柑橘系のアロマを灯し、外の冷たさと対比させて、温かみのある会話空間を演出する。
うん、いいですね。
シナモン、柑橘系アロマを焚いて、外の冷たさと対比させて、温かみのある空間を演出する。
今の時期、夏真っ盛りなんで、冬になったらやってみたいですね。
というわけで、ぜひ皆さんも日常&ライフスタイルに応用してみてください。
というわけで、今回はここまでです。
また明日お会いしましょう。さよなら。