1. シンの木工家ラジオ
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2025-03-26 22:25

#116 【すわって展2025公開収録】伊東 美紀さん(庵に木工)

:::::::::::::::::: 今週の内容 ::::::::::::::::::

木工マニア度 ★★★☆☆

・イグサ編みの低座椅子
・背もたれの編み方に不思議な模様が見える?
・作家デビュー時にすでにファンクラブが存在
・売れっ子作家の師匠の存在

ゲスト:伊東 美紀(いとう みき) @it.miki.15
屋号:庵に木工(いおりにもっこう) @iorini.mokko

制作拠点:東京都府中市

"すわってで作家デビューします。
使い手に寄り添える、どこかほっとする佇まいのものづくりを目指しています。"

プロフィール
1992 長野県生まれ
2015 千葉大学園芸学部園芸学科卒業
2015 食品メーカーにて研究開発職として勤務
2024 森林たくみ塾卒業
2024 東京にて作家アシスタント

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曲名 『On-The-Way』
作曲 RYU ITO  https://ryu110.com/

サマリー

「すわって展2025」での公開収録において、伊東美紀さんは自身の定座椅子について語ります。椅子のデザインプロセスや素材の使い方、展示会での反応についても触れます。ポッドキャストでは、伊東美紀さんが木工の経験を元に、椅子の製作過程や成長について話します。特に、彼女の作品に対する思い入れや将来的な展望についても言及します。また、体育会系の経験を持つ伊東美紀さんは、匠塾での挑戦についても語ります。さらに、制作活動を通して感じることや師匠との関係についても話します。

伊東美紀さんの紹介
みなさん、こんにちは。シンの木工家ラジオ始まりました。この番組は、シンの木工家になりたい、家具屋の花太郎とアルバイトのこーぐちくんがお送りする木工バラエティーです。こんにちは。
こーぐち こんにちはー。3日目で4人目のゲストさんですね。
伊東美紀さんを今回、囲んでお話ししたいと思うんですけども。
花太郎 よろしくお願いします。
おだしょー まずは、応援団の多さが。
こーぐち 応援団の多さが、一番、すごい。
おだしょー 多いです。
こーぐち すごい多い。
伊東美紀 身内が。身内が。
こーぐち 伊東美紀さんすごくて、もうファンクラブがあって、お花までいただいちゃって、すごい。ありがとうございます。
伊東美紀 ありがたいです。本当に。
おだしょー まずは、出展していただいてありがとうございます。
伊東美紀 こちらこそ。
こーぐち 一番遠いですからね。東京からわざわざ。ありがとうございます。
おだしょー そうなんです。でも出身は松本ということで。
こーぐち 松本で。で、僕の前職の食品メーカーの同期が伊東さんで、10年ぶりに木工で再会という。
おだしょー 木工で再会。結構、会社時代の同期の方もいらっしゃってましたよね。
伊東美紀 そうですね。だから僕が辞めた時ぶりに会う人は結構多かったですね。
おだしょー こうなってるんだみたいな感じで。
伊東美紀 そうそう。こうなってるんだみたいな感じで。
おだしょー というわけで、応援団いると心強いですよね。
こーぐち いや、逆にちょっと今緊張してますけどね。
おだしょー 結構僕らも公開収録慣れてきたつもりだったんですけど、今日は緊張します。
伊東美紀 今日はね、なんかね。
こーぐち すごいギャラリーが。
伊東美紀 これまでは割と皆さんそっちで結構各々。
おだしょー そう、ワイワイして。
伊東美紀 ワイワイやってもらったんですけど、こんなに囲まれてると僕らもちょっと有名人になった感覚になっちゃって、どうしていいのやらみたいな感じですけれども。
おだしょー 緊張しますけれども、今日は椅子を中心に話していきたいと思いますので。
伊東美紀 はい、話していきたいと思います。
定座椅子のデザイン
おだしょー よろしくお願いします。
ちょまど お願いします。
おだしょー 今回美紀さんがですね、作ってきてくれた椅子は定座椅子ということで、発想のヒントとかどんな思いで作られたとかをちょっと紹介していただいてもいいですか。
ちょまど はい、わかりました。まずこの椅子展の話をいただいたときに、目線が低くなるような定座の椅子を作りたいなっていうのを最初に決めて、どういう椅子にしようかなって考えたときに、このイグサのロープを使ってみたいっていうところがまず最初に決まって、定座とあとイグサっていうコラボが決まったんで、全体的に和風なまとまりになったんですけど。
定座なんですけど、立ち上がりとか座るときに楽なように肘掛けをつけて、ゆったり座れるんだけど、背中はちゃんと支えられるというか、長時間座っても疲れないような椅子を目指して作りました。
おだしょー 今回、ハイスツール、スツールいろいろあるんですけど、定座椅子は一応ミキさんだけで、誰かを想定して作られたとかいうことはあるんですか?
おだしょー 誰かというか自分なんですけど、やっぱり定座椅子って少なくないですか?名作椅子の中でも定座椅子ってやっぱり日本の作家さんしかないし、今アパートの1Kというか狭い部屋に住んでるんですけど、やっぱり背の高い家具を置いちゃうと圧迫感が強い。
でも背の低い家具は圧迫感を与えなくて、部屋に広く感じるということで、結構背を低めに家具が置いてあるんですけど、そこに合わせる定座の椅子が欲しいなと思って、今回ちょっと売れないというか、自分が欲しい椅子を作りました。
おだしょー なんか噂に聞くと、本当はもっと大きいのを想定してたけど、自分の部屋に入らないからちょっとコンパクトにしたっていうことをお聞きしましたけど。
大平 工房で、もっとアグラが描けるぐらい、幅700ぐらいのおやつを作って、工房で座ってアグラ描いて、よしこれで行こうと思って、いざ部屋に持って帰ったらバカでかく感じまして。
工房ってでかいから。
大平 そうなんですよ。工房で見るのとやっぱりお家で見るのと。
おだしょー 違いますよね。
で、一応今サラリーマンというかの携帯で働かれてて、今回は空き時間というか、
おだしょー 休日だったりとか。
休日返上で作ってもらったってことですかね。
大平 そうですね。
なんか網は自宅に持って帰ったみたいな。
大平 よなよな。
おだしょー よなよなね。
ちょっと今網の話があったので、リスナーさんから出展者の方に質問などお便りやりますかというのを投げかけたらですね、
伊藤美希さんの椅子に関してちょっと質問があるということでリスナーの方からお便りいただいたのでちょっと読み上げていきたいと思います。
第1回座っててん開催おめでとうございます。
大平 ありがとうございます。
作品の画像を見ての質問です。伊藤さんの網込みの作品ですが素材は何ですか。
また背もたれのところにとても不思議な模様が見えます。企業秘密でなければ方法の一端を教えてください。
前と後ろの紐の重なり位置が眺める角度によってずれて様々な模様に見えるということでしょうかという質問をいただきました。
ということでまずは素材何ですかっていうことでしたけど。
大平 素材はイグサのロープで背中の方が3ミリのイグサのロープで座が5ミリのロープになります。
伊藤 太さが違う。
大平 太さが違う。それでリスナーさんがおっしゃってる不思議な模様っていうのが背は8の字になるようにただ編んでるだけなんですけど
背もたれ上と下に2本材料があるんですけどその曲がる方向が違うんで角度で結構不思議な模様に
真ん中の重なりが不思議な模様に見えるのかなって想像したんですけど。
伊藤 そうですね。たぶん僕の写真の撮り方があんまり良くなかったんだと思いますけど
Rが背もたれの下側に背中の下に当たるところと上に当たるところでアーチが逆向きになってるんですよね。
たぶんそれの具合で斜めに見た時にすごい複雑な模様に見える角度があったりとか。
大平 そうですよね。通常たぶん2本同じ外側に張り出す形になるんですけど。
伊藤 そうですよね。普通はそうなんですよね。
大平 今回腰の方に当たる方は腰側に張り出してる。
伊藤 そうそう。それがすごい珍しい特徴的な椅子だなって一瞬でこれはどういうことだって見た時に思ったんですけど。
大平 でも座ってみると結構いいんですよね。
伊藤 そうなんですよ。僕もびっくりしたんですけど、これ背中すげー当たって痛いんじゃないかって最初思ったんですけど
座ってみると全然そんなことなくて、むしろ低い背中の位置ってあんまり当たらなくて余白になっちゃうスペースがあるのが一般的だと思うんですけど
それが張り出してることによっていい感じにむしろ支えてくれて結構フィット感がある。思ったよりフィット感のある椅子だなって感じましたね。
大平 そうなんですよ。座と背の太さを変えたのはやっぱり強度的な問題とかいろいろあったんですか。
大平 それもあります。やっぱり座がの方が3ミリのイグサノロープだとちょっと強度的に心配だったので5ミリを使ったんですけど、この背の編み方で5ミリだとラインがあんまり綺麗に見えなかったんで
で、背と座と全く編み方が違うんで太さが違ってもいいかなと思って3ミリと5ミリ2種類使ってみました。
おだしょー ちょっといろいろ試してみてこういう感じになったっていう感じですね。あとフレームも結構渋い色してるんですけど、これはどういった?
大平 これは奈良にまず柿渋を塗って3回ぐらい塗り重ねた後にアンモニア焙煎、気化したアンモニアを木に反応させて茶色い暗い色に変えてからオイルを塗って仕上げました。
おだしょー アンモニアは工房でやらせてもらった?
展示会の反応
大平 家です。
おだしょー 家の匂いが結構きつかったんじゃないですか。
大平 家自体は自分が我慢すればいいんですけど一番心配したのはアンモニア焙煎終わって換気扇を回した時にアパートの廊下に人がいた時に通報されるんじゃないかっていう不安はありました。
おだしょー そうですよね。なんか変なことやってるんじゃないかってことね。
おだしょー アンモニアすごい独特のツンとした刺激臭があるんですよね。
大平 それでここまで結構綺麗に染まるんですね。
おだしょー 染まりますね。焙煎の木化したものを反応させるんで液体を塗るより結構綺麗に染まるムラが出づらい染色方法なんじゃないかなって思います。
おだしょー こう塗装すると塗装したかなーっていう感じがするんですけどこれだとなんかもともと木の色こんな感じなのかなっていうイメージありますよね。
大平 分かります。そんな感じですね。
おだしょー あと磨いてるうちに結構磨きすぎちゃったと思って話してたんですけど結構スベスベですよね。
大平 すごいスベスベですよね。
大平 スベスベしすぎちゃったかなーってぐらい番手を上げちゃったんで。
おだしょー はいはい。どれくらい番手上げたんですか。
大平 600番まで磨きました。
おだしょー それをなんかやってるうちに。
大平 やりたくなってしまって。
おだしょー やりたくなっちゃって。
大平 400で磨いたから600で途切しようかなっていう。
おだしょー うーん。これ結構ギリギリまで製作されてた感じですか。
大平 そうですね。網は2日前ぐらいにほぼほぼ終わって、あと最終調整してっていうのは前日の夜までやってました。
おだしょー そうだったんですね。
大平 はい。
おだしょー じゃあ、搬入前日までちょっとチェックしてた感じですよね。
大平 あ、してましたね。してました。
おだしょー 今回3日間いてくださって、いろんなお客さんと話したと思うんですけども、なんか座ったお客さんから反応いただいたりとか。
大平 はい。いろんな意見いただいて、自分が想定してなかったんですけど、椅子の下に足を折り込んで座る座り方とか、
あと小さいお子さんが結構いらっしゃってくれてたんですけど、小さい子供もこの高さだとすごいスルッと座れてたりとか。
おだしょー あー、なるほど。
大平 あと、これ子供だと2人掛けになるんですよ。
おだしょー すごい。
大平 それがすごい可愛くて。
椅子の製作過程
おだしょー あれはなんかもう幸せな景色がね、ありましたね。なんか3人ぐらいギューギュー座ってるときもありましたけど。
大平 ありましたね。小口くんのお子さんが。
おだしょー そう、うちの子供もね。なんかなぜか全然知らない子の中に入れてもらって入ってましたけど。
大平 3人掛けはちょっときつそうでしたけど。
おだしょー でもそれぐらい結構ゆったりとして座れる椅子ってことですよね。
大平 そうですね。ゆったり座れるように作ってみました。
おだしょー なんかこれ、最初に見た時よりちょっと日焼けしてきたかな、イグサとかって思ったんですけど。
おだしょー あ、本当ですか。
大平 木部もちょっと色変わってきたかなと思ったんですけど、どう思いますかね。
おだしょー なんか結構落ち着いてきた感じ。最初イグサイグサイしてましたよね。
大平 そうですね。匂いもね、ちゃんと畳の香りというかしてましたけど。
おだしょー 結構ここ日当たり強いギャラリーなので、馴染んできたかなっていう感じするんですよね。
大平 そうかもしれないですね。
大平 畳だとあんまりこう日当てちゃうと色が変わっちゃうからってよく言うと思うんですけど、
この椅子はどっちかっていうとガンガン日を当てて、ガンガン色を変えていって楽しめればなと思って作りました。
今は綺麗な緑ですけど、明るくなった時の馴染み方も今後ちょっと楽しみだなと思って。
おだしょー 確かに。なんか完全自分デザインで製作までいったのって、その学校以来というか。
大平 学校以来。
おだしょー 以来で。
大平 学校で一脚私作ったんですけど、その時は本当のゼロから考えることができなくて、
実家にあるダイニングチェアをモデルに一脚作ったんで。
おだしょー そうだったんだ。
大平 そうなんですよ。ゼロからは今回が初めてだったんですけど、改めてもう椅子は本当に大変だなって。
もう3ヶ月間ずっとそれは思ってました。
おだしょー 3ヶ月かかったんですね。
いやー、でもこれはじゃあ持って帰って、みきさんのご自宅というか。
みき はい、自分で使って、ちょっと経年変化を自分で検証して、また世に出すことがあれば、
もうちょっとこう精査というか、ブラッシュアップして仕上げたいなと思ってます。
おだしょー そういうことですね。これ作って、他にもいろいろ作ってみたいなとかありました?
仲間との関わり
大平 今回、定座の椅子で、さっき立ち上がるために肘掛けをつけたって言ったんですけど、
肘掛けがあると、やっぱりこう、あぐらは特に大柄な人はこの椅子じゃ掛けないんですけど、
あぐらの定座椅子っていうのも、個人的にすごいあぐらで、あぐら掻いて座るのが好きで。
おだしょー うーん、たまにイメージ。あんまりイメージないですけどね。
大平 あ、ほんとですか。あの、ソファーの上でもあぐら掻いちゃうんですけど、
あぐらが掻ける椅子を今度は作ってみたいなと思いました。
おだしょー なるほど。結構噂によると死後的な仕事的な感じの。
大平 そうですね。いや、
おだしょー 全職の時から。
大平 全職、まあ全職。
おだしょー でも農林水産大臣賞か。
大平 あ、取りました。
おだしょー そうそうそう、すごいんですよ。
大平 あ、いや、すごいんです。
おだしょー すごいんですよ。そうそう。あの、後輩からもすごい慕われて。
大平 どっちかっていうと、でも木工はポンコツだったっていう。
なんでもできるんじゃないかと思って木工始めたはいいけど、木工はちょっとポンコツだったんで。
おだしょー じゃあ今日同期の方も結構いらっしゃってますけども、いろいろ各分野でポンコツじゃない方っていうか。
大平 いや、同期はもう素晴らしいですね。私はその中でポンコツだったっていうだけで。
おだしょー 同期結構揉まれるんですよね。いろいろとね。学生時代というか。
大平 ああ、同期はどっちかっていうと勇気づけ合うというか励まし合う同志です。厳しい仲間。
おだしょー 今回同期の皆様から三木様ファンクラブ一致したということで、木工山元さんがこれ入るにはどうしたらいい、ファンクラブ入るにはどうしたらいい。
大平 なんか入会金とかいるんですかね。
おだしょー ちょっとこちらで入会金扱って。
大平 そうですか。
おだしょー なんかすごくファン、それはもちろん家族もみうちんもですけど、なんかファンがすでに付いてるっていうのがすごくいいなと思って。やっぱりそれは人柄というか。
おだしょー あとなんかちょっと前も話しましたけど、すっごい売れっ子の作家さんのもとで働いてらっしゃるじゃないですか。その話もして、なんかやっぱ売れっ子作家さんのところに行くと売れっ子作家が生まれるのかなっていう話を。
大平 しましたね。
おだしょー 裏で僕ら二人してて。で、僕は花田さんのところでアルバイトしてて、売れっ子作家が生まれるんだなみたいな。
大平 ルートがあるのかなっていう。
おだしょー それはなんかこう、やっぱりあるんじゃないかっていう説をね、我々二人では考えてましたけど、だから売れっ子作家さんのところに行ってるだけあって、もうすでにファンは付いてると。
おだしょー そうなんですよ。で、今後とかなんか考えたりしてるんですか?まあちょっと言いづらい部分もあるかもしれないですけど。
大平 そうですね。もうあと1年は作家さんのもとで勉強したいなって思ってて、その先はちょっとこうもう少し自分で頑張りたいなという計画は立てておりますが、まだ何も起これない。
作家との学び
おだしょー なるほど。
大平 でもイステンがこれで終わったんで、ちょっとそっちの方も本格的に考えていこうかなと思ってます。
おだしょー そういうことですね。僕ちょっと個人的に聞きたいのが、なんか作家さんのほら結構売れっ子作家さんのところで働いてるじゃないですか。
どんなことが一番勉強になるのかなと思って。
大平 結構作家さんなんで、職人じゃなくて、こう素材を見て、じゃあこの素材を生かすためというか、その価値を上げるためには、じゃあどういう気取りをすればいいかとか、
自分の中でどういう形が綺麗なのかっていうのをちゃんと自分でもって、自分の形に仕上げていくっていうのを横で見てると、やっぱこうブレてないんで、
そういうところを自分の軸というか持つのが大事だなっていうのはすごい勉強になります。
おだしょー なるほど。そういうのあってそうですよね。
大平 うんうん、わかります。
おだしょー この作家さんの下で、すごいきっちりやる木工っていうのも木工ですけど、なんか素材を大事にとか、
大平 そうですね。
おだしょー 活かしながらっていうのがすごくあってそうな感じなんですけど。
大平 わかります。
おだしょー どんなですか。なんかもっと違うバージョンというか、手当て必須のものもこれからどんどんできていくのかなと思って見てるんですけど。
大平 そうですね。足りないところだらけなので今の段階だと。まずは基礎的な技術をもっと上げたいっていうのはありますけど、
でもいつか自分の中で消化したものを形にするっていうのはやってみたいなって思ってます。
おだしょー あーなるほど。あとなんか僕はちょっと一個気になったのが、なんかさっきの話も通じるんですけど、
なんかやっぱこの修行時代にどこで修行したかで、その人の今後の作風っていうのは結構形作られる。
いい意味でも悪い意味でも。なんかそれが逆にこう呪いのように。
もうなんか師匠のかなりもそれに近いようなものを作る方もいらっしゃいますけど、
今回伊藤さんは結構そのお師匠さんじゃないですけど、売れ子作家さんとは結構僕違うスタイルだなと思ったんですけど、その辺はどうなんでしょうか。
おだしょー そうですね。まあ良くも悪くも師匠がめちゃめちゃ忙しい時期だったんで、ほぼアドバイスはもらってないというかもらえず、
もう自分の中だけで完成した椅子なんでこの形になったってこともあるのと、
あともともと師匠がその椅子の作家ではないんで全くっていうのがあって、ちょっと毛色が変わったかもしれない。
どちらかというと師匠さんというかは割と彫刻的な感じですよね。アーティストに近いような感じ。
おだしょー 芸術家というか、木工家と彫刻家の間ぐらい。
そうですよね。なのでなんかもっとそういう感じのテイストも入ってるのかなと思いきや、意外と全然そうじゃなくて、なんかびっくりした。
おだしょー そう、僕も勝手になんかそっち方向かなと思って。
多分そういうのが好きで、きっとそこに弟子入りじゃないけどスタッフとして入ったんだろうし、
なんかやっぱそういうテイストは彼女の作品からも感じられるのかなと思ったんですけど、意外とそうじゃなかったのがすごい新鮮だったし、なんか面白いなと思ったすごく。
おだしょー この元同僚というか同期から見てどんな感じなんですか?
食品メーカー目線でってことですか?
おだしょー 増年たとるい目線で。何でしょう、木工やってない時からの付き合いか。
で、なぜかわからないけど、全然関係ないところからお互い木工に行くっていう道をたどって、10年前は多分勤めてらっしゃったんですよね。
なんかそこから見たらどうなのかなと思って気になって。
まあぶっちゃけ僕1年しか働いてないので何も言えないですけど、やっぱ違うなと思いました。
なんかでもなんて言葉にしたらいいんだろうな、なんか僕もそこをいまいちうまく言葉にできないですけど、すごい面白いエピソードがあって、
その食品メーカーに勤めてる時も改善提案っていうのがあるんですよ。会社っぽいでしょ?
おだしょー 会社っぽい。
改善提案っていうのがある。
おだしょー うちではない。
ないですね。花束広報ではない。
おだしょー ないですね。
ないんですよ。そういうのがあった時にDIYでテーブルとかを作ってたんですよ。
で、その時からするとやっぱり全然違うものとしては作品としてちゃんと出来上がってるし、
その修行時代すごいところで修行されて、今も木工作家さんのところで修行されて、すごいなと。
すごい体育会系なんですよ、彼女。
おだしょー 体育会系なんですね。あんまり現代ですけど。
すごい体育会系なんですよ。で、なんか体育会系っぽさと繊細な感じと、
伊東美紀の挑戦
伊藤美希さんらしいふんわりとした感じが、うまいことこういう感じになるんだっていうのが。
おだしょー 同居してる感じ。
そう、同居してる感じもちょっと感じる。なんとなく個人的には。
多分体育会系っぽい感じはここにいる人あんまり知らないと思うんですけど。
おだしょー なんか運動やられてたんです?
はい。中高は陸上部で、大学はラクロスをやってました。
おだしょー あー。で、体育会系の中で揉まれてというか。
揉まれてというか、そういうのが好きで。で、匠塾を選んだのも一番体育会系集がして、
自分に合うんじゃないかなと思って選んだっていうのもあって。
おだしょー やっぱその選択選択も、やっぱ筆伝で選んでいく感じになりますよね。
自分とちょっと難しい匂いを感じる。
なんか一回ミキが会社辞める前に僕のところに遊びに来たことがあったんですよ。
で、もっこやろうかなって思ってるみたいな話を聞いて、え、そうなの?って言って。
なんかじゃあどっか修行するの?とか言ったら匠塾行こうかなって思ってて。
匠塾行くの?と思って、僕びっくりしちゃって。
おだしょー その話ミキさんだったのかな。俺聞いた気がする。
本当ですか?
おだしょー なんか神口君が会社辞める窓口みたいになってた時期があって。相談窓口みたいな。
ドロップアウト担当だったんですけど。
辞めるんですけどどうですかね?みたいな。
おだしょー ドロップアウトの先輩として何かアドバイスありますか?みたいな。
聞かれることがたまにあったんですけど。そんな時もありましたね。
で、なんかほら、匠塾って会社辞めた後に雇用保険もらえないんですよ。
なんとか自分のお金でやりくりして2年間過ごさないといけないんですけど、
アゲ松技術専門校とか岐阜県の他の職業訓練校だったら雇用保険をもらえながら1年間とか2年間とか勉強できる。
だからそこがすごい大きなメリットなんですけど、そこの選択肢が最初に出てくるかと思いきや、
一言目に匠塾っていうのが出たんで、すごいなと思って、やっぱ大会系だなと思って。
それが衝撃でしたね。
制作活動の展望
そこでね、生まれたからこそこうやって、
募稿歴たぶん3年とかですよね。
で、お金もらい始めてからは1年目っておっしゃってましたけど。
ちょまど 1年目、もう少しで1年経ちます。
びっくりする。
びっくりですね。
そういえば今回、座ってに出ること自体はお師匠さんというか、勤務先に言ったりしたんですけど。
ちょまど こういう話があるんですけど、受けてもいいですかっていうのは相談させていただいて、
もう心よく土曜日じゃあ使いなよって。
本当にいい人で。
しかもリスナーさんらしいですよ。
この番組の。
そうです。
リスナーさんなんですか。
衝撃で。
衝撃。
やばいって急に心の汗をかき始めました。
その話を聞いた時、やばい大丈夫かなって思いますね。
で、師匠も乗り気なんでぜひゲストじゃないですけど。
行ってもいいんですかね。
乗り気でした。
本当ですか。
はい。
あの椅子というかオブジェの中に入って何か話聞かせてもらえるんですかね。
ちょうど今あのでかいオブジェ工房にあるので。
マジですか。
はい。
あの超大物有名人も中に入ったというあれですか。
そうですそうです。この間私あの中でおにぎり食べました。
いい環境で制作してますね。
すごい。
個人的には今後どういう制作活動なのか。どこに帰るというか。
どこの地でなんかそういう制作活動をやるのかなっていうのも色々気になりますけども。
あんまり聞きすぎちゃうとね。
そうですね。
いけないのでちょっと楽しみに。また色々ちょっと関わっていただいて。
ぜひ。
せっかくできた縁なので楽しくいきましょうという感じですけども。
今回はこれぐらいでというか。
そんなところで終わりにしたいと思います。では。
ゲストは糸三木さんということで。
三木 ありがとうございました。
三日間ありがとうございました。
三木 こちらこそ。
ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
22:25

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