1. シンの木工家ラジオ
  2. #106.5 【すわって展2025】十..
2025-02-03 37:44

#106.5 【すわって展2025】十三人の作り手による椅子展/岩本 知世/浜 克也/城取 秀文/

【すわって展2025】十三人の作り手による椅子展

〇2025年3月7(金)〜9(日)

〇SCALEWORKS GALLERY(長野県諏訪郡下諏訪町町屋敷2256-1)

#すわって2025

主催:すわって実行委員会 後援:エルシーブイ株式会社

協賛:株式会社六協、新興産業株式会社、山猫亭 | 協力:ORBITER DESIGN

問い合わせ先:suwatte.chair@gmail.com(事務局)

駐車場・入場無料

⚪︎すわってinstagramアカウント

https://www.instagram.com/suwatte_chair/


⚪︎出展者紹介⚪︎

・岩本 知世(いわもと ちよ) 屋号:結木(むすびぎ)

・浜 克也(はま かつなり)屋号:家具 杣添(かぐ そまぞえ)

https://www.instagram.com/h.somazoe/

・城取 秀文(しろとり ひでふみ)屋号:Chloros Furniture (クロロスファニチャー)

https://www.instagram.com/chloros_furniture/


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ぜひ、シンの木工家ラジオを応援していただけるとうれしいです。

こちらのURLからご支援を受け付けております。

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よろしくお願いいたします。

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【出演】

花太郎/SCALEWORKS (スケールワークス)  https://www.instagram.com/scaleworks_simosuwa/?hl=ja

こーぐち/PLYLIST (プライリスト) https://www.instagram.com/plylist.koguchi/?hl=ja


【木工ビギナー向けプレイリスト】https://open.spotify.com/playlist/2y8JMehYNAV8ykRFVWM6rC?si=078d970982464bd8

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00:00
みなさん、こんにちは。この番組は、シンの木工家になりたい、
克也の花太郎と、アルバイトのこーぐちがお送りする木工バラエティーです。
今回のエピソードでは、
【すわって展2025】十三人の作り手による椅子展の出展者紹介をさせていただきたいと思います。
出展者の皆さんの好望に、僕こーぐちが取材に伺いまして、
インスタグラムで発信するための動画と写真の撮影と、ポッドキャストの収録を行いました。
12月から毎週出展者に直接取材をさせていただいていて、
ようやく全ての取材と編集を終えることができました。
個人的には、なかなかいい動画や写真が撮れたんじゃないかと思っています。
展示会の運営側が、出展者の一人一人に取材に行って、
これだけ丁寧に紹介しているイベントっていうのは、なかなかないんじゃないかと思います。
僕個人の思いとしては、イベントに来れない方も、
座ってのSNSの発信やポッドキャストの配信を聞いて、
少しでもこのイベントを一緒に楽しんでもらえたらと思っています。
今回のエピソードでは、ポッドキャストの収録にご協力いただいた方の音源を3名、
それぞれ10分程度にまとめてお送りしたいと思います。
今回のエピソードで出展者の取材音源は全てとなります。
それではお聞きください。
お名前と野号を教えてください。
岩本千代です。野号が結び木です。
野号の由来を教えてください。
夫の名前に結ぶという漢字があって、そこから木を扱う仕事なので結び木です。
肩書きを教えてください。
結び木の従業員です。
木工を始めたきっかけを教えてください。
もともと設計の仕事をしていて、設計に疲れてしまって木に触りたくなったからです。
木工をやる前は何をしていましたか。
建築の設計です。
普段どんなものを作っていますか。
今は建具と小物、写真建てや家具を作っています。
木工作業中何を聞いていますか。
夫とやっているので、夫の選曲の曲や、個人的にはあずみさんの日曜天国を聴いています。
制作で一番大切にしていることは何ですか。
大切にしていることは常に丁寧にを心がけています。
今回展示する椅子はどんな椅子ですか。
お客様から学校の椅子のようなものを希望されているので、今風な感じで学校の椅子を作りたいと思います。
この先作ってみたいもの、やってみたいことはありますか。
今は建具はフラッシュを基本担当しているので、無垢の框戸などを今後やっていきたいなと思います。
木工の面白さって何ですか。
正解がないところと木の香りを楽しめるところです。
ありがとうございました。
ここからは僕と岩本さんの関係性をご紹介していきたいと思います。
僕と千代ちゃんの関係は、揚げ松技術専門校の同期であります。
03:05
一緒に出展する土屋さんとも同期で、旦那さんの岩本さんとも同期で、学校で出会ってご結婚されて、
今はご夫婦で建具屋さんと家具屋さんとやられているという感じですね。
ここからは僕の方で気になったことを聞いていきたいと思うんですけれども、
もともと建築の設計をやられていて、一回家具をやりたくて、揚げ松技術専門校に入ったじゃないですか。
その後、大工さんになられたじゃないですか。卒業後に。
そこのきっかけというか、心の中で変化があったのか、
一回すごい小さいものまで降りた後に、また大きい建物を作りたくなったのか、
その辺のきっかけみたいなのがあったら教えてください。
まず設計をやっていて、図面を描いているのが疲れてしまって、
実際、現場で絵を描いても実際建てるのは大工さんなので、
そこにその大工さんのすごさというかを感じていたので、
一度作る側に行きたいなと思って、
最初は揚げ松技術専門校に行く予定ではなくて、
一応大工見習いで職を探してたんですけど、
やっぱり未経験で何も道具も持ってない。
その時が26、7ぐらいだったので。
じゃあ、揚げ松技術専門校に入学するよりちょっと前ってことですね。
何年か前ってことですよね。数年前?
1年前。1年前で設計の仕事をちょっと一旦やめて、
その仕事を次やりたい仕事を見つける時に探してたんですけど、
なかなかやっぱり現実は厳しいというのがあったので、
まあちょっと弱気になったというか、
まあちょっとやっぱり現場仕事は難しいのかなと思って。
未経験だと。
未経験で、女性であるっていうのと年齢もあったので、
それでもやっぱり木を使った仕事をしたい。
木を加工したいっていうのがあったので、探してて、
でも住宅ももともと好きなので、
この生活に携わるもので木で何ができるかなって思った時に、
家具ならちょっとチャレンジしてみようかなっていうのがあって、
で、その時にアゲ松議船を見つけて、そこから入学した感じですね。
そういうことなんですね。
じゃあそこからやっぱりやりたかった大工の道に改めて入られてみて。
ですね。で、もともと議船で最後就職する時に、
06:06
どうしてもやっぱりずっとどこかに大工の仕事をちょっとやりたいっていうのが残ってたので、
ここで最後、一回チャレンジしてみようと思った時に、
ちょうど原村で大工見習いで、女性ももともといた会社っていうのがあったので、
そこに電話して、そこでもともと設計をしていたっていうのがあったので、
設計と大工見習いと両方でっていうことで雇っていただいて、
そこで約4年働いてました。
どうですか?実際に大工やられてみて。
すごく楽しかったです。
なんかやっぱり、描いてた側だったので、
あんまり収まりこうなるとか、正直そこまで考えきれてなかったところもあったし、
実際、人がどんどん組み上げていくっていうのは、すごくやっぱり中に入ってても圧巻でしたし、
ちょうど会社も手刻みの木造住宅を扱っていたので、
手刻みもさせてもらったりとか、現場も入らせてもらって、
設計もしながら現場でも作業させてもらったりとか、
すごくいろんなことを経験させてもらって楽しかったです。
そうだったんですね。実は岩本さんは大工もやったけど、
設計のときは一級建築士の資格も持っていらっしゃって、
僕の中ではスケール感が全然違うじゃないですか、作るものの。
そこで作るときの頭の使い方なのか、
イメージの仕方とかが全然違うんじゃないかなって想像してみたんですけど、そんなことはないですか?
そんなことはないと思います。
そこにこの違いを感じてやりづらいとか、考え方違うなっていうのはあまり感じてないですね。
そうなんですね。あとやっぱり気になるのが、
すごい大きい仕事からすごい小さな写真建てまで作られてみて、
自分的にはどれに面白さを一番感じるのかなっていうのも気になるんですけど、その辺はいかがですか?
面白さはそれぞれにあって、一番っていうのが自分の中では決められないですね。
どれもやっぱり細かい仕事はちゃんと細部まで見られるっていう緊張感もありつつ、
すごく極められるというか、っていうのも面白いですし、
大きいものは全部完成したときの達成感もありますね。
達成感っていうのは、個人でやったっていうよりかはチーム全体で頑張ってそのプロジェクトを達成させたっていう達成感ですか?
09:04
それもありますし、個人的にもこの部屋担当が来たとかっていうので、
全部自分で1から10まで仕上がったのを見ると達成感がありますね。
なるほど。ありがとうございます。
最後にその椅子について聞きたいんですけど、この座ってで展示される椅子まだ作られてはいないと思うんですけど、
さっきのお話だとオーダーがあってそれに向けて作られるっていうことですか?
そうですね。
そこに関しては今どの辺までできてるとかあるんですか?
大体のイメージまでです。まだ細部までは積めれてないです。
なるほど。すごく楽しみにしてます。
設計もやられて、大工の仕事もやられて、フォトフレームのちっちゃい仕事から建具まで、
全部やられた経験があるっていうのは類を見ないというか、キャリアとしてはめちゃくちゃ珍しいと個人的には思っていて、
やっぱりそういう人が作るものって見方だったりとか、視点がちょっと違うんじゃないかなという気が個人的にはしていて、
とてもめちゃくちゃ楽しみにしております。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい。じゃあ当日もまた公開収録でいろいろとできあがった椅子について伺いたいと思います。
はい。
じゃあ今日はありがとうございました。岩本千代さんでした。
はい。ありがとうございました。
ありがとうございました。
お名前と矢号を教えてください。
浜と言います。矢号は家具そま添えと言います。
矢号の由来を教えてください。
矢号の由来は、近くにそま添え川っていう川が流れてるんですけど、八ヶ岳から山の尾根の名前がそま添え尾根っていうのがあって、
そこから流れてる川だったりして、この地域でよく使われてる名前っていう感じなんですけど、
そま添えのそまっていうのが、岐辺に山って書いてて、山に入って仕事をする人、木こりとかそういう人のことをそまとかそま人って言ってたらしいんですけど、
それに添えっていう名前がとてもいいなと思って、地域の名前だしちょっと使わせてもらいたいなと思って、家具そま添えっていう名前でやっています。
型書きを教えてください。
型書きは家具屋と言っている時が多いです。
作業だけがメインじゃなくて、やっぱ考えるところというか、ちゃんとお客さんに欲しいものを作りたいっていうのもあるし、
あとは住居とか、やっぱりその家の中の暮らしの中の家具でありたいっていうのが大きくて、家具屋と言っていることが多いです。
ここを始めたきっかけは何ですか?
ここを始めたきっかけは結構曖昧なんですけど、なんとなくインテリアみたいなものに興味があって、
12:04
自分で自分の部屋のものを作ったり、DIY、ホームセンターとかでご飯とか買ってきてDIYして作った時の楽しさみたいなのがベースにあって、
インテリアショップとか見て、木の家具っていいなと思いながらいたけど、なかなか買えないから、じゃあ自分で作ろうかなみたいな、
なんかそんな緩い感じがきっかけかなと思います。
木工をやる前は何をされていましたか?
木工をやる前は東京で普通にサラリーマンみたいなことをしていました。
普段は何を作っていますか?
普段は個人のお客さんが多いかな、の家具ですね。テーブル椅子かなとか。
あとはたまに店舗の家具とかも作ります。
木工作業中何を聞かれていますか?
木工作業中はほとんどポッドキャストを聞いていますね。いろんなポッドキャスト。
芯の木工かラジオも常に聞いているし、あと古典ラジオとか。
あとはちょっとデザインの勉強とかもしたいなと思って、
プロダクトデザイナーの話しているポッドキャストとかも最近聞いたりしています。
制作で一番大切にしていることは何ですか?
一番大切にしていることは喜んでもらえることかな。
相手の人が長い年月かけて喜んでもらえるようなことを大切にしていると思います。
今回の展示する椅子はどんな椅子ですか?
今回の椅子は椅子とスツールの間ぐらいの、本当スツール寄りの椅子なんですけど、
ちょっとした背もたれみたいなのがついていて、そこは持ち手になっていたり、
でも意外と背中に当たってちょっと座り心地が良かったりというようなものなんですけど、
そんなものです。
この先作りたいもの、やってみたいことはありますか?
作りたいものはソファーとかは作りたかったり、あと家はそうだね、自分の家は作りたいね。
あとは、やってみたいことは売るのが苦手なので、
売るということに対して、もっと自分たちなりの良い解決策を見つけたいなと思います。
木工の面白さって何ですか?
木工の面白さは、木を使っているということを身近だし、
種類というかいろんな奥深いことがいっぱいあるから勉強のしがいもあるし、
だけど手に取ってみると簡単というか、削りやすかったりとか加工しやすかったりっていうのを使って、
生活の道具になれるというのが面白いなと思います。
15:02
ありがとうございます。
ここまでがそれぞれ皆さんに共通で聞いている質問で、
ここからは二人で対談というか形式でお話しさせていただければと思います。
最初に僕と濱さんの関係を説明させていただきますと、
僕がやっているシナモコカラジオのリスナーさんでいらっしゃいます。濱さん。
そのどえさん。
この座っての展示会をやりますという話をポッドキャストでしたところ、
その配信した日の多分午後ぐらいにメールが飛んできて、
一回も僕会ったことないんですけど、参加したいですっていうメールをいただきまして、
すごい熱量ある人がいたなと思って、
それでぜひよろしくお願いしますということで、今回ご出展いただくことになりました。
僕らってポッドキャストの配信しているものの、
イベントの企画とかはこれまで一回もやったことがないですし、
なんで今回座ってに出展したいと思われたのかっていうのは結構気になっていたんですけど、
まずはその前の段階の花太郎さんが高山一展をお二人で出展して、
いつの展示会に座ってもやってみないみたいな話をしてたのを聞いてて、
いつかやりたいねっていうトーンなのかなと思ったら、
もうすぐやるんだっていうことにまずちょっとびっくりして、
すごいな、この人たちのフットワークの軽さというかお二人の実行力みたいなのがすごいなと思って、
そこでまずすごいなと思ったのが一つというか始まりのきっかけで、
本当に企画会議のゼロ回目、一回目か一回目かを聞いたのが、
たぶん12時ぐらいに配信されるんですよね。
ちょうどお昼のタイミングで聞いてるうちに、
もうほぼ人数決まってるみたいな感じで、
早くやりたいって言わないとやばいと思って、
ついついメールを送ってしまったという。
普段ポッドキャストを聞いてて、
ちょっと二人と友達みたいな感じになってて、
気持ち的に友達とは言わないですけど、
全然初対面の意識がなかったので、
言いやすかったというか、
普通初めての人とかにメールを送るときって、
文章の内容とか言い方とか気にしちゃうんですけど、
あんまり気にせず、とりあえず僕もそこに参加したいんですっていうのを、
18:00
伝えてしまったという感じですかね。
僕らとしてはめちゃくちゃ嬉しかったんですよ。
まさかそんな人が現れるとは思っていなかったので。
よく言われるんですよ、ポッドキャスト配信してると、
イベントとかで出かけてたときに、リスナーさんと会うことがあって、
そのときにやっぱり大成はめちゃくちゃ前からの友達みたいな感覚。
初めて会うのにみたいな。そういうことをすごい言われて、
そこがポッドキャストの面白いところだなって感じてて、
配信しててよかったなってすごい思いました。
やっぱり申し込むというか、出たいですっていう気持ちがあっても、
ちょっとハードルがあると思うんですけど、他のイベントだと。
そこが全然そういう思いなく、気軽にポンと言ってもらえたっていうのは、
すごい嬉しいです。
ありがとうございます。全く実績がないにも関わらず、
出ていただいてありがとうございます。
僕がやっぱりハマさんの、今回取材をさせていただいて、
すごく来てよかったなって思ったのが、
やっぱりめちゃくちゃ木工家木工家っていうか、木工家らしいと言いますか、
僕がイメージしている木工家とはこういう感じだよねっていうのが、
すごいハマさんから感じられて、
一つはお家をセルフビルドされてる、工房の方もセルフビルドされてて、
なんかもう私生活と仕事がもう完全一体としている感じとか、
大型犬も飼ってるっていう。
言ってましたね。
この感じがめちゃくちゃ好きで、僕はそういう暮らしに憧れて、
木工の道を志したっていうのもありまして、
そういう人から今回この展示に出たいですって言ってもらえたのは、
僕としてはめちゃくちゃ嬉しいんですよね。
僕は憧れてこの道に入ったけど、僕は慣れないなって。
入ってから思って、道半ばで諦めたんですけど。
そこがめちゃくちゃありがたくて。
これから今住まわれてるのは実はショールームにするところの予定だったところを、
今ご自宅というか住まいに建ててて、
これからちゃんとお家の方を建てたいという思いで、
今基礎だけが隣のところにあってという状態ですごく素敵な環境で、
場所もめちゃくちゃ山の中ですけど、
すごい良いんですよね。
すごく自然が豊かといったらチープに聞こえてしまうかもしれないですけど、
周りは本当に森というか木しかないみたいな感じで、
そこで奥様とお二人で、
あとワンちゃん8匹と猫ちゃんが5匹でした。
これだよこれこれみたいな感じで思っていまして、
やっぱりそういう暮らしに、
濱さんも東京サラリーマンされてた時代とかに憧れて、
こういう道に入られたりとかしたんですか?
21:02
いや、あんまりイメージやりたいことはそれなりにはあるんですけど、
暮らし方も家も、家じゃない仕事も。
でもそんなに明確にイメージしてたというよりは、
気づいたらなってた。
ああ、そうなんですね。
一個一個の選択とか、特にデザイン的なことに関しては、
奥さんの選択が強いというか、メインなんですけど、
その目の前の一個一個選択してたら、
こうなっていたみたいな感じかな。
そうなんですね。
あれですよね、一応家具そま添えは、
旦那さんと奥さんの2人でそま添えっていうことなんですよね。
そうですね。
奥様が元々設計とかをされていて、
建築の方の設計でしたっけ?
で、旦那様が作る方をメインでやられている。
で、2人で家具そま添えということですよね。
いや素晴らしいなと思って。
そういうのに僕、めちゃくちゃ当ててたので。
だから、どの部分がいいと思ってもらえてるのかは、
実はあんまりよくわかってなくて、自分たちでも。
ただ、こうなんとなくやっていたらこうなったみたいな。
あ、そうだったんですね。
やっぱり家とか探したんですよ、普通に中古の家というか。
普通に探したりもされてたんですね。
そう、だけどあんまり良いとこないし。
で、いろいろ探しているうちに、結局ここの土地が奥さんの実家の持ち物なんだけど、
ここに建った方が早いんじゃないみたいな。
結局めちゃくちゃ時間かかったんだけど。
大変だったんですけど。
でも、中途半端なところに住むぐらいだったら、
ゼロからやっちゃおうかみたいな。
ああ、そういうことなんですね。
そう、そんな元気も前はあったしみたいな。
ここを建てようと思ってから、
現在ショールームと工房が出来上がるまでってどのくらい期間かかったんですか?
2年とか3年とかですか?もっとかかったんですか?
でも2年ぐらいかな。
2年ぐらい。
もうほとんどというか、ご自身でやられてるってことですね。
大工さんとかは頼んでないってことですね。
ただの斜面だったので、この山の。
じゃああれですか。
伐採から。
伐採から?
伐採して。
から自分たちでやられたんですか?
根っこ抜くのは業者。
ばっこは業者に頼んで。
整地も平らにするのはやってもらって、
基礎の穴を掘ってもらうまで。
基礎は自分たちで型作ってるんですか?
今のこっちの建物はピンコロって言ってる靴石。
もう900っていう靴石なんですけど。
すごいですね。
たぶん100キロぐらいある。
それを30個ぐらい埋めて。
24:00
穴掘るまではやってもらった?
穴掘るまでやってもらって。
1回穴に落としたらもうどうしようもない。
それでなんとかレベルを取って。
レベル取れるんですか?そんな重いの。
だからコンクリートの上に、
練ったコンクリートの上に乗っけるので、
ちょっとグリグリって下げることができる。
なるほど。
下がっちゃうと終わりっていう状態。
一番下に合わせていくみたいな感じなんですかね。
でも20ミリぐらいしか出れなかったんだよね。
奇跡的に。
そうなんですね。
たまたまだと思うんですけど。
すごいですね。
意外とできて。
っていう、なんの話?
わかんなくなっちゃった。
っていう感じで。
基礎ができてから、
つきざみも自分たちでやって、
仕事しながらやったのでやって、
胸揚げが1年後ぐらいかな。
すごいですね。
その間はどっかにお家を借りられてた?
そうですね。
奥田の実家の空いてる部屋に
泊まわしてもらって、
そこの車庫に工房というか、
作業場を作らせてもらって、
そこで仕事もしつつ、
刻みもしつつみたいな。
なかなかハードな日々ですよね。
当時は普通というか、
あんま比べるものもないので、
普通にやってたけど、
もうやりたくないなと言いますね。
今ちょうど偶然なんですけど、
今回座って出展してくださる方、
ちょうどたぶん3名、
家を建ててる、
現在進行形で家を建ててらっしゃる方がいて、
しかも全員がセルフビルドっていう。
これがまた面白いなと思って、
家作りの情報共有の場にもなったらいいなと、
個人的にはなんとなく思いますけど、
皆さん結構、
どこまでセルフビルドでやるのかとかが、
皆さん違うし、
お家に対するどこまでを求めるのかとか、
どこまでこだわるのかとかが結構、
こだわるポイントとかが結構違うような気もしてて、
なんか面白いんじゃないかなって。
そうですね。
もうちょっとがっつり話してみたいなとは思います。
あれかもしれないですね。
福神の木工科ラジオで、
セルフビルド会とかやったら面白いかもしれないですね。
そうですね。
たぶん結構いるんじゃないかと。
ありがとうございます。
じゃあ今日はこんなところで、
終わりにしたいと思います。
じゃあ座って当日もよろしくお願いいたします。
お願いします。
お名前と家号を教えてください。
白鳥秀文と言います。
家号はクロロスファニチャーと言います。
家号の由来を教えてください。
ギリシャ語で木々の緑を指す言葉で、
クロロスっていう言葉があって、
そのクロロスっていうのが、
うちのイメージに合ってるかなと思って、
27:00
それでクロロスファニチャーと名付けました。
肩書きを教えてください。
木製家具製造工です。
木工を始めたきっかけは何ですか。
大学を卒業して最初に入った会社で、
神戸の輸入家具店だったんですけど、
販売員として勤めたときに、
北欧の家具に魅了されたというか、
デザインの素晴らしさを知って、
自分でもこういった北欧家具のような
椅子とかを作ってみたいと思って、
それで家具の職人の道を志すようになりました。
木工をやる前は何をしていましたか。
家具店の販売員です。
いつも何を作っていらっしゃいますか。
主にダイニングセットだとか、
収納関係、キャビネット類と、
あとたまにキッチンなんかも作ります。
木工作業中何を聞いていますか。
主にFMラジオとか、
ポッドキャストとかが多いですね。
ポッドキャストはやっぱり
真の木工家ラジオは毎回聞いてます。
ありがとうございます。
製作で一番大切にしていることは何ですか。
いかにお客さんのイメージを形にするかというのに
一番集中して作っています。
それでその中で、
自分がちょっと表現したいデザインだとか、
機能的にもうちょっとこうしたらいいんじゃないかとか、
特に気を使う点では、
後々メンテナンスをしやすいような構造にして、
長く使ってもらえるように
ということを心がけています。
今回展示する椅子はどんな椅子ですか。
ハイバックのイージーチェアです。
この先作りたいもの、やってみたいことなどありますか。
一番は自分の子供や孫まで受け継いでもらえるような、
そういった最高な一脚ができれば
一番本望かなと思っています。
特に直近では、
こういうのを作りたいという希望はあまりないんですけど、
ただ突然中から作りたい要望が湧き上がってくることもあるので、
先々はちょっと分からないですけど、
その都度その都度作りたいって欲求が湧いた時のものを
作っていけたらなと思います。
木工の面白さって何ですか。
やっぱりものづくりの素材としては、
木っていうのは一番シンプルで、
加工もしやすい素材かなと思っています。
なおかつ大切に使えば、
何十年、下手すると100年以上も長持ちする素材であって、
そういうような素材で、
しかも作り手がイメージを形にしやすいっていう作りやすさのある素材が
木だと思っています。
そういう木に触れながらものを作れるっていうのは、
本当にやってて楽しいなと思います。
ありがとうございます。
最初にですね、僕の方から、
僕としろとりさんの関係をちょっと簡単にですけど、
30:00
ご説明させていただきたいと思います。
僕がアルバイトをしていた花太郎さんと、
たぶん元々はものすごく以前から、
花太郎さんがどうやら先ほどお話を伺った限り、
独立する前から実は面識があって、
花太郎さんが学生時代に一回ここを訪れてきてて、
求人ありませんかという話をどうやら聞きに来たという話を伺いました。
で、その後は花太郎さん独立して、
展示会、家具とかいろんなものを扱う展示会とかを開いた際に、
しろとりさんも一緒にご出展されたりとか。
で、今はここ2、3年はしろとりさんのお仕事を、
花太郎さんが結構ちょこちょこお手伝いをすることもあったりして、
そうですね。
僕も何回かしろとりさんの、花太郎さんのところで僕もバイトしてたので、
木取りとかを僕も何か手伝ったりとか何回かしたことを覚えております。
なので非常にお世話になっている方でございます。
そんな感じですね。
で、僕がちょっと気になったのは、
もともとしろとりさんのご両親が家具屋さんをされていたという話で、
でも実は販売をする方の家具屋さんだったと。
作る方ではなく。
で、そこからしろとりさんが学生時代を終えて、
家具を販売する会社に就職されたということで、
いずれはやはりしろとりさんは家具を自分は売るんだ、
家を継ぐんだみたいな気持ちで就職されたってことなんですか?
そうですね。
大学卒業した時も、僕は大阪の大学行ってたんですけど、
大阪の割とちょっと大きめな家具屋さんとか、
そういうところで最初就職先を探してて、
それで特に家を継ぐっていうのは漠然とは考えてはいたんですけど、
とりあえずは少し大きめの家具屋で営業を学んで、
で、先のことはちょっとおいおい考えようかなっていう感じだったんですけど、
それで最初に配属されたところが神戸にあった輸入家具を専門に扱うショップで、
そこでやっぱ当時からちょっと北欧ブームっていうのは少し波が来てたんですけど、
ウェグナーだとか望遠線とかの椅子を見てるうちに、
そのデザイン、この家具のデザインっていうのはそれまでにあんまり注目はしてなかったんですけど、
自分が実際その仕事で取り扱うようになったら、やっぱすごい洗練されてるなっていうのに気づいて、
これ将来的には自分でも作ってみたいなっていう欲求がだんだん高まってきて、
1年も経たないうちに辞めて職業訓練校に入りましたね。
そうだったんですね。
じゃあ結構販売員をされてた、営業活動されてた時期っていうのは意外と短いんですよね。
そう、1年間でしたね。
そうなんですね。で、その後に確か稲城線に行かれたんでしたね。
33:02
そう、稲城線で、大阪に居た時からいろんな木工やってる人に相談とかしてたんですけど、
大阪に当時、今でもやってるんですけど、トラックファニチャーあって、
はい、もう有名なところですね。
その代表のキセさんっていう人が、長野の松本義線を卒業してて、
そうだったんですね。
で、その人からも、長野が実家やったら実家に学校あるやんって。
そこ行ったらええやんっていう感じでも、勧められて。
で、調べたら、うちの近所の稲城線に木工科あるわって。
それで会社辞めて、義線に入りましたね。
そうだったんですね。
じゃあその義線卒業された後は、どこかで修行というか、そういうことされたんですか?
特に当時は全然どこも雇ってくれる会社もなかったのもあったんですけど、
ひだの家具メーカーとかもいろいろ、うちも家具屋やってるし、
問屋さんのつてとか聞いて、声かけしてみたんですけど、
どこも人を雇う余裕がなくて、
そうだったんですね。
だったらもう自分で始めちゃおうと。
で、自分の親がやってる店の倉庫とかを工房に徐々に改装していって、
機械も揃えながら、ちょっとずつスタートしていった感じですね。
そうなんですね。
今はお話をお伺いしたら、最初は個人事業主だったけど、
今はご両親がやられてる家具屋さんとも一緒というか、
一部門として家具製造部門を作って法人の状態であるという。
そうですね。法人名は株式会社南進家具センターっていうんですけど、
その中の家具製造部門としてクロロスファリンチャーっていうのが入ってるという感じですね。
そうなんですね。
今回出店する人で、たぶん法人の人は誰も足立さん以外にないんじゃないかと思うんですけど。
そうですね。でも最初のうち個人事業から始めた方が、
やっぱり経営としてもどうやって大きくしていくか。
そういうののノウハウは身につくんじゃないかなと思いますね。
そうなんですね。自力で自分で経理の部分と営業の部分と物を作るというところと。
たぶん最初から親の会社の法人に入って自分が給与をもらう形で始めてると、
たぶん経営に関するノウハウっていうのは身につくのが遅くなっちゃったんじゃないかなと思いますね。
最初からもううちの親も雇う余裕なかったから。
36:00
だからバイトでもしながら自分の家の店に曲がりする形で。
だから最初はやっぱり裸一貫で自営として始めた方が、
そこからいかに自分の給料というか取り分を弾き出すかっていうかね。
その材料、コストとの計算とか。そこまでじっくり考えてやるっていうのは、
やっぱ自営業で始めた経験は良かったと思いますけどね。
なるほど。わかりました。ありがとうございます。
そろそろいいお時間にやってきたので、個人的にはもうちょっと短いかなっていう感じはするんですけど、
この辺で終わらせていただきたいと思います。
しろとりさんあれでしたっけ?当日回帰中には来られないんでしたっけ?確か。
ちょっとそれも当日で言うとわかんないけど。
わかりました。
一回は顔出そうと思いますけど。
わかりました。ありがとうございます。
こんなところで終わりたいと思います。しろとりさんでした。ありがとうございました。
はい、ということでいかがだったでしょうか。
ぜひ出展者の皆さんがどんな椅子を作るのか楽しみにしていただければと思います。
座って展2025、13人の作り手による椅子展は、3月7日金曜日から9日日曜日午前10時から午後17時に開催されます。
最終日のみ16時に終了します。
場所は長野県諏訪郡下諏訪町にあるスケールワークスギャラリーになります。
こちらは花太郎さんの工房に併設されているギャラリーになります。
会場には駐車場もございます。
入場料、駐車料は無料です。
どなたでもお気軽にご来場いただけますと幸いです。
皆さんのご来場をお待ちしております。
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