いやーもうすごいね、胸がいっぱいになっちゃうエピソードなんですけども。
いや、わかるんですよ、僕。
花太郎さん、とってもよくわかりますよね、これは。
これは今ね、花太郎は木工屋さんの3代目なんですけど、おじいちゃんとお父さんも死んじゃっていて、いないんですよ。
で、多分違う世界線の花太郎がだと思うんですよ。
大学生だし。
まだ生きてるラインで。
まだ生きてるラインのね、そういうことですよね。
花太郎はもう20歳の時にお父さんも亡くなっちゃったので、できることはなかったんですけど。
で、これのメッセージを見て思い出したのが、高校の時に親父が病気になって仕事ができない期間があったんですよ。
あ、そうだったんですね。
で、工場に行くじゃないですか。で、ふと。工場、割と好きだったので。やっぱり加工してる場所とか好きだった。ストーブ炊きに行ったりしてたので。
あ、そうなんだ。
で、親父がいない、作業してない工場っていうのはね、すごい寂しいんですよ。
あー、そうなんですか。
なんかね、ちょっと悲しくなっちゃう感じ。
えー。
本来あるものがないみたいな。
あー。
トン、テン、カンって音がするものがすごい静かみたいな。だから多分その子の大学生の方も同じような気持ちなんじゃないかなと思いまして。
あー、なるほど。ちょっと時が止まったかのような感じが。
そうなんですよ。多分原風景っていうこともあると思うんですよね。で、コウクチ君、追加のメッセージいただいたんですよね。やり取りをして。
そうそう。
ここが大事なんですよね。
そう、ここが大事かなと思って。最初のお便りだけだと本当に何も答えられないという感じもしたので。
別にアドバイスのほどはできないですけど、何をやってるかで色々変わってくるという。
そうかなと思ったので、ちょっと聞いてみました。
なんで仕事が減ってきているのかっていうのと、木工界にも一口に、おかげ屋さん、木工屋さんといっても色んな仕事の取り方と色んなタイプがいるよっていうのを、まず大学生の方に分かっていただいた方がいいんじゃないかと思いまして。
なのでまずはですね、返答をする前に業界全体をちょっと説明した方がいいのかなっていう気がなんとなくしてまして。
ナレッジ。
ナレッジですね。これ分かんないけど。これナレッジなのかな。
分かんないですけど。
とりあえずですね、木工業界全体として仕事が減ってきている背景みたいなのはやっぱり昔に比べればあるわけですよね。
その辺をちょっと説明していった方がいいのかなと思いまして。
先生お願いします。
まずはですね、B2Bの仕事、企業向けの発注の仕事ですね。
これ大きくまとめられて、安くなる方向に全体としてはなってますね。
例えばですけど、昔でいうと商業施設とかお店の棚とか、重機って言われるやつですね。カーオンカーとかそういうのは地域の木工屋さんが一件一件こう受けていた。
例えば扉立て具屋さんにお願いしてた。
ただ今はそういうの全部まるっと引き受ける会社があるんですよね。
なのでそこがまるっと、例えばインテリア系の施工会社だったりとかまた建築会社、一括発注するんですよね。
そこで一括発注されたものがさらに細分化されて、下請け構造ですよね、いわゆる。
下へ下へと。
そう、下へ下へと。
で、その建築会社とかが立て具屋さんだったりとか家具屋さんだったりとかに仕事を分けて発注すると。
ということで、下請けの多重構造化によって価格がどんどん下がってるという、競争が激化してるというのが一個ありますね。
たぶんおじいちゃんとかがやられた時代に比べるとそういうことになってると思います。
なので、うちに直接来てたはずの仕事が途中で大きい会社に吸収されて仕事が回ってこなくなってるって可能性はありますよね。
作る人より管理する人の方が重宝されてるっていう時代の流れというかもありますね。
効率化とかスピード化とかコストを下げるとかっていう意味では、現場で物を作る人よりもそれをまとめてくれる人に一括でお金が流れていく。
お金の上流にいる人の方が重宝されやすいというか。
なので、そういうまとめられる人にお金が一括いくので、段々と値段の交渉がしづらくなっていくっていう。
上から取っていくので、みんな。
ですよね。っていうのがあります。
景気が良かった昔の時はそれでもものすごい量の仕事があったので、棚だけでスーパーが開店する。
棚だけで何百枚とかそういう数の仕事があったんですよ。
あったし、それで良かった。それで良かったんです。
エンドユーザーと関わらずに。
そうですね。
この仕事の取り方、B2Bの良いところは、割とエンドユーザーのことを気にせずに大きな仕事をガサッと取れていくところがちょっとメリットです。
最後は原料の高騰ですね。これはもう今一番言われてるやつですね。
もう直面してますね。
直面してますよね。原料が高くなっているので、我々の家具業界っていうのは特にそうだと思うんですけど、設計の後ろ側にあるじゃないですか。流れ的には。
なので例えばですけど、ここのお店を作りますってなった時に最初に決めていくのは壁どうしますか、外の壁どうしますか、中の壁どうしますか、床どうしますかって決めていった後に家具になってくるじゃないですか。流れ的には。
なので最初の方で予算っていうのはだんだん大きいところは取られていっちゃうんですよ。
そうなんです。基礎をないようにしたりとか屋根をないようにしたりすることはできるんですけど、家具を無きものにすることはできるんですよ。
それはできるんですよね。
後回しにされがち。
そうそう。基礎とか屋根がない建物っていうのは作れないので。
そうなんです。
コストを下げれるところって言ったら家具なんですよね。家具は既存のIKEAとかニトリとかすごい安いのがいっぱいあるので、なのでそういうので今は結構代替されてしまってるっていうのが現状としてあるんじゃないかと。
感じますね。
我々が作る家具屋って基本的にオーダーメイドで作っていくので結構高くなってしまうんですけど、しょうがないから今は予算がないからこれにしていずれお金が貯まってきたらまたお願いしようかみたいな話も聞いたりしますけど、それで結局また話が来るかっていうとそういうことはほぼないですね。
そうなんですよ。なんかイメージの中でちょこちょこコストカットしていけば予算って下がるんじゃないかなっていうイメージってあると思うんですけど、割とちょこちょこコストカットしていってもビビってあるものだったりして何かをごそっとなくさないと10万20万単位でコストカットできなくなっちゃうので、割合とそういうものが大切にしてくれるとこじゃないとコストカットの対象になりがちですね。
っていうのがあると思います。あとはですね、家具の業界っていうのは結構B2Bがほとんどで。
そうですね。かなりの部分をこっちが占めてる。
そうですよね。
意外と占めてる。
意外と。なので皆さんがもしかしたらイメージしているそのSNSの世界とかで見られるその作ってる人が直接売るっていうパターンはすごく割合としては少なくてほとんどが企業対企業でやられてるんですね。
このラジオで言えば僕はB2Bの構造側にいるし、こっちがB2Cの構造側にいるので。
でも僕も売上は今結局B2Bですね。ポッドキャストの編集は業務委託だから。
そういうことですね。だから目に見える部分と生活を支えている部分って言うとすごく語弊があるんですけども、主流というか主力になっている部分はもしかしたらエンドユーザーに売ってる方もB2Bの部分が大きいかもしれないっていう。
そういう可能性も全然ありますね。
ということで業界の背景を説明していきましたけど、ざっくりとまとめますと発注構造がおじいさんの代から変わってしまってる可能性が1個あると。
もう1個は作る人が価格競争の末端に回されてるという可能性がもう1個あると。
あと最後は原料の行動によって最後に予算を削られるジャンルに今も核がなってるっていうのと、
あとは現代だから安い既製品が多すぎるっていうのもありますね。
昔はなかったようなIKEAとかニトリのような安い家具は今はすごいいっぱいあるので。
ありますね。びっくりするよね。
なのでこういう背景があってなかなか仕事が減ってきてるんじゃないかと想像しています。
ここまでが大学生の質問者さんに伝えたい構造というか現状ですね。
SNSを発信するっていうのがよくあるパターン見るかなと。個人的にはね。
大学生やってましたとか、もしくはサラリーマンやった後に家業を継ぐために農家に戻ってきましたみたいなので、
SNS頑張って盛り上げて、家業を盛り上げたいと思いますみたいな。そういうアカウント結構いっぱいあると思います。実際。
そういうのもやり方としてありなのかなとは思うんですが、正直僕は一回それをやる前にお父さんとおじいさんと話をしっかりした方がいいんじゃないかなと思います。
っていうのは意外とお父さんおじいさんも、ほらお便りくれたのは大学生じゃないですか。ってなると割と年配だと思うんですよ。
昔は結構バリバリできる体力があったと思うんですけど、今は結構体力も落ちてきて、昔やってたほど仕事がこなせない可能性もあるじゃないですか。
だから昔みたいにすごい仕事がいっぱい来ても逆に困るパターンも現実的にはあるんじゃないかなっていう気がしてます。
あとは、いっぱい仕事を取ってきても結局価格競争に飲み込まれて価格に見合う仕事があんまり来なかった場合は、結構それはそれできついかなっていう気もしてます。
例えば、SNSで発信してエンドユーザーのお客さんからいっぱい注文が来るようにはなるかもしれないんですけど、その仕事ってこれまでやってた仕事と比べて利益率的にどうなのかなっていうところ。
エンドユーザーのお客さんと直接仕事をすると単純に単価は安くなりますよね、普通に。
なので、そのやりとりとかSNSに投稿してめちゃめちゃコメントとか仮にすごく人気なアカウントになった場合とかは、それはそれで結構精神的にすり減る部分もあったりとかして、考えようによってはどうなんだろうっていうところもあります。
あとはお父さんとおじいさんをある種の芸人的な感じでキャラクター化しちゃって顔を出して発信することに関してどうなんだっていう意見も来たりすることもあると思うんですよね。
なのでその辺も踏まえて一回本当にこれから仕事を増やしたいのかどうかっていうことも含めて一回話をするのもいいのかなって思ったり。
そうですね。なかなか年を取ってからある年齢になってから今までやってきたことをガラッと変えるっていうのって。
結構ハードル高いですよね。
昔よりはしんどくなるんですよね。昔というのは自分が若い時からすれば作ってる方としたらハードルが高くなってきちゃったりするので。
もし仕事につなげるとしたらおじいちゃんお父さんがやってたことをそんなに変えずにただ仕事の振り先としては企業ではなく個人ユーザーとかエンドユーザーに振りつつ
ただよく見せるように相談者さんがちゃんとデザインなりSNS発信なりで変えていかなきゃいけないっていうのが結構相談者さん一人がやってやれないことはないけどしんどいという感じですね。
ただおじいちゃんお父さんもまだまだやれるけど仕事がないちょっと寂しいという状況であればもう仕事場に来なくなっちゃってるという話でこういうの作ってみたらっていうと多分反発を食らうんですよ。
そうかもですね。
そういうのやってみたらいいらしいよっていうのだと反発を食らうかもしれないのでちょっとこういうものが欲しいんだけど作れるっていう。
作れるみたいなそういうニュアンスというかなんかめんどくさくてすいませんね相談者さんの作る方ってちょっとめんどくさいですよ。
そうなんですよね。
めんどくさい性格というか作れるかと言われれば作れると言いたいし。
そうですね。
作れないわけじゃないんだけどっていう。
そうそうそう。いいよって言われてもちょっとなんかいいのは分かってても手が出せないっていう時もあるので。
そうですね。多分それはあれですね。一般の人からしたら多分その設計の部分とデザインの部分と実際に手を動かして作る部分が今は分業化されてるっていうのが分かんないからだと思います。
そうかなり分業化されてるんですよ。
だからこういうの作れるって投げるのはその今言った3つのこと全部まるっと一人の人にお願いしていることなのでおじいさんとお父さんもしかしたら作るだけを担当している方かもしれないからすごく作れるは作れるけどそのデザインの部分と設計の部分は普段はやらない仕事だからめんどくさいなって感じる可能性がすごくあるっていうことですね。
そうなると相談者さんがイメージなり図面なりを書いてお父さんおじいちゃんに渡すっていう感じになる。
作るだけを担当するっていうとなんだかちょっとっていう感じだと思うんですけどそれでいい時代もあるし別に今でもそれでいいんですよ。
作るだけを担当するってことはそれだけ作るものに集中できてより大きい仕事をできるっていうことですのでただエンドユーザーさんというか製品に仕上げるまでにはデザインとか設計とかっていう部分も関わってきちゃうので。
そうですね。
ちょっとなんかすっごいごちゃごちゃ言っちゃいましたけどつかまったかな。
結局我々もはぎれいい回答ができなくて難しいですよね。
その状況によっても違っちゃったりとかおじいちゃんお父さんの性格によってもちょっと違っちゃったりとか。
いやマジそうなんですよね。
すごく一番パワーがいるけど一番ストレートな回答は大学を卒業した後に木工関係のところに相談者が行くって言ってもあるんですけど。
ありますね。
でもそれに関しては相談者さんの人生がかかってるので。
多分そういうのじゃないんですよね。
そうそう。
のでまた今回言ってみたことを何か実践とか技巧に移したとしたら続報が欲しいです。
そうですね。
今一個なんかふと思い出したのは中川雅七商店知ってます?
中川雅七商店の今の代表をやられてる方は確か全然違うところでサラリーマン時代を過ごして修行とかされてそれからその経営のことを学んで戻られて家業を継がれて
それからすごくビジネスを大きくしたっていう話だったと思うのでそういうやり方もありですよね。
違うアプローチでビジネス的な感覚を磨いて家業にそれを持ち込んで家業を大きくするっていうのもやり方としては全然あると思います。
そうなんですよ。職人さんが社長業をやっている場合が多いんですけど職人さんは経営を別に勉強した僕もそうだし小口君もそうですけど勉強したわけじゃないんだけど流れ上社長業というか
そうですよね。
いろんなことをやらなきゃいけないのでやっているっていう。
だから作る方とか仕事を取る以外でもそのビジネスとして考えるとサポートできる部分って結構いろんな方向でできると思います。
例えばですけどグラフィックデザインとかサポートするっていうのもできるしあとは税務の部分とか会計の部分とかでサポートするっていうのもできると思いますしいろいろ手はあるような気がしますね。
そうなんです。お金の心配がなくなれば打てる手っていうのもあるし見せ方一つで変わるっていうこともこの時代すごくあるので。
ありますよね。
だから一番お父さんたちが不慣れで多分大学生の質問者さんが慣れてるところで言えばSNSとか写真撮ったりとかそういうことは多分自然にやってると思うのでそういう部分が近いのかなと思うんですけどちょっと。
もうちょっと視野を広くいろいろ考えてみるのも選択肢としてはありなんじゃないかなと思ったりしました。
でも何かはやってほしいですね。
続報が聞きたいですね。
もうちょっと勝手なあれで申し訳ないですけど何かやって続報が欲しいかなっていう感じがありますのでぜひお待ちしております。
お待ちしております。
じゃあ次行きたいと思います。
次はですねクリ太郎さんからいただいたお便りです。ありがとうございます。
ありがとうございます。
これ実は座ってての時にいただいたお便りでちょっとですねテーマが重かったので誰に振るかを迷い振れなかったので今回ここで改めて2人で回答したいと思います。
振れなかったというのはその出展者さんの公開収録の時にこの質問を交えてっていうのをやろうかと思ったけど。
やろうかと思ったけどちょっとテーマが重かったので誰にも触れなかった。
これはね確かに確かに。
ざっくり言うとですねテーマはですね1台ずつ作るか在庫を持つか価格と納期のジレンマの話ですね。
では行きたいと思います。
第1回座ってての開催おめでとうございます。
ありがとうございます。
椅子は木工家具を志す人にとって憧れる方が多いと思います。
私も椅子を作っていますが注文数をこなすのみで在庫はほぼなくサンプルのみです。
注文数が1台で在庫がない場合1年以上の納期がかかるとお答えしています。
結果お待ちいただけるのは限られてしまいます。
効率で考えるとある程度の数を作れば1台単価は下がるので他のお客様から同じデザインの注文が入るのを待つのが最善なのですが、
価格を待ちいただくのも心苦しいので作ることはあります。
1台と複数台製作の単価も違うので価格設定も迷うところです。
皆さんはその辺のやりくりどうされていますか?
これは非常に身に覚えのあるお便りですね。
せっかくお便りいただいたんですけど先に答えるとしたら僕も悩んでいるので正確というかバシッとの答えは出せないということになっちゃいますね。
そうですよね。これみんな悩んでると思いますよ。木工家の方は。
在庫を持つ場合のメリット・デメリットとか受注生産のメリット・デメリットとかから話していこうかと思います。
我々の回答に行く前にね。
まず在庫。在庫を持つメリット。
これは展示とか販売がすぐできるので売れるチャンスが広がる。
例えばですけどクラフトフェアとかに持ってくこともできたりとか急にちょっとどこどこで〇〇さん展示しませんかっていうお誘いがあった時に手元に椅子があればいいですよじゃあこれ持ってきますよみたいなことができると。
広くいろんな人に認知してもらえるきっかけにもなりやすい。
あとは写真とか動画も撮れるので。
好きなタイミングでね。
好きなタイミングで。だから素材、反則の素材も作りやすいし。
ただこれはデメリットもすごくあってそれはですねデッドストックになってしまう可能性ですよね。
一番はこれですね。
不良在庫というかずっと売れなくてずっと手元に残っててだからそれが売れないからキャッシュフロー的な問題が発生すると。
あとはですねこれも大きいと思うんですけど置き場所困る問題。
在庫いっぱいどんどん増えていくとどんどん倉庫というか。
圧迫してくるんですよ。
圧迫してくるんですよね。
制作スペースを。
制作スペースとかねどんどん圧迫していくと。
でもう売れない期間が続くといやこれいつまでこうなってるんだろうみたいなこうメンタル的なプレッシャーもねややきますよね。
いやーもうこれきついっすね。
あと途中でいい構造なりいいやり方を思いついちゃった時に作っちゃったやつあるんだよなーっていう時もあります。
わかりますわかります。
新しいのがねいいのができちゃうと古いやつもう出せないじゃんっていうね。
別に出したらいいんですよ。
出したらいいんだけどこっちの気持ちがそうなっちゃう時もありますね。
画家さんの話とかでよく聞くのが画家を辞める一番のきっかけが部屋が自分が描いた絵で埋まってもう作ることができなくなったから画家を辞めるって人が結構多いらしいですよ。
そんな人いるの?
話によると結構そういう人多いらしいですよ。
そうなんだ。
自分の作品でも埋もれてしまって溺れて死ぬみたいな。
なんかプレッシャーみたいになっちゃうのかなやっぱ。
そうなんじゃないですか。
あと単純にもうその制作できるスペースがなくなってくるんですよ。
作品が増えすぎちゃって。
だから物理的な側面と精神的な側面で追い詰められちゃう。
多分そうなんだと思います。
いやもうめちゃめちゃわかりますね。
あとは今欲しいって人には答えられないですよね。
明日欲しいとか。
今持って帰りたいとかねそういう人には対応できないと。
あと単発だとどうしても効率が悪いですね受注生産だと。
もうなんか時間と手間がかかる割に利益率は低くなりやすい気がします。
そうなんだよねこれ似た仕事が明日2件入るかもしれないですけど
1年後かもしれないというちょっと読めない部分がありますね。
ということで今メリットデメリット整理しましたけども
花太郎さん的にはどう思いますか。
今の花太郎さんのスタンスとしては在庫は持たない主義ですよね。
僕は持たない主義って言うんですよ。
持たない主義って言うんですけど
キッチンを在庫持ってやる家具屋さんっていないと思うんですよ。
だからデカい家具になればなるほど受注生産しかできなくなると。
逆いうとフォトフレームとかカッティングプレートとかは確実に単発生産じゃなくて
量産した方がいいもの。
その椅子っていうのが微妙なラインなんですよね。
お客さんによっては座面の高さこうして欲しいとか
肘掛けの高さとか背もたれの高さこうして欲しいとか
結構口を出しやすいというか
なんか結構こだわる人も多いから
その辺を変えて欲しいお客さんは結構多いんだと思いますよ。
皆さんっていうのは木工家の皆さんじゃなくて
世間の皆様が思ってる10倍くらいはめんどくさい。
椅子はね。実は椅子はめちゃくちゃめんどくさいんですよね。
作る家具の中では。
ということが下準備というか
ここまでが前情報。
前情報で皆さんに分かって欲しいこと。
欲しいところですね。
木工家のジレンマ。
ジレンマね。でも椅子が作りたいんですよね。
一番花型っぽい家具だから。
いやもう花型なんですよ。確実に。
だから椅子作れる人。
あ、みんな作れるんです多分。
みんなに椅子は作れるんですよ。
椅子は作れる。技術はあるんですけど
でも椅子をなりわいというか
ラインナップに入れて、あえて入れてない人もいるし
そこをメインとして入れてる人もいるぐらい
ちょっと人によっては意見が分かれるところだとは思うんですけども
どうしたらいいんですか?
いやーこれは難しいですよね。
なんか僕がこれはありなんじゃないって思ってるのは
ハイブリッド戦略で。
ハイブリッド。
そうそうそう。
コウグチ君が好きなハイブリッド。
受注のところと在庫を持つのと分けるっていうスタイル。
自分の中のこいつがベストだって思う椅子は量産で作っておいて
量産って言ってもあれですよ。そんな何百とかじゃないですけど。
それは自分の中でブラシアップなり
制作方法なりがある程度固まってきたものってことですかね。
足の長さとか座面の高さとかもあんまりいじらない
でも決めてあるやつはもうスタンダードラインみたいな感じで決めて
グランドメニューですね。
そうグランドメニューですね。
に到達したやつは。
そうそうそう。
それは受注とかももう決め打ちでこれみたいな感じで決めて
ウォルナットならチェリー3種類ですみたいな。
3種類も多いけどねって僕思っちゃう。
3種類多いんだよね。
そうそう。
そうすると3種類在庫持たなきゃいけない。
だから僕は1種類でもいいんじゃないって思ったりしますが
それ以外は樹脂をこれで作るとか
もしくは座面を変えるとか
背もたれこうしてほしいとか
そういうのは受注にするみたいな。
在庫を持ちつつカスタムしたほしい場合は受注にしますみたいな。
お客さんもカスタムのものを明日欲しいとは言わないよね。
そうそう。じゃないかと思って。
受注する場合は1年のうちで何月と何月みたいな感じで決めておく。
ボンクレみたいな。
そうすると受注も取りやすいんじゃないかなと思った。
いつに作るので注文受け付けますみたいな。
いつにお届けですみたいなのがあらかじめスケジュールもできるので
そうした方がお客さんもそこに向けて注文くれるんじゃないかなと思った。
お客さんにも選択肢を与えるという方はすごい上から見せるんですけど
多くは定番になっています。
でもそれ以外の受注は特注生産になりますよ。
カスタムはもう全て特注生産になりますとかっていう
選択肢がいくつかお客さんにも提示できるという感じですかね。
じゃないかな。これが一応こっち都合にもなりすぎなくて
でもお客さんには一応こっちの都合も伝えつつ
お客さんの要望も汲み取ったうまい感じでできるんじゃないかなと思っておりますけども
どうですか。納得感は出やすいんじゃないかなと思ってお客さんにとって。
そうだね。
1年待つとかじゃないから。
なんか全てにおいて1年待つじゃなくて
じゃあ多くだったら在庫あるんだ。
とりあえず多く2客だけ注文して
なんか違うやつは1年待とうとかっていうやり方もできるし
そうですね。
ただ本当はっていう言い方はあれなんですけど
単発生産でも利益の上がる価格設定にできれば
できればね。
一番いいんですけど
そうすると1客なんか15万とか20万とか
平気で全然いけますよね。
そうそう。で、凝った椅子だったりすると
その価格でも量産でやらないとちょっとダメな場合とかがあるので
ありますよね。
ちょっと難しいですね。
これは永遠のテーマじゃないですか。我々は。
だから広口的ハイブリッド戦略もできますよという。
僕がこれ思いついたわけじゃなくて
そういうふうにやってる人がいるから
そういう方法もあるんじゃないかという紹介ですね。
確かにその何月のみ受付っていうのは時々見かけたりしますね。
そうですよね。
でなんか多分そういうふうにやった方が
多分価格の納得感もあるんじゃないかなと思ってお客さんにとっては
値段が上がっちゃう分はしょうがないよねみたいな感じで。
開いたら作ろうとかって思ってると
なかなか開かなかったりとか
量産で椅子作るってなれば
その1週間2週間とかまとまって後期取れなきゃダメだけど
1日2日は開くけどそこまではちょっと開かなかったりとかっていうのもちょっとじれますよね。
だからなんかあらかじめもうスケジュールを自分で
抑えてしまうっていうのは結構ありなんじゃないか。
ながらでこう来た仕事を順番で受けていくと
気づいたら椅子作ってる時間なくて1年経っちゃうとか
普通にあるじゃないですか。
ありますね。
そういう意味でもなんかありなんじゃないかなと個人的には。
いや暇な時作ってよって言われるんですけど
そういう仕事ってなんか大体1年以上待たせてませんか。
お金はないけど暇ではないっていう。
ですよね。いやマジそうなんですよね。
なかなかそのジレンマというか。
僕そういういつでもいいよって受けちゃった仕事
大体1年以上待たせてますね。
僕はこの間慌てなくていいよの仕事を3年ぶりに押されました。
マジそうなっちゃうんですよね。
だから待たせてるっていうストレスも自分の中で
ちょっと抱えてなきゃいけないじゃないですか。
だから一番は決まってれば在庫持てるのが一番
在庫持つ場合は限定する
売れ筋なりグランドメインで限定していくっていう感じですかね。
ですかね。
何かを絞らないとちょっときつい部分がありますね。
ですよね。
そうだから僕もう一定物の仕事はもう受けるのやめようと思って
もう申し訳なさすぎるので。
なんかそのタスクというかトゥードゥリストとかでさ
1年以上そのままになってるやつって
ちょっと本当に気になっちゃうよね。
いやなんかもうあれ逆に気にならなくなりません途中から。
もうあるけど目にはなんかもう脳には何も
風景みたいな。
風景みたいになっちゃってません。
なんかもう僕完全にそれなんですけど。
それわかります。
僕あれですよもう1年以上何も変化がないタスク50個ぐらい
多分今ありますよ。
いやすごいね。
すごいね。
いやだからちょっとクリ太郎さんに
そういうパッとした答えは出せないんですけど
出せないですね。
何かをこう絞ってやってみるっていうのはどうかっていう
どうかということでしょうか。
すごいですね。
なんか怪盗ランモンみたいなその答えを出せなくてごめんなさい
って感じですけど。
これ逆にでもリスナーさんからいい解決策を教えてほしいですね。
僕らも。
そうですね。
うちはこうやってますと。
だからその中でクリ太郎さんに合うもの。
結構ほらクリ太郎さんの仕事のスタイルとか
そうですよね。
持ってる機械とかで色々ね。
変わりそうですよね。
そう変わってくると思うので何かこうリスナーさんでこういうやり方。
こうやってたけど今こうやってますみたいなやり方をもらえると。
そうですね。
僕らも知りたい。
知りたい本当に知りたいです。
知りたいですね。
お願いします。
お願いします。
じゃあここでとりあえず今日のお便り終了したいと思いますけども
もう40分経ってます。
すごいですね。
じゃあここからはですね。
お知らせとなります。
私たち6月8日日曜日にですね。
なんともっこかびーくん名古屋で公開収録をします。
イエーイ。
イエーイ。
これはですね。
だいぶなんて言うんですかね。
匂わせ投稿じゃないですか。
匂わせ発信をしたじゃないですか。
そうそう。
冬のどこかで。
別に伝えたかったけど伝えられなかっただけであって
すごい焦らそうとしたわけじゃないんでごめんなさい。
でももっこかびーくん名古屋のお知らせが冬のどこかであったと思うんですけど
あれですね。
僕ら2人がですね。
6月8日日曜日。
時間はですね。
1時から2時、13時から14時の間で
名古屋市の電気文化会館の5階の東西ギャラリーというところで
公開収録をします。
でですね。
我々2人は一応前日の7日土曜日からですね。
市内にいてその会場。
もっこかびーくん名古屋の会場を見て回ろうかなと思っております。
もう宿泊場所も予約しました。
予約してね。
どんな雰囲気なのかとか誰がどんな展示してるのかみたいな話を
当日しようかななんて思っております。
僕ねこれ行ったことないので。
そうそう2人とも行ったことないんで。
楽しみ。
楽しみですよね。
だってすごいたくさんもっこかがいるわけでしょ。
レジェンダルもっこかたちがいっぱいいるはずなので。
僕調べたらですね。もっこかびーくん名古屋って2008年からやってるんですって。
だから多分今年17回目とかになるんじゃないですかきっと。
すごい回数重ねてますね。
すごいですよね。めちゃくちゃ歴史あるイベントで。
多分もっこかが自分たちで企画してやってるイベントとしては多分最大級で一番長いんじゃないですか。
いやーすごいこの規模でこの年数できるっていうのは。