1. シンの木工家ラジオ
  2. #113 【すわって展2025公開収..
2025-03-15 24:47

#113 【すわって展2025公開収録】土屋 伸顕さん (garage419)

:::::::::::::::::: 今週の内容 ::::::::::::::::::

木工マニア度 ★★★☆☆

ゲスト:土屋 伸顕 (つちや のぶあき)
屋号:garage419 (ガレージ419) @garageworkshop419

制作拠点:長野県木曽郡上松町

"主に長野県木曽地域で伐採された木材を使い器を制作をしています。
特殊伐採という、重機の進入できない場所から切り出される木材を、山から人力で運び出してくるところから制作が始まります。
伐採されたのち、乾燥する前に器型に加工し、乾燥させ仕上げるという工程で制作。
乾燥の際に自然に生まれる歪みや割れ、穴なども繕い、デザインとして生かしています。

昔の工人が臼やこね鉢など日常で使う道具をを作る際は、柔らかく加工しやすい未乾燥の木材を加工していました。時間とともに乾燥し変形しますが、それらを修理しながら代々使い込まれたものあります。
そういった古い民具に残された刃物のあと、修理を繰り返して生まれる表情など人の手によって大切に使い継がれたものが持つ独特の雰囲気に敬意をはらい、手触りや感触の残る仕上げを施しているのが特徴です。"

プロフィール
1989年 広島県生まれ
2012年 尾道大学芸術文化学部美術学科デザインコース卒
2012年 古道具店に勤務
2014年 建築事務所に勤務
2019年 上松技術専門校卒 家具製作を学ぶ
2019年 東京都の家具工房に勤務
2022年 木曽郡上松町にてgarage419を開業 木工旋盤などを使用して生活の道具を製作

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曲名 『Antique』
曲名 『Bridge』
曲名 『Mellow』
曲名 『Mud』
曲名 『On-The-Way』
作曲 RYU ITO  https://ryu110.com/

サマリー

ポッドキャスト#113では、土屋信明さんがゲストとして参加し、独自の椅子制作に関する詳しいプロセスやインスピレーションについて語っています。特に、使用しているホウノキやバターミルクペイントなどの材料と、手間をかけた制作過程が印象的です。土屋伸顕さんは、地元の木材を使った家具制作や将来的なアイデアについても話しています。また、さまざまな木の特性や魅力、イベントでの活動についても触れています。土屋伸顕さんは、チェーンソーの種類や使い方について詳しく説明し、彼の制作における技術や道具の重要性についても述べています。

番組のスタートとゲスト紹介
皆さん、こんにちは。シンの木工家ラジオ始まりました。
この番組は、シンの木工家になりたい格闘家の花太郎とアルバイトのこーぐちくんがお送りする木工バラエティです。こんにちは。
こんにちは。
本日は、すわっての会場からお送りしております。
ゲスト出展者の第1回、ゲスト会と言いますかね。
そうですね。だいぶ時間を失いましたね。
おかげさまで。
めちゃくちゃ盛況だったんですよね。午前中、すげえ人来ましたよね。
すごい人来ました。
で、全然収録するタイミングがなくて、人がギチギチすぎて。
今、やっと1時過ぎたぐらいですけど、人が落ち着いてきて、我々のお腹も空いてきて。
じゃあ、そろそろ収録しようかということで。
1回目のゲストは、土屋信明さん。
ガレージ419の土屋信明さんをゲストにお招きして、作っていただいた椅子についてあれやこれやお伺いしたいなと思っております。
思っております。
よろしくお願いします。
土屋さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
椅子の特徴と制作プロセス
この椅子、気になりまくったんですよ、僕。
大丈夫ですか?
大丈夫ですか?
これ、裏話して、早速裏話していいですか?
はい、どうぞ。
土屋さん作っていただいたツール、めちゃくちゃインパクトがすごいじゃないですか。
で、この回帰始まる前に、土屋さんからLINEが来て、神戸さん、これ大丈夫ですかってLINEが来て、
なんと奥様の方から、これ大丈夫かってチェックが入ってました。
これ、1回神戸さんにチェックした方がいいんじゃないっていうのがあって、大丈夫ですかっていうLINEが来て。
確認させていただきました。
いや、むしろこれ、こういうのが欲しかったんです、僕って。
むしろ全然アリです。ありがとうございますっていうふうに話したんですけども、
そのくらいの、今回の会で一番インパクトあるツールなんじゃないかって個人的には思ってます。
会場の一番前というか、入り口側に置かせていただいて、結構サイズはちっちゃいんですけど、インパクトありありというか、
言葉で伝えるなら、丸太を深く切って、そこに模様が入っている。
たぶんチェーンソーで切れ目を入れてるんですかね。
直線的な彫り模様も入ってて、白い色がついてて、チェーンソーの後にあって、
全体的にはちょっと黒と白のスルトンみたいな感じで。
これ、そもそも材料は何なんですか?
これ、ホウノキですね。
ホウノキ?ホウノキってこんな黒いんですか?
これ、鉄焙煎って言って、鉄分で黒く染めております。
そうなんだ。なんか結構オールナットとか地形の黒さ的な。
確かに。渋さがすごいありますよね。
ちょっと柿渋なんかも使ってるんですけど。
ちなみにすいません。ちょっと話は飛んじゃうかもしれない。
白色は何で色付けられたんですか?
これね、バターミルクペイントって言って。
えー、そうなんですね。なんすかバターミルクペイントって。
昔からあるらしいんですけど、乳成分から作る昔のペンキを再現したものらしい。
普通に売ってるんですけど。
カゼイン系の?
カゼインでできてますね。カゼインに顔料が入ったものの最近版というか。
へー。そうなんですね。
カゼインってなんすか?
カゼイン。
乳成分に含まれてる成分ですね。
牛乳とかに入ってる。
種成分として。
やってたのを現代版で出してるのを使ってみたという。
土屋さんは、お近くにある材料というか、近隣にある木とかそういうのを使われて製作してるってちょっと浮かばったんですけども。
そうですね。
これも近くの山とかのところから採れたんですか?
これは先輩に分けてもらったんですけど、地元で採れた方の木ですね。
その方が切ったというか伐採したものを置いてたのをいただいて。
いただいて。
しばらく置いてたんですけど、それを今回使って製作しました。
これは11月頃に育てのお話で、たぶん神口くんから誘いがあったと思うんですけども、こんな感じがいいなっていう、こういう頭に固まり始めたのはいつなんですか?
これは年を上げてからじゃないですか。
たぶんそれまで結構悩まれてたんじゃないですか。
いわゆる4つの足がある椅子を作るべきか、ホゾとかをちゃんと作って作るべきか、土屋さんの器のスタイルの延長線でこういうツールを出すのか。
まさにまさに。
それ悩んだ結果、皆さん絶対に椅子を並べたらスタンダードな形のものが多くなるから、1人ぐらい変わったものがあってもいいんじゃないかというので、
仕方言うと普段作ってる器に寄せて作っております。
じゃあ他の出展者との被りがないようにっていう感じで。
たぶん被らないだろう。
いやこれは絶対被らないです。
すごい。
作りましたね。
個人的にめちゃめちゃ心配だったのは、結構寒い会場なので朝からストーブガンガン焚いて、土屋さんのがパキパキ割れるんじゃないかっていう。
最悪、3日後に真っ二つになってるんじゃないかっていう想像までしました。
これは乾燥かかってるんですか。
これ実質伐採してから、たぶん5年は外に置いてるんで、結構乾いてるんじゃないかな。
一応心配だったんで、ストーブで蒸し上げてるんですよ。
ストーブで蒸し上げてる。
なんかオリジナルジンカンみたいな。
どういうことですか、ストーブで蒸し上げるっていうのは。
薪ストーブの上に大きいたらいとかを置いて、水を入れてこれを乗せて、もう一個蓋をして、しばらく蒸気を温めて。
じゃあ本当にジンカンの状態を。
ジンカンの状態を。
ぐらいの、よりもたぶん厚いぐらい。
厚いぐらい。
コントロールもできないんで、それで少し動かないというか、これ以上いかないかどうかを確認もしつつ。
あそこまでやっていただいたんですね。
だからだ、すごい。
これなんか刃物跡は結構横にも縦にも入ってるじゃないですか。
これはトリマーとかそういったものですか。
これは全部もう丸太からチェーンソーで切ったときのチェーンソーの跡を残しております。
横の細い線だけは彫刻刀で彫り出します。
結構手間かかってますね。
意外と見た目よりも時間がかかっております。
これはめちゃくちゃ大変そうですね。
インスピレーションの源
だってもうどのくらいの線があるんだろうって数えるだけで、絶対100以上あるだろうなって感じがしてますね。
100はないのかな。
でもほら、1、2、3、4、5、6、7、8ってあるから、8面あるから100箇所以上あるんじゃないかなと思ってます。
14段なんでそれくらいですね。
すごい。
すごい。
これのインスピレーションというか、元はどういうところが着想やってるんですか。
それ気になりましたね。
これ全く違うものなんですけど、言っていいのかな。
言っていい。
古代中国のこういうのではないんですけど、壺があるんです。
壺。
壺なんですけど。
はい。
翡翠とかでできてる。
はい。
それすごいかっこいいなと思って。
イメージはそういう感じなんですけど、木で作ろうということで。
普段はそういう風に、そういうのがお好きだったりとかするんですか。
好きですね。
好きです。
古道具がお好きで、奥様は古道具屋さんやられてるんですよ。
で、土屋さんもそこで建築部門みたいなので働いてて。
ですよね。
違う。
ちょっと違うんですけど。
すいません。
でもやっぱりそういう古いものとか好きなんで、ついこう見ちゃうじゃないですか。
そういうのを取り入れつつ作った感じですね。
ちなみに、今回座って出てみて気になるやつとかありますか。
気になるの。皆さん気になるんですが。
みんな笑ってる。
これやべえやつだなみたいな。
なんかすごく言いづらいですけど。
そうですよね。
僕今すごく気になっているのがその排出ツールが。
あ、瀬戸さんの。
これ多分作るのすげえ大変だろうなと思って。
ですよね。
これは本当にそう思いますね。
多分作ったことがある人だったら、いろいろ細かいところこれ大変だろうなと思っちゃいましたね。
ですよね。
搬入日に一番初めに多分搬入してくださった瀬戸さんが全く同じ話題になりましたね。
全く同じ話題。
これまたじゃあ瀬戸さんゲスト会の時に、明日ですけど、その時にまた詳しく聞こうかなと思いますけど。
それでいろんな搬入日に椅子が来る中で宅配便で土屋さんのほうが届いてますよね。
宅配便で入るサイズっていうのがまた素晴らしいですね。
素晴らしいですね。
開けて、僕もちょこっと奥さんの許可の段階での画像を見てたので。
完成して、白く塗ってない、黒くも塗ってない状態でしたね。
そうですね。
開封させていただいて、もう来たって感じでしたよね。
なんか数段上来たと思って、あの時の写真より数段上の来たと思ってめちゃくちゃテンション上がってましたね。
で、なんかポンと置いてちょっと順番考えてる時に、土屋さんのみんなのがちょっと映えるように、いろんな場所を考えながら話していただいて。
ありがとうございます。
なんか今日僕の知り合いで親子連れ来たんですけども、ちっちゃい1歳半の子供さんが真っ先にこれに投票したと。
えー。
座って言ってました。
でもなんかこれが一番本能をくすぐる何かがある気がする。
本能をくすぐる椅子ですね。
嬉しいですね。
なんていうんですか、プリミティブさもなんかやっぱある。
プリミティブな。
プリミティブな感じもあるけど、やっぱりこのディテールというか、触ってると分かるんですけど、めちゃめちゃピカピカですごい磨き上げてるじゃないですか。
で、掘ったところとかもちゃんと面も取ってやるし、ただチェーンソーでビャービャービャーってやっただけじゃなくて、ちゃんと細かいところがすごく手をかけてるなっていう。
で、すごいワックスとかも多分かけてピカピカに磨き上げてるなっていうのが、なんかやっぱ土屋さんらしさ、なんかその荒々しさだけじゃなくて、土屋さんらしさがそこにめちゃくちゃすごい出てるなと思って。
個人的には、わ、このスツルめっちゃかっこいいな、すげーなって思いましたね。
そう、手間結構かかってるんですよね。本当に見た目のインパクトと同じぐらい手間がかかってるなっていう感じで。
これ最後に染める、鉄売線というか染めるんですか。
何回か途中で挟みましたね。
家具制作のアイデア
あ、挟んで。
挟まなくなっちゃうとこあるんで。
なんかこういう色の木かなって思ったんですけど、最初。何回か。
人材っぽいみたい。
さっき言われましたね。っぽいですよね。
確かに人材ですね。これ売るんです。
一応お値段つけさせてもらってますけど、初めて作ったので、あれなんですけど。
でもこれまた作ってって言われてもなかなか作るの、同じものは作れないですね。
そうですね。その時々にはなると思うんですよ。もしご希望があれば非常に嬉しいですね。
でも似たようなテイストのものは作れるということですね。
作れるということですね。
神口くんが取材に行ってくれたときに、ゆくゆくやわというか、将来的に大きなものも作っていきたいななんていう話もされてたじゃないですか。
ということはこの椅子に合うテーブルとか、そういったものもゆくゆくできてきたりするんですか。
機械があれば。
機械っていうのは大きな機械ってことですか。
そっちじゃなくてチャンスのほう。
チャンスのほうですね。
マシーンのほうじゃなくて。
マシーンはあるんですよ。
マシーンもあればあるに越したことはない。
機械っていうのはこれ椅子が欲しくて、椅子買ったお客さんがテーブルも作って欲しいって言えば、それに合わせて作ったりするって感じですか。
もしそういうご依頼があれば作らせていただきますね。
なんかこれから大きな家具とかを作っていきたいっていうことですけども、スタンスとしては近くにあるそういう木材とか、いろいろ使いながらそういうものを作っていきたいって感じなんですか。
できればやっぱりそういうもののほうがいいんじゃないかな。どこで取れたとかわかる、そういうものが使えると非常にいいんですね。
たくさんは使わなくてもよくなるので、1本2本のうちで自分が使う分だけ使うっていう感じで、流通に乗らなくてもいい感じだったら使えると思うんで。
そういう感じでいいものが手に入れば使わせていただきたいなと思いますね。
なんか僕も近くにある材料とかいろいろ使っていきたいなと思ってるんですけども、逆にどうなっていくとそういったものがより身近になっていくというか、材料として僕らが買いやすいというか、ものになっていくんですかね。
どうなんですかね。
伐採はしていただいてます。危ないのでプロにしていただいて、それを分けてもらうという感じなんですけど。
木の種類と特性
なかなか種類もいっぱいあるし、大きさもいろいろなんで、定型のものをたくさん同じものを作るっていうのは向いてないと思うんですよ。
なんで一つ一つ違ったものとかそれに合わせて利用できるというか、使用していけるように人間側が考えるというか。
人間側がこっちが合わせていく。
何にしようかなっていうのを考えて、形にもできればいうことないかなと思うんですけど。なかなか難しいですよね。
なかなか難しいですね、それが。やっぱり決まったもので大量にいただいたりした方が大量生産とかには向くけど。
もちろんやっぱり仕事はしやすいはずですよね。
ちょっと不定型のものだったり、取ってきたものは大きさもまちまちだったり、こっちが合わせて形を変えていくというか。
それに逆に釈放を得たりとかもしていくってことですかね。材料からインスピレーションをもらったりとか。
それは大いにやっぱりあるんですね。
周りの山でどんな木が採れたりするんですか。
今は旋盤で器を作ってるんですけど、旋盤で加工するっていうので、あんまり柔らかい木は僕使えないんですけど、
メインは山桜とかあとは欅とか栗の木とか、割と昔から使われてるものが多くて、
昔から使われるのにやっぱりいい点というか使いやすいというメリットもあったりして割れにくいとか。
そういうのでなるべく良さそうなものが出てきたときには分けていただいて使っております。
お好きな木とかあったりするんですか。
好きな木ですか。
好きな木。ちょっと難しい。これもまた難しい質問だと思うんですけど。
難しいですね。
制作上使いやすい木もあれば、表情として自分が好きな木とかっていう言い方も多分あると思うんですけど。
最近使ってる中でお気に入りなのは山桜ですね。
山桜。
種類が何種類かあるんですけど。
あれ何なんですか。僕もちょっと分からないですけど、色味が違いますよね。
全然樹皮が違いますね。
樹皮が違うんだ。
樹皮が違うんで、種類がそもそも違う木みたいですね。
株に近いやつとか、株っぽいというか。
株っぽいのはあったでしょ。
株っぽいのは。
赤の中にちょっと白が混じってるようなやつと、赤と緑が混じってるようなやつと。
そうですね。
緑混じってるのありますね。
緑はどっちにも出るかもしれないですね。
緑どっちにでも出る。
全然材料の硬さが違うので、株っぽいのともう一つの種類。
やっぱり立木というか、木の皮付いた状態で見ないと分かんないよね。
多分切っただけだと分かりにくいかもしれないですね。
甘い匂いがするのはどっちなんですか。
それもどっちもあると思う。
そうなんですね。じゃあ分かんないな。
刺身になった状態でしか見たことないので。
そうですね。これは泳いでる状態を見ないといけないってことですね。
そうですよね。泳いでる状態を見るといろいろ樹皮も全然違うし。
もう種類違うなっていうのが丸太の段階で分かる。
そうなんですね。
どっちも使いやすいんですけど、結構模様が変わってくるので切ってみるのが楽しみになる。
切ってみるの丸太でもらって製剤するみたいな感じですか。
もう丸太というか玉切りなんで、それを割ってみるといろんな模様が出てきたりするので、桜は結構楽しいですね。
よくプロになると断面見ただけでその中がちょっと分かるみたいなのあるじゃないですか。
セリの市場とか。
マグロの尾っぽを見ると。
あれみたいな感じですよね。
あれちょっと分かったりするんですか。
そこまでは分かんないですけど、小口が見えてればだいたいでも分かるっちゃ分かる。
誰が見ても分かる模様が出てれば分かる感じですね。
そうなんですね。そこでこんなちょっと欲しいなとかっていう感じで拾っていったりするわけですか。
そこが一番楽しいんじゃないですかね。
使い方を考えながら割る。マグロで言うと多分下ろすみたいな。
なるほどなるほど。木がちょっと生きるようにっていうことですかね。
いいところがいいと使いたいところに出るようにやっぱり使い方は変えてるんで。
なんかこれから使ってみたい木とかそういうのもあったりするんですか。
もう結構地元の財は一通り加工し終わったって感じですか。
いやいや全然多分結構いいお話ばっかりいただいてるんで、そのメジャーな木ばっかりをいただいてるんで。
なんか使ったことないものが出てきたらちょっと使ってみたいなと思いますね。
珍牧みたいな。名牧というよりは珍牧みたいな。
なるほど。
去年は果樹園さんからいただいて果樹園の木とかも使ってみたんですけど。
どうでした。
面白いですね。枝打ちをしてるのでたくさんすごい節があるんですけど。
そうですよね。
桜んぼは桜の木だけど、プラム。
プラムはいはい。
ああいうなんかスモモみたいな木とかいただいて面白かったです。
神口君もリンゴの木もらってましたよね。
リンゴもらって。やっぱりすごい枝打ちしまくってるから中がもう宇宙みたいな。
すごいマガマガしい。
なんかこの間家で加工してたんですけど神口君が。
多分四角く切ってるはずなんですけど、なんかねじれて乾燥してて。
すごいですよね。ヘの字に曲がってるみたいな感じで。
ボンド多分塗りたくってるはずなんですけど。
ものすごい曲がりまくって暴れまくって。
リンゴはなんか暴れたり壊れが入りやすいらしくて。
ブドマリで言うとめちゃくちゃ悪い。製造業でいうとブドマリで言うとめちゃくちゃ悪いんだけどめちゃくちゃ面白い表情が出るっていう。
イベントでの活動
でもあの古城がとても甘いいい匂いになってました。
リンゴねすごい甘いですよね。もうめちゃくちゃフレッシュな。
バラかなんですけどやっぱ桜とかとは全然違う。
あ、果物って感じの。
そう。だからなんか僕もあんまり毛嫌いできずにいろんな木を使っていきたいなとは。
綺麗な木は綺麗じゃないですか。
綺麗ですね。
もうどこを取っても綺麗じゃないですか。
でもなんかちょっと癖があったりとか平ただったりなんかもうそれを限界まで削いでいったり割れとったりしてなんかそれを剥いでこっちが苦心するとなんかそれでちょっといい雰囲気になったりとかするじゃないですか。
ちょうどこの間ありましたもんね。
そうそうそうそう。
なんか県産材の小ならなのかならなのかみたいなやつでちょっと板を剥いだんですけどなんかこれはこれでなんかいい木だけ使うよりちょっと雰囲気あるかなって感じでやってましたけど。
そうやってなんか地元の木を買えたらなとかって。
人間がね頑張らないといけないですよね。
そうこっちが頑張らないとなかなか。
使えない。
そうですね使えないですね。
これであと二日いてくださるんでしょうか。
すいませんあげまつぎせんの技能祭っていうのがあってそこにちょっとスタッフで呼ばれているので。
土屋さんお箸削りの担当でしてお箸削り体験をですねあげまつぎせん無料でやってるんですよ。
それのスタッフとして手取り足取り土屋さんが教えていただいてますね。
普段そういったワークショップ的なものもやったりするんですかイベント。
これは毎年学校でやっているやつなので。
学校でやってるところにスタッフが。
講師で。
そうそうそう講師で働いててだから義仙の人として土屋の部屋として行くわけじゃなくて義仙の講師として行くみたいな感じですね。
で手取り足取り教えてくださるという。
そういうことです。
で義先生もいます。義先生もいろいろ教えてくれますけどその中で土屋さんもいてやってくれと。
すごいんです技能祭びっくりしたんですけど一日で一日とか半日か半日で300人以上来るらしい。
知ってました?
知らなかった。
そんなにすごいイベントだと思わなくて。
そんなにすごいイベントと被っちゃったんですよね今回。
チェーンソーの使い方
そうそう。座って負けられねえなって。てか座って下手したら負けるなって思いましたけど。
負けるかもしれない。
負けるなと思って。半日の動員数でいったら絶対負けるなと思って。
すごいすごかったんだってちょっとね思いましたね。
なんかあのこそっとほら技能祭に来てくれたお客さんにちょっと座って回るようなって言って誘導かけてもらえれば。
そうですね。
もちろんもちろん。
すいません。
もうそのつもりで。
ありがとうございます。
いかしていただきます。
ありがとうございます。なんか僕とこうやって話すのが初めてぐらいだったので。
そうですよね。
たぶん旋盤をちょこっと手に入れたときにちょこちょこっとだけ話しただったので。
学校でね座編み講習会のときね。
僕思ってたのはあのこぐちくんが動画を作成してくれてあったじゃないですか。
アディール動画ね。
アディール動画。で雪の中でチェーンソーにオイル入れてピーンって回しててこれめちゃめちゃかっこいいなと思って。
あの日は奇跡的にもうなんか動画を撮影してくれと言わんばかりの天候でしたね。
チェーンソーやってる土屋さんはしんどかったと思いますけどめちゃくちゃ寒かったし。
まあでも常に降ってるじゃないですか降り始めたらちょうどいいときでしたね。
ちょうどいいときでしたね。
でなんかそのとき僕知らなかったんですけどチェーンソーにもいろいろ種類あるんですねあれ。
えどういうことですか。
チェーンソーにもいろんなメーカーあるじゃないですか。
でなんかその彫刻向きのチェーンソーとかなんかこういろんな向きなんかやっぱチェーンソーにもいろいろな用途があるらしくて。
土屋さんはあのチェーンソーマンあるのわかります?
チェーンソーマン。
チェーンソーマンのあれのモチーフになったチェーンソー持ってたんですよ。
えあれ何のメーカーがモチーフになってたんですか?メーカーじゃなくて。
メーカーっていうか世代じゃないですか。
その昔のちょっと形違ったんですよね。
ほー。
うん。
ブレードがね真ん中から出てる。
ちょっと古いタイプなんですよ。
あ寄ってるんじゃなくて。
じゃなくて。
そうそうそう。
大体左右にこう本体がついてるみたいな。
本体左で左からブレードが出てる。
それが真ん中寄りに出てるっていう古いタイプの。
えー。
たぶんあれですよねトップハンドルとかいろいろあるんですよね持ち手の形とか。
そうですよね。
で何種類か使い分けてるとかってことですか?
そうですね何台かやっぱり縦引きと横引きは絶対使うんでもう分けてそれは分けてそれプラス細かいことするような。
あーあれやっぱり分けるんですか縦引きって。
厳密には分けなくてもいいと思うんですけど。
刃の種類が違ったり。
制作における道具の重要性
刃の研ぎ方が違う。
刃の研ぎ方が違う。
角度が違う。
へー。
でわざわざ姿勢のやつ同じ角度でやってるやつを刃の角度ちょっと変えたりして研ぐってことですか?
そうですね研ぐときにちょっとずつ変えていって縦引きを作る。
まあ縦引きをもう売ってるんですけど。
へー。
まあ毎回チェーンは変えるの面倒なので本体ごと用意する。
すごい。
僕も今1台持ってるんですけど僕は研ぐときに補助輪ついたみたいなやつで研いでるんですよ。
うんうん。
ガイドがついてるやつ。
ガイドついてるやつ。
あれは基本的には横引きをするための角度にしてるんですか?
横がメインだと思います。縦の方が珍しいというか特殊用途になるんじゃないですか。
製材するときぐらいしか使わないですね縦引きする。
ちなみにどう角度変えていくんですか?
縦引きになると刃の角度が上から見たときに平行に近くなる。
え?
角度を浅くしていくってことですか?
あ、そうそうそう。
へー。
だいたい30度で飛ぶじゃないですか。
あ、そうです。それがもっとこう。
あ、そうなんだ。
長方形に近くなってくる。
へー。
あ、今お客さんの中でもうなずいてる人いますけど。
わかります。
わかりました。
あ、ございます。
へーすごい。
モサがいました。
いましたね。
そうですね。本職の方でしたね。
本職の方でした。そっかそっか。ここはちょっとあれするんですね。
ちょっと変えるとやっぱ切りやすくはなる。
へー。
なので一応普段よく使うのでそれだけは何本か用意して使ってますね。
いやーちょっと僕も時々縦を巨大な木を真で真っ直ぐにしたりするので。
あ、僕がやってもらいましたねこの間ね。
ちょっと参考に角度は変えられないようにちょっと気にしながら。
今日はなんかためになる話。
ためになりましたね。
誰がついてこれたのかわからないです。
あ、でもみんな結構うなずいてたからね。
この周りにはほぼ同業者しかいないですね。
そうですね。
一般の人がどれだけついてこれたかわかんないですけど、
でもなんかこれが真の向こう側ラジオっていいんじゃないでしょうか。
じゃあこんなところで。
こんなところで。
土屋さんありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
24:47

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