ロスフラワーの現状
皆さん、おはようございます。こんにちは。花農家&花屋ラジオ、シミズノブユキのここにいます。
普段は花農家と花屋をやりながら、新しいお花の取り組みを行っているマルチフローリスト、シミズノブユキが、花業界について明るく、楽しく、時には鋭く語っていく番組となっております。
はい、そういうわけでしてね。今日のテーマですけども、超簡潔に話させていただきますが、
花農家はそれほどロスフラワーに困っていない、ということをテーマに話していきたいと思いますので、
まあ、ほんまかいなということかもしれませんけど、まあまあ、僕の感覚ですね。
言うほど困っていない、ロスフラワーについて困っていることはほとんどないかなというのは思っておりますので、よろしくお願いします。
はい、そういうわけでしてね。ロスフラワーと言われるものの定義がね、要は捨てられるお花、要はなくそうみたいな感じなんですけども、捨てられるお花というのは山ほどあると思うんですけどね。
こと、花農家にとって生まれるロスフラワーというのは、まず考えられるのは失敗した時ですよね。
栽培に失敗した時とか、そういうことかな、栽培失敗した時ですね。
まあ、これって例えばですけど、虫が大量発生している、消費にならなかったとか、暑すぎてできなかったとか。
そもそもロスフラワーと言っている時点で、できなかったらもうロスフラワーにすらならないんでね。
これね、虫も病害虫もそうなんですけど、要は花びらを食べられることによって形が悪いので出荷できないという話なんです。
これもロスフラワーというかもう生産の問題なんで、若干ちょっとロスフラワーと話が変わってくるかな。
そこってもう技術の問題なんで、技術ある人は失敗なんかしないので、何年も培ってきている技術があるので。
だからその出来不出来っていうのはあると思うんですよ。
例えばと言われる特急率が悪いとかっていうのは多少なるともあるんですけど、でも1級2級が多いだけであって、一番上のクラスが少なくなっているだけであって、
次のランク特急1級2級という段階があったときに、1級2級に関しては特急が1級2級に回っているだけなので、これに関してはちょっとロスフラワーという捉え方ではないのかなという感じがします。
要は出荷もできずに捨てられる花のことをロスフラワーって考えたときに、花農家さんって出荷しない花って木系しか考えられないんですよね。
木系、形が悪いとかですね。規格外ですよね、僕に言う。
規格外というものは、例えばですが1輪しか咲かないお花が2輪咲いてしまったとか、
例えばガーベラとかであれば丸になるはずがちょっとだけ楕円になってしまっているとか、こういう花を処分しないといけないなんですけど、正直な話、ごくわずかです、はっきり言って。
よっぽどのミスがない限りごくわずかだし、そのミスをずっと毎回毎回続けている花農家さんはちょっと根本的に栽培方法を考えた方がいいんじゃないかな、
もうその花辞めた方がいいんじゃないかなレベルに僕は思っております。
なので数パーセントもいかへんぐらいの花かなっていうのが出てくるんですよね。
それって別に捨てるの嫌だ、これを売らないと生活できないとかいうレベルではないです。
もうあくまで自分で考えられる誤差レベルの話なので、言うたら悪いですけど数パーセントなんですよ。
チリウムも積もれることはあるんですけども、けどこの数パーセントのためにその農家さんが生活が苦しいとかそういうわけでもロスっていう規格外というのはもう計算内なのでそこまで困ってないという考え方ですよね。
最近じゃロスフラワーというか規格外商品というものは違う出し方できるんじゃないかなというのがちょっと思っておりまして、
規格外商品の価値
だからまんまるのガーベラが全ていいというわけでもなく、例えば2つ2輪付いてしまっているガーベラとかがあった場合、
それはそれでちょっと物の珍しさで希少価値としてレア商品として販売できるという方法というのは僕結構可能性があると思うんですよ。
ただめんどくさいんですよね。明らかに言うとめんどくさいからやらないだけなんで、もしそれが本当に例えば売上に困ってやらないといけないとなった状態であれば、
花農家さんはきっとその規格外を違うちょっと表現でしてレアな形、レア規格として販売まで持っていくと思うんですよ。
もし僕だったら持っていくのは間違いなく。しかしそれが、さっきも言ったように誤差レベルなんでロットが知れているプラスめんどくさっていうので、
そこに手間をかけるぐらいだったら普通の特急1級2級に手間をかけた方がマシだということなので、言うほどそこまで困ってないですね。
考えられる花を捨てないといけない、考えられるもう一つの原因は価格が暴落した時です。これしかないんですよね僕の中で。
例えば出荷するぐらいだったら出荷したらマイナスになるという状況ですよね。
だから運賃とか運賃、輸送費、資材費、箱、段ボール、スリープと呼ばれるセロハン、ペーパーとかでのお金が出荷するとかかってしまうからそれでマイナスになってしまう恐れがあるという時に捨てざるを得ないという時があるんですけど、
だからロスフラワーという言い方はもう価格が下がることしか存在しないんですよね。
だからそこってロスフラワーをどうかしようかじゃなくて、もう価格をどうかしてくれなんですよ。
その時って結局ロスフラワーをどう救うかというと安い時ってイコール供給が多い時なんですよ。
なので供給が多いのにさらにその供給を助けてくれっていう話になるともう元も子もないんですよね。
では結局そのロスフラワー価格が落ちたことによって現れたロスフラワーを供給が多すぎるから捨てなあかんから買ってくれってなったら本来売りたいお花が売れなくなるというか
もう本当に何をやってるのか分からないような状況になっていくと。
だから実際の問題はロスフラワーっていう理由で花農家さんが困るっていうのはほぼないって言ってもいいことになるんですよ。
結局価格の問題なんですよ。
だからロスフラワーで困ってるっていうことがないっていう結論になるんですよね。
花農家さんに関しては価格が安く値段が安かったら捨てなあかんっていうだけの話でそれしか現れないっていうことをちょっと頭に置いてもらったら
言うほど困ってないなっていうのが今日の結論になっております。
というわけで今日はちょっと短い感じになってしまいましたけども
週末日曜日ということで今日一日が皆さんにとって素敵な一日になりますようにどうもありがとうございました。