選ぶことの楽しさとその限界
みなさんおはようございます。こんにちは。花農家&花屋ラジオ、清水信之のここにいます。
普段は花農家と花屋をやりながら、新しい花の取り組みを行っているマルチフロリスト清水信之が、
花業界について明るく、楽しく、時には鋭く語っていく番組となっております。
というわけで、早速ですが今日のテーマですけども、
選ぶことが楽しいとは全ての人に当てはまらない、ということをテーマに話していきたいと思います。
なんかね、いろんなものを、飲食とかもそうですし、もちろんお花屋さんもそうですけど、
いろいろ選べますよが、全てお客さんが楽しくなるとは限らないなということをちょっと思ったんで、
話していきたいと思います。よろしくお願いします。
はい、そういうわけでしてね、前段でちょっと半分ぐらい話しちゃったんですけど。
飲食、ご飯屋さんとかもそうですけど、いろんなメニューがありますよって。
だからよく言われるのが、好きなもの作れますよとかいう個人料理屋さんとかもそうですし、
花屋さんって結構あるんですけども、好きな花束、好きなお花を言っていただけたら作りますよとか、
好きな感じで作れますよとか言うんですけど、
それを言える人って結構お花を聞く詳しい人というか、こだわりのある人なんですよ、結局。
どちらかと言ったらめっちゃこだわりがある人ですよね、そこまで行くと。
まあまあ花指定までしてくるってことは、やっぱり花のこと詳しい人でないと、この花使ってくださいとか言う。
仮に使ってくださいと言ったとしても、そのお花っていうのは若干オーソドックスなもの。
たとえば月日回りであったりとか赤いバラがとかいう感じで、本当に超オーソドックスなものは言われる可能性はあるかもしれないですけど、
それ以外の若干マニア花とか言われる。
花屋さんからしたらすごい珍しい花ですよとか、そういう珍しいニュアンスカラーとか今時のとか言う話は、
あくまで花屋さん側が知ってるだけの話であって、
消費者さんっていうのはそこまで絶対詳しくないですよ。
その中であまり詳しくないのにもかかわらず選べますよっていうことをすると、
もうちょっとマジわからへんっていう感じになりますよね。
僕多分ですが、ご飯とかは結構バッて選ぶんですが、服も選ぶな。
全く知らんところ、僕はデザートかな。
スイーツ系とかは結構言われても、まるで何が何だかわからない。
甘さ、甘すぎないとかなんとか風味とかよくわからへん。
これコーヒーも言えるな、僕。
コーヒーも酸っぱい系とか酸味が強いとかいろいろあるじゃないですか。
あれってめっちゃ知ってる人が言えるんで、それすらめんどくさいなっていう人って多いんですよね。
多いっていうか、ほぼ相応じゃないかなっていう感じがしますね。
どちらかって言ったら、やっぱり選べない人のほうが多いんですよ。
じゃあ選べない人が多いのもかかわらず、やっぱりいろんなメニューが多いっていうことは良しと、
ブル側は良しとしてるんですけどもちろんそれがスイーツの人に当てはまる、
もちろん選べることをめっちゃ喜ぶ人っていうのは一定数おるとは思ってもちろんね。
でもスイーツの人がそれに当てはまるとは限らないのかなっていうのはちょっと思いますよね。
だから僕が一番いいのは、選べるっていうのを残していてもいいんですけど、
オススメの重要性
基本オススメでいいと思うんですよ。
今のこの時期にこれはオススメですよと。
そのオススメっていうのは、売りたいものとかは絶対いいと思うんですけど、
ちょっと断るけど在庫処分とかそんなんではなくて、
ちゃんと心の底から、この時期のオススメのお花っていう意味で、
ちゃんと言うことを提案してあげれば、お客さんにとってもいいですし、
オススメのお花やからイコール、うちの場合もやっぱり売りたいお花っていうのがありますよね。
そういうことを考えるとオススメのお花っていうのは、やっぱりいいのかなとは思いますね。
だからオススメのお花っていうのは、選べないお客さんにとっては救いの手じゃないですけど、
在庫処理みたいなオススメとかいうような使い方はあんまりよろしくはないんですけど、
やっぱり飲食とかそうですよね。
この時期にこれめっちゃおいしいお魚とか言うとかあったときに、
そんな言うても一般客がどの時期にどのお魚がおいしいとかわからないところがあるじゃないですか。
それと一緒でお花でも、この時期にこのお花が最高にいいっていうのはわからないので、
僕はまずオススメでいいと思うんですよ結構。
それって推し売りじゃなくて、それを売ろうとしてるとかいうような思われる方もいらっしゃるかもしれないですけど、
いやそれは、私こんなの欲しくないって言う人はもう言うと思うんですよ、花から。
もうこんなのが欲しいですっていうような感じで。
ちょっとでもどうですか、悩んでる時点でもオススメでいいと思うので。
からかじめそういうお客さんがどちらかといえば多いっていうことを念頭に置いた上で、
日々オススメっていうものを用意しとくと、お客さんは結構喜ぶのかなって。
選択が苦痛になる人って多いのかなっていうのは思いましたね。
お客さん審理って言うとあれなんですけども、
いいものを選ぶに越したことはないんですよ、絶対に。
ただし、いいものを絶対買いたいというよりは、僕らはどちらかと言ったら、大きな失敗をしたくない。
大きな失敗をしたくないから、自分で選ぶことによってその失敗というものが失敗するっていうことを恐れているんじゃないのか。
一番回避してあげることがお客さんにとって一番いいことなんではないのかなっていうのが今回の結論ですよね。
失敗させないためにもオススメをちゃんと用意してあげるっていうのが、本当の売り手としての優しさなのかなと思っております。
というわけで、今日はちょっと短めになってしまいましたけども、
今日1日がみなさんにとって素敵な1日になりますように、どうもありがとうございました。