ひらい円蔵亭と春風亭かけ橋さん
シェアする落語の四家です。
今日6月11日日曜日、JR総武線平井駅南口出てしばらく歩いたところにあります、ひらい円蔵亭にてですね、春風亭かけ橋さん、若鮎を応援する会へ行って参りました。
ひらい円蔵亭、ずっと行きたかったんですね。何しろね、立場に演奏しようってのは、僕はもう子供の頃、月の家円鏡の頃からね、大好きでしたから、もう2ビート円鏡二人会とか覚えてますよ。
うん、すごかったんだから、もう大爆笑で。
もうね、立て続けにね、枕で立て続けにバババババババッとギャグを言って、当時の漫才ブームの漫才に対抗できる落語家の数少ない一人じゃなかったのかな。
とにかくね、爆笑王でした。あとラジオね。ラジオはね、すごかったな。ハッピーカムカムなんて日本放送でやってましたよね。
私、特設の世代ではないですけど、談志円鏡歌謡合戦なんてのは、もう今聞いても本当すごいですよね。
というですね、偉大な落語家、立場ね、円蔵師匠のですね、記念館みたいな建物、ご自宅のあったところですね、平井の師匠のスペースでいろんな落語家を開いていて、
今日は若鮎を応援する会で、春風亭かけ橋さん。ご存知の方も多いと思いますが、もともと柳家三三師匠のところで二つ目まで修行した後、いろいろあって、落語芸術協会に移り春風亭柳橋師匠のところでですね、前座から2つ目に昇進されたという方でございます。
お客さん結構入ってました。話が始まるあたりで、まくらで円蔵師匠の話をうまく絡めようとして、絡んだり絡まなかったりするあたりが二つ目っぽいなというところがあったんですが、落語に入って『かぼちゃ屋』はなかなかの出来でございました。
ちょこちょこちょこっと三三師匠っぽい調子もあるし、与太郎がね、与太郎ってみんなそれぞれやり方違うと思うんですけど、かけ橋さんの与太郎もかけ橋さんらしさみたいなものがしっかりあって、良かったですね。
ですが、かぼちゃ屋をやりきった後に、本当は円蔵師匠にちなんで道具屋をやるつもりだったのか、いつの間にか『かぼちゃ屋』になってたという衝撃の告白があって、えー!みたいな話でございました。
2席目は、おにぎやかに『蛙茶番』。これもね、なかなかしっとりとしていい感じの芸でございますね。
まあ蛙茶番ね、僕は大好きな話ですが、かけ橋さんらしさっていうのかな、あんまりこう無理やり跳ねないでじっくりじっくり攻めていく感じっていうんですかね、があって、独自の軽みもちょっと見えたりなんかして、僕は嫌いじゃないですね、この蛙茶番は。
ただね、この人はね、今も面白いけど、これからもっと面白くなる人だなっていう気がすごくしました。はい、楽しいですね。今度また聞いてみたいと思います。
実はかけ橋さん、法政大学落語研究会で、最近だとね、三遊亭萬橘師匠とか滝川鯉八師匠なんていうね、逸材を次から次へと排出しているところですが、僕も実は法政出身で、終わった後にちょっと、彼の世代と僕の世代は全く違うんで、建物がね、もう全然変わっちゃったりとかしてるんですけど、
ちょっと母校話に、花を咲かせさせていただいたりなんかしました。ほんの数十秒ですけどね。僕も母校の法政好きですので、出てきてくれるのはとっても嬉しいなっていうふうに思っています。
ますますご活躍を期待したいなと思いますし、ひらい円蔵亭がね、綺麗でね、ちんまりとした落語会スペースですけど、これがすごく気分が良くて、いいとこだなというふうに思いました。また何かの機会に行ってみたいと思いますし、かけ橋さんも何かの機会でまた聞いてみたいなというふうに思います。
かけ橋さん、ポッドキャストもやってますんで、これさっきチラッと聞いたんですけど、こっちもなかなか面白いし、FM軽井沢でやっている番組、これはかわら版、東京かわら版の井上さんだっけ?がやられている番組につい最近2回連続で出てて、かけ橋さんが喋ってるところはポッドキャストで聞けるので、これもちょっと皆さん検索してみてください。
ということで、シェアする落語の四家でした。ではまた。